JP6128684B2 - 太陽電池の電力配分回路 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電システムに用いられる太陽電池の設置環境が悪く、一部が日陰等になった場合や、太陽電池間の出力特性にバラツキを生じた場合でも、システム全体の発電効率を高めることのできる、太陽電池の電力配分回路に関する。
なお、ここで「太陽電池」という用語は、複数直列接続された太陽電池セル(光発電素子)のストリングの両端に、バイパスダイオードが並列接続されたクラスタと、このようなクラスタを、単一もしくは複数直列接続して構成される太陽電池モジュールの両方を意味するものとする。
現在、太陽光発電システムの発電効率を上げるために、変換効率が高い太陽電池セル(モジュール)やパワーコンディショナの開発が進められている。現用されている太陽光発電システムは、特許文献1に記載されているように、複数の太陽電池モジュールを直並列に接続して、電圧を高めた後に、インバータで交流に変換する集中型インバータ方式が主流となっている。
しかしながら、このような集中型インバータ方式の太陽光発電システムは、実際の使用時においては、一部の太陽電池モジュールが、日陰等の設置環境下に置かれるために、それぞれの部位の太陽電池モジュールの発電能力を十分に発揮させることができない場合がある。
図13は、2枚の直列接続された太陽電池モジュールM1、M2からなる太陽光発電システムを模式的に示した図であって、これらの太陽電池モジュールM1、M2は、同一仕様のものが用いられている。
また、前記太陽電池モジュールM1、M2のそれぞれの正極端子P1と負極端子P2間にはバイパスダイオードDが接続されているとともに、太陽電池モジュールM1の正極端子P1と太陽電池ジュールM2の負極端子P2はそれぞれ、出力線路Aを介して外部負荷に接続されている。
これらの太陽電池モジュールM1、M2が両方とも日向に設置されていて、十分な太陽光が当たっている場合には、これらを総合した外部出力は、図14に太い実線で表示したような、最大出力動作点をPとする電流・電圧特性を示す。
ところが、例えば、一方の太陽電池モジュールM2が日陰に入った場合には、これらの太陽電池モジュールM1、M2は、出力電流に違いが生じて、図15に太い実線で表示したような、階段状の電流電圧特性を示す。
図15において、領域(1)と領域(3)の面積を合わせたものは、太陽電池モジュールM1の発電出力を表し、また、領域(2)の面積は、太陽電池モジュールM2の発電出力を表している。
このような電流・電圧特性において、最大出力動作点Pが同図に示す位置にあった場合に得られる発電出力は、領域(1)と領域(2)の面積の和となり、領域(3)の部分は出力電力には寄与することができないため損失となる。
一方、特許文献2に記載されているように、個々の太陽電池モジュールに、マイクロコンバータを搭載したAC太陽電池モジュールを用いた太陽光発電システムがある。この方式は、各々の太陽電池モジュールに対して最大電力追従(MPPT)制御を行い、その出力をDC/AC変換するようにした太陽電池モジュールで、日陰等による損失が少ないとされている。
特開2000−347753号公報 特開平11−318042号公報
しかしながら、前述したような、AC太陽電池モジュールを用いた太陽光発電システムでは、複雑な変換回路を有するため、個々の太陽電池モジュールの製造コストが高くなるとともに、常時変換動作を行っているため、日陰が無い状態においても変換ロスが発生する問題があった。
また、変換回路が故障した場合には、これを搭載している太陽電池モジュール自体が使用できなくなるため、信頼性にも問題があった。このようなことから、今後如何なる設置環境に対しても、高いシステム効率を維持できるシステムの開発が望まれる。
そこで、本発明は、前述したような従来技術における問題点を解決し、太陽光発電システムの一部の太陽電池の出力が、日陰等によって低下した場合に、システムの電流電圧特性に現れる段差を平滑化して出力電力の効率を高めることのできる、太陽電池の電力配分回路を提供することを目的とする。
前記目的のために提供される本発明の太陽電池の電力配分回路は、複数直列に接続された太陽電池の相互間に設けられ、前段の太陽電池の負極端子と後段の太陽電池の正極端子間の連結線路に繋がる第1の充放電路と、前記前段の太陽電池の正極端子に繋がる第2の充放電路と、前記後段の太陽電池の負極端子に繋がる第3の充放電路と、前記第1の充放電路と第2の充放電路間を連絡する第1の連絡線路と、前記第1の充放電路と第2の充放電路間を連絡する第2の連絡線路と、前記第1の充放電路と第3の充放電路間を連絡する第3の連絡線路と、前記第1の充放電路と第3の充放電路間を連絡する第4の連絡線路と、前記第1の連絡線路と第3の連絡線路間に跨って接続された第1の電力配分用コンデンサと、前記第2の連絡線路と第4の連絡線路間に跨って接続された第2の電力配分用コンデンサと、前記第1の充放電路と第2の充放電路間に跨って接続された第1の平滑用コンデンサと、前記第1の充放電路と第3の充放電路間に跨って接続された第2の平滑用コンデンサと、前記第1の連絡線路途中の、第2の充放電路との接続位置と第1の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第1のスイッチング素子と、前記第1の連絡線路途中の、第1の電力配分用コンデンサとの接続位置と第1の充放電路との接続位置間に組み込まれた第2のスイッチング素子と、前記第2の連絡線路途中の、第2の充放電路との接続位置と第2の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第3のスイッチング素子と、 