JP6128316B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮空気を動力源とする空気工具等に圧縮空気を供給するための空気圧縮機に関する。
空気工具等の動力源となる圧縮空気を生成するものとして、たとえば特許文献1に示されている双胴形の空気タンクを備えた空気圧縮機が知られている。
特開2009−185648号公報
ところで、上述した特許文献1に示されるような空気圧縮機では、吸気ファンで吐出された空気がクランクケースに設けた吸気口から圧縮空気生成部に空気が流入する構造となっているが、外部から侵入した粉塵によってフィルタが目詰まりを起こす場合がある。その場合はフィルタの交換を要するものであり、フィルタへ到達する粉塵を減少させる点で、改良の余地があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、空気圧縮機の吸気口側のフィルタの目詰まりを抑制可能な空気圧縮機を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は空気圧縮機である。この空気圧縮機は、駆動部と、前記駆動部により駆動されて吸気口から吸入した空気を圧縮する圧縮空気生成部と、前記吸気口に設けられたフィルタと、前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気を貯留するための空気タンク部と、前記駆動部及び前記圧縮空気生成部を少なくとも覆うカバーと、前記カバーの内側に配置され、前記駆動部によって回転駆動される第一のファンとを備え、前記第一のファンの一方側に前記吸気口を設け、前記第一のファンの他方側に前記第一のファンの軸方向において前記ファンの一部と重なる遮蔽板を設けたことを特徴とする。
前記第1の態様において、前記吸気口は前記第一のファンの軸方向視で前記遮蔽板の領域内に設けられているとよい。
前記第1の態様において、前記遮蔽板は前記カバー内に設けられ、前記第一のファンから送出された空気流の一部を遮蔽するとよい。
前記第1の態様において、前記遮蔽板が前記第一のファンを挟んで前記吸気口に対向しているとよい。
前記第1の態様において、前記遮蔽板が、前記第一のファンの軸方向視で、前記第一のファンの外径のほぼ半分を隠すとよい。
前記第1の態様において、前記遮蔽板が前記第一のファンの外径の上側半分は覆わずに、下側半分の全部又は一部を隠すとよい。
前記第1の態様において、前記遮蔽板は上側に排気方向に延長する庇部を有するとよい。
前記第1の態様において、前記駆動部の動作を制御する制御回路を搭載した部材が前記遮蔽板を兼ねているとよい。
前記第1の態様において、前記駆動部の動作を制御する制御回路の放熱板が前記遮蔽板を兼ねているとよい。
前記第1の態様において、前記カバーの排気側通気孔は、前記第一のファンへの対向位置で、かつ前記遮蔽板で空気流が遮蔽されない位置に設けられているとよい。
前記第1の態様において、前記カバー内で、かつ前記圧縮空気生成部を挟んで前記第一のファンの反対側に、前記駆動部によって回転駆動される吸気ファンが設けられているとよい。
前記第1の態様において、前記吸気ファンと前記第一のファンの外径が略同一であるとよい。
本発明の第2の態様も空気圧縮機である。この空気圧縮機は、駆動部と、前記駆動部により駆動されて空気を圧縮する圧縮空気生成部と、前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気を貯留するための空気タンク部と、前記駆動部及び前記圧縮空気生成部を少なくとも覆うカバーと、前記カバーの内側に配置され、前記駆動部によって回転駆動される吸気ファンとを備え、前記圧縮空気生成部の一方側に前記吸気ファンを設けるとともに、前記圧縮空気生成部の他方側にフィルタを設けた吸気口が設けられ、前記カバー内に前記吸気ファンから送出されて前記圧縮空気生成部を通過した空気流の一部を遮蔽するための遮蔽板を設け、前記遮蔽板は前記吸気口に対向していることを特徴とする。
前記第2の態様において、前記駆動部の動作を制御する制御回路基板を搭載した部材が前記遮蔽板を兼ねているとよい。
前記第2の態様において、前記駆動部の動作を制御する制御回路基板の放熱板が前記遮蔽板を兼ねているとよい。
