JP6140462B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置の画面前方に透光性を有した部材を備えた遊技機に関する。
遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口、風車、図柄表示装置、電飾装置等の各種盤面部品を設けて遊技内容の多様性を図っている。例えば、遊技の進行中における入賞、その他の状況変化を契機として可動役物(装飾体)を種々の方向に動作させることにより演出効果を高めている。
例えば、遊技盤に設けられた始動入賞口に遊技球が入賞すると、遊技盤中の図柄表示装置に表示される図柄が変動を開始し、所定時間経過後に停止した図柄が予め定めた大当たり図柄となった場合に大当たり状態となり、遊技者が大量の出球を獲得できるようになっている。このような遊技機では、遊技の興趣を高めるために様々な表示演出が行われる。
例えば、特許文献1には、大当たりになると図柄表示装置の表示内容に連動して可動役物を左右に動作させる構成が開示されている。また、特許文献2には、図柄が所定の組合せになると、可動役物を遊技盤の前後方向に移動させる構成が開示されている。
従来の可動役物を進退動作させる機構にあっては、左右方向、或いは前後方向に単純に動作させたり、遊技盤面外にあった盤面部品が盤面内に出現するという程度の単純な変化に過ぎないため、可動役物の動作量や動作タイミングに変化を付与したとしても変化に乏しい内容となり易く、遊技者に退屈感を与え、興趣を低下させるという問題があった。
特に、大型の可動役物はその動作、変形動作が緩慢であり、迅速性に欠けるため、演出内容の迅速化、多様化に追従することができなかった。また、可動役物を大型化した場合には、動作、変形動作が更に緩慢になるばかりか、個々の部品の重量増大に起因して破損等の故障が発生しやすいという問題があった。
また、従来、モータ、ギア等からなる駆動機構によって可動役物を回転させたり、所定の軌道に沿って移動させる際に、可動役物を所定の位置に停止させようとしても、ギア、その他の駆動機構を構成する部品の寸法バラツキ、組み付け誤差等によって、正規の位置に正規の姿勢で停止させることができないことがあった。このような不具合は、大型であったり、重量が大きいために、慣性が大きく、正規位置に停止しにくい可動役物において頻発している。
このため、可動役物の停止時にとるべき正規の姿勢、正規の停止位置を確保することができずに外観の悪化や、演出上の不具合が発生するという問題があった。
また、遊技機においては、遊技盤面を流下する遊技球が遊技釘や役物で跳ね返って奥側に位置する画像表示装置、その他の部品類側に入り込むことを防止するために、遊技盤の開口部の後方であって画像表示装置の前方位置に入球防止板を配置するのが一般である。
入球防止板が画像表示装置の画面の一部、又は全部にかかる場合には、画面の視認性を妨げることがないように透明とするのが一般である。例えば、入球防止板を不透明にしたり、絵柄を設けると、画像表示装置の画面の映像の視認性を阻害するという問題があった。
しかし、限られたスペース内に種々の装飾手段を配置することによって多様な演出を実現することが求められている遊技機において、これまで入球防止板を配置するスペースは装飾用に有効に活用できないデッドスペースであり、この現状を改善する対策は一切講じられていなかった。換言すれば、入球防止板は透明とするのが常識であり、入球防止板を装飾用に使用するという発想はこれまでなかった。
以上のように、従来の可動役物の動作、変形動作は、単純なものが大半であり、意外性に乏しく、遊技の興趣を高めるには至っていない。また、従来の大型の可動役物はその動作、変形動作が緩慢であり、迅速性に欠けるため、演出内容の迅速化、多様化に追従することができなかった。更に、可動役物を大型化すると、故障が発生し易かった。
また、可動役物を所定の位置で、所定の姿勢で停止させようとしても、慣性、部品公差などによるガタ等によって、位置ずれ、形態ずれが発生し易かった。特に、大型で重量のある可動役物にあってはその傾向が著しかった。
また、画像表示装置の画面前方に入球防止板を配置する場合には、画面の視認性を悪化させないために透明とするのがこれまでの常識であり、入球防止板を配置するスペースや、入球防止板を装飾用に活用するという発想はなかった。
特開2004−195084公報 特開平06−007509号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、画像表示装置の画面前方に配置される透光性を有した部材が画面の視認性を低下させる可能性を低くすることを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る遊技機は、遊技盤と、遊技盤に配置される表示装置と、該表示装置の前方に配置され、該表示装置を前方から視認可能とする開口を備えた可動役物支持部と、該可動役物支持部の前記開口を塞いた状態で該可動役物支持部に固定され、少なくとも一部が透光性を有した単一の透光部と、を備えた遊技機であって、前記透光部は、前記開口内に視認される前記表示装置の画面の全部を覆うように配置され、且つその少なくとも一面に微細加工により形成された凹部から成る微細加工領域を備え、前記微細加工領域は、前記表示装置からの発光を透過させた時には視認が困難である一方で、前記透光部の外周部から内部に向けて光を照射したときに該光を反射させることにより視認が可能となることを特徴とする。
透光部とは、少なくとも一部に透光性を有した透光部を備えていればよい。透光性とは、透過率が極めて高い透明と、透明程透過率は極めて高くないが透視できる程度の透光性を広く含むものである。
請求項2の発明は、前記透光部を可動な状態で配置したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の遊技機において、所定に動作する可動役物を有した変形ユニットを備え、前記透光部を前記変形ユニットに配置したことを特徴とする。

画像表示装置の画面前方に配置される透光性を有した部材が画面の視認性を低下させる可能性を低くすることができる。



本発明の実施形態に係る遊技機の一例としての遊技機の構成例を示した全体正面図である。 外枠に対して遊技盤ユニット、及び内枠を開閉自在に組み付けた状態を示す斜視図である。 遊技盤ユニットの正面側分解斜視図である。 (a)及び(b)は本発明に係る可動役物が形態を変化させる前の状態を示す正面図、及び変化させた後の状態を示す正面図である。 役物ユニットの正面側分解斜視図である。 固定ユニットによる変形ユニットの支持構造を説明するための正面側分解斜視図である。 変形ユニットの構成を説明するための正面側分解斜視図である。 変形機構の構成を説明する要部の背面側斜視図である。 変形機構の背面側分解斜視図である。 変形機構における作動片のピンと各長穴との係合状態を示す背面側斜視図である。 作動片と揺動片との組み付け状態を説明する背面側分解斜視図である。 駆動部、可動役物支持部、変形機構、及び可動役物の初期動作を説明する図であり、(a)は役物ユニットの正面図であり、(b)は可動役物支持部と可動役物を省略した役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を予備係止した状態の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止した状態の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止して駆動部を駆動した初期状態の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止して駆動部を駆動した状態(可動役物の変形開始状態)の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止した状態(可動役物の変形完了状態)の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部の本係止を解除した状態の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部の本係止を解除して駆動部を第2の回転方向へ駆動した役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止した状態の役物ユニットの正面図である。 (a)及び(b)は係止装置が可動役物支持部を本係止して駆動部を逆転させた状態(可動役物の原形復帰完了状態)の役物ユニットの正面図である。 退避状態にある係止装置200の正面図である。 退避状態にある係止装置の先端部を示した斜視図である。 係止装置の分解図である。 各ラックギアと各駆動ギア部との対応関係を示す斜視図である。 図25の分解斜視図である。 (A)(B)及び(C)は非係止状態、予備係止状態、及完全係止状態における係止装置の状態を示す正面図である。 係止部を単一の部材として構成した場合の実施形態であり、(a)は退避状態、(b)は中間状態、(c)は突出状態を示す図である。 (a)(b)及び(c)は、係止部を単一の部材とした他の構成例の説明図である。 (a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る透光板を備えた変形ユニットの正面図である。 (a)(b)及び(c)は星形の状態を維持した可動役物と共に透光板が回転する状態を示した正面図である。 可動役物、可動役物支持部、透光板、駆動部の背面側の分解斜視図である。 透光板を保持した可動役物支持部と駆動部の背面側の分解斜視図である。 (a)及び(b)は変形ユニットに透光板を取り付けた状態を示す背面側斜視図、及び要部拡大図である。 可動役物支持部によって透光板を支持する構造を説明する要部拡大斜視図である。 (a)及び(b)は可動役物支持部が透光板を支持した状態を示す背面図、及びB−B断面図である。 (a)及び(b)は透光板とLEDとの関係を示す説明図である。 (a)乃至(d)は透光部に微細加工領域を形成する手順を示す説明図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る遊技機の一例としての遊技機の構成例を示した全体正面図である。
図1において、遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠300と、外枠300により一方の縦辺を回動可能に支持された内枠310と、を備えている。外枠300には遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。内枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、内枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、音声出力装置(スピーカ)312と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、押圧操作により演出態様を変更させるための演出ボタン314と、左右の演出用可動照明装置320L、320Rが設けられている。
内枠310の下側には、受皿ユニット315が設けられている。受皿ユニット315には、複数の遊技球を貯留する球皿部が設けられており、この球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有している。そして、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、遊技球が遊技領域3に発射されることとなる。
