JP6136007B2 - ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 - Google Patents

ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 Download PDF

Info

Publication number
JP6136007B2
JP6136007B2 JP2013137220A JP2013137220A JP6136007B2 JP 6136007 B2 JP6136007 B2 JP 6136007B2 JP 2013137220 A JP2013137220 A JP 2013137220A JP 2013137220 A JP2013137220 A JP 2013137220A JP 6136007 B2 JP6136007 B2 JP 6136007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
blank
cutting edge
die
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013137220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015009333A (ja
Inventor
拓 哉 小柳津
拓 哉 小柳津
谷 文 水
谷 文 水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2013137220A priority Critical patent/JP6136007B2/ja
Publication of JP2015009333A publication Critical patent/JP2015009333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6136007B2 publication Critical patent/JP6136007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

本発明は、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するブランク製造方法に関する。また本発明は、シート材を押圧して、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するための打抜機に関する。
菓子類等を収納する容器として、ミシン目状の切目線からなるジッパーを始めとして、様々な開封機構を備えたものが知られている。ところで、開封のための切目線が、容器の表面側から裏面側まで貫通している場合、切目線を介して異物が外部から容器内部に入り込み、これによって容器に収容されている内容物が汚染されてしまうことが考えられる。このような汚染が生じることを防ぐため、容器の表面側および裏面側に、互いに重ならないように半切線を形成することが知られている。なお半切線とは、容器を構成するシート材を貫通しないように形成された切目線のことである。例えば表面側に形成された半切線(以下、表側半切線とも称する)とは、裏面側まで貫通しないように表面側に形成された切目線であり、また裏面側に形成された半切線とは、表面側まで貫通しないように裏面に形成された切目線である。
例えば特許文献1に記載の牛乳パックおいて、内容物、すなわち牛乳を注出するための開口部が、裏側半切線によって囲まれた領域として構成されており、かつ当該開口部を囲うように表側半切線が設けられている。この場合、容器の表面側から裏面側まで貫通する切目線が存在しないため、異物が外部から容器内部に入り込むことが抑制されている。また開口部の周辺には、シート材の表側の約半分が剥離された剥離部が表側半切線に沿って形成される。この剥離部は、牛乳パックが搬送および販売される際には露出しておらず、ジッパーが開封されてはじめて出現する部分である。すなわち、牛乳パックが搬送および販売される際に汚染されることが無い部分である。従って、このような剥離部が開口部の周囲に存在することは、衛生上好ましい。
特許文献1には、このような表側半切線および裏側半切線が形成されたブランクを製造するための打抜機が開示されている。この打抜機は、シート材を打ち抜くための全切刃およびシート材の表面に半切線を形成するための表側半切刃が固定された抜型と、シート材の裏面に半切線を形成するための裏側半切刃が固定された受板と、を備えている。
特開平10−296698号公報
ブランクを製造する際、打抜機の半切刃は、シート材を貫通しないようにシート材に差し込まれる必要があり、従って半切刃の位置には微細な調整が必要になる。特に薄いシート材が用いられる場合に、高度な調整が求められることになる。また半切刃が摩滅して短くなっていくことを考慮すると、そのような微細な調整が高い頻度で実施されることが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載の打抜機の抜型においては、全切刃および半切刃がいずれもベースプレートに直接的に固定されており、このため、半切刃の位置のみを微細に調整することは構造的に容易ではないと考えらえる。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機を提供することを目的とする。
本発明は、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するブランク製造方法であって、抜型および受板を含む打抜機を準備する工程と、前記打抜機の前記抜型と前記受板との間にシート材を配置して、前記抜型および前記受板を用いて前記シート材を押圧する工程と、を備え、前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、ブランク製造方法である。
