JP6127807B2 - 送信回路、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、送信回路、通信システム及び通信方法に関する。
イーサネット(登録商標)規格などにおいて、データレートが10ギガビット/秒から25ギガビット/秒と高速化してきている。これに伴い、いわゆるSerDes(SERializer/DESerializer)に含まれるシリアルデータ送信回路及びシリアルデータ送信回路のデータレートも25ギガビット/秒と高速化している。
図1を参照して、従来のシリアルデータ送信回路について説明する。図1(a)は従来のシリアルデータ送信回路8を示す図である。図1(b)はシリアルデータ送信回路8のタイムチャートを示す図である。
パラレル入力される4つのデジタル信号をシリアル出力するシリアルデータ送信回路8は、1/2分周回路110と、第1〜第3の2:1マルチプレクサ120〜122と、ドライバ回路130とを有する。出力信号を25ギガビット/秒で駆動する場合、1/2分周回路110及び第3の2:1マルチプレクサ122には、図1(b)の波形〔PA〕に対応する12.5GHzのクロック信号CKが提供される。1/2分周回路110は、提供されたクロック信号CKを分周して図1(b)の波形〔PB〕に対応する6.25GHzの1/2分周信号を第1及び第2の2:1マルチプレクサ120及び121に提供する。第1の2:1マルチプレクサ120は、入力される第1又は第3デジタル信号Din0又はDin2の何れか一方を1/2分周回路110から提供される1/2分周信号に基いて出力する。第1の2:1マルチプレクサ120から出力されるデジタル信号は、図1(b)の波形〔PC〕に対応する。また、第2の2:1マルチプレクサ121は、入力される第2又は第4デジタル信号Din1又はDin3の何れか一方を1/2分周回路110から提供される1/2分周信号に基いて出力する。第2の2:1マルチプレクサ121から出力されるデジタル信号は、図1(b)の波形〔PD〕に対応する。更に、第3の2:1マルチプレクサ122は、第1の2:1マルチプレクサ120又は第2の2:1マルチプレクサ121から入力されるデジタル信号の何れか一方を図1(a)では12.5GHzで示されるクロック周期CKで出力する。第3の2:1マルチプレクサ122から出力されるデジタル信号は、図1(b)の〔PE〕に対応する。そして、第3の2:1マルチプレクサ122から出力される出力信号Voutは、ドライバ回路130を介して伝送路に送信される。
特許第4723029号公報
図1に示されるシリアルデータ送信回路8では、矢印Aで示される破線で囲まれる1/2分周回路110、第3の2:1マルチプレクサ122及びドライバ回路130が図1(a)では12.5GHzで示される高速周期で動作する。今後、データレートが更に高速化することが予想されるが、シリアルデータ送信回路に含まれるトランジスタ等の素子のデータレートを更に高速化することが困難になりつつある。このため、データレートに対応するシリアルデータ送信回路を設計することが難しくなってきている。また、データレートが高速化されることに伴って、消費電力が大きくなっているため、消費電力を低減するために、高速動作する素子の数を減らすことが求められている。
さらに、低消費電力のシリアルデータ送信回路を採用する場合でも、従来のシリアルデータ送信回路との互換性が維持されることが望ましい。
本発明はこれらの課題を解決することを目的とする。すなわち、本発明は、高速動作する素子数を限定した構成を有する回路を提供することを目的とする。さらに、本発明は、従来のシリアルデータ送信回路との互換性がある回路を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、送信回路は、マルチプレクサと、第1選択部と、第2選択部と、出力が互いに接続される第1ドライバ回路及び第2ドライバ回路とを有する。マルチプレクサは、所定周期長のデータレートの第1デジタル信号と、第2デジタル信号とを第1デジタル信号のデータレートの2倍のデータレートで交互に組み合わせた第3デジタル信号を出力する。第2デジタル信号は、第1デジタル信号に対して所定周期長の1/2シフトした所定周期長のデータレートである。第1選択部は、第1状態では、第1デジタル信号を出力し、第1状態と異なる第2状態では、第3デジタル信号を出力する。第2選択部は、第1状態では、第2デジタル信号を出力し、第2状態では、第3デジタル信号を出力する。第1ドライバ回路は、第1選択部から出力される信号に応じた信号を出力する。第2ドライバ回路は、第2選択部から出力される信号に応じた信号を出力する。
送信回路は、第1デジタル信号に対応する信号と第2デジタル信号に対応する信号とを合成した信号出力する第1状態と、第1デジタル信号にと第2デジタル信号とを交互に組み合わせた第3デジタル信号に対応する信号を出力する第2状態とを有する。このため、送信回路は、第1状態で信号を送信することが好ましくない場合には、第2状態で信号を送信するので、従来のシリアルデータ送信回路との互換性をより高くすることが可能になった。
