JP2023080844A - 作業機 - Google Patents

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康輔 圷
Yasusuke Akutsu
伴義 横田
Tomoyoshi Yokota
貴史 野田
Takashi Noda
なつ美 海老沢
Natsumi Ebisawa
哲生 池上
Tetsuo Ikegami
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Abstract

【課題】メンテナンス性を向上させつつ小型化を図ることが可能な作業機を提供する。【解決手段】吸気部20が、一対の空気タンク50を挟むようにして冷却ファン60側とは反対側に配置されているので、吸気部20を冷却ファン60から遠ざけることができる。これにより、多くの塵埃を含む冷却ファン60からの冷却風Wを、吸気部20に到達し難くさせることができる。したがって、早期に集塵フィルタが目詰まりを起こすことが抑制され、メンテナンス性を向上させることが可能となる。また、冷却ファン60からの冷却風Wが流れる経路上に吸気部20を設けずに済むため、冷却ファン60の周辺に吸気部20用のスペースを確保する必要がなくなる。よって、空気圧縮機10の全体の小型化を図ることが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、気体を吸気して圧縮するとともに、圧縮された気体を外部機器に供給する作業機に関する。
気体を吸気して圧縮するとともに、圧縮された気体を外部機器に供給する作業機の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された作業機(気体圧縮機)は、気体を吸気する吸気管と、気体を圧縮する圧縮部と、圧縮された気体を貯留する空気タンクと、圧縮部を駆動する電動モータと、圧縮部や電動モータ等を冷却する冷却ファンと、を備えている。
そして、吸気管の吸気口側には、吸気管へ向かう気体に含まれる塵埃を捕集するフィルタが設けられている。より具体的には、フィルタは冷却ファンからの冷却風が流れる経路上に配置され、フィルタには冷却風が通過するようになっている。
特開2018-071467号公報
上述の特許文献1に記載された技術では、冷却ファンからの冷却風がフィルタを通過することになる。冷却ファンにより吸い込まれる外部からの気体には多くの塵埃が含まれており、フィルタが早期に目詰まりを起こす恐れがあった。よって、吸気効率が低下するのを避けるべく、フィルタを頻繁にメンテナンスする必要が生じていた。
また、吸気管のレイアウト等を含めてフィルタのレイアウトの見直しを行い、作業機全体の小型化を図る必要も生じていた。
本発明の目的は、メンテナンス性を向上させつつ小型化を図ることが可能な作業機を提供することにある。
本発明の一態様では、気体を吸気する吸気部と、前記吸気部から吸気された前記気体を圧縮して排出する圧縮部と、前記圧縮部から排出された前記気体が流入するタンク部と、前記圧縮部に冷却風を送出する冷却ファンと、を備え、前記吸気部は、前記タンク部を挟むようにして前記冷却ファン側とは反対側に配置されている。
本発明の他の態様では、前記冷却ファンは、前記タンク部の上方に配置され、前記吸気部は、前記タンク部の下方に配置されている。
本発明の他の態様では、前記タンク部は、当該タンク部の上下方向における中間部分に、前記タンク部の上下部分よりも前記上下方向と交差する第1方向に突出した突出部を有し、前記吸気部は、前記突出部の下方に配置されている。
本発明の他の態様では、複数の前記タンク部が、前記第1方向に並んで設けられ、前記吸気部は、前記第1方向において前記タンク部の間に配置されている。
本発明の他の態様では、前記吸気部の前記第1方向における配置範囲が、前記吸気部を前記上下方向から見たときに、少なくとも部分的に前記タンク部と重なっている。
本発明の他の態様では、前記吸気部は、前記第1方向に延びる扁平形状の扁平部と、前記扁平部から上方に延びる延出部と、を備え、前記扁平部は、当該扁平部を前記上下方向から見たときに、前記突出部と重なっている。
本発明の他の態様では、前記上下方向および前記第1方向の双方と交差する方向を第2方向とすると、前記吸気部の前記第2方向における配置範囲が、前記吸気部を前記上下方向から見たときに、少なくとも部分的に前記タンク部と重なっている。
本発明の他の態様では、前記タンク部は、前記第2方向に延びる円筒形状に形成されている。
本発明の他の態様では、前記タンク部から下方に延びる脚部を有し、前記吸気部は、前記脚部の下端部分よりも上方に配置されている。
本発明の他の態様では、前記冷却ファンは、軸流ファンである。
本発明の他の態様では、前記吸気部は、吸気部ケースと、前記吸気部ケースと前記圧縮部とを接続する吸気通路と、前記吸気部ケースの内外を連通する吸気口と、前記吸気部ケースに収容され、前記吸気口から前記吸気通路に向かう前記気体に含まれる塵埃を捕集するフィルタ部と、を備える。
本発明の他の態様では、前記吸気口は、前記吸気部ケースの前記冷却ファン側とは反対側に設けられている。
本発明の他の態様では、前記吸気部ケースは、前記吸気口が設けられる入口部と、前記吸気通路と前記入口部とを接続し、前記吸気通路よりも流路断面積が大きく、かつ前記入口部よりも流路断面積が小さい出口部と、を有し、前記フィルタ部は、前記入口部に収容され、かつ前記出口部を覆っている。