本発明によるブランク製造方法において、前記抜型の前記第2基板に設けられた前記表側半切刃は、前記第2基板のうち前記受板側の面に取り外し可能に取り付けられた第1ブロックに形成されたものであってもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記第2基板と前記第1ブロックとの間には、第2シムが介在されていてもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記受板の前記第4基板に設けられた前記裏側半切刃は、前記第4基板のうち前記抜型側の面に取り外し可能に取り付けられた第2ブロックに形成されたものであってもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記表側半切刃の高さおよび前記裏側半切刃の高さはいずれも、前記シート材の厚みよりも低くなっていてもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記裏側半切刃は、前記表側半切刃よりも内側の位置で前記表側半切線に沿って延在していてもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記表側半切刃および前記裏側半切刃はいずれも、ブランクの表面側の半切線およびブランクの裏面側の半切線を部分的に屈曲または湾曲させるための曲げ部分を含んでいてもよい。
本発明によるブランク製造方法において、前記抜型の前記第2基板には、前記ブランクに罫線を形成するための罫線刃がさらに設けられており、また前記受板の前記第4基板には、前記罫線刃に対応した位置に延在する受け溝がさらに設けられていてもよい。
本発明は、シート材を押圧して、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するための打抜機であって、シート材の表面側に配置される抜型と、シート材の裏面側に配置される受板と、を備え、前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、打抜機である。
本発明によれば、抜型は、ブランクの外縁に対応した形状を有する全切刃が設けられた第1基板と、第1基板の面のうち受板側の面に取り付けられ、ブランクの表面側の半切線に対応した形状を有する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有している。そして、第1基板と第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている。このため、表側半切刃の位置を全切刃とは独立に調整することができる。このことにより、薄いシート材が用いられる場合であっても、シート材に正確に半切線を形成することができる。
図1は、本発明の実施の形態による打抜機を用いて作製されたブランクを示す平面図。 図2(a)(b)は、図1に示すブランクを製函することにより得られる容器を示す斜視図。 図3は、本発明の実施の形態による打抜機の抜型を示す平面図。 図4は、本発明の実施の形態による打抜機の受板を示す平面図。 図5は、本発明の実施の形態による打抜機を示す断面図。 図6は、図5に示す打抜機の抜型の第1ブロックを拡大して示す断面図。 図7は、本発明の実施の形態による打抜機の抜型を準備する工程を示す図。 図8は、本発明の実施の形態による打抜機の抜型を準備する工程を示す図。 図9(a)〜(c)は、図5に示す打抜機を用いてシート材を打ち抜いてブランクを製造する工程を示す図。 図10は、本発明の実施の形態の変形例による打抜機を用いて作製されたブランクを示す平面図。 図11(a)(b)は、図10に示すブランクを製函することにより得られる容器を示す斜視図。 図12は、本発明の実施の形態の変形例による打抜機の抜型を示す平面図。 図13は、本発明の実施の形態の変形例による打抜機の受板を示す平面図。
以下、図1乃至図9(a)〜(c)を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1および図2(a)(b)を参照して、本発明の実施の形態による打抜機を用いてシート材を打ち抜くことにより得られるブランク20、および、ブランク20を製函することによって得られる容器10について説明する。
(ブランク)
図1に示すように、ブランク20においては、底面12、後面14、天面11および前面13が図1の上下方向で順に並べられ、かつ罫線25を介して連接されている。また天面11には、罫線25を介して第1側面15および第2側面16が図1の左右方向で連接されている。さらに底面12には、容器10に製函された状態のときに第1側面15および第2側面16の内側に位置する内側第1側面15aおよび内側第2側面16aが罫線25を介して図1の左右方向で連接されている。また底面12の上辺には、容器10に製函された状態のときに前面13の内側に位置する内側前面13aが罫線25を介して連接されている。また前面13および後面14の側辺には、側面15,16または内側側面15a,16aに接着されるフラップ15b,16bが罫線25を介して連接されていてもよい。なお図1においては、ブランク20に形成されている罫線25が一点鎖線で表されており、またブランク20の裏面22側に形成されている要素が点線で表されている。
図1に示すように、ブランク20の天面11および前面13には、容器10を開封するための蓋部17が形成されている。この蓋部17は、ブランク20の表面21側に形成された2本の表側半切線23と、各表側半切線23に沿って表側半切線23よりも内側の位置でブランク20の裏面22側に形成された2本の裏側半切線24と、2本の裏側半切線24の端部を接続するように延びる蓋部用罫線26と、によって画定されている。
表側半切線23および裏側半切線24は、真っ直ぐに延びるものであってもよく、若しくは部分的に屈曲または湾曲したものであってもよい。図1に示す例においては、表側半切線23および裏側半切線24のうち湾曲している部分(湾曲部)がそれぞれ符号23aおよび符号24aで表されている。このような湾曲部23a,24aを形成することにより、半切線23,24から構成される蓋部17の形状のバリエーションを広げることができ、これによって、蓋部17の使いやすさを向上させることができる。例えば図1に示す例においては、半切線23,24を部分的に湾曲させることにより、前面13の端部における蓋部17の幅を、天面11における蓋部17の幅よりも小さくすることができ、これによって、前面13の端部を開始点として蓋部17を開封する作業を容易化することができる。