上記のようにして発射された遊技球がレール5a、5b間を上昇して玉戻り防止片5cを超えると、遊技領域3に到達し、その後遊技領域3内を落下する。このとき、遊技領域3に設けられた複数の釘や風車によって、遊技球は予測不能に落下することとなる。
次に、遊技盤2の遊技領域3の構成について説明する。
遊技領域3には、複数の一般入賞口18が設けられている。これら各一般入賞口18に遊技球が入賞すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出される。
また、遊技領域3の中央下側の領域には、遊技球が入球可能な始動領域を構成する第1始動口13および第2始動口14が設けられている。
この第2始動口14は、開閉扉14bを有しており、開閉扉14bが閉状態に維持される第1の態様と、開閉扉14bが開状態となる第2の態様とに可動制御される。従って、第2始動口14は、第1の態様にあるときには遊技球の入賞機会がなく、第2の態様にあるときには遊技球の入賞機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球すると、特別図柄判定用乱数値等を取得し、大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)が行われる。また、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球した場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域3の右側の領域には、遊技球が通過可能な普通図柄用のゲート15と、遊技球が入球可能な大入賞装置16とが設けられている。
このため、操作ハンドル311を大きく回動させ、強い力で打ち出された遊技球でないと、ゲート15と大入賞装置16には遊技球が通過または入賞しないように構成されている。
ゲート15において遊技球の通過を検出すると、普通図柄判定用乱数値を取得し、「普通図柄の当たり抽選」が行われる。
大入賞装置16は、通常は大入賞装置可動片(第1開閉片)16bによって大入賞口を閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、所定の特別遊技が開始されると、第1開閉片16bが開放されるとともに、この第1開閉片16bが遊技球を第1大入賞口内に導く受け皿として機能し、遊技球が大入賞口に入球可能となる。大入賞口に遊技球が入球すると予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらには、遊技領域3の最下部の領域には、一般入賞口18、第1始動口13、第2始動口14、大入賞装置16のいずれにも入球しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が設けられている。
また、遊技領域3の中央には開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える飾り部材6が設けられている。この飾り部材6の略中央部分(開放部)であって遊技盤の背面(後面)側には、液晶表示装置等からなる画像表示装置7が設けられている。
この画像表示装置7は、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技の進行に応じた画像を表示したりする。なかでも、後述する大当たり抽選の結果を報知するための3個の演出図柄8が表示され、特定の演出図柄8の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり抽選結果として大当たりが報知される。
具体的には、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、3個の演出図柄8をそれぞれスクロール表示するとともに、所定時間経過後に当該スクロールを停止させて、演出図柄8を停止表示するものである。また、この演出図柄8の変動表示中に、様々な画像やキャラクター等を表示することによって、大当たりに当選するかもしれないという高い期待感を遊技者に与えるようにもしている。
遊技盤2の左下方には、各種図柄を表示するための図柄表示装置9が設けられている。
受皿ユニット315の上面には、一般的にチャンスボタンと呼ばれる演出ボタン314が配置されている。演出ボタン314の操作は、例えば遊技中における特定のリーチ演出に際し、演出ボタン314の操作を促すガイダンスが画像表示装置7に表示されている間有効となる。
<役物ユニット40の実施形態>
次に、図2は外枠に対して遊技盤ユニット、及び内枠を開閉自在に組み付けた状態を示す斜視図であり、図3は遊技盤ユニットの正面側分解斜視図であり、図4(a)及び(b)は本発明に係る可動役物が形態を変化させる前の状態を示す正面図、及び変化させた後の状態を示す正面図であり、図5は役物ユニットの正面側分解斜視図であり、図6は固定ユニットによる変形ユニットの支持構造を説明するための正面側分解斜視図であり、図7は変形ユニットの構成を説明するための正面側分解斜視図であり、図8は変形機構の構成を説明する要部の背面側斜視図であり、図9は変形機構の背面側分解斜視図であり、図10は変形機構における作動片のピンと各長穴との係合状態を示す背面側斜視図であり、図11は作動片と揺動片との組み付け状態を説明する背面側分解斜視図である。
また、図12乃至図21は駆動部、可動役物支持部、変形機構、及び可動役物の動作を説明する図である。図12乃至図21の(a)は役物ユニットの正面図であり、(b)は可動役物支持部と可動役物を省略した役物ユニットの正面図である。
図2に示すように外枠300には、遊技盤ユニットU、及び内枠310が開閉自在に組み付けられている。
図3に示すように、遊技盤ユニットUは、遊技盤2の背面に、役物ユニット40、ベース枠体30、図示しない画像表示ユニット等を順次組み付けた構成を有している。即ち、遊技盤2の背面(後面)には、役物ユニット40を間に挟んで、前後方向に貫通する開口部30aを有したベース枠体(液晶ベース枠)30が組み付けられて、ベース枠体の背面側(後面側)には開口部30aを塞ぐように図示しない画像表示ユニット(画像表示装置、及び画像表示カバー)が組み付けられる。
本発明に係る遊技機における役物ユニット40は、第1の回転方向(正転方向)T1と第2の回転方向(逆転方向)T2へ回転(正逆回転)すると共に、第1の回転方向への回転時には第1の形態(図4(a)の形態)を維持し、第2の回転方向への回転時には第2の形態(図4(b)の形態)に変形する可動役物70と、可動役物を駆動する回転駆動装置100と、を備えている。
回転駆動装置100は、可動役物70を支持して第1、及び第2の回転方向へ回転する可動役物支持部101と、可動役物支持部101に対して所定の角度の範囲内で相対回転可能に係合し、可動役物支持部を第1、及び第2の回転方向へ回転駆動する駆動部150と、駆動部が第1の回転方向、及び第2の回転方向へ回転する際に夫々作動して可動役物70の形態を変化させる変形機構180と、を備えている。
可動役物70と回転駆動装置100は、変形ユニット60を構成している。
回転駆動装置100においては、駆動部150が第1の回転方向へ回転する時には、可動役物支持部101は駆動部と共に同方向へ回転し、可動役物70は図4(a)に示した第1の形態を維持する。一方、係止装置200が可動役物支持部の回転を停止させた状態で駆動部150が第2の回転方向に回転することにより、可動役物が図4(b)に示した第2の形態となる。駆動部150の回転方向の切替えにより変形機構180が作動して可変役物の形態を変化させたり、変化後の形態を維持する。
また、可動役物70が第2の形態に変形した後で、図5、図6に示した係止装置200による可動役物支持部101の回転停止を解除しつつ、駆動部150を第2の回転方向に回転させることにより、可動役物支持部と共に、第2の形態に変形した可動役物70が第2の回転方向へ回転する。
図5は役物ユニットの分解斜視図であり、役物ユニット40は、遊技盤2、或いはベース枠体30に固定される固定ユニット42と、可動役物70と回転駆動装置100を含んだ変形ユニット60と、を備える。更に、変形ユニット60の背面には透光板270が固定されている。変形ユニット60及び透光板270は、固定ユニット42の前面に設けた回転支持機構44によって回転自在に支持されている。
図6に示すように、固定ユニット42を構成する固定ベース部材43の前面には略環状の変形ユニット60を遊技盤面と並行な面内で回転自在に支持する回転支持機構44が配置されている。回転支持機構44は、固定ユニット前面に複数箇所設けられた軸受部材45を備えており、各軸受部材45は変形ユニット60を構成する可動役物支持部101の外周に設けた鍔状の被ガイドレール102を脱落不能、且つ回転自在に支持して安定回転させる手段である。軸受部材45は、固定ベース部材43に固定された軸受支持部45aと、軸受支持部45aによって回転自在に支持されたガイドローラ等から成る回転軸受部45bと、を有する。複数の回転軸受部45bは、被ガイドレール102の外周に沿って所定のピッチで配置され、回転軸受部45bの外周に設けられた周溝内に被ガイドレールの周縁を支持して回転自在に支持する。
環状の可動役物支持部101は、環状の駆動部150の前方において変形機構180を間に挟んで、駆動部に対して所定の回動角度の範囲内で相対回転(正逆回転)可能に支持されている。駆動部150がモータにより回転駆動されることにより、変形機構180、可動役物支持部101、及び可動役物70が駆動される。
また、固定ベース部材43の他の部位には、可動役物支持部101の回転を停止させたり、回転停止を解除する係止装置200が配置されている。
また、固定ベース43の一側縁に沿った部位には、可動役物70に電力を供給するための給電部47が配置されており、環状の駆動部150(或いは、可動役物支持部101)の外周に沿って配置されている摺動電極と摺接することにより、可動役物に搭載されたLED等に電力を供給する。
給電部47は、固定ベース43に固定されたベース部材47aと、ベース部材47aの内側面により支持された摺動電極47bと、駆動部、或いは可動役物支持部の外周に沿って配置された受電側の摺動電極47bと、を有する。摺動電極から入力された電力は駆動部、可動役物支持部等に沿って配線されたケーブルにより、可動役物支持部に搭載されたLEDに供給される。
また、固定ベース43の右下の隅部には、ステッピングモータ等のモータ51、モータの出力軸に固定された出力ギア52、出力ギア52と噛合する伝達ギア(二段ギア)53を備えた駆動機構50が配置されている。二段ギアである伝達ギア53は、小径ギア部で出力ギア52と噛合し、大径ギア部で駆動部150の外周に沿って配置された従動ギア部151と噛合して駆動部に回転方向への駆動力を伝達する。モータ51は、その回転方向を第1の方向(正転方向)と第2の方向(逆転方向)へ切替え可能であり、モータによる回転方向の切替えに応じて駆動部の回転方向を第1の回転方向(正転方向)と第2の回転方向(逆転方向)へ切り替える。
また、固定ベース43の適所には、フォトインタラプタから成るセンサ55を配置し、変形ユニット60側に設けた被検知部56を検知することにより、図示しない制御手段に対して変形ユニット60(70、100)の回転角度を報知するようにしている。
図7乃至図10に示すように、駆動部150には、その前後面に所定の周方向ピッチで環状の駆動部と同心円弧状にレイアウトされたガイド長穴(第1のガイドレーン)152が複数個貫通形成されている。各ガイド長穴152は、同形状である。