従来のシリアルデータ送信回路を示す図である。 (a)は関連するシリアルデータ送信回路の回路図であり、(b)は(a)に示すシリアルデータ送信回路のタイミングチャートを示す図である。 図2に示すシリアルデータ送信回路の分周回路の内部回路図である。 図2に示すシリアルデータ送信回路の2:1マルチプレクサの内部回路図である。 図2に示すシリアルデータ送信回路のドライバ回路の内部回路図である。 (a)はシリアルデータ送信回路の一例の回路図であり、(b)は(a)に示すシリアルデータ送信回路のタイミングチャートを示す図である。 図6に示すシリアルデータ送信回路を含む通信システムの一例の回路ブロック図である。 図7に示すシリアルデータ受信回路のDFEの内部回路図である。 図7に示すシリアルデータ受信回路の1:4デマルチプレクサの内部回路図である。 図7に示す通信システムのタイムチャートを示す図である。 図7に示すシリアルデータ受信回路のDFE調整部の処理フローを示す図である。 図6に示すシリアルデータ送信回路を含む通信システムの他の例の回路ブロック図である。
以下、図2〜12を参照しながら、実施形態に従う送信回路及び通信システムについて説明する。まず、図2〜図5を参照して、関連するシリアルデータ送信回路9について説明する。
図2(a)は、シリアルデータ送信回路9の回路ブロックを示す図である。
シリアルデータ送信回路9は、1/2分周回路10と、第1及び第2の2:1マルチプレクサ20及び21と、第1及び第2のドライバ回路30及び31とを有する。シリアルデータ送信回路9は、パラレル入力される4つのデジタル信号をシリアル出力する。
図3は、1/2分周回路10の内部回路図である。
1/2分周回路10は、Dフリップフロップ11及び14と、インバータ12及び13とを有する。Dフリップフロップ11は、出力端子Qから出力される信号をインバータ12を介して入力端子Dに入力している。したがって、Dフリップフロップ11は、クロック信号CKの立ち上がりエッジごとに反転信号を出力することにより、クロック信号CKの2倍の周期を有する第1制御信号CNT1を出力する。Dフリップフロップ14は、Dフリップフロップ11の出力端子Qの信号を入力端子Dに入力している。Dフリップフロップ14のクロック端子にはインバータ13を介してクロック信号CKの反転信号が入力される。したがって、Dフリップフロップ14は、クロック信号CKの立ち下がりエッジに同期したCNT1信号を出力することにより、クロック信号CKの2倍の周期を有する第2制御信号CNT2を出力する。第2制御信号CNT2と、第1制御信号CNT1との位相差は、クロック信号CKの1/2周期となる。
1/2分周回路10は、クロック信号CKが入力され、クロック信号CKを1/2分周した第1及び第2制御信号CNT1及びCNT2を出力する。第2制御信号CNT2は第1制御信号CNT1に対してクロック信号CKの1/2周期に相当する位相差を有する。すなわち、第2制御信号CNT2は第1制御信号CNT1に対してクロック信号CKの1/2周期の遅延差を有する。
図4は、第1の2:1マルチプレクサ20の内部回路図である。以下、第1の2:1マルチプレクサ20について説明するが、第2の2:1マルチプレクサ21も同一の構成を有する。
第1の2:1マルチプレクサ20は、Dフリップフロップ23a及び23bと、マルチプレクサ24とを有する。Dフリップフロップ23aは、入力端子Dに入力されるデジタル信号をCK端子に入力される制御信号CNTの立ち上がりエッジでラッチして出力端子Qから出力する。Dフリップフロップ23bは、入力端子Dに入力されるデジタル信号をCK端子に入力される制御信号CNTの立ち下がりエッジでラッチして出力端子Qから出力する。マルチプレクサ24は、制御信号CNTが0であるときにDフリップフロップ23aの出力端子Qから出力される信号を出力信号Doutとして出力する。また、マルチプレクサ24は、制御信号CNTが1であるときにDフリップフロップ23cの出力端子Qから出力される信号を出力信号Doutとして出力する。
第1の2:1マルチプレクサ20はパラレル入力される第1又は第3デジタル信号Din0又はDin2の何れかに対応する信号を第1制御信号CNT1に基いて選択的に出力する。第2の2:1マルチプレクサ21はパラレル入力される第2又は第4デジタル信号Din1又はDin3の何れかに対応する信号を第2制御信号CNT2に基いて選択的に出力する。
図5は、第1のドライバ回路30の内部回路図である。以下、第1のドライバ回路30について説明するが、第2のドライバ回路31も同一の構成を有する。
第1のドライバ回路30は、単相差動変換部32と、第1及び第2トランジスタ33及び34と、第1及び第2抵抗35及び36とを有する。単相差動変換部32は、入力デジタル信号Din1を第1及び第2差動出力信号Dout1及びDout2に変換する。第1及び第2トランジスタ33及び34は、nMOSトランジスタである。第1及び第2トランジスタ33及び34はそれぞれ、ゲート端子に入力されるデジタル信号Dout1及びDout2に応じてアナログ信号Vout1及びVout2を出力する。第1及び第2抵抗35及び36は、50Ωの抵抗値を有する終端抵抗である。