なお図1においては、半切線23,24が延びる方向を変えることが、湾曲部23a,24aによって実現される例を示した。すなわち、延びる方向が変わる部分において、半切線23,24が曲線的に延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、半切線23,24が延びる方向が変わる部分において、半切線23,24が屈曲していてもよい。すなわち、半切線23,24が延びる方向が変わる部分は、角を含む屈曲部となっていてもよい。
また図1に示すように蓋部17が複数の面(天面11および前面13)に跨って形成される場合、天面11と前面13との間の罫線は、半切線23,24の近傍で分断された複数の部分罫線25aから構成されていてもよい。
ブランク20を構成する材料が特に限られることはなく、ブランク20を製函することによって得られる容器に収容される内容物に応じて適宜選択される。例えばブランク20は、紙単体で構成されていてもよい。またブランク20は、外面側から熱可塑性樹脂層、紙および熱可塑性樹脂層が順に積層された積層体から構成されていてもよい。
なお後述するように、本実施の形態において用いられる打抜機によれば、打ち抜いてブランク20を作製するためのシート材の厚みが小さい場合であっても、半切線を形成するための半切刃を正確にシート材に差し込むことができる。従って本実施の形態によれば、従来に比べて、厚みの小さいブランク20を得ることが可能となっている。例えば、一般的な紙容器においては、坪量が230〜550g/mの範囲内の紙が用いられるが、これに対して本実施の形態によれば、坪量が150〜250g/mの範囲内の紙を用いて、半切線23,24が形成されたブランク20を得ることが可能である。特に、坪量が150〜220g/mの範囲内の紙を好適に用いることができる。
(容器)
次に図2(a)(b)を参照して、図1に示すブランク20を製函することにより得られる容器10について説明する。図2(a)は、蓋部17が開封される前の容器10を示す図であり、図2(b)は、蓋部17が開封された後の容器10を示す図である。図2(b)に示すように、容器10の中には内袋80が収容されている。この内袋80には、内袋80を開封するための易開封部分81が、例えばミシン目として形成されている。この場合、易開封部分81に沿って内袋80を開封することにより、内袋80に開口部を形成することができ、この開口部を介して、内袋80の内部に収容されている菓子などの内容物を取り出すことができる。
容器10の開封は、前面13の端部を開始点として蓋部17を半切線23,24に沿って前面13および天面11から引き剥がすことによって実施される。前面13および天面11から引き剥がされた蓋部17は、蓋部用罫線26を軸として変位することができる。また図2(b)に示すように、蓋部17を前面13および天面11から引き剥がした後、前面13および天面11には、表面側が所定の厚みにわたって表側半切線23と裏側半切線24との間で剥離されることによって得られる剥離部17bが形成されている。
図2(a)(b)に示す容器によれば、容器10を開封するための蓋部17が、シート材を貫通しない半切線23,24によって構成されている。このため、半切線23,24を介して異物が外部から容器10の内部に入り込むことが抑制されている。また上述の剥離部17bは、蓋部17を引き剥がして容器10を開封した後にはじめて形成される部分であり、容器10の製造工程や流通工程において外部に露出していない部分である。すなわち剥離部17bは、外部の異物などによって汚染されることなく清浄に保たれている部分である。従って、容器10から菓子などの内容物を取り出す際に内容物が剥離部17bに触れたとしても、内容物の清浄さを保つことができる。このように本実施の形態によれば、衛生管理に優れた容器10を提供することができる。
なお図2(b)においては、容器10の内部に内袋80が収容される例を示した。すなわち容器10が、菓子などの内容物が容器10の内面に直接的には接触しない、いわゆる二次容器である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、容器10は、菓子、例えば氷菓や液体などの内容物が容器10の内面に直接的に接触する、いわゆる一次容器であってもよい。この場合であっても、蓋部を半切線によって構成することによって、内容物が汚染されることを抑制することができる。
図2(b)に示すように、容器10の内側前面13aには、蓋部17を係止するための係止部18が形成されていてもよい。この係止部18は、例えば表面と裏面との間を貫通する切目線として構成されており、容器10が開封された後にこの切目線に蓋部17の一部を挿入することにより、容器10の開口部を再封することができる。なお蓋部17の端部には、係止部18に挿入されるよう構成された突出片17cが形成されていてもよい。
次に図3乃至図6を参照して、シート材を打ち抜いて図1に示すブランク20を作製するための打抜機について説明する。ここでは、打抜機が平板状の抜型および受板を含む例について説明する。抜型は、打ち抜きの際にシート材の表面側に配置されるものであり、受板は、打ち抜きの際にシート材の裏面側に配置されるものである。
(抜型)
はじめに抜型31について、図3を参照して説明する。図3は、抜型31を、抜型31の面のうち受板と対向する側の面から見た場合を示す平面図である。図3に示すように、抜型31は、第1基板40と、第1基板40の面のうち受板側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り付けられた第2基板50と、を有している。第1基板40には、ブランク20を打ち抜くため、ブランク20の外形20aに対応した位置に延在する全切刃41が設けられている。また第2基板50には、ブランク20の表側半切線23を形成するため、表側半切線23に対応した位置に延在する表側半切刃56が設けられている。なお第1基板40には、ブランク20の係止部18を形成するための打抜刃47がさらに設けられていてもよい。また第2基板50には、ブランク20に罫線25および蓋部用罫線26を形成するための罫線刃53および罫線刃54がさらに設けられていてもよい。なお上述のように、天面11と前面13との間の罫線が、半切線23,24の近傍で分断された複数の部分罫線25aから構成される場合、対応する罫線刃も、表側半切刃56の近傍で分断された複数の部分罫線刃53aから構成されていてもよい。
