JP6131955B2 - 受発光素子及び受発光装置 - Google Patents

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Description

本技術は、受光機能と発光機能を併せ持つ受発光素子及びこの受発光素子を備える受発光装置に関する。より詳しくは、有機光電変換材料を用いた受発光素子及び受発光装置に関する。
複写機、ファクシミリ及びスキャナなどの電子情報機器などでは、受光機能と発光機能の両方を備えた受発光デバイスが用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、従来、各画素に発光セル及び受光セルを設け、表示面に接触又は近接する物体の位置などを検出可能にした画像表示装置も提案されている(特許文献2参照)。この特許文献2に記載の装置では、例えば、発光部を有機発光素子で構成し、受光部をフォトダイオードで構成している。
これら特許文献1,2に記載されている装置では、受光素子と発光素子が同一面上に配置されているが、受光部と発光部が積層された構造の受発光素子もある(特許文献3参照)。この特許文献3に記載の情報読み取り素子では、受光部を光透過性を有する有機光電変換素子で構成し、発光部を有機エレクトロルミネッセンス素子で構成している。
また、順バイアス印加時に発光機能を有し、逆バイアス印加時に光電変換機能を有する有機材料により有機層を形成し、この有機層に印加するバイアス電圧を変えることで、発光と受光の切り替えが可能な受発光素子も提案されている(特許文献4参照)。この特許文献4に記載の受発光素子は、有機層に順バイアス印加したときは発光素子として機能し、有機層に逆バイアス印加したときは受光(撮像)素子として機能する。
特開2007−81203号公報 特開2006−301864号公報 特開2004−260798号公報 特開2009−81296号公報
しかしながら、前述した従来の受発光素子及び受発光装置には、以下に示す問題点がある。特許文献1,2に記載の装置のように、同一面上に受光素子と発光素子を配置した従来の受発光装置には、単位面積あたりの画素数が少なくなり、検出感度が低くなるという問題点がある。また、特許文献2に記載の装置では、受光部の色分離のためにカラーフィルターが必要となることがあり、発光特性の低下や製造プロセスの複雑化が懸念される。更に、特許文献1,2に記載の装置のように受光素子と発光素子とを二次元配置すると、隣合う画素間でのクロストークも懸念される。
一方、特許文献3に記載の素子のように、受光部と発光部とを積層構造にすると、受光素子の検出感度を向上させることができるが、この構造では、受光部と発光部とで互いの特性を阻害する可能性がある。更に、特許文献4に記載の受発光素子は、受光機能と発光機能とを切り替えて使用するものであり、受光(検出)と発光とを同時に行う用途には適用できないという問題点がある。
そこで、本開示は、容易に製造することができ、高感度検出が可能な受発光素子及び受発光装置を提供することを主目的とする。
本開示に係る受発光素子は、第1の有機光電変換部と、前記第1の有機光電変換部上に設けられ、前記第1の有機光電変換部とは分光感度が異なる第2の有機光電変換部と、を有し、前記第1の有機光電変換部及び第2の有機光電変換部は、一方が受光部として機能し、他方が発光部として機能する。
本開示の受発光素子は、受光部と発光部とを積層した構造であるため、受光感度が高い。また、受光部と発光部とは分光感度が異なるため、カラーフィルターや分光のためのレンズなどが不要となる。
また、本開示の受発光素子は、前記第1の有機光電変換部が、1対の電極間に設けられ、1又は複数の有機半導体材料を含有する第1の有機光電変換層を備えると共に、前記第2の有機光電変換部が、1対の電極間に設けられ、前記第1の有機光電変換層を構成する有機半導体材料とは分光感度が異なる1又は複数の有機半導体材料を含有する第2の有機光電変換層を備えており、前記第1の有機光電変換層と前記第2の有機光電変換層に、逆のバイアス電圧が印加される構成としてもよい。
この場合、前記第1の有機光電変換部及び前記第2の有機光電変換部に設けられた各電極は、透明導電性材料により形成することができる。
また、前記第1の有機光電変換層及び前記第2の有機光電変換層は、少なくともp型有機半導体材料を含有していればよい。
更に、前記第1の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方と、前記第2の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方を、共通電極とすることもできる。
一方、本開示の受発光素子は、前記第1の有機光電変換部又は前記第2の有機光電変換部と同一平面上に、前記第1及び前記第2の有機光電変換部とは分光感度が異なる第3の有機光電変換部を設けてもよい。
