JP6131893B2 - 端子付き電線及びそれに用いる粘着剤 - Google Patents

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本発明は、端子付き電線、それに用る端子付き電線用粘着剤、及びワイヤーハーネスに関するものである。
従来、自動車等の車両に配索される電線として、タフピッチ銅等からなる導体の外周に絶縁体を被覆してなる被覆電線が広く用いられている。端子付き電線は、被覆電線の端末の絶縁体を皮剥ぎして露出させた導体に、端子金具が接続されている。被覆電線の端末に電気接続された端子金具は、コネクタに挿入係止される。
このような端子付き電線が複数本束ねられ、ワイヤーハーネスが形成される。自動車等の車両では、通常、ワイヤーハーネスの形態で配索がなされる。エンジンルームや一部の室内環境等に、上記ワイヤーハーネスが配索される場合、熱および水の影響を受けて、電線導体と端子金具とが接触する電気接続部に錆が発生しやすくなる。そのため、このような環境下にワイヤーハーネスを配索する場合には、上記電気接続部における腐食を防止する必要がある。
上記電気接続部における腐食を防止するため、電線導体に接続された端子金具が挿入係止されているコネクタ内にグリースを注入する技術が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−159846号公報
近年、自動車等の車両を軽量化して燃費効率を向上させるため、ワイヤーハーネスを構成する電線材料についても軽量化が求められている。そのため、電線導体にアルミニウムを用いることが検討されている。
端子金具は、電気特性に優れた銅又は銅合金等の銅系金属が一般に用いられる。アルミ電線−銅端子金具の組み合わせ等で使用され、電線導体と端子金具の材質が異なると、その電気接続部で異種金属接触による腐食が発生する。この種の腐食は、電線導体と端子金具の材質が同じである場合よりも起こりやすい。そのため、電気接続部を確実に防食することが可能な防食剤が必要となる。
ところが上記従来のグリースを用いた端子付き電線は、グリースをコネクタ内に密に注入しないと、水の浸入を十分に防止して防食効果を高めることができないという問題があった。防食効果を高めようとしてグリースの充填量を多くすると、本来、防食する必要のない部分にまで、グリースが塗布されてしまうことになる。更に過度の充填は、コネクタや電線のべたつきを招き、取扱い性を低下させる。それ故、このような問題のあるグリースの代替品として、高い防食性を発揮可能な防食剤が求められている。
そこで、樹脂組成物等の防食剤を端子に塗布し、硬化させる方法が用いられる。しかしながらワイヤーハーネスが自動車等に利用される場合、使用温度範囲が大きい。特にワイヤーハーネスが高温下で連続使用されると、インシュレーションバレル部と電線被覆の間に隙間が発生するという問題があった。これは次のような理由によるものである。
端子付き電線は、端子金具のインシュレーションバレルを被覆電線の被覆材の周囲に圧着して加締めることで、被覆電線の端部に端子金具が固定されている。被覆電線の被覆材は、高温で加熱されると、応力緩和や端子との線膨張率差、可塑剤の揮発等のため、経時的に被覆が痩せて細くなる。これに対し端子金具のインシュレーションバレルの形状は、高温で加熱された後でも経時的に形状が変化することがない。そのため被覆材と端子金具との間に隙間ができる。
このように端子付き電線には、電線導体と端子金具の接触部が防食剤で被覆されていても、被覆材と端子金具の間に隙間が形成されると、その隙間から水分が侵入し、電線導体と端子金具の接触部を腐食させる原因になるという問題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決しようとするものであり、端子金具が被覆電線に固定されている固定部において、端子金具と被覆電線との間に経時的に隙間が発生するのを防止して、電線導体と端子金具の電気接触部の腐食を抑制可能である、端子付き電線、端子付き電線用粘着剤及びワイヤーハーネスを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の端子付き電線用粘着剤は、
