JP6125381B2 - エレベータの電磁ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エレベータの乗りかごを制動する電磁ブレーキ装置に係り、特に機械室レスエレベータに好適な薄型ブレーキに関するものである。
一般に、エレベータの乗りかごを昇降させるための巻上機や制御装置、および乗りかごの過速度を検出する調速機は建物の上部に設けられた機械室に設置されている。しかし、昇降行程が短く、乗りかごの昇降速度が比較的遅いエレベータにおいては、機械室を持たない機械室レスエレベータも普及している。
機械室レスエレベータの場合、従来機械室に配置する巻上機、制御装置などの機器を昇降路内に配置する。また、昇降路のスペースは限られており、巻上機の形状、設置方法は様々である。たとえば、昇降路の最下部または最上部で乗りかご断面に巻上機が重なるように配置するもの、あるいは乗りかご断面に巻上機が重ならないように配置するものがある。通常、乗りかごと昇降路の隙間は数百mm程度しかないため、その隙間に巻上機を設置するためには偏平形状の巻上機が必要であり、いわゆる薄型巻上機が使用される。
上記薄型巻上機に関しては、ブレーキドラムにライニングを押し付ける直動式の電磁ブレーキ装置が広く採用されている。たとえば、エレベータの巻上機において、ブレーキドラム外周面を押圧して制動する電磁ブレーキ装置として、たとえば特許文献1に記載のものがある。また、エレベータ巻上機において、ブレーキドラムの内面を押圧して制動する電磁ブレーキ装置としては、特許文献2に記載のものがある。
また、電磁力の高出力化を目的とした電磁石装置として、特許文献3に記載のものがある。
国際公開WO11/004468号公報 特開2002−284486号公報 特開2001−237118号公報
図1は、従来の機械室レスエレベータにおける昇降路の断面図を示す。薄型の巻上機3は、乗りかご1と昇降路壁Wの間の数百mmの隙間に配置され、さらに横側に釣り合い錘2が配置される。このように薄型巻上機は、乗りかご1、昇降路壁W、釣り合い錘2に四方を囲まれて配置されることが多い。
よって、巻上機3を小型化することにより昇降路面積を縮小することができ、昇降路内に設置する機器のレイアウトの自由度を拡大することができるため、薄型巻上機の軸方向寸法と幅方向の寸法縮小は機械室レスエレベータにおける重要な課題のひとつである。
特許文献2では、薄型巻上機の幅方向寸法縮小の施策としてブレーキドラムの内面を押圧して制動する。しかし、ブレーキをブレーキドラム内側に配置するため巻上機3の寸法は縮小できるが、電磁ブレーキ装置の保守、修理のためには分解を余儀なくされるため保守時間の増大が懸念される。
図2は、従来の機械室レスエレベータにおける昇降路の概略図である。図2に示すように巻上機3を昇降路の頂部に配置した場合には、巻上機3の保守は、保守員が乗りかご1の上面に乗っておこなわなければならない。
巻上機3の垂直方向にブレーキドラム7に対向するように電磁ブレーキ装置4を配置すると、巻上機3は昇降路天井に近接して設置されるため隙間が狭く、巻上機下面に配置された電磁ブレーキ装置4の作業スペースの確保が難しく保守性が悪い。一方、電磁ブレーキ装置をブレーキドラムの水平方向に対向した位置に配置すると、巻上機の幅寸法が拡大してしまう。
また、幅寸法の縮小のために電磁ブレーキ装置を薄型化すると、コイルの小型化、磁気抵抗の増加により電磁吸引力が低下する。そこで、特許文献3に示す様な電磁石の高吸引化構造が提案されている。しかしながら、特許文献3では、コイル中央の鉄心とコイルの間に非磁性体を介していることから、小型化を進めた場合、非磁性体の分だけ中央鉄心の断面積が小さくなり磁気抵抗が高くなり吸引力が低下する。