第1のドライバ回路30は、第1の2:1マルチプレクサ20から出力されるデジタル信号をアナログ信号として出力する。第2のドライバ回路31は、第2の2:1マルチプレクサ21から出力されるデジタル信号をアナログ信号として出力する。第1及び第2のドライバ回路30及び31の出力は接続されている。このため、出力信号Voutは、第1のドライバ回路30から出力されるアナログ信号と、第2のドライバ回路31から出力されるアナログ信号とが合成された信号になる。
図2(b)は、シリアルデータ送信回路9のタイムチャートを示す図である。図2(b)の波形Din0〜Din3は、図2(a)のパラレル入力されるデジタル信号Din0〜Din3の波形を示す。図2(b)の波形〔A〕は、図2(a)のクロック信号CKの波形を示す。図2(b)の波形〔B〕は、図2(a)の第1制御信号CNT1の波形を示す。図2(b)の波形〔C〕は、図2(a)の第2制御信号CNT2の波形を示す。図2(b)の波形〔D〕は、図2(a)の第1の2:1マルチプレクサ20の出力デジタル信号の波形を示す。図2(b)の波形〔E〕は、図2(a)の第2の2:1マルチプレクサ21の出力デジタル信号の波形を示す。図2(b)の波形Voutは、図2(a)の出力アナログ信号Voutの波形を示す。
波形Din0〜Din3は、波形〔B〕に示されるクロック信号CKの波形と同じ周期を有する。波形〔B〕及び〔C〕は、クロック信号CKを1/2分周した信号であり、クロック信号CKの1/2周期の遅延差を有する。したがって、波形〔B〕と〔C〕の間の遅延差は、クロック信号CKの2倍の周期を有するデジタル信号波形Din0〜Din3の周期との関係では、90度の位相差を有するということができる。
波形〔D〕は、第1デジタル信号Din0に対応するデジタル信号が波形〔B〕及び第3デジタル信号Din2に対応するデジタル信号が波形〔B〕の立ち下がり及び立ち上がりエッジでラッチされて、選択的に波形〔B〕の1/2周期ごとに出力される波形を示す。すなわち、波形〔B〕が0のときは波形〔D〕は、第1デジタル信号Din0に対応する信号となり、波形〔B〕が1のときは波形〔D〕は、第3デジタル信号Din2に対応する信号となる。
波形〔E〕は、第2デジタル信号Din1に対応するデジタル信号が波形〔C〕及び第4デジタル信号Din3に対応するデジタル信号が波形〔C〕の立ち下がり及び立ち上がりでラッチされて、選択的に波形〔B〕の1/2周期ごと出力される波形を示す。すなわち、波形〔C〕が0のときは波形〔E〕は、第2デジタル信号Din1に対応する信号となり、波形〔C〕が1のときは波形〔E〕は、第4デジタル信号Din3に対応する信号となる。
出力波形Voutは、波形〔D〕と波形〔E〕とが合成された信号である。すなわち、出力波形Voutに示される波形aは、第1デジタル信号Din0及び第2デジタル信号Din1にそれぞれ対応する信号が合成された信号である。波形bは、第2デジタル信号Din1及び第3デジタル信号Din2にそれぞれ対応する信号が合成された信号である。波形cは、第3デジタル信号Din2及び第4デジタル信号Din3にそれぞれ対応する信号が合成された信号である。波形dは、第4デジタル信号Din3及び第1デジタル信号Din0にそれぞれ対応する信号が合成された信号である。このため、出力信号Voutは、波形〔D〕及び波形〔E〕が(0,0)のときの信号、波形〔D〕及び波形〔E〕が(0,1)又は(1,0)のときの信号、並びに波形〔D〕及び波形〔E〕が(1,1)のときの信号となる。すなわち、出力信号Voutは、3値を有する3値信号になる。
このように、出力信号Voutは、クロック信号CKの波形〔A〕の1/2周期に相当するデータレートを有するシリアル信号になる。すなわち、シリアルデータ送信回路1のユニットインターバル(Unit Interval、UI)は、クロック信号CKの波形〔A〕の1/2周期に相当する。これから、パラレル入力される第1〜第4デジタル信号Din0〜Din3の周期は4UIに相当し、クロック信号CKの周期は2UIに相当する。
シリアルデータ送信回路9では、第1及び第2の2:1マルチプレクサ20及び21は、クロック信号CKの周期を1/2分周回路10で2倍にされた第1及び第2制御信号CNT1及びCNT2により制御される。第1のドライバ回路30は第1の2:1マルチプレクサの出力信号を受信し、第2のドライバ回路31は第2の2:1マルチプレクサの出力信号を受信する。このため、シリアルデータ送信回路9では、クロック信号CKの周期で動作する素子は、図2(a)において矢印Bで示される破線で囲まれる1/2分周回路10のみである。
図1(a)に示す従来のシリアルデータ送信回路8と比較すると、クロック信号CKの周期で動作する素子は、2:1マルチプレクサ及びドライバ回路がそれぞれ1つずつ削減されている。このため、シリアルデータ送信回路9は、従来のシリアルデータ送信回路8よりも高速動作する素子数が削減される。
