JP5514917B2 - 磁気ブレーキ装置を備えるエレベータシステム - Google Patents

磁気ブレーキ装置を備えるエレベータシステム Download PDF

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Description

本発明は、磁気ブレーキ装置を備えるエレベータシステムに関する。
エレベータシステムは、エレベータかごの移動速度の制御に使用される種々の装置を含む。エレベータ巻上機は、かごの移動速度を指示する制御装置に応答して作動する。エレベータ巻上機のブレーキは、例えば、かごを減速させて乗場で停止させるために、巻上機の位置で制動力を加える。エレベータかごには、追加のブレーキ装置が設けられる。
エレベータかごは、場合によって所望の限度を超えた速度で移動するおそれがある。このような過速度状態では、かごに設けられたブレーキ装置が作動してかごを停止させる。このようなブレーキ装置は、典型的に、エレベータかごを案内するガイドレールに係合する摩擦パッドを含む。このようなブレーキ装置に関連する難点の1つは、摩擦パッドとガイドレールとの係合によってガイドレールの対応する部分に沿って表面に変形が生じるおそれがあることである。ガイドレールの表面の変形は、それ以降のエレベータの走行中に振動や騒音を引き起こし、乗り心地を低下させる。
例示的なエレベータシステムは、少なくとも1つのガイドレールに沿って移動するように設けられたエレベータかごを含む。少なくとも1つのブレーキ装置が、エレベータかごと共に移動するように支持される。このブレーキ装置は、複数の磁石部材と複数の協働部材とを含む。協働部材は、磁石部材に対して第1の位置と第2の位置との間で選択的に移動可能である。第1の位置では、エレベータかごはガイドレールに沿って移動可能となる。第2の位置では、磁石部材と協働部材とは協働して、ブレーキ装置とガイドレールとの間で電磁相互作用を生じさせ、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止する。
開示された例示的な実施例の種々の特徴や利点は、以下の詳細な説明によって当業者に明らかになる。詳細な説明に付随する図面について、以下に簡単に説明する。
本発明の実施例に従って設計されたエレベータ装置の選択された部分の概略説明図である。 例示的なブレーキ装置の構造を示す概略説明図である。 例示的なブレーキ装置の実施例の端部を示す概略説明図である。 例示的なブレーキ装置の作動状態を示す概略説明図である。 図4Aの例示的なブレーキ装置の異なる作動状態を示す概略説明図である。 他の例示的なブレーキ装置の作動状態を示す概略説明図である。 図5Aの例示的なブレーキ装置の異なる作動状態を示す概略説明図である。 他の例示的なブレーキ装置の作動状態を示す概略説明図である。 図6Aの例示的なブレーキ装置の異なる作動状態を示す概略説明図である。 さらに他の例示的なブレーキ装置を示す概略説明図である。 さらに他の例示的なブレーキ装置を示す概略説明図である。 さらに他の例示的なブレーキ装置を示す概略説明図である。 他の例示的なブレーキ装置を示す概略説明図である。 他の例示的なブレーキ装置を示す概略説明図である。
図1は、例示的なエレベータ装置20の選択された部分を概略的に示している。エレベータかごアセンブリ22は、ガイドレール24に沿って移動するように設けられている。かごアセンブリ22は、エレベータかご26と、ガイドレール24に沿ってエレベータかご26と共に移動するように支持されたブレーキ装置30と、を含む。ブレーキ装置30は、ガイドレール24に沿ったエレベータかご26の移動を阻止するために、ガイドレール24の電磁的な応答を利用して制動力を加える。
図2は、ブレーキ装置30の一例を示しており、このブレーキ装置30は、かごフレームなどのエレベータかご26の適切な部分に固定された取付プレート32を含む。第1の支持ブラケット34が取付プレート32に固定される。複数の磁石部材36が、ブラケット34に固定された第1のバッキングプレート38に支持される。一例では、磁石部材36は、永久磁石であり、バッキングプレート38は鉄または他の強磁性体により構成される。
他のブラケット40が、ブラケット40に対して選択的に移動可能なスライダ42を支持する。この例では、リニア軸受44が、エレベータかごが進む垂直経路に平行な方向でブラケット40に対するスライダ42の直線移動を容易にするように設けられている。複数の協働部材46が、スライダ42に連結された第2のバッキングプレート48に支持される。協働部材46は、スライダ42がブラケット40に対して直線移動するに従って、磁石部材36に対して選択的に移動可能となっている。
