JP6136007B2 - ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 - Google Patents
ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6136007B2 JP6136007B2 JP2013137220A JP2013137220A JP6136007B2 JP 6136007 B2 JP6136007 B2 JP 6136007B2 JP 2013137220 A JP2013137220 A JP 2013137220A JP 2013137220 A JP2013137220 A JP 2013137220A JP 6136007 B2 JP6136007 B2 JP 6136007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- blank
- cutting edge
- die
- sheet material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Description
図1に示すように、ブランク20においては、底面12、後面14、天面11および前面13が図1の上下方向で順に並べられ、かつ罫線25を介して連接されている。また天面11には、罫線25を介して第1側面15および第2側面16が図1の左右方向で連接されている。さらに底面12には、容器10に製函された状態のときに第1側面15および第2側面16の内側に位置する内側第1側面15aおよび内側第2側面16aが罫線25を介して図1の左右方向で連接されている。また底面12の上辺には、容器10に製函された状態のときに前面13の内側に位置する内側前面13aが罫線25を介して連接されている。また前面13および後面14の側辺には、側面15,16または内側側面15a,16aに接着されるフラップ15b,16bが罫線25を介して連接されていてもよい。なお図1においては、ブランク20に形成されている罫線25が一点鎖線で表されており、またブランク20の裏面22側に形成されている要素が点線で表されている。
次に図2(a)(b)を参照して、図1に示すブランク20を製函することにより得られる容器10について説明する。図2(a)は、蓋部17が開封される前の容器10を示す図であり、図2(b)は、蓋部17が開封された後の容器10を示す図である。図2(b)に示すように、容器10の中には内袋80が収容されている。この内袋80には、内袋80を開封するための易開封部分81が、例えばミシン目として形成されている。この場合、易開封部分81に沿って内袋80を開封することにより、内袋80に開口部を形成することができ、この開口部を介して、内袋80の内部に収容されている菓子などの内容物を取り出すことができる。
はじめに抜型31について、図3を参照して説明する。図3は、抜型31を、抜型31の面のうち受板と対向する側の面から見た場合を示す平面図である。図3に示すように、抜型31は、第1基板40と、第1基板40の面のうち受板側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り付けられた第2基板50と、を有している。第1基板40には、ブランク20を打ち抜くため、ブランク20の外形20aに対応した位置に延在する全切刃41が設けられている。また第2基板50には、ブランク20の表側半切線23を形成するため、表側半切線23に対応した位置に延在する表側半切刃56が設けられている。なお第1基板40には、ブランク20の係止部18を形成するための打抜刃47がさらに設けられていてもよい。また第2基板50には、ブランク20に罫線25および蓋部用罫線26を形成するための罫線刃53および罫線刃54がさらに設けられていてもよい。なお上述のように、天面11と前面13との間の罫線が、半切線23,24の近傍で分断された複数の部分罫線25aから構成される場合、対応する罫線刃も、表側半切刃56の近傍で分断された複数の部分罫線刃53aから構成されていてもよい。
次に受板32について、図4を参照して説明する。図4は、受板32を、受板32の面のうち抜型31と対向する側の面から見た場合を示す平面図である。図4に示すように、受板32は、第3基板60と、第3基板60の面のうち抜型31側の面(すなわちシート材と対向する面)に取り付けられた第4基板70と、を有している。第3基板60は、上述した抜型31の第1基板40の全切刃41との間でシート材を挟み込んで、シート材をブランク20の形状に打ち抜くためのものである。
以下、打抜機30の各構成要素の位置を調整するために設けられるシムについて説明する。図5に示すように、抜型31の第1基板40と第2基板50との間には第1シム42が介在されている。第1シム42は、図5の上下方向における第2基板50の位置を調整するために設けられているものである。この場合、第1シム42が弾性を有することにより、上下方向(第1基板40の法線方向)における表側半切刃56の位置や罫線刃53の位置を、第1基板40や全切刃41とは独立に調整することができるようになる。従って、シート材への表側半切刃56の差し込み深さを微細に調整することができ、これによって、シート材により正確に表側半切線23を形成することができる。
表側半切刃56および裏側半切刃76の高さがシート材の厚みよりも低くなっているということは、表側半切刃56および裏側半切刃76の根元部分まで表側半切刃56および裏側半切刃76をシート材に差し込んだとしても、表側半切刃56および裏側半切刃76がシート材を貫通してしまうことがない、ということを意味している。従って、抜型31および受板32を用いてシート材を押圧して打ち抜く工程において、シート材に対して表側半切刃56および裏側半切刃76を底突き(そこづき)させることが可能になる。すなわち、打ち抜き工程において、表側半切刃56が設けられている第1ブロック55の表面、並びに、裏側半切刃76が設けられている第2ブロック75の表面がそれぞれシート材に当接して密着するまで、抜型31と受板32との間の間隔を縮めることができる。このため、打ち抜きの際に第1ブロック55の表面とシート材との間または第2ブロック75の表面とシート材との間に隙間が存在している場合に比べて、シート材に対する表側半切刃56および裏側半切刃76の差し込み深さを一定にし易くなる。このことにより、打ち抜きによって得られるブランク20の品質を一定に保つことができる。