本発明の他の態様では、前記吸気部ケースは、前記入口部の内壁から前記フィルタ部に向けて突出したリブを備え、前記リブは、前記入口部と前記出口部との接続部の外縁を囲うように設けられている。
本発明によれば、吸気部が、タンク部を挟むようにして冷却ファン側とは反対側に配置されているので、吸気部を冷却ファンから遠ざけることができる。これにより、多くの塵埃を含む冷却ファンからの冷却風を、吸気部に到達し難くさせることができる。
したがって、早期にフィルタが目詰まりを起こすことが抑制され、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、冷却ファンからの冷却風が流れる経路上に吸気部を設けずに済むため、冷却ファンの周辺に吸気部用のスペースを確保する必要がなくなる。
よって、作業機の全体の小型化を図ることが可能となる。
空気圧縮機(ボディカバー無)を上方から見た部分断面図である。 図1のA矢視図である。 ボディカバーを装着した状態を示す図2に対応した図である。 図3のB矢視図(3種類)である。 図3のC-C線に沿う空気タンクの部分の断面図である。 図3のD-D線に沿う空気タンクの部分の断面図である。 図6の破線円E部の拡大図である。 フィルタカバーの詳細(表裏)を説明する斜視図である。 フィルタの装着手順を説明する図6に対応した拡大図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は空気圧縮機(ボディカバー無)を上方から見た部分断面図を、図2は図1のA矢視図を、図3はボディカバーを装着した状態を示す図2に対応した図を、図4は図3のB矢視図(3種類)を、図5は図3のC-C線に沿う空気タンクの部分の断面図を、図6は図3のD-D線に沿う空気タンクの部分の断面図を、図7は図6の破線円E部の拡大図を、図8はフィルタカバーの詳細(表裏)を説明する斜視図を、図9はフィルタの装着手順を説明する図6に対応した拡大図をそれぞれ示している。
<空気圧縮機の概要>
図1ないし図3に示される空気圧縮機(作業機)10は、建築現場等で使用される可搬式の空気圧縮機である。空気圧縮機10にはハンドル11が設けられ、作業者がハンドル11を把持して空気圧縮機10を持ち上げることで、当該空気圧縮機10を任意の設置面SF上に移動することができる。
空気圧縮機10は、外部の気体(大気圧の空気)を吸気する吸気部20と、吸気部20から吸気された気体を圧縮して排出する低圧側の第1圧縮部30および高圧側の第2圧縮部40と、高圧側の第2圧縮部40から排出された気体(圧縮空気)が流入する一対の空気タンク50と、第1,第2圧縮部30,40等に冷却風Wを送出する冷却ファン60と、を備えている。
一対の空気タンク50は、本発明におけるタンク部に相当し、それぞれ同じ形状に形成され、円筒形状の鋼板から成るタンク本体51と、当該タンク本体51の両端部を密閉する一対のタンク蓋52と、を有している。これらの空気タンク50は、互いに平行となるよう複数のフレーム部材12により互いに強固に連結されている。また、一対の空気タンク50は、これらの内圧が同圧となるよう互いに配管(図示せず)で接続されている。
一対の空気タンク50の設置面SF側(図2および図3の下方)には、合計4つの脚部13が取り付けられている。これらの脚部13は、一対の空気タンク50から設置面SF側(図2および図3の下方)に延びており、一対の空気タンク50に対して、それぞれ独立して高さ調整が可能となっている。これにより、凹凸のある設置面SFであっても、空気圧縮機10をガタつくことなく安定して設置することができる。
また、一対の空気タンク50の設置面SF側とは反対側(図2の上方)には、複数の取付部14が一体に設けられている。これらの取付部14には、固定ボルト等(図示せず)により、第1,第2圧縮部30,40が強固に固定されている。つまり、第1,第2圧縮部30,40は、一対の空気タンク50を挟むようにして合計4つの脚部13側とは反対側に配置されている。
さらに、一対の空気タンク50の設置面SF側とは反対側(図2の上方)で、かつ第1,第2圧縮部30,40の近傍には、冷却ファン60が設けられている。具体的には、一対の空気タンク50の並び方向(図2および図3の左右方向,図1の上下方向)に対して、冷却ファン60および第1,第2圧縮部30,40は並んでいる。
ここで、冷却ファン60は、軸流ファンを採用する。すなわち、冷却ファン60により吸い込まれた空気(冷却風W)は、回転軸RSの軸線方向に排出される。これにより、冷却ファン60の背後に配置され、かつ圧縮動作により発熱し易い第1,第2圧縮部30,40を、効果的に冷やすことができる(冷却効率向上)。ここで、図1ないし図3に示される白抜き矢印が、冷却風Wの流れ経路を示している。
また、冷却ファン60と第1,第2圧縮部30,40との間には、略円盤状に形成された扁平の電動モータ16が設けられている。当該電動モータ16は、ブラシレスモータであり、インバータ回路(図示せず)を備えた制御部17により精度良く制御される。なお、制御部17には、電源プラグPGや、それぞれの空気タンク50の内圧を検知する圧力センサ(図示せず)、さらには作業者により操作される操作パネルPNが電気的に接続されている。
ここで、操作パネルPNには、電源スイッチや電源表示灯、さらには空気タンク50の内圧を表示するデジタル表示部(何れも図示せず)等が設けられている。これにより、作業者は、空気圧縮機10の運転状態を一目で把握可能となっている。
