JP2016116801A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】演出の幅を広げ得る押しボタン式入力装置を備えた遊技機を提供する。
【解決手段】遊技機の押しボタン式入力装置115は、第1位置とそれより外方に突き出た第2位置とに変位可能な可動台座ボタン24と、該ボタン24と同レベルに設定されると共に該ボタン24の内側に配設されており第1位置と第2位置と可動台座ボタン24より突き出た凸位置とに変位可能な可動スイッチボタン124と、該スイッチボタン124の押込みを検知する入力検知手段138と、可動台座ボタン24の押込みを検知する入力検知手段38とを備えており、可動台座ボタン24が第2位置で可動スイッチボタン124が凸位置にある状態での可動スイッチボタン124による入力パターンとして、可動スイッチボタン124のみが凸位置から下がって入力検知される第1入力形態と、可動スイッチボタン124が凸位置のまま可動台座ボタン24と一緒に下がって入力検知される第2入力形態と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図26
【解決手段】遊技機の押しボタン式入力装置115は、第1位置とそれより外方に突き出た第2位置とに変位可能な可動台座ボタン24と、該ボタン24と同レベルに設定されると共に該ボタン24の内側に配設されており第1位置と第2位置と可動台座ボタン24より突き出た凸位置とに変位可能な可動スイッチボタン124と、該スイッチボタン124の押込みを検知する入力検知手段138と、可動台座ボタン24の押込みを検知する入力検知手段38とを備えており、可動台座ボタン24が第2位置で可動スイッチボタン124が凸位置にある状態での可動スイッチボタン124による入力パターンとして、可動スイッチボタン124のみが凸位置から下がって入力検知される第1入力形態と、可動スイッチボタン124が凸位置のまま可動台座ボタン24と一緒に下がって入力検知される第2入力形態と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図26
Description
本発明は、遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機に関する。
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機が例えば特許文献1に記載されている。
この特許文献1に記載された遊技機の押しボタン式入力装置の概略を、図28により説明する。
この特許文献1に記載された遊技機の押しボタン式入力装置の概略を、図28により説明する。
図28(a1)、(b1)において二点鎖線Lは、例えばパチンコ機の機前に設けられた球皿ユニットの操作パネル或はスロットマシン前面の操作パネルの上面ラインを示すものであり、押しボタン式入力装置は、かかる操作パネルに開口するボタン装着部100に、後述する可動ボタン101が外部に臨むような状態で装着されている。
特許文献1の押しボタン式入力装置は、演出的要素を含むものであって、前記ボタン装着部100内に固定的に取り付けられる固定基台102と、その固定基台102に上下動可能な状態に支持されるボタンユニット103と、そのボタンユニット103を上下動させるユニット移動手段104と、から概略構成される。
前記固定基台102は、短円柱形の固定部品であり、その中央にユニット移動手段104の一部を構成する正逆回転可能なモーター等の駆動部材105が固着され、また、その駆動部材105の両横にユニット移動手段104の一部を構成する丸棒状のガイド支柱106,106が二本上向きに立設されている。また、固定基台102には、ボタンユニット103の後述する可動ボタン101の押し込みを検知するセンサー107が取り付けられている。なお、このセンサー107は、可動ボタン101に被検知部として形成された図示しない下向き舌片を光学式に検知するものであり、この下向き舌片との組合せで可動ボタン101の押し込みを検知する入力検知手段が構成されている。
前記ボタンユニット103は、前記固定基台102のガイド支柱106,106に上下摺動可能且つ回転不能に支持されたドーナツ円板形の可動基台108と、その可動基台108の上面に載置されたボタン付勢手段たる短いボタン用スプリング109,109と、そのボタン用スプリング109,109の上に載置され且つ前記ガイド支柱106,106に上下摺動可能且つ回転不能に支持された略中空円柱形状(正確には、逆さカップ形状のボタン主体101aの底面に、ドーナツ円板形のガイド蓋101bを取り付けたもの)の可動ボタン101と、からなる。
前記ユニット移動手段104は、固定基台102に立設された前記ガイド支柱106,106と、そのガイド支柱106,106に圧縮状態に装着されて前記ボタンユニット103を押し上げ方向に付勢する基台付勢手段たる長い基台用スプリング110,110と、前記駆動部材105の出力軸105aに固着されて前記ガイド支柱106と平行な上下方向に回転軸線を向け且つ側周面111aに図28(a2),(b2)に示した展開状態で上から下に向かって幅広に変化する溝形状のカム溝112を設けた円柱カム111と、前記ボタンユニット103の可動基台108の下面に円柱カム111のカム溝112に向けて突設したローラー型のカムフォロア113と、からなる。
また、前記円柱カム111のカム溝112は、カム面を構成する第1溝壁112aが上下方向に対して適宜傾斜し、他方の第2溝壁112bが上下方向にほぼ真っ直ぐに形成されている。
また、前記円柱カム111のカム溝112は、カム面を構成する第1溝壁112aが上下方向に対して適宜傾斜し、他方の第2溝壁112bが上下方向にほぼ真っ直ぐに形成されている。
上記従来の押しボタン式入力装置は、図28(a1),(a2)のように可動基台108のカムフォロア113が円柱カム111の下端面に係合することで、ボタンユニット103が長い基台用スプリングの付勢に抗して第1位置に係留される。この第1位置が通常時の状態に設定されており、この状態で遊技者が遊技上必要なタイミングで可動ボタン101を押し込んで離すと、該可動ボタン101が短いボタン用スプリング109,109の付勢に抗して下動し、その可動ボタン101の下動が入力検知手段たる固定基台102側のセンサー107で検知され、さらに短いボタン用スプリング109,109の付勢により元の位置に戻る。
一方、遊技が、例えば特別なステージに移行するなどしたことを契機として、円柱カム111を図28(a2)に矢示した正回転方向に回転させると、円柱カム111の下端面111bに接していたカムフォロア113の上にカム溝112の傾斜した第1溝壁112aが臨む。そうするとカムフォロア113が、長い基台用スプリング110の付勢により第1溝壁112aに摺接しながら一定の速度で上昇し、図28(b1),(b2)のようにカム溝112の上端に至って停止する。したがってボタンユニット103は、所定の速度で図28(a1)の第1位置から図28(b1)の第2位置に変化する。
また、円柱カム111を図28(a2)の状態から同図に矢示した逆回転方向に回転させると、円柱カム111の下端面111bに接していたカムフォロア113の上にカム溝112の上下方向に真っ直ぐな第2溝壁112bが臨む。そうするとカムフォロア113は、長い基台用スプリング110の付勢により第2溝壁112bに殆ど接することなくノーブレーキ状態でカム溝112の上端に至って止まる。したがってボタンユニット103は、図28(a1)の第1位置から図28(b1)の第2位置に瞬時に変化する。
また、円柱カム111を図28(a2)の状態から同図に矢示した逆回転方向に回転させると、円柱カム111の下端面111bに接していたカムフォロア113の上にカム溝112の上下方向に真っ直ぐな第2溝壁112bが臨む。そうするとカムフォロア113は、長い基台用スプリング110の付勢により第2溝壁112bに殆ど接することなくノーブレーキ状態でカム溝112の上端に至って止まる。したがってボタンユニット103は、図28(a1)の第1位置から図28(b1)の第2位置に瞬時に変化する。
ボタンユニット103が第2位置の突出状態にあることが、特別なステージに移行したことのシンボル的な状態であることを知る遊技者は、大きな達成感・満足感を得て可動ボタン101を押し込む。そうすると、長い基台用スプリング110,110の付勢に抗して可動ボタン101がボタンユニット103ごと第1位置まで一気に下動し、その可動ボタン101がさらに短いボタン用スプリング109をも押し縮めて可動基台108に接近すると、その可動ボタン101の下動がセンサー107で検知される。
そして、遊技者が可動ボタン101から手を離すと、短いボタン用スプリング109,109と長い基台用スプリング110,110が共に復動してボタンユニット103が前記第2位置まで瞬時に戻る。
そして、遊技者が可動ボタン101から手を離すと、短いボタン用スプリング109,109と長い基台用スプリング110,110が共に復動してボタンユニット103が前記第2位置まで瞬時に戻る。
一方、遊技の特別なステージが終了すると、所定のプログラムに従い、図28(b1),(b2)の状態から図28(b2)矢示のように円柱カム111が逆回転方向に回転する。そうすると、カムフォロア113がカム溝112の第1溝壁112aの傾斜に押されて下動し、最終的に該カムフォロア113が円柱カム111の下端面111bに当接して図28(a1),(a2)の第1位置に戻る。
従来の押しボタン式入力装置は、一つの可動ボタンを第1位置と第2位置とに変化させる演出が中心であり、したがって演出態様が単調になる問題点があった。
本発明は、上記に鑑みなされたもので、その目的は、演出の幅を広げることが可能な押しボタン式入力装置を備えた遊技機を提供することにある。
請求項1に記載したように、遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
第1位置と、それより外方に突き出た第2位置と、に変位可能な可動台座ボタンと、
上面の位置が前記可動台座ボタンの上面と略同レベルに設定されると共に平面視で前記可動台座ボタンの内側に配設されており、前記第1位置と、前記第2位置と、前記可動台座ボタンの上面より外方に突き出た凸位置と、に変位可能な可動スイッチボタンと、
前記可動スイッチボタンの前記可動台座ボタンに対する凸位置からの押し込みを検知する入力検知手段と、
前記可動台座ボタンの前記第2位置から前記第1位置への押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記可動台座ボタンが第2位置にあり且つ前記可動スイッチボタンが凸位置にある状態での該可動スイッチボタンによる入力パターンとして、
前記可動台座ボタンが第2位置を維持すると共に前記可動スイッチボタンが凸位置から下がって入力検知される第1入力形態と、
前記可動スイッチボタンが前記可動台座ボタンに対して凸位置にある状態を維持したまま前記可動台座ボタンと前記可動スイッチボタンが一緒に下がって入力検知される第2入力形態と、を有する遊技機を提供する。
かかる遊技機は、可動台座ボタンと可動スイッチボタンの双方が最も上昇位置にある状態での可動スイッチボタンによる入力パターンが二つあるため、例えば、メイン基板で遊技の抽選を行った後、遊技の抽選結果が小当たりであるときは第1入力形態に設定し、一方、遊技の抽選結果が大当たりであるときは第2入力形態に設定し、その状態で画像表示装置等でボタンの入力を促して遊技の抽選結果を可動スイッチボタンの入力パターンによって発表する、つまり可動スイッチボタンを押してみるまで判らない、というように演出することが可能であり、これまで遊技の入力ツールとして利用されてきた可動スイッチボタンを、遊技の接触型出力ツールとしても利用することができる。
前記押しボタン式入力装置は、
第1位置と、それより外方に突き出た第2位置と、に変位可能な可動台座ボタンと、
上面の位置が前記可動台座ボタンの上面と略同レベルに設定されると共に平面視で前記可動台座ボタンの内側に配設されており、前記第1位置と、前記第2位置と、前記可動台座ボタンの上面より外方に突き出た凸位置と、に変位可能な可動スイッチボタンと、
前記可動スイッチボタンの前記可動台座ボタンに対する凸位置からの押し込みを検知する入力検知手段と、
前記可動台座ボタンの前記第2位置から前記第1位置への押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記可動台座ボタンが第2位置にあり且つ前記可動スイッチボタンが凸位置にある状態での該可動スイッチボタンによる入力パターンとして、
前記可動台座ボタンが第2位置を維持すると共に前記可動スイッチボタンが凸位置から下がって入力検知される第1入力形態と、
前記可動スイッチボタンが前記可動台座ボタンに対して凸位置にある状態を維持したまま前記可動台座ボタンと前記可動スイッチボタンが一緒に下がって入力検知される第2入力形態と、を有する遊技機を提供する。
かかる遊技機は、可動台座ボタンと可動スイッチボタンの双方が最も上昇位置にある状態での可動スイッチボタンによる入力パターンが二つあるため、例えば、メイン基板で遊技の抽選を行った後、遊技の抽選結果が小当たりであるときは第1入力形態に設定し、一方、遊技の抽選結果が大当たりであるときは第2入力形態に設定し、その状態で画像表示装置等でボタンの入力を促して遊技の抽選結果を可動スイッチボタンの入力パターンによって発表する、つまり可動スイッチボタンを押してみるまで判らない、というように演出することが可能であり、これまで遊技の入力ツールとして利用されてきた可動スイッチボタンを、遊技の接触型出力ツールとしても利用することができる。
