JP6136956B2 - サスペンション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のサスペンション装置に関し、特に、サスペンションスプリングの取付技術に関する。
車両のサスペンション装置として、3リンク式といわれるリヤサスペンション構造がある。例えば、特許文献1には、アクスルシャフトがトレーリングアーム部材とコイルスプリングにより懸架される構造が示される。アクスルシャフトは、トレーリングアーム部材に設けられるブッシュを介して支持される。
特開平8−99511号公報
車両の乗り心地を高めるためには、ブッシュの変形余裕が確保できる範囲で利用することが望ましい。
本発明は、こうした状況に鑑みなされたものであり、ブッシュの変形余裕を確保できるサスペンション装置に関する技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のサスペンション装置は、車輪を回転可能に支持し、車体に対してサスペンションスプリングを介して連結されるアクスルと、車両の前後方向に延び、前端側が車体に対して連結され、後端側が弾性ブッシュを介してアクスルと連結されるトレーリングアームと、を備える。サスペンションスプリングは、車輪の回転軸に対して前後方向にずれた位置に配置される。
この態様によると、サスペンションスプリングが前後方向にずれた位置に配置されるため、サスペンションスプリングにより加えられる力によってアクスルにモーメントが発生する。そのため、アクスルに対して前後方向の荷重が加わっていない状態であっても、サスペンションスプリングによるモーメントによりアクスルと連結される弾性ブッシュが変形した状態となる。一般に、走行時に路面からアクスルに加わる力は前方向よりも後方向の方が大きいため、弾性ブッシュにおいて後方向の力に対する変形余裕が小さくなりやすい。本態様では、あらかじめ弾性ブッシュを変形させて前後方向で変形余裕を非対称とすることで、弾性ブッシュの後方向の変形余裕を確保し、車両の乗り心地を高める。
本発明によれば、前後方向にずれた位置にサスペンションスプリングを配置することにより、ブッシュの変形余裕を確保し、車両の乗り心地を高めることができる。
本発明の実施の形態に係るサスペンション装置を模式的に示す左側面図である。 (a)は、比較例に係るサスペンション装置を模式的に示す図であり、(b)は、比較例に係るブッシュの荷重−たわみ線図を模式的に示すグラフである。 (a)は、実施の形態に係るサスペンション装置を模式的に示す図であり、(b)は、実施の形態に係るブッシュの荷重−たわみ線図を模式的に示すグラフである。 変形例に係るサスペンション装置を模式的に示す左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るサスペンション装置10を模式的に示す左側面図である。本実施の形態に係るサスペンション装置10は、後輪を懸架するためのリヤサスペンション装置である。サスペンション装置10は、トレーリングアーム12と、アクスル30と、サスペンションスプリング40と、を備える。なお、サスペンション装置10は左右方向に対して実質的に対称の構造をとるため、本図では車両左側を示し、右側を省略している。
トレーリングアーム12は、車両の前後方向に延びる部材であり、前端部14が車体50のアーム取付部52に連結され、後端部18がアクスル30に連結される。トレーリングアーム12は、三つの弾性ブッシュ16、20、22を有する。前端部14には第1ブッシュ16が設けられ、後端部18には、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が設けられる。前端部14は、第1ブッシュ16を介してアーム取付部52に連結され、後端部18は、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22を介してアクスル30に連結される。
第1ブッシュ16は、同軸に設けられる内筒と外筒の間にゴムなどの弾性材料を圧入した構成を有する。外筒はトレーリングアーム12の前端部14に固定され、内筒にはアーム取付部52と固定されるボルト等が挿通される。これにより、第1ブッシュ16は、車体50に対してトレーリングアーム12を揺動可能に支持する。
第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、第1ブッシュ16と同様、同軸に設けられる内筒と外筒の間にゴムなどの弾性材料を圧入した構成を有する。第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、トレーリングアーム12の後端部18側に設けられ、第2ブッシュ20が前方、第3ブッシュ22が後方に設けられる。第2ブッシュ20にはアクスル30の第2連結部36が連結され、第3ブッシュ22にはアクスル30の第3連結部38が連結される。これにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、トレーリングアーム12に対してアクスル30を揺動可能に支持する。