本発明の目的は、電磁ブレーキ装置に関する、上記課題に鑑み、ブレーキドラムの外周面を押圧して巻上機を制動する小型で高吸引力を持つ電磁ブレーキ装置において、製造による性能のばらつきを低減し、製造性の向上を図るブレーキ構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、ブレーキドラムと、ブレーキドラムに対し相対運動を行なわない固定鉄心と、ブレーキドラムに対して相対運動を行なう可動鉄心と、固定鉄心と可動鉄心の間に位置するコイルを備えたエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記可動鉄心および前記固定鉄心は各々凹部を有し、前記可動鉄心および前記固定鉄心の前記凹部は互いに対向して位置しており、前記コイルは磁性体からなるコイル巻付部の周囲に巻かれ、前記コイル巻付部に前記コイルを巻き付けた状態で、前記可動鉄心および前記固定鉄心双方の前記凹部内に配置され、ブレーキドラムの回転軸とコイルの中心軸を垂直に配置し、固定鉄心と可動鉄心の凹部が対向した状態で、コイルの中心軸方向においてコイルと固定鉄心、およびコイルと可動鉄心との間に非磁性体からなるを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、製造による性能のばらつきを低減し、製造性の向上を図るブレーキ構造を提供することができる。
従来の機械室レスエレベータにおける昇降路の断面図。 従来の機械室レスエレベータにおける昇降路の概略図。 本発明の機械室レスエレベータにおける昇降路の斜視図。 電磁ブレーキ装置の平面図。 図4AのAA線断面図。 電磁ブレーキ装置の動作を説明する断面図。 電磁ブレーキ装置の動作を説明する断面図。 本発明の実施例1の電磁ブレーキ装置を示す断面図。 本発明の実施例2の電磁ブレーキ装置を示す分解斜視図。 本発明の実施例3の電磁ブレーキ装置を示す分解斜視図。 従来例の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図。 本発明の実施例1の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図。 本発明の実施例2の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図。 従来例と本発明実施例の磁界解析の結果を示した説明図。 本発明実施例における突起部の形状を示した底面図。 図11AにおけるBB線断面図。 薄型巻上機に本発明を適用した応用例を示す正面図。 図12の側面図。 薄型巻上機に本発明を適用した他の応用例を示す正面図。
図3に機械室エレベータの昇降路の機器配置の一例を示す。乗りかご1は、巻上機3の鋼車6に巻き掛けられた複数本からなるロープ5を介して昇降動作する。鋼車6は図示しない駆動装置と直結されており、駆動装置によって駆動される。ブレーキドラム7は鋼車6と直結しており、ブレーキドラム7をブレーキ装置4で制動することにより、乗りかご1の停止状態を保持する。2は釣り合い錘である。
以下、本発明を説明するに当たり、従来の電磁ブレーキ装置の構造と動作について説明する。図4Aは、電磁ブレーキ装置の平面図、図4Bは、図4AのAA線断面図である。図4A、図4Bを用いて無励磁作動型ブレーキ装置の構造を説明する。
図4A、図4Bにおいて、電磁ブレーキ装置4は、磁性体からなる固定鉄心8および可動鉄心9、コイル10、制動ばね11、調整ボルト12a、12bを有する隙間調整機構、およびブレーキシュー13、ブレーキライニング14を備えている。制動ばね11はあらかじめ自由長から圧縮した状態で取り付けられている。
図5Aは、電磁ブレーキ装置の動作を説明する断面図、図5Bは、電磁ブレーキ装置の動作を説明する断面図である。
図5Aは電磁ブレーキ装置4が巻上機3を制動している状態を示す。制動状態では、制動時は制動ばね11の押圧力が可動鉄心9を介してブレーキライニング14をブレーキドラム7に押し付けることで鋼車を制動している。
図5Bは非制動時の状態を表している。非制動時には、コイル10に電流を印加することで固定鉄心8を磁化する。固定鉄心8が磁化されることで可動鉄心9は固定鉄心8側へ吸引されブレーキライニング14はブレーキドラム7から離間され、押圧力が解除される。