本発明の遊技機によれば、押しボタン式入力装置によって遊技の演出の幅を広げることができる。
[基礎形態1]
まず、本発明の実施形態のベースとなる基礎形態1の遊技機を、スロットマシンを例に図1〜図10を参照しつつ説明する。
まず、本発明の実施形態のベースとなる基礎形態1の遊技機を、スロットマシンを例に図1〜図10を参照しつつ説明する。
図1に示したようにスロットマシン1は、前面が開口する箱形の外本体2と、該外本体2の前面に横開きの扉状に回動可能に取り付けられる扉形前面部材3と、複数の図柄を変動させる図柄変動表示装置4と、任意の画像を表示する画像表示装置5と、を有する。
[扉形前面部材]
扉形前面部材3には、表側の下方にメダル用受皿12が設けられ、また、表側のほぼ中央に操作パネル6が設けられている。この操作パネル6には、メダル投入用の投入口7と、機内のメイン基板(図示せず)のメモリーにデータとして蓄えられているメダルから1枚のみの投入(引き落とし)を指示する1枚投入ボタン8と、同じく1回のゲームで使用可能な最高枚数(例えば3枚)の投入を指示するMAX投入ボタン9と、機内のメダルセレクタ(図示せず)の中に詰まったメダルをメダル用受皿12に戻すためのメダル返却ボタン10と、前記図柄変動表示装置4を作動させる始動レバー11と、図柄変動表示装置4の各リール4a,4b,4cを停止させる3個のリール停止ボタン13a,13b,13c等が設けられている。
さらに操作パネル6には、中央にボタン装着部14が設けられていて、そのボタン装着部14に遊技演出用の押しボタン式入力装置15が装着されている。
なお、言うまでもなくここに示した操作パネル6の構成は1つの例示であり、これらに限定されるものではない。
扉形前面部材3には、表側の下方にメダル用受皿12が設けられ、また、表側のほぼ中央に操作パネル6が設けられている。この操作パネル6には、メダル投入用の投入口7と、機内のメイン基板(図示せず)のメモリーにデータとして蓄えられているメダルから1枚のみの投入(引き落とし)を指示する1枚投入ボタン8と、同じく1回のゲームで使用可能な最高枚数(例えば3枚)の投入を指示するMAX投入ボタン9と、機内のメダルセレクタ(図示せず)の中に詰まったメダルをメダル用受皿12に戻すためのメダル返却ボタン10と、前記図柄変動表示装置4を作動させる始動レバー11と、図柄変動表示装置4の各リール4a,4b,4cを停止させる3個のリール停止ボタン13a,13b,13c等が設けられている。
さらに操作パネル6には、中央にボタン装着部14が設けられていて、そのボタン装着部14に遊技演出用の押しボタン式入力装置15が装着されている。
なお、言うまでもなくここに示した操作パネル6の構成は1つの例示であり、これらに限定されるものではない。
[押しボタン式入力装置]
押しボタン式入力装置15は、操作パネル6の左右方向に長軸を向けた平面視楕円形の外観を呈するものであり、操作パネル6の前記ボタン装着部14内に固定的に取り付けられる固定基台16と、その固定基台16に上下動可能な状態に支持されるボタンユニット17と、そのボタンユニット17を上下動させるユニット移動手段18と、から概略構成される。
押しボタン式入力装置15は、操作パネル6の左右方向に長軸を向けた平面視楕円形の外観を呈するものであり、操作パネル6の前記ボタン装着部14内に固定的に取り付けられる固定基台16と、その固定基台16に上下動可能な状態に支持されるボタンユニット17と、そのボタンユニット17を上下動させるユニット移動手段18と、から概略構成される。
[固定基台]
固定基台16は、楕円形の透明カップ形態であり、その上端周縁に前記ボタン装着部14の開口縁を隠す装飾的な鍔部19が形成されており、さらにその鍔部19の上面に楕円リング状の装飾板20が重合設置されている。なお、鍔部19と装飾板20は、それぞれ透光性を有する合成樹脂で形成されると共にそれぞれの対向面に楕円の中心に向かう放射線状の光拡散用V字溝21が刻設されている。
一方、固定基台16の底部中央には有底円筒形状の運動変換室22が連設されている。この運動変換室22は、後述する端面カム39と回転カムフォロア40によって回転運動を上下運動に変換するためのスペースであり、大径の上部シリンダー22aと、それより小径の下部シリンダー22bを有する段付き円筒形状であって、上部シリンダー22aと下部シリンダー22bの境界部が平坦な摺動受面22cになっている。
固定基台16は、楕円形の透明カップ形態であり、その上端周縁に前記ボタン装着部14の開口縁を隠す装飾的な鍔部19が形成されており、さらにその鍔部19の上面に楕円リング状の装飾板20が重合設置されている。なお、鍔部19と装飾板20は、それぞれ透光性を有する合成樹脂で形成されると共にそれぞれの対向面に楕円の中心に向かう放射線状の光拡散用V字溝21が刻設されている。
一方、固定基台16の底部中央には有底円筒形状の運動変換室22が連設されている。この運動変換室22は、後述する端面カム39と回転カムフォロア40によって回転運動を上下運動に変換するためのスペースであり、大径の上部シリンダー22aと、それより小径の下部シリンダー22bを有する段付き円筒形状であって、上部シリンダー22aと下部シリンダー22bの境界部が平坦な摺動受面22cになっている。
[ボタンユニット]
前記ボタンユニット17は、前記固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持される可動基台23と、該可動基台23の上面に上下摺動可能且つ回転不能に装着される可動ボタン24と、該可動ボタン24を上向きに付勢するボタン付勢手段たるボタン用スプリング25と、該可動ボタン24の押し込みを検知する入力検知手段と、から概略構成されている。
前記ボタンユニット17は、前記固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持される可動基台23と、該可動基台23の上面に上下摺動可能且つ回転不能に装着される可動ボタン24と、該可動ボタン24を上向きに付勢するボタン付勢手段たるボタン用スプリング25と、該可動ボタン24の押し込みを検知する入力検知手段と、から概略構成されている。
[ボタンユニット−可動基台]
可動基台23は、前記固定基台16の内周にほぼ整合する楕円カップ形状で該固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持されている。この可動基台23は、前記固定基台16の内部にすっぽり収まる高さ寸法であり、その周壁23aの四箇所に下端固定で上端自由な弾性ラチェット突片26が突設されている。一方、前記固定基台16の周壁16aには、可動基台23の前記弾性ラチェット突片26が入って自由に上下移動可能な縦長開口27が開設されており、したがって、可動基台23は、弾性ラチェット突片26が固定基台16の縦長開口27の上縁に当接する位置を上限として固定基台16の内部で上下方向に移動し得る。なお、固定基台16の縦長開口27は、誤って液体が入った場合又は故意に液体が入れられた場合の排水口としても機能する。
また、可動基台23の底壁28には、その中央に上向きに開口する楕円受筒29が突設され、さらに該底壁28の上面には、照明用のLED30a,30a…等を設置する配線基板30が取り付けられている。
可動基台23は、前記固定基台16の内周にほぼ整合する楕円カップ形状で該固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持されている。この可動基台23は、前記固定基台16の内部にすっぽり収まる高さ寸法であり、その周壁23aの四箇所に下端固定で上端自由な弾性ラチェット突片26が突設されている。一方、前記固定基台16の周壁16aには、可動基台23の前記弾性ラチェット突片26が入って自由に上下移動可能な縦長開口27が開設されており、したがって、可動基台23は、弾性ラチェット突片26が固定基台16の縦長開口27の上縁に当接する位置を上限として固定基台16の内部で上下方向に移動し得る。なお、固定基台16の縦長開口27は、誤って液体が入った場合又は故意に液体が入れられた場合の排水口としても機能する。
また、可動基台23の底壁28には、その中央に上向きに開口する楕円受筒29が突設され、さらに該底壁28の上面には、照明用のLED30a,30a…等を設置する配線基板30が取り付けられている。
[可動ボタン]
可動ボタン24は、前記可動基台23の楕円カップをほぼ逆さにした形状のボタン頭部31と、そのボタン頭部31の下側に突設した一回り小さな遊嵌筒部32と、を備えており、可動基台23の上面に遊嵌筒部32が緩やかに嵌った状態で上下摺動可能且つ回転不能に装着されている。
また、可動ボタン24は、遊嵌筒部32を横断する補強桁33の中央に可動基台23の前記楕円受筒29に摺動自在に内嵌する下向き開口状の楕円軸筒34を備えており、この楕円軸筒34と楕円受筒29の内部に前記ボタン用スプリング25が圧縮状態に装填されている。したがって可動ボタン24は、該ボタン用スプリング25の付勢により常時上向きに付勢されている。
また、可動ボタン24は、前記遊嵌筒部32の四箇所に下向きのアンカー爪35が形成されており、そのアンカー爪35が前記可動基台23の周壁23aに開設されたアンカー受孔36に係合して上方に抜けないようになっている。
可動ボタン24は、前記可動基台23の楕円カップをほぼ逆さにした形状のボタン頭部31と、そのボタン頭部31の下側に突設した一回り小さな遊嵌筒部32と、を備えており、可動基台23の上面に遊嵌筒部32が緩やかに嵌った状態で上下摺動可能且つ回転不能に装着されている。
また、可動ボタン24は、遊嵌筒部32を横断する補強桁33の中央に可動基台23の前記楕円受筒29に摺動自在に内嵌する下向き開口状の楕円軸筒34を備えており、この楕円軸筒34と楕円受筒29の内部に前記ボタン用スプリング25が圧縮状態に装填されている。したがって可動ボタン24は、該ボタン用スプリング25の付勢により常時上向きに付勢されている。
また、可動ボタン24は、前記遊嵌筒部32の四箇所に下向きのアンカー爪35が形成されており、そのアンカー爪35が前記可動基台23の周壁23aに開設されたアンカー受孔36に係合して上方に抜けないようになっている。
[ボタンユニット−入力検知手段]
入力検知手段は、可動ボタン24の押し込みを検知するためのものであり、図5、図6の拡大図に示したように前記可動ボタン24の補強桁33に突設した下向き舌片37と、発光素子38aと受光素子38bを対接させた公知の光学式のセンサー38と、の組合せであり、発光素子38aと受光素子38bの間に下向き舌片37が入った状態を電気的に検知して可動ボタン24の押し込みと判断する。
入力検知手段は、可動ボタン24の押し込みを検知するためのものであり、図5、図6の拡大図に示したように前記可動ボタン24の補強桁33に突設した下向き舌片37と、発光素子38aと受光素子38bを対接させた公知の光学式のセンサー38と、の組合せであり、発光素子38aと受光素子38bの間に下向き舌片37が入った状態を電気的に検知して可動ボタン24の押し込みと判断する。
[ユニット移動手段]
ユニット移動手段18は、前記ボタンユニット17を上下動させて、図3〜図6のように、可動ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置と、図7〜図9のように、可動ボタン24のボタン頭部31のほぼ全体がボタン装着部14から突出した高さの第2位置とを切り替え得るようにしたものであり、前記可動基台23の底壁28下面に一体成形した端面カム39と、その端面カム39に摺接する回転カムフォロア40と、該回転カムフォロア40を回転させる正逆回転可能なモーター等の駆動部材41と、で概略構成される。
ユニット移動手段18は、前記ボタンユニット17を上下動させて、図3〜図6のように、可動ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置と、図7〜図9のように、可動ボタン24のボタン頭部31のほぼ全体がボタン装着部14から突出した高さの第2位置とを切り替え得るようにしたものであり、前記可動基台23の底壁28下面に一体成形した端面カム39と、その端面カム39に摺接する回転カムフォロア40と、該回転カムフォロア40を回転させる正逆回転可能なモーター等の駆動部材41と、で概略構成される。
[端面カム]
端面カム39は、図10(a),(b)の展開図に示したように、可動基台23の楕円の中心を通る軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この端面カム39の1つのカム面は、端から順に、可動基台23の底壁28と面一の第1停止面39aと、該第1停止面39aに対して傾斜する昇降面39bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面39cと、該第2停止面39cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片39dと、からなる。