端子付き電線の端子金具と被覆電線の間の隙間を埋めるシール剤に用いられる、少なくともアクリル樹脂系粘着剤を含む粘着剤であって、
−20℃における破断伸びが100%以上であり、
プレス加工油が1.0mg/cm付着した金属面との引張せん断接着強さが0.2MPa以上である油面接着性を有することを要旨とするものである。
本発明の端子付き電線は、被覆電線の電線導体が端子金具に接続され、前記端子金具が前記被覆電線に固定されている電線固定部を備え、前記電線導体と前記端子金具との接触部が防食剤により被覆されている端子付き電線であって、
前記電線固定部に前記端子金具及び被覆電線の間の隙間を埋めるシール剤が塗布されており、前記シール剤に上記に記載の粘着剤を用いたことを要旨とするものである。
本発明の端子付き電線において、前記端子金具が前記電線固定部にインシュレーションバレルを有し、該インシュレーションバレルと前記被覆電線の被覆材との間に前記シール剤が塗布されているように構成することが好ましい。
本発明の端子付き電線において、前記被覆電線の導体がアルミニウム系金属であり、前記端子金具が銅系金属であり、上記接触部が異種金属接続部であることが好ましい。
本発明のワイヤーハーネスは、上記の端子付き電線を有することを要旨とするものである。
本発明は、粘着剤として、少なくともアクリル樹脂系粘着剤を含む粘着剤であって、−20℃における破断伸びが100%以上であり、プレス加工油が1.0mg/cm付着した金属面との引張せん断接着強さが0.2MPa以上である油面接着性を有する油面接着性を有する粘着剤を用いるものであるから、端子金具が被覆電線に固定されている固定部において、端子金具と被覆電線との間に経時的に隙間が発生するのを防止して、電線導体と端子金具の電気接触部の腐食を抑制可能である。
本発明のワイヤーハーネスは、上記の端子付き電線を用いたものであるから、端子金具の被覆電線に対する電線固定部の隙間からの水の浸入を防止して、長期に亘り防食性能を維持することが可能である。
図1は本発明の端子付き電線の一実施例を示す外観斜視図である。 図2は図1のA−A線断面図である。 図3は図1のB−B線断面図である。 図4は(a)〜(c)は実施例の防食試験方法の説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。図1は本発明の端子付き電線の一実施例を示す外観斜視図である。本実施例の端子付き電線1は、図1に示すように、被覆電線2の端部の電線導体3が、端子金具5の端部に圧着されて、電線導体3と端子金具5の接触部6が電気的に接続されている。端子金具5は錫メッキ銅等の銅系金属を用いて形成されたものである。
被覆電線2は、アルミニウム合金製の電線導体3が、ポリ塩化ビニル樹脂等の絶縁体からなる被覆材4により被覆されている。
端子金具5は、相手側メス端子に接続されるオス端子としてのタブ状の端子接続部51と、該端子接続部51の基端より延設形成され被覆電線2を圧着するためのバレル部54とを有する。バレル部54は、端子接続部51側に設けられたワイヤバレル52と、電線導体2側に設けられたインシュレーションバレル53の二つの圧着部から構成されている。
図2は図1のA−A線断面図である。図1及び図2に示すように、被覆電線2の端部の電線導体3には、端子金具5のワイヤバレル52が加締められて圧着している。ワイヤバレル52の圧着部は、電線導体3との接触部6として形成されている。この圧着部が接触部6となって、電線導体3と端子金具5は電気的に接続されている。上記接触部6は、防食剤7により被覆されている。尚、図1は防食剤7の塗膜を透視した状態で示している。
接触部6は、電線導体3のアルミニウム合金等のアルミニウム系金属と、ワイヤバレル52の銅合金等の銅系金属との異種金属が接触した状態であり、異種金属接続部として構成されている。