前記第2の態様において、前記カバーの排気側通気孔は、前記遮蔽板で空気流が遮蔽されない位置に設けられているとよい。
前記第1又は第2の態様において、前記遮蔽板の高さ位置は前記カバーの排気側通気孔よりも低い位置にあり、前記遮蔽板は上側に排気方向に延長する庇部を有するとよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明の空気圧縮機によれば、圧縮空気生成部の吸気口を排気側に配置することで、吸気口に設けられるフィルタの目詰まりを軽減することができる。
本発明の空気圧縮機の一実施の形態を示す正断面図。 前記実施の形態におけるファンからの空気の流れを示す正断面図。 カバーを省略し、圧縮空気生成部の吸気口周辺を断面とした前記実施の形態の平断面図。 カバーを省略し、圧縮空気生成部の圧縮部を断面とした前記実施の形態の平断面図。 カバー及び制御回路部を省略し、且つ吸気口が見えるようにフィルタを省略した前記実施の形態の左側面図。 カバーを省略した前記実施の形態の左側面図。 前記実施の形態におけるカバーの右側面図。 前記実施の形態におけるカバーの左側面図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1乃至図8において、空気圧縮機は、圧縮機本体1とこの下方に配置される空気タンク部11とを備え、圧縮空気本体1は、電動モータ等を有する駆動部3、駆動部3を制御する制御回路部4、クランクケース6を有する圧縮空気生成部5、吸気ファン(第二のファン)60、排気ファン(第一のファン)70及び圧縮空気本体1を覆う本体カバー17等を具備している。
空気タンク部11は、圧縮空気生成部5で生成された圧縮空気を貯留するものであり、圧縮機本体1の長手方向に沿って並行に配置された一対の円筒状の空気タンク11a、11bを有している。各空気タンク11a、11bの前後には支持脚29が設けられている。駆動部3及びこれで回転駆動される圧縮空気生成部5は一対の空気タンク11a、11b上に搭載、固定され、クランクケース6は空気タンク11a、11bの長手方向の略中央に位置する。
図3に示すように、二つの空気タンク11a、11bは連通管22を介して連通されている。一方の空気タンク11b内部に供給された圧縮空気は、連通管22を経由し、他方の空気タンク11aに流入されることにより、二つの空気タンク11a、11b内部の圧力は同一に維持される。また、空気タンク部11の内部に溜まったドレンや圧縮空気は、空気タンク11aにネジ螺合されているドレン排出装置21により外部へ排出される。なお、ドレン排出装置21には図示しないドレン排出口が形成されており、ドレンコック21aの手動操作によって開閉される。図示しないドレン排出口が開けられると、連通管22及び図示しないドレン排出装置内部の流路を経由して、二つの空気タンク11a、11b内のドレンや圧縮空気が同時に外部へ排出される。
圧縮空気生成部5は、二つの圧縮機構である一段目圧縮部7と二段目圧縮部8とを有している。一段目圧縮部7と二段目圧縮部8とは、クランクケース6を介し、それぞれ対向するように配置されている。また、空気タンク部11上には、二段目圧縮部8に隣接して主電源スイッチ19を有する操作部18が設けられている。
クランクケース6には、外部空気(大気圧)を吸入するための吸気口24が設けられている。吸気口24は、粉塵等がクランクケース6内部に侵入するのを防ぐため、フィルタ25で覆われている。フィルタ25は、押え板26を介し、ネジで固定されている。
図4に示されるように、一段目圧縮部7はシリンダ41aとピストン42aとを有し、二段目圧縮部8はシリンダ41bとピストン42bとを有する。駆動部3の回転運動は、クランクシャフト50に伝達され、低圧側クランクアーム及び高圧側クランクアームを回転させる。低圧側クランクアームの外周には、ベアリングを介して、低圧側コンロッド45aが回動自動に配設され、低圧側クランクアームが偏心して回転することにより低圧側シリンダ41aに内接する低圧側ピストン42aの往復運動に変換される。同様に、高圧側クランクアームの外周には、ベアリングを介して、高圧側コンロッド45bが回動自在に配設され、高圧側クランクアームが偏心して回転することにより、高圧側シリンダ41bに内設する高圧側ピストン42bの往復運動に変換される。