前記第2の連絡線路途中の、第2の電力配分用コンデンサとの接続位置と第1の充放電路との接続位置間に組み込まれた第4のスイッチング素子と、前記第3の連絡線路途中の、第1の充放電路との接続位置と第1の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第5のスイッチング素子と、前記第3の連絡線路途中の、第1の電力配分用コンデンサとの接続位置と第3の充放電路との接続位置間に組み込まれた第6のスイッチング素子と、前記第4の連絡線路途中の、第1の充放電路との接続位置と第2の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第7のスイッチング素子と、前記第4の連絡線路途中の、第2の電力配分用コンデンサとの接続位置と第3の充放電路との接続位置間に組み込まれた第8のスイッチング素子と、前記第1、第4、第5、第8のスイッチング素子の組と、第2、第3、第6、第7のスイッチング素子の組に対して、組毎に各スイッチング素子のON/OFFを同期させ、且つ一方の組の各スイッチング素子がONの時に、他方の組の各スイッチング素子がOFFであるように、前記2つの組間で相補的且つ周期的に各スイッチング素子の切換を行うスイッチング制御回路とを備えたものである。
本発明の太陽電池の電力配分回路においては、スイッチング制御回路は、全てのスイッチング素子が同時にOFFになる短絡防止期間が存在するように、第1、第4、第5、第8のスイッチング素子の組と、第2、第3、第6、第7のスイッチング素子の組間で、ON/OFFの切り換えタイミングを制御することが望ましい。
また、本発明の太陽電池の電力配分回路においては、直列に接続された太陽電池が3つ以上の場合に、前後に隣合う電力配分回路どうしは、前段の電力配分回路の第1の充放電路と第3の充放電路がそれぞれ、後段の電力配分回路の第2の充放電路と第1の充放電路に兼用され、前段の電力配分回路の第3の連絡線路と第4の連絡線路がそれぞれ、後段の電力配分回路の第1の連絡線路と第2の連絡線路に兼用され、前段の電力配分回路の第5、第6、第7、第8の各スイッチング素子がそれぞれ、後段の電力配分回路の第1、第2、第3、第4の各スイッチング素子に兼用され、前段の電力配分回路の第2の平滑用コンデンサが、後段の電力配分回路の第1の平滑用コンデンサに兼用されていることが望ましい。
請求項1に記載された発明によれば、太陽光発電システムに使用される各太陽電池間に、日陰や受光面の汚れ、経年劣化等によって、出力電力にバラツキが生じた場合に、各太陽電池間でバランス良く電力を配分することができる。
その結果、太陽光発電システム全体の電流電圧特性の段差が平滑化されて、本来、出力電力として利用することができなかった電力が利用可能となるため、出力電力を向上させることができる。また、電流電圧特性の段差が平滑化されるため、パワーコンディショナの最大出力動作点の検出が容易となり、MPPTミスマッチ損失を回避することができる。
また、出力電力の大きい太陽電池側から小さい太陽電池側への電力配分を、2つのコンデンサを交互に充放電させることで行うインターリーブ機能を有しているため、リップル等のノイズが軽減されるとともに、高効率化を図ることができる。
また、本発明の電力配分回路が主に、FETやリレー等で構成されるスイッチング素子とコンデンサからなる簡単な回路構成であるため、故障が発生し難く、高い信頼性が得られるとともに製造コストを安くできる。
また、従来のAC太陽電池モジュールを用いたシステムでは、日陰が無い時も、常時AC/DC変換による回路損失が生じているのに対して、本発明の電力配分回路は、日陰が無い場合には動作を停止して回路部分での損失を無くすことができるため、発電出力を向上させることができる。
さらに、従来のAC太陽電池モジュールを用いたシステムでは、太陽電池モジュールに搭載されているマイクロコンバータが故障すると、太陽電池モジュール自体も使用不能となるが、本発明の電力配分回路では、万一故障が発生してその機能が損なわれた場合でも太陽電池自体の機能に支障を生じる恐れがない。
請求項2に記載された発明によれば、全てのスイッチング素子が同時にOFFになる短絡防止期間を設けることで、第1、第4、第5、第8のスイッチング素子の組と、第2、第3、第6、第7のスイッチング素子の組間で、安定したON/OFFの切換動作を行うことができるため、隣合う太陽電池間での電力の配分動作を確実に行うことができる。
請求項3に記載された発明によれば、3つ以上直列接続された太陽電池の相互間に電力配分回路を設ける場合に、スイッチング素子や平滑用コンデンサの数を減らして回路構成を簡略化することができ、製造コストの低減を図ることができる。
また、必要なスイッチング素子数を減らすことができるため、電力配分回路の消費電力を低減できるとともに、スイッチング動作時のノイズの発生を低減することができる。