図3は図1のB‐B線断面図である。図1及び図3に示すように、端子金具5のインシュレーションバレル53は、被覆電線2の被覆材4に加締められて圧着している。このインシュレーションバレル53の圧着部は、端子金具5を被覆電線2の端末に、固定、保持するための電線固定部として形成されている。
電線固定部には、端子金具5と被覆電線2との間の隙間を埋めるために用いられるシール剤8が塗布されている。シール剤8は、アクリル系粘着剤を含む粘着剤が用いられる。シール剤8は、粘着剤が塗布された後、紫外線の照射により、架橋して硬化している。
シール剤8に用いられる粘着剤は、以下の物性を有する。粘着剤の−20℃における引張り破断伸びが、100%以上である。更に粘着剤は、油面接着性として、プレス加工油が1.0mg/cm付着した金属面との引張せん断接着強さが、0.2MPa以上である。粘着剤がこのような特性を有することにより、上記シール剤8のインシュレーションバレル53と被覆材4に対する接着性を良好に維持することができるために、シール剤8と接しているインシュレーションバレル53と被覆材4のの間で部分に経時的に隙間が発生してシール性が低下するのを防止することができる。
粘着剤の−20℃における引張り破断伸びが、100%未満であると、粘着剤と端子又は電線との間の密着性が低下して、隙間が発生し、防食性能が低下する恐れがある。また粘着剤の上記引張せん断接着強さが、0.2MPa未満では、油面接着性が不十分であり、端子との界面で剥離してしまい、防食性能が低下する恐れがある。
粘着剤の引張り破断伸びは、JIS K6301に準じて、粘着剤のシートからダンベル状試験片(3号)を作製し、引張り試験装置を用いて、雰囲気温度を−30℃にした状態で、引張速度300mm/minで破断するまで引張り、その際の測定した破断時の最大の伸び率(%)のことである。伸び(%)は、チャック間距離35mmを基準として、破断時のチャック間距離の割合(%)として算出した。この時の伸びが100%以上であればよい。
粘着剤の引張りせん断接着強さは、端子に用いられる金属と被覆電線に用いられる被覆材とを被着体として、引張せん断引張接着試験片を作成し、引張り試験装置を用いて、引張り速度100mm/minで破断するまで引っ張り、破断させるのに要した最大の引張り力を測定し、引張り応力を算出した値である。
引張せん断接着試験片は、例えば、電線被覆材に塩化ビニル樹脂を用い、端子に錫メッキ銅板を用いる場合、下記のように作製することができる。軟質塩化ビニル樹脂シート(80mm×25mm×厚さ2mm)の表面に直径20mmの円形の領域の周囲にマスキングを施し、粘着剤を上記領域内に充填し塗布して硬化させる。粘着剤の塗布量は、固形分換算で、1.0〜10mg/cmの範囲内となるようにする。他方、錫メッキ銅板(80mm×25mm×厚さ2mm)の表面にプレス加工油を1.0mg/cmになるように塗布し、該錫メッキ銅板を上記の軟質塩化ビニル樹脂の表面に形成した粘着剤の上に加工油塗布面と粘着剤が接するように載せて、プレス機で50MPa、30秒間プレスする。そして2日間常温で放置して試験片を得た。
プレス加工油は、一般に、基油に添加剤を添加したものである。基油は主に鉱物油が用いられ、組成はパラフィン分、ナフテン分、芳香族分の三種類が混じり合っている。本発明において油面接着性の測定に用いる加工油は、パラフィン系鉱油を用いたプレス加工油を用いるものとする。
粘着剤として用いられるアクリル樹脂系粘着剤は、紫外線硬化型アクリル樹脂を主成分とする粘着剤、或いは溶剤型アクリル樹脂を主成分とする粘着剤等を用いることができる。アクリル樹脂系粘着剤の物性を上記の物性とするには、例えば、アクリル系樹脂のTgを適宜調節する方法が挙げられる。例えば粘着剤の−20℃における引張り破断伸びを20%以上とするには、アクリル系樹脂のTgが−20℃となるようにするのが好ましい。また、油面接着性としてプレス加工油が1.0mg/cm付着した金属面との引張せん断接着強さが、0.2MPa以上とするには、アクリル系粘着剤を構成するアクリル酸エステルモノマーとして、アルキル基の炭素数が8以上のアルキル(メタ)アクリレートを用いるのが好ましい。
