JP2017078349A - 空気圧縮機 - Google Patents

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康輔 圷
Yasusuke Akutsu
康輔 圷
横田 伴義
Tomoyoshi Yokota
伴義 横田
貴史 野田
Takashi Noda
貴史 野田
壮希 保科
Soki Hoshina
壮希 保科
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Abstract

【課題】冷却対象物に対する冷却効果を損なうことなく、冷却ファンの数をなるべく少なくする。【解決手段】エアコンプレッサ1は、モータ30を動力源とする圧縮空気生成部20と、圧縮空気生成部20の一側に設けられた冷却ファン40と、圧縮空気生成部20の他側に設けられ、モータ30を制御する制御回路が形成された回路基板が収容された基板ケース50と、を有する。モータ30は、圧縮空気生成部20と冷却ファン40の間に配置され、基板ケース50は、その上部がその下部よりも圧縮空気生成部20から離反するように傾斜している。【選択図】図3

Description

本発明は、空気圧縮機に関するものであり、特に、レシプロ型の空気圧縮機に関するものである。
レシプロ型の空気圧縮機は、動力源と、動力源から出力される駆動力によって往復駆動されるピストンと、ピストンを往復動可能に収容し、ピストンの往復動に伴って容積が変化するシリンダと、を含む。動力源には、回転駆動力を出力する電動モータが用いられることがあり、この場合、電動モータから出力される回転駆動力は、変換機構によって往復駆動力に変換されてピストンに伝達される。
シリンダ内のピストンが上死点から下死点に移動すると、シリンダの容積が拡大してシリンダ内が負圧になり、シリンダ内に空気が導入される。シリンダ内に導入された空気は、シリンダ内を下死点から上死点に移動するピストンによって圧縮され、圧力が高められる。圧縮された空気(高圧空気)は、所定の配管を介して空気タンクに送られ、該空気タンクに貯留される。
空気圧縮機の運転中には各部の温度が上昇する。例えば、空気圧縮機の運転中には、圧縮熱によってピストン、シリンダ及びその周辺の温度が上昇する。また、電動モータや電動モータの制御回路が形成されている回路基板は、負荷電流に起因するジュール熱によって温度が上昇する。このように、空気圧縮機は、その運転中に温度が上昇する複数の要素を含んでいる。そこで、多くの空気圧縮機は、運転中に温度が上昇する要素(冷却対象物)に冷却風を供給する冷却ファンを備えている。特許文献1には、主にピストンやシリンダを冷却するための冷却ファンと主に回路基板を冷却するための冷却ファンとを備えた空気圧縮機が記載されている。
特開2012−67733号公報
第1の冷却対象物(例えばピストンやシリンダ)を冷却するための第1の冷却ファンと第2の冷却対象物(例えば回路基板)を冷却するための第2の冷却ファンの双方を設ければ、それぞれの冷却対象物を効果的に冷却することができる。
一方、空気圧縮機には小型化や軽量化が求められており、特に可搬型の小型の空気圧縮機については小型化や軽量化が強く求められている。しかし、複数の冷却ファンを設けると、空気圧縮機の大型化や重量化を招く。
本発明の目的は、冷却対象物に対する冷却効果を損なうことなく、冷却ファンの数をなるべく少なくすることである。
本発明の空気圧縮機は、電動モータを動力源とする圧縮空気生成部と、前記圧縮空気生成部の一側に設けられた冷却ファンと、前記圧縮空気生成部の他側に設けられ、前記電動モータを制御する制御回路が形成された回路基板と、前記圧縮空気生成部と前記冷却ファンの間に配置された前記電動モータと、を有する。前記回路基板は、その上部がその下部よりも前記圧縮空気生成部から離反するように傾斜している。
本発明の一態様では、前記回路基板を収容する基板ケースが設けられる。前記基板ケースは、前記回路基板と同方向に傾斜し、かつ、前記回路基板と熱的に接続される。
