JP6138665B2 - エアゾール容器用吐出具およびそれを備えるエアゾール装置 - Google Patents

エアゾール容器用吐出具およびそれを備えるエアゾール装置 Download PDF

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Description

本発明は、エアゾール容器用吐出具およびそれを備えるエアゾール装置に関するものである。
エアゾール容器用吐出具には、2つのエアゾール容器を1つの固定盤(連結具)で固定するとともに、これらエアゾール容器の2つのステムを1つのノズルで連結し、このノズルを操作部によって押し下げることで、2つのエアゾール容器の別々の内容物をノズルの吐出口から同時に吐出できるものがある(例えば、特許文献1参照)。またこの吐出具は、操作部を備えるカバー部材(カバー)を固定盤から取り外すことで、エアゾール容器のステムからノズルを取り外して洗浄することができる。
特開2003−34374号公報
しかしながら、上記の吐出具は、カバー部材が直接固定盤に装着されるため、内容物の種類や使用者の好みに合わせてカバー部材を変更する場合、固定盤に合わないカバー部材を適用することは困難であった。
また、上記の吐出具は、カバー部材に押圧部を設けてこの押し力によってカバー部材と固定盤との係合を解除している。この場合、カバー部材を片手操作で取り外すことができる。しかしながら、カバー部材が直接固定盤に装着されている場合、カバー部材に設けた押圧部の押し力によって、カバー部材と固定盤との係合を解除しようとすると、大きな押し力が必要になって、カバー部材を取り外すときの作業性に改善の余地があった。
本発明の目的は、共通の固定盤に対して種々のカバー部材を取り付けることができ、カバー部材を着脱するときの作業性に優れた、新規なエアゾール容器用吐出具およびそれを備えるエアゾール装置を提供することにある。
本発明のエアゾール容器用吐出具は、前記エアゾール容器のステムに装着されるノズルと、前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定される固定盤と、前記固定盤に装着されるガイド部材と、前記ガイド部材に装着されて当該ガイド部材との間に前記ノズルの収容空間を形成するカバー部材とを有し、
前記ガイド部材は、前記固定盤に形成した開口部を通って当該固定盤の内側に係合される第1係合部と、前記カバー部材の内側を通って当該カバー部材の内側に係合される第2係合部とを有し、
前記カバー部材は、前記ガイド部材の前記第2係合部をその係合位置よりも上側の位置で内側に押し込み可能な押圧部と、前記ノズルを押し下げる操作部とを有するものである。
前記カバー部材は、当該カバー部材の下端から上方に伸びる切り欠き部を有し、前記切り欠き部が前記ノズルの吐出筒を通す通路としてなるものであることが好ましい。
前記ガイド部材は、前記ノズルの吐出筒を位置決めする位置決め手段を有することができる。
また前記ガイド部材は、前記操作部の押し下げを制限するストッパを有することができる。
さらに前記ガイド部材は、前記ノズルの吐出筒を位置決めするとともに前記操作部の押し下げを制限する突出筒を有することができる。
また前記カバー部材は、前記ガイド部材の前記第2係合部が係合される開口部を有し、前記押圧部が前記開口部の内側にヒンジ部を介して連結された押圧部であることが好ましい。
本発明のエアゾール装置は、上記吐出具と、エアゾール容器とを有するものである。
本発明によれば、共通の固定盤に対して種々のカバー部材を取り付けることができ、カバー部材を取り外すときの作業性に優れた、エアゾール容器用吐出具およびエアゾール装置を提供することができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係るエアゾール装置を拡大して示す正面図であり、(b)は(a)の側面図であり、(c)は、(a)の平面図である。 図1(c)のI−I断面図であって、図面左側は、図1の吐出具に係るガイド部材およびカバー部材を断面で示し、図面右側は、エアゾール容器のみ正面図で示す。 図1(c)のII−II断面図であって、エアゾール容器のみ側面図で示す吐出前の状態である。 