また、駆動部150上の各ガイド長穴152の内径側の面には、一端部(一端寄り部位)154aよりも他端部(他端寄り部位)154bの方が内径側に位置するカム長穴(第2のガイドレーン)154が貫通形成されている。つまり、ガイド長穴152は、その一部位が外径側寄り位置にあり、他の部位が内径側寄り位置にあるため、後述する第2のピン112がガイド長穴内を移動する際に外径側から内径側へ移動することとなる。
可動役物支持部101の前面には、駆動部側の各ガイド長穴152と対応する位置関係で同形状の複数の作動片110が可動役物支持部の前面と並行に可動な状態で配置されている。図7、図10、図11等に示すように各作動片110はその一端に設けた回動軸支部110a(軸穴、又は軸突起)を可動役物を構成する揺動片71間の連結部73(可動側連結部73b)により回動自在に軸支される。一方、作動片110の他端側の背面には第1のピン111が突設されており、第1のピン111は可動役物支持部101に貫通形成された丸穴である挿通穴103に挿通されて先端部を駆動部へ向けて突出させている。そして、各第1のピン111の先端は夫々駆動部の各ガイド長穴152内に遊動的に嵌合する。駆動部が可動役物支持部101に対して相対回転すると、各第1のピン111は各ガイド長穴152内を相対的に移動する。
また、可動役物支持部101の挿通穴103の周方向に隣接する位置には、可動役物支持部の周方向と交差する方向へ延びる作動片ガイド長穴(第3のガイドレーン)104が貫通形成されている。
各作動片110の背面には第2のピン112が突設されており、第2のピン112は作動片ガイド長穴104内に先端を遊動的に嵌合させている。また、第2のピン112は駆動部に貫通形成したカム長穴154内に同時に遊嵌している(図10、図11)。
つまり、各作動片110は、駆動部が可動役物支持部に対して相対的に移動する過程で、ガイド長穴152内に支持された第1のピン111を中心として回動軸支部110aが設けられた一端側を内外径方向に回動(揺動)させることができる。この際、第2のピン112が作動片ガイド長穴104とカム長穴154内に沿って内外径方向へ相対的に移動するため、作動片の一端部が所定の軌道で内外径方向へ回動することとなる。
即ち、第1のピン111を駆動部に設けたガイド長穴152内に遊嵌させているため、駆動部と可動役物支持部とが相対回転することにより、第1のピン111がガイド長穴152内を周方向へ相対的に移動する。駆動部が第1の回転方向T1に回転しているときには図12に示すように第1のピン111がガイド長穴152の一端部152aに当接して第1の回転方向に付勢されるので、作動片(第1のピン)を介して可動役物支持部101も同回転方向へ回転駆動される。この時、作動片は図示のような退避位置にある。
つまり、駆動部150が第1の回転方向T1に回転している時には第2のピン112は図12に示すように作動片ガイド長穴104の一端部104a寄りに位置していると同時に、カム長穴154の一端部154a側に位置しているため、第1のピン111を中心として内外径方向へ回動する作動片110は、同図に示したように可動役物支持部101の内周縁から外径側に退避した退避位置に位置している。
係止装置200により可動役物支持部101を停止させた状態で、駆動部150を第2の回転方向T2へ回転させると、図14乃至図17に示すように、作動片の他端部に設けた第2のピン112が、カム長穴154内を他端部154bへ向けて移動すると同時に、作動片ガイド長穴104内を他端部104bへ向けて移動するため、作動片は第1のピン111を中心として内径方向へ回動し、一端側を内側に突出させる。このため、作動片の一端部に設け回動軸支部110aにより可動側連結部73bを軸支された揺動片71は星形に変形する。
次いで、可動役物支持部101の回転停止を解除して駆動部150を第2の回転方向に回転させると、可動役物70は星形を維持したまま第2の回転方向へ回転する。
また、図12(b)等に示すように、駆動部150の前後面の他の部位には、周方向へ延びる位置決め用長穴156が貫通形成されている。また、可動役物支持部101の背面にはこの位置決め用長穴156内に入り込む板バネ(弾性部材)120が配置されている。板バネ120は、一端を可動支持部の背面に固定され、他端(先端)を位置決め用長穴156の内周縁156cと圧接するように付勢されている。図12(b)に示すように作動片110が退避位置にある時には板バネ120は位置決め用長穴156の一端156a寄りに位置しており、この時板バネの先端部は内周縁156cに設けた係止突起156dにより他端156bへの移動を阻止されている。このように板バネは作動片110が退避位置にあり、且つ駆動部150及び可動役物支持部101が第1の回転方向T1に回転している時に駆動部に対して可動役物支持部が相対回転しないように仮係止する機能を果たす。
一方、可動役物支持部101が係止装置200の係止部210によって回転を停止させられている時に、駆動部150が第2の回転方向T2に回転すると、可動役物支持部に固定された板バネに対して位置決め用長穴156が第2の回転方向へ回転する。このため、係止突起156dによりそれまで係止されていた板バネ先端の係止が解除されて、板バネ先端が相対的に係止突起156dを乗り越えて他端156bへ向けて移動する。他端156の手前の内周縁156cには他の係止突起156eが設けられており、他端156bへ移動する過程で板バネ先端がこの他の係止突起156eを乗り越えて逆戻りできないように係止された状態となる(図17、図18)。係止突起156eにより板バネ先端部が係止されることにより、駆動部及び可動役物支持部が第2の回転方向T2に回転している時に駆動部に対して可動役物支持部が相対回転しないように仮係止する機能を果たす。
作動片ガイド長穴(第3のガイドレーン)104、作動片110、第1のピン111、第1のピン112、ガイド長穴(第1のガイドレーン)152、カム長穴(第2のガイドレーン)154は、変形機構180を構成している。
また、各長穴(ガイドレーン)104、152、154は、ピンが嵌合して移動できればよいので、溝、突条(壁)であってもよい。従って、ガイドレーンとは、長穴、溝、突条等のガイド部を全て含む概念である。
変形機構180では、駆動部に設けたガイド長穴152内に作動片110の他端部寄り位置に設けた第1のピン111を周方向へ進退自在に係合させることにより、可動役物支持部がガイド長穴の周方向長の範囲内で相対回転可能に構成されており、第2のピン112が各長穴104、154内を内外径方向へ移動する際に作動片が内外径方向へ回動して変形機構を作動させる。
即ち、変形機構180は、可動役物70を第1の形態と第2の形態との間で相互に変形させる手段である。換言すれば、変形機構は、可動役物70を第1の形態(退避位置)に維持したり、第1の形態から第2の形態(突出位置)に変形させたり、第2の形態を維持したり、更には第1の形態に復帰させる手段である。
変形機構180は、駆動部150と可動役物支持部101が第1の回転方向T1に一体回転している時には可動役物を第1の形態に維持し(図12、図13)、可動役物支持部が停止し、且つ駆動部が第2の回転方向T2に回転した時に可動役物を第2の形態に変形させる(図14乃至図17)。続いて、可動役物支持部の回転停止を解除した状態で駆動部により可動役物支持部を第2の回転方向へ回転させると、可動役物は第2の形態を維持した状態で第2の回転方向へ回転し続ける(図18、図19)。次いで、回転役物支持部の回転を停止させ、この状態で駆動部を第1の回転方向へ回転させると、可動役物は第1の形態に戻る(図20)。可動役物支持部の回転停止を解除してから駆動部により可動役物支持部を第1の回転方向へ回転させると可動役物が第1の形態を維持したまま第1の回転方向へ回転を続ける(図21)。
変形機構180の他の特徴的な構成、動作は以下の通りである。
即ち、変形機構180は、駆動部150に同心円弧状(駆動部の移動方向と並行)に形成されたガイド長穴152と、ガイド長穴の内径側の駆動部上に形成されて一端部154aよりも他端部154bの方が内径側に位置するカム長穴154と、可動役物支持部101の前面側に配置された作動片110と、作動片に突設され、可動役物支持部に形成された挿通穴103を介してガイド長穴内に遊動的に嵌合した第1のピン111と、可動役物支持部に形成されて該可動役物支持部の周方向と交差する方向へ延びる円弧状の作動片ガイド長穴104と、作動片110に突設されカム長穴と作動片ガイド長穴内に遊動的に嵌合する第2のピン112と、を備える。更に、第1のピン111がガイド長穴152内を周方向へ相対的に移動する範囲内において、駆動部と可動役物支持部とは相対回転可能であり、第1のピンがガイド長穴の一端部152aに当接しているときに、駆動部を第1の回転方向T1に回転させると、作動片(の第1のピン)を介して可動役物支持部が第1の回転方向へ回転駆動される。また、第1のピンがガイド長穴の他端部152bに当接しているときに、駆動部を第2の回転方向T2に回転すると、作動片(の第1のピン)を介して可動役物支持部は第2の回転方向へ回転駆動される。更に、第2のピン112が作動片ガイド長穴104の一端部104a側に位置していると同時に、カム長穴154の一端部154a側に位置している時には、作動片は外径側に退避した退避位置にあり、第2のピンが作動片ガイド長穴の他端部154b側に位置していると同時に、カム長穴の他端部104b側に位置している時には、作動片は第1のピンを中心として、内径側に突出した突出位置に回動する。第1ピン111を中心とした作動片の回動に際しては、第2のピン112が作動片ガイド長穴104によりガイドされながら内外径方向へ回動する。
ガイド長穴152は、本例では環状の駆動部150の回転方向と並行な方向、即ち駆動部と同心円状に設けられているが、ガイド長穴の延びる方向は駆動部の移動方向と並行な方向であればよい。
カム長穴154は、少なくともその一部が内径方向から外径方向へ延びることにより、第2のピンを内外径方向へ案内するように構成されていればよい。
作動片ガイド長穴104は、ガイド長穴152内に位置する第1のピン111を中心として作動片が回動する際に、第1のピン111を回転中心として第2のピン112が円弧状の軌道で回動できるように円弧状の構成されている。
次に、図7、図11乃至図21に示すように、可動役物70は、複数の細長い揺動片71と、各揺動片の両端部を回動自在に連結(軸支)する連結部73と、を有する。連結部73は、各揺動片の端部間を回動自在に軸支する回動軸を有している。連結部73は、固定側連結部73aと、可動側連結部73bとを交互に配置したものである。
複数の連結部73のうちの固定側連結部73aはその回動軸部を可動役物支持部101の前面適所によって回動自在、且つ移動不能に軸支されており、回動軸部は可動役物支持部の内周縁よりも内側には突出しない。
また、可動側連結部73bは、その回動軸部を作動片110の一端前面に設けた回動軸支部110aに軸支されることにより、作動片110の第1のピン111を中心とした内外径方向への回動(揺動)に応じて内外径方向へ進退するように構成されている(図11)。可動側連結部73bが内径方向へ移動することにより可動役物は星形となる。
図12乃至図15に示したように各作動片110が退避位置にある時には、回動軸支部110aに軸支された可動側連結部73bが外径方向に退避しているため、可動役物70は略環状に拡大した状態(第1の形態)を維持し、可動役物支持部101の内周縁よりも外径側に退避した状態にある。
一方、可動役物70は、図17乃至図20に示したように各作動片110の一端部(回動軸支部110a)が内径側へ突出した突出位置にある時には、可動側連結部73bを内径方向に突出させることにより星形に変形した状態(第2の形態)となり、可動役物支持部101の内周縁よりも内側に大きく突出した状態となる。