また、前記第2の有機光電変換部は、1対の電極間に、分光感度が異なる3種の有機光電変換層が設けられており、受光部として機能する構成とすることもできる。
その場合、前記3種の有機光電変換層が積層構造となっていてもよい。
本開示に係る受発光装置は、前述した受発光素子を備える。
本開示の受発光装置では、分光感度が異なり、受光部又は発光部として機能する2種類の有機光電変換部が積層された構成の受発光素子を用いているため、受光(検出)感度が高く、製造も容易である。
本開示によれば、分光感度が異なる2種類の有機光電変換部を積層し、その一方を受光部、他方を発光部としているため、従来の素子に比べて製造プロセスを簡素化することができ、更に受光感度も向上する。
本開示の第1の実施形態の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。 図1に示す受発光素子10の動作時を示す概念図あり、受光部3側に受発光面が設定される場合を示す。 図1に示す受発光素子10の動作時を示す概念図あり、発光部2側に受発光面が設定される場合を示す。 図1に示す受発光素子10の他の動作例を示す概念図である。 本開示の第1の実施形態の変形例の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。 本開示の第2の実施形態の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。 図6に示す受発光素子20における有機光電変換層22,32,36の配置を示す模式図であり、Aは断面図、B及びCは平面図である。 本開示の第3の実施形態の受発光素子の構成を示す模式図である。 本開示の第3の実施形態の受発光素子の他の構成を示す模式図である。 本開示の第3の実施形態の第1変形例の受発光素子の受光部の構成を示す模式図である。 Aは本開示の第3の実施形態の第2変形例の受発光素子の構成を示す模式図であり、Bはその発光部の構成を示す平面図である。
以下、本開示を実施するための形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示す各実施形態に限定されるものではない。また、説明は、以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態
(分光感度が異なる2種類の有機光電変換部を積層した構造の受発光素子の例)
2.第1の実施の形態の変形例
(発光部と受光部の一部電極が共通の受発光素子の例)
3.第2の実施の形態
(受光部に複数の有機光電変換層が設けられている受発光素子の例)
4.第3の実施の形態
(受光部がカラーフィルターとしても機能する受発光素子の例)
5.第3の実施の形態の第1変形例
(受光部に設けられた各有機光電変換層の画素がずれている受発光素子の例)
6.第3の実施の形態の第2変形例
(受光部の周囲に発光部が設けられた受発光素子の例)
<1.第1の実施の形態>
先ず、本開示の第1の実施形態に係る受発光素子について説明する。図1は本実施形態の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。図1に示すように、本実施形態の受発光素子10は、基板1の上に発光部2が設けられており、この発光部2上に絶縁層4を介して受光部3が設けられている。
[基板1]
基板1は、発光部2及び受光部3を支持可能なものであればよく、その材質や形状は特に限定されるものではない。基板1を構成する材料としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルフェノール(PVP)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンナフタレート(PEN)などの合成樹脂が挙げられる。
基板1を合成樹脂で形成する場合、その形態は、板状の他、フィルム状やシート状などでもよい。そして、可とう性を有する基板1を使用することで、例えば曲面形状を有する電子機器への電子デバイスの組込みや一体化が可能となる。
また、基板1は、雲母、ガラス又は石英などの無機材料で形成されていてもよい。更に、基板1として、各種ガラス基板、石英基板、シリコン基板、金属基板及び炭素基板などの表面に、例えば酸化ケイ素、酸窒化ケイ素、酸化アルミニウム、金属酸化物又は金属塩などからなる絶縁膜を形成したものを使用することもできる。