なお、シリアルデータ送信回路9は、2つのドライバ回路30及び31を有するために、1つのドライバ回路130のみを有する従来のシリアルデータ送信回路8よりもドライバ回路の数が増加している。しかしながら、ドライバ回路数の増加により、シリアルデータ送信回路9の消費電力が従来のシリアルデータ送信回路8よりも増加するおそれはない。シリアルデータ送信回路8と、シリアルデータ送信回路9の出力電圧振幅Voutは同じため、2つのドライバ回路30と31を足した総駆動力は、1つのドライバ回路130の駆動力と等しくなるように設計する。したがって、2つのドライバ回路30と31の総消費電力は、1つのドライバ回路130の消費電力と変わらない。
シリアルデータ送信回路9を送信回路とする通信システムでは、3値信号を受信する機能を有する受信回路が必須である。以下に、詳細に説明するように、3値信号を受信する機能を有する受信回路として、判定帰還型等化技術(Decision Feedback Equalization、DFE)を使用して信号波形の歪みを予測する信号判定回路である判定帰還型等化器を備える受信回路がある。シリアルデータ送信回路9を含む通信システムにおいて、受信回路が判定帰還型等化器(以下、DFEとも少する)を備えていないと、シリアルデータ送信回路9が送信した信号が正しく受信されない。
図6(a)はシリアルデータ送信回路の一例を示す図であり、図6(b)は図6(a)に示すシリアルデータ送信回路のタイミングチャートを示す図である。
シリアルデータ送信回路1は、第3の2:1マルチプレクサ22と、第1〜第3マルチプレクサ40〜42を更に有することが図2〜5を参照して説明された関連するシリアルデータ送信回路9と相違する。
第3の2:1マルチプレクサ22は、図4を参照して説明された第1の2:1マルチプレクサ20と同一の構成を有し、第1〜第3マルチプレクサ40〜42は、図4を参照して説明されたマルチプレクサ24と同一の構成を有する。
第3の2:1マルチプレクサ22は、パラレル入力される第1の2:1マルチプレクサ20及び第2の2:1マルチプレクサ21の何れかの出力信号を第3マルチプレクサ42の出力信号に基いて選択的に出力する。
第1マルチプレクサ40は、出力選択信号NRZ_enが0であるときに、図6(b)で波形〔H〕で示される第1の2:1マルチプレクサ20の出力信号を出力する。また、第1マルチプレクサ40は、出力選択信号NRZ_enが1であるときに、図6(b)で波形〔J〕で示される第3の2:1マルチプレクサ22の出力信号を出力する。
第2マルチプレクサ41は、出力選択信号NRZ_enが0であるときに、図6(b)で波形〔I〕で示される第2の2:1マルチプレクサ21の出力信号を出力する。また、第2マルチプレクサ41は、出力選択信号NRZ_enが1であるときに、図6(b)で波形〔J〕で示される第3の2:1マルチプレクサ22の出力信号を出力する。
第3マルチプレクサ42は、出力選択信号NRZ_enが0であるときに、1又は0である一定信号CNSTを出力する。また、第1マルチプレクサ40は、出力選択信号NRZ_enが1であるときに、クロック信号CKを出力する。
シリアルデータ送信回路1は、出力選択信号NRZ_enが0であるときに図2に示すシリアルデータ送信回路9と同一の送信回路として機能して、3値信号を出力する。一方、シリアルデータ送信回路1は、出力選択信号NRZ_enが1であるときに図1に示すシリアルデータ送信回路8と同一の送信回路として機能して、NRZ信号を出力する
図7は、通信システムの一例を示す図である。
通信システム100は、シリアルデータ送信回路1と、シリアル信号受信回路200と、伝送路300とを有する。シリアルデータ送信回路1の出力端は伝送路300の一端に接続され、シリアル信号受信回路200の入力端は伝送路300の他端に接続される。シリアルデータ送信回路1にパラレル入力される第1〜第4デジタル入力信号Din0〜Din3は、伝送路300を介してシリアル信号受信回路200から第1〜第4デジタル出力信号Dout0〜Dout3として出力される。伝送路300は、シリアルデータ送信回路1とシリアル信号受信回路200との間を電気的に接続する配線である。
図8(a)はシリアル信号受信回路200のDFE210の内部回路図であり、図8(b)及び8(c)は関連するタイムチャートを示す図である。
シリアル信号受信回路200は、DFE210と、1:4デマルチプレクサ220とを有する。DFE210は、判定帰還型等化技術を使用して、信号波形の歪みを予測する信号判定回路である。DFE210は、判定回路211と、減算回路212と、Dフリップフロップ213とを有する。
判定回路211は、先に入力された信号の判定結果に基いて、正数である所定の係数H1又は係数H1の反数である−H1の何れか一方を出力する。先の信号が0と判定されたとき、判定回路211は、−H1を出力する。一方、先の信号が1と判定されたとき、判定回路211は、H1を出力する。
減算回路212は、入力信号Vinから判定回路211の出力信号を減算する。すなわち、先の信号が0と判定されたとき、減算回路212は、入力信号VinにH1を加算する。一方、先の信号が1と判定されたとき、判定回路211は、入力信号VinからH1を減算する。Dフリップフロップ213は、減算回路212において入力信号Vinに±H1が減算された信号V´inが入力端子Dに入力され、クロック信号CLKの立ち上がり又は立下りエッジで0又は1の何れかのデジタル信号Doutを出力端子Qから出力する。このように、DFE210は、先の信号の判定結果に基いて、次のサイクルの信号の判定しきい値を調整することで、波形歪みを補正して0又は1のデジタル信号として判定できる。