本発明の他の態様では、前記電動モータは、前記圧縮空気生成部を貫通して該圧縮空気生成部の両側に突出する回転軸を有し、前記冷却ファンは、前記圧縮空気生成部から突出している前記回転軸の第1突出部の端部に装着される。
本発明の他の態様では、前記圧縮空気生成部の下方に設けられ、前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気が貯留される空気タンクが設けられる。前記基板ケースは、前記空気タンクよりも高く、かつ、前記回転軸よりも低い位置に配置される。
本発明の他の態様では、前記回転軸は、前記圧縮空気生成部から前記第1突出部と逆向きに突出する第2突出部を有する。前記基板ケースの少なくとも一部は、前記第2突出部の端面から垂下する鉛直線を越えて前記圧縮空気生成部に近接する。
本発明の他の態様では、空気圧縮機は、前記電動モータ,圧縮空気生成部,冷却ファン,基板ケースを少なくとも覆うカバーと、前記カバーに設けられ、前記冷却ファンの回転に伴って外気が導入される第1の風窓と、前記カバーに設けられ、前記第1の風窓から導入された外気が排出される第2の風窓と、を有する。前記第2の風窓は、前記基板ケースと対向する前記カバーの側面であって、前記基板ケースよりも高い位置に設けられる。
本発明によれば、冷却対象物に対する冷却効果を損なうことなく、冷却ファンの数をなるべく少なくすることができる。
エアコンプレッサの斜視図である。 エアコンプレッサの水平断面図である。 エアコンプレッサの垂直断面図である。 エアコンプレッサの他の垂直断面図である。
以下、本発明の空気圧縮機の実施形態の一例について説明する。本実施形態に係る空気圧縮機は、電動モータ(以下“モータ”)を動力源とする圧縮空気生成部を備えるレシプロ型のエアコンプレッサである。本実施形態に係るエアコンプレッサの用途は特に限定されないが、圧縮空気の圧力によって釘やネジを木材などに打ち込む空気工具に圧縮空気を供給する供給源としての利用に適している。以下、本実施形態に係るエアコンプレッサについて図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示されるように、エアコンプレッサ1は、フレーム等の骨格部と、骨格部に連結された互いに平行な2つの空気タンク10a,10bと、を含む基台11を有する。それぞれの空気タンク10a,10bの両端部下面には脚部12が取り付けられており、エアコンプレッサ1は、4つの脚部12によって所望の設置場所に置かれる。また、基台11の両端部にはハンドル13が設けられており、作業者は、ハンドル13を把持してエアコンプレッサ1を持ち運ぶことができる。
基台11には、図2に示される圧縮空気生成部20が搭載されている。圧縮空気生成部20は、クランクケース21と、2つのシリンダ(第1シリンダ22a,第2シリンダ22b)と、を少なくとも含んでいる。さらに、圧縮空気生成部20の一側には、モータ30及び冷却ファン40が設けられており、モータ30は、圧縮空気生成部20(クランクケース21)と冷却ファン40の間に配置されている。また、圧縮空気生成部20の他側には、基板ケース50が設けられており、この基板ケース50の中には、モータ30を制御する制御回路が形成された回路基板51が収容されている。尚、制御回路は、モータ30をインバータ制御するための半導体スイッチング素子などを含んでいる。また、圧縮空気生成部20及びモータ30は、図1に示されるカバー14によって覆われている。
再び図2を参照すると、モータ30は、ステータ31と、ステータ31の内側に組み込まれたロータ32と、ロータ32と一体化された回転軸(モータ回転軸)33と、ロータ32の回転位置を検出するホール素子などを有するDCブラシレスモータであって、ステータ31及びロータ32が圧縮空気生成部20(クランクケース21)と冷却ファン40の間に配置されている。もっとも、モータ30は、クランクケース21に固定されており、クランクケース21と一体化されている。