図3に示すように、表側半切刃56は、第2基板50のうち受板側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り外し可能に取り付けられた第1ブロック55に形成されたものであってもよい。図3に示すように、第1ブロック55は例えば、第2基板50の面に平行な方向において表側半切刃56に沿って延びる形状を有している。一般に表側半切刃56は、全切刃41や罫線刃53,54に比べて摩滅し易いものである。従って表側半切刃56は、定期的に新品に交換されることが好ましい。ここで仮に表側半切刃56が第1基板40と一体に形成されている場合、表側半切刃56を新品に交換するために、第2基板50全体を新品に交換することになる。しかしながら、上述のように罫線刃53,54における摩滅の進行速度は表側半切刃56における摩滅の進行速度よりも小さいため、第2基板50全体を交換することは、まだ使用可能な罫線刃53,54を表側半切刃56とともに廃棄することを意味する。ここで本実施の形態によれば、第2基板50から取り外し可能な第1ブロック55に表側半切刃56を形成することにより、罫線刃53,54を廃棄することなく表側半切刃56を交換することができる。これによって、ブランク20の生産コストを低減することができる。
第1ブロック55を第2基板50に取り付ける方法が特に限られることはなく、様々な方法が用いられ得る。例えば図3に示すように、第1ブロック55は、表側半切刃56が延びる方向とは異なる方向に突出した突出部55aを含んでいてもよい。この場合、突出部55aをネジなどの取付具57を用いて第2基板50に固定することによって、第1ブロック55を第2基板50に取り付けることができる。
なお上述のように、ブランク20の表側半切線23に湾曲部23aや屈曲部を形成する場合、抜型31の表側半切刃56には、湾曲部23aや屈曲部に対応した曲げ部分56aが形成される。ところで、シート材を打ち抜いてブランク20を作製するための方法としては、本実施の形態のように平板状の抜型31および受板32を用いる方法以外にも、表面に全切刃や半切刃が設けられたロールを用いてシート材を打ち抜く、いわゆるロータリーダイカッターを用いる方法が知られている。このロータリーダイカッターを用いる方法においては、通常、真っ直ぐに延びる全切刃や半切刃が用いられる。なぜなら、図3に示すような曲げ部分56aが存在している半切刃をロータリーダイカッター用の型に形成しようとすると、型の作製コストが著しく高くなり、この結果、ブランクの生産コストが高くなってしまうからである。ここで本実施の形態においては、平板状の抜型31および受板32を用いているため、曲げ部分56aを含む表側半切刃56や、後述する曲げ部分76aを含む裏側半切刃76を容易に作製することができる。このため、半切線23,24の形状のバリエーションを広げることができる。
第1基板40、第2基板50および第1ブロック55を構成する材料は特には限られないが、第1基板40は例えばエポキシ樹脂から構成されており、第2基板50および第1ブロック55は例えばアルミニウムや黄銅などの金属から構成されている。
(受板)
次に受板32について、図4を参照して説明する。図4は、受板32を、受板32の面のうち抜型31と対向する側の面から見た場合を示す平面図である。図4に示すように、受板32は、第3基板60と、第3基板60の面のうち抜型31側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り付けられた第4基板70と、を有している。第3基板60は、上述した抜型31の第1基板40の全切刃41との間でシート材を挟み込んで、シート材をブランク20の形状に打ち抜くためのものである。
第4基板70には、ブランク20の裏側半切線24を形成するため、ブランク20の裏側半切線24に対応した位置に延在する裏側半切刃76が設けられている。なお第4基板70には、上述した抜型31の第2基板50の罫線刃53,54に対応した位置に延在する受け溝73が設けられていてもよい。また抜型31の第2基板50の部分罫線刃53aに対応する受け溝は、複数の部分受け溝73aとして構成されていてもよい。
抜型31の第1ブロック55の場合と同様に、裏側半切刃76は、第4基板70のうち抜型31側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り外し可能に取り付けられた第2ブロック75に形成されたものであってもよい。これによって、第1ブロック55の場合と同様に、第4基板70全体を交換するのではなく、第2ブロック75のみを交換して裏側半切刃76を新品にすることができる。第2ブロック75は例えば第4基板70の面に平行な方向において裏側半切刃76に沿って延びる形状を有している
第2ブロック75は、第1ブロック55の場合と同様に、例えば、裏側半切刃76が延びる方向とは異なる方向に突出した突出部75aをネジなどの取付具77を用いて第4基板70に固定することによって、第4基板70に取り付けられる。
なお上述のようにブランク20の表側半切線23に湾曲部23aや屈曲部を形成する場合、受板32の裏側半切刃76には、湾曲部23aや屈曲部に対応した曲げ部分76aが形成される。
第3基板60、第4基板70および第2ブロック75を構成する材料は特には限られないが、例えば鉄(鉄板)を用いることができる。なお第4基板70が鉄板から構成されている場合、第4基板70の表面にはクロムメッキなどの表面処理が施されていてもよい。
次に図5に示す抜型31および受板32の断面図を参照して、抜型31および受板32についてさらに説明する。図5は、図3に示す抜型31および図4に示す受板32をそれぞれV−V線に沿って切断した場合を示すものである。
図5に示すように、第1ブロック55は、第2基板50に形成された取付溝51に取り付けられている。同様に、第2ブロック75は、第4基板70に形成された取付溝71に取り付けられている。取付溝51および取付溝71の深さが特に限られることはない。例えば取付溝51および取付溝71の深さは、第1ブロック55および第2ブロック75の高さと同一であってもよく、若しくは、第1ブロック55および第2ブロック75の高さよりも大きくまたは小さくてもよい。