粘着剤は、アクリル系樹脂粘着剤が、粘着剤成分全体の少なくとも50質量%以上含有している。粘着剤には、油面接着性等を阻害しない範囲で、アクリル系粘着剤以外の樹脂、添加剤等が添加されていても良い。アクリル樹脂以外の樹脂としては、ロジン誘導体、ポリテルペン樹脂等が挙げられる。また上記添加剤としては、酸化防止剤、金属不活性剤等が挙げられる。
粘着剤の紫外線硬化型アクリル樹脂は、(メタ)アクリレート成分を含む紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物(紫外線硬化型樹脂)を用いることができる。紫外線硬化性樹脂組成物は、例えば、(メタ)アクリレートモノマー等の(メタ)アクリレート成分、接着付与剤、架橋剤、光開始剤等の成分から構成することができる。(メタ)アクリレート成分を含む紫外線硬化性樹脂の組成物は、塗布後、紫外線等の光照射により短時間で硬化させて架橋することが可能であり、作業性が優れている。
上記(メタ)アクリレート化合物としては、分子中に1つ以上の(メタ)アクリレート基を有する化合物であれば特に制限されることなく、従来から公知のものを用いることができる。(メタ)アクリレート化合物は、(メタ)アクリレートオリゴマー、(メタ)クリレートモノマー等が挙げられる。本発明において、「(メタ)アクリレート」の記載は、メタクリレート及びアクリレートの意味である。
上記溶剤型アクリル樹脂は、アクリル酸エステルモノマーの重合体を粘着主成分とする粘着剤であり、溶液重合等で得られるものである。溶剤型アクリル樹脂は、一般に、溶剤を含んでいる。溶剤型アクリル樹脂は、溶剤が揮発すると粘着剤として構成された状態で使用することができるが、硬化剤を用いて架橋させてもよい。
溶剤型アクリル樹脂の成分としては、アクリル酸エステル共重合物、アクリル酸エステルモノマー等から構成することが好ましい。溶剤型アクリル樹脂の硬化剤としては、例えばポリイソシアネート、エポキシ、ウレタン、金属アルコキシド等が用いられる。
図1に示す端子付き電線においてシール剤8を塗布する場所は、インシュレーションバレル53と被覆材4の間の部分である。シール剤8は、インシュレーションバレル53側、被覆材4の周囲、上記インシュレーションバレル53側と被覆材4の周囲の両方、のいずれに塗布してもよい。
シール剤8をインシュレーションバレル53側に形成する場合、端子付き電線に用いられる端子金具として、予めインシュレーションバレル53に上記粘着剤を用いて粘着層を形成したものを用いてもよい。
シール剤8はインシュレーションバレル53と被覆材4の間に充填されていて、被覆材の周囲の全周にわたり連続的に覆われていればよい。具体的には、シール剤8は、インシュレーションバレル53の電線方向前後方向の端部から内側に入り込んで塗布されていてもよい。またシール剤8は、インシュレーションバレル53の被覆電線2の電線方向前後に、インシュレーションバレル53からはみ出すように被覆材4の表面に塗布されていてもよい。
シール剤8は、電線固定部における、インシュレーションバレル53等の端子金具5及び被覆材4等の被覆電線2の間に充填されていることにより、例えば被覆電線の被覆材4が熱老化等により経時的に肉痩せした場合であっても、シール剤8の粘着剤がインシュレーションバレル53と被覆材4の間に形成される隙間を埋めるように変形して追随し、隙間の発生を防止する。そのため、シール剤8を用いなかった場合と比較して、インシュレーションバレル53と被覆材4の間に生じた隙間から水が浸入して、電線導体と端子金具の接触部6に水が到達してしまい、接触部6を腐食させることを良好に防止することができる。