モータ回転軸33は、圧縮空気生成部20(クランクケース21)を貫通してクランクケース21の両側に突出しているとともに、クランクケース21に設けられている軸受によって回転自在に支持されている。クランクケース21から突出しているモータ回転軸33の第1突出部33aは、ロータ32をさらに貫通しており、ロータ32から突出している第1突出部33aの端部に冷却ファン40が装着されている。
クランクケース21を挟んでモータ30と反対側に位置している基板ケース50は金属製(本実施形態ではアルミニウム製)であって、回路基板51と熱的に接続されており、回路基板51との関係でヒートシンクとして機能する。また、基板ケース50は、クランクケース21のカバー(クランクケースカバー21a)と対向するように配置され、空気タンク10bに固定されている。基板ケース50及び回路基板51の配置については後に詳述する。
上記及び図2に示されるように、本実施形態では、冷却ファン40,ステータ31及びロータ32,圧縮空気生成部20,基板ケース50及び回路基板51が、モータ回転軸33に沿ってこの順で並んでいる。
上記のように、クランクケース21の両側には第1シリンダ22a及び第2シリンダ22bが取り付けられている。第1シリンダ22aと第2シリンダ22bとは、モータ回転軸33の回転方向に関して180度異なる位置に配置されており、第1シリンダ22aには第1ピストン23aが往復動可能に収容され、第2シリンダ22bには第2ピストン23bが往復動可能に収容されている。
モータ回転軸33の回転運動を第1ピストン23aの往復運動に変換するために、第1ピストン23aには、第1コネクティングロッド24aの一端がピン結合されており、第1コネクティングロッド24aの他端は、モータ回転軸33の中間部(第1突出部33aと第2突出部33bの間の部分)に装着されている偏心カムに回転自在に結合されている。すなわち、第1コネクティングロッド24aは、クランクケース21と第1シリンダ22aとに跨り、モータ回転軸33と第1ピストン23aとを連結している。また、モータ回転軸33の回転運動を第2ピストン23bの往復運動に変換するために、第2ピストン23bには、第2コネクティングロッド24bの一端がピン結合されており、第2コネクティングロッド24bの他端は、モータ回転軸33の中間部に装着されている他の偏心カムに回転自在に結合されている。すなわち、第2コネクティングロッド24bは、クランクケース21と第2シリンダ22bとに跨り、モータ回転軸33と第2ピストン23bとを連結している。そこで、以下の説明では、モータ回転軸33を“クランクシャフト33”と呼ぶ場合がある。モータ30から出力される回転駆動力は、クランクシャフト33,偏心カム及びコネクティングロッド(第1コネクティングロッド24a,第2コネクティングロッド24b)からなる変換機構によって往復駆動力に変換されてピストン(第1ピストン23a,第2ピストン23b)に伝達される。
ここで、それぞれの偏心カムは、ピストン23a,23bの駆動方向に関して互いに逆向きに偏心している。したがって、第1ピストン23aが第1シリンダ22aの上室を圧縮する方向に駆動されるとき、第2ピストン23bは第2シリンダ22bの上室を膨張させる方向に駆動される。一方、第2ピストン23bが第2シリンダ22bの上室を圧縮する方向に駆動されるとき、第1ピストン23aは第1シリンダ22aの上室を膨張させる方向に駆動される。尚、シリンダ22a,22bの上室とは、それぞれのシリンダ22a,22b内におけるピストン23a,23bよりも上方の空間である。
それぞれのシリンダ22a,22bに設けられているシリンダヘッドの内側には、バッファ室25a,25bが設けられており、シリンダ22a,22bの上室とバッファ室25a,25bとの間にはそれぞれ逆止弁が設けられている。第1ピストン23aが第1シリンダ22aの上室を圧縮する方向に駆動され、上室内の空気の圧力が所定圧力よりも高くなると、第1シリンダ22aの上室とバッファ室25aとの間にある逆止弁が開かれる。すると、第1ピストン23aによって圧縮された空気は、第1シリンダ22aと第2シリンダ22bとを連通させている配管を介して第2シリンダ22bの上室に送られる。