本発明の電力配分回路の1実施形態を示す、直列接続された2つの太陽電池モジュールからなる太陽光発電システムの模式図である。 本発明の電力配分回路に含まれるスイッチング制御回路のブロック図である。 各スイッチング素子の動作タイミングを示す図である。 太陽電池モジュールM1からコンデンサC1への充電過程を示す図である。 コンデンサC1からの放電と太陽電池モジュールM1からコンデンサC2への充電の過程を示す図である。 太陽電池モジュールM1からコンデンサC1への充電とコンデンサC2からの放電の過程を示す図である。 電力配分回路によって平滑化された電流電圧特性を示す図である。 太陽電池モジュールM2からコンデンサC1への充電過程を示す図である。 コンデンサC1からの放電と太陽電池モジュールM2からコンデンサC2への充電の過程を示す図である。 太陽電池モジュールM2からコンデンサC1への充電とコンデンサC2からの放電の過程を示す図である。 本発明の電力配分回路の別の実施形態を示す、3つの太陽電池モジュールが直列接続された太陽光発電システムの模式図である。 図11中の電力配分回路に用いられるスイッチング制御回路のブロック図である。 2枚の太陽電池モジュールからなる太陽光発電システムを模式的に示す図である。 両方の太陽電池モジュールが日向にある場合の電流電圧特性を示す図である。 一方の対応電池モジュールが日陰に入った場合の電流電圧特性を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の電力配分回路の1実施形態を示す、太陽光発電システムの模式図であって、同図に示すシステムは、直列に接続された2つの太陽電池モジュールM1、M2から構成されている。
これらの太陽電池モジュールM1、M2の正極端子P1と負極端子P2間にはそれぞれバイパスダイオードDが接続されており、前段の太陽電池モジュールM1の正極端子P1と、後段の太陽電池モジュールM2の負極端子P2は、出力線路Aを介して外部負荷に接続されている。
本発明の電力配分回路1は、これらの2つの太陽電池モジュールM1、M2相互間に設けられていて、太陽電池モジュールM1の負極端子P2と太陽電池モジュールM2の正極端子P1の間を結ぶ連結線路Bに繋がる充放電路2(第1の充放電路)と、太陽電池モジュールM1の正極端子P1と出力線路Aを介して繋がる充放電路3(第2の充放電路)と、太陽電池モジュールM2の負極端子P2と出力線路Aを介して繋がる充放電路4(第3の充放電路)を備えている。
充放電路2と充放電路3の間は、連絡線路5(第1の連絡線路)と連絡線路6(第2の連絡線路)によって連絡されているとともに、充放電路2と充放電路4の間は、連絡線路7(第3の連絡線路)と連絡線路8(第4の連絡線路)によって連絡されている。
また、連絡線路5と連絡線路7の間に跨って、コンデンサC1(第1の電力配分用コンデンサ)が接続されているとともに、連絡線路6と連絡線路8の間に跨ってコンデンサC2(第2の電力配分用コンデンサ)が接続されている。
さらに、充放電路2と充放電路3の間、ならびに、充放電路2と充放電路4の間にそれぞれ跨って、コンデンサC3(第1の平滑用コンデンサ)とコンデンサC4(第2の平滑用コンデンサ)が接続されている。
連絡線路5途中の、充放電路3との接続位置J1と、コンデンサC1との接続位置J2の間には、スイッチング素子S1(第1のスイッチング素子)が組み込まれており、また、当該連絡線路5途中の、接続位置J2と、充放電路2との接続位置J3との間には、スイッチング素子S2(第2のスイッチング素子)が組み込まれている。
また、連絡線路6途中の、充放電路3との接続位置J4と、コンデンサC2との接続位置J5の間には、スイッチング素子S3(第3のスイッチング素子)が組み込まれており、また、当該連絡線路6途中の、接続位置J5と、充放電路2との接続位置J6との間には、スイッチング素子S4(第4のスイッチング素子)が組み込まれている。
さらに、連絡線路7途中の、充放電路2との接続位置J3と、コンデンサC1との接続位置J7の間には、スイッチング素子S5(第5のスイッチング素子)が組み込まれており、また、当該連絡線路7途中の、前記接続位置J7と、充放電路4との接続位置J8との間には、スイッチング素子S6(第6のスイッチング素子)が組み込まれている。
また、連絡線路8途中の、充放電路2との接続位置J6と、コンデンサC2との接続位置J9の間には、スイッチング素子S7(第7のスイッチング素子)が組み込まれており、また、当該連絡線路8途中の、前記接続位置J9と、充放電路4との接続位置J10との間には、スイッチング素子S8(第8のスイッチング素子)が組み込まれている。
本実施形態のものにおいては、前記各スイッチング素子S1〜S8には、トランジスタ(FET)を用いている。なお、これらのスイッチング素子には、リレーを用いることも可能である。
また、図1には図示していないが、電力配分回路1は、これら8つのスイッチング素子S1〜S8をそれぞれON/OFF切換動作させるための、図2にブロック図で示すスイッチング制御回路9を備えている。
前記スイッチング制御回路9は、パルス発振器、相補回路、及び、ドライバ回路A、ドライバ回路Bから構成されており、パルス発振器は、図3の(1)に示す、周期的なパルス信号を生成する。