はじめに図7および図8を参照して、打抜機30の抜型31を準備する工程について説明する。まず図7に示すように、全切刃41および打抜刃47が設けられた第1基板40を準備する。なお図示はしないが、第1基板40と第2基板50との間に介在される上述の第1シム42が第1基板40に固定されていてもよい。次に図8に示すように、第1基板40と第2基板50との間に第1シム42を介在させた状態で、第1基板40に第2基板50を取り付ける。なお図8に示すように、第1ブロック55を取り付けるための取付溝51には、取付具57を用いて第1ブロック55を固定するための取付穴51aが形成されていてもよい。その後、第2基板50bの取付溝51に第1ブロック55を取り付けることによって、図3に示す抜型31を得ることができる。
次に図9(a)〜(c)を参照して、シート材90を打ち抜いてブランク20を作製する工程について説明する。はじめに図9(a)に示すように、所定の間隔を空けて配置された抜型31と受板32との間にシート材90を配置する。次に図9(b)に示すように、抜型31と受板32との間の間隔を縮め、抜型31および受板32を用いてシート材90を押圧する。これによって、図9(c)に示すように、シート材90が全切刃41によって打ち抜かれてブランク20が得られる。また表側半切刃56および裏側半切刃76がシート材90に差し込まれることによって、ブランク20に表側半切線23および裏側半切線24が形成される。さらに、罫線刃53がシート材を押圧してシート材90を部分的に受け溝73の内部に押し込むことにより、ブランク20に罫線25が形成される。このようにして、半切線23,24および罫線25が形成されたブランク20を得ることができる。なお上述の工程において、抜型31および受板32のいずれが可動部材となっていてもよい。例えば、受板32を固定した状態で、抜型31を受板32に向けて動かしてもよい。若しくは、抜型31を固定した状態で、受板32を抜型31に向けて動かしてもよい。なおブランク20の離型性を考慮すると、一般に、抜型31を固定した状態で受板32を動かすことが好ましい。
上述の本実施の形態において、蓋部用罫線26を介して蓋部17が天面11に連接されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10に示すように、蓋部17は、ブランク20の表面21および裏面22にそれぞれ形成された1本の一連の表側半切線23および裏側半切線24によって区画されるものであってもよい。この場合、図10に示すブランク20を製函することにより得られる容器10を開封すると、図11(b)に示すように、容器10には蓋部17が残らないようになる。この場合、容器10には、容器10の開口部に沿って延びる一連の剥離部17bが形成されることになる。
また上述の本実施の形態において、ブランク20が、互いに連接された複数の略矩形状の面を含み、また容器10が、複数の平面状の面を組み合わせることによって得られる直方体形状のものである例を示した。しかしながら、上述した本実施ン形態による打抜機30および打抜機30を用いたブランク製造方法によって製造され得るブランク20の形状が特に限られることはない。例えばブランク20の形状として、扇形状の形状を採用してもよい。
17 蓋部
20 ブランク
21 表面
22 裏面
23 表面側の半切線
24 裏面側の半切線
25 罫線
26 蓋部用罫線
30 打抜機
31 抜型
32 受板
40 第1基板
41 全切刃
42 第1シム
43 弾性部材
44 組み付けベース
45 台紙
46 テープ
50 第2基板
51 取付溝
52 第2シム
53,54 罫線刃
55 第1ブロック
56 表側半切刃
60 第3基板
70 第4基板
71 取付溝
73 受け溝
75 第2ブロック
76 裏側半切刃
80 内袋
90 シート材
Claims (9)
- 表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するブランク製造方法であって、
抜型および受板を含む打抜機を準備する工程と、
前記打抜機の前記抜型と前記受板との間にシート材を配置して、前記抜型および前記受板を用いて前記シート材を押圧する工程と、を備え、
前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、
前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、
前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、ブランク製造方法。 - 前記抜型の前記第2基板に設けられた前記表側半切刃は、前記第2基板のうち前記受板側の面に取り外し可能に取り付けられた第1ブロックに形成されたものである、請求項1に記載のブランク製造方法。
- 前記第2基板と前記第1ブロックとの間には、第2シムが介在されている、請求項2に記載のブランク製造方法。
- 前記受板の前記第4基板に設けられた前記裏側半切刃は、前記第4基板のうち前記抜型側の面に取り外し可能に取り付けられた第2ブロックに形成されたものである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
- 前記表側半切刃の高さおよび前記裏側半切刃の高さはいずれも、前記シート材の厚みよりも低くなっている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
- 前記裏側半切刃は、前記表側半切刃よりも内側の位置で前記表側半切線に沿って延在している、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
- 前記表側半切刃および前記裏側半切刃はいずれも、ブランクの表面側の半切線およびブランクの裏面側の半切線を部分的に屈曲または湾曲させるための曲げ部分を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のブランク製造方法。
- 前記抜型の前記第2基板には、前記ブランクに罫線を形成するための罫線刃がさらに設けられており、
前記受板の前記第4基板には、前記罫線刃に対応した位置に延在する受け溝がさらに設けられている、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のブランク製造方法。 - シート材を押圧して、表面側および裏面側の両方に半切線が形成されたブランクを製造するための打抜機であって、
シート材の表面側に配置される抜型と、
シート材の裏面側に配置される受板と、を備え、