第2ピストン23bが第2シリンダ22bの上室を圧縮する方向に駆動され、上室内の空気の圧力が所定圧力よりも高くなると、第2シリンダ22bの上室とバッファ室25bとの間にある逆止弁が開かれる。すると、第2ピストン23bによって圧縮された空気は、第2シリンダ22bと空気タンク10aとを連通させている配管を介して空気タンク10aに送られ、貯留される。尚、空気タンク10a,10bは配管を介して互いに連通している。よって、空気タンク10a,10b内の圧力は均等に保たれる。尚、本実施形態における各配管は金属製のパイプである。
ここで、図2に示される第1シリンダ22aの上室には外気が導入される。すなわち、第1ピストン23aは外気を圧縮し、第2ピストン23bは、第1ピストン23aによって圧縮された外気(空気)をさらに圧縮する。換言すれば、第1ピストン23aは1段目の低圧用のピストンであり、第2ピストン23bは2段目の高圧用のピストンである。また、第1シリンダ22aは1段目の低圧用のシリンダであり、第2シリンダ22bは2段目の高圧用のシリンダである。このように、本実施形態に係るエアコンプレッサ1は、空気を2段階で圧縮する。具体的には、第1ピストン23aによって1.0[MPa]前後の圧縮空気を生成し、第2ピストン23bによって4.0〜4.5[MPa]程度の圧縮空気を生成する。
図1に示されるように、空気タンク10a,10bの端部上方には、圧縮空気の取り出し口であるカプラ15a,15bが設けられている。さらに、空気タンク10a,10bとカプラ15a,15bとの間には、圧縮空気の圧力を調節する減圧弁16a,16bがそれぞれ設けられている。減圧弁16a,16bによって調節された圧縮空気の圧力は、それぞれの減圧弁16a,16bの近傍に設置されている圧力計17a,17bによって計測され、表示される。
また、図2に示されるように、空気タンク10aには、空気タンク10a,10b内の圧力が所定圧力よりも高くなると自動的に開く安全弁18aが設けられている。一方、空気タンク10bにはドレン装置18bが設けられており、ドレン装置18bが操作されると、空気タンク10a,10b内の水分が圧縮空気と一緒に排出される。
図1に示されるように、カバー14の上面には操作パネル19が設けられており、この操作パネル19に設けられている不図示の入力部を介して、モータ30(図2)の起動指令や回転数が入力される。
また、図3に示されるように、カバー14の側面14aには第1の風窓19aが設けられ,側面14bには第2の風窓19bが設けられている。以下の説明では、図3において冷却ファン40と対向している側面14aを“前面14a”と呼び、基板ケース50と対向している側面14bを“背面14b”と呼ぶ。また、前面14aに設けられている第1の風窓19aを“吸気口19a”と呼び、背面14bに設けられている第2の風窓19bを“排気口19b”と呼ぶ。
エアコンプレッサ1の運転中、図2に示されるピストン23a,23bの駆動源であるモータ30には負荷電流が生じる。よって、負荷電流に伴うジュール熱によってモータ30や回路基板51の温度が上昇する。また、圧縮工程で発生する圧縮熱によってシリンダ22a,22bやピストン23a,23bの温度が上昇する。さらに、モータ30やシリンダ22a,22bの温度上昇に伴ってこれらと接しているクランクケース21の温度も上昇する。したがって、モータ30,回路基板51及び圧縮空気生成部20の過熱を回避するためにこれらを冷却する必要があり、本実施形態では冷却ファン40が生み出す気流(冷却風)によってこれらが冷却される。
上記のように、本実施形態では、複数の冷却対象物が1つの冷却ファン40によって冷却される。そこで、1つの冷却ファン40によって複数の冷却対象物を効果的に冷却するための工夫が施されており、特に、冷却ファン40から最も離れている回路基板51を効果的に冷却するための工夫が施されている。以下、具体的に説明する。
