JP2016050509A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016050509A
JP2016050509A JP2014175524A JP2014175524A JP2016050509A JP 2016050509 A JP2016050509 A JP 2016050509A JP 2014175524 A JP2014175524 A JP 2014175524A JP 2014175524 A JP2014175524 A JP 2014175524A JP 2016050509 A JP2016050509 A JP 2016050509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
compression mechanism
air compressor
compressor according
compression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014175524A
Other languages
English (en)
Inventor
直人 一橋
Naoto Ichihashi
直人 一橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2014175524A priority Critical patent/JP2016050509A/ja
Publication of JP2016050509A publication Critical patent/JP2016050509A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】圧縮機構部の冷却性能を向上させることの可能な空気圧縮機を提供する。
【解決手段】クランクケース内において、フライホイール40の非圧縮機構部側には、羽根要素である内部ファン41が配置される。内部ファン41の各々の羽根41bは、圧縮機構部7の軸受け36a,36bより外周側に位置し又は延在する。フライホイール40の平板部49と内部ファン41の平板部41aを貫通するように、一対の通気口42aが形成される。また、通気口42aより内側において、内部ファン41の平板部41a、フライホイール40の平板部49、偏心カラー37b、スペーサ38b、スペーサ38a、及び偏心カラー37aを軸方向に貫通するように、一対の通気口42bが形成される。更に、第1コンロッド33aには通気口43aが形成され、第2コンロッド33bには通気口43bが形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば釘打機等の空気工具を駆動するために必要な圧縮空気を生成するのに好適な空気圧縮機に関する。
建築現場などでは、圧縮空気の圧力で釘やネジを木材などに打ち込む携帯型の空気工具が広く使用されている。一般に、空気工具等を駆動する空気圧縮機は、モータ等の駆動部の回転軸の回転運動を、圧縮部のクランク軸を介してシリンダ内のピストンの往復運動に変換し、ピストンの往復運動によってシリンダの吸気弁から吸い込んだ空気を圧縮するように構成される。シリンダ内で圧縮された圧縮空気はシリンダの排気弁からパイプを通して空気タンクに吐出され、空気タンク内に貯留される。気体を高い圧力まで圧縮する場合には、段階的に圧力をあげていく多段式往復動圧縮機が一般的に用いられている。空気タンク内に貯留された高圧の圧縮空気は、空気タンクに取り付けられた減圧弁により適正圧力へ調整され、エアホースを介して空気工具等へ供給される。このような空気圧縮機は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−40586号公報
クランクケース内に配置した圧縮機構部は、圧縮機構部と共に設けられるカウンターウェイトが回転することでクランクケース内に発生する気流によって冷却される。しかし、近年の空気圧縮機は、ますますの高出力(高吐出力)化と小型化の要請に伴って圧縮機構部の温度上昇が増大し、冷却効果が不足しやすくなっていた。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、圧縮機構部の冷却性能を向上させることの可能な空気圧縮機を提供することにある。
本発明のある態様は、空気圧縮機である。この空気圧縮機は、
圧縮空気を貯留する空気タンクと、
外部より吸入した空気を圧縮して前記空気タンクに供給する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する駆動源と、を備え、
前記圧縮部は、クランクケースと、前記クランクケース内に配置した圧縮機構部と、を含み、
前記クランクケース内に、前記圧縮機構部側から自身の内周部に空気を吸入し、自身の外周部から前記圧縮機構部側に空気を送り出す羽根要素を有する。
前記クランクケース内に、前記羽根要素が発生した気流を前記圧縮機構部側に案内する案内風路を有してもよい。
