JP6138329B1 - 紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体であって、テープ巻体の外周側から平紐を引き出し可能であると共に、紙管がテープ巻体から抜き取り可能であることにより紙管をテープ巻体から抜き取った後のテープ巻体の内周側から平紐を引き出しできるテープ巻体。【解決手段】紙管は、外側紙管と、外側紙管に内装されている内側紙管との二層構造。外側紙管の内周面と内側紙管の外周面との間が接合されていない。内側紙管は第一内側紙管と、第一内側紙管に内装されている第二内側紙管との二層構造。第一内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部を、第二内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第二内側紙管隙間部をそれぞれ備えており、第一内側紙管隙間部と、第二内側紙管隙間部とが径方向において少なくとも一部で重なるように、第二内側紙管が第一内側紙管に内装されている。【選択図】図3

Description

この発明は筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体に関する。特に、当該テープ巻体の外周側から前記平紐を引き出し可能であると共に、前記紙管が前記テープ巻体から抜き取り可能であることにより前記紙管を前記テープ巻体から抜き取った後の前記テープ巻体の内周側から前記平紐を引き出しできるテープ巻体に関する。
筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体については従来から種々の提案が行われている。例えば、特許文献1、2。
手結束用の紐は、高密度ポリエチレン樹脂が国産で販売された約50年ほど前から、筒状の紙管に平紐がレコード巻された巻姿、形状のテープ巻体として長年にわたって市場で使われている。
このような商品は、一般的に、高密度ポリエチレン樹脂などの極薄の合成樹脂製平紐が約500m程度筒状の紙管に巻き取られた巻姿で市場に提供され、外周側から紐を引き出して使用するようになっている。
一方、使用状況によっては、このような商品を外周側から紐を引き出して使用するのではなく、テープ巻体の内周側から紐を引き出して使用したいという要求が従来から存在している。
このようなテープ巻体の内周側から紐を引き出して使用する場合には、巻芯になっている紙管を除去する必要がある。そこで、例えば、水中に浸したりして、巻芯になっている紙管を、柔らかく、ふやかすなどして取り除くことが行われているが、このような作業は非常に煩雑である。
巻芯としての紙管を存在させずに上記のようなテープ巻体を生産することも可能であるが、合成樹脂製の極薄の平紐は生産過程における延伸工程で強度向上を図るため、この延伸後の平紐に収縮という現象が残存することになる。
このため、テープ巻体とした後の平紐が収縮によって径方向の内側に向かって変形したり、つぶれたりしてしまう。このようになると商品価値が低下するため好ましくない。また、このようなテープ巻体とした後の平紐の収縮により、使用する際に平紐が引っかかってしまい、スムースに、安定的に引き出せなくなるという問題もある。
特開2007−31071号公報 特開2009−269738号公報
この発明は、筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体であって、当該テープ巻体の外周側から前記平紐を引き出し可能であると共に、前記紙管が前記テープ巻体から抜き取り可能であることにより前記紙管を前記テープ巻体から抜き取った後の前記テープ巻体の内周側から前記平紐を引き出しできるテープ巻体を提供することを目的にしている。
[1]
筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体。
[2]
前記テープ巻体の外周側から前記平紐を引き出し可能であると共に、前記紙管が前記テープ巻体から抜き取り可能であることにより前記紙管を前記テープ巻体から抜き取った後の前記テープ巻体の内周側から前記平紐を引き出しできる[1]のテープ巻体。
[3]
前記紙管は、外側紙管と、当該外側紙管に内装されている内側紙管との二層構造からなる[1]又は[2]のテープ巻体。
[4]
前記外側紙管の内周面と、前記内側紙管の外周面との間が接合されていない[3]のテープ巻体。
[5]
前記内側紙管の径方向における肉厚が、前記外側紙管の径方向における肉厚より大きい[3]又は[4]のテープ巻体。
[6]
前記内側紙管は第一内側紙管と、当該第一内側紙管に内装されている第二内側紙管との二層構造からなる[3]乃至[5]のいずれか一項に記載のテープ巻体。
[7]
前記第一内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部を、前記第二内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第二内側紙管隙間部をそれぞれ備えており、前記第一内側紙管隙間部と、前記第二内側紙管隙間部とが径方向において少なくとも一部で重なるように、前記第二内側紙管が前記第一内側紙管に内装されている[6]のテープ巻体。