図2,図3に示されるように、基板ケース50は、一面が開口した断面コ字形の箱であり、長手方向両側面がブラケット52にそれぞれねじ留めされている。図3に示されるように、基板ケース50は、閉塞されている底部が圧縮空気生成部20(クランクケース21)の方を向くようにして設置されている。さらに、基板ケース50は、その上部がその下部よりも圧縮空気生成部20(クランクケース21)から離反するように傾斜しており、基板ケース50に収容されている回路基板51(図2)も同方向に傾斜している。換言すれば、基板ケース50は、その上部がその下部よりも排気口19bが設けられているカバー14の背面14bに近接するように傾斜しており、基板ケース50に収容されている回路基板51(図2)も同方向に傾斜している。
ここで、図3中のX−X線はモータ回転軸33の中心線を示しており、Y−Y線は第2突出部33bの端面から垂下する鉛直線を示している。図3より、基板ケース50がX−X線と空気タンク10bとの間に位置しており、また、基板ケース50の一部がY−Y線を越えてカバー14の前面14a側に迫り出していることがわかる。つまり、基板ケース50は、空気タンク10bよりも高く、かつ、モータ回転軸33よりも低い位置に配置されている。さらに、基板ケース50の少なくとも一部は、モータ回転軸33の第2突出部33bの端面から垂下する鉛直線を越えて圧縮空気生成部20(クランクケース21)に近接している。換言すれば、基板ケース50の下部がモータ回転軸33の第2突出部33bと空気タンク10bとの間の空間に差し入れられている。
図4に示されるように、冷却ファン40が回転すると、吸気口19aから外気が導入され、カバー14の内部に気流(冷却風)が発生する。冷却風はモータ30の内外を通過し、その過程でモータ30を冷却する。モータ30を通過した冷却風は、クランクケース21及びシリンダ22a,22b(図4にはシリンダ22aのみ図示されている。)の周囲を通過し、その過程でクランクケース21及びシリンダ22a,22bを冷却する。クランクケース21及びシリンダ22a,22bの周囲を通過した冷却風のうち、これらクランクケース21及びシリンダ22a,22bの下方を通過した冷却風は、基板ケース50の底部外面50aに沿って上昇し、排気口19bからカバー14の外に排出される。このとき、基板ケース50の底部外面50aに沿って流れる冷却風によって基板ケース50が冷却され、基板ケース50と熱的に接続されている回路基板51(図2)が冷却される。図4に示されるように、基板ケース50の底部外面50aは、その上部がその下部よりもクランクケース21から離反するように傾斜している。つまり、基板ケース50の底部外面50aは、上方に向かうに従ってクランクケース21から離反するように傾斜している。そして、排気口19bは基板ケース50よりも高い位置に設けられている。このため、クランクケース21及びシリンダ22a,22bの下方を通過した冷却風は、基板ケース50の底部外面50aの傾斜に沿ってスムーズに上昇して排気口19bに到達し、排気口19bから排出される。この結果、基板ケース50の周囲を通過する冷却風の流れがスムーズになり、基板ケース50の冷却効果が向上し、基板ケース50と熱接続されている回路基板51(図2)の冷却効果も向上する。
また、基板ケース50の下部がモータ回転軸33の第2突出部33bと空気タンク10bとの間の空間に差し入れられているので、エアコンプレッサ1の寸法(W)が小さくなる。さらに、基板ケース50の開口部が斜め下を向いているので、基板ケース50内に粉塵や水滴が侵入し難い。