図3から分かるように、例えば、各々のガイドレール24は、間にクリアランス51を有するように磁石部材36と協働部材46との間に受け入れられるフィン50を含む。この配置により、ブレーキ装置30は、フィン50の表面に接触せずにガイドレール24に沿って移動可能となる。
協働部材46が磁石部材36に対して第1の位置にあるときには、ブレーキ装置30は制動力を加えるために使用されていない非作動状態にある。換言すると、協働部材46が磁石部材36に対して第1の位置にあるときには、エレベータかご26は、ガイドレール24に沿って移動可能となる。
協働部材46が磁石部材36に対して第2の位置に移動すると、磁石部材36と協働部材46とは、協働してガイドレールとブレーキ装置との間に電磁相互作用を生じさせ、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止する。ガイドレール24の電磁的な応答は、ガイドレール24に沿ったエレベータかご26の移動を阻止する電気力学的制動力を発生させる。一例では、電磁的な応答は、ガイドレール24のフィン50に誘導される渦電流である。
ガイドレール24は、ブレーキ装置30によって容易に制動力を加えることができるように導電性材料から構成される。一例では、ガイドレール24は、アルミニウム製である。ガイドレールにアルミニウムを使用することにより、軽量な材料が提供され(例えば、アルミニウムは鋼よりも軽い)、従来のエレベータ装置に比べて設置費用が安くなる。より軽量なレールによって、安価な設置が容易になる。このような装置では、選択された条件でエレベータかご26の動きを阻止するためにブレーキ装置30とガイドレールの表面との間に摩擦係合が不要なので、アルミニウムのように比較的軟らかい材料を使用することができる。摩擦力が使用される場合には、アルミニウム製のレールは耐久性のために硬化された面を含みうる。
図4Aは、ブレーキ装置30の一例を概略的に示している。この例では、複数の磁石部材36が全てガイドレール24のフィン50の一方側に配置される。この例では、協働部材46は、永久磁石である。レールフィン50は、磁石部材36と永久磁石である協働部材46との間の間隙に配置される。図4における磁石の磁化方向すなわち極性化の方向は、レールフィン50の反対側で互いに反対向きである。これは、矢印52によって概略的に示している。図4Aに示す協働部材46の第1の位置は、ガイドレール24に沿ってエレベータかご26が移動可能となるブレーキ装置30の非作動状態に対応する。
図4Bは、図4Aの例の作動状態を概略的に示している。ブレーキがかかっている作動状態は、例えば、エレベータの過速度状態で有用である。スライダ42と協働部材4とは、矢印53で概略的に示すように(つまり、図では左に)移動している。図4Bに示す第2の位置では、永久磁石からなる協働部材46は、磁石部材36の磁化方向と一致する磁化方向を有し、この磁化方向はレールフィン50を横切る。この位置では、ガイドレール24とブレーキ装置30との間の電磁相互作用により、エレベータかご26の移動を阻止する制動力が得られる。図4Bに示す第2の位置では、磁石アセンブリは、一致した極性化により磁石アセンブリの間の間隙を横切ってガイドレールのフィン50を通る界の流れを生じさせるように互いに対して配置される。貫通する界は、レール内に渦電流を励起し、大きな電気力学的制動力を生じさせる。レール内に励起された渦電流が電気力学的制動力を発生させる方法は周知である。
スライダ42と協働部材46とが図4Bに示す第2の位置にいつ移動するかを選択的に制御することにより、ブレーキ装置30はエレベータかご26の移動を阻止する制動力を選択的に加える。
図4A,図4Bに示す例の1つの特徴は、協働部材46が図4Aに示す第1の位置にある非作動状態でも、磁界の小さな部分(例えば、漏れ磁界)がレールフィン50を貫通してエレベータの走行時に比較的小さい抵抗が生じる点である。このような抵抗は、第2の位置における協働部材46によるエレベータかごの移動の阻止に関連する力の約3パーセント程度である。この小さな抵抗は、エレベータかご26の垂直方向の振動を最小化する減衰力として有用である。さらに、協働部材46が第1の位置にあるときにレールを貫通する漏れ磁界は、エレベータの走行時に横方向の安定力、すなわちセンタリング力を提供する。換言すると、図4A,図4Bで概略的に示した装置は、ブレーキ装置30がエレベータかごの減速に使用されていない場合でも、エレベータの乗り心地を改善する振動減衰機能を提供する。
図5A,図5Bは、他の例示的なブレーキ装置30を概略的に示している。この例では、協働部材46は、強磁性材料で形成された磁極シューである。スライダと磁極シューである協働部材46は、レールフィン50に対して磁石部材36と同じ側に位置する。この例では、レールフィン50の反対側に鉄製のリターンバッキングプレート48が設けられる。