端面カム39は、図10(a),(b)の展開図に示したように、可動基台23の楕円の中心を通る軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この端面カム39の1つのカム面は、端から順に、可動基台23の底壁28と面一の第1停止面39aと、該第1停止面39aに対して傾斜する昇降面39bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面39cと、該第2停止面39cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片39dと、からなる。
[回転カムフォロア]
回転カムフォロア40は、前記固定基台16の運動変換室22に回転可能に設置されており、運動変換室22の上部シリンダー22aに収まる大径部40aと、下部シリンダー22bに収まる小径部40bと、前記大径部40aから前記端面カム39の各カム面に向けて突設した3つの摺接片40cと、から概略構成されていて、固定基台16の運動変換室22の底面に取り付けられた前記駆動部材41の回転軸41aに直結されている。
回転カムフォロア40は、前記固定基台16の運動変換室22に回転可能に設置されており、運動変換室22の上部シリンダー22aに収まる大径部40aと、下部シリンダー22bに収まる小径部40bと、前記大径部40aから前記端面カム39の各カム面に向けて突設した3つの摺接片40cと、から概略構成されていて、固定基台16の運動変換室22の底面に取り付けられた前記駆動部材41の回転軸41aに直結されている。
その他、図2、図4、図7において符合42は可動基台23の底壁28から垂設した舌片状の検知片、同じく符合43は前記入力検知手段のセンサー38と同じ光学式のセンサーであり、この検知片42とセンサー43の組み合わせによってボタンユニット17の位置が検知され、その信号がユニット移動手段18の制御等に利用される。
[動作説明]
基礎形態1の押しボタン式入力装置15は、図10(a)のように回転カムフォロア40の摺接片40cが、端面カム39の第1停止面39aに当接している状態にあるとき、ボタンユニット17が図3〜図6、図10(a)のように、可動ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置にある。この第1位置が通常時の状態に設定されており、この状態で遊技者が遊技上必要なタイミングで可動ボタン24を押し込んで離すと、図6実線のように該可動ボタン24がボタン用スプリング25に抗して下降し、その可動ボタン24の下動が入力検知手段たる可動基台23のセンサー38で検知され、さらにボタン用スプリング25の付勢により元の位置に戻る。
基礎形態1の押しボタン式入力装置15は、図10(a)のように回転カムフォロア40の摺接片40cが、端面カム39の第1停止面39aに当接している状態にあるとき、ボタンユニット17が図3〜図6、図10(a)のように、可動ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置にある。この第1位置が通常時の状態に設定されており、この状態で遊技者が遊技上必要なタイミングで可動ボタン24を押し込んで離すと、図6実線のように該可動ボタン24がボタン用スプリング25に抗して下降し、その可動ボタン24の下動が入力検知手段たる可動基台23のセンサー38で検知され、さらにボタン用スプリング25の付勢により元の位置に戻る。
一方、遊技が、例えば特別なステージに移行するなどしたことを契機として、回転カムフォロア40を図10(a)矢示のように正回転方向に約120度回転させると、回転カムフォロア40の摺接片40cが端面カム39のカム面を滑って第1停止面39aから昇降面39bを経て第2停止面39cの回り止め片39dに至って止まる。これによりボタンユニット17が可動基台23ごと第2位置に変化する。なお、ボタンユニット17の第2位置への変化に合わせて照明用のLED30a,30a…を点灯或は点滅させれば、特別なステージに移行したことをより強く華やかに演出することができる。
ボタンユニット17が第2位置の突出状態にあることが、特別なステージに移行したことのシンボル的な状態であることを知る遊技者は、大きな達成感・満足感を得て可動ボタン24を例えば手の平で叩くように押し込んで離す。この場合も第1位置と同様であって、図9実線のように該可動ボタン24がボタン用スプリング25に抗して下降し、その可動ボタン24の動きが入力検知手段たる可動基台23のセンサー38で検知され、さらにボタン用スプリング25の付勢により元の位置に戻る。なお、ボタンユニット17が第2位置にある状態で可動ボタン24を押し込んだときの下限位置は、図6実線のようにボタン装着部14の開口より高位置に設定しておくのがよい。そうすることにより、可動ボタン24を上記のように手の平で叩くように押しても確実に入力することができる。
このように基礎形態1の押しボタン式入力装置15は、可動ボタン24の押し込み操作が入力検知手段(下向き舌片37とセンサー38)で検知されるに必要な第1位置からの操作ストロークと、同じく可動ボタン24の押し込み操作が前記入力検知手段で検知されるに必要な第2位置からの操作ストロークとがほぼ同じになる。
[基礎形態2]
図11(a)〜(c)は基礎形態2を示すものである。この基礎形態2は、ユニット移動手段18によるボタンユニット17の移動速度を2段階に切り替え得るようにしたものであり、そのために昇降面390bを急勾配にした端面カム390と、回転カムフォロア400が1組増設されている。
図11(a)〜(c)は基礎形態2を示すものである。この基礎形態2は、ユニット移動手段18によるボタンユニット17の移動速度を2段階に切り替え得るようにしたものであり、そのために昇降面390bを急勾配にした端面カム390と、回転カムフォロア400が1組増設されている。
具体的には、基礎形態1の端面カム39と回転カムフォロア40の下に高速用の端面カム390と回転カムフォロア400が増設されている。
上段の端面カム39は基礎形態1と同じであるが、上段の回転カムフォロア40は、下段の端面カム390の上面に摺動可能な状態に載置され且つ駆動部材41の回転軸41aに対して、図12(a)のように回転軸41aの外歯44と回転カムフォロア40側の軸孔45の係合段部46とを、回転軸41aの正回転方向の回転に対して噛み合い、逆回転方向の回転に対して空転する噛み合わせに設定すると共に回転軸41aの外歯44をスプライン状に長くして軸方向に摺動可能とし、さらに渦巻バネ等の付勢手段(図示せず)で逆回転方向に付勢されている。
一方、下段の端面カム390は、回転軸41aに緩やかに嵌って双方向の回転が伝わらず且つ軸方向にのみ摺動し得るように設定されている。
上段の端面カム39は基礎形態1と同じであるが、上段の回転カムフォロア40は、下段の端面カム390の上面に摺動可能な状態に載置され且つ駆動部材41の回転軸41aに対して、図12(a)のように回転軸41aの外歯44と回転カムフォロア40側の軸孔45の係合段部46とを、回転軸41aの正回転方向の回転に対して噛み合い、逆回転方向の回転に対して空転する噛み合わせに設定すると共に回転軸41aの外歯44をスプライン状に長くして軸方向に摺動可能とし、さらに渦巻バネ等の付勢手段(図示せず)で逆回転方向に付勢されている。
一方、下段の端面カム390は、回転軸41aに緩やかに嵌って双方向の回転が伝わらず且つ軸方向にのみ摺動し得るように設定されている。
そしてさらに、下段の回転カムフォロア400は、運動変換室22の摺動受面22cに回転可能に載置され且つ駆動部材41の回転軸41aに対して、図12(b)のように回転軸41aの外歯440と回転カムフォロア400側の軸孔450の係合段部460とを、回転軸41aの逆回転方向の回転に対して噛み合い、正回転方向の回転に対して空転する噛み合わせに設定され、さらに渦巻バネ等の付勢手段(図示せず)で正回転方向に付勢されている。
なお、基礎形態2の上記以外の構成は、基礎形態1と同じであるため説明を省略する。
なお、基礎形態2の上記以外の構成は、基礎形態1と同じであるため説明を省略する。
基礎形態2のユニット移動手段18は以上のように構成されているため、駆動部材41の回転軸41aを図12(a)、(b)のように正回転方向に約120度回転させると、下段の端面カム390と回転カムフォロア400は、回転軸41aの正回転方向に対して噛み合わないため全く動かない。一方、上段の回転カムフォロア40は、回転軸41aの外歯440と軸孔450の係合段部460との噛合関係により図11(b)のように正回転方向に回転する。これにより基礎形態1と同じ速度でボタンユニット17が第2位置に変化する。そしてさらに、所定のタイミングで回転軸41aが逆回転方向に回転すると、上段の回転カムフォロア40が巻きバネ等の付勢手段の付勢により逆回転方向に回転して図11(a)の状態に復動する。
次に、駆動部材41の回転軸41aを上記と逆の逆回転方向に約120度回転させると、上段の端面カム39と回転カムフォロア40は、回転軸41aの逆回転方向に対して噛み合わないため全く動かない。一方、下段の回転カムフォロア400は、回転軸41aの外歯440と軸孔450の係合段部460との噛合関係により図11(c)のように逆回転方向に回転する。これにより基礎形態1より速い速度でボタンユニット17が第2位置に変化する。そしてさらに、所定のタイミングで回転軸41aが正回転方向に回転すると、下段の回転カムフォロア400が巻きバネ等の付勢手段の付勢により正回転方向に回転して図11(a)の状態に復動する。
以上のように基礎形態2の押しボタン式入力装置15は、駆動部材41を正逆回転させることにより、ボタンユニット17が第1位置から第2位置に変化する速度を切り替えることができる。したがって、遊技の特別なステージへの多様な変化を押しボタン式入力装置15のボタンユニット17の速度の変化でさらに効果的に演出することができる。
[基礎形態3]
図13は、従来技術で説明した押しボタン式入力装置15に基礎形態の発明を適用して上記した「操作ストロークが長いため、押し込み不足により入力検知手段が正常に作動しなかったり、或は押し込み開始から検知までの時間が長すぎてタイミングを逸する」というような課題を解決し得るようにしたものである。なお、図13において図28と同一符合を付した部分については同一又は同機能の要素であるため説明を省略する。
図13は、従来技術で説明した押しボタン式入力装置15に基礎形態の発明を適用して上記した「操作ストロークが長いため、押し込み不足により入力検知手段が正常に作動しなかったり、或は押し込み開始から検知までの時間が長すぎてタイミングを逸する」というような課題を解決し得るようにしたものである。なお、図13において図28と同一符合を付した部分については同一又は同機能の要素であるため説明を省略する。
基礎形態3は、前記第2溝壁112bの上方壁面に、遊技者による可動ボタン101の押し込み操作でカムフォロア113がカム溝112内を下向きに移動するとき接触し得る凸状の制動部114を設けたものである。
斯かる構成では、制動部114を乗り越えて通過する際カムフォロア113に生じる抵抗によってボタンユニット103の可動ボタン101がボタン用スプリング109,109の付勢に抗して可動基台108に接近し、直ぐさま入力検知手段で検知される。なお、制動部114を通過したカムフォロア113は、そのまま下まで押し下げられるため、もし制動部114を通過する際の抵抗で入力検知手段が作動しなかったとしても、下まで押し切ることで従来技術と同程度の確率ながらも入力検知手段が作動する。
斯かる構成では、制動部114を乗り越えて通過する際カムフォロア113に生じる抵抗によってボタンユニット103の可動ボタン101がボタン用スプリング109,109の付勢に抗して可動基台108に接近し、直ぐさま入力検知手段で検知される。なお、制動部114を通過したカムフォロア113は、そのまま下まで押し下げられるため、もし制動部114を通過する際の抵抗で入力検知手段が作動しなかったとしても、下まで押し切ることで従来技術と同程度の確率ながらも入力検知手段が作動する。
以上のように基礎形態3は、従来型の押しボタン式入力装置15でありながら、ボタンユニット103が第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタン101の押し込み開始から検知までの時間が殆ど変わらず、また、ボタンユニット103が第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタン101の押し込みを確実に検知することができる。
以上の基礎形態3の技術的思想は、次のように把握することができる。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段は、前記ボタンユニットの前記可動基台と前記可動ボタンに設けられ、
前記ボタンユニットは、前記可動基台を付勢する基台付勢手段で前記第2位置に向けて付勢され、
前記ユニット移動手段は、
前記第1位置を下、前記第2位置を上としたとき、
駆動部材で正逆回転可能に制御されると共に前記可動ボタンの移動方向と一致する上下方向に回転軸線を向け且つ側周面に展開状態で上から下に向かって幅広に変化する溝形状のカム溝を有する円柱カムと、
前記ボタンユニットの前記可動基台に設けられて前記円柱カムの前記カム溝及び該円柱カムの下端面に係合するカムフォロアと、を有し、