前記案内風路を前記クランクケースの内壁によって形成してもよい。
前記羽根要素を前記圧縮機構部に隣接配置してもよい。
前記羽根要素と隣接してフライホイールを設けてもよい。
前記フライホイールを前記羽根要素と前記圧縮機構部の間に介在させてもよい。
前記羽根要素の径方向延長上ないしその近傍に、前記圧縮部のシリンダへの吸気通路入口が開口していてもよい。
前記羽根要素の非圧縮機構部側に、前記クランクケースの内外を連通させる吸気口を形成してもよい。
前記吸気口が、前記羽根要素の負圧発生部と近接対向していてもよい。
前記羽根要素は、平板部と、前記平板部から立ち上がる遠心式の羽根と、を含み、前記平板部に通気口が形成されていてもよい。
前記羽根要素は、ハブと、前記ハブから外周側に延びる軸流式の羽根と、を含み、前記ハブに通気口が形成されていてもよい。
前記羽根の枚数を、周方向の一部の領域において、他の領域より多くしてもよい。
前記羽根要素を構成する羽根がそれぞれ、前記圧縮機構部の軸受けより外周側に位置し又は延在してもよい。
前記圧縮機構部に、軸方向に貫通する通気口を設けてもよい。
前記通気口は、前記圧縮機構部の軸受けより内周側に設けられた通気口を含んでもよい。
前記通気口は、前記圧縮機構部のピストンに接続されるロッドに設けられた通気口を含んでもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、圧縮機構部の冷却性能を向上させることの可能な空気圧縮機を提供することができ、結果として、より小型、軽量、安価な空気圧縮機を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気圧縮機1の斜視図。 空気圧縮機1の水平断面図。 図2のA−A部分断面図。 図2のB−B部分断面図。 空気圧縮機1の圧縮機構部7、フライホイール40及び内側ファン41の分解斜視図。 本発明の実施の形態2に係る空気圧縮機の水平断面図。 本発明の実施の形態3に係る空気圧縮機の、モータ回転軸5を含む鉛直部分断面図。 図7の内部ファン41の斜視図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気圧縮機1の斜視図である。図2は、空気圧縮機1の水平断面図である。図3は、図2のA−A部分断面図である。図4は、図2のB−B部分断面図である。図5は、空気圧縮機1の圧縮機構部7、フライホイール40及び内側ファン41の分解斜視図である。
空気圧縮機1は、一定の間隔を隔てて平行に配置され、圧縮空気を貯留する一対の空気タンク2a,2bと、外部より吸入した空気を圧縮して空気タンク2a,2bに供給する圧縮部3と、圧縮部3に連結され圧縮部3を駆動する駆動源としてのモータ4とを有し、モータ4の軸方向が空気タンク2a,2bの長手方向と略直交するように、モータ4と圧縮部3が一対の空気タンク2a,2bの上方に配置されている。
図2に示すように、モータ回転軸5は圧縮部3を貫通しており、モータ回転軸5のモータ側端部に冷却ファン8a(第1の冷却ファン)が設けられ、非モータ側端部に冷却ファン8b(第2の冷却ファン)が設けられる。冷却ファン8a,8bはモータ4と一体に回転する。
図1に示すように、空気圧縮機1には減圧弁9a,9bと、減圧された圧縮空気の圧力を表示する圧力計10a,10bと、圧縮空気取り出し口となるカプラ11a,11bとが設けられる。作業者は、図示しない高圧用エアホースによりカプラ11a,11bと図示しない釘打機等の空気工具を接続することで、圧縮空気を利用して空気工具を動作させ、適宜作業を行うことが可能となる。
図2に示すように、空気タンク2a,2bには、圧力が規定値よりも高くなった場合に本体の損傷を防ぐために圧縮空気の一部を外部に排出する圧力解放弁12と、ドレン排出装置13が設けられる。ドレン排出装置13は操作部14を有し、操作部14を操作することで適宜空気タンク2a,2b内の圧縮空気及び水分を外部に排出できる。
図2に示すように、圧縮部3においては内部にクランク機構が設けられ、モータ回転軸5の回転運動が第1コンロッド33a、第2コンロッド33bを介して第1ピストン34a、第2ピストン34bの往復運動にそれぞれ変換される。第1ピストン34aは、第1シリンダ15a及び第1シリンダヘッド16aに収容される。第2ピストン34bは、第2シリンダ15b及び第2シリンダヘッド16bに収容される。第1シリンダ15a及び第2シリンダ15bは、モータ回転軸5を介在させて水平対向し、本実施の形態の一例では、空気タンク2a,2bと略平行に配置される。圧縮部3において外部の空気が吸入されると、まず第1シリンダ15a(低圧側シリンダ)で圧縮され、第1シリンダ15aで圧縮された空気は配管19を介して第2シリンダ15b(高圧側シリンダ)に供給され、第2シリンダ15bで更に圧縮された空気が更に図示しない配管を介して空気タンク2aに供給される。空気タンク2a,2bは互いに図示しない連結管で接続されており、空気タンク2a,2bの圧力は均衡状態となる。