さらに、一対の空気タンク50の設置面SF側とは反対側(図2および図3の上方)で、かつ第1,第2圧縮部30,40の冷却ファン60側とは反対側(図2および図3の右方,図1の下方)には、低圧用カプラ18および高圧用カプラ19が設けられている。これらの低圧用カプラ18および高圧用カプラ19は、それぞれ2つずつ設けられている。
そして、低圧用カプラ18には、低圧で作動する外部機器、例えば、0.8MPa程度の作動圧で作動する空圧機器が接続可能となっている。これに対し、高圧用カプラ19には、高圧で作動する外部機器、例えば、2.5MPa程度の作動圧で作動する空圧機器が接続可能となっている。
また、これらのカプラ18,19の近傍には、圧力計PRおよび減圧弁RVがそれぞれ設けられている。そして、作業者が圧力計PRを目視しつつ減圧弁RVを操作することで、空気圧縮機10に接続される外部機器(空圧機器)の作動圧を、適正圧に調整することができる。
なお、図3に示されるように、空気圧縮機10の側方には、ドレンコックDCおよびドレン配管DPが設けられている。そして、ドレンコックDCを操作することで、圧縮動作により空気タンク50等に溜まった水(図示せず)を、ドレン配管DPを介して外部に排水することができる。
<圧縮部周辺および圧縮空気の流れ経路の詳細構造>
次に,第1,第2圧縮部30,40の周辺の構造について、第1,第2圧縮部30,40により圧縮される空気(圧縮空気)の流れ経路とともに、図面を用いて詳細に説明する。なお、第1,第2圧縮部30,40は、本発明における圧縮部に相当する。
第1圧縮部30および第2圧縮部40は、互いに直列に接続されている。第1,第2圧縮部30,40は、いずれも同様に形成され、第1圧縮部30は、圧縮空気の流れ経路の上流側(吸気側)に配置され、第2圧縮部40は、圧縮空気の流れ経路の下流側(排気側)に配置されている。
第1,第2圧縮部30,40は、それぞれ第1,第2シリンダ31,41を備えている。第1,第2シリンダ31,41の内部には、第1,第2揺動ピストン32,42がそれぞれ摺動自在に設けられている。第1,第2揺動ピストン32,42は、回転軸RSにより駆動され、当該回転軸RSの回転に伴い、第1,第2揺動ピストン32,42は、第1,第2シリンダ31,41の内部をそれぞれ揺動しつつ摺動する。
第1,第2圧縮部30,40は、回転軸RSを挟むようにして互いに対向配置されている。そして、回転軸RSの回転に伴い、第1揺動ピストン32が第1シリンダ31の内部を圧縮方向(図1の左方)に移動すると、第2揺動ピストン42は第2シリンダ41の内部を吸気方向(図1の左方)に移動する。また、回転軸RSの回転に伴い、第1揺動ピストン32が第1シリンダ31の内部を吸気方向(図1の右方)に移動すると、第2揺動ピストン42は第2シリンダ41の内部を圧縮方向(図1の右方)に移動する。
ここで、第1,第2シリンダ31,41は、第1,第2揺動ピストン32,42を境界として、それぞれシリンダ下室31a,41aとシリンダ上室31b,41bとを有している。そして、シリンダ下室31a,41aに供給された空気は、低圧側のシリンダ上室31bに移動して圧縮される。低圧側のシリンダ上室31bで圧縮された空気は、その後、低圧側のシリンダ上室31bから、銅パイプ等からなる金属配管P1を介し、高圧側のシリンダ上室41bに移動してさらに圧縮され、高圧側のシリンダ上室41bから外部に排出される。
第1圧縮部30のシリンダ上室31bと、第2圧縮部40のシリンダ上室41bとの間には、銅パイプ等からなる金属配管P1が設けられている。これにより、第1圧縮部30で圧縮された空気は、第2圧縮部40に供給される。このように、本実施の形態の空気圧縮機10では、第1,第2圧縮部30,40において、空気を2段階で圧縮する。言い換えれば、第1圧縮部30は「低圧用」であり、第2圧縮部40は「高圧用」である。
ここで、第2圧縮部40のシリンダ上室41bには、高圧に耐えられる弾性体により形成された排気管P2(図6参照)の上流側が接続されている。また、当該排気管P2の下流側は、一対の空気タンク50のうちの何れか一方に接続されている。これにより、第2圧縮部40で圧縮された空気(圧縮空気)が、それぞれの空気タンク50に流入して貯留される。
その一方で、第1,第2圧縮部30,40のシリンダ下室31a,41aには、吸気管P3の下流側(図2の上方)が接続されている。ここで、吸気管P3には、圧縮前の空気、つまり大気圧の空気が流れるため、高圧に耐えられる配管とする必要がない。そのため、吸気管P3には、例えば、安価な塩ビパイプを採用している。
また、吸気管P3の上流側(図2の下方)には、大気圧の空気を吸気する吸気部20が接続して設けられている。これにより、吸気部20を形成する集塵フィルタ25を介して清浄された空気が、吸気管P3から第1圧縮部30に供給される。
なお、回転軸RSは、電動モータ16の回転軸であり、当該電動モータ16の回転に伴い、上述のように圧縮空気の流れが発生する。その一方で、回転軸RSの軸方向端部には、冷却ファン60が固定されている。よって、冷却ファン60においても、電動モータ16の回転により回転される。
すなわち、1つの電動モータ16は、冷却ファン60による冷却風Wの流れ(第1空気流れ)と、第1,第2圧縮部30,40による圧縮空気の流れ(第2空気流れ)と、を同時に発生させる。これらの2系統の空気流れ(第1,第2空気流れ)は、上述のように互いに干渉せずに個別に発生する。よって、冷却風Wに含まれる塵埃が、圧縮空気に混入することはない。
<吸気部の構造>