パルス発振器により生成されたパルス信号は相補回路に入力される。相補回路は前記パルス信号に基づいて、図3の(2)と(3)に示す、2種類のON/OFF信号を生成し、その一方をドライバ回路Aに、他方をドライバ回路Bに出力する。
ドライバ回路Aは、図3の(2)のON/OFF信号に基づいて、図1に示すスイッチング素子S1、S4、S5、S8を同期させてON/OFF動作させる。また、ドライバ回路Bは、図3の(3)のON/OFF信号に基づいて、スイッチングS2、S3、S6、S7を同期させてON/OFF動作させる。
なお、本実施形態のものにおいては、図3に示すように、ドライバ回路Aへ入力されるON/OFF信号(2)とドライバ回路Bへ入力されるON/OFF信号(3)との間に、全てのスイッチング素子が同時にOFFになる短絡防止期間aを存在させて、スイッチング素子S1、S4、S5、S8の組と、スイッチング素子S2、S3、S6、S7の組との間で、ON/OFFの切換動作が確実に行えるようにしている。
次に、前述したように構成されている電力配分回路1の動作について説明する。
図1において、前段の太陽電池モジュールM1で発電された電力が、後段の太陽電池モジュールM2で発電された電力より大きい場合において、同図のように全てのスイッチング素子S1〜S8が全てOFF(電力配分回路1が停止して機能していない状態)のときは、このシステムは、図15に示すように、最大出力動作点をPとする階段状の電流電圧特性を有している。
ここで、電力配分回路1を起動して、図4に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をON、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をOFFにすると、太陽電池モジュールM1が出力する一部の電流I1(矢印付きの点線で表示)が、出力線路A、充放電路3、接続位置J1、連絡線路5、スイッチング素子S1、連絡線路5、接続位置J2を経由してコンデンサC1に流れ、当該コンデンサC1に太陽電池モジュールM1の発電出力の一部が充電される。
このとき、スイッチング素子S3とスイッチング素子7はOFF、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8はONになっていて、コンデンサC2は太陽電池モジュールM1から切り離されている。そのため、太陽電池モジュールM1からコンデンサC2への充電は行われない。
次に、図5に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をOFF、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をONにすると、コンデンサC1から、接続位置J2、連絡線路5、スイッチング素子S2、連絡線路5、接続位置J3、充放電路2を経由して連結線路Bに至る回路が形成され、コンデンサC1に充電されていた電力は電流I2(矢印付きの点線で表示)として放電される。
このとき、コンデンサC1は太陽電池モジュールM2と並列接続された状態になるため、前記電流I2が太陽電池モジュールM2を流れる電流と加算されて前段の太陽電池モジュールM1に流れる。
また同時に、スイッチング素子S3とスイッチング素子S7をON、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8をOFFにすることにより、太陽電池モジュールM1が出力する一部の電流I3(矢印付きの点線で表示)が、出力線路A、充放電路3、接続位置J4、連絡線路6、スイッチング素子S3、連絡線路6、接続位置J5を経由してコンデンサC2に流れ、当該コンデンサC2に、太陽電池モジュールM1の発電出力の一部が充電される。
次に、図6に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をON、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をOFFにすると、コンデンサC1は、再び太陽電池モジュールM1から電流I1が流れて充電される。
また同時に、スイッチング素子S3とスイッチング素子S7をOFF、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8をONにすることにより、コンデンサC2から、接続位置J5、連絡線路6、スイッチング素子S4、連絡線路6、接続位置J6、充放電路2を経由して連結線路Bに至る回路が形成され、コンデンサC2に充電されていた電力は電流I4(矢印付きの点線で表示)として放電される。
この時、コンデンサC2は太陽電池モジュールM2と並列接続された状態になるため、前記電流I4が太陽電池モジュールM2を流れる電流と加算されて、前段の太陽電池モジュールM1に流れる。
以降、前述したような、図5に示す、コンデンサC1の放電とコンデンサC2の充電の過程と、図6に示す、コンデンサC1の充電とコンデンサC2の放電の過程とを交互に反復することにより、太陽電池モジュールM1で発電された電力の一部は太陽電池モジュールM2に継続的に分配され、両者の出力電力が均等化される。