前記円柱カムは、前記カムフォロアが自己の下端面に係合した状態で前記ボタンユニットを前記基台付勢手段の付勢に抗して前記第1位置に係留させるものであり、
また、前記円柱カムの前記カム溝は、カム面を構成する第1溝壁を上下方向に対して傾斜させる一方、他方の第2溝壁を上下方向にほぼ真っ直ぐ向かわせるように形成され、
さらに前記第2溝壁は、その上方壁面に遊技者による前記可動ボタンの押し込み操作で前記カムフォロアがカム溝内を下向きに移動するとき接触し得る制動部を備えており、その制動部を通過する際カムフォロアに生じる抵抗によって前記ボタンユニットの前記可動ボタンがボタン付勢手段の付勢に抗して前記可動基台に近接して前記入力検知手段で検知されるものであることを特徴とする遊技機。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段は、前記ボタンユニットの前記可動基台と前記可動ボタンに設けられ、
前記ボタンユニットは、前記可動基台を付勢する基台付勢手段で前記第2位置に向けて付勢され、
前記ユニット移動手段は、
前記第1位置を下、前記第2位置を上としたとき、
駆動部材で正逆回転可能に制御されると共に前記可動ボタンの移動方向と一致する上下方向に回転軸線を向け且つ側周面に展開状態で上から下に向かって幅広に変化する溝形状のカム溝を有する円柱カムと、
前記ボタンユニットの前記可動基台に設けられて前記円柱カムの前記カム溝及び該円柱カムの下端面に係合するカムフォロアと、を有し、
前記円柱カムは、前記カムフォロアが自己の下端面に係合した状態で前記ボタンユニットを前記基台付勢手段の付勢に抗して前記第1位置に係留させるものであり、
また、前記円柱カムの前記カム溝は、カム面を構成する第1溝壁を上下方向に対して傾斜させる一方、他方の第2溝壁を上下方向にほぼ真っ直ぐ向かわせるように形成され、
さらに前記第2溝壁は、その上方壁面に遊技者による前記可動ボタンの押し込み操作で前記カムフォロアがカム溝内を下向きに移動するとき接触し得る制動部を備えており、その制動部を通過する際カムフォロアに生じる抵抗によって前記ボタンユニットの前記可動ボタンがボタン付勢手段の付勢に抗して前記可動基台に近接して前記入力検知手段で検知されるものであることを特徴とする遊技機。
[基礎形態4]
図14は、基礎形態3と同様に、従来技術で説明した押しボタン式入力装置15に基礎形態の発明を適用して上記した「操作ストロークが長いため、押し込み不足により入力検知手段が正常に作動しなかったり、或は押し込み開始から検知までの時間が長すぎてタイミングを逸する」というような課題を解決し得るようにしたものである。なお、図14において図28と同一符合を付した部分については同一又は同機能の要素であるため説明を省略する。
図14は、基礎形態3と同様に、従来技術で説明した押しボタン式入力装置15に基礎形態の発明を適用して上記した「操作ストロークが長いため、押し込み不足により入力検知手段が正常に作動しなかったり、或は押し込み開始から検知までの時間が長すぎてタイミングを逸する」というような課題を解決し得るようにしたものである。なお、図14において図28と同一符合を付した部分については同一又は同機能の要素であるため説明を省略する。
基礎形態4は、第2溝壁112bの上端に、カムフォロア113を受けてボタンユニット103の可動基台108を第2位置に係留し得る係留段部115を設けたものである。
斯かる構成では、カムフォロア113がカム溝112の上端に到達した図14(b2)の状態で、円柱カム111を正回転方向に回転させることで前記係留段部115にカムフォロア113を受けさせることができる。カムフォロア113が係留段部115で受けられた状態では、ボタンユニット103が第2位置に係留されるため、ボタンユニット17が第1位置にあるときと同じ状態で可動ボタン101を押し込むことができる。
なお、第2位置にあるボタンユニット103を第1位置に変化させる場合は、円柱カム111を逆回転方向に回転させればよい。これにより、最初にカムフォロア113が係留段部115から出て第2溝壁112bに摺接し、従来と同じ動作でボタンユニット103が移動する。
斯かる構成では、カムフォロア113がカム溝112の上端に到達した図14(b2)の状態で、円柱カム111を正回転方向に回転させることで前記係留段部115にカムフォロア113を受けさせることができる。カムフォロア113が係留段部115で受けられた状態では、ボタンユニット103が第2位置に係留されるため、ボタンユニット17が第1位置にあるときと同じ状態で可動ボタン101を押し込むことができる。
なお、第2位置にあるボタンユニット103を第1位置に変化させる場合は、円柱カム111を逆回転方向に回転させればよい。これにより、最初にカムフォロア113が係留段部115から出て第2溝壁112bに摺接し、従来と同じ動作でボタンユニット103が移動する。
以上の基礎形態4の技術的思想は、次のように把握することができる。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段は、前記ボタンユニットの前記可動基台と前記可動ボタンに設けられ、
前記ボタンユニットは、前記可動基台を付勢する基台付勢手段で前記第2位置に向けて付勢されており、
前記ユニット移動手段は、
前記第1位置を下、前記第2位置を上としたとき、
少なくとも、駆動部材で正逆回転可能に制御されると共に前記可動ボタンの移動方向と一致する上下方向に回転軸線を向け且つ側周面に展開状態で上から下に向かって幅広に変化する溝形状のカム溝を有する円柱カムと、
前記ボタンユニットの前記可動基台に設けられて前記円柱カムの前記カム溝及び該円柱カムの下端面に係合するカムフォロアと、から構成され、
前記円柱カムは、前記カムフォロアが自己の下端面に係合した状態で前記ボタンユニットを前記基台付勢手段の付勢に抗して前記第1位置に係留させるものであり、
また、前記円柱カムの前記カム溝は、カム面を構成する第1溝壁を上下方向に対して傾斜させる一方、他方の第2溝壁を上下方向にほぼ真っ直ぐ向かわせるように形成され、さらに該第2溝壁の上端に前記カムフォロアを受けて前記ボタンユニットの前記可動基台を前記第2位置に係留し得るものであることを特徴とする遊技機。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段は、前記ボタンユニットの前記可動基台と前記可動ボタンに設けられ、
前記ボタンユニットは、前記可動基台を付勢する基台付勢手段で前記第2位置に向けて付勢されており、
前記ユニット移動手段は、
前記第1位置を下、前記第2位置を上としたとき、
少なくとも、駆動部材で正逆回転可能に制御されると共に前記可動ボタンの移動方向と一致する上下方向に回転軸線を向け且つ側周面に展開状態で上から下に向かって幅広に変化する溝形状のカム溝を有する円柱カムと、
前記ボタンユニットの前記可動基台に設けられて前記円柱カムの前記カム溝及び該円柱カムの下端面に係合するカムフォロアと、から構成され、
前記円柱カムは、前記カムフォロアが自己の下端面に係合した状態で前記ボタンユニットを前記基台付勢手段の付勢に抗して前記第1位置に係留させるものであり、
また、前記円柱カムの前記カム溝は、カム面を構成する第1溝壁を上下方向に対して傾斜させる一方、他方の第2溝壁を上下方向にほぼ真っ直ぐ向かわせるように形成され、さらに該第2溝壁の上端に前記カムフォロアを受けて前記ボタンユニットの前記可動基台を前記第2位置に係留し得るものであることを特徴とする遊技機。
以上の基礎形態1〜4の技術的思想は、次のように把握することができる。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知するための被検知部とセンサーとを有する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段を、前記ボタンユニットの前記可動基台側と前記可動ボタン側に設けることにより、該可動ボタンの押し込み操作が前記入力検知手段で検知されるに必要な前記第1位置からの操作ストロークと、同じく可動ボタンの押し込み操作が前記入力検知手段で検知されるに必要な前記第2位置からの操作ストロークと、がほぼ同じになるようにした遊技機。
[効果]
斯かる遊技機は、可動ボタンの押し込みを検知するための被検知部とセンサーとで構成される入力検知手段を、ボタンユニットの可動基台側と可動ボタン側に設けることにより、該可動ボタンの押し込み操作が入力検知手段で検知されるに必要な第1位置からの操作ストロークと、同じく第2位置からの操作ストロークとがほぼ同じになる。したがって、ボタンユニットが第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタンの押し込み開始から検知までの時間が殆ど変わらず、また、ボタンユニットが第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタンの押し込みを確実に検知することができる。
[技術的思想]
遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
機内側から機外側に向けてボタン付勢手段で付勢されると共にその付勢に抗して押し込み可能であり且つその押し込み解除により前記ボタン付勢手段の付勢で復動し得る可動ボタンと、
その可動ボタンと前記ボタン付勢手段とを支持すると共にそれらと一緒にボタンユニットを構成する可動基台と、
前記ボタンユニットを前記可動ボタンの押し込み・復動方向と同方向に移動させて該ボタンユニットを第1位置とそれより突き出た第2位置とに切り替え得るようにしたユニット移動手段と、
前記可動ボタンの前記押し込みを検知するための被検知部とセンサーとを有する入力検知手段と、を備えており、
前記入力検知手段を、前記ボタンユニットの前記可動基台側と前記可動ボタン側に設けることにより、該可動ボタンの押し込み操作が前記入力検知手段で検知されるに必要な前記第1位置からの操作ストロークと、同じく可動ボタンの押し込み操作が前記入力検知手段で検知されるに必要な前記第2位置からの操作ストロークと、がほぼ同じになるようにした遊技機。
[効果]
斯かる遊技機は、可動ボタンの押し込みを検知するための被検知部とセンサーとで構成される入力検知手段を、ボタンユニットの可動基台側と可動ボタン側に設けることにより、該可動ボタンの押し込み操作が入力検知手段で検知されるに必要な第1位置からの操作ストロークと、同じく第2位置からの操作ストロークとがほぼ同じになる。したがって、ボタンユニットが第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタンの押し込み開始から検知までの時間が殆ど変わらず、また、ボタンユニットが第1位置と第2位置のどちらにあっても可動ボタンの押し込みを確実に検知することができる。
[基礎形態5]
次に、基礎形態5を遊技機たるスロットマシンを例に図面を参照しつつ説明する。なお、押しボタン式入力装置115を除くスロットマシン1の構成は、全て基礎形態1と同じであるため説明を省略する。また、押しボタン式入力装置115は、前記基礎形態1をベースにしているため、基礎形態1と同一又は同機能の構成要素にはそれらと同一又はそれらに100を加えた符合を付す。したがって、基礎形態1と同一又はそれらに100を加えた符合が付された構成要素であって以下に説明がないものについては、基礎形態1の説明をもって基礎形態5の説明に代えるものとする。
次に、基礎形態5を遊技機たるスロットマシンを例に図面を参照しつつ説明する。なお、押しボタン式入力装置115を除くスロットマシン1の構成は、全て基礎形態1と同じであるため説明を省略する。また、押しボタン式入力装置115は、前記基礎形態1をベースにしているため、基礎形態1と同一又は同機能の構成要素にはそれらと同一又はそれらに100を加えた符合を付す。したがって、基礎形態1と同一又はそれらに100を加えた符合が付された構成要素であって以下に説明がないものについては、基礎形態1の説明をもって基礎形態5の説明に代えるものとする。
[押しボタン式入力装置]
押しボタン式入力装置115は、要するに、基礎形態1で説明したボタンユニット17とユニット移動手段18の組み合わせを台座ボタンユニット17と第1移動手段18として備え、さらにこれらを小型化した構成である可動スイッチボタンユニット117と第2移動手段(基礎形態5では第1移動手段18によって兼用されるが、この点については後述する。)及び第3移動手段118との組合せを付加し、それらを一つの駆動部材41で作動させるようにしたものであり、それらと操作パネル6のボタン装着部14内に固定的に取り付けられる固定基台16と、から概略構成される。
押しボタン式入力装置115は、要するに、基礎形態1で説明したボタンユニット17とユニット移動手段18の組み合わせを台座ボタンユニット17と第1移動手段18として備え、さらにこれらを小型化した構成である可動スイッチボタンユニット117と第2移動手段(基礎形態5では第1移動手段18によって兼用されるが、この点については後述する。)及び第3移動手段118との組合せを付加し、それらを一つの駆動部材41で作動させるようにしたものであり、それらと操作パネル6のボタン装着部14内に固定的に取り付けられる固定基台16と、から概略構成される。
[固定基台]