つまり、可動役物70は、各作動片110の一端部(回動軸支部110a)により各可動側連結部73bを回動自在に軸支されることにより、各作動片の他端(第1のピン111)を中心とした作動片の回動動作によって環状の退避姿勢と、星形の変形姿勢との間を変形できるように構成されている。
なお、各作動片110が対応する各揺動片71の背面に隠れるように、その寸法、形状等を構成することにより、前方から作動片を視認できないようにすることができる。
図6に示した給電部47を構成する摺動電極47bと接続されたケーブルは、各作動片110を経由して各揺動片71に配線されて揺動片71に搭載された図示しないLED等の電気部品に供給される。
次に、上記の構成を備えた回転駆動装置100において可動役物を第1の形態と第2の形態との間で相互に変形させる手順について説明する。
まず、図12に示したように可動役物70が第1の形態にあるときには、第1のピン111はガイド長穴(第1のガイドレーン)152の一端部152a(第1の回転方向上流側端部)に当接した状態にあり、第2のピン112は作動片ガイド長穴(第3のガイドレーン)104の一端部104a寄りに位置していると同時に、カム長穴(第2のガイドレーン)154の一端部154a(第1の回転方向上流側端部)側に位置している。
また、このとき板バネ(弾性部材)120は、位置決め用長穴156の一端156a(第1の回転方向上流側端部)寄りに位置しており、板バネの先端部は係止突起156dにより他端156bへの移動を阻止されている。
この状態でモータ51を第1の回転方向(正転方向)へ駆動して伝達ギア53を第1の回転方向T1へ回転させると、駆動部外周の従動ギア部151を介して駆動部150が第1の回転方向T1へ回転駆動される。駆動部が第1の回転方向へ回転駆動される時には、ガイド長穴152の一端部152aが第1のピン111を同方向へ回転駆動するため、第1のピンと一体化された作動片110を介して可動役物支持部101も第1の回転方向へ回転する。この時、作動片110は可動役物支持部の内周縁よりも外径側に退避している(作動片の一部が該内周縁よりも内側に位置していても差し支えない)。このため、可動役物70は第1の形態(退避姿勢)にある。この状態で駆動部を第1の回転方向へ回転し続けても可動役物は第2の形態には変形しない。つまり、変形機構180は、駆動部が可動役物支持部と共に第1の回転方向へ回転する時には、可動役物を第2の形態に変形させるためには作動しない。この時、板バネ120による係止作用により、駆動部と可動役物支持部とが相対回転せずに一体的に第1の回転方向へ回転をする。
次に、可動役物70を第2の形態に変形させるためには、モータ51の第1の回転方向への回転を停止させた上で、係止装置200によって可動役物支持部の回転を停止させ(図13、図14)、更に図15に示すようにモータを逆転させて駆動部150だけを第2の回転方向T2へ回転開始させる必要がある。可動役物支持部が回転を停止した状態で駆動部150が第2の回転方向へ所定角度(ガイド長穴152の周方向長分)回転すると、変形機構180が作動して可動役物を第2の形態に変形させることができる(図15乃至図17)。続いて可動役物支持部の停止を解除して駆動部を第2の回転方向へ回転すると、第2の形態に変形した可動役物を支持した可動役物支持部が第2の回転方向へ回転を継続する(図18、図19)。
即ち、可動役物支持部101が回転を停止した状態で駆動部が第2の回転方向へ回転すると、ガイド長穴の一端部152aに位置していた第1のピン111がガイド長穴152内を相対的に(第2の回転方向上流側へ)移動し、他端部152bに当接するまで移動する。この移動の過程で、当初作動片ガイド長穴104の一端部104aと、カム長穴154の一端部154aに当接していた第2のピン112は、作動片ガイド長穴の他端部104bと、カム長穴の他端部154bに当接するまで相対的に移動する(図15乃至図17)。このため、作動片は第1のピン111を中心として他端部(回動軸支部110a)を内径方向へ回動させることができ、可動役物支持部の内周縁よりも内径側に突出した突出位置に回動する。このため、作動片の一端部に軸支された可動側連結部73bが内径側へ移動し、その結果可動役物を第2の形態に変形させる。
なお、カム長穴154の一端部154aは他端部154bよりも外径側に位置しているため、第2のピン112が一端部154aと接している時(一端部寄りに位置する時)には、作動片は図12等に示したように外径側に退避している。一方、第2のピン112が他端部154bと接している時(他端部寄りに位置する時)には、作動片は図17に示したように内径側に突出する。第2のピン112はカム長穴154内に嵌合すると同時に、作動片ガイド長穴104内にも嵌合しており、作動片ガイド長穴104によって内外径方向へ案内されるからである。
次に、可動役物支持部101が回転を停止している時に、駆動部150が第2の回転方向T2に回転すると、可動役物支持部に固定された板バネ120に対して位置決め用長穴156が第2の回転方向へ回転するため、係止突起156dによりそれまで係止されていた板バネ先端の係止が解除されて、板バネ先端が相対的に係止突起156dを乗り越えて他端156bへ向けて移動する(図16、図17)。板バネの先端部は他の係止突起156eにより係止されることにより、可動役物支持部と駆動部との相対移動を禁止した状態となる。
この状態で可動役物支持部の回転停止を解除し(図18)、且つ駆動部を第2の回転方向へ回転させることにより、第1のピン111(作動片)がガイド長穴152の他端部152bによって第2の回転方向へ付勢されるため、可動役物は第2の形態を維持したまま第2の回転方向へ回転を続けることとなる(図19)。
第2の形態に変形した状態にある可動役物を第1の形態に戻す場合には、まず係止装置200によって可動役物支持部101の第2の回転方向T2への回転を停止させる(図20)。可動役物支持部の回転が停止してから(或いは、回転停止と同時に)モータ51の回転方向を切り替えて駆動部150だけを第1の回転方向へ逆転開始させる。すると、ガイド長穴152の他端部152b側に位置していた第1のピン111がガイド長穴の一端部152aに向けて相対的に移動する。第1のピンの相対移動と並行して、それまで作動片ガイド長穴104の他端部104bと、カム長穴154の他端部154bに位置していた第2のピン112が各長穴の一端部104a、一端部154aに向けて移動しこれらに当接するまで移動する。
この第2のピン112の移動の過程で作動片は第1のピン111を中心として外径側へ回動し、可動役物70を環状の退避位置に移動させることができる(図21)。
次いで、係止装置による可動役物支持部の回転停止を解除させた上で、駆動部及び可動役物支持部を第1の回転方向へ回転させると、可動役物は退避位置の形状を維持したまま回転を続ける(図12)。
尚、図13の状態では、係止装置200を構成する2つの係止部210は、可動役物支持部101の外周に設けた凹所である被係止部115内に少し入り込んだ状態にあり、被係止部の回転方向両内壁を強固に係止した状態にはない。つまり、この状態では、係止部の先端部間の間隔よりも凹所115の回転方向幅の方が大きいため、その寸法差の分だけ可動役物支持部は回転方向へ移動可能である。換言すれば、凹所の回転方向幅W4は、図14に示した突出位置に達する前の係止部の先端部間隔よりも広く設定されている。
その後、図14の状態になった時に2つの係止部210が最大限に拡大して被係止部の回転方向両内壁に当接し、可動役物支持部の回転を完全に阻止する。
本実施形態では、当初から係止部を最大限に拡大させず、係止部の先端部が凹所内に入り込む際には係止部の先端部間隔を狭くしている。このことにより、係止部先端部を凹所115内に確実に入り込ませることが可能となる。即ち、モータを停止させて可動役物支持部の回転を停止させた際の凹所115の停止位置(停止角度)が規定の停止位置から多少のバラツキを有する場合であっても、このように先端部の間隔を狭くした係止部を用いれば幅の広い凹所内に確実に先端部を差し入れることができる。
係止部の先端部を凹所内に差し入れた後で、係止部を拡大させることにより、可動役物支持部の停止位置を補正して規定位置に確実に停止させることができる。
上記実施形態では、駆動部及び可動役物支持部を環状体として構成したが、これは一例に過ぎずどのような形状であってもよい。また、可動役物についてもどのような形状、変形態様であってもよい。
このように本発明の遊技機によれば、駆動部の駆動力を変形機構を介して可動役物支持部に伝達して回転方向を切り替えることにより、可動役物支持部によって支持された可動役物の形態を大きく変化させることができる。
このため、可動役物の形状、変形態様を種々選定することができ、遊技内容に意外性を付与し、遊技者による興趣を高めることができる。特に、駆動部による回転方向の変化に応答性良く反応して可動役物を変形させることができるように構成された変形機構180を採用したため、遊技内容の迅速化に柔軟に対応することができる。しかも、変形機構を含む回転駆動装置100は構成がシンプルであり、強度が高いため、大型で重量のある可動役物に適用した場合であっても、その耐久性を高く維持することができる。
また、本実施形態では、遊技盤中央に配置される画像表示装置の前方に変形ユニット60を配置し、可動役物は非変形時には画像表示装置から退避した位置にあるが、変形時には画像表示装置前方に突出して遊技内容と関連のある形態となるため、画像表示装置上の映像とのコラボレーションによる演出を効果的に発揮させることができる。
また、可動役物を原形に復帰させるための動作は駆動部をそれまでと異なった方向に回転させればよく、変形動作を極めて迅速化することができる。
特に、従来の大型の可動役物はその動作、変形動作が緩慢であり、迅速性に欠けるため、演出内容の迅速化、多様化に追従することができなかった。本発明では、大型の可動役物であっても、駆動部の高速回転、急な回転方向の切替動作に柔軟に追従して可動役物を変形させたり、原形復帰(他の形態への変形)させることが可能となる。
(役物ユニット40の構成、作用、効果のまとめ)
第1の発明に係る遊技機は、第1の回転方向と第2の回転方向へ回転すると共に、第1の回転方向への回転時には第1の形態を維持し、第2の回転方向への回転時には第2の形態に変形して回転する可動役物70と、可動役物を支持して第1、及び第2の回転方向へ回転する可動役物支持部101と、可動役物支持部と相対回転可能に係合し、該可動役物支持部を第1、及び第2の回転方向へ回転駆動する駆動部150と、を有した可動役物の回転駆動装置を備え、駆動部の第1の回転方向への回転時には、可動役物支持部は該駆動部と共に同方向へ回転し、可動役物支持部の回転を停止させてから駆動部が第2の回転方向に回転することにより、可動役物が第2の形態となることを特徴とする。
可動役物支持部が回転を停止されていない場合、駆動部を第1の回転方向と第2の回転方向へ回転させることにより、可動役物支持部を二方向へ回転させる。可動役物支持部の回転を停止した状態で駆動部を第1の回転方向、或いは第2の回転方向に回転すると、可動役物支持部によって支持された可動役物が形態を種々変化させることができる。これによれば可動役物の変形の態様を大きく変化させることが可能となり、意外性をもった変形態様とすることができる。
第2の発明は、可動役物が第2の形態に変形した後で、可動役物支持部の回転停止を解除して、駆動部により可動役物支持部を第2の回転方向に回転させることにより、可動役物が第2の形態を維持しつつ第2の回転方向へ回転することを特徴とする。
第2の形態への変形後は、可動役物支持部の回転停止を解除してから駆動部を第2の回転方向へ回転させれば、可動役物は第2の形態を維持したまま第2の回転方向へ回転を継続することができる。