アクスル30は、車輪60を回転自在に支持する構造である。アクスル30は、左右の車輪の間を連結するアクスルチューブ(図示せず)と、アクスルチューブを支持するためのブラケット32と、を有する。アクスルチューブの両端部には、車輪60を回転自在に支持するハブベアリングが取り付けされる。ブラケット32は、車輪60の回転軸Bの前方に延びる第1連結部34と、回転軸Bの前下方に延びる第2連結部36と、回転軸Bの後下方に延びる第3連結部38と、を有する。なお、変形例においては、第2連結部36および第3連結部38がともに回転軸Bの前下方に延びる形状や、第2連結部36および第3連結部38がともに回転軸Bの後下方に延びる形状としてもよい。
第2連結部36および第3連結部38は、第2ブッシュ20または第3ブッシュ22を介してトレーリングアーム12に連結される。これにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、回転軸Bよりも下方の位置に設けられることとなる。ここで、下方の位置とは、回転軸Bを通る前後方向の軸(以下、前後軸Cともいう)よりも下方の第1領域E1に含まれる位置のことである。
アクスル30に前後方向の荷重が加わる場合、アクスル30には荷重に応じたモーメントが発生する。このモーメントにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22には、第2ブッシュ20と第3ブッシュ22を結ぶ線Gに垂直に偶力が発生する。例えば、アクスル30に後方向の荷重が加わる場合、アクスル30に発生するモーメントにより、第2ブッシュ20には上方向の力N1、第3ブッシュ22には下方向の力N2が加わり、その力の大きさに応じて第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は変形する。
第1連結部34には、車体50と接続されるサスペンションスプリング40が連結される。サスペンションスプリング40の連結位置Aは、回転軸Bを基準として前方にずれた位置となる。ここで前方にずれた位置とは、回転軸Bを通る上下方向の軸(以下、上下軸Dともいう)よりも前方の第2領域E2に含まれる位置である。
サスペンションスプリング40は、第1連結部34に対して上下方向の力を伝達する。このとき、サスペンションスプリング40は、回転軸Bの前方の連結位置Aに力を伝達するため、アクスル30に対してモーメントを発生させる。このモーメントにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22には、第2ブッシュ20と第3ブッシュ22を結ぶ線Gに垂直に偶力が発生する。車輪60が接地して走行している状態では、サスペンションスプリング40により第1連結部34が下方向の力ΔFが加わるため、第2ブッシュ20には下方向の力ΔN1、第3ブッシュ22には上方向の力ΔN2が加わり、その力の大きさに応じて第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は変形する。
以上の構成により、サスペンション装置10は、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が下方に配置されるとともに、サスペンションスプリング40が前方に配置される。このため、アクスル30に後方向の荷重が加わった際に第2ブッシュ20および第3ブッシュ22に加わる偶力N1、N2の方向と、サスペンションスプリング40からの力により第2ブッシュ20および第3ブッシュ22に加わる偶力ΔN1、ΔN2の方向とが逆向きとなる。これにより、後方向荷重に対する第2ブッシュ20および第3ブッシュ22の変形余裕を大きくすることができる。以下、図2および図3を参照しながら、弾性ブッシュの変形余裕について示す。
図2(a)は、比較例に係るサスペンション装置を模式的に示す図であり、図2(b)は、比較例に係るブッシュの荷重−たわみ線図を模式的に示すグラフである。比較例においては上述の実施の形態とは異なり、サスペンションスプリング140が前後方向にずれて配置されておらず、前後方向に対して回転軸Bと同位置に設けられる。そのため、変形例に係るサスペンションスプリング140は、アクスル30に対してモーメントを発生させにくい構造となっている。
