JP3229696U - 紙容器の解体具 - Google Patents
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Abstract
【課題】紙容器類を安全、安価、容易に平面紙に展開する解体具を提供する。【解決手段】直方体形状の紙容器1が挿入できてかつその側部の四面に密接できる形の側部分2から成る把持枠体において、側部分の前端の開口縁3の下位の辺に、その辺から所定間隔だけ前方に位置し挿入した紙容器の前進を阻止する突起4を連設した直方体形状の紙容器の底部の切断器である。紙容器類を把持枠体で固定してその底部に近い三つの側面を市販品のカッターで切断する。【選択図】図1
Description
本考案は、主として飲料用に用いられる紙容器解体具に関する。
牛乳パックを代表とする飲料用紙容器のリサイクル運動においては、使用済みの紙容器を洗浄後、解体し薄い平面紙にして収集する事が行われている。かかる解体は、通常のはさみを用いて行うことが一般的であるが、個々の紙容器を家庭において解体する労力を解消すべく、解体を容易にする特殊な解体具が考案されている。
紙容器を簡便に解体する補助具としては特許文献1の「牛乳パック、果汁パック類の解体器」が知られている。
しかし、内枠材にパックをかぶせる方法では紙パックと内枠材に対し紙パックが密着していることが目視できず適切にパックの底部を切断できず、薄い平面紙に解体出来ない。
また、特許文献2の「紙パック解体器」では、紙パックを専用刃物で切断するので、刃物が劣化して交換する際、容易に交換することが難しい。
しかし、内枠材にパックをかぶせる方法では紙パックと内枠材に対し紙パックが密着していることが目視できず適切にパックの底部を切断できず、薄い平面紙に解体出来ない。
また、特許文献2の「紙パック解体器」では、紙パックを専用刃物で切断するので、刃物が劣化して交換する際、容易に交換することが難しい。
イ)紙容器類の側面3ヵ所を切断して側部と底部を切り離す。
(1)紙容器を、紙容器の側部の四面に密接できる形の側部分から成る把持枠体の中に挿入し、紙容器をその底部から所定の間隔離れた位置で切断する。
「所定の間隔」とは各種の容器に適した望ましい間隔を意味し、例えば牛乳パックならば数ミリとする。
紙容器の底部の切断は、その底部を先にして紙容器を把持枠体に挿入し突起で前進が阻止されて、底部が把持枠体の開口縁から所定間隔だけ前方に露出した状態になった時に行われる。ところで、紙容器には大きさ、素材の硬さ、切断しやすさ等各種のものがある。露出させる距離もそれぞれによって異なる。したがって、所定間隔は、これらの諸条件を勘案し最適のものが決められなければならない。そのため、この構成を採用した。
把持枠体の側部分を紙容器の側部に密接する形にした意味は直方体形状の紙容器が挿入できてかつその側部の三面をスムーズに切断しやすいようにするためである。
(2)指止め兼カッターガイド体5を把持枠体の側部分の前端の開口縁に付設する。
(3)把持枠体の開口縁を形成する四つの辺のうちの下位の辺に位置決め用の突起位置決め体4を連設する。
開口縁の他の上位の三つの辺に近い紙容器の三面を切断するためこの構成とした。
(4)把持枠体の前端の開口縁に付設した「指止め兼カッターガイド体5」に沿って、紙容器の底部に近い三面を市販のカッターで切断する。
突起が連設されている面を下側にして紙容器を把持枠体に挿入し、上から把持枠体で押さえつけながらカッターで切断できるから、紙容器の底部に近い三面が確実に切断される。紙容器の底部に近い三面を切断する際、把持枠体を把持する手がカッターに触れ思わぬ怪我をする事が有る。また切断するカッターのガイドは広い一枚板状になっている方がガイドしやすい。そのため請求項2の構成を採用した。
ロ)側面長辺部分の任意の1か所を切断して平面紙にする。
(1)2分割された紙容器類を「把持枠体」から外して、市販のカッター7又は市販のハサミ6で、側面長辺部分の任意の1か所を切断することで、平面紙にすることが出来る。
(1)紙容器を、紙容器の側部の四面に密接できる形の側部分から成る把持枠体の中に挿入し、紙容器をその底部から所定の間隔離れた位置で切断する。
「所定の間隔」とは各種の容器に適した望ましい間隔を意味し、例えば牛乳パックならば数ミリとする。
紙容器の底部の切断は、その底部を先にして紙容器を把持枠体に挿入し突起で前進が阻止されて、底部が把持枠体の開口縁から所定間隔だけ前方に露出した状態になった時に行われる。ところで、紙容器には大きさ、素材の硬さ、切断しやすさ等各種のものがある。露出させる距離もそれぞれによって異なる。したがって、所定間隔は、これらの諸条件を勘案し最適のものが決められなければならない。そのため、この構成を採用した。
把持枠体の側部分を紙容器の側部に密接する形にした意味は直方体形状の紙容器が挿入できてかつその側部の三面をスムーズに切断しやすいようにするためである。
(2)指止め兼カッターガイド体5を把持枠体の側部分の前端の開口縁に付設する。
(3)把持枠体の開口縁を形成する四つの辺のうちの下位の辺に位置決め用の突起位置決め体4を連設する。
開口縁の他の上位の三つの辺に近い紙容器の三面を切断するためこの構成とした。
(4)把持枠体の前端の開口縁に付設した「指止め兼カッターガイド体5」に沿って、紙容器の底部に近い三面を市販のカッターで切断する。
突起が連設されている面を下側にして紙容器を把持枠体に挿入し、上から把持枠体で押さえつけながらカッターで切断できるから、紙容器の底部に近い三面が確実に切断される。紙容器の底部に近い三面を切断する際、把持枠体を把持する手がカッターに触れ思わぬ怪我をする事が有る。また切断するカッターのガイドは広い一枚板状になっている方がガイドしやすい。そのため請求項2の構成を採用した。