図2に示すように、モータ4を駆動するための制御回路21(制御回路基板)は、圧縮部3の非モータ側の冷却ファン8bに対向して配置され、空気タンク2bに固定される。モータ4は、好適な一例としてDCブラシレス方式のモータであり、ステータコイル23と、ステータコイル23の内側に配置されるロータ24と、ロータ24の回転位置を検出するホール素子基板25とを有し、制御回路21によってインバータ制御される。制御回路21はインバータ制御のための半導体スイッチング素子などを含んだ構成となっており、冷却ファン8bによって冷却される。
図1に示すように、空気タンク2a,2b上方には圧縮部3、モータ4、制御回路21等の空気圧縮機の構成部品を覆うカバー26が配置され、空気タンク2a,2bに固定される。空気タンク2a,2bの長手方向の両端部には空気圧縮機1を運搬するための把持部31a,31bが設けられる。カバー26には空気圧縮機1を作動させる図示しない電源スイッチ等を有する操作パネル28が設けられる。カバー26には冷却ファン8a,8b対向する壁面に風窓29a,29b(図2)が設けられる。空気タンク2a,2bには地面との直接接触を防止して保護するための脚部32が設けられる。
このような空気圧縮機1の運転時において、モータ4には第1ピストン34aと第2ピストン34bの往復運動によって空気を圧縮する際の圧縮負荷が交互に作用する。そのため、ステータコイル23及び制御回路21には負荷電流が生じ、負荷電流に伴うジュール熱により温度上昇する。また、第1ピストン34a及び第2ピストン34b、第1シリンダ15a及び第1シリンダヘッド16a、並びに第2シリンダ15b及び第2シリンダヘッド16bは、圧縮空気の圧縮熱により温度上昇する。第1ピストン34a及び第2ピストン34bに接続される第1コンロッド33a及び第2コンロッド33bも温度上昇し、第1コンロッド33a及び第2コンロッド33bの軸受け(後述)も摩擦により温度上昇する。配管19及び空気タンク2a,2bも、圧縮熱で温度上昇した圧縮空気が流動するため温度上昇する。そのため、各部の温度上昇を冷却により抑制する必要がある。以下、冷却に関する構成を説明する。
(冷却ファン8aによる冷却)
図2において、モータ4を運転すると、冷却ファン8aが回転することで、風窓29aから冷却ファン8aを介してモータ4ないし第1シリンダ15a及び第1シリンダヘッド16a、第2シリンダ15b及び第2シリンダヘッド16bに向かう冷却風が供給され、各部の温度上昇が抑制される。
(冷却ファン8bによる冷却)
図2において、モータ回転軸5の非モータ側端部に取り付けられる冷却ファン8bと対向して制御回路21が配置される。モータ4を運転すると、冷却ファン8bが回転することで、風窓29bから外気が吸引され、制御回路21近傍に冷却気流が発生し、制御回路21の温度上昇が抑制される。
(クランクケース17内部の冷却)
図5に示すように圧縮機構部7において、第1コンロッド33aは、軸受け36a、偏心カラー37aを介してモータ回転軸5に取り付けられることでクランク機構として構成される。第2コンロッド33bは、軸受け36b、偏心カラー37bを介してモータ回転軸5に取り付けられることでクランク機構として構成される。偏心カラー37aと偏心カラー37bの間にはスペーサ38a,38bが配置される。第2コンロッド33bと隣接してフライホイール40が設けられる。フライホイール40は、平板部49と、重心が偏在するカウンターウェイト部46と、を含む。カウンターウェイト部46は、平板部49の外縁の一部から非圧縮機構部側に立ち上がる。フライホイール40の非圧縮機構部側には、羽根要素である内部ファン41が配置される。内部ファン41、フライホイール40、偏心カラー37b、スペーサ38b、スペーサ38a、及び偏心カラー37aは、ネジ材6によって相互に締結(固定)され、モータ回転軸5に取り付けられ、キー39(図4)によってモータ回転軸5と一体に回転するようになっている。
内部ファン41は、本実施の形態では遠心ファンであり、平板部41aと、平板部41aから立ち上がる複数の遠心式の羽根41bと、を含む。各々の羽根41bは、圧縮機構部7の軸受け36a,36bより外周側に位置し又は延在する。フライホイール40の平板部49と内部ファン41の平板部41aを貫通するように、一対の通気口42aが形成される。また、通気口42aより内側において、内部ファン41の平板部41a、フライホイール40の平板部49、偏心カラー37b、スペーサ38b、スペーサ38a、及び偏心カラー37aを軸方向(モータ回転軸5と平行な方向)に貫通するように、一対の通気口42bが形成される。更に、第1コンロッド33aには通気口43aが形成され、第2コンロッド33bには通気口43bが形成される。内部ファン41の外周はクランクケース17及びブッシュ18に覆われており、内部ファン41が発生した気流を圧縮機構部7側に案内する(圧縮機構部7側に向かう気流のみを許容する)よう案内風路47(図2及び図3)が形成される。
