JP6127572B2 - 画像形成装置、及び、排紙収納装置 - Google Patents

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機や孔版印刷装置などの画像形成装置と、そこに設置される排紙収納装置と、に関するものである。
従来から、孔版印刷装置等の画像形成装置において、用紙が排紙されて収納される排紙収納装置の積載部(排紙トレイ)に用紙がスムーズに積載されることを目的として、サイドフェンスに通気口(開口)を設ける技術が広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、排紙収納装置の積載部には、画像形成装置本体の画像形成部で画像が形成された後の用紙が、順次積載される。積載部に積載された用紙は、一対のサイドフェンスによって、幅方向が挟み込まれた状態で幅方向の姿勢が揃えられる。また、積載部に積載された用紙は、エンドフェンスによって、排紙方向先端部が当接した状態で排紙方向の姿勢が揃えられる。
そして、サイドフェンスの側面には、画像形成装置本体から排出されて積載部に向けて落下される用紙の下方にある空気を外部に逃がして、用紙をスムーズに落下させるための、通気口(開口)が設けられている。
一方、特許文献1には、室内の空調設備による気流や、装置の近くをユーザーが通過したときに生じる気流、などの外乱風が、サイドフェンスに形成した通気口(開口)から内部に入り込んでしまって、積載部(排紙トレイ)に用紙がスムーズに積載されなくなる不具合を解決するために、通気口の外側に間隔をあけた位置において、上方から下方に向けて空気を吹き付けてエアーカーテンを形成するファン(防風手段)を設置する技術が開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、排紙収納装置のサイドフェンスに形成した通気口(開口)の外側に、ファン(防風手段)によってエアーカーテンを形成しているため、通気口から排紙収納装置の内部に外乱風が入り込むのが防止されて、積載部(排紙トレイ)に用紙がスムーズに積載される効果が充分に期待できる。
しかし、ファン(防風手段)を設置して稼働することによって装置が高コスト化したり消費電力が増加したりしてしまう問題や、ファン(防風手段)の稼働によって比較的大きな騒音が生じてしまう問題が無視できないものになっていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、排紙収納装置のサイドフェンスに形成した通気口の外側にエアーカーテンを形成する場合であっても、装置が高コスト化したり消費電力が増加したりしてしまう問題や、大きな騒音が生じてしまう問題が生じにくい、画像形成装置、及び、排紙収納装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる画像形成装置は、用紙上に画像を形成する画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体で画像が形成された後の用紙が当該画像形成装置本体から取り出せる位置に排出されて収納される排紙収納装置と、前記画像形成装置本体の内部に設置されて、当該画像形成装置本体の内部から空気を吸引する吸引装置と、を備え、前記排紙収納装置は、前記画像形成装置本体から排出された用紙が積載される積載部と、前記積載部に積載された用紙の幅方向を挟みこんで当該用紙の幅方向の姿勢を揃えるとともに、その側面に複数又は単数の通気口がそれぞれ形成された一対のサイドフェンスと、前記吸引装置によって吸引された空気の風量を均一化又はそれに近い状態にした後に、その空気を排気口から前記一対のサイドフェンスの幅方向外側に排出して、前記通気口に対して幅方向外側に間隔を空けた位置で前記通気口を覆うようにエアーカーテンを形成する排気手段と、を具備し、前記排気手段の前記排気口は、排紙方向に複数の前記エアーカーテンが並設されるように形成された複数の排気口であって、前記複数の排気口のうち、少なくとも1つの排気口は前記吸引装置が稼働しているときに常に開口しているように構成され、その他の排気口は少なくとも前記積載部に用紙が排出されるときに開口してそれ以外のときには閉口するように構成されたものである。
