JP2012043981A - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】 内蔵する太陽電池の一部の発電能力が低下した場合に、太陽電池間の接続パターンを自律的に切換えて発電能力を最大限に発揮できる太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】 太陽電池モジュール内部で縦横に配列された太陽電池4どうしを接続する格子状の電力線路5に、マイクロコンピュータにより制御されるスイッチマトリクス7とクロスバースイッチ8が設けられ、前記マイクロコンピュータは、電流センサで検出される各太陽電池の電流値に基づいて、これらのスイッチマトリクスとクロスバースイッチを制御し、全体の発電能力が最大になるように太陽電池の直並列の接続パターンを自律的に切り換える。
【選択図】 図3
【解決手段】 太陽電池モジュール内部で縦横に配列された太陽電池4どうしを接続する格子状の電力線路5に、マイクロコンピュータにより制御されるスイッチマトリクス7とクロスバースイッチ8が設けられ、前記マイクロコンピュータは、電流センサで検出される各太陽電池の電流値に基づいて、これらのスイッチマトリクスとクロスバースイッチを制御し、全体の発電能力が最大になるように太陽電池の直並列の接続パターンを自律的に切り換える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、多数の太陽電池を直並列に接続して構成されている太陽電池モジュールに関し、特に、一部の太陽電池が日陰に入ったり、故障や劣化によって出力が低下した場合にも、モジュール全体の発電能力を最大限に発揮できるようにした太陽電池モジュールに関する。
従来の一般的な太陽光発電システムは、太陽電池モジュールを多数縦横に配列して構成されている太陽電池アレイと、パワーコンディショナとを統合したシステムとなっている。
このような、従来の太陽光発電システムにおいて用いられている一般的な太陽電池モジュールは、例えば、特許文献1に記載されているように、多数の太陽電池(太陽電池セル)から構成されている。
従来の太陽電池モジュールは、多数の太陽電池が直並列に接続されて構成されているため、一部の太陽電池が日陰に入ったり、受光面に鳥の糞が付着して光が遮られて発電能力が低下した場合には、他の太陽電池が正常に発電していても、全体としての発電能力が著しく低下してしまう場合があった。
また、太陽電池モジュール内部の一部の太陽電池の不具合によって、太陽電池モジュールの発電能力が低下してしまった場合には、その太陽電池モジュールを交換する必要がある。
しかしながら、屋根等の架台に設置されている太陽電池アレイを構成している多数の太陽電池モジュールの中から、不具合のある太陽電池モジュールを見つけ出すためには、太陽電池モジュール全体を架台から取り出して、太陽電池モジュール間の配線を外さなければ確認することができず、太陽電池モジュールの交換作業に多大な労力と時間を要していた。
また、太陽電池アレイの中の一部の太陽電池モジュールを交換する際には、設置されてから年月が経ってしまい、同じ製品が製造されていないことがあり、既設の太陽電池モジュールとは、性能が異なるものと交換せざるを得ない場合がある。この場合、交換した一部の太陽電池モジュールは、周囲のものと電流電圧特性が異なるために、システム全体の発電効率に悪影響を及ぼす問題もあった。
そこで、本発明は、前述したような従来技術における問題点を解消し、内蔵する太陽電池の一部の発電能力が低下した場合に、太陽電池間の接続パターンを自律的に切換えて全体の発電能力を最大限に発揮できる太陽電池モジュールを提供すること目的とする。
前記目的のために提供される、本発明の太陽電池モジュールは、基板上に、並行する複数の導線からなる導線群どうしを縦横に格子状に交差して形成された電力線路と、前記電力線路の格子の目のそれぞれに一つずつ対応させて、前記基板に縦横に配列された複数の太陽電池と、前記電力線路を構成する縦横の導線群のそれぞれの交差部に設けられ、縦横に交差する導線どうしをそれぞれ一つの交差位置でのみ、所望方向への通電の切り換えを行う、複数のスイッチユニットからなるスイッチマトリクスと、前記電力線路のそれぞれの格子の目をなす4辺のうち、対向する一対の辺の一方を構成する複数の導線の何れかと、当該格子の目に