図2,図5および図6に示されるように、吸気管P3の上流側、つまり吸気部20側は、一対の空気タンク50の間に設けられている。具体的には、吸気管P3の上流側は、一対の空気タンク50の間で、かつ一対の空気タンク50の長手方向における第1圧縮部30側(図5および図6の左方)に設けられている。これにより、吸気管P3の上流側は、第1圧縮部30の略真下(図2の下方)に配置される。
吸気管P3の上流側に接続される吸気部20は、図2に示されるように、一対の空気タンク50を挟むようにして冷却ファン60側とは反対側(図2の下方)に配置されている。すなわち、設置面SFを基準として、冷却ファン60は一対の空気タンク50の上方に配置され、吸気部20は一対の空気タンク50の下方に配置されている。また、冷却ファン60は一対の空気タンク50に対し第1方向の一方側(図2の左側)に配置され、吸気部20は一対の空気タンク50のうち第1方向の一方側に位置する空気タンク50に対し第1方向の他方側(図2の右側)に配置されている。よって、吸気部20は、冷却ファン60から遠ざけた位置に設けられ、多くの塵埃を含む冷却ファン60からの冷却風Wは、吸気部20に到達し難くなっている。
吸気部20は、一対の空気タンク50に取り付けられるベース部材BMに一体に設けられている。ベース部材BMは、プラスチック等の樹脂材料から成り、長尺の板状に形成されている。吸気部20を含むベース部材BMにおいても、吸気管P3と同様に一対の空気タンク50の間に配置されている。
そして、ベース部材BMの長手方向一側(吸気部20側)は、第1固定ねじS1によりフィルタカバー27と共に一のフレーム部材12に固定され、ベース部材BMの長手方向他側(吸気部20側とは反対側)は、第2固定ねじS2により他のフレーム部材12に固定されている。
図2,図3および図6に示されるように、吸気部20を含むベース部材BMは、一対の空気タンク50の間に隠されるようにして配置されている。ここで、一対の空気タンク50は、それぞれ円筒形状に形成され、上下方向および一対の空気タンク50の並び方向(第1方向)の双方と交差する方向(第2方向)に延びている。
図3に示されるように、タンク本体51の上方には、設置面SFに対して最も高い位置に配置されるタンク上部51a(図3の黒点部分参照)が設けられている。また、タンク本体51の下方には、設置面SFに対して最も低い位置に配置されるタンク下部51b(図3の黒点部分参照)が設けられている。
そして、タンク本体51の上下方向における中間部分には、タンク上部51aおよびタンク下部51b(空気タンク50の上下部分)よりも上下方向と交差する第1方向に突出した突出部51c(図3の黒点部分参照)が設けられている。換言すると、タンク本体51は第2方向に沿って延びる円筒形状であって、第2方向の両端が半球状の壁で閉鎖された形状を有し、上下方向の中間部分が第1方向および第2方向に突出する。また、一方の空気タンク50の突出部51cおよび他方の空気タンク50の突出部51cは、互いに向き合っている。
なお、第1方向とは、図2ないし図4では図中左右方向、図1および図5では図中上下方向であり、一対の空気タンク50の並び方向である。また、一対の空気タンク50の長手方向、すなわち、上下方向および第1方向の双方と交差する方向を第2方向とする。
第1方向において、一対の空気タンク50の間で、かつ一対の突出部51cの下方には、第1方向に沿う断面形状が略三角形のデッドスペースDSが形成されている。デッドスペースDSは第2方向に延びており、デッドスペースDSには吸気部20を含むベース部材BMが配置されている。
これにより、図6に示されるように、一対の空気タンク50をその並び方向(第1方向)から見たときに、吸気部20を含むベース部材BMは、一対の空気タンク50によって隠される。このように、空気圧縮機10に必要な吸気部20をデッドスペースDSに配置して、空気圧縮機10の全体を従前に比して小型化可能となっている。
また、吸気部20を含むベース部材BMを、一対の空気タンク50の間に隠されるようにして設けることで、吸気部20を含むベース部材BMは、合計4つの脚部13の下端部(設置面SF)よりも上方に配置される。すなわち、吸気部20は、設置面SFから脚部13の分だけ離間した位置に配置される。
これにより、吸気部20は、設置面SF上の塵埃を吸気せずに済む。また、上述のように、冷却ファン60は吸気部20から離れた位置にあるため(図2参照)、設置面SF上の塵埃が冷却風Wで巻き上げられることが抑えられ、この点においても、吸気部20は塵埃を吸気せずに済む。
<吸気部ケース>
図6および図7に示されるように、吸気部20は、プラスチック等の樹脂材料により略箱形状に形成された吸気部ケース21を備えている。吸気部ケース21は、ベース部材BMに一体に設けられ、当該吸気部ケース21を上下方向から見ると、図5に示されるように略正方形に形成されている。
吸気部ケース21は、その上流側、つまり空気(気体)が吸気される入り口側から、入口部22,出口部23および延出部24を備えている。そして、入口部22から延出部24に向けて、徐々にその流路断面積が小さくなっている。すなわち、入口部22の流路断面積をS1、出口部23の流路断面積をS2、延出部24の流路断面積をS3とすると、S1>S2>S3を満たす。
吸気部ケース21の一部を形成する入口部22は中空となっており、当該入口部22を上下方向から見ると略正方形に形成されている。また、入口部22の空気の流れ方向に沿う深さ寸法d1は、吸気管P3の外径寸法OD1と略同じ寸法となっている(d1≒OD1)。さらに、入口部22は、第1方向および第2方向の何れの方向にも延びる扁平形状(四角形)となっており、当該入口部22は、本発明における扁平部に相当する。