その結果、先に述べた図15に示した領域(3)は、その一部が図7に示すように、領域(2)の電流に加算されて、平滑化された電流電圧特性に改善することができる。このようにして、本来出力として得られずに損失となっていた発電出力を、有効に利用することが可能となる。
なお、前述した電力配分回路1の動作の過程において、コンデンサC3(第1の平滑コンデンサ)とコンデンサC4(第2の平滑コンデンサ)は、それぞれの充放電路2、3、4を流れる電流の変動を緩和するとともに、各スイッチング素子S1〜S8が発生するスイッチングノイズを低減する役割を果たしている。
次に、後段の太陽電池モジュールM2で発電された電力が、前段の太陽電池モジュールM1で発電された電力より大きい場合の電力配分回路1の動作について説明する。この場合には、図1に示すように、全てのスイッチング素子S1からS8が全てOFFになっている停止状態から電力配分回路1を起動して、図8に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をOFF、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をONにすると、太陽電池モジュールM2が出力する一部の電流i1(矢印付きの点線で表示)が、連結線路B、充放電路2、接続位置J3、連絡線路5、スイッチング素子S2、連絡線路5、接続位置J2を経由してコンデンサC1に流れ、当該コンデンサC1に太陽電池モジュールM2の発電出力の一部が充電される。
このとき、スイッチング素子S3とスイッチング素子S7はON、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8はOFFになっていて、コンデンサC2と太陽電池モジュールM2は切り離されている。そのため、太陽電池モジュールM2からコンデンサC2への充電は行われない。
次に、図9に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をON、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をOFFにすると、コンデンサC1から、接続位置J2、連絡線路5、スイッチング素子S1、連絡線路5、接続位置J1、充放電路3を経由して出力線路Aに至る回路が形成され、コンデンサC1に充電されていた電力は電流i2(矢印付きの点線で表示)として放電される。
このとき、コンデンサC1は、太陽電池モジュールM1と並列接続された状態になるため、前記電流i2が太陽電池モジュールM1を流れる電流と加算されて、出力線路Aから外部負荷に流れる。
また、同時にスイッチング素子S3とスイッチング素子S7をOFF、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8をONにすることにより、太陽電池モジュールM2が出力する一部の電流i3(矢印付きの点線で表示)が、連結線路B、充放電路2、接続位置J6、連絡線路6、スイッチング素子S4、連絡線路6、接続位置J5を経由してコンデンサC2に流れ、当該コンデンサC2に、太陽電池モジュールM2の発電出力の一部が充電される。
次に、図10に示すように、スイッチング素子S1とスイッチング素子S5をOFF、スイッチング素子S2とスイッチング素子S6をONにすると、コンデンサC1は、再び太陽電池モジュールM2から電流i1が流れて充電される。
また同時に、スイッチング素子S3とスイッチング素子S7をON、スイッチング素子S4とスイッチング素子S8をOFFにすることにより、コンデンサC2から、接続位置J5,連絡線路6、スイッチング素子S3、連絡線路6、接続位置J4、充放電路3を経由して出力線路Aに至る回路が形成され、コンデンサC2に充電されていた電力は電流i4(矢印付きの点線で表示)として放電される。
このとき、コンデンサC2は、太陽電池モジュールM1と並列接続された状態になるため、前記電流i4が太陽電池モジュールM1を流れる電流と加算されて、出力線路Aから外部負荷に流れる。
以降、前述したような、図9に示すコンデンサC1の放電とコンデンサC2の充電の過程と、図10に示すコンデンサC1の充電とコンデンサC2の放電の過程とを交互に反復することにより、太陽電池モジュールM2で発電された電力の一部は太陽電池モジュールM1に継続的に分配され、両者の出力電力が均等化される。
以上に説明したように、太陽電池モジュールM1と太陽電池モジュールM2間で発電出力に差が生じている場合に、4つのスイッチング素子S1、S4、S5、S8からなるスイッチング素子の組と、4つのスイッチング素子S2、S3、S6、S7からなるスイッチング素子の組の間でON/OFFの切換動作を交互に(相補的に)反復させることで、両者の出力電力が均等化され、システムの電流電圧特性を改善することができる。
次に、図11は、本発明の電力配分回路の別の実施形態を示す、3つの太陽電池モジュールM1、M2、M3が直列接続された太陽光発電システムの模式図であって、このシステムにおいては、2つの電力配分回路1、1’が用いられている。
同図において、太陽電池モジュールM1、M2間に設けられている電力配分回路1(一点鎖線で囲んでいる部分)は、前述した実施形態における図1に記載されているものと実質的に同じであるので、図1との対応する部分については同じ符号で表示してある。
