JP6126966B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、トレッド部に埋設されたベルト層と、ベルト層のタイヤ径方向外側に配設されたベルト補強層とを備える空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤにおいて、高速耐久性の向上や操縦安定性の向上を目的として、トレッドゴムとベルト層の間に1枚ないし複数枚のベルト補強層を設けている。
下記特許文献1には、コーナリングの際のスムースなハンドリング特性を損なうことなく、高速耐久性の向上を図る目的で、ベルト層の外側に有機繊維のベルト補強層が設けられ、ベルト補強層の打ち込み数をベルト端からセンター側に向かって漸減させた空気入りタイヤが記載されている。また、下記特許文献2には、高速耐久性を向上させる目的で、ベルト補強層の補強材の密度を、タイヤ周方向に沿って延びる周方向溝に対応した区域と縦列ブロック群に対応する区域とで異ならせた空気入りタイヤが記載されている。
ところで、車両旋回時のタイヤの接地圧分布は、外側に位置するタイヤ(以下、外輪と称する)の車両装着外側(以下、アウト側と称することもある)のショルダー部が最も高く、次いで、内側に位置するタイヤ(以下、内輪と称する)の車両装着内側(以下、イン側と称することもある)のショルダー部が高くなっている。そのため、特許文献1及び2の空気入りタイヤのように、ベルト補強層をタイヤ赤道に対して対称に配置すると、車両旋回時を考えた場合、外輪のアウト側にて補強が不足して十分なコーナリングパワーを得られない、又は内輪のイン側にて補強が過剰となり重量が増加するという恐れがある。一方、ベルト補強層をタイヤ赤道面に対して非対称に配置すると、左右で拡張率が異なりコニシティが増加する可能性がある。
また、下記特許文献3には、トレッド部にタイヤ赤道の両側でトレッドパターンを異ならせた非対称パターンを設けた空気入りタイヤであって、タイヤ赤道の左右でベルト補強層のコード配列密度を異ならせた空気入りタイヤが記載されている。これにより、重量増加を招くことなく、非対称パターンのタイヤにおけるコニシティの増加を抑制している。
しかし、特許文献3に係る発明は、非対称パターンの空気入りタイヤであり、対称パターンのタイヤにおいて、タイヤ赤道の左右でベルト補強層のコード配列密度を異ならせると、左右で拡張率が異なりコニシティは増加する。
特開2001−322405号公報 特開平4−197804号公報 特開2003−200711号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コニシティの増加を抑制しつつ、車両旋回時に十分なコーナリングパワーを発揮できる空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部に埋設されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配設され、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されたベルト補強層とを備える空気入りタイヤにおいて、
前記ベルト補強層を、タイヤ幅方向に車両装着内側から車両装着外側へ向かって順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、第5領域の5つの領域に等分したとき、
前記第5領域における補強コードの配列密度は、前記第1領域における補強コードの配列密度よりも大きく、かつ第2領域における補強コードの配列密度は、第4領域における補強コードの配列密度よりも大きいものである。
本発明に係る空気入りタイヤでは、ベルト層のタイヤ径方向外側にベルト補強層が配設されている。ベルト補強層は、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されている。このベルト補強層をタイヤ幅方向に5つの領域に等分したとき、最も車両装着外側にある第5領域における補強コードの配列密度を、最も車両装着内側にある第1領域における補強コードの配列密度よりも大きくしている。これにより、タイヤ赤道の左右のショルダー部での補強強度を最適化することができるため、重量の増加を抑制しつつ、車両旋回時にも十分なコーナリングパワーを発揮できる。一方、タイヤ赤道の左右で補強強度を異ならせると、左右で拡張率が異なりコニシティは増加する傾向にある。本発明によれば、車両装着内側にある第2領域における補強コードの配列密度を、車両装着外側にある第4領域における補強コードの配列密度よりも大きくしているため、タイヤ赤道の左右における補強強度が近付いて、コニシティの増加を抑制できる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、各領域における前記配列密度は、その領域よりもタイヤ幅方向内側の領域における配列密度よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、両側のショルダー部での剛性が向上するため、タイヤ変形が抑えられ、コーナリングパワーを効果的に向上できる。
本発明の空気入りタイヤにおいて、第4領域における配列密度と第5領域における配列密度の合計は、第1領域における配列密度と第2領域における配列密度の合計よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、タイヤ赤道を中心として車両装着外側の剛性が車両装着内側の剛性よりも大きくなるため、コーナリングパワーを効果的に向上できる。