磁極シューである協働部材46が、図5Aに示す第1の位置にある場合、磁石部材36の磁界は本質的にレールフィン50の一方側に封じ込められる。この第1の位置では、磁極シューである協働部材46は、少なくとも部分的に磁石部材36の間の間隔56と整列している。この例では、磁極シューである協働部材46の間にも間隔58がある。
図5Bに示すように、磁極シューである協働部材46を磁石部材36に対して第2の位置に配置するために、スライダ42が矢印60で概略的に示すように移動可能である。この位置では、磁極シューである協働部材46は、磁石部材36と整列して磁界がレールフィン50を貫通するのを可能にし、レールフィン50内に渦電流を励起してエレベータかご26の移動を阻止する充分に大きい電気力学的な力を発生させる。図5Bに示す位置では、磁石の磁界は、レールフィン50を通って、磁石部材36からレールフィン50の反対側に位置する鉄製のバッキングプレート48まで流れて、磁石部材36に戻る。
スライダ42と磁極シューである協働部材46の位置を選択的に制御することにより、ブレーキ装置30はエレベータかご26の移動を阻止する制動力を選択的に加える。図示の例では、磁石部材36は、それぞれ幅を有する。磁石部材36の間の間隔56とそれぞれの磁石部材36の幅により、磁極ピッチ61が定められる。協働部材46の寸法とこれらの間の間隔58は、図5Bに示す第2の位置において、間隔58が間隔56と整列し、かつ磁極シューである協働部材46が磁石部材36と整列するように選択される。スライダ42は、図5Aに示す第1の位置と図5Bに示す第2の位置との間で、磁極ピッチ61の半分に対応する距離だけ移動する。
図6A,図6Bは、磁石部材36がレールフィン50の両側に設けられ、磁極シューである協働部材46が磁石部材36の各々の組と関連づけられた他の例示的な装置を示している。図6Aに示す第1の位置では、磁石部材36の磁界はレールフィン50を貫通しない。協働部材46が矢印62で概略的に示すように直線状に移動した後の図6Bに示す第2の位置では、磁石部材36の磁界はレールフィン50を貫通し、レールフィン50内に渦電流を励起して電気力学的制動力を発生させる。
図7A〜図7Cは、他の例示的な実施例を概略的に示している。この例のガイドレール24は、2つのレールフィン部分50を含み、ブレーキ装置30は両方のレールフィン部分50と相互に作用するように配置される。2つのレールフィン50を使用することで、渦電流が誘導される導電性材料の表面積が増加する。さらに、2つのレールフィン50を含む構造は、渦電流経路に沿った抵抗を減少させる。このような装置の1つの特徴は、昇降路壁から離れてエレベータかご26の中心に向かう方向で、レールフィン50の寸法を減少させることが可能になることである。レールフィンに要求される寸法の減少により、例えば、昇降路内でエレベータかごに利用可能な空間が増加するか、あるいは特定のエレベータかご容量で要求される昇降路空間が減少する。
図7Bは、磁石部材36に対して第1の位置に配置された協働部材46を示している。この例では、スライダ42、協働部材46および磁石部材36は、全て2つのレールフィン50の間の間隔に配置されている。鉄製のリターンバッキングプレート38が、各々のレールフィン50の反対側に設けられている。この例では、協働部材46は、永久磁石である。磁石部材36は離間されており、間に磁極片66を有する。永久磁石である協働部材46も離間されており、間に磁極片68を有する。図7Bの装置における磁石部材36と隣接または整列した磁石である協働部材46との磁化方向すなわち極性化の方向は、矢印70で概略的に示すように反対向きになるように設けられる。この位置では、磁石部材36と協働する磁石部材46の本質的に全ての磁界は、2つのレールフィン50の間の間隔に封じ込められる。これにより、エレベータかごは、ガイドレール24に沿って移動可能となる。
ブレーキをかけることが望ましい場合には、スライダ42が矢印72で概略的に示すように移動して、磁石である協働部材46を磁石部材36に対して図7Cに示す第2の位置へと直線状に移動させる。この位置では、磁石部材36と隣接または整列した磁石である協働部材46との磁化方向は、矢印70で概略的に示すように同じ向きになる。このような磁化方向および間に設けられた磁極部材66,68によって、磁石の磁界がレールフィン50を貫通することが可能となり、レールフィン50内に渦電流が励起されて、電気力学的制動力が発生する。
上述した例における電気力学的制動力の1つの特徴は、制動力の大きさがレールフィン50に対する磁石部材36および協働部材46の移動速度に比例することである。制動力は、最高移動速度で最も大きく、エレベータかご26の減速に従って小さくなる。いくつかの例では、ブレーキ装置は、上述の電気力学的制動力のみでは完全にエレベータかご26を停止させることができない。昇降路の摩擦システムの力がエレベータかご24を推進する重力や慣性力よりも小さい場合には、所望の位置でエレベータかごを停止させるために追加の摩擦による制動が望ましい場合もある。