第3の発明は、可動役物が第2の形態を維持しつつ第2の回転方向へ回転している時に、可動役物支持部の回転を停止させてから駆動部が第1の回転方向に回転することにより、可動役物を第1の形態に復帰させることを特徴とする。
第1の形態への復帰のためには、可動役物支持部の回転を停止させてから駆動部を第1の回転方向へ回転させればよい。
第4の発明は、可動役物を第1の形態と第2の形態との間で相互に変形させる変形機構を備え、変形機構は、駆動部と可動役物支持部が第1の回転方向に回転している時には可動役物を第1の形態に維持し、可動役物支持部が停止し、且つ駆動部が第2の回転方向に回転した時に可動役物を第2の形態に変形させ、可動役物支持部の回転停止を解除して、駆動部により可動役物支持部を第2の回転方向に回転させることにより、可動役物が第2の形態を維持しつつ第2の回転方向へ回転し、可動役物が第2の形態を維持しつつ第2の回転方向へ回転している時に、可動役物支持部の回転を停止させた状態で駆動部が第1の回転方向に回転することにより、可動役物を第1の形態に復帰させることを特徴とする。
駆動部と可動役物支持部との間に配置される変形機構が可動役物の変形、原形復帰を可能としており、変形機構の具的な形態は、図示した実施形態には限定されない。
第5の発明は、変形機構は、駆動部に同心円弧状に形成された第1のガイドレーンと、駆動部上に形成されて一端寄り部位よりも他端寄り部位の方が内径側に位置する第2のガイドレーンと、可動役物支持部の前面側に配置された作動片と、該作動片に突設され、可動役物支持部に形成された挿通穴を介して第1のガイドレーン内に遊動的に嵌合した第1のピンと、可動役物支持部に形成されて該可動役物支持部の周方向と交差する方向へ延びる第3のガイドレーンと、作動片に突設され第2のガイドレーンと第3のガイドレーン内に遊動的に嵌合する第2のピンと、を備え、第1のピンが第1のガイドレーン内を周方向へ相対的に移動する範囲内において、駆動部と可動役物支持部とは相対回転可能であり、第1のピンが第1のガイドレーンの一端部に当接しているときに、駆動部を第1の回転方向に回転させると、作動片を介して可動役物支持部が第1の回転方向へ回転駆動され、第1のピンが第1のガイドレーンの他端部に当接しているときに、駆動部を第2の回転方向に回転すると、作動片を介して可動役物支持部は第2の回転方向へ回転駆動され、第2のピンが第3のガイドレーンの一端部側に位置していると同時に、該第2のガイドレーンの一端部側に位置している時には、作動片は外径側に退避した退避状態にあり、第2のピンが第3のガイドレーンの他端部側に位置していると同時に、第2のガイドレーンの他端部側に位置している時には、作動片は第1のピンを中心として、内径側に突出した突出状態に回動することを特徴とする。
変形機構は、駆動部に形成された第1及び第2のガイドレーン、可動役物支持部に形成された第3のガイドレーン、第1のガイドレーンによってガイドされる第1のピン、及び第2、及び第3のガイドレーンによってガイドされる第2のピンを備えた作動片と、を備えている。駆動部が第1の回転方向、第2の回転方向へ回転する過程で、変形機構が作動して可動役物を変形、原形復帰させる。構成をシンプル化できるため、可動役物を大型化した場合においても、耐久性を維持できる。
第6の発明は、可動役物は、複数の揺動片と、各揺動片を回動自在に軸支する連結部と、を有し、連結部は、可動役物支持部によって軸支された固定側連結部と、作動片の一端部により軸支された可動側連結部とを交互に配置した構成を備え、第1のピンを中心として作動片が回動した時に前記可動側連結部が移動するように構成したことを特徴とする。
可動役物は、作動片の一部に軸支されることにより変形、原形復帰が可能となる。作動片を回動、揺動させるだけで可動役物を変形させ、且つ変形した状態で回転させ続けたり、変形前の状態で回転させ続けることができる。
<係止装置の実施形態>
次に、図12乃至図21、図22乃至図29により、可動役物支持部の回転を停止させたり停止を解除する係止装置について説明する。
図22は退避状態にある係止装置200の正面図であり、図23は退避状態にある係止装置の先端部を示した斜視図であり、図24は係止装置の分解図であり、図25は各ラックギアと各駆動ギア部との対応関係を示す斜視図であり、図26は図25の分解斜視図であり、図27(A)(B)及び(C)は非係止状態、予備係止状態、及完全係止状態における係止装置の状態を示す正面図である。
係止装置の概要は以下の通りである。
係止装置200は、係止部210を可動役物支持部(可動部)101に向かって進退させ、係止部が非係止状態から完全係止状態に移行した時に可動役物支持部101の動作を停止させ、係止部が完全係止状態から非係止状態に移行した時には可動役物支持部の停止を解除する手段である。
更に具体的には、係止部は非係止状態(退避状態=第1の状態)から完全係止状態(突出状態=第2の状態)に移行する過程の予備係止状態(中間状態=第3の状態)で、可動役物支持部(可動部)を不完全に係止(予備係止)した状態となり、この予備的な係止状態になった後、突出状態において完全係止状態となるまでの間に更に姿勢や位置を変化させて可動役物支持部を完全に係止して回転を停止させた状態となる。予備的な係止状態では、可動役物支持部は係止部によって所定の角度範囲で回転が可能な程度に回転を制限されている。
また、係止装置200は、可動役物支持部(可動部)を係止しない退避状態(第1の状態)と、可動役物支持部を係止して該可動役物支持部の動作を停止させる突出状態(第2の状態)との間で状態を変化させる(変形、進退、移動する)係止部210を有し、係止部は、退避状態と突出状態との間の中間状態(第3の状態)において可動役物支持部を予備的に係止し(図13(a))、突出状態に達する手前、或いは達したときに可動役物支持部を完全に係止して該可動役物支持部の動作を停止させる(図14(a))。
本実施形態に係る係止装置200は、可動役物支持部101の移動方向(動作方向、回転方向)に沿った先端部間隔W1が最も狭い第1の姿勢(図27(A))と、移動方向に沿った先端部間隔W3が中間状態である第3の姿勢と(図27(B))と、可動役物支持部の移動方向に沿った先端部間隔W2が最大に拡大する第2の姿勢(図27(C))との間で相互に変形が可能な複数、本例では2つの係止部210を備え、各係止部は、退避状態(非係止状態)から中間状態(予備係止状態)を経て突出状態(完全係止状態)に変形、移動する過程で第1の姿勢から第3の姿勢を経て第2の姿勢に姿勢を変化させる。
退避状態(退避位置)における第1の姿勢では2つの係止部の先端部間隔W1が最も狭く、中間状態(中間位置)における第3の姿勢では2つの係止部の先端部間隔W3が可動役物支持部の一部(被係止部115の内壁)を予備的に係止可能な程度に広くなっており、更に突出状態(突出位置)における第2の姿勢では2つの係止部の先端部の間隔W2が可動役物支持部(被係止部115の両内壁)を確実に係止して可動役物支持部の回転を阻止し得る程度に最大となっている。
本例における各係止部の先端部は同じ形状ではなく、図示したように一方の係止部の先端部の凹部内に他方の係止部先端部の凸部が入り込んだ形状をしており、第1の姿勢では両先端部の凹部と凸部が嵌合して略直角状の角部を形成している。このため、退避状態における形状をコンパクト化することができる。
なお、退避状態、及び中間状態における係止部の姿勢を第3の姿勢(予備係止可能な姿勢)とするようにしてもよい。この場合には、係止部は退避状態から中間状態に達するまで第3の姿勢を維持し、中間状態から突出状態に達するまでの間に第2の姿勢となる。
係止部210による特徴的な係止動作は、可動役物支持部を係止していない退避状態(第1の状態)と、可動役物支持部を不完全に係止(予備係止=所定の範囲内で回転可能)する中間状態(第3の状態)と、可動役物支持部を規定の停止位置、停止角度で完全に回転停止させる突出状態(第2の状態)とを有する点である。退避状態では係止部の先端部間の間隔は最小間隔W1であり、中間状態では係止部の先端部間の間隔は中間間隔W3であり、突出状態では係止部の先端部間の間隔は最大間隔W2となる。
中間状態では、係止部は、先端部間隔W3が被係止部の幅W4よりも少しく狭いため、可動役物支持部を正規の停止位置に位置決めすることはできないが、被係止部内に入り込みやすい形状となっている。
係止部は、可動役物支持部を係止開始(予備係止)してから突出状態に達するまでの間に第3の姿勢から第2の姿勢に変化することにより、遅くとも突出状態に達した時点では可動役物支持部の係止(回転の完全停止)を完了するように動作する。
即ち、本例に係る係止部210は、常時には駆動機構250によって退避状態に保持されているが、駆動機構が押圧部230を可動役物支持部に向けて付勢することにより係止部が突出状態に移動した時に、中間状態を経て突出状態に移行する。この時、係止部は軸部210aを中心として開放動作するのみならず、係止部支持部212により可動役物支持部に向けて所定距離押し出される。この押出し動作によって係止部は完全に被係止部115である凹所内に入り込むことができる。
次に、本実施形態に係る係止装置200は、係止部210を第1の姿勢(狭い間隔W1)と第3の姿勢(中間間隔W3)と第2の姿勢(最大間隔W2)との間で変形自在に支持すると共に可動役物支持部に向けて進退する係止部支持部212と、係止部支持部に固定した第1のラックギア214と、退避状態にある係止部を被係止部115に向けて突出させる押圧部230と、押圧部230に固定した第2のラックギア232と、係止部支持部212と押圧部230とを所定のタイミングで個別に進退させる駆動機構250と、を備える。
駆動機構250は、モータ251と、モータにより回転駆動される回転部253等、を備える。回転部253には、第1のラックギア214と噛合する第1の駆動ギア部255と、第2のラックギア232と噛合する第2の駆動ギア部256とが軸方向位置をずらして配置されている。つまり、第1及び第2の駆動ギア部255、256は、回転部253の外周面上の異なった軸方向位置に配置されており、第2の駆動ギア部256は回転部253の全周に設けられているが、第1の駆動ギア部255は回転部の全周に設けられてはおらず部分的にのみ配置されている。このため、係止部と押圧部は異なったタイミングで作動することができる。
以下、係止装置の具体的な構成について詳細に説明する。
係止装置200は、図6に示した固定ベース部材43上における、回転駆動装置100の周縁に沿った適所に固定される。係止装置は可動役物支持部101を係止してその回転を停止させたり、係止を解除して回転停止を解除する手段であり、本例では可動役物支持部101の外周縁と対向して配置される。なお、係止装置の配置位置、係止装置が係止する可動役物支持部の部位として図示したものは一例に過ぎず、これに限定される訳ではない。
可動役物支持部101の外周縁には被係止部(凹所)115が設けられている。係止部210が突出状態にあってこの被係止部115としての凹所内に嵌合し、且つ第2の姿勢に変化すると、可動役物支持部の回転を完全に停止させる。係止部が被係止部から離脱して原形に復帰しつつ退避状態に復帰、移動することにより可動役物支持部の回転停止を解除する。また、係止部が退避状態と突出状態との間の中間状態にあるときには、係止部は被係止部と係止可能な状態となるが、可動役物支持部を正規の停止位置にて完全停止させるには至らない予備的な係止状態となる。これは予備係止時の係止部先端部の幅(間隔)が凹所である被係止部の回転方向の幅W4よりも狭いために、寸法差の範囲内で可動役物支持部が回動できるからである。