図5に示すように、受板32の裏側半切刃76は、抜型31の表側半切刃56よりも内側の位置に設けられている。ここで「内側」とは、第2基板50や第4基板70の外縁から遠ざかる側のことである。なお図1から明らかなように、裏側半切刃76は、表側半切刃56よりも内側の位置で、表側半切刃56に沿ってすなわち表側半切刃56にほぼ平行に延在している。これによって、均一な幅の剥離部17bを形成することができる。
図5に示すように、罫線刃53は、第2基板50に一体的に形成されたものとなっている。同様に、受け溝73は、第4基板70に一体的に形成されたものとなっている。また表側半切刃56は、第1ブロック55に一体的に形成されたものとなっている。同様に、裏側半切刃76は、第2ブロック75に一体的に形成されたものとなっている。
(シム)
以下、打抜機30の各構成要素の位置を調整するために設けられるシムについて説明する。図5に示すように、抜型31の第1基板40と第2基板50との間には第1シム42が介在されている。第1シム42は、図5の上下方向における第2基板50の位置を調整するために設けられているものである。この場合、第1シム42が弾性を有することにより、上下方向(第1基板40の法線方向)における表側半切刃56の位置や罫線刃53の位置を、第1基板40や全切刃41とは独立に調整することができるようになる。従って、シート材への表側半切刃56の差し込み深さを微細に調整することができ、これによって、シート材により正確に表側半切線23を形成することができる。
第1シム42の材料は、その弾性に基づいて第2基板50の位置を調整することができるよう、選択される。例えば第1シム42として、シリコンラバー、ゴム(例えばバルコラム)など、適度な弾性を有する材料を用いることができる。このような弾性を有する材料を用いて第1シム42を用いることにより、第2基板50の位置を調整するだけでなく、弾性体の弾性力を利用することによって、シート材に対する表側半切刃56の押し込み圧を調整することもできる。これらの点を考慮すると、例えば第1シム42として、0.5mm〜3.0mmの厚みのものを用いることができる。また第1シム42は、弾性を有する複数の部材を積層させることにより構成されていてもよい。また、シート材への表側半切刃56の差し込み深さを微細に調整するために、抜型31の第1基板40と第2基板50との間に、第1シム42に加えて、第1シム42に比べて弾性変形しにくい材料(剛性が高い材料)をさらに介在させてもよい。例えば、変形しにくい材料として、熱可塑性樹脂フィルム(例えばPETフィルム)、金属(例えばアルミニウム)、紙、木などを用いることができ、その中でも、熱可塑性樹脂フィルムや金属が好ましい。また、変形しにくい材料は、複数の部材を積層させることにより構成されていてもよく、厚みの異なるものを複数準備しておき、これらを適切に組み合わせることによって、所望の厚みを有するようにしてもよい。例えば厚みの異なる熱可塑性樹脂フィルムを複数枚準備しておき、これらを適切に組み合わせることができる。
上下方向における第2基板50の位置を適切に調整することができる限りにおいて、第1基板40の面上における第1シム42の延在範囲が特に限られることはない。例えば第1シム42は、第1基板40の面のうち第2基板50と重なる部分の全域にわたって設けられていてもよい。若しくは、第1基板40と第2基板50との間に部分的に設けられていてもよい。例えば第2基板50の外縁に沿った部分に設けられていてもよい。
また、第1基板40と第2基板50との間だけでなく、その他の場所にも、打抜機30の各構成要素の上下方向における位置を調整するためのシムが介在されていてもよい。例えば図6に示すように、第2基板50と第1ブロック55との間に第2シム52が介在されていてもよい。図6は、第1ブロック55を拡大して示す図である。第2シム52は、図6の上下方向(第1基板40の法線方向)における第1ブロック55の位置を調整するために設けられているものである。この場合、上下方向における表側半切刃56の位置を、第1基板40、全切刃41および第2基板50とは独立に調整することができるようになる。従って、シート材への表側半切刃56の差し込み深さをさらに微細に調整することが可能になる。
第2シム52の材料としては、第1シム42と併せて用いられ得る上述の変形しにくい材料を用いることができる。第2シム52の厚みは、例えば10μm〜300μmとすることができる。また第2シム52は、複数の部材を積層させることにより構成されていてもよく、厚みの異なるものを複数準備しておき、これらを適切に組み合わせることによって、所望の厚みを有するようにしてもよい。例えば厚みの異なる熱可塑性樹脂フィルムを複数枚準備しておき、これらを適切に組み合わせることができる。また第2基板50の取付溝51の内部における第2シム52の延在範囲が特に限られることはない。例えば例えば第1シム42は、第1ブロック55と同一の外形を有するように構成されていていてもよい。
なお図示はしないが、第3基板60と第4基板70との間や、第4基板70と第2ブロック75との間にもシムが介在されていてもよい。
以下、打抜機30のその他の特徴についてさらに説明する。
図5に示すように、抜型31の第1ブロック55と受板32の第2ブロック75とは互いに対向するように配置されていてもよい。表側半切刃56がシート材の表面に差し込まれる深さは、上下方向における表側半切刃56の位置の影響だけでなく、表側半切刃56に対向する部分の位置、すなわち第2ブロック75の位置の影響を受ける。同様に、裏側半切刃76がシート材の裏面に差し込まれる深さは、上下方向における裏側半切刃76の位置の影響だけでなく、裏側半切刃76に対向する部分の位置、すなわち第1ブロック55の位置の影響を受ける。ここで本実施の形態によれば、第1シム42や第2シム52の厚みを調整することにより、シート材を打ち抜く際の第1ブロック55と第2ブロック75との間の間隔を適切に調整することができる。このため、シート材の表面への表側半切刃56の差し込み深さだけでなく、シート材の裏面への裏側半切刃76の差し込み深さを同時に適切に調整することが可能になる。