そして、例えば、基板1側から発光及び/又は受光を行う場合は、基板1は透明材料により形成されていることが好ましい。ここで、「透明材料」とは、受光部への入射光、発光部からの出射光を、過度に吸収しない材料を指し、以下の説明においても同様である。なお、基板1の表面は、平滑であることが望ましいが、発光部2及び受光部3の特性に影響しない程度であれば、凹凸があってもよい。また、基板1の表面には、その上に形成される電極や絶縁層との接着性を向上させるための表面処理が施されていてもよい。
[発光部2]
発光部2は、1対の電極21,23と、その間に設けられた有機光電変換層22とで構成されている。また、電極21上の有機光電変換層22が設けられていない領域には絶縁層24が設けられており、この絶縁層24によって電極21と電極23との間の短絡が防止されている。
有機光電変換層22は、有機半導体材料により形成することができる。ここで使用する有機半導体材料は、発光特性を有するものであればよいが、特にp型有機半導体材料を使用することが望ましい。有機光電変換層22を構成する有機半導体材料としては、例えば、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(Alq3)、ピグメントバイオレット1,3,4,5,5:1,19,23,27,29,31,32,33,34,35,36,37,38,40,42,43,44,50、及びピグメントレッド1,2,4,5,6,7,8,9,12,13,17,21,22,23,24,31,32,38,48,49,50,51,52,53,54,64,68,88,112,113,114,122,146,147,148,149,150,151,168,170,171,173,174,175,176,177,178,179,181,184,185,190,195,200,202,206,207,208,209,214,216,221,224,225,242,251,254,255,259,264,266,268,269などが挙げられる。
なお、有機光電変換層22は、1種類の有機半導体材料で形成してもよいが、2種以上の有機半導体材料を組み合わせて形成することもできる。また、有機光電変換層22は、p型有機半導体材料のみで形成してもよいが、p型有機半導体材料とn型有機半導体材料とを混合又は積層することもできる。
なお、各材料のドナー性又はアクセプター性は、組み合わせにより変化するため、p型有機半導体材料とn型有機半導体材料を混合して使用する場合は、材料の組み合わせに応じて、デバイス構造を設計することが好ましい。具体的には、分子のHOMO(Highest Occupied Molecular Orbital;最高被占軌道)/LUMO(Lowest Unoccupied Molecular Orbital;最低空軌道)レベルに合わせて層形成することが望ましい。
発光部2の有機光電変換層22の厚さは、特に限定されるものではないが、例えば50〜500nmとすることができる。これにより、電極間の短絡を防止しつつ、電界強度を過不足ない範囲にすることができる。
また、有機光電変換層22の形成方法は、特に限定されるものではないが、塗布法、PVD法、MOCVD法を含む各種のCVD法などを適用することができる。ここで、塗布法としては、例えばスピンコート法、浸漬法、キャスト法、スクリーン印刷法やインクジェット印刷法、オフセット印刷法及びグラビア印刷法などの各種印刷法、スタンプ法、スプレー法、エアドクタコーター法、ブレードコーター法、ロッドコーター法、ナイフコーター法、スクイズコーター法、リバースロールコーター法、トランスファーロールコーター法、グラビアコーター法、キスコーター法、キャストコーター法、スプレーコーター法、スリットオリフィスコーター法、カレンダーコーター法などの各種コーティング法などが挙げられる。その際、溶媒としては、トルエン、クロロホルム、ヘキサン、エタノールなどの無極性又は極性の低い有機溶媒を使用することができる。
また、PVD法としては、例えば電子ビーム加熱法、抵抗加熱法、ランプ加熱法、高周波誘導加熱法などの各種加熱法を用いた真空蒸着法、プラズマ蒸着法、2極スパッタリング法、直流スパッタリング法、直流マグネトロンスパッタリング法、高周波スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法及びバイアススパッタリング法などの各種スパッタリング法、DC(direct current)法、RF法、多陰極法、活性化反応法、電界蒸着法、高周波イオンプレーティング法及び反応性イオンプレーティング法などの各種イオンプレーティング法が挙げられる。更に、本実施形態の受発光素子を集積化する場合は、PLD法(パルスレーザーデポジション法)に基づいてパターンを形成する方法を採用することができる。