本例に係る係止部210は一端部に設けた軸部210aを係止部支持部212により回動自在に軸支された羽根状の部材であり、可動役物支持部の回転方向に沿った方向に二個の係止部が隣接配置されている。係止部が図27(A)に示した退避状態にある時には、各係止部210は軸部210aを中心として各先端部を最も近接させた退避姿勢(閉止姿勢=第1の姿勢)にある。また、係止部が図27(C)に示した突出状態にある時には押圧部230によって突出方向へ付勢されて開放した最大開放姿勢(第2の姿勢)となる。図27(C)に示した第2の姿勢では被係止部115に確実に係止して可動役物支持部の回動を完全に阻止した状態となる。
また、係止部が退避状態と突出状態との中間状態にある時には第3の姿勢となっており、この段階で被係止部115を構成する凹所内に係止部の先端部を入り込ませることにより、可動役物支持部101の回転を凹所の幅(移動方向幅)W4の範囲内で阻止し得る状態となる。このときの係止部の先端部の間隔W3は凹所の移動方向幅W4よりも狭いため、可動役物支持部の回転を完全には阻止できないが(予備係止状態)、凹所内に入り込み易い状態にある。中間状態にある係止部の先端部が凹所内に入り込むことにより可動役物支持部を容易に捕捉することができ、捕捉後に最大間隔W2まで拡大することにより、可動役物の回転を確実に阻止して、正規の停止位置に停止させることが可能となる。
なお、係止部は一個であってもよいが、本例では二個設けた場合を中心として説明する。
本発明の特徴的な構成の一つは、係止部210が可動役物支持部101の外周縁の被係止部115と係止可能な状態になってから、最大開放姿勢(第2の姿勢)となるようにした点である。換言すれば、係止部は、図27(B)に示した中間姿勢で被係止部内に入るが、被係止部内に入った後であれば、どのタイミングで最大開放姿勢に変形しても良い。
本実施形態では、係止部は被係止部内に入った後で最大開放姿勢に変形するのみならず、係止部支持部212が前進することにより被係止部内へ移動するが、係止部の開閉動作のみにより被係止部に対する非係止、予備係止、完全係止を実現できるのであれば、係止部支持部により移動は不要である。
このように構成、制御することにより、係止部先端が被係止部内に入り込む前に最大幅に開放することによる不具合である、係止部が被係止部を捕捉できなくなる事態の発生を防止できる。即ち、係止部が被係止部に向けて突出(変形、移動)する過程で、係止部は開放し始めるが、完全に開放していない状態の係止部先端は被係止部115内に入り込み易い。この状態で入り込むことにより被係止部115の回転方向幅(移動方向幅)W4の範囲内で可動役物支持部101の回転を阻止することができる。この段階では、可動役物支持部は被係止部の回転方向幅W4の範囲内で回転が可能であるが、被係止部内に係止部先端が入り込んだ後で更に開放して第2の姿勢となることにより、2つの係止部の各先端が被係止部115の回転方向両端壁に当接した状態となって可動役物支持部の回転を完全に封じる。
係止部210が被係止部と係合可能な状態になった後、即ち係止部先端が被係止部内に入り込んだ後であれば、どのタイミングでも、係止部を第2の姿勢にすることにより、被係止部を完全に係止して可動役物支持部の回転を完全に阻止することができる。
仮に、係止部先端が被係止部内に入り込む前に最大幅に開放してしまうと、凹所内に入り込むことが難しくなることは自明であろう。
次に、係止部を支持した係止部支持部212と押圧部230を夫々作動させる駆動機構250について図22乃至図26により説明する。
係止部支持部212は可動役物支持部101の外径方向へ延びる第1のラックギア214を備え、押圧部230は第1のラックギアと並行に延びる第2のラックギア232を有する。
駆動機構250は、係止部支持部212と押圧部230とを夫々所定のタイミングで個別に進退させる手段である。
駆動機構250は、モータ251と、モータにより正逆回転駆動される回転部253と、を備える。回転部253には、第1のラックギア214と噛合する第1の駆動ギア部255と、第2のラックギア232と噛合する第2の駆動ギア部256とが軸方向位置をずらして配置されている。これらの各部材は、固定ベース43に固定される係止装置ベース257によって支持されている。
係止装置ベース257は、前部片257aと、後部片257bとから構成されている。係止装置ベースの前部片257aにはモータ251、回転部253が支持されると共に、係止装置ベースの前部片257aと後部片257bとの間の空間には、係止部支持部212、及び押圧部230が進退自在に支持されている。即ち、係止装置ベース257の内部には、係止部支持部212と、押圧部230を可動役物支持部(可動部)の外周面に向けて直線的に進退させるためのガイド部が設けられている。
各係止部210は、係止部支持部212によって開閉自在に軸支されている。各係止部210の回動軸210aには、トーションバネ(弾性部材)213が設けられており、トーションバネの両端部を夫々係止部と係止部支持部212(前部片212a)とに係合させることにより、各係止部は第1の姿勢(閉止姿勢)に向けて付勢されている。
係止部支持部212は前部片212aと、後部片212bとから構成されている。係止部支持部の後部片212bに設けた被ガイド突起212cを、係止装置ベースの後部片257bに設けたガイドスリット257cにスライド自在に支持することにより、係止部支持部212の進退経路を一定に保持している。
第1のラックギア214は、係止部支持部の前部片212aから下方へ突設され、第2のラックギア232は押圧部230から下方へ突設されている。
第2の駆動ギア部256は回転部の全周に渡って形成されているため、モータの正転により第2の駆動ギア部256が正転(図27(A)中の回転方向イ)すると、第2のラックギア232と一体の押圧部230はトーションバネ213による退避方向への付勢力に抗して可動役物支持部101に向けて移動を開始する(図27(A)→(B))。この時、第1の駆動ギア部256も正転(回転方向イ)を開始するが、第1のラックギア214と対面する部位にギア部が存在しないため、第1のラックギア214と一体の係止部支持部212は停止した状態を維持する。一方、係止部支持部212により軸支された係止部210は押圧部230の先端によって押圧開始されている。
次いで、図27(B)のように第2の駆動ギア256の正転が進むと、押圧部230による係止部210の押圧が進行して係止部は図示のような中間姿勢(先端部間隔がW3)の状態となる。このとき第1の駆動ギア部255は第1のラックギア214のギア部と噛合を開始したばかりの状態であり、係止部支持部212は停止した状態を維持している。図示の段階を越えて第1の駆動ギア部が正転すると、係止部支持部212は可動役物支持部に向けた進行を開始する。
この段階では、係止部の先端部が被係止部115内に入り込む際には既に押圧部230が係止部を押圧して開放開始させている。このため、係止部の先端が被係止部内に入り込んだ時には被係止部の回転方向両内壁のうちの何れか一方に係止して可動役物支持部の回転を被係止部の移動方向幅W4の範囲内で阻止できる状態となっている。
次いで、図27(C)のように第2の駆動ギア256の正転が進むと、押圧部230による係止部210の押圧が更に進行して図示のような最終係止姿勢(先端部間隔がW2)の状態となる。この時点では、第1の駆動ギア部255は第1のラックギア214のギア部を介して係止部支持部212を既に進行させており、図示の段階では最も突出した位置にある。
この段階では、モータを停止させることにより、押圧部230、及び係止部支持部212はそれ以上内径方向へは移動しない。
モータを停止させて係止部支持部が停止した後も、モータの静止トルクにより各係止部は第2の姿勢となり、被係止部の回転方向両内壁を係止した状態で停止する。
第2の姿勢から第1の姿勢に戻すには、モータを逆転させて、係止動作時と逆方向に各部材を動作させればよい。即ち、モータを逆転させると、押圧部230は退避方向へ移動を開始し、係止部210はトーションバネ213の力により閉止方向へ回動を開始する。その後、図27(C)(B)(A)の順序を経て係止部210は第1の姿勢に復帰する。
このように構成することにより、可動役物70が変形して第2の形態となった時には星形の5つの頂部(固定側連結部73a)のうちの特定の頂部が常に最上部に位置するように角度が確定する。換言すれば、係止装置200によって被係止部115を係止して可動役物支持部101の回転を停止させた状態で、駆動部を第2の回転方向に回転させた時における可動役物の停止角度、停止姿勢が常に一定となるように被係止部の位置を決定しておく。
駆動部150の外周の従動ギア部151と伝達ギア53とのバックラッシュ等に起因して可動役物支持部101の停止角度にはバラツキが生じるが、係止装置200と被係止部115とからなる停止機構を設けたことにより、バックラッシュ等による停止位置のバラツキを解消することができる。つまり、モータが停止した時の可動役物支持部の停止角度が正規の停止角度からずれたとしても、係止部と被係止部とによる停止角度補正機能によって本来の停止角度に修正することができる。
特に、本発明では2つの係止部の位置関係を最も狭い間隔W1から、中間状態の間隔W3を経て、最も広い間隔W2に変化させ、且つ最終係止段階では係止部全体を被係止部115へ向けて突出させることができる。このため、係止部先端部間の間隔が中間段階の間隔W3にある時に被係止部内に入り込ませた後で、最も広い間隔W2に拡大させて被係止部の回転方向両内壁を係止することにより可動役物支持部を回転方向に動かないように確実に固定できる。この時、押圧部230が突出状態を維持し続けることにより係止部は第2の姿勢を維持し続けることができるため、仮に可動役物支持部を回転させる力が作用したとしても、可動役物支持部を回転させることがない。
このようにして可動役物支持部101の停止角度を常に正確に一定にすることができるため、第2の形態に変形した可動役物70の停止姿勢、停止角度を常に一定にすることができる。
また、回転部253の周面に軸方向位置を異ならせて2列に形成された2つの駆動ギア部255、256の周方向長さ、周方向位置を異ならせたことにより、各ラックギア214、232が噛合するタイミングが異なってくる。このため、係止部と押圧部が出没するタイミングを任意に設定することが可能となる。
被係止部を可動役物支持部の周面に形成した凹所としたが、周方向に離間配置した2つの凸部によって形成される凹所としてもよい。
以上の実施形態に係る係止装置では、駆動機構200からの駆動により、係止部を変形させたり、必要に応じて進退(位置を移動)させるだけで、退避、予備係止、完全係止を実現できるので、係止装置の構成をシンプル化することができる。
このため、大型物、重量物としての可動役物を正規の位置で、正規の姿勢で停止させる手段として適している。
なお、上記実施形態では、係止部の先端部により被係止部を係止する構成例を示したが、被係止部を係止する手段は、先端部に限らず、係止部の何れかの部位であればよい。つまり互いの間隔を変更自在(開閉自在、接近離間自在)に構成された少なくとも2つの係止部を備え、各係止部が、第3の状態にあるときには可動役物支持部(可動部)の移動方向に沿った前記係止部間の間隔を狭くし、前記第3の状態になった後に前記間隔を拡大させて第2の状態になる係止装置は、本発明の技術的範囲に属するものである。
また、上記実施形態では一端を軸支された係止部同士を回動させる構成としたが、互いの間隔を変更(接近離間)自在に構成された少なくとも2つの係止部を備え、前記各係止部が、第1の状態にあるときには前記間隔を最も狭くし、前記第3の状態にあるときには前記間隔を拡大し、前記第3の状態になった後に前記間隔を拡大させて第2の状態になる係止装置は、本発明の技術的範囲に属するものである。
(係止装置の変形実施形態)
次に、図28は、係止部を単一の部材として構成した場合の実施形態であり、係止部210の先端部形状をT字状とし、且つ(a)に示した退避状態と、(b)に示した中間状態と、(c)に示した突出状態との間を回動することにより、被係止部115を非係止としたり、予備係止したり、本係止することができる。