本実施の形態において、表側半切刃56の高さは、抜型31と受板32との間に配置される後述するシート材の厚みよりも低くなっていてもよい。図6において、表側半切刃56の高さが符号h1で表されている。図6に示すように、表側半切刃56の高さh1とは、第2基板50の面から表側半切刃56の先端までの、上下方向における距離のことである。同様に、裏側半切刃76の高さは、シート材の厚みよりも低くなっていてもよい。裏側半切刃76の高さとは、第4基板70の面から裏側半切刃76の先端までの、上下方向における距離のことである。
表側半切刃56および裏側半切刃76の高さがシート材の厚みよりも低くなっているということは、表側半切刃56および裏側半切刃76の根元部分まで表側半切刃56および裏側半切刃76をシート材に差し込んだとしても、表側半切刃56および裏側半切刃76がシート材を貫通してしまうことがない、ということを意味している。従って、抜型31および受板32を用いてシート材を押圧して打ち抜く工程において、シート材に対して表側半切刃56および裏側半切刃76を底突き(そこづき)させることが可能になる。すなわち、打ち抜き工程において、表側半切刃56が設けられている第1ブロック55の表面、並びに、裏側半切刃76が設けられている第2ブロック75の表面がそれぞれシート材に当接して密着するまで、抜型31と受板32との間の間隔を縮めることができる。このため、打ち抜きの際に第1ブロック55の表面とシート材との間または第2ブロック75の表面とシート材との間に隙間が存在している場合に比べて、シート材に対する表側半切刃56および裏側半切刃76の差し込み深さを一定にし易くなる。このことにより、打ち抜きによって得られるブランク20の品質を一定に保つことができる。
図5に示すように、抜型31は、全切刃41の周囲に設けられた弾性部材43をさらに含んでいてもよい。弾性部材43は、全切刃41の先端よりも下方にまで達するように構成されている。弾性部材43としては、例えばスポンジなどが用いられ得る。このような弾性部材43を設けることにより、全切刃41によりシート材を打ち抜く際にシート材の位置ズレが生じてしまうことを抑制することができる。
図5に示すように、全切刃41は、第1基板40に形成された貫通孔48に嵌めこまれたものであってもよい。また図5に示すように、第1基板40の上面が組み付けベース44によって囲われていてもよい。また組み付けベース44の上面のうち第1基板40の法線方向から見た場合に全切刃41と重なる位置には、テープ46が貼り付けられていてもよい。この場合、設けられるテープ46の枚数や厚みを調整することにより、シート材に対する全切刃41の押し込み圧を微調整することが可能になる。なお組み付けベース44の上面に台紙45が設けられ、そして、テープ46が台紙45の上面に貼り付けられていてもよい。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、上述の打抜機30を用いてシート材を打ち抜き、これによってブランク20を製造する方法について説明する。
抜型の準備
はじめに図7および図8を参照して、打抜機30の抜型31を準備する工程について説明する。まず図7に示すように、全切刃41および打抜刃47が設けられた第1基板40を準備する。なお図示はしないが、第1基板40と第2基板50との間に介在される上述の第1シム42が第1基板40に固定されていてもよい。次に図8に示すように、第1基板40と第2基板50との間に第1シム42を介在させた状態で、第1基板40に第2基板50を取り付ける。なお図8に示すように、第1ブロック55を取り付けるための取付溝51には、取付具57を用いて第1ブロック55を固定するための取付穴51aが形成されていてもよい。その後、第2基板50bの取付溝51に第1ブロック55を取り付けることによって、図3に示す抜型31を得ることができる。
図示はしないが、抜型31の場合と同様にして、第3基板60、第4基板70および第2ブロック75を組み合わせることにより、受板32を得ることができる。
ブランクの製造方法
次に図9(a)〜(c)を参照して、シート材90を打ち抜いてブランク20を作製する工程について説明する。はじめに図9(a)に示すように、所定の間隔を空けて配置された抜型31と受板32との間にシート材90を配置する。次に図9(b)に示すように、抜型31と受板32との間の間隔を縮め、抜型31および受板32を用いてシート材90を押圧する。これによって、図9(c)に示すように、シート材90が全切刃41によって打ち抜かれてブランク20が得られる。また表側半切刃56および裏側半切刃76がシート材90に差し込まれることによって、ブランク20に表側半切線23および裏側半切線24が形成される。さらに、罫線刃53がシート材を押圧してシート材90を部分的に受け溝73の内部に押し込むことにより、ブランク20に罫線25が形成される。このようにして、半切線23,24および罫線25が形成されたブランク20を得ることができる。なお上述の工程において、抜型31および受板32のいずれが可動部材となっていてもよい。例えば、受板32を固定した状態で、抜型31を受板32に向けて動かしてもよい。若しくは、抜型31を固定した状態で、受板32を抜型31に向けて動かしてもよい。なおブランク20の離型性を考慮すると、一般に、抜型31を固定した状態で受板32を動かすことが好ましい。
ここで本実施の形態によれば、第1基板40と第2基板50との間には第1シム42が介在されている。このため、第1シム42が弾性を有することにより、第2基板50に設けられた表側半切刃56の上下方向における位置を、全切刃41とは独立に調整することができる。従って、全切刃41を用いてシート材90を打ち抜くことと、表側半切刃56および裏側半切刃76を用いてシート材90に半切線23,24を形成することとをそれぞれ最適な条件で実施することができる。このため、シート材90の厚みが小さい場合であっても、シート材90に正確に半切線23,24を形成することができる。また第1シム42によって表側半切刃56および裏側半切刃76の位置を容易に調整することができるため、位置調整を頻繁に実施することが可能であり、このため、得られるブランク20の品質にばらつきが生じることを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(蓋部の変形例)