本発明は、画像形成装置本体の内部に設置された吸引装置によって吸引された空気の風量を均一化(又は、それに近い状態に)した後に、その空気を排気口から排出して、通気口の近傍の位置で通気口を覆うようにエアーカーテンを形成している。これにより、排紙収納装置のサイドフェンスに形成した通気口の外側にエアーカーテンを形成する場合であっても、装置が高コスト化したり消費電力が増加したりしてしまう問題や、大きな騒音が生じてしまう問題が生じにくい、画像形成装置、及び、排紙収納装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における孔版印刷装置(画像形成装置)を示す全体構成図である。 孔版印刷装置の要部を示す構成図である。 搬送ベルト装置を示す分解斜視図である。 排紙収納装置を示す正面図である。 排紙収納装置を示す上面図である。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、孔版印刷装置1(画像形成装置)の全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのデジタル式の孔版印刷装置(装置本体)、2は原稿が載置される原稿台、3は原稿の画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、4は原稿読込部3で読み込んだ画像情報に基いて版(マスター)を製版する製版部、5は印刷前の用紙Pが積載された給紙部、6は使用済みの版(マスター)を版胴10から回収する排版部、7は画像形成後(印刷済み)の用紙Pが排紙・積載される排紙収納装置、10は版(マスター)が巻き付けられて用紙Pに印刷をおこなう印刷部(画像形成部)として機能する版胴、を示す。
図1を参照して、孔版印刷装置1の動作について説明する。
まず、作業者によって、原稿が原稿台2にセットされて操作パネル上にて所定の操作がされると、原稿読込部3にて原稿の画像情報が光学的に読み取られる。そして、原稿読込部3で読み取られた画像情報に基いて、製版部4でマスター(版)が作成され、そのマスターが版胴10(ドラム)に巻き付けられる。
一方、給紙部5に積載された用紙Pは、最上方のものから順次、給紙ローラによって、給紙経路K0に向けて搬送(給送)される。給紙経路K0に搬送された用紙Pは、搬送ローラ13によって、版胴10を有する印刷部に向けて搬送される。そして、印刷部に搬送された用紙Pは、クランパ12によってマスターが位置決めされた状態の版胴10(印刷部)のニップ部(版胴10とプレスローラ15とが圧接する位置である。)にて、インクローラ11から版胴10及びマスターを介して押し出されたインクによる所望の印刷工程がおこなわれる。
その後、画像形成(印刷)が終了した用紙Pは、分離部材20によって排紙搬送経路K1に案内されて、搬送ベルト装置30の搬送ベルト(吸引装置としての吸引ファン31による用紙Pの吸引がおこなわれている。)に搬送されながら排紙収納装置7に排紙される。
次に、図1〜図5にて、本実施の形態における孔版印刷装置1(画像形成装置)において特徴的な構成・動作について詳述する。
図1及び図2を参照して、孔版印刷装置1には、装置本体(画像形成装置本体)で画像が形成された後の用紙Pが装置本体1から取り出せる位置に排出されて収納される排紙収納装置7が設置されている。
詳しくは、排紙収納装置7は、図2、図4、図5等を参照して、積載部71(載置トレイ)、一対のサイドフェンス72、エンドフェンス73、等で構成されている。積載部71は、装置本体1から排出された用紙Pが積載されるものである。一対のサイドフェンス72は、積載部71に積載された用紙Pの幅方向(図2の紙面垂直方向、図4の左右方向、図5の上下方向である。)を挟みこんで、その用紙Pの幅方向の姿勢を揃えるためのものである。エンドフェンス73は、積載部71に積載された用紙Pの排紙方向先端部に当接して、その用紙Pの排紙方向(図2の左右方向、図4の紙面垂直方向、図5の左右方向である。)の姿勢を揃えるためのものである。
ここで、一対のサイドフェンス72は、積載部71に積載される用紙Pの幅方向のサイズに応じて幅方向に移動可能に構成されている。また、エンドフェンス73は、積載部71に積載される用紙Pの排紙方向のサイズに応じて排紙方向に移動可能に構成されている。
なお、一対のサイドフェンス72とエンドフェンス73とは、積載部71に積載される用紙Pのサイズに応じて、その位置を自動で移動させることもできるし、手動で移動させることもできる。自動で移動させる場合には、給紙部5に設置したサイズ検知センサによって検知された用紙Pのサイズに関する情報(検知結果)や、操作パネルにユーザーによって入力された用紙Pに関する情報、に基いて、一対のサイドフェンス72とエンドフェンス73とが用紙Pを揃えるようにそのサイズに合わせて移動することになる。
ここで、幅方向両端部に設置されたサイドフェンス72には、その側面に、排紙方向に間隔をあけて複数の通気口72a(上下方向に延在するように形成された貫通穴である。)がそれぞれ形成されている。