図1(c)のII−II断面図であって、エアゾール容器のみ側面図で示す吐出時の状態である。 (a)は、図1の吐出具に係る固定盤の平面図であり、(b)は、(a)のIII−III断面図である。 (a)は、図1の吐出具に係る固定盤の底面図であり、(b)は、(a)のIV−IV断面図である。 (a)は、図1の吐出具に係るガイド部材の平面図であり、(b)は、(a)のV−V断面図であり、(c)は、(a)のVI−VI断面図であって、特に右半分は一部側面図で示す。 (a)は、図1の吐出具に係るカバー部材の平面図であり、(b)は、(a)のVII−VII断面図である。 (a)は、図8(a)の側面図であり、(b)は、図8(a)のVIII−VIII断面図である。 図1のエアゾール装置にオーバーキャップを装着した状態を示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係るエアゾール装置を詳細に説明する。なお、以下の説明において、「前方」とは、吐出口の指向する方向であり、「後方」とは、「前方」と反対側に指向する方向である。また、「上方」とは、エアゾール容器のステムの先端が指向する方向であり、「下方」とは、「上方」と反対側に指向する方向である。さらに、左右横方向とは、前後方向および上下方向と直交する方向である。
図1(a)〜(c)には、本発明の一実施形態に係るエアゾール容器用吐出具(以下、「吐出具」という)Dと、この吐出具Dを装着したエアゾール容器1とを備えるエアゾール装置を示す。
図2に示すように、エアゾール容器1は、例えば金属製または合成樹脂製(例えば、PET樹脂)となる有底筒状の容器本体2に、例えば金属製または合成樹脂製(例えば、PET樹脂)となるマウンティングカップ3の外縁を巻き締めして固着したものである。エアゾール容器1の内側には2種類の内容物が別個に収容されている。またエアゾール容器1は、それぞれの内容物の収容空間につながる総計2つのステム4を有している。本実施形態では、マウンティングカップ3の中央部には、上方から見てその外観形状がトラック状(2つの半円の両端をそれぞれ直線につないで形作られた外観形状を呈する形状)となる突起部5が台座部6から突出し、この突起部5から、2つのステム4が一括りに突出している。
符号10は、エアゾール容器1のステム4に装着されるノズルである。本実施形態では、吐出具Dは、ノズル10、エアゾール容器1のマウンティングカップ3に固定される固定盤20、固定盤20に装着されるガイド部材30およびガイド部材30に装着されるカバー部材40で構成される。
本実施形態のノズル10は、各ステム4に取り外し可能に嵌合して装着される装着部11と、この装着部11から前方に向かって伸びる吐出筒12とを有し、装着部11は横方向に並置されている。本実施形態では、装着部11は、ステム4に対応して総計2つ設けられている。装着部11の内側にはそれぞれ、第1内部通路r1が形成されている(図2中、図面左側の第1内部通路r1は省略)。これに対して、吐出筒12は、2つの装着部11が連結される1つの吐出筒としてなる。また吐出筒12の内側には、2つの第1内部通路r1に連通する第2内部通路r2が形成されている。本実施形態では、図2に示すように、第2内部通路r2は、トラック形の断面に形成されている。図3に示すように、第1内部通路r1は、ステム4に通じてエアゾール容器1の内容物が下方から導入される。第2内部通路r2は、吐出筒12の内側を第1内部通路r1から前方に伸びてノズル10の前端10eに吐出口A1を形成する。さらに本実施形態では、吐出筒12の上端には、装着部11の真上の位置にそれぞれ、溝部12aが形成されている。
固定盤20は、図5(a)に示すように、上方から見た外観形状が円形の外壁21を有する。外壁21の中心には、その表裏を貫く開口部A2が形成されている。外壁21は、図5(b)に示すように、開口部が形成された上段部21aと、この上段部21aの外縁から垂下する小径部21bと、この小径部21bの下端から径方向外側に延在する中間段部21cと、この中間段部21cの外縁から垂下する中径部21dと、この中径部21dの下端から径方向外側に延在する下段部21eと、この下段部21eの外縁から垂下する大径部21fとを備えている。本実施形態では、開口部A2は、小径部21bの内周面に、マウンティングカップ3の突起部5と相似形のトラック状としてなる位置決め壁22を設け、この位置決め壁22に形成されている。