シール剤8に用いられる粘着剤の塗布量は、特に限定されない。粘着剤の塗布量は、1.0mg/cm〜10mg/cmの範囲内であることが、均一塗布、塗布範囲の規定し易さ等の理由から好ましい。
粘着剤を塗布する場合の塗布方法は特に限定されず、各種の塗布方法を用いることができる。具体的な塗布方法としては、端子への滴下、電線のディッピング等の塗布方法が挙げられる。
端子付き電線1に用いられる端子金具5は、例えば、錫メッキ銅板等の端子材料を所定の端子展開形状に打ち抜いて切断した後、プレス加工機等でバレル部54の各バレルを所定の形状に折り曲げ加工することで、端子金具が得られる。この際、錫メッキ銅版等には表面にプレス加工油等の油が付着しているが、粘着剤が油面接着性を有するため、特に前処理等を施さなくても、粘着層を形成することが可能である。
粘着層をあらかじめ端子金具に形成しておく場合は、バレル部54を折り曲げる前に、インシュレーションバレル53の部分の片面側に上記粘着剤組成物を塗布し、紫外線等を照射して架橋させて粘着層を形成しておくことが好ましい。粘着層は、インシュレーションバレル53の被覆電線と接する側となる位置に、一方の端部から他方の端部まで、連続する層として形成することができる。このように予め端子金具に粘着層が形成されていると、シール剤8を形成するために、被覆電線の表面に粘着剤組成物を塗布する工程等が不要となり、端子付き電線の製造が容易である。
端子付き電線1の被覆電線2は、自動車用ワイヤーハーネスに用いられる絶縁電線を用いることができる。被覆電線2の電線導体3は、複数の素線3aが撚り合わされてなる撚線から構成されている。撚線は、1種の金属素線より構成されていても良いし、2種以上の金属素線より構成されていても良い。また、撚線は、金属素線以外に、有機繊維よりなる素線等を含んでいても良い。なお、1種の金属素線より構成されるとは、撚線を構成する全ての金属素線が同じ金属材料よりなることをいい、2種以上の金属素線より構成されるとは、撚線中に互いに異なる金属材料よりなる金属素線を含んでいることをいう。撚線中には、被覆電線を補強するための補強線(テンションメンバ)等が含まれていても良い。
上記電線導体3を構成する金属素線の材料としては、アルミニウム合金以外に、銅、銅合金、アルミニウムもしくはこれらの材料に各種めっきが施された材料等を例示することができる。また、補強線としての金属素線の材料としては、銅合金、チタン、タングステン、ステンレス等を例示することができる。また、補強線としての有機繊維としては、ケブラー等を挙げることができる。電線導体3に用いられる金属素線としては、電線の軽量化等の点からアルミニウム又はアルミニウム合金を用いるのが好ましい。
被覆電線2に用いられる被覆材4の材料としては、特に限定されず、例えば、ゴム、ポリオレフィン、塩化ビニル樹脂(PVC)、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、二種以上を混合して用いても良い。被覆材4の材料中には、適宜、各種添加剤が添加されていても良い。添加剤としては、難燃剤、充填剤、着色剤等を挙げることができる。
端子金具5に用いられる金属板は、例えば、銅板以外に、黄銅、銅合金等の各種銅合金の金属板を用いることができる。まためっきは、スズ以外に、ニッケル、金、銀等の各種金属めっきを用いることができる。
防食剤7は、防食塗膜を形成可能な材料であればよく特に限定されず、この種の端子金具の防食剤に用いられる材料を用いることができる。好ましい防食剤7としては、(メタ)アクリレート成分を含む紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物(紫外線硬化型樹脂)、硬化型シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
電線導体3と端子金具5の接触部6の防食剤7は、厚みが0.01〜3mmの範囲となるように塗布するのが好ましい。防食剤7の厚みが厚くなりすぎると、端子金具5を相手側端子のコネクタへ挿入し難くなる恐れがある。また防食剤7の厚みが薄くなりすぎると防食性能が不十分となる恐れがある。