一例では、ブレーキ装置30の構造を利用して追加の摩擦による制動力を加えることが可能である。図8は、磁石部材36が、レールフィン50に面して磁石部材に支持された制動材料76を含む装置を概略的に示す。電気力学的制動力によってエレベータかごが充分に減速した後、バッキング部材38と磁石部材36は、制動材料76をレールフィン50に接触させるようにレールフィン50に向かって移動し、エレベータかご26を完全に停止させる追加の摩擦による制動力を提供する。
図9は、磁石部材36に隣接してブレーキパッド78が配置された他の装置を概略的に示している。ブレーキパッド78は、選択的にレールフィン50と係合するように移動し、選択された条件でエレベータかごを完全に停止させる。
一例では、レールフィン50との係合状態へのブレーキ材料76またはブレーキパッド78の移動は、磁石部材36と協働部材46との間の磁力によって生じる。換言すると、例示的なブレーキ装置30の種々の部分の間の吸引力(または反発力)を利用して摩擦停止部材をレールフィン50と係合するように移動させ、エレベータかごの移動を阻止することができる。
一例では、磁石部材36、協働部材46またはこれらの両方が支持される方法は、材料のたわみを許容し、選択された条件においてレールフィン50と対応する摩擦ブレーキ部材との間のクリアランスがなくなるように対応する部材がレールフィン50に向かって移動する。他の例では、摩擦制動部材がレールフィン50と選択的に係合するように、ブレーキ装置30の適切な部分が、装置30の対応する部分の横方向移動を許容するように設けられる。
上述の説明は、例示的であり、限定的なものではない。開示された例の変更や改良は、当業者には明らかであり、以下の請求項を検討することのみによって判断される本発明に与えられる法的保護の範囲から必ずしも逸脱するものではない。

Claims (20)

  1. エレベータかごと、
    エレベータかごの移動を案内するように配置された少なくとも1つのガイドレールと、
    エレベータかごと共に移動するように該エレベータかごに支持された少なくとも1つのブレーキ装置であって、ガイドレールに隣接する複数の磁石部材と、これらの磁石部材の近くに設けられた複数の協働部材と、を含み、前記協働部材が、ブレーキ装置によりエレベータかごがガイドレールに沿って移動可能となる第1の位置と、前記磁石部材と前記協働部材が協働してガイドレールとブレーキ装置との間に電磁相互作用を生じさせて、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止する第2の位置と、の間で前記磁石部材に対して移動可能となっている、ブレーキ装置と、を備え
    第2の位置では、ガイドレールを貫通する磁界が発生してガイドレール内に渦電流が励起されるように前記磁石部材と前記協働部材が整列し、これにより、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止する電気力学的制動力が発生することを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記磁石部材と前記協働部材とは、全てガイドレールの一方側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  3. 前記磁石部材は、ガイドレールの一方側に配置されており、前記協働部材は、ガイドレールの第2の側に配置されていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  4. ブレーキ装置は、前記磁石部材が支持された基部と、前記協働部材が第1の位置と第2の位置との間で摺動するように支持されたスライダと、を備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  5. 前記協働部材は、エレベータかごが選択された閾値を超える速度で移動したことに応じて、第1の位置から第2の位置に移動することを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  6. 前記磁石部材は、各々の磁石部材と隣接する磁石部材との間に第1の間隔を有するように直線上に配置されており、
    前記協働部材は、各々の協働部材と隣接する協働部材との間に第2の間隔を有するように直線上に配置されており、
    第1の位置では、前記協働部材が第1の間隔と少なくとも部分的に整列し、前記磁石部材が第2の間隔と少なくとも部分的に整列していることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  7. 前記磁石部材は幅を有し、