また、前記電力配分回路1を構成している、一部のスイッチング素子やコンデンサは、部品点数を削減するために、太陽電池モジュールM2、M3間に設けられている電力配分回路1’に兼用されている。
図11図に示す実施形態のものにおいては、太陽電池モジュールM2の後段にある太陽電池モジュールM3の負極端子P2に繋がる充放電路4’が、電力配分回路1に追加されており、この充放電路4’と充放電路4との間は、2つの連絡線路7’と連絡線路8’によって連絡されている。
さらに、連絡線路7と連絡線路7’間に亘って、コンデンサC’1が接続されているとともに、連絡線路8と連絡線路8’間に亘って、コンデンサC’2が接続されている。また、これらの充放電路4、4’間に亘って、コンデンサC5が接続されている。
連絡線路7’途中の、充放電路4との接続位置J8と、コンデンサC’1との接続位置J11の間には、スイッチング素子S9が組み込まれており、また、当該連絡線路7’途中の、前記接続位置J11と、充放電路4’との接続位置J12との間には、スイッチング素子S10が組み込まれている。
また、連絡線路8’途中の、充放電路4との接続位置J10と、コンデンサC’2との接続位置J13との間には、スイッチング素子S11が組み込まれている。また、当該連絡線路8’途中の前記接続位置J13と、充放電路4’との接続位置J14との間には、スイッチング素子S12が組み込まれている。
なお、図11に示す実施形態のものにおいては、特許請求の範囲中の記載との対応において、充放電路2は、電力配分回路1における第1の充放電路と、電力配分回路1’における第2の充放電路を兼用している。
また、充放電路4は、電力配分回路1における第3の充放電路と、電力配分回路1’における第1の充放電路を兼用している。さらに、充放電路4’は、電力配分回路1’における第3の充放電路に該当している。
また、連絡線路7は、電力配分回路1における第3の連絡線路と、電力配分回路1’における第1の連絡線路を兼用している。また、連絡線路8は、電力配分回路1における第4の連絡線路と、電力配分回路1’における第2の連絡線路を兼用している。
さらに、連絡線路7’と連絡線路8’はそれぞれ、電力配分回路1’における第3の連絡線路と第4の連絡線路に該当している。
さらに、コンデンサC4は、電力配分回路1における第2の平滑用コンデンサと、電力配分回路1’における第1の平滑用コンデンサを兼用している。なお、コンデンサC’1とコンデンサC’2、コンデンサC5はそれぞれ、電力配分回路1’における第1の電力配分用コンデンサ、第2の電力配分用コンデンサ、及び、第2の平滑用コンデンサに該当している。
また、スイッチング素子S5は、電力配分回路1における第5のスイッチング素子と、電力配分回路1’における第1のスイッチング素子を兼用している。
スイッチング素子S6は、電力配分回路1における第6のスイッチング素子と、電力配分回路1’における第2のスイッチング素子を兼用している。
スイッチング素子S7は、電力配分回路1における第7のスイッチング素子と、電力配分回路1’における第3のスイッチング素子を兼用している。
スイッチング素子S8は、電力配分回路1における第8のスイッチング素子と、電力配分回路1’における第4のスイッチング素子を兼用している。
さらに、スイッチング素子S9は、電力配分回路1’における第5のスイッチング素子に、スイッチング素子S10は、第6のスイッチング素子に、スイッチング素子S11は、第7のスイッチング素子に、スイッチング素子S12は、第8のスイッチング素子にそれぞれ該当している。
スイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12の組と、スイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11の組は、組毎に各スイッチング素子のON/OFFを同期させ、一方の組の各スイッチング素子がONの時に他方の組の各スイッチング素子がOFFであるように、図12にブロック図で示すスイッチング制御回路9Aにより、前記2つの組間で相補的且つ周期的に各スイッチング素子の切換動作が行われる。
前記スイッチング制御回路9Aは、図11中の電力配分回路1と電力配分回路1’の両方のスイッチング制御回路を1つに統合した回路であり、パルス発振器が生成するパルス信号(1)を受けて、相補回路からドライバ回路Aに出力される信号(2)により、6つのスイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12が同期してON/OFF動作し、また、ドライバ回路Bに出力される信号(3)により、残りの6つのスイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11がON/OFF動作する。
図11は、スイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12の組がON、スイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11の組がOFFになっている瞬間を示しており、次の瞬間には、スイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12の組はOFFに、スイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11の組はONに一斉に切り換えられる。