また、本発明に係る空気入りタイヤは、トレッド部に埋設されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配設され、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されたベルト補強層と、前記トレッド部の外表面に形成されたタイヤ周方向に延びる4本の主溝とを備え、
前記ベルト補強層を、4本の主溝によりタイヤ幅方向に車両装着内側から車両装着外側へ向かって順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、第5領域の5つの領域に区分したとき、
前記第5領域における補強コードの配列密度は、前記第1領域における補強コードの配列密度よりも大きく、かつ第2領域における補強コードの配列密度は、第4領域における補強コードの配列密度よりも大きいものである。
本発明に係る空気入りタイヤでは、ベルト層のタイヤ径方向外側にベルト補強層が配設されている。ベルト補強層は、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されている。このベルト補強層を4本の主溝によりタイヤ幅方向に5つの領域に区分したとき、最も車両装着外側にある第5領域における補強コードの配列密度を、最も車両装着内側にある第1領域における補強コードの配列密度よりも大きくしている。これにより、タイヤ赤道の左右のショルダー部での補強強度を最適化することができるため、重量の増加を抑制しつつ、車両旋回時にも十分なコーナリングパワーを発揮できる。一方、タイヤ赤道の左右で補強強度を異ならせると、左右で拡張率が異なりコニシティは増加する傾向にある。本発明によれば、車両装着内側にある第2領域における補強コードの配列密度を、車両装着外側にある第4領域における補強コードの配列密度よりも大きくしているため、タイヤ赤道の左右における補強強度が近付いて、コニシティの増加を抑制できる。
本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図 ベルト補強層の断面図 別実施形態に係る空気入りタイヤを示すタイヤ子午線断面図 コニシティを計測するための試験機の一例を概略的に示す斜視図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの一例を示すタイヤ子午線断面図である。図2は、図1の空気入りタイヤのベルト補強層を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、空気入りタイヤは、一対の環状のビード部1と、そのビード部1の各々からタイヤ径方向外側に延びるサイドウォール部2と、そのサイドウォール部2の各々のタイヤ径方向外側端に連なるトレッド部3と、その一対のビード部1の間を補強するカーカス層4とを備えている。カーカス層4は、トロイド状をなすカーカスプライからなり、その端部はビードコア1aとビードフィラー1bを挟み込むようにして折り返されている。
トレッド部3におけるカーカス層4の外周には、たが効果によりカーカス層4を補強するベルト層5が配設されている。ベルト層5は、タイヤ周方向に対して20〜30°の角度で傾斜したコードを有する2枚のベルトプライ5a,5bを有し、各ベルトプライはコードが互いに逆向きに交差するように積層されている。
トレッド部3におけるベルト層5の外周側には、接地面を構成するトレッドゴム7が設けられている。トレッドゴム7の外表面であるトレッド面TRには、タイヤ周方向に沿って延びる複数の主溝8と、これらの主溝8により区画された複数の陸部9とが設けられている。本実施形態では、4本の主溝8が設けられている。4本の主溝8は、タイヤ赤道CLとベルト補強層端部6tとの間に2本ずつ形成されている。
本実施形態では、トレッド面TRに4本の主溝8が形成されており、複数の陸部9は、タイヤ赤道CLが通るセンター陸部9c、最外側に位置する一対の主溝8よりもタイヤ幅方向WD外側にあるショルダー陸部9s、それらの間に介在するメディエイト陸部9mである。
ベルト層5のタイヤ径方向RD外側には、ベルト層5の略全幅を覆うベルト補強層6が配設されている。ベルト補強層6には、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されている。補強コードは、タイヤ周方向に対して5°以下の傾斜角度で配列されている。補強コードの材料としては、有機繊維コードが例示される。有機繊維コードの素材としては、アラミド、ナイロン、ポリエステル、レーヨンを例示することができるが、ナイロンが好ましい。
ベルト補強層6は、ベルト層5のタイヤ径方向RD外側に、補強コードをスパイラル状に巻回することにより形成される。このとき、巻回する際の送りピッチを適宜変えることで、補強コードの配列密度を設定できる。なお、本発明における補強コードの配列密度とは、単位幅あたりのコード本数のことであり、エンド数と呼ばれることもある。
ベルト補強層6は、5つの領域に等分されており、タイヤ幅方向WDに車両装着内側(以下、イン側と称する)INから車両装着外側(以下、アウト側と称する)OUTへ向かって順に第1領域61、第2領域62、第3領域63、第4領域64、第5領域65とする。各領域の分け方としては、後述するベルト補強層6のベルト補強層端部6t同士の距離をタイヤ幅方向WDに5等分とすればよい。