固定基台16は、基礎形態1と同じ楕円形で基礎形態1より縦に長い透明カップ形態である。
該固定基台16の底部中央には有底円筒形状の第1運動変換室22が連設されている。この第1運動変換室22は、後述する第1端面カム39と第1回転カムフォロア40によって回転運動を台座ボタンユニット17の上下運動に変換するためのスペースであり、大径の上部シリンダー22aと、それより小径の下部シリンダー22bを有する段付き円筒形状であって、上部シリンダー22aと下部シリンダー22bの境界部が平坦な摺動受面22cになっている。
固定基台16は、基礎形態1と同じ楕円形で基礎形態1より縦に長い透明カップ形態である。
該固定基台16の底部中央には有底円筒形状の第1運動変換室22が連設されている。この第1運動変換室22は、後述する第1端面カム39と第1回転カムフォロア40によって回転運動を台座ボタンユニット17の上下運動に変換するためのスペースであり、大径の上部シリンダー22aと、それより小径の下部シリンダー22bを有する段付き円筒形状であって、上部シリンダー22aと下部シリンダー22bの境界部が平坦な摺動受面22cになっている。
[台座ボタンユニット]
前記台座ボタンユニット17は、前記固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持される可動基台23と、該可動基台23の上面に上下摺動可能且つ回転不能に装着される可動台座ボタン24と、該可動台座ボタン24を上向きに付勢するボタン付勢手段たるボタン用スプリング25,25と、から概略構成されている。
前記台座ボタンユニット17は、前記固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持される可動基台23と、該可動基台23の上面に上下摺動可能且つ回転不能に装着される可動台座ボタン24と、該可動台座ボタン24を上向きに付勢するボタン付勢手段たるボタン用スプリング25,25と、から概略構成されている。
[台座ボタンユニット−可動基台]
可動基台23は、前記固定基台16の内周にほぼ整合する楕円カップ形状で該固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持されている。この可動基台23は、前記固定基台16の内部にすっぽり収まる高さ寸法であり、その周壁23aの四箇所に下端固定で上端自由な弾性ラチェット突片26が突設されている。一方、前記固定基台16の周壁16aには、可動基台23の前記弾性ラチェット突片26が入って自由に上下移動可能な縦長開口27が開設されており、したがって、可動基台23は、弾性ラチェット突片26が固定基台16の縦長開口27の上縁に当接する位置を上限として固定基台16の内部で上下方向に移動し得る。なお、固定基台16の縦長開口27は、誤って液体が入った場合又は故意に液体が入れられた場合の排水口としても機能する。
また、可動基台23の底壁28には、楕円の長軸上の左右に上向きのバネ受筒29が突設され、さらに該底壁28の上面には、照明用のLED(図示せず)等を設置する配線基板30が取り付けられている。
可動基台23は、前記固定基台16の内周にほぼ整合する楕円カップ形状で該固定基台16に嵌って上下摺動可能且つ回転不能に支持されている。この可動基台23は、前記固定基台16の内部にすっぽり収まる高さ寸法であり、その周壁23aの四箇所に下端固定で上端自由な弾性ラチェット突片26が突設されている。一方、前記固定基台16の周壁16aには、可動基台23の前記弾性ラチェット突片26が入って自由に上下移動可能な縦長開口27が開設されており、したがって、可動基台23は、弾性ラチェット突片26が固定基台16の縦長開口27の上縁に当接する位置を上限として固定基台16の内部で上下方向に移動し得る。なお、固定基台16の縦長開口27は、誤って液体が入った場合又は故意に液体が入れられた場合の排水口としても機能する。
また、可動基台23の底壁28には、楕円の長軸上の左右に上向きのバネ受筒29が突設され、さらに該底壁28の上面には、照明用のLED(図示せず)等を設置する配線基板30が取り付けられている。
[可動台座ボタン]
可動台座ボタン24は、前記可動基台23の楕円カップをほぼ逆さにした形状のボタン頭部31と、そのボタン頭部31の下側に突設した一回り小さな遊嵌筒部32と、を備えており、可動基台23の上面に遊嵌筒部32が緩やかに嵌った状態で上下摺動可能且つ回転不能に装着されている。
また、可動台座ボタン24は、前記可動基台23のバネ受筒29と対向する位置に下向きのバネ軸筒240を備えており、このバネ軸筒240と前記バネ受筒29に前記ボタン用スプリング25が圧縮状態に装填されている。したがって可動台座ボタン24は、該ボタン用スプリング25の付勢により常時上向きに付勢されている。
また、可動台座ボタン24は、図示しないが基礎形態1と同じく前記遊嵌筒部32の四箇所に下向きのアンカー爪が形成されており、そのアンカー爪が前記可動基台23の周壁23aに開設されたアンカー受孔に係合して上方に抜けないようになっている。
可動台座ボタン24は、前記可動基台23の楕円カップをほぼ逆さにした形状のボタン頭部31と、そのボタン頭部31の下側に突設した一回り小さな遊嵌筒部32と、を備えており、可動基台23の上面に遊嵌筒部32が緩やかに嵌った状態で上下摺動可能且つ回転不能に装着されている。
また、可動台座ボタン24は、前記可動基台23のバネ受筒29と対向する位置に下向きのバネ軸筒240を備えており、このバネ軸筒240と前記バネ受筒29に前記ボタン用スプリング25が圧縮状態に装填されている。したがって可動台座ボタン24は、該ボタン用スプリング25の付勢により常時上向きに付勢されている。
また、可動台座ボタン24は、図示しないが基礎形態1と同じく前記遊嵌筒部32の四箇所に下向きのアンカー爪が形成されており、そのアンカー爪が前記可動基台23の周壁23aに開設されたアンカー受孔に係合して上方に抜けないようになっている。
[第1移動手段]
第1移動手段18は、前記台座ボタンユニット17を上下動させて、図17、図18のように、可動台座ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置と、図20のように、可動台座ボタン24のボタン頭部31のほぼ全体がボタン装着部14から突出した高さの第2位置とを切り替え得るようにしたものであり、前記可動基台23の底壁28下面に一体成形した第1端面カム39と、その第1端面カム39に摺接する第1回転カムフォロア40と、該第1回転カムフォロア40を回転させる正逆回転可能なモーター等の駆動部材41と、で概略構成される。
第1移動手段18は、前記台座ボタンユニット17を上下動させて、図17、図18のように、可動台座ボタン24の頂部がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置と、図20のように、可動台座ボタン24のボタン頭部31のほぼ全体がボタン装着部14から突出した高さの第2位置とを切り替え得るようにしたものであり、前記可動基台23の底壁28下面に一体成形した第1端面カム39と、その第1端面カム39に摺接する第1回転カムフォロア40と、該第1回転カムフォロア40を回転させる正逆回転可能なモーター等の駆動部材41と、で概略構成される。
[第1端面カム]
第1端面カム39は、可動基台23の楕円の中心を通る軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この第1端面カム39の1つのカム面は、図22の展開図の下段に示したように、端から順に、可動基台23の底壁28と面一の第1停止面39aと、該第1停止面39aに対して傾斜する昇降面39bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面39cと、該第2停止面39cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片39dと、からなり、回り始めから約60度の回転で昇降面39bが終了し、残りの約60度は第2停止面39cが続くようになっている。
第1端面カム39は、可動基台23の楕円の中心を通る軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この第1端面カム39の1つのカム面は、図22の展開図の下段に示したように、端から順に、可動基台23の底壁28と面一の第1停止面39aと、該第1停止面39aに対して傾斜する昇降面39bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面39cと、該第2停止面39cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片39dと、からなり、回り始めから約60度の回転で昇降面39bが終了し、残りの約60度は第2停止面39cが続くようになっている。
[第1回転カムフォロア]
第1回転カムフォロア40は、前記固定基台16の第1運動変換室22に回転可能に設置されており、第1運動変換室22の上部シリンダー22aに収まる大径部40aと、下部シリンダー22bに収まる小径部40bと、前記大径部40aから前記第1端面カム39の各カム面に向けて突設した3つの摺接片40cと、から概略構成されていて、固定基台16の第1運動変換室22の底面に取り付けられた前記駆動部材41の回転軸41aに直結されている。
第1回転カムフォロア40は、前記固定基台16の第1運動変換室22に回転可能に設置されており、第1運動変換室22の上部シリンダー22aに収まる大径部40aと、下部シリンダー22bに収まる小径部40bと、前記大径部40aから前記第1端面カム39の各カム面に向けて突設した3つの摺接片40cと、から概略構成されていて、固定基台16の第1運動変換室22の底面に取り付けられた前記駆動部材41の回転軸41aに直結されている。
その他、図17において符合42は可動基台23の底壁28から垂設した舌片状の検知片、同じく符合43は前記入力検知手段のセンサー38と同じ光学式のセンサーであり、この検知片42とセンサー43の組み合わせによって台座ボタンユニット17の位置が検知され、その信号がユニット移動手段18の制御等に利用される。
[可動スイッチボタンユニットと第2、第3移動手段]
可動スイッチボタンユニット117とこれを変位させる第3移動手段118は、前記台座ボタンユニット17と第1移動手段18を円筒に収まり得る形状に小型化したものであり、したがって台座ボタンユニット17及び第1移動手段18と同一又は同機能の構成要素に、それらの符合に100を加えた符合を付して原則説明を省略し、相違する部分について以下に説明する。なお、可動スイッチボタンユニット117を第1位置から第2位置に変位させ又はその逆に変位させる第2移動手段は、後述するように第1移動手段18によって兼用される。
可動スイッチボタンユニット117とこれを変位させる第3移動手段118は、前記台座ボタンユニット17と第1移動手段18を円筒に収まり得る形状に小型化したものであり、したがって台座ボタンユニット17及び第1移動手段18と同一又は同機能の構成要素に、それらの符合に100を加えた符合を付して原則説明を省略し、相違する部分について以下に説明する。なお、可動スイッチボタンユニット117を第1位置から第2位置に変位させ又はその逆に変位させる第2移動手段は、後述するように第1移動手段18によって兼用される。
[可動スイッチボタンユニット]
可動スイッチボタンユニット117は、上面の位置が第1位置にある可動台座ボタン24の上面と略同レベルに設定されると共に平面視で図16のように可動台座ボタン24の内側中央に島状に配設されており、該可動台座ボタン24内で上下方向に変位し得るように収められている。なお、ここで島状とは、図16のように可動スイッチボタン124の輪郭が、可動台座ボタン24の輪郭と無接触の場合はもちろん、輪郭同士が一箇所又は複数箇所(可動台座ボタン24が可動スイッチボタン124で複数に分断される状態を含む。)で内接する場合も含まれる。
可動スイッチボタンユニット117は、上面の位置が第1位置にある可動台座ボタン24の上面と略同レベルに設定されると共に平面視で図16のように可動台座ボタン24の内側中央に島状に配設されており、該可動台座ボタン24内で上下方向に変位し得るように収められている。なお、ここで島状とは、図16のように可動スイッチボタン124の輪郭が、可動台座ボタン24の輪郭と無接触の場合はもちろん、輪郭同士が一箇所又は複数箇所(可動台座ボタン24が可動スイッチボタン124で複数に分断される状態を含む。)で内接する場合も含まれる。
[第2移動手段]
第2移動手段は、可動スイッチボタン124、つまり可動スイッチボタンユニット117を前記第1位置から図20のように前記第2位置に変位させ、また、その逆にも変位させるものであり、本基礎形態5では可動基台23に前記第1運動変換室22に相当する第2運動変換室122を一体に形成してそこに可動スイッチボタンユニット117を変位させる第3移動手段118と可動スイッチボタンユニット117とを載せるようになっており、したがって第2運動変換室122に載った状態で台座ボタンユニット17と一緒に可動スイッチボタン124も第1位置から第2位置に、又はその逆に変位する。よって基礎形態5において、可動スイッチボタン124を第1位置から第2位置に変位させ又はその逆に変位させる第2移動手段は、台座ボタンユニット17の第1移動手段18によって兼用されている。なお、第2移動手段を第1移動手段18とは別に独立させて設けるようにしてももちろんよい。