前記抜型は、前記ブランクの外形に対応した位置に延在する全切刃が設けられた第1基板と、前記第1基板の面のうち前記受板側の面に取り付けられ、前記ブランクの表面側の半切線に対応した位置に延在する表側半切刃が設けられた第2基板と、を有し、
前記受板は、第3基板と、前記第3基板の面のうち前記抜型側の面に取り付けられ、前記ブランクの裏面側の半切線に対応した位置に延在する裏側半切刃が設けられた第4基板と、を有し、
前記抜型の前記第1基板と前記第2基板との間には、弾性的な第1シムが介在されている、打抜機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013137220A JP6136007B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013137220A JP6136007B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015009333A JP2015009333A (ja) | 2015-01-19 |
JP6136007B2 true JP6136007B2 (ja) | 2017-05-31 |
Family
ID=52302992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013137220A Active JP6136007B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6136007B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108372556B (zh) * | 2018-01-31 | 2024-02-13 | 浙江飞达机械有限公司 | 一种薄纸冲切机 |
JP7423280B2 (ja) | 2019-11-29 | 2024-01-29 | 出光ユニテック株式会社 | フィルムの加工装置、袋の製造装置、フィルムの加工方法および袋の製造方法 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS649732U (ja) * | 1987-07-07 | 1989-01-19 | ||
NO311560B1 (no) * | 1996-02-16 | 2001-12-10 | Marbach Gmbh Karl | Fremgangsmåte til fremstilling av rillede, stansede deler fra en materialplate |
JPH10296698A (ja) * | 1997-04-22 | 1998-11-10 | Katayama Nukigata Seisakusho:Kk | 打抜機用雌型および打抜構造 |
JP2000254897A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Mitsui High Tec Inc | テープ形成用カッター刃 |
JP2005014405A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Toppan Printing Co Ltd | エンボス加飾紙容器の製造方法及びその方法で得られたエンボス加飾紙容器 |
JP2011251361A (ja) * | 2010-06-01 | 2011-12-15 | Kyoei Print Giken Kk | シート部材の打抜き装置 |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013137220A patent/JP6136007B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015009333A (ja) | 2015-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6136007B2 (ja) | ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 | |
JP2010167541A (ja) | ダイカッタの抜き型 | |
JP5486570B2 (ja) | 刃型 | |
KR20050043891A (ko) | 교환형 다이 프레스 시스템 및 방법 | |
CN109153143B (zh) | 切割系统、以及切割材料卷材或材料片的方法 | |
JP4803543B1 (ja) | 可動刃、用紙切断装置、およびプリンタ | |
JP4355485B2 (ja) | 罫線入れ装置 | |
JP6315531B1 (ja) | 打抜機用雌型および打抜機 | |
JP2007021605A (ja) | 打抜き補助具 | |
CN111098357B (zh) | 具有手柄麦拉的加工工艺 | |
JP4915711B1 (ja) | 切断加工用刃物 | |
EP2664424B1 (en) | Punch tool | |
JP3132946U (ja) | 折り罫成型シート | |
KR200453438Y1 (ko) | 목금형에 설치된 고정장치 | |
JP4815078B2 (ja) | 打抜機用抜型並びにその製造方法 | |
JP2943860B2 (ja) | 平盤打抜機における桟幅切断排出装置 | |
JPH10296698A (ja) | 打抜機用雌型および打抜構造 | |
JP2010194674A (ja) | 打抜機の受け型 | |
JP2016002645A (ja) | ブランク製造方法およびブランクを製造するための打抜機 | |
JP3229696U (ja) | 紙容器の解体具 | |
JP5364994B2 (ja) | 段ボール材の加工方法及び加工装置 | |
JP2017197236A (ja) | 梱包材 | |
JP3173920U (ja) | 切断カッター | |
JP4353887B2 (ja) | ガスケット | |
TWM467544U (zh) | 裁料刀具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170413 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6136007 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |