JP6132469B2 - ワイヤレギュレータ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドア等に設けられ、進退するワイヤを用いてウインドガラスを開閉するワイヤレギュレータに関する。
ワイヤレギュレータは、ウインドガラスの開閉方向に沿って設けられたガイドレールに、移動可能なスライダベースを設け、このスライダベースにウインドガラスを設けている。そして、ガイドレールに沿って配索されたワイヤをスライダベースに取り付け、ワイヤをガイドレールに沿って移動させることにより、ウインドガラスの開閉を行うものである。
ワイヤとスライダベースとの取り付け構造として、図8、図9に示すようなものがある。図8はスライダベースにワイヤエンド部材を取り付ける状態を示す斜視図、図9は図8の切断線IX−IXでの断面図である。
これらの図に示すように、ガイドレール1には、スライダベース3が移動可能に取り付けられている。スライダベース3には、ガイドレール1の一方の端部方向から配索されたワイヤ5のワイヤエンド部材7、ガイドレール1の他方の端部方向から配索されたワイヤ15のワイヤエンド部材17(図9参照)が取り付けられるワイヤエンド部材取付部が形成されている。
ワイヤエンド部材7は、一方の端面にワイヤ5が接続される円柱部7aと、円柱部7aの他方の端面側に形成され、径が円柱部7aの径より大きな円板状のフランジ部7bとからなっている。さらに、ワイヤエンド部材7には、円柱部7aの周面に間隔を介して巻回され、一方の端部がフランジ部7bに当接可能なスプリング9が設けられている。
同様に、ワイヤエンド部材17は、一方の端面にワイヤ15が接続される円柱部17aと、円柱部17aの他方の端面側に形成され、径が円柱部17aの径より大きな円板状のフランジ部17bとからなっている。さらに、ワイヤエンド部材17には、円柱部17aの周面に間隔を介して巻回され、一方の端部がフランジ部17bに当接可能なスプリング19が設けられている。
ワイヤエンド部材取付部は、ガイドレール1と対向する面と反対側のスライダベース3の面に開口を有し、ワイヤエンド部材7,スプリング9、とワイヤエンド部材17,スプリング19とを収容可能な凹部11である。さらに、スライダベース3には、ガイドレール1と対向する面に開口を有し、スライダベース3のワイヤエンド部材取付部の外部から凹部11の立壁面11aを介して凹部11の内部までワイヤ5を案内する溝13が形成されている。また、スライダベース3には、ガイドレール1と対向する面に開口を有し、スライダベース3のワイヤエンド部材取り付け部の外部から凹部11の立壁面11bを介して凹部11の内部までワイヤ15を案内する溝23が形成されている。
そして、スプリング9の一方の端部が凹部11の立壁面11aに押接し、他方の端部がワイヤエンド部材7のフランジ部7bに押接することにより、ワイヤ5にテンションが発生すると共に、ワイヤエンド部材7は凹部(ワイヤエンド部材取付部)11に取り付けられる。また、スプリング19の一方の端部が凹部11の立壁面11bに押接し、他方の端部がワイヤエンド部材17のフランジ部17bに押接することにより、ワイヤ15にテンションが発生すると共に、ワイヤエンド部材17は凹部(ワイヤエンド部材取付部)11に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-162300号公報
しかし、図8、図9に示す構成では、ワイヤエンド部材7の取り付け位置と、ワイヤエンド部材17の取り付け位置とは、略同一直線上にある、よって、ワイヤエンド部材7の取り付け位置と、ワイヤエンド部材17の取り付け位置とが十分離れていない場合、先に取り付けられたワイヤエンド部材が、これから取り付けようとするワイヤエンド部材に干渉し、組み付けにくい問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、組み付け性がよいワイヤレギュレータを提供することにある。
上記課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したワイヤレギュレータは、ウインドガラスの開閉方向に沿って配置されたガイドレールと、該ガイドレールの一方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第1ワイヤエンド部材を有する第1ワイヤと、前記ガイドレールの他方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第2ワイヤエンド部材を有する第2ワイヤと、前記第1ワイヤ,前記第2ワイヤを前記ガイドレールに沿って移動させる駆動部と、前記ウインドガラス、前記第1ワイヤ,第2ワイヤが取り付けられ、前記ガイドレールと対向する面側に前記ガイドレールに係合する係合部を有し、前記ガイドレールに移動可能に設けられたスライダベースと、を有し、前記スライダベースは、前記第1ワイヤエンド部材、前記第2ワイヤエンド部材を収容できるワイヤエンド部材取付部を有し、該ワイヤエンド部材取付部は開口を有し、前記ワイヤエンド部材取付部の一方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられ、前記ワイヤエンド部材取付部の他方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられ、前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記ワイヤの径方向にオフセットした位置にあり、前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記開口の深さ方向にオフセットしているものである。
本発明によれば、前記スライダベースは、前記第1ワイヤエンド部材、前記第2ワイヤエンド部材を収容できるワイヤエンド部材取付部を有し、該ワイヤエンド部材取付部は開口を有し、前記ワイヤエンド部材取付部の一方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられ、前記ワイヤエンド部材取付部の他方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられ、前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記ワイヤの径方向にオフセットした位置にあることにより、先に取り付けられた第1ワイヤエンド部材が、これから取り付けようとするワイヤエンド部材に干渉しない。よって、組み付け性がよい。
本実施形態のワイヤレギュレータの全体を示す斜視図である。 図1のII方向から見た斜視図である。 図1のスライダベース付近の拡大図である。 図3の切断線IV−IVでの断面図である。 図3の切断線V−Vでの断面図である。 図3のVI方向から見た斜視図である。 図6のライダベースのみの斜視図である。 従来のワイヤレギュレータを説明する図で、スライダベースにワイヤエンド部材を取り付ける状態を示す斜視図、 図8の切断線IX−IXでの断面図である。
次に図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施形態のワイヤレギュレータの全体を示す斜視図、図2は図1のII方向から見た斜視図、図3は図1のスライダベース付近の拡大図、図4は図3の切断線IV−IVでの断面図、図5は図3の切断線V−Vでの断面図、図6は図3のVI方向から見たスライダベースの斜視図である。
<全体構成>
図1,図2を用いて本実施形態のワイヤレギュレータの全体構成を説明する。図1,図2において、ガイドレール31は、ブラケット33、ブラケット35を用いて、ドアのインナパネルに、ウインドガラス37の昇降方向に沿うように取り付けられる。
ガイドレール31の上部にはプーリ41が、ガイドレール31の下部には固定ガイド43がそれぞれ設けられている。
ガイドレール31は、プーリ41、固定ガイド43が設けられる部分を除いて、一様断面形状である。その一様断面形状部分は、図1、図2、図4に示すように、ドアのインナパネルと対向し、前記ブラケット33、ブラケット35が取り付けられる基底部31aを有している。また、基底部31aの車両の前後方向のうちの一方の方向側の側部から車両の幅方向であって、ドアのインナパネルから離れる方向に折曲された第1立壁部31bと、基底部31aの車両の前後方向のうちの他方の方向側の側部から車両の幅方向に折曲され、第1立壁部と対向する第2立壁部31cとを有している。さらに、第1立壁部31bの先端部からドアのインナパネルと対向し、基底部31aから車両の前後方向に離れる方向に折曲された第1フランジ部31dと、第2立壁部31cの先端部から車両の前後方向でドアのインナパネルと対向し、基底部31aから車両前後方向に離れる方向に折曲された第2フランジ部31eとを有している。
また、ガイドレール31から離れたインナパネルには、ワイヤ駆動部(駆動部)51が設けられる。このワイヤ駆動部51は、ドラムと、ドラムを正逆方向に回転駆動するモータ53とからなっている。
ガイドレール31には、ウインドガラス37が取り付けられたスライダベース71がウインドガラス37の昇降方向に沿って移動可能に設けられている。
ワイヤ駆動部51のドラムには、第1ワイヤ55と、第2ワイヤ57とが巻回されている。第1ワイヤ55、第2ワイヤ57は、ワイヤ駆動部51のドラムが一方の方向に回転すると、第1ワイヤ55がドラムから繰り出され、第2ワイヤ57がドラムに巻き取られるようになっている。また、ワイヤ駆動部51のドラムが他方の方向に回転すると、第1ワイヤ55がドラムに巻き取られ、第2ワイヤ57がドラムから繰り出されるようになっている。
そして、第1ワイヤ55は、プーリ41を介してスライダベース71に接続され、第2ワイヤ57は固定ガイド43を介してスライダベース71に接続されている。
ワイヤ駆動部51とガイドレール31の上端部との間には、第1ワイヤ55が挿通する第1アウタケーシング59が、ワイヤ駆動部51とガイドレール31の下端部との間には、第2ワイヤ57が挿通する第2アウタケーシング61が設けられている。
上記構成の作動を説明する。モータ53が駆動され、ドラムが一方の方向に回転すると、第1ワイヤ55がドラムから繰り出され、第2ワイヤ57がドラムに巻き取られる。この場合、スライダベース71及びスライダベース71に設けられたウインドガラス37はガイドレール31に沿って下降する。モータ53が駆動され、ドラムが他方の方向に回転すると、第1ワイヤ55がドラムに巻き取られ、第2ワイヤ57がドラムから繰り出される。この場合、スライダベース71及びスライダベース71に設けられたウインドガラス37はガイドレール31に沿って上昇する。
<スライダベース71>
ここで、図3−図7を用いて、スライダベース71の説明を行う。
図6、図7に示すように、スライダベース71のガイドレール31と対向する面の上部には、ガイドレール31の第1立壁部31b、第1フランジ部31dが嵌合する断面形状がL字形の溝73が形成されている。さらに、スライダベース71のガイドレール31と対向する面の下部には、ガイドレール31の第1立壁部31b、第1フランジ部31dが嵌合する断面形状がL字形の溝75が形成されている。溝73と溝75との間には、ガイドレール31の第1フランジ部31dの一方の面(第1フランジ部31dのドアのインナパネルと対向する面と反対側の面)に当接可能な片持ちはり状の2つの弾性突部77と、第1フランジ部31dの他方の面に当接可能な片持ちはり状の弾性突部79とが形成されている。
また、スライダベース71には、ガイドレール31の第2フランジ部31eの側方端面31fが当接可能な立壁部81が形成されている。この立壁部81の先端部には、第2フランジ部31eの一方の面(第2フランジ部31eのドアのインナパネルと対向する面と反対側の面)に当接可能な片持ちはり状の弾性突部83と、第2フランジ部31eの他方の面に当接可能な片持ちはり状の弾性突部85とが形成されている。
そして、断面形状がL字形の溝73、溝75と、立壁部81とで、ガイドレール31に係合しているスライダベース71のガイドレール31の車両前後方向、車幅方向の位置決めがなされる。
また、ガイドレール31の第1フランジ部31dの一方の面に当接可能な片持ちはり状の2つの弾性突部77と、第1フランジ部31dの他方の面に当接可能な片持ちはり状の弾性突部79とで、ガイドレール31に係合しているスライダベース71のガイドレール31の車幅方向のガタ止めがなされる。さらに、第2フランジ部31eの一方の面に当接可能な片持ちはり状の弾性突部83と、第2フランジ部31eの他方の面に当接可能な片持ちはり状の弾性突部85とでも、ガイドレール31に係合しているスライダベース71のガイドレール31の車幅方向のガタ止めがなされる。
図5に示すように、第1ワイヤ55の先端には、第1ワイヤエンド部材91が設けられている。第1ワイヤエンド部材91は、一方に端面に第1ワイヤ55が接続される円柱部91aと、円柱部91aの他方の端面側に形成され、径が円柱部91aの径より大きな円板状のフランジ部91bとからなっている。さらに、第1ワイヤエンド部材91には、円柱部91aの周面に間隔を介して巻回され、一方の端部がフランジ部91bに当接可能な第1スプリング93が設けられている。
第2ワイヤ57の先端には、第2ワイヤエンド部材95が設けられている。第2ワイヤエンド部材95は、一方に端面に第2ワイヤ57が接続される円柱部95aと、円柱部95aの他方の端面側に形成され、径が円柱部95aの径より大きな円板状のフランジ部95bとからなっている。さらに、第2ワイヤエンド部材95には、円柱部95aの周面に間隔を介して巻回され、一方の端部がフランジ部95bに当接可能な第2スプリング97が設けられている。
図3−図5、特に図5に示すように、スライダベース71のガイドレール31と対向する面と反対側の面側には、第1ワイヤ55の第1ワイヤエンド部材91と、第2ワイヤ57の第2ワイヤエンド部材95とが取り付けられるワイヤエンド部材取付部が設けられている。本実施形態のワイヤエンド部材取付部は、スライダベース71のガイドレール31と対向する面と反対側の面に開口を有し、開口を介して挿入される第1ワイヤエンド部材91,第1スプリング93と、第2ワイヤエンド部材95,第2スプリング97とを収容可能な凹部103である。
スライダベース71には、ガイドレール31と対向する面と反対側の面に開口を有し、スライダベース71のワイヤエンド部材取り付け部の外部から凹部103の第1立壁面103aを介して凹部103の内部まで第1ワイヤ55を案内する第1溝105が形成されている。そして、第1スプリング93の一方の端部が凹部103の第1立壁面103aに押接し、他方の端部が第1ワイヤエンド部材91のフランジ部91bに押接することにより、第1ワイヤ55にテンションが発生すると共に、ワイヤエンド部材91は凹部(ワイヤエンド部材取付部)103に取り付けられる。
また、スライダベース71には、ガイドレール31と対向する面と反対側の面に開口を有し、スライダベース71のワイヤエンド部材取り付け部の外部から凹部103の第2立壁面103bを介して凹部103の内部まで第2ワイヤ57を案内する第2溝107が形成されている。そして、第2スプリング97の一方の端部が凹部103の第2立壁面103bに押接し、他方の端部が第2ワイヤエンド部材95のフランジ部95bに押接することにより、第2ワイヤ57にテンションが発生する共に、ワイヤエンド部材91は凹部(ワイヤエンド部材取付部)103に取り付けられる。
本実施形態では、図5に示すように、第1溝105は、第2溝107より深さが深く設定されている。第2溝107の底部からスライダベース71のガイドレール31と対向する面までの厚さ(t2)は、第1溝105の底部からスライダベース71のガイドレール31と対向する面までの厚さ(t1)より厚くなっている。
そして、第1ワイヤエンド部材91,スプリング93が開口から飛び出さないように、凹部103の開口の第1立壁面103a側に、開口から離脱する方向に移動する第1ワイヤエンド部材91,スプリング93が当接可能で、第1ワイヤエンド部材91,スプリング93の抜け止めとして機能する第1ひれ部103cが形成されている。第1ひれ部103cには、第1ワイヤ55が挿通可能な第1スリット(切れ目)103dが形成されている。また、第2ワイヤエンド部材95,スプリング97が開口から飛び出さないように、凹部103の開口の第2立壁面103b側に、開口から離脱する方向に移動する第2ワイヤエンド部材95,スプリング97が当接可能で、抜け止めとして機能する第2ひれ部103eが形成されている。第2ひれ部103eには、第2ワイヤ57が挿通可能な第2スリット(切れ目)103fが形成されている。さらに、第1ひれ部103cと第2ひれ部103eとの間の開口は、第1ワイヤエンド部材91,スプリング93と、第2ワイヤエンド部材95,スプリング97とがその間隔を介して凹部103内へ挿入可能な大きさとなるように設定されている。
そして、図5に示すように、第1ひれ部103cと第1ワイヤエンド部材91,スプリング93とが当接する位置と、第2ひれ部103eと第2ワイヤエンド部材95,スプリング97とが当接する位置とは、凹部103の開口の深さ方向(車幅方向)にオフセットした位置にある。
そして、ワイヤエンド部材のフランジ部が凹部の立壁面に押接する位置、即ち、ワイヤエンド部材が取り付けられる位置は、ひれ部の位置によって決定される。第1ワイヤエンド部材91が取り付けられる位置と第2ワイヤエンド部材95が取り付けられる位置とは、ワイヤが案内される溝にあるワイヤの径方向にオフセットした位置にある。さらに詳しく述べると、本実施形態では、第1ひれ部103c、第2ひれ部103eの位置が凹部103の開口の深さ方向(車幅方向)にオフセットした位置にある。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 第1ひれ部103c、第2ひれ部103eの位置が凹部103の開口の深さ方向にオフセットした位置にある。
よって、第1ワイヤエンド部材91を組み付けた後で、第2ワイヤエンド部材95を組み付けるようにすれば、第1ワイヤエンド部材91のフランジ部91bと、第2ワイヤエンド部材95のフランジ部95bとが干渉しにくくなるので、組み付け性がよい。
(2) ウインドガラスが閉方向に上昇し上部ストッパに当接した時、スライダベース71の第1立壁面103a側には、第1ワイヤ55、第1ワイヤエンド部材91を介して伝達されるワイヤ駆動部51のワイヤ巻き取り力からウインドガラスの自重分を引いた力が作用する。一方、ウインドガラスが開方向に下降し下部ストッパに当接した時、スライダベース71の第2立壁面103b側にはウインドガラスの自重と、第2ワイヤ57、第2ワイヤエンド部材95を介して伝達されるワイヤ駆動部51のワイヤ巻き取り力とを足した力が作用する。即ち、スライダベース71は、上方の第1立壁面103a側より下方の第2立壁面103b側の方が高い剛性が必要である。
本実施形態では、下方の第2立壁面103b側の第2溝107の底部からスライダベース71のガイドレール31と対向する面までの厚さ(t2)は、上方の第1立壁面103a側の第1溝105の底部からスライダベース71のガイドレール31と対向する面までの厚さ(t1)より厚くなっているので、スライダベース71の上方の第1立壁面103a側より下方の第2立壁面103b側の方が高い剛性となっている。
尚、本発明は上記実施形態に限定するものではない。
(1) 上記実施形態では、第1溝105、第2溝107の深さを変えて、第1ワイヤエンド部材91が取り付けられる位置と、第2ワイヤエンド部材95が取り付けられる位置とをワイヤが案内される溝にあるワイヤの径方向にオフセットした位置としたが、これに限定するものではない。例えば、(第1溝105、第2溝107の深さは同じでも、)第1ひれ部103cと第1ワイヤエンド部材91,スプリング93とが当接する位置と、第2ひれ部103eと第2ワイヤエンド部材95,スプリング97とが当接する位置とを凹部103の開口の深さ方向にオフセットした位置にすれば、組み付ける際に、第1ワイヤエンド部材91,スプリング93と、第2ワイヤエンド部材95,スプリング97とが干渉しにくくなるので、組み付け性がよい。
(2) 本実施形態の駆動部は、ドラムをモータで回転させるモータ駆動であったが、ドラムを手動で回転させるマニュアル駆動でもよい。
(3) 本実施形態では、駆動部がガイドレールから離れた位置に配置された例で説明したが、例えば、固定ガイドの代わりに駆動部のドラムを配した下端ドライブ方式のワイヤレギュレータや、ガイドレールにブラケットを介して駆動部が配されたワイヤレギュレータでも、本発明は適用できる。
(4) 本実施形態では、ワイヤエンド部材取付部の開口は、スライダベース71のガイドレール31と対向する面と反対側の面に設けられていたが、これに限定するものではなく、スライダベース71のどの面でもよい。
31 ガイドレール
71 スライダベース
55 第1ワイヤ
57 第2ワイヤ
91 第1ワイヤエンド部材
95 第2ワイヤエンド部材
103 凹部(ワイヤエンド部材取付部)

Claims (4)

  1. ウインドガラスの開閉方向に沿って配置されたガイドレールと、
    該ガイドレールの一方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第1ワイヤエンド部材を有する第1ワイヤと、
    前記ガイドレールの他方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第2ワイヤエンド部材を有する第2ワイヤと、
    前記第1ワイヤ,前記第2ワイヤを前記ガイドレールに沿って移動させる駆動部と、
    前記ウインドガラス、前記第1ワイヤ,第2ワイヤが取り付けられ、前記ガイドレールと対向する面側に前記ガイドレールに係合する係合部を有し、前記ガイドレールに移動可能に設けられたスライダベースと、
    を有し、
    前記スライダベースは、
    前記第1ワイヤエンド部材、前記第2ワイヤエンド部材を収容できるワイヤエンド部材取付部を有し、
    該ワイヤエンド部材取付部は開口を有し、
    前記ワイヤエンド部材取付部の一方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられ、
    前記ワイヤエンド部材取付部の他方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられ、
    前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記ワイヤの径方向にオフセットした位置にあり、
    前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記開口の深さ方向にオフセットしていることを特徴とするワイヤレギュレータ。
  2. ウインドガラスの開閉方向に沿って配置されたガイドレールと、
    該ガイドレールの一方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第1ワイヤエンド部材を有する第1ワイヤと、
    前記ガイドレールの他方の端部側から前記ガイドレールに沿って設けられ、端部に第2ワイヤエンド部材を有する第2ワイヤと、
    前記第1ワイヤ,前記第2ワイヤを前記ガイドレールに沿って移動させる駆動部と、
    前記ウインドガラス、前記第1ワイヤ,第2ワイヤが取り付けられ、前記ガイドレールと対向する面側に前記ガイドレールに係合する係合部を有し、前記ガイドレールに移動可能に設けられたスライダベースと、
    を有し、
    前記スライダベースは、
    前記第1ワイヤエンド部材、前記第2ワイヤエンド部材を収容できるワイヤエンド部材取付部を有し、
    該ワイヤエンド部材取付部は開口を有し、
    前記ワイヤエンド部材取付部の一方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられ、
    前記ワイヤエンド部材取付部の他方の端部側に前記開口を介して挿入された前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられ、
    前記第1ワイヤエンド部材が取り付けられる位置と前記第2ワイヤエンド部材が取り付けられる位置とは、前記ワイヤの径方向にオフセットした位置にあり、
    前記開口の一方の端部側に、前記開口から離脱する方向に移動する前記第1ワイヤエンド部材が当接可能な第1ひれ部と、
    前記開口の他方の端部側に、前記開口から離脱する方向に移動する前記第2ワイヤエンド部材が当接可能な第2ひれ部と、
    を設け、
    前記第1ひれ部と前記第1ワイヤエンド部材とが当接する位置と、前記第2ひれ部と前記第2ワイヤエンド部材とが当接する位置とは、前記開口の深さ方向にオフセットした位置にあることを特徴とするワイヤレギュレータ。
  3. 前記開口と同じ面に、前記スライダベースの外部から前記ワイヤエンド部材取付部へ前記ワイヤを案内するように形成された第1溝と、
    前記開口と同じ面に、前記スライダベースの外部から前記ワイヤエンド部材取付部へ前記ワイヤを案内するように形成された第2溝と、
    を設け、
    前記第1溝の深さと前記第2溝の深さとが異なることを特徴とする請求項1または2記載のワイヤレギュレータ。
  4. 前記ウインドガラスの開閉方向は、上下方向であり、
    前記第2溝は前記第1溝より下方に位置し、
    前記第2溝の底部から前記スライダベースの前記開口と反対の面までの厚さは、前記第1溝の底部から前記スライダベースの前記開口と反対の面までの厚さより厚いことを特徴とする請求項3記載のワイヤレギュレータ。
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