ロ)側面長辺部分の任意の1か所を切断して平面紙にする。
(1)2分割された紙容器類を「把持枠体」から外して、市販のカッター7又は市販のハサミ6で、側面長辺部分の任意の1か所を切断することで、平面紙にすることが出来る。
把持枠体の形は紙容器が挿入できる形になっているので特許文献1のものと異なり、紙容器の切断部を目視でき適切に紙容器の底部を切断できる。しかもその上、把持枠体の側部分が紙容器の側部の四面に密接できる形になっているから、紙容器の底部に近い三面が確実に切断できる。すなわち、底部を切断する際に紙容器の底部に近い二面を切断すると、紙容器のその部分は把持枠から離れて直方体形状が保てなくなる。
しかし、把持枠体の直方体形状は維持されていて紙容器の残る一面に密接しているから、残るその部分もスムーズに切断される。
「指止め兼カッターガイド体5」を設けることで、把持枠体を把持する手がカッターの作動範囲に入ることがなく傷つけられる恐れがない。カッターをガイドする面は開口縁より広く一枚板状になっているから切断作業がスムーズに行える。また、把持枠体とカッターガイドは別々に製作でき、その上、指止めとカッターガイド体は兼用されているから部品が少なくて済み、製作コストも低減できる。
専用の刃物を使わず市販のカッター又は市販のハサミで切断できる。
紙容器類の側面の角を切る必要が無い。
以上のように、本考案によれば紙パック類の解体を安全・安価・容易に行うことが出来、特に家庭に於けるリサイクルの促進に役立つものである。
しかし、把持枠体の直方体形状は維持されていて紙容器の残る一面に密接しているから、残るその部分もスムーズに切断される。
「指止め兼カッターガイド体5」を設けることで、把持枠体を把持する手がカッターの作動範囲に入ることがなく傷つけられる恐れがない。カッターをガイドする面は開口縁より広く一枚板状になっているから切断作業がスムーズに行える。また、把持枠体とカッターガイドは別々に製作でき、その上、指止めとカッターガイド体は兼用されているから部品が少なくて済み、製作コストも低減できる。
専用の刃物を使わず市販のカッター又は市販のハサミで切断できる。
紙容器類の側面の角を切る必要が無い。
以上のように、本考案によれば紙パック類の解体を安全・安価・容易に行うことが出来、特に家庭に於けるリサイクルの促進に役立つものである。
以下、添付図面に従って実施例を説明する。
図1に示す2,3,4は把持枠体で、2は把持枠体の側部分、3は側部分2の開口縁で指止め兼カッターガイド、4は開口縁3の下位の辺から前方に位置する突起で、紙容器の開口縁からの特出量を決める。
図2は、保持枠体の開口縁から所定の間隔離れた位置を市販のカッターで紙容器の上位の三つの辺を切断することを示す。
保持枠体2,3,4は、木材でそれぞれの形を作製することが出来る。また2,3,4一体のプラスチックで作製する事も出来る。
図5に示す2,3,4は保持枠体で、2,3,4それぞれを厚紙又はプラスチックで作製し組み合わせる。接合方法は接着剤、両面テープなどで行うことが出来る。
図6は、保持枠体2,3,4を一体構造で作製した例を示す。材質は厚紙又はプラスチック、各種金属などで作る事が出来る。
図7は、紙容器をその底部から所定の間隔離すために、位置決め体4の取り付け位置を穴a,から穴bに組み替えることを示す。
図1に示す2,3,4は把持枠体で、2は把持枠体の側部分、3は側部分2の開口縁で指止め兼カッターガイド、4は開口縁3の下位の辺から前方に位置する突起で、紙容器の開口縁からの特出量を決める。
図2は、保持枠体の開口縁から所定の間隔離れた位置を市販のカッターで紙容器の上位の三つの辺を切断することを示す。
保持枠体2,3,4は、木材でそれぞれの形を作製することが出来る。また2,3,4一体のプラスチックで作製する事も出来る。
図5に示す2,3,4は保持枠体で、2,3,4それぞれを厚紙又はプラスチックで作製し組み合わせる。接合方法は接着剤、両面テープなどで行うことが出来る。
図6は、保持枠体2,3,4を一体構造で作製した例を示す。材質は厚紙又はプラスチック、各種金属などで作る事が出来る。
図7は、紙容器をその底部から所定の間隔離すために、位置決め体4の取り付け位置を穴a,から穴bに組み替えることを示す。
1:紙容器
2:側部分
3:開口縁
4:位置決め体
5:指止め兼カッターガイド体
6:市販のハサミ
7:市販のカッター
2:側部分
3:開口縁
4:位置決め体
5:指止め兼カッターガイド体
6:市販のハサミ
7:市販のカッター
Claims (2)
- 直方体形状の紙容器が挿入できてかつその側部の四面に密接できる形の側部分から成る把持枠体において、側部分の前端の開口縁の下位の辺に、その辺から所定間隔だけ前方に位置し挿入した紙容器の前進を阻止する突起を連設した直方体形状の紙容器の底部の切断器。
- 側部分の前端の開口縁に、開口と同じ形の中孔がありかつ側部分の側面から外方へ突出する外形をもつ一枚板状の指止め兼カッターガイド体を付設したことを特徴とする請求項1に記載の直方体形状の紙容器の底部の切断器。
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JP2020004159U JP3229696U (ja) | 2020-09-07 | 2020-09-07 | 紙容器の解体具 |
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