上記に示すように、制動動作は制動ばね11により機械的に実行され、制動力の解除は電気的に行われる。このように停電などにより電源の供給が絶たれた場合には乗りかご1が停止する、フェールセーフ動作を実現している。
図6は、本発明の実施例1の電磁ブレーキ装置を示す断面図である。実施例1の電磁ブレーキ装置の基本構成は従来の無励磁作動型ブレーキ装置と同様であるが、図6に示すように固定鉄心8と、可動鉄心9の断面はコ字状で、互いに凹部18と開口部を有しており、各々の開口部を対向するように配置している。さらに、前記開口部内にコイル10を配置する。Cはコイル中心軸である。これにより、固定鉄心8と可動鉄心9の対向部からの漏洩磁束を従来の構造と比較し低減することができる。
さらに、引用文献3に比較し、コイル10を磁性体からなるコイル巻付部15に直接巻きつけることで磁気抵抗を低減することにより、コイル10に電圧を印加した際に発生する磁束を従来構造と比較して向上することができる。
コイル10をコイル巻付部15に固定する方法としては、含浸や自己融着線を利用する、また、絶縁テープでコイル10周囲を固定するなどが挙げられる。また、コイル巻付部15を固定鉄心8に固定する方法は、たとえばボルト等の締結部材17a、17bで固定する方法があるが、これを溶接や接着で一体化しても問題はない。
さらに、コイル10のコイル中心軸方向への投影形状と同一形状の非磁性体からなる22を、コイル10と固定鉄心8の間、およびコイル10と可動鉄心9の間に配置する。上記構成により、コイル10と固定鉄心8および可動鉄心9の間に所定の隙間を保持することができる。
図7は、本発明の実施例2の電磁ブレーキ装置を示す分解斜視図である。実施例2は、非磁性体からなる板の具体的構造に関するものである。コイル巻付部15は、図4Aに示すような長円形状を有している。
図7において、コイル巻付部15に突起部23を設け、突起部23と嵌合する凹部Rを備えた、非磁性体からなる26をコイル巻付部15の上下に設けている。
26とコイル巻付部15の突起部23を嵌合し固定することで、固定鉄心8、可動鉄心9とコイル10の間に、26の厚み分の非磁性体を構成する。ここでは、凹部Rを非磁性体からなる板26に設け、突起部23をコイル巻付部15に有しているが、突起部を非磁性体からなる板26の内側に設け、これと嵌合する凹部をコイル巻付部15に設けてもよい。
コイル巻付部15と非磁性体からなる板26からなるボビン構造にコイルを巻きつけることでコイル10の中心軸方向の両側面に非磁性体を設けた構成とすることができる。
また、実施例2の応用例として、図8に示すように突起部23を磁性板27に取付け、コイル巻付部15と突起部23を別体として構成すれば、コイル巻付部15の製作をさらに容易にすることができる。
〔中心磁束φcと外磁極磁束φoの比較〕
次に、本発明の電磁ブレーキ装置の磁気回路について、従来例と、本発明の非磁性体からなる板の代わりに磁性体からなる板を用いた比較例と、本発明を対比して説明する。
図9Aは、従来例の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図である。図9Bは、比較例の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図である。また、図9Cは、本発明の中心磁束φcと外磁極磁束φoの位置を示した模式図である。図9A乃至図9Cに示した点線矢印は磁束の流れを示している。また、図10は、従来例と本発明実施例の磁界解析の結果を示した説明図である。
中心磁束φcについて図9Aの従来例と比較した場合に、図9Bに示す比較例の磁性体からなる25を追加しコイル巻付部15をボビン構造とした構成では、中心磁束φcが23.6%増加する。また図9Cの本発明では中心磁束φcが29%増加する。
また、中心磁束φcに対する外磁極磁束φoの割合を比較すると、中心磁束φcの方向を正として、25が磁性体のみからなる比較例では−5.2%であるのに対し、本発明の構成では−1.7%となり、本発明においてコイル10の中心で発生した磁束φcを有効に活用できていることがわかる。