電極21,23は、例えば、インジウム−錫酸化物(ITO,SnドープのIn、結晶性ITO及びアモルファスITOを含む)、IFO(FドープのIn)、酸化錫(SnO)、ATO(SbドープのSnO)、FTO(FドープのSnO)、酸化亜鉛(AlドープのZnOやBドープのZnO、GaドープのZnOを含む)、酸化インジウム−酸化亜鉛(IZO)、酸化チタン(TiO)、スピネル形酸化物、YbFe構造を有する酸化物などの導電性を有する透明材料により形成することができる。
一方、受光部3側から光が入射する場合、電極21は透明性が低くてもよい。この場合、電極21は、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、銅(Cu)、チタン(Ti)、インジウム(In)、錫(Sn)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、モリブデン(Mo)などの金属材料やこれらの金属元素を含む合金材料により形成することもできる。
また、電極21は、前述した金属又は合金を含む導電性粒子、不純物を含有したポリシリコン、炭素系材料、酸化物半導体、カーボン・ナノ・チューブ、グラフェンなどの導電性材料で形成することもできる。その場合、これらの導電性材料をバインダー樹脂に混合してペースト又はインクとしたものを硬化させることで、電極21を形成してもよい。更に、電極21,23は、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)やポリスチレンスルホン酸などの導電性高分子材料で形成することもできる。
なお、電極21,23は、異なる材料からなる2以上の層を積層した構造とすることもできる。また、図1に示す構成の場合、電極21は仕事関数が小さい材料(例えば、φ=3.5eV〜4.5eV)により形成され、電極23は仕事関数が大きい材料(例えば、φ=4.5eV〜5.5eV)により形成されていることが好ましい。
ここで、仕事関数が小さい電極材料としては、例えばLi、Na及びKなどのアルカリ金属並びにそのフッ化物又は酸化物、Mg及びCaなどのアルカリ土類金属並びに及びそのフッ化物又は酸化物、アルミニウム(Al)又はその合金、亜鉛(Zn)又はその合金、錫(Sn)又はその合金、タリウム(Tl)又はその合金、ナトリウム−カリウム合金、アルミニウム−リチウム合金、マグネシウム−銀合金、インジウム、イッテリビウムなどの希土類金属又はその合金などが挙げられる。そして、電極21には、これらの材料の中でも特に仕事関数が低いことから、リチウム、カルシウム及びマグネシウムなどの第1族元素や第2族元素を含む材料が好適である。
これに対して、仕事関数が大きい電極材料としては、例えば金(Au)又はその合金、銀(Ag)又はその合金、クロム(Cr)又はその合金、ニッケル(Ni)又はその合金、パラジウム(Pd)又はその合金、白金(Pt)又はその合金、鉄(Fe)又はその合金、イリジウム(Ir)又はその合金、ゲルマニウム(Ge)又はその合金、オスミウム(Os)又はその合金、レニウム(Re)又はその合金、テルル(Te)又はその合金などが挙げられる。
これら電極21,23の形成方法は、特に限定されるものではなく、電極材料に応じて適宜選択することができる。具体的には、電極21,23の形成には、真空蒸着法、反応性蒸着法、各種のスパッタリング法、電子ビーム蒸着法、イオンプレーティング法などの物理的気相成長法(PVD法)、パイロゾル法、有機金属化合物を熱分解する方法、スプレー法、ディップ法、MOCVD法を含む各種の化学的気相成長法(CVD法)、無電解めっき法や電解めっき法などの各種めっき法、リフト・オフ法、ゾル・ゲル法、電着法、シャドウマスク法などを適用することができ、これらを組み合わせて行ってもよい。また、これらの技術とパターニング技術と組合せて行うこともできる。
また、発光部2には、有機光電変換層22と電極21との間に、電子を注入し易くするための電子注入層及び/又は電子輸送層が設けられ、有機光電変換層22と電極23との間に、電子を注入し易くするための正孔注入層及び/又は正孔輸送層が設けられていることが好ましい。これにより、発光効率が向上するため、駆動電圧を低減させることができる。
一方、絶縁層24は、例えばSiO及びSiNなどのシリコン系絶縁材料により形成することができるが、これらに限定されるものではなく、絶縁性が確保できる材料で形成されていればよい。
[受光部3]
受光部3は、1対の電極31,33と、その間に設けられた有機光電変換層32とで構成されている。また、電極31上の有機光電変換層32が設けられていない領域には絶縁層34が設けられており、この絶縁層34によって電極31と電極33との間の短絡が防止されている。