図5(b)に示すように、位置決め壁22の下端には、薄肉舌片23が設けられている。薄肉舌片23は、図6(a)に示すように、開口部A2の長辺側それぞれに配置されている。また、中間段部21cの下端には、円筒壁24が垂下する。円筒壁24の内周面には、複数の爪部24aが設けられている。本実施形態では、爪部24aは周方向に等間隔で3箇所の位置に設けられている。また、中間段部21cには、爪部24aと対応する位置に、中間段部21cの表裏を貫く開口部A3が形成されている。さらに、中間段部21cから中径部21dを経て下段部21eの間には、その表裏を貫く係合孔(開口)25を、対向する2箇所の位置に配置している。
図3に示すように、固定盤20をエアゾール容器1に固定するときは、マウティングカップ3の突起部5を固定盤20の開口部A2に貫通させることで、固定盤20の爪部24aをマウティングカップ3の外縁部3aの外側に引っ掛ける。これにより、固定盤20をエアゾール容器1に固定することができる。このとき、エアゾール容器1のステム4は、固定盤20の開口部A2から突出する。
また固定盤20上には、ガイド部材30が装着されている。ガイド部材30は、図7(a)に示すように、上方から見た外観形状が円形の筒状壁31を有する。筒状壁31の中心には、その表裏を貫く開口部A4が形成されている。筒状壁31は、図7(b)に示すように、開口部A4が形成された上段部31aと、この上段部31aの外縁から垂下する小径部31bと、この小径部31bの下端から径方向外側に延在する下段部31cと、この下段部31cの外縁から垂下する大径部31dとを備えている。
本実施形態では、上段部31aから上方に向かって突出筒32が起立する。突出筒32の内側は、上段部31aとともに、開口部A4を形成する。開口部A4は、図7(a)に示すように、略矩形断面に形成されている。本実施形態では、突出筒32は、前壁32aと後壁32bとの間を2つの側壁32cで連結することで、略矩形の断面形状を形作っている。また、本実施形態では、前壁32aには、その上端から下方に向かって伸びる切り欠きC1が形成されており、開口部A4を前側に開放する。この切り欠きC1は、ノズル10が突出筒32に干渉することなく上下動できることを保証する。また、本実施形態では、図7(c)に示すように、前壁32aの上端が後壁32bの上端よりも上方に位置する。これにより、2つの側壁32cの上端Eは、図7(c)に示すように、前方から後方に向かうに従って下向きに傾斜する。
ガイド部材30の下端には、図7(b)に示すように、大径部31dから下方に伸びる第1係合片(第1係合部)33が設けられている。第1係合片33には、外向きに突出する爪部33aが設けられている。本実施形態では、図7(c)に示すように、大径部31dに第1係合片33の基部を形作る2つの切り欠きC2が形成されている。これにより、第1係合片33は、下段部31cを基点に左右方向に変形および復元ができる。また本実施形態では、第1係合片33は、図7(b)に示すように、固定盤20に形成した係合孔25に対応して左右一対に設けられている。
さらに、ガイド部材30には、下段部31cから上方に起立する第2係合片(第2係合部)34が設けられている。第2係合片34には、外向きに突出する爪部34aが設けられている。本実施形態では、爪部34aは、第2係合片34の上下方向中間位置に配置されている。特に、本実施形態では、第2係合片34は、爪部34aよりも上方の部分に、上方に向かうに従って内側に傾斜する傾斜面34fが設けられている。また、本実施形態では、第2係合片34は、第1係合片33と同様、係合孔25に対応して左右一対に設けられている。なお、本実施形態では、図7(a)に示すように、下段部31cからは、突出筒32を取り囲むように側壁35が設けられている。側壁35は上方に向かって起立して、図7(a)に示すように前方が開放されている。本実施形態では、第2係合片34は、図7(a)に示すように、側壁35に形成した2つの切り欠きC3の相互間に形成される。すなわち、2つの切り欠きC3の相互間に形成された側壁35を基部として、この側壁35に外向きの爪部34aを設けることで第2係合片34を形成する。これにより、第2係合片34は、台座36を基点に左右方向に変形および復元ができる。加えて、本実施形態では、第2係合片34は、この第2係合片34よりも幅の広い台座36を介して下段部31cに一体に設けられている。