上述の本実施の形態において、蓋部用罫線26を介して蓋部17が天面11に連接されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10に示すように、蓋部17は、ブランク20の表面21および裏面22にそれぞれ形成された1本の一連の表側半切線23および裏側半切線24によって区画されるものであってもよい。この場合、図10に示すブランク20を製函することにより得られる容器10を開封すると、図11(b)に示すように、容器10には蓋部17が残らないようになる。この場合、容器10には、容器10の開口部に沿って延びる一連の剥離部17bが形成されることになる。
図12および図13はそれぞれ、本変形例によるブランク20を作製するために用いられる打抜機30の抜型31および受板32を示す平面図である。図12に示すように、抜型31の第2基板50には、表側半切線23に対応した位置に延在する一連の表側半切刃56が設けられている。また図13に示すように、受板32の第4基板70には、裏側半切線24に対応した位置に延在する一連の裏側半切刃76が設けられている。
本変形例においても、第1基板40と第2基板50との間には第1シム42が介在されている。このため、第1シム42が弾性を有することにより、第2基板50に設けられた表側半切刃56の上下方向における位置を、全切刃41とは独立に調整することができる。従って、全切刃41を用いてシート材90を打ち抜くことと、表側半切刃56および裏側半切刃76を用いてシート材90に半切線23,24を形成することとをそれぞれ最適な条件で実施することができる。このため、シート材90の厚みが小さい場合であっても、シート材90に正確に半切線23,24を形成することができる。
(その他の変形例)
また上述の本実施の形態において、ブランク20が、互いに連接された複数の略矩形状の面を含み、また容器10が、複数の平面状の面を組み合わせることによって得られる直方体形状のものである例を示した。しかしながら、上述した本実施ン形態による打抜機30および打抜機30を用いたブランク製造方法によって製造され得るブランク20の形状が特に限られることはない。例えばブランク20の形状として、扇形状の形状を採用してもよい。
また上述の本実施の形態において、ブランク20の表面21側に形成される表側半切線23および裏面22側に形成される裏側半切線24によって、容器10を開封するための蓋部17が画定される例を示した。しかしながら、表側半切線23および裏側半切線24によって画定されるものが特に限られることはない。例えば字視はしないが、容器10を2つの部分に分離するためのいわゆるジッパーが、2本の表側半切線23と2本の表側半切線23の内側で表側半切線23に沿って延びる2本の裏側半切線24と、によって画定されてもよい。この場合、抜型31の表側半切刃56および受板32の裏側半切刃76は、表側半切線23および裏側半切線24に対応して適切に構成される。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
10 容器
17 蓋部
20 ブランク
21 表面
22 裏面
23 表面側の半切線
24 裏面側の半切線
25 罫線
26 蓋部用罫線
30 打抜機
31 抜型
32 受板
40 第1基板
41 全切刃
42 第1シム
43 弾性部材
44 組み付けベース
45 台紙
46 テープ
50 第2基板
51 取付溝
52 第2シム
53,54 罫線刃
55 第1ブロック
56 表側半切刃
60 第3基板
70 第4基板
71 取付溝
73 受け溝
75 第2ブロック
76 裏側半切刃
80 内袋
90 シート材

Claims (9)

  1. 表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するブランク製造方法であって、
    抜型および受板を含む打抜機を準備する工程と、
    前記打抜機の前記抜型と前記受板との間にシート材を配置して、前記抜型および前記受板を用いて前記シート材を押圧する工程と、を備え、
    前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、
    前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、
    前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、ブランク製造方法。
  2. 前記抜型の前記第2基板に設けられた前記表側半切刃は、前記第2基板のうち前記受板側の面に取り外し可能に取り付けられた第1ブロックに形成されたものである、請求項1に記載のブランク製造方法。
  3. 前記第2基板と前記第1ブロックとの間には、第2シムが介在されている、請求項2に記載のブランク製造方法。
  4. 前記受板の前記第4基板に設けられた前記裏側半切刃は、前記第4基板のうち前記抜型側の面に取り外し可能に取り付けられた第2ブロックに形成されたものである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
  5. 前記表側半切刃の高さおよび前記裏側半切刃の高さはいずれも、前記シート材の厚みよりも低くなっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
  6. 前記裏側半切刃は、前記表側半切刃よりも内側の位置で前記表側半切線に沿って延在している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
  7. 前記表側半切刃および前記裏側半切刃はいずれも、ブランクの表面側の半切線およびブランクの裏面側の半切線を部分的に屈曲または湾曲させるための曲げ部分を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
  8. 前記抜型の前記第2基板には、前記ブランクに罫線を形成するための罫線刃がさらに設けられており、
    前記受板の前記第4基板には、前記罫線刃に対応した位置に延在する受け溝がさらに設けられている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