有機光電変換層32は、発光部2の有機光電変換層22と分光感度が異なり、1又は2以上の有機半導体材料により形成することができる。ここで使用する有機半導体材料は、光エネルギーを電気エネルギーに変換可能な材料であればよいが、特にp型有機半導体材料を使用することが望ましい。ここで、各種有機半導体材料のうち、緑色(約490〜580nm)に反応性がある材料としては、例えば、ピグメントバイオレット1,3,4,5,5:1,19(キナクリドン),23,27,29,31,32,33,34,35,36,37,38,40,42,43,44,50、及びピグメントレッド1,2,4,5,6,7,8,9,12,13,17,21,22,23,24,31,32,38,48,49,50,51,52,53,54,64,68,88,112,113,114,122,146,147,148,149,150,151,168,170,171,173,174,175,176,177,178,179,181,184,185,190,195,200,202,206,207,208,209,214,216,221,224,225,242,251,254,255,259,264,266,268,269などが挙げられる。
また、青色(約400〜490nm)に反応性がある材料としては、例えば、ナフタレン誘導体、アントラセン誘導体、ナフタセン誘導体、スチリルアミン誘導体あるいはビス(アジニル)メテンホウ素錯体などが挙げられる。更に、赤色(約580〜700nm)に反応性がある材料としては、例えば、ナイルレッドや、DCM1{4―(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(4−ジメチルアミノスチリル)4H−ピラン}及びDCJT{4−(ジシアノメチレン)−2−tert−ブチル−6−(ジュロリジルスチリル)ピラン}などのピラン誘導体、スクアリリウム誘導体、ポルフィリン誘導体、クロリン誘導体、ユーロジリン誘導体などが挙げられる。
なお、有機光電変換層32も、2種以上の有機半導体材料を組み合わせて形成することができ、その場合、p型有機半導体材料とn型有機半導体材料とを混合して使用してもよい。
一方、電極31,33は、例えば、アルミニウム又はその合金、銅又はその合金、チタン又はその合金、タングステン又はその合金、タンタル又はその合金、金又はその合金、白金又はその合金、イリジウム又はその合金、パラジウム又はその合金、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化亜鉛、酸化スズ及び酸化マグネシウムなどにより形成することができる。更に、受発光効率の観点から、電極31,33は、透明材料で形成されていることが好ましい。
また、受光部3には、有機光電変換層32と電極31との間に、正孔ブロック層を形成することが好ましい。これにより、暗電流を抑制することができる。その際、正孔ブロック層は、有機光電変換層32の有機半導体材料よりも、イオン化ポテンシャル又はHOMO準位が深い材料により形成されていることが好ましい。更に、絶縁層34は、前述した絶縁層24と同様の材料により形成することができる。
[絶縁層4]
絶縁層4は、例えばSiO及びSiNなどのシリコン系絶縁材料により形成することができるが、これらに限定されるものではなく、絶縁性が確保できる材料で形成されていればよい。
[動作]
図2及び図3は本実施形態の受発光素子10の動作時を示す概念図あり、図2は受光部3側に受発光面が設定される場合を示し、図3は発光部2側に受発光面が設定される場合を示す。本実施形態の受発光素子10は、発光部2の有機光電変換層22と、受光部3の有機光電変換層32に、逆のバイアス電圧が印加される。具体的には、発光部2では、電極21に負電圧、電極23に正電圧が印加され、受光部3では、電極31に正電圧、電極33に負電圧が印加される。これにより、発光部2では発光が生じ、受光部3では光検出が可能となる。
本実施形態の受発光素子10は、発光部2と受光部3とで分光感度が異なるため、図2及び図3に示すように、発光部2と受光部3とが積層された構造であっても、これらを同時に動作させることが可能となる。なお、受発光素子10では、発光部2及び受光部3を同時に動作させるだけでなく、一方のみを動作させることも可能であり、用途などに応じて発光部2及び受光部3をそれぞれ個別に動作させることができる。また、図2及び図3では、受光面と発光面を同じにしているが、本実施形態の受発光素子10は受光面と発光面とがそれぞれ異なっていてもよい。
図4は本実施形態の受発光素子10の他の動作例を示す概念図である。図2及び図3には、発光部2が受光部3よりも分光感度のピークが高波長側にある場合を示しているが、本開示はこれに限定されるものではなく、発光部2と受光部3の分光感度のピークがずれていればよい。即ち、図4に示すように、発光部2よりも受光部3の方が高波長側に分光感度のピークを有していてもよい。
なお、発光部2と受光部3の分光感度のピーク位置は、離れているほど他方への影響は少なくなるが、相互に干渉しない程度の差があればよい。具体的には、発光部2と受光部3の分光感度は、ピーク位置の差が100nm以上あることが好ましく、より好ましくは200nm以上である。