このように、サイドフェンス72に通気口72aを設けることで、装置本体1から排出されて積載部71に向けて落下される用紙Pの下方にある空気を外部に逃がすことができる(図4の黒矢印方向の空気の流れを参照できる)。そのため、下方にある空気が大きな抵抗になることなく、用紙Pをスムーズに落下させて積載部71に積載することができる。
なお、本実施の形態では、1つのサイドフェンス72に複数の通気口72a(本実施の形態では5つの通気口72aである。)を形成したが、1つのサイドフェンス72に1つ(単数)の通気口72aを形成することもできる。さらに、エンドフェンス73にも、複数又は単数の通気口を設けることもできる。
また、図2、図3等を参照して、装置本体1の内部には、装置本体1の内部から空気を吸引する吸引装置としての吸引ファン31が設置されている。
詳しくは、装置本体1の内部には、版胴10(画像形成部)に対して用紙Pの搬送経路の下流側の位置であって、排紙収納装置7に対して用紙Pの搬送経路の上流側の位置に、所定方向に走行しながら用紙Pを搬送する搬送ベルト30aを備えた搬送ベルト装置30が設置されている。搬送ベルト30aは、複数のローラ部材に張架・支持されていて、1つのローラ部材が不図示の駆動モータによって回転駆動されることによって図2の反時計方向に走行(回転)することになる。そして、搬送ベルト30aの下方には、ダクト30bを介して吸引ファン31(吸引装置)が設置されていて、吸引ファン31が稼働することで、用紙Pが搬送ベルト30aに吸着した状態(又は、それに近い状態)で搬送ベルト30aの走行に沿って搬送されることになる。すなわち、吸引ファン31(吸引装置)は、空気を吸引することにより搬送ベルト30aに用紙を吸着させるように構成されていて、これにより搬送ベルト装置30における用紙Pの搬送性が高められることになる。
ここで、本実施の形態における排紙収納装置7には、排気手段としての排気装置55A〜55Eが設置されている。この排気装置55A〜55E(排気手段)は、吸引ファン31(吸引装置)によって吸引された空気の風量を均一化(又は、それに近い状態)にした後に、その空気を排気口56aから一対のサイドフェンス72の幅方向外側に排出して、通気口72aに対して幅方向外側に間隔Xを空けた位置で通気口72aを覆うようにエアーカーテンを形成するものである。
詳しくは、排気装置55A〜55E(排気手段)は、ダクト、整流装置50、チューブ51(搬送管)を介して、吸引ファン31(吸引装置)に接続されていて、吸引ファン31によって吸引された空気を排気できるように構成されている。排気装置55A〜55Eは、幅方向両端部にそれぞれ5つ、合計10個設置されている。排気装置55A〜55Eは、それぞれ、ゴム材料等のフレキシブルな材料からなるチューブ51に接続され連通するノズル56と、ノズル56の排気口56aの開閉制御をおこなう電磁バルブ57(電磁式ソレノイドバルブ)、等で構成されている。
なお、図2は、整流装置50から分流された2つのチューブ51のうち、一方のチューブ51に接続された幅方向一端側の排気装置55A〜55Eのみを図示しており、他方のチューブ51に接続された幅方向他端側の排気装置55A〜55Eの図示を省略している。
ここで、排気装置55A〜55Eは、図4を参照して、ノズル56の排気口56aから空気を下方に向けて排出してエアーカーテン(図4の一点鎖線で示す気流の壁である。)を形成する。すなわち、排気装置55A〜55Eは、図2に示すように、サイドフェンス72の複数の通気口72aよりも高い位置に設置されて、ノズル56の排気口56aが鉛直方向下方に向くように設置されている。
そして、エアーカーテンが形成された状態で一対のサイドフェンス72の通気口72aが外部に連通するように形成されている。すなわち、図4を参照して、エアーカーテンによって外乱風(図4中、白矢印で示す気流である。)が通気口72aを介してサイドフェンス72の内側に入りこむことなく、サイドフェンス72の内側の空気が黒矢印方向に移動して通気口72aを介してサイドフェンス72の外側に逃がされて、その後にサイドフェンス72とエアーカーテンとの隙間Xで下方に移動して、下方や排紙方向などにさらに移動して排紙収納装置7(孔版印刷装置1)の外部に排出されることになる。
このように、通気口72aの近傍にエアーカーテンを形成しているため、通気口72aから排紙収納装置7の内部に外乱風が入り込むのが防止されて、空気の抵抗を大きく受けることなく積載部71に用紙Pがスムーズに積載されることになる。特に、本実施の形態では、エアーカーテンを形成するために専用のファンを設けることなく、装置本体1に設置された吸引ファン31(吸引装置)によって外部に排出される空気を利用してエアーカーテンを形成しているため、孔版印刷装置1の全体的なコストや消費電力を比較的小さくすることができる。