なお、この実施形態のものにおいても、スイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12の組と、スイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11の組との間でON/OFFの状態が切り換えられる途中において、これらのスイッチング素子全てがOFFとなる短絡防止期間を設けている。
前述したように、スイッチング素子S1、S4、S5、S8、S9、S12の組とスイッチング素子S2、S3、S6、S7、S10、S11の組は、相補的にON/OFFの切換が行われるため、太陽電池モジュールM1の正極端子P1に繋がった充放電路3と、太陽電池モジュールM3の負極端子P2に繋がった充放電路4’は直接導通することはなく、太陽電池モジュールM1、M2間に構成された電力配分回路1と、太陽電池モジュールM2、M3間に構成された電力配分回路1’は互いに独立して機能する。
そのため、太陽電池モジュールM1、M2間、または、太陽電池モジュールM2、M3間で発電出力に差が生じた場合には、隣合う太陽電池モジュール間で電力の配分が行われ、このような配分が継続的に行われることによって、最終的には全ての太陽電池モジュールM1、M2、M3間で出力電力が均等化される。
なお、図11に示す実施形態のものでは、回路を構成する部品点数を削減するために、太陽電池モジュールM1、M2間に設けられる電力配分回路1と、太陽電池モジュールM2、M3間に設けられている電力配分回路1’との間で一部のスイッチング素子やコンデンサ等と兼用しているが、隣合う各太陽電池モジュール間に、それぞれ独立した電力配分回路を設けることも可能である。
この場合、電力配分回路間で、各スイッチング素子のON/OFF動作のタイミングを同期させる必要があるため、それぞれのスイッチング制御回路が1つのパルス発振器を共有し、そのパルス信号を同期信号として動作させることが望ましい。
また、前述した各実施形態においては、太陽電池モジュールを2つもしくは3つ直列接続したシステムに、電力配分回路を組み込んだ例を説明したが、本発明の電力配分回路は、これらの実施形態のものに限定されるものではなく、太陽電池(太陽電池モジュールもしくは太陽電池クラスタ)が4つ以上直列接続されたシステムに拡張して使用することも可能である。
本発明の太陽電池の電力配分回路は、太陽光発電システムの日陰等による太陽電池モジュールやクラスタの出力電力の効率低下を改善するために有効に利用することができる。
また、特性の異なる種類の太陽電池モジュールを組み合わせた太陽光発電システムや、フレキシブルな太陽電池を含む複数の太陽電池モジュールが、異なる向きに設置された太陽光発電システム、さらに、追尾集光型の高効率太陽光発電システムのような、集光レンズの集光特性によって個々の太陽電池セルの出力特性が異なるシステム等、様々なケースにおいて出力電力の効率を高める手段としても利用可能である。
また、本発明の太陽電池の電力配分回路は、既設の太陽光発電システムにおいて、経年劣化や受光面の汚れ等によって太陽電池モジュール間の出力特性にバラツキが生じた場合における出力電力の効率改善にも利用可能である。
さらに、太陽光発電の分野だけでなく、太陽電池モジュールと同様な電流電圧特性を示す、バッテリーや燃料電池等を直並列に接続した電力供給システムにおいても、利用可能である。
1、1’ 電力配分回路
2 充放電路(電力配分回路1の第1の充放電路兼電力配分回路1’の第2の充放電路)
3 充放電路(電力配分回路1の第2の充放電路)
4 充放電路(電力配分回路1の第3の充放電路兼電力配分回路1’の第1の充放電路)
4’ 充放電路(電力配分回路1’の第3の充放電路)
5 連絡線路(電力配分回路1の第1の連絡線路)
6 連絡線路(電力配分回路1の第2の連絡線路)
7 連絡線路(電力配分回路1の第3の連絡線路兼電力配分回路1’の第1の連絡線路)
8 連絡線路(電力配分回路1の第4の連絡線路兼電力配分回路1’の第2の連絡線路)
7’ 連絡線路(電力配分回路1’の第3の連絡線路)
8’ 連絡線路(電力配分回路1’の第4の連絡線路)
9、9A スイッチング制御回路
A 出力線路
B 連結線路
C1、C’1 コンデンサ(第1の電力配分用コンデンサ)
C2、C’2 コンデンサ(第2の電力配分用コンデンサ)
C3 コンデンサ(電力配分回路1の第1の平滑用コンデンサ)
C4 コンデンサ(電力配分回路1の第2の平滑用コンデンサ兼電力配分回路1’の第1の平滑用コンデンサ)
C5 コンデンサ(電力配分回路1’の第2の平滑用コンデンサ)
D バイパスダイオード
J1〜J14 接続位置
M1、M2、M3 太陽電池モジュール(太陽電池)
P1 正極端子
P2 負極端子
S1 スイッチング素子(電力配分回路1の第1のスイッチング素子)
S2 スイッチング素子(電力配分回路1の第2のスイッチング素子)
S3 スイッチング素子(電力配分回路1の第3のスイッチング素子)
S4 スイッチング素子(電力配分回路1の第4のスイッチング素子)