対応する太陽電池の正電極との間を選択的に接続する第1のクロスバースイッチと、当該一対の辺の他方を構成する複数の導線のいずれかと、当該太陽電池の負電極との間を選択的に接続する第2のクロスバースイッチと、前記電力線路の何れかの格子目で、且つ、第1のクロスバースイッチを有しない一辺を構成する複数の導線の何れかと、正極側外部端子との間を選択的に接続する第3のクロスバースイッチと、前記電力線路の何れかの格子目で、且つ、第1のクロスバースイッチ、第2のクロスバースイッチ、第3のクロスバースイッチの何れも有しない一辺を構成する複数の導線の何れかと、負極側外部端子との間を選択的に接続する第4のクロスバースイッチと、前記それぞれの太陽電池の電流値を個別に検出する複数の電流センサと、前記それぞれの電流センサの出力信号に基づいて、各太陽電池の発電状態を判定し、太陽電池全体の発電出力が最大になるように、前記それぞれのスイッチマトリクスとクロスバースイッチを制御するマイクロコンピュータとを内蔵したものである。
本発明の太陽電池モジュールにおいては、基板が半導体からなり、太陽電池、電力線路、スイッチマトリクス、クロスバースイッチ、電流センサ、及びマイクロコンピュータは全て前記基板上に集積回路として一体に形成されていることが望ましい。
請求項1記載の発明に係る太陽電池モジュールによれば、受光面にかかる日陰等によって内蔵する一部の太陽電池の発電能力が低下した場合でも、最大の発電能力が得られるように、太陽電池間の直並列の接続パターンを自律的に変化させる機能を内蔵しているため、発電効率の低下を抑えることができる。
また、太陽電池モジュール内の一部の太陽電池が故障した場合に、太陽電池全体の直並列の接続パターンが自律的に切換えられ、全体の発電能力の低下を最小限に止めることができるため、故障した太陽電池を含む太陽電池モジュールであっても、交換せずに継続使用をできる可能性が高くなり、太陽電池モジュールを交換する作業の頻度を減らすことができる。
また、請求項2記載の発明に係る太陽電池モジュールによれば、太陽電池、電力線路、スイッチマトリクス、クロスバースイッチ、電流センサ、及びマイクロコンピュータが全て半導体の基板上に集積回路として一体に形成されているため、耐久性や信頼性を高めることができるとともに、量産が容易になるため製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の太陽電池モジュールの内部構造を部分的に示す縦断面図であって、同図においては、太陽電池モジュール1は太陽光を受ける受光面を下向きにして表示してある。
太陽電池モジュール1の受光面には、肉厚の強化ガラス2が設けられている。この強化ガラス2は、太陽電池モジュール1の図示していないアルミニウム製の外枠の表面側に嵌め込まれている。
太陽電池モジュール1の内部には、基板3が設けられており、この基板3の表面(図1においては下面)には、多数の太陽電池4が縦横に配列されて固定されている。図2は、基板3の裏面側の構造の一部を示す斜視図であって、同図に示すように、基板3上には、並行する3組の導線5A、5B、5Cからなる導線群どうしを縦横に格子状に交差して形成された電力線路5が設けられている。
前述した太陽電池4のそれぞれは、基板3を挟んで、電力線路5の格子のそれぞれの目の位置に対応させて配置されていて、各太陽電池4に設けられている図示していない正負の電極が、基板3を通してその裏面に対に配置されている正極側接続端子6Aと負極側接続端子6Bにそれぞれ接続されている。
また、基板3の裏面側には、多数のスイッチマトリクス7とクロスバースイッチ8が取り付けられている。これらはFET等からなる複数のスイッチ素子から構成されている制御素子であって、電力線路5の脇に並行して配線されている制御線路9を介し、後述するように、基板3上に実装されている図示していないマイクロコンピュータから送信される制御信号で制御されるようになっている。
これらのスイッチマトリクス7は、電力線路5を構成する縦横の導線5A、5B、5Cの群どうしの交差部に設けられており、一方、クロスバースイッチ8は、正極側と負極側の接続端子6A、6Bと電力線路5との間と、太陽電池モジュール1の正極側と負極側の外部端子と電力線路5との間にそれぞれ設けられている。なお、これらの外部端子については後述する。