比較例のように磁性体のみで25を構成する場合には、図9Bの磁路28に示す磁気回路が形成され、コイル中心で発生した中心磁束φcが外磁極磁束φoだけでなく磁路28の磁気回路で回流してしまうため、コイル10の中心で発生した磁束φcを有効に活用できない。
図10では、従来構造の中心磁束φcを1として表記している。解析の結果では、本発明の構造では中心磁束が約30%向上し、外磁極磁束φoの低減率も向上している。
このように、本発明は、中心磁束φcを有効に活用することで、最終的に電磁コイルの吸引力は従来例に比較して約20%向上する。
このように、ブレーキドラムの回転軸とコイルの中心軸を垂直に配置し、固定鉄心と可動鉄心の凹部が対向して接触した状態で、コイルの中心軸方向においてコイルと固定鉄心、およびコイルと可動鉄心との間に非磁性体からなるを設けたことにより、電磁ブレーキ装置内に形成される磁気回路の磁気抵抗を低減して磁束を増加させ、磁束を有効磁極面に効率的に流すことによりコイル吸引力を向上させ、エレベータの巻上機に用いられる電磁ブレーキ装置の薄型化を実現することができる。
一方、コイル10の上面に磁性体を配した場合、固定鉄心8および可動鉄心9の外磁極磁束φoの流入断面近傍に磁性体があると、磁気回路が形成されコイル中心で発生した磁束が低減し有効に活用できない。これを踏まえて、磁性体からなる突起部23の適切な形状と位置について検討する。突起部23を固定鉄心8および可動鉄心9の凹部内壁の近傍に配すると、中心磁束φcが外磁極磁束φoだけでなく、突起部23へ回流することになる。磁束は磁気回路において磁気抵抗の低い部分へ流れやすい特性を有している。磁気抵抗Rは以下の式で表される。
Figure 0006125381
R:磁気抵抗[A/Wb]、μ:透磁率、l:磁路長さ[m]、A:磁路断面積[m
そこで、突起部23の形状はコイル10中心軸から離れるほど断面積が小さくなる形状とするのが良い。図11Aは、本発明の実施例3における突起部の形状を示した底面図である。図11Bは、図11AにおけるB−B線断面図である。
図11Aは非磁性体からなる板26をコイル10中心軸の投影面方向から見た図を示している。突起部23は略四分円形状をしており、コイル10中心軸から離れるほど断面積が小さくなる。
図11Aに示す様に、矩形状の固定鉄心8の長辺を31、短辺を32とする。又、固定鉄心8に設けられた長円状の凹部18の凹部長径をLo、凹部短径をSとする。また、凹部18と長辺31間の長さをL1、凹部18と短辺32間の厚さをL2とする。
上記において、
L1=(短辺長さ−S)/2 ・・・・・・(2)
L2=(長辺長さ−Lo)/2 ・・・・・・(3)
L2>L1 ・・・・・・(4)
となる。このとき、略四分円状の突起部23の直線部と曲線部の交わる頂点をPとする。突起部23の直線部および頂点Pを、厚さL1を持つ固定鉄心8の長辺(紙面上下方向)あるいは、矩形形状をもつ固定鉄心8の角部に配置すると、突起部23から長辺31に向かう磁束の流出を低減することができる。これは、可動鉄心9についても同様である。
突起部23は、図11Bに示すように先端を半月状断面にすることで、コイル10中心から離れるほど断面積が減少するような形状としている。
ここで図示しないが、コイル巻付部15および非磁性体からなる板22、非磁性体からなる板26、磁性板27は絶縁処理を施していることが望ましい。例えば、図示しないが、コイル接触面に絶縁テープなどを貼り付けるのも有効な手段である。
図12〜14を用いて、薄型巻上機に本発明を適用した構成を説明する。図12は、薄型巻上機に本発明を適用した応用例を示す正面図である。図13は、図12の側面図である。図14は、薄型巻上機に本発明を適用した他の応用例を示す正面図である。
固定鉄心8は固定部材20、図中ではL字部材を介して巻上機ベース21に締結部材17によって締結されることで固定される。このとき固定部材20は非磁性体で構成されることが好ましい。
1・・・乗りかご
2・・・釣り合い錘
3・・・巻上機
4・・・電磁ブレーキ装置
5・・・ロープ
6・・・鋼車
7・・・ブレーキドラム
8・・・固定鉄心
9・・・可動鉄心
10・・・コイル