また、本実施の形態では、エアーカーテンを形成するための吸引ファン31が孔版印刷装置1の内部に設置されていて、孔版印刷装置1の筐体に包囲された状態で吸引ファン31が稼働することになるため、吸引ファン31の騒音が外部に漏れにくくなっている。
さらに、本実施の形態において、吸引ファン31で吸引された空気は、整流装置50によって風量が均一化されるため、吸引ファン31の稼働によって大きな騒音が生じるのをさらに防止することができる。
ここで、図2等を参照して、整流装置50は、空気の流れる方向に沿って複数の拡張室50a(大きな容積となるように形成された部分である。)が形成されたものであって、そこを通過した後の空気の風量にバラツキが生じにくくなる。
このように、整流装置50によって整流されて風量が安定した空気が排気装置55A〜55Eから排気されることで、通気口72aからの外乱風の侵入を防止するために常に安定したエアーカーテンが形成されることになるので、積載部71に用紙Pが安定的にスムーズに積載(用紙揃え)されることになる。特に、本実施の形態では、エアーカーテンを形成するための吸引ファン31が搬送ベルト装置30に設置されていて、搬送ベルト30a上において用紙Pが搬送されている場合には吸引ファン31から排気装置55A〜55Eに向けて送られる空気の風量が小さくなり、搬送ベルト30a上において用紙Pが搬送されていない場合には吸引ファン31から排気装置55A〜55Eに向けて送られる空気の風量が大きくなって、その風量のバラツキが生じやすいために、整流装置50を設置する効果が大きくなる。
なお、整流装置50によって空気の風量が均一化されるように構成したが、風量が完全に均一化されなくて多少のバラツキが生じるような場合であっても、その風量のバラツキが外乱風の侵入を防止するエアーカーテンの形成に影響しない程度のものであればよいことになる。
また、整流装置50は、本実施の形態のものに限定されることなく、例えば、自動車やバイクなどに設置されるマフラーの構造を用いたものであってもよい。
ここで、先に説明したように、一対のサイドフェンス72は、積載部71に積載される用紙Pの幅方向のサイズに応じて幅方向に自動又は手動で移動可能に構成されている。そして、本実施の形態では、排気口56a(排気装置55A〜55E)が、通気口72aに対するエアーカーテンの幅方向の相対的な位置が変化しないように、一対のサイドフェンス72の幅方向の移動に追従して移動することになる。
具体的に、排気装置55A〜55Eのノズル56及び電磁バルブ57は、それぞれ、サイドフェンス72の上方に形成した保持部(不図示である。)に保持されている。また、各ノズル56と整流装置50とを中継するチューブ51は、フレキシブルな材料で充分な長さで形成されている。
これにより、一対のサイドフェンス72が移動しても、常に通気口72aから所定の隙間Xだけ離れた位置にノズル56及び電磁バルブ57が移動して、その位置でエアーカーテンが形成されることになるため、上述した本発明の効果が安定的に発揮されることになる。
また、本実施の形態では、複数の通気口72aに対応して排紙方向に複数のエアーカーテンが並設されるように、複数の排気装置55A〜55E(排気口56a)が設置されている。
そして、複数の排気装置55A〜55E(排気口56a)のうち、少なくとも1つの排気装置(排気口56a)は吸引ファン31が稼働しているときに常に開口(開放)しているように構成され、その他の排気装置(排気口56a)は少なくとも積載部71に用紙Pが排出されるときに開口(開放)してそれ以外のときには閉口(閉鎖)するように構成されている。
具体的に、本実施の形態では、吸引ファン31は、装置本体1のメインスイッチ(主電源)のオン・オフに連動して稼働・稼働停止する。そして、複数の排気装置55A〜55Eのうち、最も排紙方向後端側に設置された排気装置55Aのノズル56の排気口56aは、常に開放された状態になるように電磁バルブ57が制御されて、空気を排気した状態になっている。これに対して、その他の排気装置55B〜55Eのノズル56の排気口56aは、電磁バルブ57の開閉制御によって、適宜に空気を排気したりしなかったりしている(エアーカーテンを形成したりしなかったりしている)。
このように、少なくとも1つの排気装置55Aのノズル56の排気口56aから空気を排出するように構成することで、吸引ファン31によって吸気された空気が外部に排出されずに逃げ場を失ってしまう不具合を防止することができる。