DFE210は、判定しきい値を調整する代わりに、入力信号Vinから±H1を減算することで、判定しきい値を変化させたことと同等な構成になっている。図8(b)は、判定帰還型等化機能を有しない回路による判定結果の一例を示すタイムチャートであり、図8(c)は、DFE210の判定結果の一例を示すタイムチャートである。図8(b)において矢印「Bit Error」で示されるビットは、本来は0と判定されるべきビットであるが、先の信号が0であり且つ高速で動作するため判定しきい値まで遷移する前に誤判定されている。一方、図8(c)において矢印「Correct Bit」で示されるビットは、判定しきい値を変化させたことと同等な効果を有するDFE210により判定された結果、正しい判定結果を得ている。

仮に、伝送路の伝送損失が0の場合、DFE210のH1の振幅は、DFE210に入力される入力信号Vinの振幅の約1/2に設定する。実際は、伝送路で伝送ロスが発生するので、判定回路が正しく0又は1を判定できるようにH1を調整する。
図9は、1:4デマルチプレクサ220の回路の一例を示す図である。
1:4デマルチプレクサ220は、1:2デマルチプレクサ221a、221b及び221cと、Dフリップフロップ222と、インバータ223とを有する。1:2デマルチプレクサ221aは、Dフリップフロップ224a、225a及び226aを有する。1:2デマルチプレクサ221aは、シリアル入力されるデジタル入力信号Dinとクロック信号CKとが入力される。Dフリップフロップ224aは、入力端子Dに入力されるデジタル信号Dinをクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチする。Dフリップフロップ225aは、入力端子Dに入力されるデジタル信号Dinをクロック信号CKの立ち下がりエッジでラッチする。Dフリップフロップ226aは、入力端子Dに入力されるDフリップフロップ225aの出力信号をクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチする。
1:2デマルチプレクサ221b及び221cは、1:2デマルチプレクサ221aと同等な回路構成を有する。Dフリップフロップ222及びインバータ223は、クロック信号CKの立ち下がりエッジでクロック信号CKを1/2分周した信号を生成する。
Dフリップフロップ224bは、Dフリップフロップ224aの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチして第4デジタル出力信号Dout3として出力端子Qから出力する。Dフリップフロップ225bは、Dフリップフロップ224aの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち下がりエッジでラッチして出力端子Qから出力する。Dフリップフロップ226bは、入力端子Dに入力されるDフリップフロップ225bの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチして第2デジタル出力信号Dout1として出力端子Qから出力する。
Dフリップフロップ224cは、Dフリップフロップ226aの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチして第3デジタル出力信号Dout2として出力端子Qから出力する。Dフリップフロップ225cは、Dフリップフロップ226aの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち下がりエッジでラッチして出力端子Qから出力する。Dフリップフロップ226cは、入力端子Dに入力されるDフリップフロップ225cの出力信号を1/2分周されたクロック信号CKの立ち上がりエッジでラッチして第1デジタル出力信号Dout0として出力端子Qから出力する。
このような構成を有することにより、1:4デマルチプレクサ220は、シリアル入力されるデジタル入力信号Dinを第1〜第4デジタル出力信号Dout0〜Dout3としてパラレル出力する。
次に、図10を参照して、出力選択信号NRZ_enが0に設定されて、シリアルデータ送信回路1が3値信号を送信するときの通信システム100の動作について説明する。
図10は、出力選択信号NRZ_enが0に設定されたときの通信システム100のタイムチャートを示す図である。
パラレル入力される第1〜第4デジタル入力信号Din10〜Din13は、4UIの周期で入力される。パラレル入力される第1のデジタル入力信号Din10〜Din13は1101であり、第2のデジタル入力信号Din10〜Din13は1000である。第1〜第4デジタル信号Din10〜Din13の波形上に示される楕円は、第1〜第4デジタル信号Din10〜Din13がDフリップフロップによりそれぞれラッチされるタイミングを示す。第1及び第3デジタル信号Din10及びDin12は第1の2:1マルチプレクサ20内部のDフリップフロップでそれぞれラッチされ、第2及び第4デジタル信号Din11及びDin13は、第2の2:1マルチプレクサ21内部のDフリップフロップでそれぞれラッチされる。