また、図1に示すように、太陽電池モジュール1の裏側には、樹脂製のバックシート10が貼られて密封されており、強化ガラス2とバックシート10の間には、透明樹脂からなる充填材11が充填されている。太陽電池4や基板3、スイッチマトリクス7、クロスバースイッチ8等はすべてこの充填材11の中に封入されている。
図3は、各太陽電池4間の配線構造を示す、太陽電池モジュール1の内部の概略平面図であって、本実施形態の太陽電池モジュール1には、同図に示すように、縦横9枚の太陽電池4が内蔵されている。
図3においては、9枚の太陽電池4を互いに区別するために、それぞれを1−1、1−2、1−3、2−1、2−2、2−3、3−1、3−2、3−3のように表示してある。同様に、スイッチマトリクス7は、それぞれS1〜S16のように、また、クロスバースイッチ8は、C1〜C20のように表示してある。
これらのクロスバースイッチ8のうち、C1、C3、C5、C7、C10、C12、C13、C15、C17は、本発明における第1のクロスバースイッチとして、それぞれ太陽電池4の正極側接続端子6A(図2参照)と電力線路5間に組み込まれている。
また、クロスバースイッチ8のうち、C4、C6、C8、C9、C11、C14、C16、C18、C20は、本発明における第2のクロスバースイッチとして、それぞれ負極側接続端子6B(図2参照)と電力線路5間に組み込まれている。
また、クロスバースイッチ8のうち、C2は、本発明における第3のクロスバースイッチとして、太陽電池モジュール1の正極側外部端子12Aと電力線路5の間に組み込まれており、C19は、本発明における第4のクロスバースイッチとして、負極側外部端子12Bと電力線路5との間に組み込まれている。
図4は、スイッチマトリクス7の概略構造図であって、その内部には3組のスイッチユニット7A、7B、7Cが組み込まれていて、このうちスイッチユニット7Aは、縦横の導線5Aどうしの交差部に、スイッチユニット7Bは、縦横の導線5Bどうしの交差部に、そして、スイッチユニット7Cは、縦横の導線5Cどうしの交差部にそれぞれ対応するように設けられている。
これら3つのスイッチユニット7A、7B、7Cは全て同じ構造になっていて、図5に示すような回路からなり、4方向の端子A、B、C、D間を6つのスイッチ素子a、b、c、d、e、fによりさまざまに接続することが可能になっている。
端子Aと端子Cは縦方向の導線の両端にそれぞれ接続され、一方端子Bと端子Dは、横方向の導線の両端にそれぞれ接続されている。ただし、図3のS1のように電力線路5の格子の角に配置されるものにおいては、2つの端子(S1においては、端子Aと端子D)は使用されず、また、S2のように格子の縁にあるものは、1つの端子(S2においては、端子A)は接続されていない。
隣合った端子Aと端子B間を接続するためには、スイッチ素子aをONにすることで接続することができる。同様に、端子Bと端子C間ではスイッチ素子bを、端子Cと端子D間ではスイッチ素子cを、端子Dと端子A間ではスイッチ素子dをONにすることでそれぞれ接続することができる。
さらに、対向する端子Aと端子C間を接続するためにはスイッチ素子eを、同様に、端子Bと端子D間を接続するためにはスイッチ素子fをONすることで接続することができる。
一方、クロスバースイッチ8は、図6に示すように、電力線路5を構成する個々の導線5A、5B、5Cと端子D間に3つのスイッチ素子a1、b1、c1を並列に組み込んだ回路構成になっていて、端子Pを個々の導線5A、5B、5Cに選択的に接続することが可能である。例えば、導線5Aと端子Pを接続するためにはスイッチ素子a1を、同様に導線5Bと端子Pではスイッチ素子b1を、導線5Cと端子Pではスイッチ素子c1をONにすることで接続可能となる。
例えば、図7に示すように、太陽電池3−1、太陽電池1−2と太陽電池3−3を直列に接続する場合、正極側外部端子12AからクロスバースイッチC2に入り、スイッチマトリクスS3、クロスバースイッチC3を経由し、太陽電池3−1の+極に繋ぐ。
また、太陽電池3−1と太陽電池1−2を直列接続するために、太陽電池3−1の−極からクロスバースイッチC8、スイッチマトリクスS7、クロスバースイッチC7、スイッチマトリクスS6、クロスバースイッチC10を経由して、太陽電池1−2の+極に繋ぐ。