図1に示す端子付き電線1は、防食剤7が被覆している部分は、一点鎖線で示した範囲である。図2に示すように防食剤7は端子金具5と被覆電線2の外側周囲の形状に沿って、所定の厚さで被覆している。底面は防食剤7に覆われず、端子金具5の金属が外部に露出した状態になっている。
防食剤7は、少なくとも電線導体2の露出部分を完全に被覆している。防食剤7は、被覆電線4の端部側は、電線導体2の先端から端子金具5の端子接続部51側に少しはみ出すように被覆している。また端子金具5の端部側は、絶縁体4側に少しはみ出すように被覆している。
端子付き電線1は、防食剤7により被覆する部分が上記の形態に限定されず、少なくとも電線導体3が外部に露出しないように被覆されていればよい。また図1に示すように、防食剤7がバレル部54から外方にはみ出すように、被覆しても良いし、特に図示しないが端子金具5の底面を防食剤7で被覆してもよい。また端子金具5の側面が、防食剤7で被覆されていても、被覆されていなくても、いずれでもよい。
以下、端子付き電線の製造方法について説明する。端子付き電線1を製造するには、端子金具5と被覆電線2を準備する。端子金具5は、上記した粘着層を形成した端子金具を用いることができる。一方、被覆電線2は、端末の被覆材4を皮剥ぎして電線導体2を所定の長さだけ露出させておく。
次いで被覆電線2の端末に、端子金具5を加締めてバレル部54を圧着し、電線導体3と端子金具5を接続する。圧着は、端子金具のワイヤバレル52に電線導体3を圧着し、インシュレーションバレル53に絶縁体4を圧着する。インシュレーションバレル53には予め粘着層が設けられているので、圧着後は粘着層がインシュレーションバレル53と被覆材4の間の隙間を埋めるシール剤8となる。
次いで、電線導体3と端子金具5との接触部6の所定の範囲に防食剤7の組成物を塗布し、所定の条件で防食剤7を硬化せしめることで、端子付き電線1が得られる。
また上記の粘着層を形成した端子金具の代わりに、粘着層が形成されていない端子金具を用いてもよい。この場合、粘着剤はインシュレーションバレル53側、被覆材4側の、いずれか一方、或いは両方に塗布して形成することができる。
防食剤7の組成物を接触部6に塗布する方法は特に限定されず、例えば、滴下法、塗布法、押し出し法等の公知の手段を用いることができる。また防食剤7の組成物を塗布する際、防食剤7の組成物を加熱、冷却等により温度調節してもよい。防食剤の組成物の硬化には、例えば紫外線照射装置や加熱装置等の硬化装置を用いることができる。
以下、本発明のワイヤーハーネスについて説明する。本発明のワイヤーハーネスは、上記端子付き電線1を含む複数本の被覆電線を束ねて結束したものである。ワイヤーハーネスにおいては、被覆電線のうちの一部が本発明の端子付き電線1であっても良いし、全てが本発明の端子付き電線1であっても良い。
ワイヤーハーネスにおいて、複数本の被覆電線は、テープ巻きにより結束されていても良いし、或いは、丸チューブ、コルゲートチューブ、プロテクタ等の外装部品により外装されることで結束されていても、いずれでも良い。
本発明のワイヤーハーネスは、自動車等の車両に配索されるものとして好適であり、特に、被水領域のエンジンルームや車内に配索されるものとして好適である。ワイヤーハーネスがこのような場所に配索された場合、熱および水の影響を受けて、電線導体3と端子金具5との電気接続部に腐食が発生し易くなる。本発明のワイヤーハーネスは、端子付き電線1における電線導体3と端子金具5の接触部6が防食剤7に覆われているので、腐食の発生を効果的に抑えることができる。更に電線固定部に端子金具及び被覆電線の間の隙間を埋めるシール剤8が塗布されており、被覆電線3とインシュレーションバレル53等の端子金具との間に隙間から水が浸入するのを防止することができる。