本発明において、イン側INとは、タイヤ赤道CLを基準として車両装着時に車両内側となる側であり、アウト側OUTとは、タイヤ赤道CLを基準として車両装着時に車両外側となる側である。イン側とアウト側とが観念されるタイヤは、車両への装着の際にアウト側を車両の外側に向けるように指定された、装着方向指定型のタイヤであり、タイヤ赤道CLを基準として左右非対称なトレッドパターンが形成されている。車両に対する装着方向の指定は、例えばタイヤのサイドウォール部にイン側またはアウト側となる旨の表示を付すことにより行われる。
ベルト補強層6を第1領域61、第2領域62、第3領域63、第4領域64、第5領域65の5つの領域に等分したとき、第5領域65における補強コード65Cの配列密度d5は、第1領域61における補強コード61Cの配列密度d1よりも大きく、かつ第2領域62における補強コード62Cの配列密度d2は、第4領域64における補強コード64Cの配列密度d4よりも大きくしている。最もアウト側OUTにある第5領域65における補強コード65Cの配列密度d5を、最もイン側INにある第1領域61における補強コード61Cの配列密度d1よりも大きくすることで、タイヤ赤道CLの左右、すなわち、イン側INとアウト側OUTのショルダー部での補強強度を最適化することができるため、重量の増加を抑制しつつ、車両旋回時にも十分なコーナリングパワーを発揮できる。一方、タイヤ赤道CLの左右、すなわち、イン側INとアウト側OUTで補強強度を異ならせると、左右で拡張率が異なりコニシティは増加する傾向にある。本発明によれば、イン側INにある第2領域62における補強コード62Cの配列密度d2を、アウト側OUTにある第4領域64における補強コード64Cの配列密度d4よりも大きくしているため、イン側INとアウト側OUTにおける補強強度が近付いて、コニシティの増加を抑制できる。
また、各領域における配列密度は、その領域よりもタイヤ幅方向WD内側の領域における配列密度よりも大きいことが好ましい。すなわち、イン側INに関し、第1領域61における配列密度d1は、第2領域62における配列密度d2よりも大きく、第2領域62における配列密度d2は、第3領域63における配列密度d3よりも大きいことが好ましい。アウト側OUTに関し、第5領域65における配列密度Ddは、第4領域64における配列密度d4よりも大きく、第4領域64における配列密度d4は、第3領域63における配列密度d3よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、両側のショルダー部での剛性が向上するため、タイヤ変形が抑えられ、コーナリングパワーを効果的に向上できる。
各領域における配列密度は、例えば、第1領域61における配列密度d1が25〜38本/inchであり、第2領域62における配列密度d2が20〜33本/inchであり、第3領域63における配列密度d3が0〜21本/inchであり、第4領域64における配列密度d4が10〜31本/inchであり、第5領域65における配列密度d5が35〜40本/inchである。
第5領域65における配列密度d5は、第1領域61における配列密度d1よりも2〜10本/inch大きいことが好ましく、3〜8本/inch大きいことがより好ましく、5〜7本/inch大きいことが特に好ましい。第1領域61における配列密度d1と第5領域65における配列密度d5の差が、2本/inch未満の場合、アウト側OUTの剛性向上が不十分となり、コーナリングパワーの向上効果が不十分となる。また、第1領域61における配列密度d1と第5領域65における配列密度d5の差が、10本/inchを超える場合、イン側INとアウト側OUTの剛性差が大きくなり過ぎて、接地形状が悪化し、十分なコーナリングパワーの向上効果が得られない。
第2領域62における配列密度d2は、第4領域64における配列密度d4よりも2〜10本/inch大きいことが好ましく、3〜8本/inch大きいことがより好ましく、5〜7本/inch大きいことが特に好ましい。第2領域62における配列密度d2と第4領域64における配列密度d4の差が、2本/inch未満の場合、左右のショルダー部の補強によるコニシティの増加を抑制することができない。また、第2領域62における配列密度d2と第4領域64における配列密度d4の差が、10本/inchを超える場合、旋回時のイン側INの接地性が悪化し、十分なコーナリングパワーの向上効果が得られない。
第4領域64における配列密度d4と第5領域65における配列密度d5の合計d4+d5は、第1領域61における配列密度d1と第2領域62における配列密度d2の合計d1+d2よりも大きいことが好ましい。この構成によれば、タイヤ赤道を中心としてアウト側の剛性がイン側の剛性よりも大きくなるため、コーナリングパワーを効果的に向上できる。
ベルト補強層6をタイヤ赤道CLで2等分した場合、イン側INにおける配列密度とアウト側OUTにおける配列密度の差(d4+d5)−(d1+d2)は、0〜8本/inchであることが好ましい。イン側INにおける配列密度とアウト側OUTにおける配列密度の差が、8本/inchを超えると、イン側INとアウト側OUTで拡張率が大きく異なってしまい、走行中に一定方向のコニシティフォースが発生してしまう。
<別実施形態>