波形〔B〕及び〔D〕は、第1の2:1マルチプレクサ20におけるデジタル信号の選択状態を示す。波形〔B〕は第1の2:1マルチプレクサ20に入力される第1制御信号CNT1の波形であり、波形〔D〕は第1制御信号CNT1に基いて第1の2:1マルチプレクサ20から出力される波形である。波形〔B〕が0のとき、第1の2:1マルチプレクサ20において第1デジタル信号Din10が選択され、波形〔B〕が1のとき、第3デジタル信号Din12が選択されて、それぞれ波形〔D〕として出力される。
波形〔C〕及び〔E〕は、第2の2:1マルチプレクサ21におけるデジタル信号の選択状態を示す。波形〔C〕は第2の2:1マルチプレクサ21に入力される第2制御信号CNT2の波形であり、波形〔E〕は第2制御信号CNT2に基いて第2の2:1マルチプレクサ21から出力される波形である。波形〔C〕が0のとき、第2の2:1マルチプレクサ21において第2デジタル信号Din11が選択され、波形〔C〕が1のとき、第4デジタル信号Din13が選択されて、それぞれ波形〔E〕として出力される。
波形〔F〕は、第1及び第2の2:1マルチプレクサ20及び21から出力されるデジタル信号が入力される第1及び第2のドライバ回路30及び31からそれぞれ出力された信号が合成されたアナログ信号Vout1の波形を示す。波形〔F〕の第1の信号は、第1デジタル信号Din10に対応する信号と第2デジタル信号Din11に対応する信号とを合成した信号であり、値は2である。また、波形〔F〕の第2の信号は、第2デジタル信号Din11に対応する信号と第3デジタル信号Din12に対応する信号とを合成した信号であり、値は1である。更に、波形〔F〕の第3の信号は、第3デジタル信号Din12に対応する信号と第4デジタル信号Din13に対応する信号とを合成した信号であり、値は1である。そして、波形〔F〕の第4の信号は、第4デジタル信号Din13に対応する信号と第1デジタル信号Din10に対応する信号とを合成した信号であり、値は2である。
破線で示される波形〔G〕は、シリアル信号受信回路200で受信される信号の波形を示す。ここでは、伝送路300における遅延は考慮されておらず、且つ伝送路300において信号は減衰していないと仮定されている。したがって、波形〔G〕は、波形〔F〕と同一の形状を有する。波形〔G〕に近接して配置される波形は、DFE210のDフリップフロップ213の入力端子Dに入力される波形を示す。例えば、入力端子Dに入力される波形の第1の信号は、波形〔G〕の値である2からH1=0.5を減算した1.5となる。先の入力が1と判定されているためである。また、入力端子Dに入力される波形の第2の信号は、波形〔G〕の値である1からH1=0.5を減算した0.5となる。先の入力が1と判定されているためである。一方、入力端子Dに入力される波形の第3の信号は、波形〔G〕の値である1にH1=0.5を加算した1.5となる。先の入力が0と判定されているためである。
表1に、DFE210における入力信号Vinの値と、先の信号Doutの判定値と、Dフリップフロップ213の入力端子Dに入力される信号V´inの値との関係を示す。ここで、Dフリップフロップ213のしきい値は、「1」である。
Figure 0006127807
図10の矢印Cで示されるデータは、通信システム100にパラレル入力される第2のデジタル入力信号を示す。このように、0001としてパラレル入力された第1〜第4デジタル入力信号Din10〜Din13が、シリアル出力されるDFE210からのデジタル出力信号を介して、0001として第1〜第4デジタル出力信号Dout20〜Dout23としてパラレル出力される。
出力選択信号NRZ_enが0に設定されて、シリアルデータ送信回路1が3値信号を送信するとき、通信システム100は従来の通信システムと同様にNRZ信号を処理する。
DFE調整部230は、演算部と、記憶部と、パターンチェック部とを有する。DFE調整部230は、シリアルデータ送信回路1に出力選択信号NRZ_enを送信して、シリアルデータ送信回路1が3値信号を送信するか、又はNRZ信号を送信するかを決定する。また、DFE調整部230は、シリアルデータ送信回路1がNRZ信号を送信するときにDFE210の係数H1の値を決定する。
図11は、DFE調整部230の処理フローを示す図である。
まず、ステップS101において、DFE調整部230は、シリアルデータ送信回路1に出力選択信号NRZ_enとして0を送信して、シリアルデータ送信回路1を3値信号を送信する状態に設定する。S102において、DFE調整部230は、DFE210の係数H1を変更する。
次いで、ステップS103において、DFE調整部230は、シリアルデータ送信回路1から所定のチェックパターンを受信する。次いで、S104において、DFE調整部230は、DFE210と1:4デマルチプレクサ220とを介してシリアルデータ送信回路1から受信したチェックパターンと、記憶部に記憶されるチェックパターンとをパターンチェック部において比較する。そして、比較結果に基づいて決定されるビットエラーレートが所定のしきい値より小さいか否かを判定する。