[8]
前記第二内側紙管の径方向における肉厚が、前記第一内側紙管の径方向における肉厚以上である[6]又は[7]のテープ巻体。
[9]
前記第二内側紙管の外周面と、前記第一内側紙管の内周面との間が接合されている[6]乃至[8]のいずれかのテープ巻体。
[10]
前記第二内側紙管の外周面の一部のみ、あるいは、前記第一内側紙管の内周面の一部のみに接着剤が塗布されて前記第二内側紙管の外周面と、前記第一内側紙管の内周面との間が接合されている[9]のテープ巻体。
[11]
前記外側紙管は第一外側紙管と、当該第一外側紙管に内装されている第二外側紙管との二層構造からなる[3]乃至[10]のいずれかのテープ巻体。
[12]
前記第一外側紙管の径方向における肉厚及び、前記第二外側紙管の径方向における肉厚がいずれも0.09〜0.21mmである[11]のテープ巻体。
[13]
前記第二外側紙管の外周面と、前記第一外側紙管の内周面との間が接合されている[11]又は[12]のテープ巻体。
この発明によれば、筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体であって、当該テープ巻体の外周側から前記平紐を引き出し可能であると共に、前記紙管が前記テープ巻体から抜き取り可能であることにより前記紙管を前記テープ巻体から抜き取った後の前記テープ巻体の内周側から前記平紐を引き出しできるテープ巻体を提供することができる。
この発明の一実施形態に係るテープ巻体を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体において紙管を構成する内側紙管が抜き取られた状態の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体において紙管を構成する内側紙管と外側紙管との双方が抜き取られた状態の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管を構成する第二内側紙管の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管を構成する内側紙管の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管を構成する内側紙管の外周に第二外側紙管が装着されている状態の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管の一例を表す斜視図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管を構成する内側紙管の一例の構造を説明する図であって、(a)は側面図、(b)は図8(a)の状態から分解を開始した状態を説明する側面図。 この発明の一実施形態に係るテープ巻体の紙管の一例の構造を説明する図。
この実施形態のテープ巻体1は筒状の紙管5に合成樹脂製の平紐2がレコード巻されてなるものである(図1)。
なお、レコード巻とは、筒状の巻芯(この実施形態では筒状の紙管5)に対する巻き付け位置を筒状の巻芯の軸方向にずらすことなく完全に重ねて巻き付けていく巻き方のことをいう。
この実施形態では、紙管5は、外側紙管4と、外側紙管4に内装されている内側紙管3との二層構造から構成されている(図1、図7、図9)。
内側紙管3の内径はこの実施形態では40mmにしている。
外側紙管4の内周面と、内側紙管3の外周面との間は接合されていない。
筒状の紙管5を構成する外側紙管4の内周面と、内側紙管3の外周面との間が接合されていないことから、図1図示のように、筒状の紙管5に合成樹脂製の平紐2が500m程度にわたってレコード巻されてなる状態から、外側紙管4を残したまま、内側紙管3だけを引き抜いて図2図示の状態にすることができる。
この実施形態のテープ巻体1における紙管5では、内側紙管3の径方向における肉厚が、外側紙管4の径方向における肉厚より大きい。この実施形態では、内側紙管3の径方向における肉厚が3.0mm、外側紙管3の径方向における肉厚が0.2mmである。
外側紙管4は、第一外側紙管11と、第一外側紙管11に内装されている第二外側紙管10との二層構造から構成されている。
第一外側紙管11の径方向における肉厚及び、第二外側紙管10の径方向における肉厚はいずれも0.09〜0.21mmの範囲になっている。この実施形態では、第一外側紙管11の径方向における肉厚も、第二外側紙管10の径方向における肉厚も0.1mmになっている。
第一外側紙管11、第二外側紙管10はいずれも薄い包装紙などから構成することができる。
第二外側紙管10の外周面と、第一外側紙管11の内周面との間は接合されている。
この実施形態では、内側紙管3を構成する第一内側紙管8の外周に第二外側紙管10を装着した後、第二外側紙管10の外周面に接着剤を塗布し、その外側に第一外側紙管11を外装することで、第二外側紙管10の外周面と、第一外側紙管11の内周面との間を接合している。