本実施形態の受発光素子10では、発光部2と受光部3とが積層された構造であるため、発光部と受光部とを同一面上に配置した構造に比べて、単位面積あたりの検出面積(画素数)を増やすことができる。その結果、本実施形態の受発光素子10は、従来の受発光素子に比べて、検出感度を向上させることができる。
また、この受発光素子10は、発光部2と受光部3の分光感度が異なるため、双方の特性を阻害することがなく、積層構造であっても、これらを同時に動作させることが可能である。一方、特許文献3に記載の素子では、受光部と発光部の分光特性の関係が考慮されていないため、同時に動作させると、互いの特性に影響が出る可能性がある。
更に、本実施形態の受発光素子10は、発光部2及び受光部3のいずれも、有機半導体材料を使用した有機光電変換部により構成されているため、例えば専用のメタルマスクを準備するだけで、同様のプロセスで形成することが可能となる。その結果、従来の受発光素子に比べて製造プロセスを簡素化することもできる。
なお、本実施形態においては、基板1側に発光部2が設けられ、その上に受光部3が設けられた構成の受発光素子10を例にして説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、発光部2と受光部3の位置が逆でもよい。その場合、バイアス電圧のかけ方を逆にすることにより、受光部として機能していた有機光電変換部を発光部として機能させ、発光部として機能していた有機光電変換部を受光部として機能させることもできる。
即ち、本実施形態の受発光素子は、電圧のかけ方を変えるだけで、受光部及び発光部を変更することが可能である。そして、発光部及び受光部の積層順序にかかわらず、前述した効果が得られる。
そして、本実施形態の受発光素子10を搭載することで、例えば、物体検出や撮像機能を備えた画像表示装置のみならず、入力箇所指定のマンマシンインターフェースなどを実現することも可能となる。
<2.第1の実施の形態の変形例>
次に、本開示の第1の実施形態の変形例に係る受発光素子について説明する。図5は本変形例の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。なお、図5においては、図1に示す受発光素子10の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、本変形例の受発光素子11では、発光部12の上部電極と、受光部13の下部電極が、共通電極5となっている。これにより、素子構造を簡素化し、薄型化することが可能となる。なお、本変形例の受発光素子11における上記以外の構成、動作及び効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
<3.第2の実施の形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る受発光素子について説明する。図6は本実施形態の受発光素子の構造を模式的に示す断面図である。また、図7は図6に示す受発光素子20における有機光電変換層22,32,36の配置を示す模式図であり、Aは断面図、B及びCは平面図である。なお、図6,7においては、図1に示す受発光素子10の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6及び図7に示すように、本実施形態の受発光素子20は、受光部3に、分光感度が異なる2種類の有機光電変換層32,36が、同一平面上に設けられている。具体的には、受光部3に、1対の電極31,33及びその間に設けられた有機光電変換層32で構成される第1の有機光電変化部と、1対の電極35,37及びその間に設けられた有機光電変換層36で構成される第2の有機光電変化部とが設けられている。また、各電極31,33,35,37は、絶縁層34によって短絡が防止されている。
そして、有機光電変換層32,36を構成する有機半導体材料は、特に限定されるものではなく、必要とされる検出領域(分光感度)に応じて、適宜選択することができる。例えば、有機光電変換層32が赤色の光を検出し、有機光電変換層36で青色の光を検出するようにすることができる。
また、有機光電変換層32,36の配置も、特に限定されるものではなく、双方の受光特性に影響しない範囲であればよい。例えば、図7Bに示すように、有機光電変換層32と有機光電変換層36とを、互い違いに配置することができる。
そして、本実施形態の受発光素子20においても、前述した第1の実施形態の受発光素子10と同様に、受発光面は受光部3側及び基板1側のいずれでもよく、どちらの場合でも、発光部2及び受光部3を同時に動作させることが可能である。