S104において、ビットエラーレートが所定のしきい値より小さいと判定されたとき、DFE調整部230は、シリアル信号受信回路200はシリアルデータ送信回路1から3値信号を受信可能であると判定して処理を終了する。一方、S104において、ビットエラーレートが所定のしきい値より大きいと判定されたとき、処理はステップS105を介してステップS102に戻る。ステップS105において、係数H1がいずれの値のときでも、ビットエラーレートが所定のしきい値より大きいと判定されたとき、ステップS106へ進む。
ステップS106において、DFE調整部230は、シリアルデータ送信回路1に出力選択信号NRZ_enとして1を送信して、シリアルデータ送信回路1をNRZ信号を送信する状態に設定する。
次いで、ステップS107において、DFE調整部230は、DFE210の係数H1を変更する。次いで、ステップS108において、DFE調整部230は、ステップS102と同様に、シリアルデータ送信回路1からチェックパターンを受信する。次いで、ステップS109において、DFE調整部230は、ステップS103と同様に、ビットエラーレートが所定のしきい値より小さいか否かを判定する。
S109において、ビットエラーレートが所定のしきい値より小さいと判定されたとき、DFE調整部230は、シリアル信号受信回路200はシリアルデータ送信回路1からNRZ信号を受信可能であると判定して処理を終了する。一方、S109において、ビットエラーレートが所定のしきい値より大きいと判定されたとき、処理はステップS107に戻る。そして、DFE調整部230は、ビットエラーレートが所定のしきい値より小さくなるまでステップS106〜S109の処理を繰り返す。
以上、図7〜11を参照して、通信システム100について説明してきた。通信システム100では、3値信号として出力されるシリアルデータ送信回路1からの出力信号が、DFE210を備えた受信回路でシリアル信号受信回路200で受信される。また、シリアル信号受信回路200が3値信号を受信可能でないと判定された場合に、シリアルデータ送信回路1は、3値信号の代わりにNRZ信号を出力する。このため、シリアルデータ送信回路1は、DFEを備えない受信回路など3値信号を正しく受信しない受信回路を含む通信システムで使用されるシリアルデータ送信回路と互換性があり、他のシリアルデータ送信回路との置換が容易である。
図12は、通信システムの他の例を示す図である。
通信システム101は、シリアル信号受信回路200の代わりに、受信部251と、パターンチェッカー252とを有するシリアル信号受信回路250を有することが通信システム100と相違する。通信システム101は、システム制御部400を更に有する。
通信システム101では、シリアルデータ送信回路1及びシリアル信号受信回路250の上位階層に位置するシステム制御部400がシリアルデータ送信回路1が3値信号を送信するか、又はNRZ信号を送信するかを決定する。
システム制御部400は、シリアル信号受信回路250から受信するパターンチェックの結果に基づいて、シリアルデータ送信回路1が3値信号を送信するか、又はNRZ信号を送信するかを決定する。システム制御部400は、シリアルデータ送信回路1を3値信号を送信する状態にしたときに、ビットエラーレートが大きい場合、シリアルデータ送信回路1をNRZ信号を送信する状態に切り替える。例えば、シリアル信号受信回路250の受信部251がDFEを含まない場合、パターンチェッカー252で検出されるビットエラーレートは非常に大きくなり、システム制御部400は、シリアル信号受信回路250は正常な受信状態ではないと判断する。
以下、他の実施形態について説明する。
シリアルデータ送信回路1は、伝送路300にシリアル信号を供給する回路として説明されているが、パラレル入力されるデジタル信号をシリアル出力して使用される他の用途において、信号合成回路として使用されてもよい。また、パラレル入力されるデジタル信号の数は本明細書で説明されたものに限定されるものではなく、16個又は32個など所望の数のデジタル信号がパラレル入力されるシリアルデータ送信回路としてもよい。
また、シリアルデータ送信回路1において付与されるデジタル信号間の位相差は本明細書で説明されたものに限定されるものではなく、通信システムで採用されるシリアル信号受信回路において、復号化が可能であれば所望の位相差としてもよい。
また、通信システム100及び101では、シリアル信号受信回路のビットエラーレートを検出して選択信号NRZ_enの値を決定するが、選択信号NRZ_enを通信システムの外部から入力してもよい。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
1、8、9 シリアル信号送信回路
10 1/2分周回路
20、21、22 2:1マルチプレクサ
30、31 ドライバ回路
40、41、42 マルチプレクサ
100、101 通信システム
200、250 シリアル信号受信回路
210 DFE
220 1:4デマルチプレクサ

Claims (9)