(1)前述の実施形態では、ベルト補強層6を、タイヤ幅方向WDにイン側INからアウト側OUTへ向かって順に5つの領域に等分した例を示したが、図3に示すように、ベルト補強層6を、4本の主溝8によりタイヤ幅方向WDにイン側INからアウト側OUTへ向かって順に第1領域61、第2領域62、第3領域63、第4領域64、第5領域65の5つの領域に区分してもよい。区分する際には、主溝8の溝底中心8aを基準とする。
この実施形態においても、ベルト補強層6を第1領域61、第2領域62、第3領域63、第4領域64、第5領域65の5つの領域に区分したとき、第5領域65における補強コード65Cの配列密度d5は、第1領域61における補強コード61Cの配列密度d1よりも大きく、かつ第2領域62における補強コード62Cの配列密度d2は、第4領域64における補強コード64Cの配列密度d4よりも大きくしている。
(2)前述の実施形態では、ベルト補強層6が1層であるが、2層としてもよい。このとき、少なくとも1層のベルト補強層6において補強コードの配列密度を前述のように設定すればよい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)コニシティ
コニシティは、荷重を受けているタイヤが、一定の半径で1回転する間に発生するタイヤ横方向(軸方向)の力の平均値(LFD)のうち、タイヤの回転方向に関係なく常に一定方向に発生するタイヤ横方向の力のことをいう。
コニシティの測定は、JIS D4233に準拠して行なった。コニシティの測定は、図4に示すような試験機を用いて行なった。試験機は、測定するタイヤTを取り付けるための回転軸と、代用路面としての回転ドラムDを有する。タイヤTの回転軸と、回転ドラムDの回転軸は平行に保たれており、回転ドラムDをタイヤTに押し付け、一定荷重を負荷し、タイヤTを回転させたときに発生するY軸方向の力成分を測定した。正転・逆転時の力を測定し、コニシティの値を評価した。タイヤサイズは195/65R15として、空気圧は200kPa、荷重は470kgとした。比較例1を100として指数評価し、数値が小さいほどコニシティが小さいことを示す。
(2)コーナリングパワー
フラットベルト式コーナリング試験機を用いてコーナリングパワーを測定した。結果は、比較例1を100として指数評価し、数値が大きいほどコーナリングパワーが大きく、コーナリング性能に優れていることを示す。
図1に示すタイヤ構造において、ベルト補強層の各領域の配列密度を表1のようにしたものを比較例1,2及び実施例1〜4とした。
Figure 0006126966
表1の結果から以下のことが分かる。比較例2の空気入りタイヤは、比較例1と比較して、コーナリングパワーを向上できたが、同時にコニシティが増加してしまった。実施例1〜4の空気入りタイヤは、比較例1,2と比較して、コニシティの増加を抑制しつつ、コーナリングパワーを向上できた。
3 トレッド部
5 ベルト層
6 ベルト補強層
8 主溝
61 第1領域
62 第2領域
63 第3領域
64 第4領域
65 第5領域
IN 車両装着内側(イン側)
OUT 車両装着外側(アウト側)

Claims (4)

  1. トレッド部に埋設されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配設され、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されたベルト補強層とを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記ベルト補強層を、タイヤ幅方向に車両装着内側から車両装着外側へ向かって順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、第5領域の5つの領域に等分したとき、
    前記第5領域における補強コードの配列密度は、前記第1領域における補強コードの配列密度よりも大きく、かつ第2領域における補強コードの配列密度は、第4領域における補強コードの配列密度よりも大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 各領域における前記配列密度は、その領域よりもタイヤ幅方向内側の領域における配列密度よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 第4領域における配列密度と第5領域における配列密度の合計は、第1領域における配列密度と第2領域における配列密度の合計よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. トレッド部に埋設されたベルト層と、前記ベルト層のタイヤ径方向外側に配設され、タイヤ周方向に沿って延びる複数本の補強コードが配列されたベルト補強層と、前記トレッド部の外表面に形成されたタイヤ周方向に延びる4本の主溝とを備え、
    前記ベルト補強層を、4本の主溝によりタイヤ幅方向に車両装着内側から車両装着外側へ向かって順に第1領域、第2領域、第3領域、第4領域、第5領域の5つの領域に区分したとき、
    前記第5領域における補強コードの配列密度は、前記第1領域における補強コードの配列密度よりも大きく、かつ第2領域における補強コードの配列密度は、第4領域における補強コードの配列密度よりも大きいことを特徴とする空気入りタイヤ。
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