また、吸気部ケース21の一部を形成する出口部23においても中空となっている。ただし、出口部23を上下方向から見ると略円形に形成されている。出口部23の空気の流れ方向に沿う深さ寸法d2は、入口部22の深さ寸法d1よりも若干浅くなっている(d2<d1)。さらに、出口部23においても、第1方向および第2方向の何れの方向にも延びる扁平形状(円形)となっており、当該出口部23においても、本発明における扁平部に相当する。
そして、入口部22を上下方向から見たときに、当該入口部22の一部が、図5に示されるように、一対の空気タンク50のそれぞれの突出部51cと重なっている。また、入口部22よりも流路断面積が小さい出口部23の一部においても、一対の空気タンク50のそれぞれの突出部51cと重なっている。
言い換えれば、吸気部20を形成する入口部22および出口部23の第1方向における配置範囲は、当該吸気部20を上下方向から見たときに、少なくとも部分的に一対の空気タンク50と重なっている(図5の破線部分参照)。また、吸気部20を形成する入口部22および出口部23の第2方向における配置範囲においても、当該吸気部20を上下方向から見たときに、少なくとも部分的に一対の空気タンク50と重なっている(図5の破線部分参照)。
このように、吸気部20の形状は、一対の空気タンク50の間に形成されるデッドスペースDSを、略隙間なく有効に活用可能な無駄のない形状となっている。したがって、空気圧縮機10を小型化しつつも、吸気部20の吸気効率の向上を図ることが可能となっている。
なお、出口部23から上方に延びる延出部24、つまり吸気管P3に向けて突出された延出部24においては、その外径寸法OD2が一対の空気タンク50の間に入り込める寸法となっている。そして、延出部24は中空のパイプ状となっており、吸気管P3の径方向内側に嵌め込まれている。延出部24の外径寸法OD2は、吸気管P3の外径寸法OD1よりも若干小さくなっている(OD2<OD1)。
さらに、吸気部ケース21と第1圧縮部30とを接続する吸気管P3は、本発明における吸気通路に相当し、当該吸気管P3は、吸気部ケース21を介して、外部と連通している。
また、吸気部ケース21を形成する入口部22には、吸気部ケース21の内外を連通する吸気口22aが設けられている。吸気口22aから入口部22の内部に、集塵フィルタ25(図中網掛部参照)が収容される。これにより、吸気部20に吸気される空気は、そのすべてが集塵フィルタ25を通過することになる。その際に、集塵フィルタ25は、吸気部ケース21の最も広い部分、つまり最も流路断面積が大きい部分に配置されているので、塵埃の捕集能力が高くなっている。よって、メンテナンス周期を長くすることが可能となっている。
ここで、集塵フィルタ25は、図4の[集塵フィルタ装着状態]に示されるように、入口部22の内部にピッタリと入り込めるよう略四角形の板状に形成されている。そして、集塵フィルタ25は、吸気口22aから吸気管P3に向かう空気に含まれる塵埃を捕集する。なお、集塵フィルタ25は、本発明におけるフィルタ部に相当し、例えば、不織布やフェルト、多孔質材料等から形成されている。多孔質材料には、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチック粉末を焼結成形したものが挙げられる。
また、吸気口22aは、吸気部ケース21の冷却ファン60側とは反対側に設けられている。これにより、冷却ファン60からの冷却風Wの吸い込みが抑えられている。さらに、吸気口22aを、吸気部ケース21の冷却ファン60側とは反対側に設けることで、集塵フィルタ25の交換作業等を容易に行えるようにして、メンテナンス性を向上させている。
また、吸気部ケース21の出口部23は、吸気管P3と入口部22とを接続しており、吸気管P3よりも流路断面積が大きく、かつ入口部22よりも流路断面積が小さくなっている。これにより、図6および図7に示されるように、入口部22に対して略隙間無く収容された集塵フィルタ25は、出口部23を覆っている。
そして、入口部22の底壁22bには、入口部22の吸気口22a側に向けて突出された第1リブ22cが一体に設けられている。ここで、底壁22bは、入口部22の内壁を形成しており、本発明における内壁に相当し、第1リブ22cは、本発明におけるリブに相当する。
図7に示されるように、第1リブ22cは、入口部22と出口部23との接続部26の外縁を囲うように設けられ、かつ入口部22に収容された集塵フィルタ25に食い込んでいる。ここで、接続部26は、出口部23を形成する筒状の側壁により形成され、かつ当該筒状の側壁の入口部22側に配置されている。
このように、第1リブ22cを設け、かつ当該第1リブ22cを集塵フィルタ25に食い込ませるようにしたことで、吸気部ケース21と集塵フィルタ25との密着性(シール性)を向上させている。つまり、第1リブ22cと集塵フィルタ25との間に隙間が形成されないようにしている。仮に両者間に隙間が形成される場合には、当該隙間に塵埃を含んだ空気が流れ込み、集塵フィルタ25を通過しないで吸気管P3に到達することも考えられる。このように、第1リブ22cは、集塵フィルタ25による塵埃の捕集性能を高める機能を有する。
また、吸気部ケース21の吸気口22a(入口部22)は、フィルタカバー27により閉塞されている。フィルタカバー27は、図8に示されるような形状となっている。フィルタカバー27は、プラスチック等の樹脂材料により略平板状に形成されたカバー本体27aを備えている。