外側紙管4は上述のように径方向の肉厚が小さいので、図2図示のようにテープ巻体1の内径側に外側紙管4だけが残っている状態から外側紙管4を簡単に引き抜いて、図3図示のように、テープ巻体1の内周面に何も存在していない状態にすることができる。
そこで、この実施形態のテープ巻体1では、図3図示の状態のテープ巻体1の外周側から平紐2を引き出し可能であると共に、紙管5がテープ巻体1から抜き取り可能であることにより紙管5をテープ巻体1から抜き取った後の図3図示のテープ巻体1の内周側から平紐2を引き出しすることができる。
内側紙管3は、第一内側紙管8と、第一内側紙管8に内装されている第二内側紙管6との二層構造から構成されている。
第二内側紙管6の径方向における肉厚は、第一内側紙管8の径方向における肉厚以上になっている。この実施形態では、第二内側紙管6の径方向における肉厚が1.5mmで、第一内側紙管8の径方向における肉厚が1.5mmになっている。
第二内側紙管6の径方向における肉厚が、第一内側紙管8の径方向における肉厚以上になっている、すなわち、同心円状体の外側になる第一内側紙管8の径方向における肉厚が、同心円状体の内側になる第二内側紙管6の径方向における肉厚以下である方が、後述するようにテープ巻体1から内側紙管3を抜き取った後、内側紙管3を、第二内側紙管6と第一内側紙管8とに分解する際に有利である。
第一内側紙管8は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部9を備えている。この実施形態では、第一内側紙管隙間部9の幅A(図8(a))は2mmである。
第二内側紙管6は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第二内側紙管隙間部7を備えている。この実施形態では、第二内側紙管隙間部7の幅も2mmにしている。
第一内側紙管8と、第二内側紙管6とは、第一内側紙管隙間部9と、第二内側紙管隙間部7とが径方向において少なくとも一部で重なるようになって、第二内側紙管6が第一内側紙管8に内装されている構造になっている。第一内側紙管8と、第二内側紙管6とは、螺旋状のずらした内装構造になっている。
この実施形態では、第一内側紙管隙間部9と、第二内側紙管隙間部7とが径方向において重なり合う第一内側紙管隙間部9、第二内側紙管隙間部7の幅方向の大きさが1mmになっている。
第二内側紙管6の外周面と、第一内側紙管8の内周面との間は、第二内側紙管6の外周面に接着剤が塗布されて第一内側紙管8の内側に内装されることで接合されている。
第二内側紙管6の外周面あるいは、第一内側紙管8の内周面に塗布される接着剤は、第二内側紙管6の外周面の一部あるいは、第一内側紙管8の内周面の一部に塗布して両者の間の接合を行っている。後述するようにテープ巻体1から内側紙管3を抜き取った後、内側紙管3を分解する際に有利である。
それぞれ肉厚が非常に小さい第二外側紙管10の外周面と、第一外側紙管11の内周面との間の接合は、第二外側紙管10の外周面あるいは、第一外側紙管11の内周面どちらかの全面に接着剤を塗布することで行うことができる。
これに対して、1.5mm程度の肉厚を有する第一内側紙管8と第二内側紙管6との間の接合は、後述するようにテープ巻体1から内側紙管3を抜き取った後に内側紙管3を分解する際の作業性を考慮した接合にすることが望ましい。
そこで、第二内側紙管6の外周面の一部のみ、あるいは、第一内側紙管8の内周面の一部のみに接着剤を塗布して両者の間の接合を行っている。例えば、第二内側紙管6あるいは、第一内側紙管8の端に近い部分の外周面あるいは、内周面のみに接着剤を塗布して両者の間の接合を行っている。すなわち、螺旋状のずらした、第二内側紙管6の外周面の端部のみ、あるいは、第一内側紙管8の内周面の端部のみに接着剤を塗布して両者の間の接合を行っている。
これによって、後述するようにテープ巻体1から内側紙管3を抜き取った後、内側紙管3を、第二内側紙管6と第一内側紙管8とに分解する際に有利になっている。
内側紙管3、第二内側紙管6をねじるようにして引き出すと、上述した部分が破れやすいので、作業性よく、分解を行うことができる。
上述したこの実施形態の紙管5は内径40mm、径方向の肉厚3.2mmである。
内側紙管3を構成している第一内側紙管8と、第二内側紙管6とは、いずれも、従来の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体に採用されていた従来の紙管製造材料を用いて、従来の紙管と同様にして製造されている。
第一内側紙管8と、第二内側紙管6のいずれもが、幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部9、第二内側紙管隙間部7を備えていて、両者の間の同心円状の積層構造が、第一内側紙管隙間部9と、第二内側紙管隙間部7とが径方向において少なくとも一部で重なるようになって、第二内側紙管6が第一内側紙管8に内装されている構造になっている点が、内側紙管3の構造上の特徴になっている。