第2移動手段は、可動スイッチボタン124、つまり可動スイッチボタンユニット117を前記第1位置から図20のように前記第2位置に変位させ、また、その逆にも変位させるものであり、本基礎形態5では可動基台23に前記第1運動変換室22に相当する第2運動変換室122を一体に形成してそこに可動スイッチボタンユニット117を変位させる第3移動手段118と可動スイッチボタンユニット117とを載せるようになっており、したがって第2運動変換室122に載った状態で台座ボタンユニット17と一緒に可動スイッチボタン124も第1位置から第2位置に、又はその逆に変位する。よって基礎形態5において、可動スイッチボタン124を第1位置から第2位置に変位させ又はその逆に変位させる第2移動手段は、台座ボタンユニット17の第1移動手段18によって兼用されている。なお、第2移動手段を第1移動手段18とは別に独立させて設けるようにしてももちろんよい。
[第3移動手段]
第3移動手段118は、前記可動スイッチボタンユニット117を上下動させて、図20のように、可動スイッチボタン124の上面が可動台座ボタン24の上面と略同レベルにある状態から、図21のように、それより外方に突き出た凸位置に変位させるものであり、台座ボタンユニット17の第1端面カム39に相当する第2端面カム139と、その第2端面カム139に摺接する第2回転カムフォロア140と、第2回転カムフォロア140を回転させる前記駆動部材41と、で概略構成される。
第3移動手段118は、前記可動スイッチボタンユニット117を上下動させて、図20のように、可動スイッチボタン124の上面が可動台座ボタン24の上面と略同レベルにある状態から、図21のように、それより外方に突き出た凸位置に変位させるものであり、台座ボタンユニット17の第1端面カム39に相当する第2端面カム139と、その第2端面カム139に摺接する第2回転カムフォロア140と、第2回転カムフォロア140を回転させる前記駆動部材41と、で概略構成される。
[第2回転カムフォロアと第2端面カム]
前記第2回転カムフォロア140は、駆動部材41の回転軸41aをスプラインシャフトにして軸方向に摺動可能になっており、台座ボタンユニット17が第1位置から第2位置に移動するとき回転軸41aと一緒に回転しながら軸方向に摺動する。
また、第2端面カム139は、中心軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この第2端面カム139の1つのカム面は、図22の展開図の上段に示したように、端から順に、第1停止面139aと、該第1停止面139aに対して傾斜する昇降面139bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面139cと、該第2停止面139cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片139dと、からなり、回り始めから約60度を第1停止面139aが占め、後半の約60度を昇降面139bと第2停止面139cが占めるようになっている。
前記第2回転カムフォロア140は、駆動部材41の回転軸41aをスプラインシャフトにして軸方向に摺動可能になっており、台座ボタンユニット17が第1位置から第2位置に移動するとき回転軸41aと一緒に回転しながら軸方向に摺動する。
また、第2端面カム139は、中心軸線を中心として、3つの同じカム面を120度間隔で配置したいわゆる3回回転対称の立体カムである。この第2端面カム139の1つのカム面は、図22の展開図の上段に示したように、端から順に、第1停止面139aと、該第1停止面139aに対して傾斜する昇降面139bと、ほぼ水平な(厳密には上方に向かって僅かに凹む曲面)第2停止面139cと、該第2停止面139cからほぼ直角下向きに突出する回り止め片139dと、からなり、回り始めから約60度を第1停止面139aが占め、後半の約60度を昇降面139bと第2停止面139cが占めるようになっている。
[動作説明]
基礎形態5の押しボタン式入力装置115は、図22のように第1移動手段18の第1回転カムフォロア40の摺接片40cが、第1端面カム39の第1停止面39aに当接している状態にあるとき、台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117が図17、図18のように、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124の上面がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置にある。この第1位置が通常時の状態に設定されており、この状態で遊技者が遊技上必要なタイミングで可動スイッチボタン124を押し込んで離すと、可動スイッチボタン124がボタン用スプリング125の付勢に抗して下降し、その可動スイッチボタン124の下動が入力検知手段たるセンサー138で検知され、さらにボタン用スプリング125の付勢により元の位置に戻る。このとき可動スイッチボタン124と一緒に可動台座ボタン24を押し込むことができるため、使用感としては基礎形態1と殆ど変わらない。
基礎形態5の押しボタン式入力装置115は、図22のように第1移動手段18の第1回転カムフォロア40の摺接片40cが、第1端面カム39の第1停止面39aに当接している状態にあるとき、台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117が図17、図18のように、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124の上面がボタン装着部14から若干上に臨む高さの第1位置にある。この第1位置が通常時の状態に設定されており、この状態で遊技者が遊技上必要なタイミングで可動スイッチボタン124を押し込んで離すと、可動スイッチボタン124がボタン用スプリング125の付勢に抗して下降し、その可動スイッチボタン124の下動が入力検知手段たるセンサー138で検知され、さらにボタン用スプリング125の付勢により元の位置に戻る。このとき可動スイッチボタン124と一緒に可動台座ボタン24を押し込むことができるため、使用感としては基礎形態1と殆ど変わらない。
一方、遊技が、例えば特別なステージに移行するなどしたことを契機として、第1回転カムフォロア40を図22矢示のように正回転方向に約60度回転させると、図23のように下段の第1回転カムフォロア40の摺接片40cが第1端面カム39のカム面を滑って第1停止面39aから昇降面39bを経て第2停止面39cに至って止まる。これにより台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117が一緒に第2位置に変化する。
一方、下段の第1回転カムフォロア40と同時に上段の第2回転カムフォロア140も正回転方向に約60度回転するが、その場合、第2回転カムフォロア140の摺接片140cは、図23のように、第2端面カム139の第1停止面139aの終端に至ったところで停止するため、可動スイッチボタンユニット117が単独で変位することはない。
なお、台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117の第2位置への変化に合わせて照明用のLEDを点灯或は点滅させれば、特別なステージに移行したことをより強く華やかに演出することができる。
一方、下段の第1回転カムフォロア40と同時に上段の第2回転カムフォロア140も正回転方向に約60度回転するが、その場合、第2回転カムフォロア140の摺接片140cは、図23のように、第2端面カム139の第1停止面139aの終端に至ったところで停止するため、可動スイッチボタンユニット117が単独で変位することはない。
なお、台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117の第2位置への変化に合わせて照明用のLEDを点灯或は点滅させれば、特別なステージに移行したことをより強く華やかに演出することができる。
台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117が第2位置の突出状態にあることが、特別なステージに移行したことのシンボル的な状態であることを知る遊技者は、大きな達成感・満足感を得て可動スイッチボタン124を指先で又は可動台座ボタン24と一緒に例えば手の平で叩くように押し込んで離す。この場合も第1位置と同様であって、可動スイッチボタン124又はそれと一緒に可動台座ボタン24がボタン用スプリング25,125に抗して下降し、その可動スイッチボタン124の動きが入力検知手段たるセンサー138で検知され、さらにボタン用スプリング25,125の付勢により元の位置に戻る。
第2位置にある台座ボタンユニット17と可動スイッチボタンユニット117は、特別なステージが終了すると第1、第2回転カムフォロア40、140が図23の状態から逆回転方向に約60度回転して図22の状態、すなわち第1位置に戻るのであるが、特別なステージが実行されている間にさらに上の最高のステージに移行する場合がある。そうすると、駆動部材41が図23の状態から正回転方向にさらに約60度回転する。これにより図24の展開図のように上段の第2回転カムフォロア140の摺接片140cが第2端面カム139の昇降面139bを滑るため、可動スイッチボタンユニット117が図21のように凸位置に突出する。このとき駆動部材41の回転速度を先ほどより高速に設定しておけば、可動スイッチボタンユニット117の突出速度が速くなるため、可動台座ボタン24がゆっくり上昇し、続いて可動スイッチボタン124が急激に上昇する、というようにボタンの動的変化に減り張りを付けることができる。
なお、このとき下段の回転カムフォロ40も正回転方向に約60度回転するが、この第1回転カムフォロア40の摺接片40cは、下段の第1端面カム39の第2停止面39cを単に滑るにすぎないため、台座ボタンユニット17は、第2位置に止まっている。
なお、このとき下段の回転カムフォロ40も正回転方向に約60度回転するが、この第1回転カムフォロア40の摺接片40cは、下段の第1端面カム39の第2停止面39cを単に滑るにすぎないため、台座ボタンユニット17は、第2位置に止まっている。
可動スイッチボタンユニット117が凸位置の突出状態にあることが、特別なステージの上の最高のステージに移行したことのシンボル的な状態であることを知る遊技者は、さらに大きな達成感・満足感を得て可動スイッチボタン124を指先で又は手の平で叩くように押し込んで離す。この場合も第1位置と同様であって、可動スイッチボタン124がボタン用スプリング125に抗して下降し、その可動スイッチボタン124の動きが入力検知手段たるセンサー138で検知され、さらにボタン用スプリング125の付勢により元の凸位置に戻る。
そして、最高のステージが終了すると、第1、第2回転カムフォロア40、140が図24の状態から逆回転方向に約120度回転して先ず可動スイッチボタン124が第2位置に戻って可動台座ボタン24と面一になり、そこから可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24が一緒に下がって第1位置に戻る。
以上のように基礎形態5の押しボタン式入力装置115は、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124が第1位置から第2位置に変位し、そこからさらに可動スイッチボタン124のみが凸位置へと変位するため、演出の幅を格段に広げることができる。
また、基礎形態1と同様に、可動スイッチボタン124が、第1位置と第2位置と凸位置のどこにあっても可動スイッチボタン124の押し込み開始から検知までの時間が殆ど変わらず、また、可動スイッチボタン124が第1位置と第2位置と凸位置のどこにあってもその押し込みを確実に検知することができる。
また、基礎形態1と同様に、可動スイッチボタン124が、第1位置と第2位置と凸位置のどこにあっても可動スイッチボタン124の押し込み開始から検知までの時間が殆ど変わらず、また、可動スイッチボタン124が第1位置と第2位置と凸位置のどこにあってもその押し込みを確実に検知することができる。
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態を遊技機たるパチンコ機1Pを例に図25〜図27を参照しつつ説明する。
次に、本発明の実施の形態を遊技機たるパチンコ機1Pを例に図25〜図27を参照しつつ説明する。
[パチンコ機]
図25に示したようにパチンコ機1Pは、四角く枠組みした外枠2Pと、該外枠2Pの一側上下部に取り付けた蝶番部材3P,3Pと、該蝶番部材3P,3Pにより前記外枠2Pの前面に回動可能に取り付けた前枠4Pと、を有する。
このパチンコ機1Pの前枠4Pの正面には、ガラスや合成樹脂の透明板を装着した窓部5Pと、その窓部5Pの下側に突設された球皿6Pと、が設けられている。
一方、前枠4Pの裏側には、前記窓部5Pと対向する位置に装着された遊技盤7Pと、遊技球を貯める球タンク8Pその他の遊技機用機能部品を装着したいわゆる機構盤9P等が取り付けられている。