実施例1〜2及び比較例1〜2は、表1に示す特性を有する溶剤型アクリル粘着剤をシール剤として用い、防食試験を行った。試験の結果を表1に示す。また実施例3〜4及び比較例3〜4は、表2に示す特性を有するUV硬化型アクリル樹脂粘着剤をシール剤として用い、端子付き電線を作製して防食試験を行った。試験の結果を表2に示す。試験に用いた粘着剤、防食剤の種類、防食試験方法の詳細は下記の通りである。
〔溶剤型粘着剤〕
・溶剤型1:日本合成化学社製、製品名「モビニール462」
・溶剤型2:日本合成化学社製、製品名「モビニール490」
・溶剤型3:日本合成化学社製、製品名「モビニール461」
・溶剤型4:日本合成化学社製、製品名「モビニール6610」
・溶剤型乾燥条件:120℃、10分
〔UV硬化型粘着剤〕
・UV型1:日本合成化学社製、製品名「紫光UV‐2000B」
・UV型2:日本合成化学社製、製品名「紫光UV‐3000B」
・UV型3:日本合成化学社製、製品名「紫光UV‐3520TL」
・UV型4:日本合成化学社製、製品名「紫光UV‐6440B」
・UV型硬化条件:1J/cm(ランプ:高圧水銀灯、光量100mW/cm、波長365nm)
〔防食剤〕
・一液型シリコーンシール剤、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製、製品名「TSE3995」
〔Tgについて〕
各粘着剤のTgは、材料メーカーカタログ値を記載した。
〔−20℃の破断伸び試験方法〕
・試験片のサイズ:JIS K6301の3号ダンベル
試験片の作製は、厚さ0.5mmを目標として、上述の乾燥条件又はUV照射条件で、粘着剤のシートを作製した。そしてシートに炭酸カルシウムをまぶして粘着性を除去した状態で、ダンベル形状に打抜いて、ダンベル試験片を得た。このダンベル試験片を、引張試験機を用いて引張速度300mm/minで引張試験を行い、前述した方法で破断伸びを求めた。
〔油面接着試験〕
・試験片サイズ:25mm×80mm×厚さ2mm
・試験片材料:錫メッキ銅板、軟質塩化ビニル樹脂シート(下記の組成)
軟質塩化ビニル樹脂シートの直径20mmのマスキング内に粘着剤を所定量(溶剤型:100mg、UV型:60mg)塗布して硬化させた。更に錫メッキ銅板の表面にプレス加工油(流動パラフィン;モレスコ社製P‐40、1wt%オレイン酸)を1.0mm/cm塗布し、この錫メッキ銅板の油塗布面が粘着剤と接するように、粘着剤の上に載せ、プレス機で50MPa、30秒プレスして試験片を作成した。試験片を2日間放置後に、引張試験を行い(引張速度:100mm/min)、引張せん断接着強さを測定した。また引張試験後の破壊状態を観察した。
〔軟質ポリ塩化ビニル樹脂シートの調製〕
ポリ塩化ビニル(重合度1300)100質量部に対して、可塑剤としてジイソノニルフタレート40質量部、充填剤として重質炭酸カルシウム20質量部、安定剤としてカルシウム亜鉛系安定剤5質量部をオープンロールにより180℃で混合し、ペレタイザーにてペレット状に成形することにより、ポリ塩化ビニル組成物を調製した。次いで、射出成型機で上記組成物をシート状に成形し、25mm×80mm×2mmに切断し試験片とした。
〔防食性試験方法〕
防食性は、図1〜3に示すように形成した端子付き電線を作製して試験した。図3に示すようにインシュレーションバレル53と被覆材4との間に実施例、比較例の各粘着剤を塗布しシール剤8を設け、更に図1に示す範囲に防食剤7を塗布して端子付き電線の試験片を作製した。防食剤は、インシュレーションバレルの電線側の端部から電線の被覆材側にはみ出さないように塗布した。試験片を冷熱衝撃試験(−40℃⇔80℃、各0.5時間、500サイクル)後に、高温高湿試験(90℃×95%RH120時間)を実施した。その後、図4(a)に示すようにインシュレーションバレル53を横に広げ、電線2を持ち上げて、図3(b)、(c)に示すようにアルミニウム導体3の腐食状態を観察した。その結果、アルミニウム導体3が腐食していない場合を良好(○)とし、アルミニウム導体3が腐食していた場合を不良(×)と判断した。