低圧側ピストン42a及び高圧側ピストン42bが低圧側シリンダ41a及び高圧側シリンダ41b内の上死点から下死点へ下降運動する吸込み工程において、空気が低圧側圧縮室46a及び高圧側圧縮室46b内に吸込まれる。一方、低圧側ピストン42a及び高圧側ピストン42bが低圧側シリンダ41a及び高圧側シリンダ41b内の下死点から上死点へ上昇運動する工程においては、低圧側ピストン42a及び高圧側ピストン42bが低圧側圧縮室46a及び高圧側圧縮室46b内の空気を圧縮し、圧縮空気を生成する。
一段目圧縮部7の低圧側ピストン42a及び二段目圧縮部8の高圧側ピストン42bの往復運動は位相がずれており、一段目圧縮部7は、クランクケース6に設けた吸気口24より、外部空気を吸入し、圧縮する。圧縮空気は、一段目吐出管9を経由して二段目圧縮部8へ圧縮空気を送り込む。二段目圧縮部8は、一段目圧縮部7から供給される圧縮空気を、さらに圧縮し、二段目吐出管10を経由させて空気タンク11b内に供給する。
上述した並行に配置された一対の円筒状の空気タンク11a、11bの間、且つ、空気タンク部11の長手方向の両端には、運搬ハンドル20が設けられている。
また、圧力調整用ハンドルを有する減圧弁13a、13bが、空気タンク11a、11b内に連通するようにそれぞれ設けられている。減圧弁13a、13bの圧力調整用ハンドルは操作部18両側に位置する。減圧弁13a、13bには、ソケットホルダ14a、14bがネジ螺合されている。また、ソケットホルダ14a、14bの上端には圧力計15a、15bがネジ螺合されている。ソケットホルダ14a、14bの減圧弁13a、13bとネジ螺合されている逆側には、圧縮空気取出し口(エアソケット)16a、16bが連結されている。圧力計15a、15bにより、圧縮空気取出し口16a、16bの近傍の圧力をモニタできるようになっている。圧力センサ12は、減圧弁13bに隣接して、空気タンク11bとネジ螺合されている。
ここで、減圧弁13a、13bは、空気タンク部11への圧縮空気の入口側(二段目吐出管10側)の圧力の大きさに関わらず、圧縮空気取出し口16a、16b側圧力を最高圧力以下に一定に抑える機能を持つ。これにより、圧縮空気取出し口16a、16bには、空気タンク部11内の圧力にかかわらず、上記の最高圧力以下の圧力を持つ圧縮空気が得られる。また、圧縮空気取出し口16a、16bの各々には、図示しないホースを介して釘打機等の空気工具が接続される。そして、それぞれの圧縮空気取出し口16a、16bから圧縮空気が空気工具に供給される。
前記主電源スイッチ19は、電源コード2を介して圧縮機本体1に供給される商用交流電源をオン/オフするために設けられている。圧縮機本体1に供給された商用交流電源は、制御回路部4に設けられたAC−DC変換回路等により直流に変換され、制御回路部4内の制御回路基板4aや、駆動部3に供給される。図6に示すように、制御回路基板4aには、スイッチング素子Sや、ダイオード群D、コンデンサC、LSI等が搭載されている。また、操作部18は、空気タンク部11内の圧力の表示や過負荷等の警告を表示する表示部を有している。また、駆動部3のモータは、たとえば直流モータからなる。その直流モータの駆動回路は、制御回路部4によって制御される。すなわち、圧力センサ12により検知された空気タンク部11内圧力に基づき、制御回路部4によって駆動部3のモータがオン/オフ制御される。
ここで、圧縮空気生成部5の一方の側{前方(圧縮機本体1の前後を図1で定義した)}には、この圧縮空気生成部5を駆動するためのモータを有する駆動部3が設けられている。駆動部3の前方には、駆動部3及び圧縮空気生成部5を冷却するための吸気ファン60が設けられている。吸気ファン60の駆動軸は駆動部3の回転軸であって、クランクシャフト50と同軸である。吸気ファン60は、図7に示す本体カバー17の吸気側通気孔61から外部空気を吸引して駆動部3及び圧縮空気生成部5を通過する向きの空気流を発生するものである。
圧縮空気生成部5の他方の側(後方側)には、クランクケース6内部に外部空気を吸気するための上述した吸気口24が設けられている。図5に示すように、吸気口24は、駆動部3の回転軸に対して、下側半分に配置され、吸気口24は、圧縮空気生成部5内部に粉塵等が侵入するのを防ぐため、フィルタ25で覆われている。吸気口24の近傍には、吸気口24の吸気方向とは逆方向に空気を吐出するように、排気ファン70が設けられている。つまり、吸気口24は排気ファン70の空気流送出側の反対側(つまり非排気側)に対向している。排気ファン70の駆動軸は駆動部3の回転軸であって、クランクシャフト50と同軸である。小型化の観点から、吸気ファン60と排気ファン70とは略同一外径としている。