カバー本体27aは、略長方形に形成され、その長手方向一側(図8の上方)には、ベース部材BMに引っ掛けられる爪部27bが一体に設けられている。一方、カバー本体27aの長手方向他側(図8の下方)には、第1固定ねじS1(図7参照)が挿通されるねじ穴27cが設けられている。つまり、ベース部材BMの長手方向一側およびフィルタカバー27は、互いに第1固定ねじS1により共締めされている。よって、他の固定ねじを不要にして部品点数の削減を図っている。
また、カバー本体27aには、合計2つの通気部27dが設けられている。これらの通気部27dは、カバー本体27aに対して一段凹んだ底壁部27eをそれぞれ備えている。そして、底壁部27eとカバー本体27aとの間には、フィルタカバー27の長手方向および短手方向にそれぞれ貫通する複数の通気穴27fが設けられている。
これにより、吸気部ケース21に吸い込まれる空気の経路を、ラビリンス状に屈曲させている。よって、空気に含まれる比較的大きな塵埃が、集塵フィルタ25に到達することが抑制される。すなわち、これによっても、集塵フィルタ25のメンテナンス周期を延ばすことが可能となっている(メンテナンス性向上)。
さらに、フィルタカバー27の裏側(図8の右側)には、一対の通気部27dを取り囲むようにして、集塵フィルタ25に向けて突出された第2リブ27gが設けられている。当該第2リブ27gにおいても、吸気部ケース21の第1リブ22cと同様に、集塵フィルタ25に食い込んでいる(図7参照)。
このように、第2リブ27gを設け、かつ第2リブ27gを集塵フィルタ25に食い込ませることで、フィルタカバー27の押圧力が集塵フィルタ25を介して第1リブ22cに伝達される。よって、第1リブ22cに対する集塵フィルタ25の密着性を、より向上させることが可能となる。このように、第2リブ27gは、集塵フィルタ25を第1リブ22cに対してより密着させる機能を有する。
<集塵フィルタの装着手順>
図9に示されるように、吸気部ケース21に対して集塵フィルタ25を装着するには、まず、集塵フィルタ25とフィルタカバー27とを準備する。なお、フィルタカバー27には、第1固定ねじS1が脱落しないよう金属スリーブを介し、予め装着されている。
そして、図中矢印M1に示されるように、集塵フィルタ25を入口部22の吸気口22aに臨ませて、入口部22の内部に押し込むようにして嵌め込む。このとき、集塵フィルタ25は弾性変形しつつ入口部22に嵌め込まれるため、入口部22に収容された集塵フィルタ25は、入口部22から脱落することはない。
その後、図中矢印M2に示されるように、フィルタカバー27を吸気部ケース21に臨ませて、フィルタカバー27の爪部27bをベース部材BMに引っ掛ける。これに引き続き、フィルタカバー27に装着された第1固定ねじS1を、一のフレーム部材12に締結させる。これにより、フィルタカバー27が吸気部ケース21(ベース部材BM)に固定される。
このとき、集塵フィルタ25のフィルタカバー27側は、フィルタカバー27の第2リブ27gにより押圧され、当該第2リブ27gの一部が集塵フィルタ25に食い込む(図7参照)。また、集塵フィルタ25は、フィルタカバー27に押圧されて、その吸気管P3側が入口部22の第1リブ22cに押し付けられる。よって、第1リブ22cが集塵フィルタ25に食い込んで(図7参照)、集塵フィルタ25の吸気部ケース21に対する密着性(シール性)が確保される。
これにより、集塵フィルタ25の吸気部ケース21に対する装着が完了する。なお、吸気部ケース21から集塵フィルタ25を取り外すには、上述とは逆の手順を辿れば良い。
以上詳述したように、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部20が、一対の空気タンク50を挟むようにして冷却ファン60側とは反対側に配置されているので、吸気部20を冷却ファン60から遠ざけることができる。これにより、多くの塵埃を含む冷却ファン60からの冷却風Wを、吸気部20に到達し難くさせることができる。
したがって、早期に集塵フィルタ25が目詰まりを起こすことが抑制され、メンテナンス性を向上させることが可能となる。
また、冷却ファン60からの冷却風Wが流れる経路上に吸気部20を設けずに済むため、冷却ファン60の周辺に吸気部20用のスペースを確保する必要がなくなる。
よって、空気圧縮機10の全体の小型化を図ることが可能となる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、冷却ファン60は、一対の空気タンク50の上方に配置され、吸気部20は、一対の空気タンク50の下方に配置されている。
これにより、冷却ファン60からの冷却風Wにより設置面SF上の塵埃が巻き上げられることを抑えることができ、塵埃が吸気部20により吸気されることが抑制される。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、空気タンク50は、空気タンク50の上下方向における中間部分に、空気タンク50の上下部分よりも上下方向と交差する第1方向に突出した突出部51cを有し、吸気部20は、突出部51cの下方に配置されている。
これにより、一対の空気タンク50の間で、かつ一対の突出部51cの下方に、第1方向に沿う断面形状が略三角形のデッドスペースDSが形成され、当該デッドスペースDSに吸気部20を配置することができる。よって、空気圧縮機10の全体を従前に比して小型化することが可能となる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、一対の空気タンク50が、第1方向に並んで設けられ、吸気部20は、第1方向において一対の空気タンク50の間に配置されている。
これによっても、デッドスペースDSを有効活用して吸気部20を配置できるため、空気圧縮機10の全体を従前に比して小型化することが可能となる。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部20の第1方向における配置範囲が、吸気部20を上下方向から見たときに、少なくとも部分的に一対の空気タンク50と重なっている。
これにより、空気圧縮機10を上下方向から見たときに、吸気部20の一部が一対の空気タンク50により隠されて、空気圧縮機10の全体を小型化することができる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部20は、第1方向に延びる扁平形状の入口部22および出口部23と、入口部22および出口部23から上方に延びる延出部24と、を備え、入口部22および出口部23は、これらの入口部22および出口部23を上下方向から見たときに、突出部51cと重なっている。
これによっても、空気圧縮機10を上下方向から見たときに、吸気部20の一部が一対の空気タンク50により隠されて、空気圧縮機10の全体を小型化することができる。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、上下方向および第1方向の双方と交差する方向を第2方向とすると、吸気部20の第2方向における配置範囲が、吸気部20を上下方向から見たときに、少なくとも部分的に一対の空気タンク50と重なっている。
これによっても、空気圧縮機10を上下方向から見たときに、吸気部20の一部が一対の空気タンク50により隠されて、空気圧縮機10の全体を小型化することができる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、一対の空気タンク50は、第2方向に延びる円筒形状に形成されているので、一対の突出部51cの下方に、吸気部20を配置できる十分なデッドスペースDSを形成することができる。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、一対の空気タンク50から下方に延びる脚部13を有し、吸気部20は、脚部13の下端部分よりも上方に配置されているので、吸気部20は、設置面SF上の塵埃を吸気せずに済む。よって、集塵フィルタ25の交換周期を延ばして、メンテナンス性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、冷却ファン60が軸流ファンとなっている。
これにより、冷却ファン60の背後に配置され、かつ圧縮動作により発熱し易い第1,第2圧縮部30,40を、効果的に冷やすことができる。また、空気圧縮機10の外郭を形成するボディカバー15の内側に、冷却風Wを満遍なく行き渡らせることができ、これによっても冷却効率を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部20は、吸気部ケース21と、吸気部ケース21と第1圧縮部30とを接続する吸気管P3と、吸気部ケース21の内外を連通する吸気口22aと、吸気部ケース21に収容され、吸気口22aから吸気管P3に向かう空気に含まれる塵埃を捕集する集塵フィルタ25と、を備える。
これにより、吸気部20をコンパクトに纏めてデッドスペースDSに配置しつつ、綺麗な空気を第1圧縮部30に送出することができる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気口22aは、吸気部ケース21の冷却ファン60側とは反対側に設けられているので、冷却ファン60からの冷却風Wの吸い込みを抑制できる。また、集塵フィルタ25の交換作業等を容易に行うことが可能となり、メンテナンス性を向上させることができる。
さらに、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部ケース21は、吸気口22aが設けられる入口部22と、吸気管P3と入口部22とを接続し、吸気管P3よりも流路断面積が大きく、かつ入口部22よりも流路断面積が小さい出口部23と、を有し、集塵フィルタ25は、入口部22に収容され、かつ出口部23を覆っている。
これにより、空気に含まれる塵埃を、吸気管P3に届き難くすることができる。よって、綺麗な空気を第1圧縮部30に送出することが可能となる。
また、本実施の形態に係る空気圧縮機10によれば、吸気部ケース21は、入口部22の底壁22bから集塵フィルタ25に向けて突出した第1リブ22cを備え、第1リブ22cは、入口部22と出口部23との接続部26の外縁を囲うように設けられている。
これにより、第1リブ22cを集塵フィルタ25に食い込ませることができ、吸気部ケース21と集塵フィルタ25との密着性(シール性)を向上させることが可能となる。これによっても、より綺麗な空気を第1圧縮部30に送出することが可能となる。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上述の実施の形態では、第1,第2揺動ピストン32,42を備えた所謂「レシプロ型」の空気圧縮機を例に説明したが、本発明はこれに限らず、一対の渦巻き部材を噛み合わせてなる所謂「スクロール型」の空気圧縮機にも適用することができる。
また、上述の実施の形態では、一対の空気タンク50を備えた空気圧縮機10を示したが、本発明はこれに限らず、デッドスペースDS(図2および図3参照)が形成されるのであれば、例えば、1つの空気タンクを備えた空気圧縮機や、3つ以上の空気タンクを備えた空気圧縮機にも適用することができる。
その他、上述の実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上述の実施の形態に限定されない。
10…空気圧縮機(作業機)、11…ハンドル、12…フレーム部材、13…脚部、14…取付部、15…ボディカバー、16…電動モータ、17…制御部、18…低圧用カプラ、19…高圧用カプラ、20…吸気部、21…吸気部ケース、22…入口部(扁平部)、22a…吸気口、22b…底壁(内壁)、22c…第1リブ(リブ)、23…出口部(扁平部)、24…延出部、25…集塵フィルタ(フィルタ部)、26…接続部、27…フィルタカバー、27a…カバー本体、27b…爪部、27c…穴、27d…通気部、27e…底壁部、27f…通気穴、27g…第2リブ、30…第1圧縮部(圧縮部)、31…第1シリンダ、31a…シリンダ下室、31b…シリンダ上室、32…第1揺動ピストン、40…第2圧縮部(圧縮部)、41…第2シリンダ、41a…シリンダ下室、41b…シリンダ上室、42…第2揺動ピストン、50…空気タンク(タンク部)、51…タンク本体、51a…タンク上部、51b…タンク下部、51c…突出部、52…タンク蓋、60…冷却ファン(軸流ファン)、BM…ベース部材、DC…ドレンコック、DP…ドレン配管、DS…デッドスペース、P1…金属配管、P2…排気管、P3…吸気管(吸気通路)、PG…電源プラグ、PN…操作パネル、PR…圧力計、RS…回転軸、RV…減圧弁、SF…設置面、W…冷却風

Claims (14)

  1. 気体を吸気する吸気部と、
    前記吸気部から吸気された前記気体を圧縮して排出する圧縮部と、
    前記圧縮部から排出された前記気体が流入するタンク部と、
    前記圧縮部に冷却風を送出する冷却ファンと、
    を備え、
    前記吸気部は、前記タンク部を挟むようにして前記冷却ファン側とは反対側に配置されている、
    作業機。
  2. 前記冷却ファンは、前記タンク部の上方に配置され、
    前記吸気部は、前記タンク部の下方に配置されている、
    請求項1に記載の作業機。
  3. 前記タンク部は、当該タンク部の上下方向における中間部分に、前記タンク部の上下部分よりも前記上下方向と交差する第1方向に突出した突出部を有し、
    前記吸気部は、前記突出部の下方に配置されている、
    請求項1または請求項2に記載の作業機。
  4. 複数の前記タンク部が、前記第1方向に並んで設けられ、
    前記吸気部は、前記第1方向において前記タンク部の間に配置されている、
    請求項3に記載の作業機。
  5. 前記吸気部の前記第1方向における配置範囲が、前記吸気部を前記上下方向から見たときに、少なくとも部分的に前記タンク部と重なっている、
    請求項3または請求項4に記載の作業機。
  6. 前記吸気部は、
    前記第1方向に延びる扁平形状の扁平部と、
    前記扁平部から上方に延びる延出部と、
    を備え、
    前記扁平部は、当該扁平部を前記上下方向から見たときに、前記突出部と重なっている、
    請求項3から請求項5の何れか1項に記載の作業機。
  7. 前記上下方向および前記第1方向の双方と交差する方向を第2方向とすると、
    前記吸気部の前記第2方向における配置範囲が、前記吸気部を前記上下方向から見たときに、少なくとも部分的に前記タンク部と重なっている、
    請求項3から請求項6の何れか1項に記載の作業機。
  8. 前記タンク部は、前記第2方向に延びる円筒形状に形成されている、
    請求項7に記載の作業機。
  9. 前記タンク部から下方に延びる脚部を有し、
    前記吸気部は、前記脚部の下端部分よりも上方に配置されている、
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の作業機。
  10. 前記冷却ファンは、軸流ファンである、
    請求項3から請求項9の何れか1項に記載の作業機。
  11. 前記吸気部は、
    吸気部ケースと、
    前記吸気部ケースと前記圧縮部とを接続する吸気通路と、
    前記吸気部ケースの内外を連通する吸気口と、
    前記吸気部ケースに収容され、前記吸気口から前記吸気通路に向かう前記気体に含まれる塵埃を捕集するフィルタ部と、
    を備える、
    請求項1から請求項10の何れか1項に記載の作業機。
  12. 前記吸気口は、前記吸気部ケースの前記冷却ファン側とは反対側に設けられている、
    請求項11に記載の作業機。
  13. 前記吸気部ケースは、
    前記吸気口が設けられる入口部と、
    前記吸気通路と前記入口部とを接続し、前記吸気通路よりも流路断面積が大きく、かつ前記入口部よりも流路断面積が小さい出口部と、
    を有し、
    前記フィルタ部は、前記入口部に収容され、かつ前記出口部を覆っている、
    請求項11または請求項12に記載の作業機。
  14. 前記吸気部ケースは、前記入口部の内壁から前記フィルタ部に向けて突出したリブを備え、
    前記リブは、前記入口部と前記出口部との接続部の外縁を囲うように設けられている、
    請求項13に記載の作業機。
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