図2ないし図3に示すように、モータ回転軸5が回転すると、クランクケース17内部においてモータ4側から通気口42a,42bを介して内部ファン41の内周部に吸引される気流CA1,CA2が生じる。これにより、クランクケース17内部の隅々まで気流の循環が発生し、圧縮機構部7が確実に冷却される。更に、内部ファン41の外周においては案内風路47を介して圧縮機構部7に向かう気流CA3が生じ、第1ピストン34a及び第2ピストン34bが確実に冷却される。また、気流CA1,CA3は通気口43a,43bにより一層スムーズに形成され、気流の循環が促進され、冷却効果が増大する。
(吸入効率の向上)
図3において、クランクケース17の非モータ側開口(内部ファン41の非圧縮機構部側)には、クランクケースカバー17aが設けられる。クランクケースカバー17aには、クランクケース17内部と外気を連通させる吸気口35が形成される。吸気口35と外気の間にはフィルタエレメント22及びフィルタカバー27が取り付けられる。クランクケースカバー17aは内部ファン41と近接対向し、吸気口35は内部ファン41の負圧発生部(内部ファン41の内周部)と近接対向する。一方、図4に示すように第1シリンダ15aには一体的に吸気通路45が形成され、吸気通路入口44が内部ファン41より外周側(内部ファン41の発生する気流が流れ込む部分)においてクランクケース17内に形成される。
図4において、モータ回転軸5が回転して第1ピストン15aが下死点に向かうと第1圧縮室48aの圧力が低下し、図示しないリードバルブが開弁することで吸気通路45を介して吸気IN2が第1圧縮室48aに供給される。また、クランクケース17内の圧力が低下するため、吸気IN1(図3)のごとくフィルタエレメント22及び吸気口35を介して外気がクランクケース17内に供給される。以上の動作により外気が第1圧縮室48aに供給される。このとき、内部ファン41も同時に回転しているため、内部ファン41の外周側の圧力は増大し、内部ファン41の内周側の圧力は低下する。従って、内部ファン41はその吸入負圧により吸気IN1を強め、気流CA3の一部が吸気通路45に流れ込むことで吸気IN2を強め、第1圧縮室48aに供給される空気量を増大させて空気圧縮機1の吐出量を増大させる効果をも奏する。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) クランクケース17内に内部ファン41を設け、内部ファン41は、圧縮機構部7側から自身の内周部に空気を吸入し、自身の外周部から圧縮機構部7側に空気を送り出すため、クランクケース17内で冷却風を環流させることができ、圧縮機構部7の冷却性能を向上させることができる。
(2) 内部ファン41は、各々の羽根41bが圧縮機構部7の軸受け36a,36bより外周側に位置し又は延在する程度に大径であるため、小型のファンと比較してクランクケース17内に強い気流を発生させることができ、圧縮機構部7の冷却性能を向上させることができる。
(3) 圧縮機構部7に軸方向に貫通する通気口42bを設けているため、圧縮機構部7の内部にも冷却風を流すことができ、圧縮機構部7の冷却性能を向上させることができる。また、通気口42bは、軸受け36a,36bの内側近傍を貫通するため、発熱しやすい軸受け36a,36bを好適に冷却することができる。
(4) 第1コンロッド33aに通気口43aを設け、第2コンロッド33bに通気口43bを設けているため、クランクケース17内での冷却風の循環をよりスムーズにすることができ、圧縮機構部7の冷却性能を向上させることができる。
(5) 内部ファン41から送り出される気流が流れ込む部分に第1シリンダ15aの吸気通路45を設け、内部ファン41の負圧発生部とクランクケースカバー17aの吸気口35とを近接対向させているため、内部ファン41は、自身の発生する気流により第1圧縮室48aに供給される空気量を増大させると共に、自身の吸入負圧によりクランクケース17内への吸気を促進することができ、吸気効率を向上させることができる。
実施の形態2
図6は、本発明の実施の形態2に係る空気圧縮機の水平断面図である。この空気圧縮機は、図2等に示した実施の形態1のものと比較して、内部ファン41の外周(径方向延長上ないしその近傍)に吸気通路入口44を配置した点で相違し、これにより内部ファン41による気流の一部を気流CA4のごとく直接吸気通路45に送り込むことができる。気流CA4は更に、図示しない通路を介して第1シリンダ15a内に吸入される。従って、内部ファン41によって加圧された空気を圧縮用空気として第1シリンダ15a内部に送り込むことができるので、吐出量を向上させることができる。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様であり、同様の効果を奏することができる。
実施の形態3