さらに、本実施の形態では、積載部71に排出される用紙Pの排紙方向のサイズに応じて、複数の排気装置55A〜55E(排気口56a)のうち、その用紙Pの排紙方向の範囲内に形成された通気口72aに対応する排気装置(排気口56a)のみを開口(開放)して、それ以外の排気装置(排気口56a)は閉口(閉鎖)するように構成されている。
具体的に、図5を参照して、B5サイズの用紙Pが積載部71に積載される場合には、それに対応してエンドフェンス73が図5の符号73(a)で示す位置に移動して、その用紙Pの範囲内にある2対の排気装置55A、55Bのみが稼働される。また、A4サイズの用紙Pが積載部71に積載される場合には、それに対応してエンドフェンス73が図5の符号73(b)で示す位置に移動して、その用紙Pの範囲内にある3対の排気装置55A〜55Cのみが稼働される。また、B4サイズの用紙Pが積載部71に積載される場合には、それに対応してエンドフェンス73が図5の符号73(c)で示す位置に移動して、その用紙Pの範囲内にある4対の排気装置55A〜55Dのみが稼働される。また、A3サイズの用紙Pが積載部71に積載される場合には、それに対応してエンドフェンス73が図5の符号73(d)で示す位置に移動して、その用紙Pの範囲内にあるすべての排気装置55A〜55Eが稼働される。
このような制御をおこなうことで、不要なエアーカーテンを形成することなく、外乱風が入り込むのを防止して空気の抵抗を大きく受けることなく積載部71に用紙Pが効率的にスムーズに積載されることになる。
なお、複数の排気装置55A〜55Eの個々の稼働・稼働停止は、給紙部5に設置したサイズ検知センサによって検知された用紙Pのサイズに関する情報(検知結果)や、操作パネルにユーザーによって入力された用紙Pに関する情報、に基いて、それぞれの電磁バルブ57を開閉制御することでおこなうことができる。また、複数の排気装置55A〜55Eの個々の稼働・稼働停止は、電磁バルブ57を用いた自動制御による開閉によらず、手動バルブを用いた手動開閉によるものとすることもできる。
以上説明したように、本実施の形態においては、孔版印刷装置1(画像形成装置本体)の内部に設置された吸引ファン31(吸引装置)によって吸引された空気の風量を均一化(又は、それに近い状態に)した後に、その空気を吸引装置55A〜55Eの排気口56aから排出して、サイドフェンス72の通気口72aの近傍の位置で通気口72aを覆うようにエアーカーテンを形成している。これにより、排紙収納装置7のサイドフェンス72に形成した通気口72aの外側にエアーカーテンを形成する場合であっても、孔版印刷装置1が高コスト化したり消費電力が増加したりしてしまう問題や、大きな騒音が生じてしまう問題を生じにくくすることができる。
なお、本実施の形態では、原稿台2にセットされた原稿に基いて製版をおこなう孔版印刷装置1に対して本発明を適用したが、パソコン等の外部装置から入力された画像情報に基いて製版をおこなう孔版印刷装置に対しても当然に本発明を適用することができる。さらには、その他の方式の画像形成装置(例えば、電子写真方式の画像形成装置や、インクジェット方式の画像形成装置などである。)に対しても本発明を適用することができる。
そして、その場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、エアーカーテンを形成するための吸引装置として搬送ベルト装置30に設置された吸引ファン31を用いたが、エアーカーテンを形成するための吸引装置はこれに限定されることなく、例えば、電子写真方式の画像形成装置において、定着装置の近傍で発生する熱気を装置外に排出するために設置されたファンや、帯電装置で発したオゾンを装置外に排出するために設置されたファンなどを吸引装置として用いることもできる。
そして、その場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 孔版印刷装置(画像形成装置)、
5 給紙部、
7 排紙収納装置
10 版胴(印刷部、画像形成部)、
30 搬送ベルト装置、
30a 搬送ベルト、
31 吸引ファン(吸引装置)、
50 整流装置、
50a 拡張室、
51 チューブ、
55A〜55E 排気装置(排気手段)、
56 ノズル、
56a 排気口、
57 電磁バルブ、
71 積載部(載置トレイ)、
72 サイドフェンス、
72a 通気口、
73 エンドフェンス、
P 用紙。
特許第4695548号公報

Claims (7)

  1. 用紙上に画像を形成する画像形成装置本体と、
    前記画像形成装置本体で画像が形成された後の用紙が当該画像形成装置本体から取り出せる位置に排出されて収納される排紙収納装置と、