排気ファン70の近傍には、排気ファン70から送出された空気流の一部を遮蔽するための遮蔽板として機能する制御回路部4が設けられている。制御回路部4は、駆動部3のモータの起動/停止(オン/オフ)を制御する制御回路基板4a(制御回路を組み立てた基板)を放熱板48に搭載したものであり、遮蔽板を兼ねる放熱板48はタンク部11に固定されたフレーム49で固定支持されている。図1及び図6に示すように、制御回路部4は、排気ファン70の軸方向(A方向)から見た場合(排気ファン70の軸方向視)に、吸気口24を隠すような位置に配置されている。また、制御回路部4は、排気ファン70の軸方向視で排気ファン70の外径のほぼ半分(下半分)を隠すように配置されている。すなわち、制御回路部4は排気ファン70の外径のほぼ半分(下半分)を覆うように配置されている。また、図8に示すように、本体カバー17の排気側通気孔71は排気ファン70への対向位置で、かつ放熱板48で空気流が遮蔽されない位置に設けられている。
放熱板48は排気ファン70に正面で対向する対面部48aと、対面部48aの上部から略直角に本体カバー17の側壁に向けて折れ曲がった(排気方向に折れ曲がった)庇部48bと、対面部48aの下部から略直角に本体カバー17の側壁に向けて折れ曲がった底部48cとを有する。排気側通気孔71から本体カバー17内部に雨水の浸入があった場合に、制御回路基板4aに直接水滴がかからないように、庇部48bは底部48cに比べて充分長く形成されている。なお、放熱板48の底部48cとタンク11aとの間、及び本体カバー17とタンク11aとの間には空気流の通路となる隙間がそれぞれ存在している。
以上の実施の形態において、主電源スイッチ19がオンで、制御回路部4によって駆動部3が圧縮空気生成部5を回転駆動している状態では、フィルタ25を通して吸気口24から吸引された空気が一段目圧縮部7及び二段目圧縮部8で圧縮され、空気タンク部11に貯留され、貯留された圧縮空気は減圧弁13a、13bを経て圧縮空気取出し口16a、16bに供給され、ここから圧縮空気が空気工具に供給される。
駆動部3の回転駆動中は、吸気ファン60及び排気ファン70が回転し、図7の吸気側通気孔61から外部空気を吸引し、図8の排気側通気孔71から排出し、これによって本体カバー17内においては、図2の矢印に示す空気流を発生する。この空気流は駆動部3及び圧縮空気生成部5の周囲を通過してこれらを冷却する。また、駆動部3及び圧縮空気生成部5の下側を通過した空気流は、吸気口24の空気吸気方向と排気ファン70の空気送出方向が逆方向であることと、制御回路部4が遮蔽板として働くことに影響されて、クランクケース6の吸気口24が配置してある付近において、斜め上向きの空気流(矢印Y)となってクランクケース6付近を流れる。このため、外部空気とともに吸気側通気孔61より吸入されていた粉塵等が排気ファン70による空気流で排出され、吸気口24に設けたフィルタ25に粉塵等が付着しにくい。
また、排気ファン70から送出された空気流の一部は制御回路部4(放熱板48)に当たった後、主として放熱板48の底部48cとタンク11aとの間、及び本体カバー17とタンク11aとの間の隙間を通過して、カバー17の外部に排出される。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 圧縮空気生成部5の吸気口24の近傍に排気ファン70を配置する構成であり、吸気時に圧縮空気生成部5内部に侵入しようとする粉塵等を直ちに排気することができ、吸気口24に設けられたフィルタ25の目詰まりを軽減できる。
(2) 排気ファン70の排気側に対向して制御回路部4が近傍に配置されていることから、排気ファン70により送出された空気流が直接、制御回路部4に当たり、制御回路部4を効率よく冷却することができる。さらに、制御回路部4の放熱板48を排気ファン70側になるように配置することで、より効率よく制御回路部4を冷却できる。また、制御回路部4の放熱板48等の面積を減らすことができる。