さらに、太陽電池1−2と太陽電池3−3を直列接続するために、太陽電池1−2の−極からクロスバースイッチC9、スイッチマトリクスS9、クロスバースイッチC13、スイッチマトリクスS10、クロスバースイッチC14、スイッチマトリクスS11、クロスバースイッチC15を経由し太陽電池3−3の+極に繋ぐ。
さらに、太陽電池3−3と負極側外部端子12Bを接続するために、太陽電池3−3の−極からクロスバースイッチC20、スイッチマトリクスS15、クロスバースイッチC19を経由し負極側外部端子12Bに繋ぐ。
また、図8に示すように、太陽電池2−1、太陽電池1−1と太陽電池1−3を直列に接続する場合には、正極側外部端子12AからクロスバースイッチC2に入り、スイッチマトリクスS3、クロスバースイッチC5を経由して太陽電池2−1の+極に繋ぐ。
次に、太陽電池2−1と太陽電池1−1を直列接続するために、太陽電池2−1の−極からクロスバースイッチC4、スイッチマトリクスS2、クロスバースイッチC1を経由し太陽電池1−1の+極に繋ぐ。
また、太陽電池1−1と太陽電池1−3を接続するために、太陽電池1−1の−極からクロスバースイッチC6、スイッチマトリクスS5、クロスバースイッチC9、スイッチマトリクスS9、クロスバースイッチC13を経由して太陽電池1−3の+極に繋ぐ。
さらに、太陽電池1−3と負極側外部端子12Bを接続するために、太陽電池1−3の−極からクロスバースイッチC18、スイッチマトリクスS14、クロスバースイッチC19を経由し負極側外部端子12Bに繋ぐ。
また、図9に示すように、太陽電池1−1、太陽電池2−1と太陽電池1−2を並列接続し、これらに太陽電池1−3を直列に接続することも可能である。この例においては、まず、正極側外部端子12AからクロスバースイッチC2に入り2つに分岐する。
その一方は、太陽電池1−1の+極に接続するために、スイッチマトリクスS2、クロスバースイッチC1を経由して太陽電池1−1の+極に至る。もう一方は、太陽電池2−1の+極に接続するために、スイッチマトリクスS3、クロスバースイッチC5を経由し、太陽電池2−1の+極に至る。
また、太陽電池2−1の+極と太陽電池1−2の+極を接続するために、クロスバースイッチC5で分岐させ、スイッチマトリクスS7、クロスバースイッチC7、スイッチマトリクスS6、クロスバースイッチC10を経由し太陽電池1−2の+極に繋ぐ。
太陽電池1−1の−極と太陽電池2−1の−極を並列接続するために、クロスバースイッチC6、スイッチマトリクスS6、クロスバースイッチC4を経由して繋ぐ。また、太陽電池1−2の−極に接続させるために、クロスバースイッチC6で分岐させ、スイッチマトリクスS5、クロスバースイッチC9を経由し、太陽電池1−2の−極に繋ぐ。
以上の手順によって、太陽電池1−1、太陽電池2−1、及び、太陽電池1−2が並列接続されることになる。次に、これらに太陽電池1−3をさらに直列に接続するために、クロスバースイッチC9、スイッチマトリクスS9、クロスバースイッチC13を経由し、太陽電池1−3の+極に繋ぐ
太陽電池1−3の−極と負極側外部端子12Bを接続するために、クロスバースイッチC18、スイッチマトリクスS14、クロスバースイッチC19を経由して、負極側外部端子12Bに繋ぐ。
以上のように、スイッチマトリクスS1〜S16とクロスバースイッチC1〜C20を様々に切り換えることにより、太陽電池1−1、1−2、1−3、2−1、2−2、2−3、3−1、3−2、3−3間のより複雑な接続も可能となる。
本実施形態の太陽電池モジュール1においては、これらのスイッチマトリクス7(S1〜S16)とクロスバースイッチ8(C1〜C20)の切換制御は、各太陽電池4(1−1、1−2、1−3、2−1、2−2、2−3、3−1、3−2、3−3)に、図10に示すように電流センサ13を設け、これらの電流センサ13によって検出される電流値に基づいて行っている。
図11は、前述した太陽電池モジュール1における各スイッチマトリクス7とクロスバースイッチ8を切換制御するための制御システムのブロック図であって、基板3上に実装されているマイクロコンピュータ14は、一定の時間間隔で、電流値データを各太陽電池4の電流センサ13から取り込んでいる。
前記マイクロコンピュータ14には、各太陽電池4の電流値に対応させて、太陽電池モジュール1の発電出力が最大になるような、各太陽電池4間の直並列の最適な接続パターンを数多くメモリに記憶させてある。