係止部210は、基端部に設けた回動軸210aを中心としてモータ、ソレノイド等の駆動源により回動するように構成されている。
図28(a)のように係止部が退避状態にあるときには被係止部115としての凹所内には係止部の二股の先端部(係止端部211)は入り込んでいない。(b)のように係止部の先端部の一方の係止端部211が凹所115内に入り込むと、可動役物支持部は予備的に係止された状態となり、凹所の移動方向幅W4の範囲内で回動できる。最後に(c)のように係止部が突出状態に達すると係止部の2つの係止端部211と他の部位(先端部全体)が凹所の回転方向両内壁に同時に当接するため、可動役物支持部の回転を完全に阻止することができる。
係止部は前記実施形態のように複数の係止部の先端部を接近・離間自在にしたものとしてもよいし、一つの係止部から構成してもよい。要するに、係止部は被係止部115を係止していない退避状態と、被係止部を予備的に係止した中間状態と、被係止部を完全に係止した突出状態との間で変形、移動可能な構成を有していればよい。
従って、係止部をT字以外の形状、例えばY字状、或いはL字状としても同様の作用効果を発揮できる。
次に、図29(a)(b)(c)は、何れも係止部210を単一の部材とした他の構成例であり、被係止部115としての凹所を二段の凹所とし、係止部210の形状を凹所の形状に対応した二段の凸形状としたものである。係止部210は駆動機構200(モータ、ソレノイド等)からの駆動により図中の矢印方向へ直線的に進退する。
図29の実施形態では、被係止部115を移動方向幅がW4である第1の凹所115Aと、第1の凹所115Aの奥面中央に形成した幅の小さい第2の凹所115Bとから構成している。一方、係止部210は第1の凹所115Aと整合する外形を有した第1の係止部210Bと、第2の凹所115Bと整合する外形を有した第2の係止部210Cと、を有している。
図29(a)は退避状態であり、(b)は予備係止状態である。予備係止状態では第2の係止部210Cが第1の凹所115A内に入り込んで凹所を捕捉している。(c)に示した突出状態では、第2の係止部210Cが第2の凹所115B内に嵌合すると同時に第1の係止部210Bが第2の凹所115A内に嵌合するため、可動役物支持部101の回転を完全に阻止し、正規の停止位置に停止させることができる。
なお、(c)の突出状態において第2の係止部210Cが第2の凹所115B内に嵌合することにより、可動役物支持部の回転を阻止することができるのであれば、第1の係止部210Bは不要である。
(係止装置の構成、作用、効果のまとめ)
係止装置に係る第1の発明は、可動部を係止しない第1の状態と、前記可動部を係止して該可動部の動作を停止させる第2の状態との間で変形する係止部を有した係止装置を備えた遊技機であって、前記係止部は、前記第1の状態と前記第2の状態との間の第3の状態において前記可動部を予備的に係止し、前記第3の状態になった後に前記第2の状態となって該可動部の動作を停止させることを特徴とする。
可動部の動作を停止させる際に、まず係止部が可動部を予備的に係止する第3の姿勢とすることにより、可動部の捕捉を容易にした。可動部を捕捉した後で第2の状態に移行して可動部を確実に係止して停止させることができる。
第2の発明は、互いの間隔を変更自在に構成された少なくとも2つの前記係止部を備え、前記各係止部は、前記第3の状態にあるときには前記可動部の動作方向、移動方向に沿った前記間隔を狭くし、前記第3の状態になった後に前記間隔を拡大させて前記第2の状態になることを特徴とする。
第3の状態にある時には2つの係止部の間隔が狭いため、可動部を捕捉し易い。
第3の発明は、互いの間隔を変更自在に構成された少なくとも2つの前記係止部を備え、前記各係止部は、前記第1の状態にあるときには前記間隔を最も狭くし、前記第3の状態にあるときには前記間隔を拡大し、前記第3の状態になった後に前記間隔を拡大させて前記第2の状態になることを特徴とする。
第4の発明は、少なくとも一つの係止端部を備えた一つの前記係止部を備え、前記係止部は、前記第3の状態にある時に前記係止端部により前記可動部を予備的に係止し、前記第3の状態になった後に前記係止端部、及びその他の部位によって前記可動部を係止して該可動部の動作を停止させることを特徴とする。
係止部は単一であってもよい。
第5の発明は、前記可動部には凹所としての被係止部が設けられ、前記係止部は前記第3の状態において前記被係止部を予備的に係止することにより該被係止部の移動方向幅の範囲内で前記可動部の移動を許容し、前記係止部は、前記第3の状態になった後に前記第2の状態となって前記被係止部を係止することにより該可動部の移動を阻止することを特徴とする。
第6の発明は、前記係止部を変形自在に支持する係止部支持部と、該係止部支持部に固定した第1のラックギアと、前記係止部を押圧することにより変形させる押圧部と、前記押圧部に固定した第2のラックギアと、前記係止部支持部と前記押圧部とを個別に進退させる駆動機構と、を備え、前記駆動機構は、モータと、モータにより回転駆動される回転部と、を備え、前記回転部には、前記第1のラックギアと噛合する第1の駆動ギア部と、前記第2のラックギアと噛合する第2の駆動ギア部とが軸方向位置をずらして配置されていることを特徴とする。
第7の発明は、前記第1の回転方向と前記第2の回転方向へ回転すると共に、前記第1の回転方向への回転時には第1の形態を維持し、前記第2の回転方向への回転時には第2の形態に変形する可動役物と、前記可動役物を支持して前記第1、及び第2の回転方向へ回転する可動役物支持部と、前記可動役物支持部と相対回転可能に係合し、該可動役物支持部を前記第1、及び第2の回転方向へ回転駆動する駆動部と、を有した可動役物の回転駆動装置を備え、前記駆動部の前記第1の回転方向への回転時には、前記可動役物支持部は該駆動部と共に同方向へ回転し、前記係止装置によって前記可動役物支持部の回転を停止させてから、前記駆動部が前記第2の回転方向に回転することにより、前記可動役物を前記第2の形態に変形させることを特徴とする。
<赤外線通信モジュール>
次に、符号260は赤外線通信手段(赤外線モジュール)であり、可動役物70に搭載されたLEDを種々のパターンで発光させるための制御信号を可動役物に搭載されたLED駆動回路に送信する手段である。赤外線送信手段260は、固定ベース部材43に固定されて図示しない制御手段と接続されて赤外線の信号を可動役物支持部の外周に向けて送信する送信部261と、可動役物支持部101の外周縁部に固定されて可動役物支持部が回転を停止したときに送信部261と近接した受信可能な位置関係となる受信部262と、を備えている。係止装置200が被係止部115を係止して可動役物支持部を回転停止させた時に、送信部261と受信部262が最適な受信可能位置となるように夫々の配置場所が選定されている。
<透光部の実施形態>
以下、図4の役物ユニット正面図、図5の分解斜視図、図30乃至図37に基づいて本発明の実施形態に係る透光板(透光部)を備えた変形ユニットについて説明する。
図30(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る透光板を備えた変形ユニット60の正面図であり、環状の状態を維持した可動役物と共に透光板が回転する状態を示している。図31(a)(b)及び(c)は星形の状態を維持した可動役物と共に透光板が回転する状態を示した正面図である。図32は可動役物、可動役物支持部、透光板、駆動部の背面側の分解斜視図であり、図33は透光板を保持した可動役物支持部と駆動部の背面側の分解斜視図であり、図34(a)及び(b)は変形ユニットに透光板を取り付けた状態を示す背面側斜視図、及び要部拡大図であり、図35は可動役物支持部によって透光板を支持する構造を説明する要部拡大斜視図であり、図36(a)及び(b)は可動役物支持部が透光板を支持した状態を示す背面図、及びB−B断面図であり、図37(a)及び(b)は透光板とLEDとの関係を示す説明図である。
図4、図5に示すように、役物ユニット40は、固定ユニット42と、可動役物70と回転駆動装置100を含んだ変形ユニット60と、を備えており、変形ユニット60の背面には透光板(透光部)270が固定されている。透光板270は、環状の可動役物支持部101の開口を塞ぐ形で背面側に固定されている。変形ユニット60及び透光板270は、固定ユニット42の前面に設けた回転支持機構44によって回転自在に支持されており、モータ51からの駆動力によって駆動部150を回転することにより可動役物支持部と共に透光板270が一体となって回転する。
本発明の特徴的な構成は、遊技盤に配置される画像表示装置(表示装置)7と、表示装置に対して所定の位置関係で配置された少なくとも一部が透光性を有した透光板(透光部)270と、を備え、透光板は、その少なくとも一面に微細加工により形成された凹部から成る微細加工領域275を備え、微細加工領域は、画像表示装置からの発光を透過させた時には視認が困難である一方で、透光板の外周部から内部に向けて光を照射したときに該光を反射させることにより視認が可能となる。
また、本発明の他の特徴的な構成は、遊技盤に配置される画像表示装置(表示装置)7と、表示装置の前方に配置され、少なくとも一部に透光性を有した部位を備えた透光板(透光部)270と、を備え、透光板は、その少なくとも一面に微細加工により形成された凹部から成る微細加工領域275を備え、微細加工領域は、画像表示装置からの発光を前方に透過させたときには前方からの視認が困難である一方で、透光板の外周部から内部に向けて光を照射したときに該光を前方に反射させることにより前方から視認可能となる。
透光板が有する透光性とは、透過率が極めて高い透明と、透明程透過率は高くないが透視できる程度の透光性を含むもの(光透過性)である。
また、透光板は、少なくとも一部に透光性を有した部材であればよく全体が透光性を有する必要はない。一部に不透明、或いは透光性の低い部位を有していても、他の部位が透光性を有すればよい。従って、微細加工領域275は、主として透光板の透光性を有した部位に設けられる。
透光板(透光部)270は、図32、図33等に示すように、その外周縁に沿った複数の位置に取付片271と、LED光導入用の突出片272とを備え、これらを外周縁から外径方向へ突設している。各取付片271は取付穴271aを有している。突出片272は、透明板の外周縁よりも薄肉な薄板である。
一方、環状の可動役物支持部101は、その内周縁(内周端面101a)に沿った背面101b上の複数の位置に取付凹所106を備え、各取付凹所106はその内部に透光板の取付片271を嵌合可能な形状、位置関係で配置される。取付凹所106は、可動役物支持部101の内周端面101aから背面101bにかけて切り欠くことによって形成されている(図34、図35)。
各取付凹所106の内底面には、取付穴271aと連通する取付穴106aが形成されている。
更に、可動役物支持部101の内周縁(内周端面101a)に沿った背面101b上の複数の位置には、突出片272を嵌合させるための凹所107が形成されている。凹所107も、取付凹所106と同様に、可動役物支持部101の内周端面101aから背面101bにかけて切り欠くことによって形成されている。
このため、図示のように透光板270を可動役物支持部101の開口部の後方から差し込むと、各取付凹所106と、各取付片271とを一対一で対応させて、取付穴271aと106aとを連通させることができる。
また、このとき突出片272が可動役物支持部101の凹所107に嵌合される。突出片272は後述するLEDからの光を透光板の内部に導くための導光部として機能する。