加えて、ガイド部材30には、前側の下段部31cに、衝立壁37が設けられている。衝立壁37の上端には、凹部37aが形成されている。凹部37aは、ノズル10の突出筒32との干渉を防止する。
図2に示すように、ガイド部材30を固定盤20に装着するときは、ガイド部材30の第1係合片33を固定盤20に形成した係合孔25に通すことで、ガイド部材30の爪部33aを固定盤20の外壁21に設けた下段部21eの下端26に引っ掛ける。これにより、ガイド部材30を固定盤20に装着することができる。このとき、固定盤20の開口部A2内を貫通したエアゾール容器1のステム4は開口部A4内に配置される。
またガイド部材30上には、カバー部材40が装着されている。カバー部材40は、図8(a)に示すように、上方から見た外観形状が円形の隔壁41を有する。隔壁41は、図8(b)に示すように、天壁41aと、この天壁41aの外縁から下向きに伸びる周壁41bとを有し、ドーム状に形作られている。前側の側壁41bには、ガイド部材30に設けた衝立壁37が配置される第1切り欠き部C4と、この第1切り欠き部C4に繋がって上方に伸びる第2切り欠き部C5とが形成されている。第1及び第2切り欠き部C4、C5は、カバー部材40を上からガイド部材30に装着するとき、ノズル10の吐出筒12との干渉を防止する。
カバー部材40には、係合段部42が設けられている。係合段部42は、ガイド部材30に設けられた第2係合片34に対応して2箇所の位置に設けられている。本実施形態では、隔壁41の周壁41bに、表裏を貫く開口部A5を形成し、この開口部A5を形作る周壁41bの開口部下端が係合段部42としてなる。
また、カバー部材40は、使用者が外側から押し込み可能な押圧部43を有する。押圧部43も、ガイド部材30に設けられた第2係合片34に対応して2箇所の位置に設けられている。本実施形態では、押圧部43は、隔壁41の周壁41bに形成された開口部A5内に配置されている。詳細には、図9(a)に示すように、押圧部43は、開口部A5を形作る周壁41bの開口部上端にヒンジ部44を介して隔壁41と一体に設けられている。また押圧部43には、滑り止め45が設けられている。
さらに、カバー部材40は、図9(b)に示すように、使用者が下向きに押し込み可能な操作部46を有する。本実施形態では、操作部46は隔壁41に一体に設けられている。詳細には、操作部46は、ヒンジ部47を介して天壁41aと一体に設けられている。また本実施形態では、操作部46の下端に、下方に伸びる突部46aが設けられている。突部46aは、ノズル10に設けた2つの溝部12aに対応する二箇所の位置に設けられている。突部46aがノズル10の溝部12aに配置されることで、操作部46を押し下げたときに、操作部46がノズル10に対してずれることがない。
図2に示すように、カバー部材40をガイド部材30に装着するときは、カバー部材40をガイド部材30の上から被せることで、カバー部材40の内側にガイド部材30の側壁35を通して、第2係合片34の爪部34aをカバー部材40の係合段部42に引っ掛ける。これにより、カバー部材40をガイド部材30に装着することができて、ガイド部材30とカバー部材40の間には、ノズル10の収容空間Sが形成される。
ここで、本実施形態の使用方法を説明する。