11a、b・・・制動ばね
12a、b・・・調整ボルト
13・・・ブレーキシュー
14・・・ブレーキライニング
15・・・コイル巻付け部
18・・・凹部
20・・・固定部材
21・・・巻上機ベース
22、26・・・板(非磁性体からなる板)
23・・・突起部
24・・・コイルユニット
25・・・板(磁性体からなる板)
27・・・磁性板
28・・・磁路
31・・・長辺
32・・・短辺
C・・・コイル中心軸
Lo・・・凹部長径
SH・・・凹部短径
P・・・頂点
W・・・昇降路壁

Claims (7)

  1. ブレーキドラムと、ブレーキドラムに対し相対運動を行なわない固定鉄心と、ブレーキドラムに対して相対運動を行なう可動鉄心と、前記固定鉄心と可動鉄心の間に位置するコイルを備えたエレベータの電磁ブレーキ装置において、
    前記可動鉄心および前記固定鉄心は各々凹部を有し、前記可動鉄心および前記固定鉄心の前記凹部は互いに対向して位置しており、
    前記コイルは磁性体からなるコイル巻付部の周囲に巻かれ、前記コイル巻付部に前記コイルを巻き付けた状態で、前記可動鉄心および前記固定鉄心双方の前記凹部内に配置され、
    前記ブレーキドラムの回転軸と前記コイルの中心軸を垂直に配置し、前記固定鉄心と前記可動鉄心の前記凹部が対向した状態で、前記コイルの中心軸方向において前記コイルと前記固定鉄心、および前記コイルと前記可動鉄心との間に非磁性体からなるを設けたことを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記非磁性体からなる板または前記コイル巻付部のいずれか一方に、前記非磁性体からなる板を前記コイル巻付部に装着する突起部を設けたことを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記非磁性体からなる板は樹脂もしくは金属非磁性体からなることを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
  4. 請求項2または請求項2を引用する請求項3に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記コイル巻付部は、前記コイルが巻きつけられた巻付部と、前記突起部とが別体として構成されていることを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置
  5. 請求項2,請求項2を引用する請求項3及び請求項4のいずれか一項に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記可動鉄心および固定鉄心は、前記コイル中心軸方向における投影形状が長辺と短辺と角部を有する矩形をなしており、前記突起部の少なくともひとつが、前記可動鉄心および前記固定鉄心の角部に配置されていることを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
  6. 請求項2,請求項2を引用する請求項3,請求項4及び請求項5のいずれか一項に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記突起部は、前記コイル中心軸と平行な断面における断面積が前記コイル中心から離れるほど減少することを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
  7. 請求項5又は請求項5を引用する請求項6に記載のエレベータの電磁ブレーキ装置において、前記突起部は、直線部と曲線部および両者の交点からなる頂点を有し、前記コイル中心軸方向の投影面からみて、前記固定鉄心または前記可動鉄心の前記長辺と前記短辺のうち、前記固定鉄心および前記可動鉄心の前記凹部と前記長辺または前記短辺との厚みが最も小さい辺に、前記突起部の直線部および前記頂点を配置したことを特徴とするエレベータの電磁ブレーキ装置。
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