  1. 所定周期長のデータレートの第1デジタル信号と、前記第1デジタル信号に対して前記所定周期長の1/2シフトした前記所定周期長のデータレートの第2デジタル信号とを前記第1デジタル信号のデータレートの2倍のデータレートで交互に組み合わせた第3デジタル信号を出力するマルチプレクサと、
    第1状態では、前記第1デジタル信号を出力し、前記第1状態と異なる第2状態では、前記第3デジタル信号を出力する第1選択部と、
    前記第1状態では、前記第2デジタル信号を出力し、前記第2状態では、前記第3デジタル信号を出力する第2選択部と、
    前記第1選択部から出力される信号に応じた信号を出力する第1ドライバ回路と、
    前記第1ドライバ回路と出力が接続された第2ドライバ回路であって、前記第2選択部から出力される信号に応じた信号を出力する第2ドライバ回路と、
    を有することを特徴とする送信回路。
  2. 第1状態では、所定周期長のデータレートの第1デジタル信号が入力され、前記第1デジタル信号に応じた信号を出力し、前記第1状態と異なる第2状態では、前記第1デジタル信号と、前記第1デジタル信号に対して前記所定周期長の1/2シフトした前記所定周期長のデータレートの第2デジタル信号とを前記第1デジタル信号のデータレートの2倍のデータレートで交互に組み合わせた第3デジタル信号が入力され、前記第3デジタル信号に応じた信号を出力する第1ドライバ回路と、
    前記第1状態では、前記第2デジタル信号が入力され、前記第2デジタル信号に応じた信号を出力し、前記第2状態では、前記第3デジタル信号に応じた信号を出力する第2ドライバ回路と、を有し、
    前記第1ドライバ回路及び前記第2ドライバ回路の出力は接続され、前記接続された出力は、前記第1状態では、第1デジタル信号の値と第2デジタル信号の値が同一のときに、最大レベル又は最小レベルを示し、第1デジタル信号の値と第2デジタル信号の値が異なるときに、前記最大レベルと前記最小レベルの間のレベルを示し、
    前記第2状態では、第3デジタル信号のHレベル又はLレベルに応じたレベルを示す、ことを特徴とする送信回路。
  3. 前記第1状態と前記第2状態との何れか一方を選択する信号が入力される選択信号端子を更に有する、請求項1又は2に記載の送信回路。
  4. 送信回路と、
    前記送信回路の出力部に端部が接続される伝送路と、
    前記伝送路の他の端部に接続される受信回路と、を有し、
    前記送信回路は、所定周期長のデータレートの第1デジタル信号と、前記第1デジタル信号に対して前記所定周期長の1/2シフトした前記所定周期長のデータレートの第2デジタル信号とを前記第1デジタル信号のデータレートの2倍のデータレートで交互に組み合わせた第3デジタル信号を出力するマルチプレクサと、
    第1状態では、前記第1デジタル信号を出力し、前記第1状態と異なる第2状態では、前記第3デジタル信号を出力する第1選択部と、
    前記第1状態では、前記第2デジタル信号を出力し、前記第2状態では、前記第3デジタル信号を出力する第2選択部と、
    前記第1選択部から出力される信号に応じた信号を出力する第1ドライバ回路と、
    前記第1ドライバ回路と出力が接続された第2ドライバ回路であって、前記第2選択部から出力される信号に応じた信号を出力する第2ドライバ回路と、
    を有することを特徴とする通信システム。
  5. 前記送信回路は、前記第1状態と前記第2状態との何れか一方を選択する信号が入力される選択信号端子を更に有する、請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記受信回路が判定帰還型等化器を含むときは、前記第1状態を選択する信号が前記選択信号端子に入力され、
    前記受信回路が判定帰還型等化器を含まないときは、前記第2状態を選択する信号が前記選択信号端子に入力される、請求項5に記載の通信システム。
  7. 第1状態では、所定周期長のデータレートの第1デジタル信号に応じた信号と、前記第1デジタル信号に対して前記所定周期長の1/2シフトした前記所定周期長のデータレートの第2デジタル信号に応じた信号とを合成した信号を送信し、
    前記第1状態と異なる第2状態では、前記第1デジタル信号と、第2デジタル信号とを前記第1デジタル信号のデータレートの2倍のデータレートで交互に組み合わせた第3デジタル信号に応じた信号を送信し、
    前記第1状態及び前記第2状態それぞれで、送信された信号を受信する、
    ことを特徴とする通信方法。
  8. 前記第1状態で送信された信号のエラービットレートが所定のしきい値より大きいか否かを判定し、前記エラービットレートが所定のしきい値よりも大きいと判定されたときに、前記第1状態から第2状態に切り替える、請求項7に記載の通信方法。
  9. 受信回路が判定帰還型等化器を含むときは、前記第1状態で信号を送信し、
    前記受信回路が判定帰還型等化器を含まないときは、前記第2状態で信号を送信する、請求項7に記載の通信方法。
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