内容物を吐出させるときは、図4の矢印に示すように、カバー部材40の操作部46を、ヒンジ部47を基点に下向きに押し込む。すると、エアゾール容器1のステム4がそれぞれ、ノズル10とともに押し下げられることで、2つのエアゾール容器1内の内容物を、第2内部通路r2にて混合させた状態で吐出口A1から吐出させることができる。本実施形態では、ガイド部材30の突出筒32を形作る側壁32cが前方から後方に傾斜する上端Eを有するとともに、突出筒32の左右横幅(前壁32a及び後壁32bの長さ)が操作部46の左右横幅よりも狭く設定されている。このため、突出筒32を形成する側壁32cの上端Eは、操作部46の下端と接触することにより、操作部46の押し下げを制限するストッパとして機能する。すなわち、突出筒32は、操作部46の押し下げを制限するストッパとして機能する。
ノズル10を洗浄するときは、図2の矢印で示すように、カバー部材40に設けた押圧部43を、ヒンジ部44を基点に左右内側に押し込む。すると、押圧部43がガイド部材30に設けた側壁(第2係合片34の基部)35を、爪部34aよりも上側の位置で内側に押し込む。このとき、第2係合片34が台座36を基点に左右内向きに傾くことで、第2係合片34の爪部34aと係合段部42との係合が解除される。これにより、固定盤20をエアゾール容器1から取り外すことなく、カバー部材40のみをガイド部材30から取り外すことができる。本実施形態では、図8(b)に示すように、カバー部材40の前側には切り欠きC4、C5が形成されている。切り欠きC4、C5は、ノズル10の吐出筒12を通す通路として機能する。このため、カバー部材40を上方に引き上げても、カバー部材40がノズル10の吐出筒12に干渉することがない。従って、片手で押圧部43を押し込んだまま、さらに片手操作でカバー部材40をガイド部材30から引き上げることができる。
カバー部材40を取り外したのちは、エアゾール容器1のステム4からノズル10を取り外すことで、ノズル10のみを洗浄することができる。
ノズル10を洗浄後、ステム4にノズル10を取り付けるときは、図2に示すように、ガイド部材30に設けた突出筒32の内側に形成した開口部A4にノズル10の装着部11を収容する。突出筒32は、図3に示すように、前壁32aに形成した切り欠きC1がノズル10の吐出筒12を上下方向に案内し、後壁32bが吐出筒12の上方から進入することを阻止する。すなわち、突出筒32は、ノズル10の吐出筒12を前方に位置決めするための位置決め手段としても機能する。
そして、カバー部材40をガイド部材30の上方から被せれば、カバー部材40をガイド部材30に対して装着することができる。このように、ガイド部材30は、固定盤20とカバー部材40とを接続するための中間部材として機能することから、固定盤20を変更することなく、ガイド部材30を変更することにより、種々のカバー部材を取り付けることができる。
また、カバー部材40の装着も、ガイド部材30の上から被せるだけの容易な作業ですみ、その取り外しの片手でカバー部材40の押圧部43を押し込んでガイド部材30から引き抜くだけの簡単な作業ですむ。
このように、本発明によれば、共通の固定盤20に対して種々のカバー部材40を取り付けることができ、カバー部材40を取り外すときの作業性に優れる。また、ガイド部材30には上述のように、位置決め手段やストッパなどの副次的な機能を持たせることができる。なお、本実施形態では、1つの突出筒32がストッパ機能と位置決め機能とを発揮しているが、例えば、前壁32aと後壁32bのみを取り出して位置決め機能を持たせたり、側壁32cのみを取り出してストッパ機能を持たせることもできる。また、側壁32cは、ノズル10の左右横方向を位置決めする位置決め手段として機能するため、側壁32も側壁32のみを取り出すことができる。さらに、位置決め手段とストッパとはいずれか一方、または、本実施形態のように互いに組み合わせることができる。
さらに図10は、吐出具Dに取り外し可能なオーバーキャップ60を装着したものである。オーバーキャップ60は、その下端が固定壁20の下段部21eに着座するとともに、ガイド部材30の大径部31dに嵌合保持されている。本発明に係るガイド部材30は、図2に示すように、第1係合部33が固定盤20に形成した係合孔25を通って固定盤20の内側に係合されるとともに、第2係合部34がカバー部材40の内側を通って当該カバー部材40の内側に係合される。このため、吐出具D全体の外形は、図1(a)〜(c)に示すように、固定盤20の外形(大径部21fの外形寸法)よりも大きくならないで済む。本実施形態では、ガイド部材30を固定壁20の下段部21eを通して固定盤20の内側に係合させるとともに、カバー部材40をガイド部材30の下段部31cを通して係合させるため、吐出具Dの全体は、図示のように、上方に向かって先細りの外観を呈する。このため、図10に示すように、オーバーキャップ60を装着しても全体としてはスリムな印象を与えることができる。