取付穴271aと106aとを連通させた状態で図示しないビス等により締結すれば、可動役物支持部と透光板とを固定一体化することができ、両部材を一体的に回転させることができる。
駆動部150の内周縁には、各取付凹所106と対応する位置に凹所状の逃げ部150aが形成されているため、可動役物支持部に対して駆動部を取付けた状態であっても、透明板270を可動役物支持部に対して取り付けることができる(図33)。
なお、透光板270は、画像表示装置(表示装置)7の前方に配置されていればよく、必ずしも変形ユニットと一体化されている必要はない。即ち、透光板はベース枠体30等に固定してもよい。
ところで、遊技機においては、遊技盤面を流下する遊技球が遊技釘や役物で跳ね返って奥側に位置する画像表示装置7、その他の部品類側に入り込むことを防止するために、遊技盤の開口部3Aの後方であって画像表示装置(表示装置)の前方位置に入球防止板を配置するのが一般である。
入球防止板が画像表示装置の画面の一部、又は全部にかかる場合には、画面の視認性を妨げることがないように透明とするのが一般である。例えば、入球防止板を不透明にしたり、絵柄を設けると、画像表示装置の画面の映像の視認性を阻害するという問題があった。
これに対して本実施形態では、図30、図31に示すように、透光板270の少なくとも一方の板面に微細加工により形成された模様、文字等から成る微細加工領域275を設け、この透光板を画像表示装置の前方に配置した。この微細加工領域275は、LED277aが消灯状態にあり、且つ画像表示装置の画面からの光が照射された時等の通常の状態では、前方に位置する遊技者からは極めて視認しにくいが、透光板の外周面から板厚内部にLED277aからの光を入射した場合には光を前方へ反射させて発光し、正面から視認できるようになっている。
即ち、図34乃至図37に示すように透光板270外周に設けた突出片272の外周面と対向するように、可動役物支持部の凹所107内にはLED277aを搭載したLED基板277が配置されている(図37)。
このLED基板277は凹所107の底面に配置されおり、各微細加工領域275に向けてLED277aからの光を効果的に照射することができるように、取付位置、出射方向、光量等を選定されている。
更に具体的には、図36(b)の断面図に示すように可動役物支持部101は、最前部に位置するベース板101Aと、ベース板の背面に積層固定された第1の積層板101Bと、第1の積層板101Bの背面に積層固定された第2の積層板101Cと、を備えており、第2の積層板101Cの内周縁を切り欠くことにより凹所107が形成されている。
また、凹所107に対応する第2の積層板101Cの内周縁は第1の積層板101Aから浮き上がっており、第1の積層板との間に空間を形成している。この空間内にはLED基板277が配置されている。突出片272の外周面と対面するLED基板277の端部にはLED277aが搭載されており、図36、図37のようにLEDからの光を透光板内部に入射させて微細加工領域275を発光させるように構成されている。
以上の構成において、LED277aが消灯しているために、透光板の外周面から光が入射されない状態では、微細加工領域が発光しないため、前方にいる遊技者は微細加工領域を認識できない。このため、透光板全体が透明な状態(透光性を有した状態)として認識され、透光板を通して画像表示装置の画面の映像を前方から明瞭に視認することができる。また、LED277aが発光していない状態で、画像表示装置の画面が明るく照明された場合には透光板の背面から入射した光が前方へ出射するが、この場合には大半の光は微細加工領域を構成する微細加工部をそのまま透過し、反射光を生成しないので、前方から微細加工領域を構成する絵柄などをほとんど認識することはできない。逆に言えば、このような反射作用、透過作用を発揮するように凹部の深さを浅く形成する。
また、LEDを発光させて外周面から板厚内部に光を入射した場合には、微細加工領域を構成する微細な凹部、凸部で反射した光が前方に向かうために微細加工領域が発光した状態となる。このため、前方から微細加工領域を明確に視認できる状態となる。画像表示装置の画面を明るく照明した状態でLEDを発光させた場合には、画面の照明の方が圧倒的に光量が多い場合には微細加工領域は視認しにくくなる可能性もあるが、微細加工領域の背後の画面の光量を調整することにより微細加工領域の発光状態を視認することができる。このため、画面上の映像と微細加工領域とを同時に視認することが可能となる。
従って、LEDの発光により視認可能な状態となった微細加工領域を、背面に位置する画像表示装置の画面上の映像や、前方に位置する可動役物70(変形ユニット60)とコラボレーションさせることにより、変化に富んだ多様な視覚的演出を実現することが可能となる。
例えば、透光板270を変形ユニット60の可動役物支持部101の背面側に配置して一体回転させると共に、可動役物70が星形の形状に変形した時に揺動片71間の空間内に微細加工領域が視認されるように微細加工領域を予め配置しておけば、星形に変形した可動役物が回転しても揺動片間の空間の同一位置に常に微細加工領域を視認することが可能となる(図30、図31)。
特に、上記実施形態において説明したように係止装置200による係止機能によって第2の形態に変形した可動役物70の停止時の姿勢が常に一定となるため、微細加工領域を構成する絵柄等をそれに合わせた向きに設定しておけば、停止時の絵柄の方向が一定となる。
なお、透光板270は入球防止板としての機能を有していなくても良く、画像表示装置の画面前方に専ら装飾用に配置されるものであってもよい。
次に、透光板(透光部)270は樹脂製であり、微細加工される微細加工領域は次のような製造方法により形成される。
即ち、まず図38(a)に示すように一面に微細加工領域275に相当する微細な凹凸からなる模様281を備えたマスター型280を形成する。
次いで、図38(b)に示すようにこのマスター型280を用いた電気鋳造によりマスター型の模様281を含む一面上に金属膜282を形成する。電気鋳造後にマスター型から金属膜282を剥離することにより、微細加工用金属スタンパー282を得る(図38(C))。金属スタンパー282の面には模様281を転写した原像(微細凹凸から成る微細情報)283が形成されている。
次いで、(d)に示すようにこの金属スタンパー282を収容した金型285内にプラスチック樹脂を注入することにより透光板270を射出成形する。透光板には、金属スタンパー282の面上の原像283が転写されたことにより、微細加工領域275が形成されている。
なお、金属スタンパー上の現像283は、射出成形以外にもプレスによって樹脂上に転写することができる。
なお、透光板270は必ずしも入球防止手段としての機能を有していなくても良い。即ち、遊技盤面から変形ユニット60の内部に入り込んだ遊技球を排出する手段を別途設けるのであれば、透光板を入球防止手段として利用する必要はなく装飾手段として利用することができる。
透光板の面に形成された微細な凹部の深さは、透光板の一方の面から光が照射された場合には、その光を透過させる一方で、透光板の外周面から光が透光板内に入射された場合にはこの光を前方へ向けて反射させるように設定する。
以上のように本発明では、画像表示装置の画面の前方に上記の如き構成を備えた透光板270を配置したので、LEDを点灯させたり、消灯させるだけの操作によって、透光板上の模様を発光状態として視認可能としたり、視認不能とすることができる。
透光板は、画像表示装置の画面前方に位置するように適所に固定してもよいし、変形ユニット60や、可動役物に配置してこれらと共に動作するようにしても良い。また、透光板を入球防止手段として兼用してもよい。或いは、透光板を液晶画面を保護する手段(画面の透明カバー)と兼用させてもよい。
透光板は、入球防止手段として兼用してもよいし、専用の装飾手段として画像表示装置前方のデッドスペースを効果的に活用するようにしてもよい。
1…遊技機、2…遊技盤、3…遊技領域、3A…開口部、5a…レール、5c…防止片、6…飾り部材、7…画像表示装置、8…演出図柄、13…始動口、14…始動口、14b…開閉扉、15…ゲート、16…大入賞装置、16b…開閉片、18…一般入賞口、19…アウト口、30…ベース枠体、30a…開口部、40…役物ユニット、42…固定ユニット、43…固定ベース、43…固定ベース部材、44…回転支持機構、45…軸受部材、45a…軸受支持部、45b…回転軸受部、47…給電部、47a…ベース部材、47b…摺動電極、50…駆動機構、51…モータ、52…出力ギア、53…伝達ギア、55…センサ、56…被検知部、60…変形ユニット、70…可動役物、71…揺動片、73…連結部、73a…固定側連結部、73b…可動側連結部、73b…可動側連結部、100…回転駆動装置、101…可動役物支持部、102…被ガイドレール、103…挿通穴、104…作動片ガイド長穴、104a…一端部、104b…他端部、106…取付凹所、106a…取付穴、106b…リブ、110…作動片、110a…回動軸支部、111…第1のピン、112…第2のピン、115…被係止部(凹所)、115A…凹所、115B…凹所、120…板バネ、150…駆動部、151…従動ギア部、152…ガイド長穴、152a…一端部、152b…他端部、154…カム長穴、154a…一端部、154b…他端部、156…他端、156…位置決め用長穴、156a…一端、156b…他端、156c…内周縁、156d…係止突起、156e…係止突起、180…変形機構、180、…変形機構、200…係止装置、210…係止部、210a…回動軸、210B…第1の係止部、210C…第2の係止部、210a…軸部、211…係止端部、212…係止部支持部、212a…前部片、212b…後部片、212c…被ガイド突起、214…ラックギア、230…押圧部、232…ラックギア、250…駆動機構、251…モータ、253…回転部、253…回転部、255…第1の駆動ギア部、256…第2の駆動ギア部、257…係止装置ベース、257a…前部片、257b…後部片、257c…ガイドスリット、260…赤外線送信手段、261…送信部、262…受信部、270…透光部(透光板)、271…取付片、271a…取付穴、275…微細加工領域、277…LED基板、277a…LED、280…マスター型、281…模様、282…金属膜、283…原像、285…金型、300…外枠、310…内枠、311…操作ハンドル、312…音声出力装置、313a…演出用照明装置、314…演出ボタン、315…受皿ユニット、320L…演出用可動照明装置

Claims (3)

  1. 遊技盤と、遊技盤に配置される表示装置と、該表示装置の前方に配置され、該表示装置を前方から視認可能とする開口を備えた可動役物支持部と、該可動役物支持部の前記開口を塞いた状態で該可動役物支持部に固定され、少なくとも一部が透光性を有した単一の透光部と、を備えた遊技機であって、
    前記透光部は、前記開口内に視認される前記表示装置の画面の全部を覆うように配置され、且つその少なくとも一面に微細加工により形成された凹部から成る微細加工領域を備え、
    前記微細加工領域は、前記表示装置からの発光を透過させた時には視認が困難である一方で、前記透光部の外周部から内部に向けて光を照射したときに該光を反射させることにより視認が可能となることを特徴とする遊技機。
  2. 前記透光部を可動な状態で配置したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技機において、
    所定に動作する可動役物を有した変形ユニットを備え、
    前記透光部を前記変形ユニットに配置したことを特徴とする遊技機。
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