図7は、本発明の実施の形態3に係る空気圧縮機の、モータ回転軸5を含む鉛直部分断面図である。図8は、図7の内部ファン41の斜視図である。この空気圧縮機は、図3等に示した実施の形態1のものと比較して、内部ファン41を軸流ファンとし、内部ファン41を第2コンロッド33bとの間にスペーサ200を介在させてモータ回転軸5に取り付けた点と、フライホイール40が無くなった点で相違し、その他の点で一致する。内部ファン41は、円筒部204と平板部205で形成されたハブ203と、ハブ203から外周側に延びる複数枚の軸流式の羽根206と、を含み、平板部205には通気口202が形成されている。通気口202によって気流CA1を発生させ易くすることができる。内部ファン41を軸流ファンとした場合も、実施の形態1と同様の気流を発生させ、同様の冷却効果を得ることができる。更に、内部ファン41(軸流ファン)においては、重心が回転軸心に対して偏心するよう、羽根206の枚数を、周方向の一部の領域において、他の領域より多くしている。羽根206の枚数が多い領域が、カウンターウェイト部として機能する。このようにカウンターウェイト部を、内部ファン41の羽根206によって形成することもできる(実施の形態1のように内部ファン41が遠心ファンである場合も同様である)。内部ファン41を金属製等の比重の大きい材質とすれば、カウンターウェイト部としての機能が高められる。本実施の形態のその他の点は実施の形態1と同様であり、同様の効果を奏することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
駆動源は、実施の形態で例示したブラシレスモータに限定されず、ブラシ付きモータやエンジン等、任意の回転駆動源であってもよい。圧縮機構部7は、スコッチヨーク機構等、公知の他の圧縮機構であってもよい。さらに、通気口42a、42b,43a,43bがなく、任意の箇所から吸気される構成、あるいは、いずれか1カ所以上を採用する構成も可能であり、この場合であっても内部ファン41によってクランクケース17内に冷却風を環流させることができ、内部ファン41が無い場合と比較して圧縮機構部7の冷却性能を向上させることができる。
1 空気圧縮機、2a,2b 空気タンク、3 圧縮部、4 モータ(駆動源)、5 モータ回転軸、6 ネジ材、7 圧縮機構部、8a,8b 冷却ファン、9a,9b 減圧弁、10a,10b 圧力計、11a,11b カプラ、12 圧力解放弁、13 ドレン排出装置、14 操作部、15a 第1シリンダ、15b 第2シリンダ、16a 第1シリンダヘッド、16b 第2シリンダヘッド、17 クランクケース、17a クランクケースカバー、18 ブッシュ、19 配管、21 制御回路、22 フィルタエレメント、23 ステータコイル、24 ロータ、25 ホール素子基板、26 カバー、27 フィルタカバー、28 操作パネル、29a,29b 風窓、31a,31b 把持部、32 脚部、33a 第1コンロッド、33b 第2コンロッド、34a 第1ピストン、34b 第2ピストン、35 吸気口、36a,36b 軸受、37a,37b 偏心カラー、38a,38b スペーサ、39 キー、40 フライホイール、41 内部ファン、41a 平板部、41b 羽根(遠心式)、42a,42b 通気口、43a,43b 通気口、44 吸気通路入口、45 吸気通路、46 カウンターウェイト部、47 案内風路、48a 第1圧縮室、49 平板部、200 スペーサ、202 通気口、203 ハブ、204 円筒部、205 平板部、206 羽根(軸流式)、CA1,CA2,CA3,CA4 気流、IN1,IN2 吸気の流れ、R 回転方向

Claims (16)

  1. 圧縮空気を貯留する空気タンクと、
    外部より吸入した空気を圧縮して前記空気タンクに供給する圧縮部と、
    前記圧縮部を駆動する駆動源と、を備え、
    前記圧縮部は、クランクケースと、前記クランクケース内に配置した圧縮機構部と、を含み、
    前記クランクケース内に、前記圧縮機構部側から自身の内周部に空気を吸入し、自身の外周部から前記圧縮機構部側に空気を送り出す羽根要素を有する、空気圧縮機。
  2. 前記クランクケース内に、前記羽根要素が発生した気流を前記圧縮機構部側に案内する案内風路を有する、請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記案内風路を前記クランクケースの内壁によって形成した、請求項2に記載の空気圧縮機。
  4. 前記羽根要素を前記圧縮機構部に隣接配置した、請求項1から3のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  5. 前記羽根要素と隣接してフライホイールを設けた、請求項1から4のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  6. 前記フライホイールを前記羽根要素と前記圧縮機構部の間に介在させた、請求項5に記載の空気圧縮機。
  7. 前記羽根要素の径方向延長上ないしその近傍に、前記圧縮部のシリンダへの吸気通路入口が開口している、請求項1から6のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  8. 前記羽根要素の非圧縮機構部側に、前記クランクケースの内外を連通させる吸気口を形成した、請求項1から7のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  9. 前記吸気口が、前記羽根要素の負圧発生部と近接対向している、請求項8に記載の空気圧縮機。