また、前記遊技盤7Pには、その前面にガイドレール10Pで円形に囲われた遊技領域11Pが形成されると共に該遊技領域11Pのほぼ中央に液晶ディスプレイ等の画像表示装置12Pが取り付けられている。したがって、遊技領域11P全体と、画像表示装置12Pの画像13Pが前枠4Pの前記窓部5Pを通して遊技者から見えるようになっている。
さらにまた、遊技盤7Pの裏面には、遊技内容を制御するメイン基板(図示せず)が取り付けられている。
図25に示したようにパチンコ機1Pは、四角く枠組みした外枠2Pと、該外枠2Pの一側上下部に取り付けた蝶番部材3P,3Pと、該蝶番部材3P,3Pにより前記外枠2Pの前面に回動可能に取り付けた前枠4Pと、を有する。
このパチンコ機1Pの前枠4Pの正面には、ガラスや合成樹脂の透明板を装着した窓部5Pと、その窓部5Pの下側に突設された球皿6Pと、が設けられている。
一方、前枠4Pの裏側には、前記窓部5Pと対向する位置に装着された遊技盤7Pと、遊技球を貯める球タンク8Pその他の遊技機用機能部品を装着したいわゆる機構盤9P等が取り付けられている。
また、前記遊技盤7Pには、その前面にガイドレール10Pで円形に囲われた遊技領域11Pが形成されると共に該遊技領域11Pのほぼ中央に液晶ディスプレイ等の画像表示装置12Pが取り付けられている。したがって、遊技領域11P全体と、画像表示装置12Pの画像13Pが前枠4Pの前記窓部5Pを通して遊技者から見えるようになっている。
さらにまた、遊技盤7Pの裏面には、遊技内容を制御するメイン基板(図示せず)が取り付けられている。
パチンコ機1Pは、前記球皿6Pにある遊技球を前記遊技盤7Pの遊技領域11Pに向けて発射させ、その遊技球が遊技領域11Pに設けられている入賞口(図示せず)に入った場合に景品として複数個の遊技球を球皿6Pに放出し、一方、遊技球が入賞しなかった場合にその遊技球を遊技盤7Pのアウト球口14Pから機裏に排出して回収するものである。
なお、図25において、符合15Pは、遊技球の打球強さを調節する発射力調節装置である。また、符合16Pa〜16Pdは、前枠4Pの窓部5Pのコーナー部分に前後動可能に設けられた発光型の可動装飾体である。
なお、図25において、符合15Pは、遊技球の打球強さを調節する発射力調節装置である。また、符合16Pa〜16Pdは、前枠4Pの窓部5Pのコーナー部分に前後動可能に設けられた発光型の可動装飾体である。
[押しボタン式入力装置]
実施形態のパチンコ機1Pにおいて押しボタン式入力装置115は、図26に示したように球皿6Pの前面に設けられた操作パネル17Pの上面に装着されている。なお、押しボタン式入力装置115は、前記基礎形態5をベースにしているため、基礎形態5と同一又は同機能の構成要素にはそれらと同一の符合を付す。したがって、基礎形態5と同一の符合が付された構成要素であって以下に説明がないものについては、基礎形態5の説明をもって実施形態の説明に代えるものとする。
実施形態のパチンコ機1Pにおいて押しボタン式入力装置115は、図26に示したように球皿6Pの前面に設けられた操作パネル17Pの上面に装着されている。なお、押しボタン式入力装置115は、前記基礎形態5をベースにしているため、基礎形態5と同一又は同機能の構成要素にはそれらと同一の符合を付す。したがって、基礎形態5と同一の符合が付された構成要素であって以下に説明がないものについては、基礎形態5の説明をもって実施形態の説明に代えるものとする。
実施形態のボタン装着部18Pは、図26に示したように、弾性的なダンパー部19Pを介して操作パネル17Pに支持されている。
一方、実施形態の押しボタン式入力装置115には、固定基台16の外側下方部に小型の振動発生機47が取り付けられている。
この振動発生機47を作動させると、固定基台16の全体がダンパー部19Pに支えられた状態で視認可能な振れ幅で振動し、その結果、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124が固定基台16と一緒に振動する。
このように可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124を振動させることができるため、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124を振動させながら上動させて、その特異な動きを視覚的に楽しませることができる。また、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124に振動を与えることにより、遊技者に対し、押しボタン式入力装置115の存在や押しボタン式入力装置115の利用タイミングを明確に知らせることもできる。
なお、振動発生機47の振動に強弱を設けて可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124の動きにさらに変化を与えるようにしてもよい。
一方、実施形態の押しボタン式入力装置115には、固定基台16の外側下方部に小型の振動発生機47が取り付けられている。
この振動発生機47を作動させると、固定基台16の全体がダンパー部19Pに支えられた状態で視認可能な振れ幅で振動し、その結果、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124が固定基台16と一緒に振動する。
このように可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124を振動させることができるため、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124を振動させながら上動させて、その特異な動きを視覚的に楽しませることができる。また、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124に振動を与えることにより、遊技者に対し、押しボタン式入力装置115の存在や押しボタン式入力装置115の利用タイミングを明確に知らせることもできる。
なお、振動発生機47の振動に強弱を設けて可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124の動きにさらに変化を与えるようにしてもよい。
また、押しボタン式入力装置115は、ボタン装着部18Pに装着された状態で、図27に示したように、鉛直線Vに対して上部が遊技者側に向かう傾きの傾斜が設けられている。したがって、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124が上動するとき、遊技者に向かってくるような視覚効果が得られるため、遊技の興趣を高めることができる。
また、実施形態の押しボタン式入力装置115には、可動スイッチボタン124の入力検知手段として可動スイッチボタンユニット117に設けられているセンサー138と同様のセンサー38が、可動台座ボタン24の入力検知手段として台座ボタンユニット17にも設けられている。そして、この可動台座ボタン24の入力検知手段(センサー38)と、可動スイッチボタン124の入力検知手段(センサー138)により、可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24が独立したスイッチとして入力検知されるようになっている。
さらに実施形態の押しボタン式入力装置115には、可動台座ボタン24を可動基台23に対する突出位置と押し込み位置とにロック可能な台座ロック手段48と、可動スイッチボタン124を可動スイッチ基台123に対する突出位置と押し込み位置とにロック可能な可動スイッチロック手段49とが設けられている。
[台座ロック手段]
前記台座ロック手段48は、可動台座ボタン24の遊嵌筒部32に下向きに突設した台座ロックシャフト48aと、可動基台23の底壁28に設けた台座ロック部48bとの組合せであり、通常、前記台座ロックシャフト48aが台座ロック部48b内に移動自在に挿通され、台座ロック部48bに通電された場合にその通電時の位置で台座ロックシャフト48aがロックされるようになっている。
したがって、可動台座ボタン24が可動基台23に対して突出位置にあるとき台座ロック部48bに通電させてその突出位置を維持し、或は可動台座ボタン24が可動基台23に対して押し込み位置にあるとき台座ロック部48bに通電させてその押し込み位置を維持することができる。
前記台座ロック手段48は、可動台座ボタン24の遊嵌筒部32に下向きに突設した台座ロックシャフト48aと、可動基台23の底壁28に設けた台座ロック部48bとの組合せであり、通常、前記台座ロックシャフト48aが台座ロック部48b内に移動自在に挿通され、台座ロック部48bに通電された場合にその通電時の位置で台座ロックシャフト48aがロックされるようになっている。
したがって、可動台座ボタン24が可動基台23に対して突出位置にあるとき台座ロック部48bに通電させてその突出位置を維持し、或は可動台座ボタン24が可動基台23に対して押し込み位置にあるとき台座ロック部48bに通電させてその押し込み位置を維持することができる。
[可動スイッチロック手段]
前記可動スイッチロック手段49は、可動台座ボタン24の内部に自身のプランジャ49aを可動スイッチボタン124の側面に向かわせるようにして組み込まれたソレノイド49bと、該ソレノイド49bのプランジャ49aが嵌合・離脱可能なように可動スイッチボタン124の側面に設けられたジョイント受孔49cと、の組み合わせである。
この可動スイッチロック手段49のソレノイド49bのプランジャ49aは、通常、可動スイッチボタン124のジョイント受孔49cから外れた状態になっており、したがって可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24は、それぞれ独立して移動する。
一方、前記ソレノイド49bに通電すると、プランジャ49aが突出してその先端が可動スイッチボタン124のジョイント受孔49cに突入して嵌合する。これにより可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24がプランジャ49aを介して連結されるため、可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して下動しない、つまり図26の凸位置にロックされる。したがって、このロック状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、該可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して凸位置にある状態を維持しつつ可動台座ボタン24と一緒に下がるため、可動台座ボタン24の入力検知手段であるセンサー38で検知される。
前記可動スイッチロック手段49は、可動台座ボタン24の内部に自身のプランジャ49aを可動スイッチボタン124の側面に向かわせるようにして組み込まれたソレノイド49bと、該ソレノイド49bのプランジャ49aが嵌合・離脱可能なように可動スイッチボタン124の側面に設けられたジョイント受孔49cと、の組み合わせである。
この可動スイッチロック手段49のソレノイド49bのプランジャ49aは、通常、可動スイッチボタン124のジョイント受孔49cから外れた状態になっており、したがって可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24は、それぞれ独立して移動する。
一方、前記ソレノイド49bに通電すると、プランジャ49aが突出してその先端が可動スイッチボタン124のジョイント受孔49cに突入して嵌合する。これにより可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24がプランジャ49aを介して連結されるため、可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して下動しない、つまり図26の凸位置にロックされる。したがって、このロック状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、該可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して凸位置にある状態を維持しつつ可動台座ボタン24と一緒に下がるため、可動台座ボタン24の入力検知手段であるセンサー38で検知される。
実施形態の押しボタン式入力装置115は、以上のように構成されており、前記メイン基板において、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124による第1入力形態と第2入力形態の少なくとも2つの入力パターンが設定されている。
[第1入力形態]
可動台座ボタン24が第2位置にあり且つ可動スイッチボタン124が凸位置にある図26の状態で、遊技者による可動スイッチボタン124の押し込みを待つ入力待機状態のとき、台座ロック手段48の台座ロック部48bに通電し、台座ロックシャフト48aをロックして可動台座ボタン24が可動基台23に対して突出位置に維持されるようにしておく。