    前記画像形成装置本体の内部に設置されて、当該画像形成装置本体の内部から空気を吸引する吸引装置と、
    を備え、
    前記排紙収納装置は、
    前記画像形成装置本体から排出された用紙が積載される積載部と、
    前記積載部に積載された用紙の幅方向を挟みこんで当該用紙の幅方向の姿勢を揃えるとともに、その側面に複数又は単数の通気口がそれぞれ形成された一対のサイドフェンスと、
    前記吸引装置によって吸引された空気の風量を均一化又はそれに近い状態にした後に、その空気を排気口から前記一対のサイドフェンスの幅方向外側に排出して、前記通気口に対して幅方向外側に間隔を空けた位置で前記通気口を覆うようにエアーカーテンを形成する排気手段と、
    を具備し
    前記排気手段の前記排気口は、排紙方向に複数の前記エアーカーテンが並設されるように形成された複数の排気口であって、
    前記複数の排気口のうち、少なくとも1つの排気口は前記吸引装置が稼働しているときに常に開口しているように構成され、その他の排気口は少なくとも前記積載部に用紙が排出されるときに開口してそれ以外のときには閉口するように構成されたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記一対のサイドフェンスは、前記積載部に積載される用紙の幅方向のサイズに応じて幅方向に移動可能に構成され、
    前記排気手段の前記排気口は、前記通気口に対する前記エアーカーテンの幅方向の相対的な位置が変化しないように、前記一対のサイドフェンスの幅方向の移動に追従して移動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記一対のサイドフェンスの前記通気口は、排紙方向に間隔をあけて複数形成され、
    前記排気手段の前記排気口は、前記複数の通気口に対応して排紙方向に複数の前記エアーカーテンが並設されるように形成された複数の排気口であって、
    前記積載部に排出される用紙の排紙方向のサイズに応じて、前記複数の排気口のうち、当該用紙の排紙方向の範囲内に形成された前記通気口に対応する排気口のみを開口して、それ以外の排気口は閉口するように構成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排気手段は、前記排気口から空気を下方に向けて排出して前記エアーカーテンを形成し、
    前記エアーカーテンが形成された状態で前記一対のサイドフェンスの前記通気口が外部に連通するように形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 所定方向に走行しながら用紙を搬送する搬送ベルトを前記画像形成装置本体の内部に備え、
    前記吸引装置は、空気を吸引することにより搬送ベルトに用紙を吸着させるように構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記排紙収納装置は、前記積載部に積載された用紙の排紙方向先端部に当接して当該用紙の排紙方向の姿勢を揃えるエンドフェンスを具備したことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 画像形成装置本体で画像が形成された後の用紙が排出されて収納される排紙収納装置であって、
    前記画像形成装置本体から排出された用紙が積載される積載部と、
    前記積載部に積載された用紙の幅方向を挟みこんで当該用紙の幅方向の姿勢を揃えるとともに、その側面に複数又は単数の通気口がそれぞれ形成された一対のサイドフェンスと、
    前記積載部に積載された用紙の排紙方向先端部に当接して当該用紙の排紙方向の姿勢を揃えるエンドフェンスと、
    前記画像形成装置本体の内部から吸引された空気の風量を均一化又はそれに近い状態にした後に、その空気を排気口から前記一対のサイドフェンスの幅方向外側に排出して、前記通気口に対して幅方向外側に間隔を空けた位置で前記通気口を覆うようにエアーカーテンを形成する排気手段と、
    を備え、
    前記排気手段の前記排気口は、排紙方向に複数の前記エアーカーテンが並設されるように形成された複数の排気口であって、
    前記複数の排気口のうち、少なくとも1つの排気口は前記吸引装置が稼働しているときに常に開口しているように構成され、その他の排気口は少なくとも前記積載部に用紙が排出されるときに開口してそれ以外のときには閉口するように構成されたことを特徴とする排紙収納装置。
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