  9. シート材を押圧して、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するための打抜機であって、
    シート材の表面側に配置される抜型と、
    シート材の裏面側に配置される受板と、を備え、
    前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、
    前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、
    前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、打抜機。
JP2013137220A 2013-06-28 2013-06-28 ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 Active JP6136007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137220A JP6136007B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013137220A JP6136007B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015009333A JP2015009333A (ja) 2015-01-19
JP6136007B2 true JP6136007B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=52302992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013137220A Active JP6136007B2 (ja) 2013-06-28 2013-06-28 ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6136007B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108372556B (zh) * 2018-01-31 2024-02-13 浙江飞达机械有限公司 一种薄纸冲切机
JP7423280B2 (ja) 2019-11-29 2024-01-29 出光ユニテック株式会社 フィルムの加工装置、袋の製造装置、フィルムの加工方法および袋の製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS649732U (ja) * 1987-07-07 1989-01-19
NO311560B1 (no) * 1996-02-16 2001-12-10 Marbach Gmbh Karl Fremgangsmåte til fremstilling av rillede, stansede deler fra en materialplate
JPH10296698A (ja) * 1997-04-22 1998-11-10 Katayama Nukigata Seisakusho:Kk 打抜機用雌型および打抜構造
JP2000254897A (ja) * 1999-03-05 2000-09-19 Mitsui High Tec Inc テープ形成用カッター刃
JP2005014405A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Toppan Printing Co Ltd エンボス加飾紙容器の製造方法及びその方法で得られたエンボス加飾紙容器
JP2011251361A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Kyoei Print Giken Kk シート部材の打抜き装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015009333A (ja) 2015-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6136007B2 (ja) ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機
JP2010167541A (ja) ダイカッタの抜き型
JP5486570B2 (ja) 刃型
KR20050043891A (ko) 교환형 다이 프레스 시스템 및 방법
CN109153143B (zh) 切割系统、以及切割材料卷材或材料片的方法
JP4803543B1 (ja) 可動刃、用紙切断装置、およびプリンタ
JP4355485B2 (ja) 罫線入れ装置
JP6315531B1 (ja) 打抜機用雌型および打抜機
JP2007021605A (ja) 打抜き補助具
CN111098357B (zh) 具有手柄麦拉的加工工艺
JP4915711B1 (ja) 切断加工用刃物
EP2664424B1 (en) Punch tool
JP3132946U (ja) 折り罫成型シート
KR200453438Y1 (ko) 목금형에 설치된 고정장치
JP4815078B2 (ja) 打抜機用抜型並びにその製造方法
JP2943860B2 (ja) 平盤打抜機における桟幅切断排出装置
JPH10296698A (ja) 打抜機用雌型および打抜構造
JP2010194674A (ja) 打抜機の受け型
JP2016002645A (ja) ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機
JP3229696U (ja) 紙容器の解体具
JP5364994B2 (ja) 段ボール材の加工方法及び加工装置
JP2017197236A (ja) 梱包材
JP3173920U (ja) 切断カッター
JP4353887B2 (ja) ガスケット
TWM467544U (zh) 裁料刀具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6136007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150