以上詳述したように、本実施形態の受発光素子20は、受光部3に分光感度が異なる2種類の有機光電変換層32,36が設けられているため、偽色を防止し、色再現性を向上することができる。なお、本実施形態の受発光素子20における上記以外の構成、動作及び効果は、前述した第1の実施形態又はその変形例の受発光素子と同様である。
<4.第3の実施の形態>
次に、本開示の第3の実施形態に係る受発光素子について説明する。本実施形態の受発光素子は、受光部3がカラーフィルターを兼ねている。図8及び図9は本実施形態の受発光素子の構成を示す模式図である。なお、図8,9においては、図1に示す受発光素子10の構成要素と同じものには同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図8,9では、有機光電変換層以外の構成要素を省略して示している。
具体的には、図8に示す受発光素子30のように、発光部2に白色光を発光する有機光電変換層25が設けられ、その上方に、それぞれ緑色画素、青色画素及び赤色画素を備える2つの有機光電変換層38,39が積層された構成とすることができる。受光部3の各有機光電変換層38,39は、例えば、緑色画素38Gの上方に赤色画素39Rが、青色画素38Bの上方に緑色画素39Gが、赤色画素38Rの上方に青色画素39Bが、それぞれ位置するように配置されている。
又は、図9に示す受光素子40のように、発光部2に赤色、緑色又は青色を発光するの3種の画素を有する有機光電変換層26が設けられ、その上方に、2つの有機光電変換層38,39が配置された構成とすることもできる。この場合、有機光電変換層26の青色画素26Bの上方に緑色画素38G及び赤色画素39Rが、赤色画素26Rの上方に青色画素38B及び緑色画素39Gが、緑色画素26Gの上方に赤色画素38R及び青色画素39Bが、それぞれ位置するように配置される。
本実施形態の受発光素子では、受光部3がカラーフィルターとしても機能するため、発光部2の有機光電変換層25が白色光を発光するものであっても、別途カラーフィルターを設ける必要がなく、構造及び製造プロセスを簡素化することができる。なお、本実施形態の受発光素子における上記以外の構成、動作及び効果は、前述した第1の実施形態、その変形例及び第2の実施形態の受発光素子と同様である。
<5.第3の実施の形態の第1変形例>
次に、本開示の第3の実施形態の第1変形例に係る受発光素子について説明する。図10は本変形例の受発光素子の受光部の構成を示す模式図である。なお、図10においては、有機光電変換層以外の構成要素を省略して示している。図10に示すように、本変形例の受発光素子も、受光部3がカラーフィルターを兼ねている。
そして、受光部3には、複数の緑色画素が設けられた有機光電変換層41Gと、複数の青色画素が設けられた有機光電変換層41Bと、複数の赤色画素が設けられた有機光電変換層41Rが、電極(図示せず)及び絶縁層(図示せず)を介して積層配置されている。また、緑色有機光電変換層41Gの各画素と、青色有機光電変換層41Bの各画素と、赤色有機光電変換層41Rの各画素は、縦方向及び/又は横方向にずらして配置されている。
このように、緑色有機光電変換層41G、青色有機光電変換層41B、赤色有機光電変換層41Rを積層すると共に、その各画素をずらして配置することにより、上層における光吸収などの影響を抑制することができる。なお、本変形例の受発光素子における上記以外の構成、動作及び効果は、前述した第3の実施形態の受発光素子と同様である。
<6.第3の実施の形態の第2変形例>
次に、本開示の第3の実施形態の第2変形例に係る受発光素子について説明する。図11Aは本変形例の受発光素子の構成を示す模式図であり、図11Bはその発光部の構成を示す平面図である。なお、図11においては、有機光電変換層以外の構成要素を省略して示している。図11Aに示すように、本変形例の受発光素子42は、受光部3がカラーフィルターを兼ねており、更に受光部3の有機光電変換層と、発光部2の有機光電変換層27とが同一層内に形成されている。
具体的には、図11Bに示すように、受光部3の有機光電変換層の各画素43R,43G,43Bの周囲に、発光部2の有機光電変換層27が形成されている。このような構成にすることにより、受光部3及び発光部2との間の吸収差を考慮する必要がなくなる。なお、本変形例の受発光素子における上記以外の構成、動作及び効果は、前述した第3の実施形態の受発光素子と同様である。
また、本開示は、以下のような構成をとることもできる。
(1)
第1の有機光電変換部と、
前記第1の有機光電変換部上に設けられ、前記第1の有機光電変換部とは分光感度が異なる第2の有機光電変換部と、
を有し、
前記第1の有機光電変換部及び第2の有機光電変換部は、一方が受光部として機能し、他方が発光部として機能する受発光素子。