この状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、可動台座ボタン24が台座ロック手段48の作用で現状の第2位置を維持し、可動スイッチボタン124のみが凸位置から下がって入力検知手段(センサー138)で検知される(第1入力形態)。
可動台座ボタン24が第2位置にあり且つ可動スイッチボタン124が凸位置にある図26の状態で、遊技者による可動スイッチボタン124の押し込みを待つ入力待機状態のとき、台座ロック手段48の台座ロック部48bに通電し、台座ロックシャフト48aをロックして可動台座ボタン24が可動基台23に対して突出位置に維持されるようにしておく。
この状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、可動台座ボタン24が台座ロック手段48の作用で現状の第2位置を維持し、可動スイッチボタン124のみが凸位置から下がって入力検知手段(センサー138)で検知される(第1入力形態)。
なお、この第1入力形態で可動スイッチボタン124が押し下げられたとき、可動スイッチロック手段49が作動してソレノイド49bのプランジャ49aを前記ジョイント受孔49cの上に設けられた止め孔49dに嵌合させ、そうして可動スイッチボタン124のボタン用スプリング125による凸位置への復動を一時的に阻止し、さらに駆動部材41を逆回転方向に約60度回転させて可動スイッチ基台123を下動させ、そうして可動スイッチボタン124を第2位置に安定させる。これにより可動スイッチロック手段49のプランジャ49aを止め孔49dから外しても可動スイッチボタン124が凸位置に復動せず、また、可動台座ボタン24と一緒に第1位置に押し下げ可能な待機状態になる。
[第2入力形態]
前記と同じ入力待機状態、すなわち可動台座ボタン24が第2位置にあり且つ可動スイッチボタン124が凸位置にある図26の状態で、遊技者による可動スイッチボタン124の押し込みを待つ入力待機状態のとき、可動スイッチロック手段49のソレノイド49bに通電し、プランジャ49aをジョイント受孔49cに嵌合させて可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24を一体に連結し、そうして可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して凸位置を維持するようにしておく。
この状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、可動スイッチボタン124が可動スイッチロック手段49の作用で可動台座ボタン24に対して凸位置にある状態を維持し、前記押圧力がプランジャ49aを介して可動台座ボタン24に伝わるため、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124が一緒に下がって入力検知手段(センサー38)で検知される(第2入力形態)。
前記と同じ入力待機状態、すなわち可動台座ボタン24が第2位置にあり且つ可動スイッチボタン124が凸位置にある図26の状態で、遊技者による可動スイッチボタン124の押し込みを待つ入力待機状態のとき、可動スイッチロック手段49のソレノイド49bに通電し、プランジャ49aをジョイント受孔49cに嵌合させて可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24を一体に連結し、そうして可動スイッチボタン124が可動台座ボタン24に対して凸位置を維持するようにしておく。
この状態で可動スイッチボタン124を押し込むと、可動スイッチボタン124が可動スイッチロック手段49の作用で可動台座ボタン24に対して凸位置にある状態を維持し、前記押圧力がプランジャ49aを介して可動台座ボタン24に伝わるため、可動台座ボタン24と可動スイッチボタン124が一緒に下がって入力検知手段(センサー38)で検知される(第2入力形態)。
この第2入力形態で可動スイッチボタン124が押し込まれたとき、台座ロック手段48の台座ロック部48bに通電され、そうして可動台座ボタン24のボタン用スプリング25による第2位置への復動が阻止される。
なお、前記第1入力形態又は第2入力形態の後の押しボタン式入力装置115の状態は、図25のように画像表示装置12Pの画像13Pとして遊技の進行中、適宜表示されるようになっている。このように押しボタン式入力装置115の状態を画像表示装置12Pに画像13Pとして可視化することで、押しボタン式入力装置115の現在の状態が遊技領域11Pから目を離さなくとも直感的に把握できる。
以上の押しボタン式入力装置115の入力パターンを、第1入力形態とするか、第2入力形態とするかは、メイン基板の遊技プログラムにおいて、例えば当たりの抽選結果が「小当たり」である場合は「第1入力形態」、また、当たりの抽選結果が「大当り」である場合は「第2入力形態」というように設定されている。この設定例の場合、遊技者は、可動スイッチボタン124を押すまで抽選結果が分からないため、期待を込めて可動スイッチボタン124を押し込み、そしてボタンの下動態様によって一喜一憂することになる。
押しボタン式入力装置115は、上記以外にも、例えば、可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124を遊技の進行に応じて徐々に突出させるように動作させ(例えば、突出ストロークを複数段階に分けて一段ずつ上昇させる動作と、突出速度をゆっくりにして最終段階で跳ね上げさせる動作などがある。)、その突出動作の状態によって抽選の期待度が高まるようになっている。また、実施形態では、そのような可動台座ボタン24や可動スイッチボタン124の変化に関連させて窓部5Pのコーナー部分に設けられた前記可動装飾体16Pa〜16Pdも段階的に前方に移動するようになっている。これによりさらに遊技の興趣を高めることができる。
また、押しボタン式入力装置115は、前記と同じ入力待機状態で可動スイッチボタン124を押し込んだとき、可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24が連続して第1位置まで一気に押し込まれるようにしてもよい(第3入力形態)。この場合は、入力検知手段たるセンサー38,138が入力を検知した時点で駆動部材41を逆回転方向に約120度一気に回転させる。
また、押しボタン式入力装置115は、前記と同じ入力待機状態で可動スイッチボタン124を押し込んだとき、可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24が連続して第1位置まで一気に押し込まれるようにしてもよい(第3入力形態)。この場合は、入力検知手段たるセンサー38,138が入力を検知した時点で駆動部材41を逆回転方向に約120度一気に回転させる。
以上、本発明を基礎形態1〜5と実施形態により説明したが、上記実施形態等は次のようにしてもよい。例えば、実施形態等では遊技機としてスロットマシンとパチンコ機を例示したが、雀球機、アレンジボール機等の弾球遊技機にも適用可能である。
また、押しボタン式入力装置15、115を使って、例えば可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24の入力順序や、可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24を交互に3回叩く、というような入力パターンをゲーム要素に組み込むようにして、演出の幅をさらに広げるようにしてもよい。
また、押しボタン式入力装置15、115を使って、例えば可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24の入力順序や、可動スイッチボタン124と可動台座ボタン24を交互に3回叩く、というような入力パターンをゲーム要素に組み込むようにして、演出の幅をさらに広げるようにしてもよい。
また、実施形態等では押しボタン式入力装置15、115を遊技の演出用の用途に使用したが、演出を目的としない入力装置として使用することもできる。
また、実施形態では、第2位置にある可動台座ボタン24の上面より外方に突き出た位置を可動スイッチボタン124の凸位置としたが、第1移動手段18と第3移動手段118のそれぞれに独立した駆動部材を設けることにより、第1位置にある可動台座ボタン24に対して可動スイッチボタン124をそれより外方に突き出させて凸位置に変位させることもできる。これにより押しボタン式入力装置115の形態変化のパターンが増えるため、演出の幅をさらに広げることができる。
また、実施形態では、第2位置にある可動台座ボタン24の上面より外方に突き出た位置を可動スイッチボタン124の凸位置としたが、第1移動手段18と第3移動手段118のそれぞれに独立した駆動部材を設けることにより、第1位置にある可動台座ボタン24に対して可動スイッチボタン124をそれより外方に突き出させて凸位置に変位させることもできる。これにより押しボタン式入力装置115の形態変化のパターンが増えるため、演出の幅をさらに広げることができる。
また、図示しないが可動スイッチボタン124又は可動台座ボタン24の側面を遊技用の表示面として利用するようにしてもよい。
例えば、可動スイッチボタン124又は可動台座ボタン24の側面に可変表示器を設置するか、或は可動スイッチボタン124等の内部に可変表示器を組み込むと共に側面をマジックミラー構造にして可変表示器点灯時に外部から表示が見えるようになし、そうして可動スイッチボタン124等が飛び出して露出した側面の例えば「大当り!」等の表示で遊技者の興趣を高めるようにしてもよい。また、可動スイッチボタン124等の側面表示と画像表示装置12Pの表示の一致、不一致等を遊技要素に取り込むようにすることにより遊技機のゲーム要素を押しボタン式入力装置115にまで拡張することができる。
また、例えば、可動スイッチボタン124の側面表示と可動台座ボタン24の側面表示を組み合わせて一つの表示や条件が完成するものとし、両側面表示が出揃って例えば特定の図形が完成すれば「当たり」というようにするなど、可動スイッチボタン124の側面表示と可動台座ボタン24の側面表示に密接な関連性を付与し、一方の側面表示が見えた段階で他方の側面表示に注意が注がれるようにしてもよい。
例えば、可動スイッチボタン124又は可動台座ボタン24の側面に可変表示器を設置するか、或は可動スイッチボタン124等の内部に可変表示器を組み込むと共に側面をマジックミラー構造にして可変表示器点灯時に外部から表示が見えるようになし、そうして可動スイッチボタン124等が飛び出して露出した側面の例えば「大当り!」等の表示で遊技者の興趣を高めるようにしてもよい。また、可動スイッチボタン124等の側面表示と画像表示装置12Pの表示の一致、不一致等を遊技要素に取り込むようにすることにより遊技機のゲーム要素を押しボタン式入力装置115にまで拡張することができる。
また、例えば、可動スイッチボタン124の側面表示と可動台座ボタン24の側面表示を組み合わせて一つの表示や条件が完成するものとし、両側面表示が出揃って例えば特定の図形が完成すれば「当たり」というようにするなど、可動スイッチボタン124の側面表示と可動台座ボタン24の側面表示に密接な関連性を付与し、一方の側面表示が見えた段階で他方の側面表示に注意が注がれるようにしてもよい。
1 …スロットマシン(遊技機)
1P…パチンコ機(遊技機)
115 …押しボタン式入力装置
24 …可動台座ボタン
124 …可動スイッチボタン
38 …センサー(入力検知手段)
138 …センサー(入力検知手段)
1P…パチンコ機(遊技機)
115 …押しボタン式入力装置
24 …可動台座ボタン
124 …可動スイッチボタン
38 …センサー(入力検知手段)
138 …センサー(入力検知手段)
Claims (1)
- 遊技者用の押しボタン式入力装置を機前のボタン装着部に装着してなる遊技機であって、
前記押しボタン式入力装置は、
第1位置と、それより外方に突き出た第2位置と、に変位可能な可動台座ボタンと、
上面の位置が前記可動台座ボタンの上面と略同レベルに設定されると共に平面視で前記可動台座ボタンの内側に配設されており、前記第1位置と、前記第2位置と、前記可動台座ボタンの上面より外方に突き出た凸位置と、に変位可能な可動スイッチボタンと、
前記可動スイッチボタンの前記可動台座ボタンに対する凸位置からの押し込みを検知する入力検知手段と、
前記可動台座ボタンの前記第2位置から前記第1位置への押し込みを検知する入力検知手段と、を備えており、
前記可動台座ボタンが第2位置にあり且つ前記可動スイッチボタンが凸位置にある状態での該可動スイッチボタンによる入力パターンとして、
前記可動台座ボタンが第2位置を維持すると共に前記可動スイッチボタンが凸位置から下がって入力検知される第1入力形態と、
前記可動スイッチボタンが前記可動台座ボタンに対して凸位置にある状態を維持したまま前記可動台座ボタンと前記可動スイッチボタンが一緒に下がって入力検知される第2入力形態と、を有することを特徴とする遊技機。
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- 2014-12-23 JP JP2014259620A patent/JP2016116801A/ja active Pending
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