マイクロコンピュータ14は、各電流センサ13から電流値のデータを取得する毎に、太陽電池モジュール1の発電能力が最大限に発揮できる最適の接続パターンをメモリから読み出して、各スイッチマトリクス7とクロスバースイッチ8内のそれぞれのスイッチ素子を図2に示す制御線路9を介して動的に切換制御する。
ここで、マイクロコンピュータ14や、スイッチマトリクス7、クロスバースイッチ8に内蔵されるスイッチ素子を動作させる電力は、太陽電池モジュール1で発電した電力の一部を利用している。
なお、前述した実施形態の太陽電池モジュール1においては、電力線路5を3本の導線5A、5B、5Cで構成しているが、これに限定するものではなく、太陽電池モジュールに内蔵する太陽電池の数に応じて、電力線路は2本または4本以上の導線によって構成してもよい。
また、本実施形態のものにおいては、図1及び図2に示すように、スイッチマトリクス7やクロスバースイッチ8等は、それぞれ独立したICチップとして、電力線路5を形成している基板3に太陽電池4とともに実装しているが、本発明の太陽電池モジュールはこれに限定するものではなく、スイッチマトリクス、クロスバースイッチ、電流センサ、マイクロコンピュータ等は、太陽電池とともに、シリコン等の半導体基板上に集積回路として一体に形成してもよい。
本発明の太陽電池モジュールは、地上の架台上や建物の屋根上等に太陽電池アレイが設置される太陽光発電システムに利用できる他、人工衛星に搭載する発電システム等においても利用可能である。
1 太陽電池モジュール
2 強化ガラス
3 基板
4 太陽電池
5 電力線路
5A、5B、5C 導線
6A 正極側接続端子
6B 負極側接続端子
7 スイッチマトリクス
8 クロスバースイッチ
9 制御線路
10 バックシート
11 充填材
12A 正極側外部端子
12B 負極側外部端子
13 電流センサ
14 マイクロコンピュータ(CPU)
2 強化ガラス
3 基板
4 太陽電池
5 電力線路
5A、5B、5C 導線
6A 正極側接続端子
6B 負極側接続端子
7 スイッチマトリクス
8 クロスバースイッチ
9 制御線路
10 バックシート
11 充填材
12A 正極側外部端子
12B 負極側外部端子
13 電流センサ
14 マイクロコンピュータ(CPU)
Claims (2)
- 基板上に、並行する複数の導線からなる導線群どうしを縦横に格子状に交差して形成された電力線路と、
前記電力線路の格子の目のそれぞれに一つずつ対応させて、前記基板に縦横に配列された複数の太陽電池と、
前記電力線路を構成する縦横の導線群のそれぞれの交差部に設けられ、縦横に交差する導線どうしをそれぞれ一つの交差位置でのみ、所望方向への通電の切り換えを行う、複数のスイッチユニットからなるスイッチマトリクスと、
前記電力線路のそれぞれの格子の目をなす4辺のうち、対向する一対の辺の一方を構成する複数の導線の何れかと、当該格子の目に対応する太陽電池の正電極との間を選択的に接続する第1のクロスバースイッチと、
当該一対の辺の他方を構成する複数の導線のいずれかと、当該太陽電池の負電極との間を選択的に接続する第2のクロスバースイッチと、
前記電力線路の何れかの格子目で、且つ、第1のクロスバースイッチを有しない一辺を構成する複数の導線の何れかと、正極側外部端子との間を選択的に接続する第3のクロスバースイッチと、
前記電力線路の何れかの格子目で、且つ、第1のクロスバースイッチ、第2のクロスバースイッチ、第3のクロスバースイッチの何れも有しない一辺を構成する複数の導線の何れかと、負極側外部端子との間を選択的に接続する第4のクロスバースイッチと、
前記それぞれの太陽電池の電流値を個別に検出する複数の電流センサと、
前記それぞれの電流センサの出力信号に基づいて、各太陽電池の発電状態を判定し、太陽電池全体の発電出力が最大になるように、前記それぞれのスイッチマトリクスとクロスバースイッチを制御するマイクロコンピュータとを内蔵したことを特徴とする太陽電池モジュール。 - 基板が半導体からなり、太陽電池、電力線路、スイッチマトリクス、クロスバースイッチ、電流センサ、及びマイクロコンピュータは全て前記基板上に集積回路として一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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