    第1の空間の幅と前記磁石の1つの幅との和が第1のピッチに等しく、
    前記協働部材は、第1の位置から第2の位置へと移動するときに、第1のピッチの半分に等しい距離だけ移動することを特徴とする請求項6記載のエレベータシステム。
  8. 前記協働部材は、第1の位置と第2の位置との間で移動するときに、エレベータかごの移動方向と平行な方向に移動することを特徴とする請求項6記載のエレベータシステム。
  9. 前記少なくとも1つのガイドレールは、2つの平行なレールフィンを有し、
    ブレーキ装置は、少なくとも部分的に前記平行なレールフィンの間に位置し、該ブレーキ装置と前記平行なレールフィンの両方との間に前記電磁相互作用が生じることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  10. 前記磁石部材と前記協働部材は、前記平行なレールフィンの間に配置されていることを特徴とする請求項9記載のエレベータシステム。
  11. 前記磁石部材は、ガイドレールの一方側に配置され、
    前記協働部材は、ガイドレールの反対側に配置された磁石を含み、
    第1の位置では、ガイドレールに対する前記磁石部材の磁化方向が、整列して設けられた対応する前記協働部材の磁化方向と反対向きになるように、前記磁石部材と前記協働部材とが整列して設けられており、
    第2の位置では、ガイドレールに対する前記磁石部材の磁化方向が、整列して設けられた対応する前記協働部材の磁化方向と同じ向きになるように、前記磁石部材と前記協働部材とが整列して設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  12. 前記各々の磁石部材の磁化方向が、隣接する磁石部材の磁化方向とは反対向きであり、
    前記各々の協働部材の磁化方向が、隣接する協働部材の磁化方向とは反対向きであることを特徴とする請求項11記載のエレベータシステム。
  13. 前記磁石部材の少なくともいくつかは、ガイドレールと係合するように制動材料を移動させるためにガイドレールに向かって移動可能となっていることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  14. 少なくとも2つの前記磁石部材の間に、前記ガイドレールと係合するように配置された摩擦ブレーキ部材を備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  15. 前記ガイドレールと選択的に係合するように、少なくともいくつかの前記磁石部材のガイドレールに面する面に支持されたブレーキパッドを備えることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  16. 前記協働部材は、磁石であることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  17. 前記協働部材は、磁極であることを特徴とする請求項1記載のエレベータシステム。
  18. エレベータかごと共に移動するように該エレベータかごに支持されたブレーキ装置を有するエレベータかごの速度の制御方法であって、ブレーキ装置は、ガイドレールに隣接する複数の磁石部材と、これらの磁石部材の近くに設けられた複数の協働部材と、を備えており、
    ブレーキ装置によりエレベータかごがガイドレールに沿って移動可能となるように、前記協働部材を前記磁石部材に対して第1の位置に維持し、
    エレベータかごの速度の減速が望ましい場合に、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止するように、前記磁石部材と前記協働部材が協働してガイドレールとブレーキ装置との間に電磁相互作用を生じさせる第2の位置に前記協働部材を選択的に移動することを含み、
    第2の位置では、ガイドレールを貫通する磁界が発生してガイドレール内に渦電流が励起されるように前記磁石部材と前記協働部材が整列し、これにより、ガイドレールに沿ったエレベータかごの移動を阻止する電気力学的制動力が発生することを特徴とする制御方法。
  19. エレベータかごが選択された閾値を超える速度で移動したことに応じて、前記協働部材を第1の位置から第2の位置に移動することを含むことを特徴とする請求項18記載の制御方法。
  20. エレベータかごを選択された閾値より低い速度まで減速させる前記電磁相互作用の後に、摩擦による制動力を加えることを含むことを特徴とする請求項18記載の制御方法。
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