これは、外側紙管4の内周面との間で外周面が接合されていない内側紙管3(第一内側紙管8と、第二内側紙管6)を、抜き取った後、内側紙管3(第一内側紙管8と、第二内側紙管6)を簡単・容易に分解できるようにすることを考慮したものである。
図8(a)図示のように、第一内側紙管8と、第二内側紙管6とは、いずれも、幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部9、第二内側紙管隙間部7を備えている。そして、両者の間の同心円状の積層構造が、第一内側紙管隙間部9と、第二内側紙管隙間部7とが径方向において少なくとも一部で重なるようになって、第二内側紙管6が第一内側紙管8に内装されている。
そこで、図8(a)に符号Bで示す部分が切り裂きやすい弱い部分となっており、ここを利用して破断、切りさきを行うことで、図8(a)に符号Aで示していた第一内側紙管隙間部9の幅が、切りさきを行うことで、図8(b)に符号Cで示すように広がり、また、図8(a)に符号Bで示していた部分が、図8(b)に符号Dで示す箇所のように破断され切り開かれるようになる。
上述したように、図1図示の、筒状の紙管5に合成樹脂製の平紐2がレコード巻されてなる状態から、外側紙管4を残したまま、内側紙管3だけを引き抜いて図2図示の状態にする際に、このような構造になっていることを利用することにより、より容易、簡単に、外側紙管4を残したまま、内側紙管3だけを引き抜くことができるようになる。
また、引き抜いた後に、上述した構造を利用して内側紙管3を分解することが容易になる。
この実施形態における、内側紙管3は、内側紙管3を構成する第一内側紙管8と、第二内側紙管6のいずれもが、幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部9、第二内側紙管隙間部7を備えていて、両者の間の同心円状の積層構造が、第一内側紙管隙間部9と、第二内側紙管隙間部7とが径方向において少なくとも一部で重なるようになって、第二内側紙管6が第一内側紙管8に内装されている構造になっている点が構造上の特徴になっているが、第一内側紙管8と、第二内側紙管6とは、いずれも、従来の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体に採用されていた従来の紙管製造材料を用いて、従来の紙管と同様にして製造されているものである。
そこで、外側紙管4と、外側紙管4に内装されている内側紙管3との二層構造から構成されている紙管5に、図1図示のように、生産過程における延伸工程で強度向上を図っている平紐2を500m程度にわたって巻き取った時に、延伸後の平紐2に残る収縮現象によって変形、つぶれなどが生じることのない剛性が発揮される。
このため、図1図示の状態のテープ巻体1を輸送したり、保管している間に変形、つぶれなどが生じるおそれはない。
そして、使用する際に、テープ巻体1の内周側から平紐2を引き出したいと考えたときに、図1図示の状態から、図2、図3図示の状態へと、内側紙管3、外側紙管4の引き抜きを行って、巻芯が残っていない図3図示の状態のテープ巻体1として、使用することができる。
これによって、内周側からでも、外周側からでも平紐2の引き出しを行うことができるテープ巻体1を提供することができる。
以上、この発明の実施形態を説明したがこの発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。

Claims (4)

  1. 筒状の紙管に合成樹脂製の平紐がレコード巻されてなるテープ巻体であって、
    前記紙管は、外側紙管と、当該外側紙管に内装されている内側紙管との二層構造からなり、
    前記外側紙管の内周面と、前記内側紙管の外周面との間が接合されていない構造で、
    前記内側紙管は第一内側紙管と、当該第一内側紙管に内装されている第二内側紙管との二層構造からなり、
    前記第一内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第一内側紙管隙間部を、前記第二内側紙管は幅が1〜6mmで螺旋状に伸びる第二内側紙管隙間部をそれぞれ備えており、前記第一内側紙管隙間部と、前記第二内側紙管隙間部とが径方向において少なくとも一部で重なるように、前記第二内側紙管が前記第一内側紙管に内装されていて、
    前記テープ巻体の外周側から前記平紐を引き出し可能であると共に、前記紙管が前記テープ巻体から抜き取り可能であることにより前記紙管を前記テープ巻体から抜き取った後の前記テープ巻体の内周側から前記平紐を引き出しできるテープ巻体。
  2. 前記第二内側紙管の径方向における肉厚が、前記第一内側紙管の径方向における肉厚以上である請求項1記載のテープ巻体。
  3. 前記第二内側紙管の外周面と、前記第一内側紙管の内周面との間が接合されている請求項1又は2記載のテープ巻体。
  4. 前記第二内側紙管の外周面の一部のみ、あるいは、前記第一内側紙管の内周面の一部のみに接着剤が塗布されて前記第二内側紙管の外周面と、前記第一内側紙管の内周面との間が接合されている請求項3記載のテープ巻体。
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