S5 スイッチング素子(電力配分回路1の第5のスイッチング素子兼電力配分回路1’の第1のスイッチング素子)
S6 スイッチング素子(電力配分回路1の第6のスイッチング素子兼電力配分回路1’の第2のスイッチング素子)
S7 スイッチング素子(電力配分回路1の第7のスイッチング素子兼電力配分回路1’の第3のスイッチング素子)
S8 スイッチング素子(電力配分回路1の第8のスイッチング素子兼電力配分回路1’の第4のスイッチング素子)
S9 スイッチング素子(電力配分回路1’の第5のスイッチング素子)
S10 スイッチング素子(電力配分回路1’の第6のスイッチング素子)
S11 スイッチング素子(電力配分回路1’の第7のスイッチング素子)
S12 スイッチング素子(電力配分回路1’の第8のスイッチング素子)

Claims (3)

  1. 複数直列に接続された太陽電池の相互間に設けられ、前段の太陽電池の負極端子と後段の太陽電池の正極端子間の連結線路に繋がる第1の充放電路と、
    前記前段の太陽電池の正極端子に繋がる第2の充放電路と、
    前記後段の太陽電池の負極端子に繋がる第3の充放電路と、
    前記第1の充放電路と第2の充放電路間を連絡する第1の連絡線路と、
    前記第1の充放電路と第2の充放電路間を連絡する第2の連絡線路と、
    前記第1の充放電路と第3の充放電路間を連絡する第3の連絡線路と、
    前記第1の充放電路と第3の充放電路間を連絡する第4の連絡線路と、
    前記第1の連絡線路と第3の連絡線路間に跨って接続された第1の電力配分用コンデンサと、
    前記第2の連絡線路と第4の連絡線路間に跨って接続された第2の電力配分用コンデンサと、
    前記第1の充放電路と第2の充放電路間に跨って接続された第1の平滑用コンデンサと、
    前記第1の充放電路と第3の充放電路間に跨って接続された第2の平滑用コンデンサと、
    前記第1の連絡線路途中の、第2の充放電路との接続位置と第1の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第1のスイッチング素子と、
    前記第1の連絡線路途中の、第1の電力配分用コンデンサとの接続位置と第1の充放電路との接続位置間に組み込まれた第2のスイッチング素子と、
    前記第2の連絡線路途中の、第2の充放電路との接続位置と第2の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第3のスイッチング素子と、
    前記第2の連絡線路途中の、第2の電力配分用コンデンサとの接続位置と第1の充放電路との接続位置間に組み込まれた第4のスイッチング素子と、
    前記第3の連絡線路途中の、第1の充放電路との接続位置と第1の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第5のスイッチング素子と、
    前記第3の連絡線路途中の、第1の電力配分用コンデンサとの接続位置と第3の充放電路との接続位置間に組み込まれた第6のスイッチング素子と、
    前記第4の連絡線路途中の、第1の充放電路との接続位置と第2の電力配分用コンデンサとの接続位置間に組み込まれた第7のスイッチング素子と、
    前記第4の連絡線路途中の、第2の電力配分用コンデンサとの接続位置と第3の充放電路との接続位置間に組み込まれた第8のスイッチング素子と、
    前記第1、第4、第5、第8のスイッチング素子の組と、第2、第3、第6、第7のスイッチング素子の組に対して、組毎に各スイッチング素子のON/OFFを同期させ、且つ一方の組の各スイッチング素子がONの時に、他方の組の各スイッチング素子がOFFであるように、前記2つの組間で相補的且つ周期的に各スイッチング素子の切換を行うスイッチング制御回路とを備えたことを特徴とする太陽電池の電力配分回路。
  2. スイッチング制御回路は、全てのスイッチング素子が同時にOFFになる短絡防止期間が存在するように、第1、第4、第5、第8のスイッチング素子の組と、第2、第3、第6、第7のスイッチング素子の組間で、ON/OFFの切り換えタイミングを制御することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の電力配分回路。
  3. 直列に接続された太陽電池が3つ以上の場合に、前後に隣合う電力配分回路どうしは、前段の電力配分回路の第1の充放電路と第3の充放電路がそれぞれ、後段の電力配分回路の第2の充放電路と第1の充放電路に兼用され、
    前段の電力配分回路の第3の連絡線路と第4の連絡線路がそれぞれ、後段の電力配分回路の第1の連絡線路と第2の連絡線路に兼用され、
    前段の電力配分回路の第5、第6、第7、第8の各スイッチング素子がそれぞれ、後段の電力配分回路の第1、第2、第3、第4の各スイッチング素子に兼用され、
    前段の電力配分回路の第2の平滑用コンデンサが、後段の電力配分回路の第1の平滑用コンデンサに兼用されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池の電力配分回路。
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