(3) 制御回路部4が排気ファン70を挟んで吸気口24に対向する構成とするともに、放熱板48が排気ファン70により送出された空気流の遮蔽板となるようにしており、圧縮空気生成部5と制御回路部4の間で渦を発生させ、フィルタ25に付着した粉塵等を除去することができる。
(4) 制御回路部4が排気ファン70の外径のほぼ半分を覆う構成とすることで、排気ファン70の排気効果を損ねずに制御回路部4を効率的に冷却できる。また、制御回路部4は排気ファン70の外径の下側半分の全部又は一部を覆うように配置する方が、冷却効果が大きい。
(5) 本体カバー17の排気側通気孔71は、排気ファン70への対向位置で、かつ遮蔽板として機能する制御回路部4で空気流が遮蔽されない位置に設けることで、排気ファン70の排気効果を有効に発揮できる。
(6) 制御回路部4の放熱板48が、その上側に排気方向に延長する庇部48bを一体に有することで、本体カバー17の排気側通気孔71から雨水の浸入があったときに、庇部48bで制御回路基板4aを水濡れから保護することができる。
(7) 吸気ファン60と排気ファン70の外径を略同一とすることで、所要風量を確保しつつ、空気圧縮機の高さ方向を小型化することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
上記実施の形態では、吸気ファン60及び排気ファン70の両方を備える場合を例示したが、小型化、軽量化の観点からいずれか一方のファンを省略してもよい。また、第一のファン(吸気口に対向する位置に設けたファン)として排気ファン70を備える場合を例示したが、第一のファンによる風の向きを本体カバー17外側から圧縮空気生成部5に空気を引き込む方向としても良い。このようにしても、クランクケース6の吸気口24が配置してある付近の風速を速めることで、吸気口24に設けたフィルタ25に粉塵等が付着しにくくすることができる。
また、圧縮空気生成部5と制御回路部4の間の位置に、第一のファンとして本体カバー17外側から圧縮空気生成部5に向かう方向に空気を引き込む遠心ファン(ターボファン、シロッコファンなど)を設けても良い。このようにすることで、第一のファンによって吸い込まれた空気が吸気口24の反対側において第一のファンの円周方向外側に流れるので、粉塵が吸気口24に近付きにくくなり、よって粉塵がフィルタ25付着しにくくすることができる。
また、制御回路部4で排気ファン70により送出された空気流を遮蔽することとしたが、本体カバー17の一部や、空気タンク部11に配置された板等やクランクケース6に配置された板等が遮蔽板の役割を担う構造としてもよい。
また、吸気口24が駆動部3の回転軸の下側半分に配置されている場合を例示したが、吸気口24は、図1のA方向から見た場合に、排気ファン70により送出された空気流を遮蔽する遮蔽板としての役割を担う部分によって隠れた位置にあれば、任意に配置できる。
1 圧縮機本体
2 電源コード
3 駆動部
4 制御回路部
4a 制御回路基板
5 圧縮空気生成部
6 クランクケース
7 一段目圧縮部
8 二段目圧縮部
9 一段目吐出管
10 二段目吐出管
11 空気タンク部
11a、11b 空気タンク
12 圧力センサ
13a、13b 減圧弁
14a、14b ソケットホルダ
15a、15b 圧力計
16a、16b 圧縮空気取出し口
17 本体カバー
18 操作部
19 主電源スイッチ
20 運搬ハンドル
21 ドレン排出装置
21a ドレンコック
22 連通管
24 吸気口
25 フィルタ
48 放熱板
48a 対面部
48b 庇部
50 クランクシャフト
60 吸気ファン(第二のファン)
61 吸気側通気孔
70 排気ファン(第一のファン)
71 排気側通気孔

Claims (17)

  1. 駆動部と、
    前記駆動部により駆動されて吸気口から吸入した空気を圧縮する圧縮空気生成部と、
    前記吸気口に設けられたフィルタと、
    前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気を貯留するための空気タンク部と、
    前記駆動部及び前記圧縮空気生成部を少なくとも覆うカバーと、
    前記カバーの内側に配置され、前記駆動部によって回転駆動される第一のファンとを備え、