上述したところは、本発明の例示的な実施形態を説明したものであり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で様々な変更を行うことができる。例えば、ノズル10の吐出筒12は、装着筒11の個数に対応させて複数設けることができる。エアゾール容器1は、ステム4が1つだけのシングルタイプであってもよい。また、吐出筒12に形成した第2内部通路r2は、その断面形状を円形等にすることも可能である。
本発明は、毛染剤や整髪料等の内容物を収容するエアゾール容器に採用することができる。
1 エアゾール容器
2 容器本体
3 マウンティングカップ
4 ステム
10 ノズル
11 装着部
12 吐出筒
20 固定盤
25 係合孔(開口部)
30 ガイド部材
32 突出筒(位置決め手段、ストッパ)
32a 前壁(位置決め手段)
32b 後壁(位置決め手段)
32c 側壁(位置決め手段、ストッパ)
33 第1係合片(第1係合部)
33a 爪部
34 第2係合片(第2係合部)
34a 爪部
40 カバー部材
41 隔壁
41a 天壁
41b 周壁
42 係合段部
43 押圧部
44 ヒンジ部
46 操作部
1 第1内部通路
2 第2内部通路
1 吐出口
2 固定盤の外壁に形成した開口部
3 固定盤の外壁中間段部に形成した爪部用の開口部
4 ガイド部材の筒状壁に形成した開口部
5 カバー部材の隔壁周壁に形成した開口部
1 突出筒の前壁に形成した切り欠き
2 ガイド部材の大径部に形成した切り欠き
3 ガイド部材の側壁に形成した切り欠き
4 カバー部材の隔壁の周壁に形成した第1切り欠き部
5 カバー部材の隔壁の周壁に形成した第2切り欠き部
E 上端(ストッパ)

Claims (7)

  1. エアゾール容器のステムに装着されるノズルと、前記エアゾール容器のマウンティングカップに固定される固定盤と、前記固定盤に装着されるガイド部材と、前記ガイド部材に装着されて当該ガイド部材との間に前記ノズルの収容空間を形成するカバー部材とを有し、
    前記ガイド部材は、前記固定盤に形成した開口部を通って当該固定盤の内側に係合される第1係合部と、前記カバー部材の内側を通って当該カバー部材の内側に係合される第2係合部とを有し、
    前記カバー部材は、前記ガイド部材の前記第2係合部をその係合位置よりも上側の位置で内側に押し込み可能な押圧部と、前記ノズルを押し下げる操作部とを有する、エアゾール容器用吐出具。
  2. 請求項1において、前記カバー部材は、当該カバー部材の下端から上方に伸びる切り欠き部を有し、前記切り欠き部が前記ノズルの吐出筒を通す通路としてなるものである、エアゾール容器用吐出具。
  3. 請求項1または2において、前記ガイド部材は、前記ノズルの吐出筒を位置決めする位置決め手段を有する、エアゾール容器用吐出具。
  4. 請求項3において、前記ガイド部材は、前記操作部の押し下げを制限するストッパを有する、エアゾール容器用吐出具。
  5. 請求項1または2において、前記ガイド部材は、前記ノズルの吐出筒を位置決めするとともに前記操作部の押し下げを制限する突出筒を有する、エアゾール容器用吐出具。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項において、前記カバー部材は、前記ガイド部材の前記第2係合部が係合される開口部を有し、前記押圧部が前記開口部の内側にヒンジ部を介して連結された押圧部である、エアゾール容器用吐出具。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の吐出具と、エアゾール容器とを有する、エアゾール装置。
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