(2)
前記第1の有機光電変換部は、1対の電極間に設けられ、1又は複数の有機半導体材料を含有する第1の有機光電変換層を備え、
前記第2の有機光電変換部は、1対の電極間に設けられ、前記第1の有機光電変換層を構成する有機半導体材料とは分光感度が異なる1又は複数の有機半導体材料を含有する第2の有機光電変換層を備え、
前記第1の有機光電変換層と前記第2の有機光電変換層には、逆のバイアス電圧が印加される(1)に記載の受発光素子。
(3)
前記第1の有機光電変換部及び前記第2の有機光電変換部に設けられた各電極は、透明導電性材料により形成されている(2)に記載の受発光素子。
(4)
第1の有機光電変換層及び前記第2の有機光電変換層は、少なくともp型有機半導体材料を含有する(2)又は(3)に記載の受発光素子。
(5)
前記第1の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方と、前記第2の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方が、共通電極である(2)〜(4)のいずれかに記載の受発光素子。
(6)
前記第1の有機光電変換部又は前記第2の有機光電変換部と同一平面上に、前記第1及び前記第2の有機光電変換部とは分光感度が異なる第3の有機光電変換部が設けられている(1)〜(5)のいずれかに記載の受発光素子。
(7)
前記第2の有機光電変換部は、1対の電極間に、分光感度が異なる3種の有機光電変換層が設けられており、受光部として機能する(1)〜(6)のいずれかに記載の受発光素子。
(8)
前記3種の有機光電変換層が積層構造となっている(7)に記載の受発光素子。
(9)
(1)〜(8)のいずれかに記載の受発光素子を備える受発光装置。
1 基板
2、12 発光部
3、13 受光部
4、24、34 絶縁層
5 共通電極
10、11、20、30、40、42 受発光素子
21、23、31、33、35、37 電極
22、25、26、27、32、36、38、39、41R、41G、41B、43R、43G、43B 有機光電変換層

Claims (9)

  1. 第1の有機光電変換部と、
    前記第1の有機光電変換部上に設けられ、前記第1の有機光電変換部とは分光感度が異なる第2の有機光電変換部と、
    を有し、
    前記第1の有機光電変換部及び第2の有機光電変換部は、一方が受光部として機能し、他方が発光部として機能し、
    前記第1の有機光電変換部は、1対の電極間に設けられ、1又は複数の有機半導体材料を含有する第1の有機光電変換層を備え、
    前記第2の有機光電変換部は、1対の電極間に設けられ、前記第1の有機光電変換層を構成する有機半導体材料とは分光感度が異なる1又は複数の有機半導体材料を含有する第2の有機光電変換層を備え、
    前記分光感度は、そのピーク位置が離れて相互に干渉しない差を有し、
    前記第1の有機光電変換層と前記第2の有機光電変換層には、逆のバイアス電圧が印加される
    受発光素子。
  2. 前記分光感度は、そのピーク位置の差が100nm以上である、請求項1に記載の受発光素子。
  3. 前記第1の有機光電変換部及び前記第2の有機光電変換部に設けられた各電極は、透明導電性材料により形成されている請求項1又は2に記載の受発光素子。
  4. 前記第1の有機光電変換層及び前記第2の有機光電変換層は、少なくともp型有機半導体材料を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の受発光素子。
  5. 前記第1の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方と、前記第2の有機光電変換部に設けられた1対の電極のうちの一方が、共通電極である請求項1〜4のいずれか1項に記載の受発光素子。
  6. 前記第1の有機光電変換部又は前記第2の有機光電変換部と同一平面上に、前記第1及び前記第2の有機光電変換部とは分光感度が異なる第3の有機光電変換部が設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載の受発光素子。
  7. 前記第2の有機光電変換部は、1対の電極間に、分光感度が異なる3種の有機光電変換層が設けられており、受光部として機能する請求項1〜6のいずれか1項に記載の受発光素子。
  8. 前記3種の有機光電変換層が積層構造となっている請求項7に記載の受発光素子。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の受発光素子を備える受発光装置。
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