〔防食試験結果について〕
表1に示すように溶剤型粘着剤を用いた場合、実施例1〜2は、−20℃の破断伸びが100%以上であり、油面のせん断接着強さが0.2MPa以上の粘着剤を用いたものであるから、防食性が良好であった。これに対し比較例1は、−20℃の破断伸びが100%以上であったが、油面のせん断接着強さが0.2MPa未満であり、防食性が不良であった。また比較例2は、油面のせん断接着強さが0.2MPa以上であったが、−20℃の破断伸びが100%未満であり、防食性が不良であった。
粘着剤としてUV硬化型アクリル樹脂系粘着剤を用いた場合、表2に示すように、実施例3〜4は、−20℃の破断伸びが100%以上であり、油面のせん断接着強さが0.2MPa以上の粘着剤を用いたものであるから、防食性が良好であった。これに対し比較例3は、20℃の破断伸びが100%未満で、油面のせん断接着強さが0.2MPa未満であり、防食性が不良であった。また比較例4は、油面のせん断接着強さが0.2MPa以上であったが、−20℃の破断伸びが100%未満であり、防食性が不良であった。
Figure 0006131893
Figure 0006131893
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施例の端子付き電線1は、端子金具としてタブ状のオス端子を用いた例を示したが、これに限定されるものではない。例えば端子付き電線は、端子金具としてメス端子を用いたものでもよい。また、端子金具として音叉端子等を用いても良い。
また、端子金具5のバレル部54を、インシュレーションバレルを有しないワイヤバレルのみから構成しても良い。この場合、ワイヤバレルは、電線導体と被覆材の両方に圧着し、シール剤8は被覆材とワイヤバレルの間に塗布されていればよい。
また、端子金具5のバレル部54はインシュレーションバレルのみから構成してもよい。その場合、電線導体と端子金具の接続方法としては、圧接抵抗溶接、超音波溶接、ハンダ付け等の方法を用いることができる。インシュレーションバレルは被覆電線の被覆材に圧着され、インシュレーションバレルと被覆材の間にはシール剤が塗布される。
1 端子付き電線
2 被覆電線
3 電線導体
4 被覆材
5 端子金具
51 端子接続部
52 ワイヤバレル
53 インシュレーションバレル
54 バレル部
6 接触部
7 防食剤
8 シール剤

Claims (5)

  1. 端子付き電線の端子金具と被覆電線の間の隙間を埋めるシール剤に用いられる、少なくともアクリル樹脂系粘着剤を含む粘着剤であって、
    −20℃における破断伸びが100%以上であり、
    プレス加工油が1.0mg/cm付着した金属面との引張せん断接着強さが0.2MPa以上である油面接着性を有することを特徴とする端子付き電線用粘着剤。
  2. 被覆電線の電線導体が端子金具に接続され、前記端子金具が前記被覆電線に固定されている電線固定部を備え、前記電線導体と前記端子金具との接触部が防食剤により被覆されている端子付き電線であって、
    前記電線固定部に前記端子金具及び被覆電線の間の隙間を埋めるシール剤が塗布されており、前記シール剤に請求項1に記載の粘着剤を用いたことを特徴とする端子付き電線。
  3. 前記端子金具が前記電線固定部にインシュレーションバレルを有し、該インシュレーションバレルと前記被覆電線の被覆材との間に前記シール剤が塗布されていることを特徴とする請求項2に記載の端子付き電線。
  4. 前記被覆電線の導体がアルミニウム系金属であり、前記端子金具が銅系金属であり、上記接触部が異種金属接続部であることを特徴とする請求項2又は3に記載の端子付き電線。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の端子付き電線を有することを特徴とするワイヤーハーネス。
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