    前記第一のファンの一方側に前記吸気口を設け、前記第一のファンの他方側に前記第一のファンの軸方向において前記ファンの一部と重なる遮蔽板を設けたことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 前記吸気口は前記第一のファンの軸方向視で前記遮蔽板の領域内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記遮蔽板は前記カバー内に設けられ、前記第一のファンから送出された空気流の一部を遮蔽することを特徴とする請求項1又は2に記載の空気圧縮機。
  4. 前記遮蔽板が前記第一のファンを挟んで前記吸気口に対向していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  5. 前記遮蔽板が、前記第一のファンの軸方向視で、前記第一のファンの外径のほぼ半分を隠すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  6. 前記遮蔽板が前記第一のファンの外径の上側半分は覆わずに、下側半分の全部又は一部を隠すことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  7. 前記遮蔽板は上側に排気方向に延長する庇部を有することを特徴とする請求項6に記載の空気圧縮機。
  8. 前記駆動部の動作を制御する制御回路を搭載した部材が前記遮蔽板を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  9. 前記駆動部の動作を制御する制御回路の放熱板が前記遮蔽板を兼ねていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  10. 前記カバーの排気側通気孔は、前記第一のファンへの対向位置で、かつ前記遮蔽板で空気流が遮蔽されない位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  11. 前記カバー内で、かつ前記圧縮空気生成部を挟んで前記第一のファンの反対側に、前記駆動部によって回転駆動される吸気ファンが設けられていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  12. 前記吸気ファンと前記第一のファンの外径が略同一であることを特徴とする請求項11に記載の空気圧縮機。
  13. 駆動部と、
    前記駆動部により駆動されて空気を圧縮する圧縮空気生成部と、
    前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気を貯留するための空気タンク部と、
    前記駆動部及び前記圧縮空気生成部を少なくとも覆うカバーと、
    前記カバーの内側に配置され、前記駆動部によって回転駆動される吸気ファンとを備え、
    前記圧縮空気生成部の一方側に前記吸気ファンを設けるとともに、
    前記圧縮空気生成部の他方側にフィルタを設けた吸気口が設けられ、
    前記カバー内に前記吸気ファンから送出されて前記圧縮空気生成部を通過した空気流の一部を遮蔽するための遮蔽板を設け
    前記遮蔽板は前記吸気口に対向していることを特徴とする空気圧縮機。
  14. 前記駆動部の動作を制御する制御回路を搭載した部材が前記遮蔽板を兼ねていることを特徴とする請求項13に記載の空気圧縮機。
  15. 前記駆動部の動作を制御する制御回路の放熱板が前記遮蔽板を兼ねていることを特徴とする請求項13に記載の空気圧縮機。
  16. 前記カバーの排気側通気孔は、前記遮蔽板で空気流が遮蔽されない位置に設けられていることを特徴とする請求項13乃至15のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  17. 前記遮蔽板の高さ位置は前記カバーの排気側通気孔よりも低い位置にあり、前記遮蔽板は上側に排気方向に延長する庇部を有することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
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