比較例において、アクスル30に後方向荷重Fがかかると、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、偶力N1、N2が加わってたわみ量Sで変形する。このときの荷重Fとたわみ量Sとの関係を図2(b)に模式的に示す。車両の乗り心地を高めるためには、荷重Fとたわみ量Sがほぼ線形の関係となる線形領域L1の範囲内で用いることが望ましい。しかし、後方向に比較的大きな荷重Fがかかると、線形領域L1の範囲を超えるたわみ量Sとなって変形余裕が確保できなくなり、乗り心地の低下につながる。このとき、ブッシュを大型化すればブッシュの線形領域L1を大きくできるが、車両搭載の制約上、現実的ではない。
図3(a)は、実施の形態に係るサスペンション装置を模式的に示す図であり、図3(b)は、実施の形態に係るブッシュの荷重−たわみ線図を模式的に示すグラフである。実施の形態では、サスペンションスプリング40が前方向にずれて配置されているため、第1連結部34に下方向にかかる荷重ΔFにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22は、偶力ΔN1、ΔN2が加わってたわみ量ΔSだけ変形することとなる。このため、アクスル30にかかる荷重Fがない場合であっても、たわみ量ΔSだけオフセットされた状態となり、図3(b)に示す荷重Fとたわみ量Sとの関係となる。これにより、後方向(グラフの正の方向)の線形領域L2が大きくなり、後方向の変形余裕を前方向と比べて大きく確保できる。
一般に、走行時にアクスル30にかかる荷重Fは、前方向よりも後方向の方が大きい。本実施の形態によれば、弾性ブッシュの変形余裕が前方向よりも後方向の方が大きいため、前方向と後方向とで非対称な荷重が加わる場合であっても、弾性ブッシュを線形領域内で変形させることができる。これにより、変形余裕の大きい大型のブッシュを用いることなく、車両の乗り心地を向上させることができる。
以上、本発明を実施形態にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
図4は、変形例に係るサスペンション装置10を模式的に示す左側面図である。変形例においては、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が回転軸Bよりも上方の位置、つまり、前後軸Cよりも上方の第3領域E3に含まれる。このため、アクスル30に後方向に荷重Fが加わる場合、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22はたわみ量Sで変形する。
また変形例においては、サスペンションスプリング40が、回転軸Bよりも後方の位置、つまり、上下軸Dよりも後方の第4領域E4に含まれる。このため、第1連結部34に下方向にかかる荷重ΔFにより、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22はたわみ量ΔSだけ変形することとなる。
このように、変形例では、第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が上方に配置されるとともに、サスペンションスプリング40が後方に配置される。このため、アクスル30に後方向の荷重が加わった際に第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が変形するたわみ量Sの方向と、サスペンションスプリング40からの力により第2ブッシュ20および第3ブッシュ22が変形するたわみ量ΔSの方向とが逆向きとなる。これにより、後方向荷重に対する第2ブッシュ20および第3ブッシュ22の変形余裕を大きくすることができる。
10…サスペンション装置、12…トレーリングアーム、14…前端部、16…第1ブッシュ、18…後端部、20…第2ブッシュ、22…第3ブッシュ、30…アクスル、32…ブラケット、A…連結位置、B…回転軸、40…サスペンションスプリング、50…車体、60…車輪。

Claims (1)

  1. 車輪を回転可能に支持し、車体に対してサスペンションスプリングを介して連結されるアクスルと、
    車両の前後方向に延び、前端側が車体に対して連結され、後端側が弾性ブッシュを介して前記アクスルの連結部と連結されるトレーリングアームと、
    を備え、
    前記連結部は、前記車輪の回転軸に対して上下方向にずれた位置に配置され、
    前記サスペンションスプリングは、前記連結部が前記車輪の回転軸より下方に位置する場合に前記車輪の回転軸に対して前にずれた位置に配置され、前記連結部が前記車輪の回転軸より上方に位置する場合に前記車輪の回転軸に対して後方にずれた位置に配置されることを特徴とするサスペンション装置。
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