以上のように、回路基板51を収容している基板ケース50が上記のように傾斜している本実施形態では、冷却ファン40から最も離れている基板ケース50にも十分な冷却風が供給される。よって、回路基板51を冷却するための冷却ファンを別途設けなくとも回路基板51が十分に冷却される。また、基板ケース50よりも冷却ファン40に近い位置にあるモータ30,クランクケース21,シリンダ22a,22b等も十分に冷却されることはもちろんである。つまり、本実施形態では、1つの冷却ファン40によって該冷却ファン40から最も離れている回路基板51を含む複数の冷却対象物が十分に冷却される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態に係るエアコンプレッサ1は、2組のシリンダ及びピストンを備えた多段式の空気圧縮機であったが、シリンダ及びピストンは1組でも3組以上でもよい。
1 エアコンプレッサ
10a,10b 空気タンク
11 基台
12 脚部
13 ハンドル
14 カバー
14a 側面(前面)
14b 側面(背面)
15a,15b カプラ
16a,16b 減圧弁
17a,17b 圧力計
18a 安全弁
18b ドレン装置
19 操作パネル
19a 第1の風窓(吸気口)
19b 第2の風窓(排気口)
20 圧縮空気生成部
21 クランクケース
21a クランクケースカバー
22a シリンダ(第1シリンダ)
22b シリンダ(第2シリンダ)
23a ピストン(第1ピストン)
23b ピストン(第2ピストン)
24a 第1コネクティングロッド
24b 第2コネクティングロッド
25a,25b バッファ室
30 モータ
31 ステータ
32 ロータ
33 モータ回転軸(クランクシャフト)
33a 第1突出部
33b 第2突出部
40 冷却ファン
50 基板ケース
50a 底部外面
51 回路基板
52 ブラケット

Claims (6)

  1. 電動モータを動力源とする圧縮空気生成部を備える空気圧縮機であって、
    前記圧縮空気生成部の一側に設けられた冷却ファンと、
    前記圧縮空気生成部の他側に設けられ、前記電動モータを制御する制御回路が形成された回路基板と、
    前記圧縮空気生成部と前記冷却ファンの間に配置された前記電動モータと、を有し、
    前記回路基板は、その上部がその下部よりも前記圧縮空気生成部から離反するように傾斜している、
    空気圧縮機。
  2. 前記回路基板を収容する基板ケースを有し、
    前記基板ケースは、前記回路基板と同方向に傾斜しており、かつ、前記回路基板と熱的に接続されている、
    請求項1に記載の空気圧縮機。
  3. 前記電動モータは、前記圧縮空気生成部を貫通して該圧縮空気生成部の両側に突出する回転軸を有し、
    前記冷却ファンは、前記圧縮空気生成部から突出している前記回転軸の第1突出部の端部に装着されている、
    請求項2に記載の空気圧縮機。
  4. 前記圧縮空気生成部の下方に設けられ、前記圧縮空気生成部によって生成された圧縮空気が貯留される空気タンクを有し、
    前記基板ケースは、前記空気タンクよりも高く、かつ、前記回転軸よりも低い位置に配置されている、
    請求項3に記載の空気圧縮機。
  5. 前記回転軸は、前記圧縮空気生成部から前記第1突出部と逆向きに突出する第2突出部を有し、
    前記基板ケースの少なくとも一部は、前記第2突出部の端面から垂下する鉛直線を越えて前記圧縮空気生成部に近接している、
    請求項4に記載の空気圧縮機。
  6. 前記電動モータ,圧縮空気生成部,冷却ファン,基板ケースを少なくとも覆うカバーと、
    前記カバーに設けられ、前記冷却ファンの回転に伴って外気が導入される第1の風窓と、
    前記カバーに設けられ、前記第1の風窓から導入された外気が排出される第2の風窓と、を有し、
    前記第2の風窓は、前記基板ケースと対向する前記カバーの側面であって、前記基板ケースよりも高い位置に設けられている、
    請求項2〜5のいずれかに記載の空気圧縮機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111120264A (zh) * 2020-01-15 2020-05-08 芜湖裕优机械科技有限公司 一种空压机后置布置结构

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