  10. 前記羽根要素は、平板部と、前記平板部から立ち上がる遠心式の羽根と、を含み、前記平板部に通気口が形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  11. 前記羽根要素は、ハブと、前記ハブから外周側に延びる軸流式の羽根と、を含み、前記ハブに通気口が形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  12. 前記羽根の枚数を、周方向の一部の領域において、他の領域より多くした、請求項10又は11に記載の空気圧縮機。
  13. 前記羽根要素を構成する羽根がそれぞれ、前記圧縮機構部の軸受けより外周側に位置し又は延在する、請求項1に記載の空気圧縮機。
  14. 前記圧縮機構部に、軸方向に貫通する通気口を設けた、請求項1から13のいずれか一項に記載の空気圧縮機。
  15. 前記通気口は、前記圧縮機構部の軸受けより内周側に設けられた通気口を含む、請求項14に記載の空気圧縮機。
  16. 前記通気口は、前記圧縮機構部のピストンに接続されるロッドに設けられた通気口を含む、請求項14又は15に記載の空気圧縮機。
JP2014175524A 2014-08-29 2014-08-29 空気圧縮機 Pending JP2016050509A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014175524A JP2016050509A (ja) 2014-08-29 2014-08-29 空気圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014175524A JP2016050509A (ja) 2014-08-29 2014-08-29 空気圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016050509A true JP2016050509A (ja) 2016-04-11

Family

ID=55658207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014175524A Pending JP2016050509A (ja) 2014-08-29 2014-08-29 空気圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016050509A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112594153A (zh) * 2020-12-16 2021-04-02 浙江凯途科技有限公司 一种节能气体无油压缩机及其多级压缩结构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112594153A (zh) * 2020-12-16 2021-04-02 浙江凯途科技有限公司 一种节能气体无油压缩机及其多级压缩结构
CN112594153B (zh) * 2020-12-16 2023-08-15 浙江凯途机电有限公司 一种节能气体无油压缩机及其多级压缩结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007051615A (ja) 往復ピストン式気体圧縮機
JP5293995B2 (ja) 空気圧縮機
JP4913405B2 (ja) 冷却ファン装置
JP6119994B2 (ja) 空気圧縮機
EP2853745A1 (en) Air compressor
ITTO20060482A1 (it) Compressore ermetico utilizzante un motore a bassa velocita' per ridurre il rumore
JP2016050509A (ja) 空気圧縮機
JP2016050516A (ja) 空気圧縮機
JP2005195016A (ja) 圧縮機
JP2016050519A (ja) 空気圧縮機
JPWO2017056809A1 (ja) 空気圧縮機
KR100648789B1 (ko) 리니어 압축기의 흡입밸브 설치구조
JP6790937B2 (ja) 気体圧縮機
JP6390318B2 (ja) 空気圧縮機
JP2015068183A (ja) 空気圧縮機
JP2015059505A (ja) 空気圧縮機
JP2017057808A (ja) 空気圧縮機
JP7358961B2 (ja) 空気圧縮機
JP6128316B2 (ja) 空気圧縮機
CN209786968U (zh) 一种用于空压机的高效电机结构
JP2022085319A (ja) 作業機
KR20070021931A (ko) 피스톤-왕복 가스 압축기
JP2017099079A (ja) 空気圧縮機
JP2017078349A (ja) 空気圧縮機
KR20230077856A (ko) 리니어 압축기용 실린더장치