JP6124609B2 - 起動回路、半導体装置、及び半導体装置の起動方法 - Google Patents

起動回路、半導体装置、及び半導体装置の起動方法 Download PDF

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Description

本発明は、起動回路、半導体装置、及び半導体装置の起動方法に関するものである。
従来から、システム(マイコンやLSI等)では、基準電流発生回路(以下、バイアス回路という。)が用いられている。このようはバイアス回路の具体的例としては、例えば、図6及び図7に示すバイアス回路が挙げられる。
システムの外部から起動信号が入力可能な場合は、当該起動信号によってバイアス回路を起動させる回路手法を用いることができるが、使用環境や諸条件等によっては、動作不発を起こす場合がある。
また例えば、バイアス回路がシステムのメイン電源回路等に用いられた場合は、メイン電源回路が起動しなければシステムからの信号を得ることが出来ない。
そのため、一般的に、バイアス回路において、電源投入時若しくは、当該電源投入後にバイアス回路の動作不発を防ぐために起動回路を搭載することが行われている。また、起動回路を搭載することは、近年の低消費電流化の傾向からもその需要性を帯びている。
また、今後、多電源から単電源化が進むにつれて、システムと外部インターフェースとの電圧レベルが異なることにより、外部から起動信号を得ることが難しくなることが懸念される。また、システムにおいても、単電源化の影響により、電源回路を内蔵することが求められる。
そのため、バイアス回路には、自動起動法式の起動回路が必要とされており、このような起動回路をバイアス回路に搭載した自動起動方式の半導体装置として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。
特開2011−118532号公報
しかしながら、自動起動方式の起動回路を用いた場合でも、上記と同様に、動作不発を起こす場合がある。例えば、起動回路やバイアス回路の素子のバラツキ等の影響により、動作不発を起こす場合がある。
また、起動完了後もバイアス回路の起動に用いられた起動電流が流れ続けてしまい、不要な電流が流れる可能性がある。
本発明は、自動起動方式において確実に定電流発生回路の起動を行うと共に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制することができる、起動回路、半導体装置、及び半導体装置の起動方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の起動回路は、制御端子を備え、該制御端子に印加された電圧に応じて定電流発生回路に起動電流を供給する第1導電型のトランジスタである供給素子と、前記供給素子の制御端子に接続される制御ノードと第1電位部分との間に接続された第1導電型のトランジスタである第1素子、及び前記制御ノードと前記第1電位部分と異なる第2電位部分との間に接続された、前記制御ノードに近い方から順に、直列に接続された第2導電型のトランジスタ、及び少なくとも1つの第1導電型のトランジスタである複数の第2素子を備え、前記供給素子による前記起動電流の供給を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記定電流発生回路が第1の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗が、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも大きく、また、前記定電流発生回路が第2の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗が、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも小さい。
また、本発明の半導体装置は、定電流発生回路と、本発明の起動回路と、を備える。
また、本発明の半導体装置の起動方法は、制御端子に印加された電圧に応じて定電流発生回路に起動電流を供給する第1導電型のトランジスタである供給素子と、前記供給素子の制御端子に接続される制御ノードと第1電位部分との間に接続された第1導電型のトランジスタである第1素子、及び前記制御ノードと前記第1電位部分と異なる第2電位部分との間に接続された、前記制御ノードに近い方から順に、直列に接続された第2導電型のトランジスタ、及び少なくとも1つの第1導電型のトランジスタである複数の第2素子を備え、前記供給素子による前記起動電流の供給を制御する制御部と、を備えた半導体装置の起動方法であって、前記定電流発生回路が第1の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗を、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも大きくし、前記供給素子により前記定電流発生回路に前記起動電流を供給する工程と、前記定電流発生回路が第2の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗を、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも小さくし、前記供給素子による前記起動電流の供給を停止する工程と、を備える。
本発明によれば、自動起動方式において確実に定電流発生回路の起動を行うと共に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制することができるという効果を奏する。
第1の実施例の半導体装置の一例を示す回路図である。 第2の実施例の半導体装置の一例を示す回路図である。 第3の実施例の半導体装置の一例を示す回路図である。 第4の実施例の半導体装置の一例を示す回路図である。 半導体装置のその他の一例を示す回路図である。 バイアス回路の一例を示す回路図である。 バイアス回路のその他の一例を示す回路図である。 図6に示したバイアス回路に従来の起動回路を適用した比較例の半導体装置の一例を示す回路図である。 図7に示したバイアス回路に従来の起動回路を適用した比較例の半導体装置の一例を示す回路図である。
以下では、図面を参照して、本実施の形態に係る実施例を詳細に説明する。
(第1の実施例)
まず、本実施例の半導体装置の構成について説明する。図1には、本実施例の半導体装置の一例の回路図を示す。図1に示すように本実施例の半導体装置10は、バイアス回路12及び起動回路14を備えている。
本実施例のバイアス回路12は、PMOSトランジスタP1、PMOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN1、NMOSトランジスタN2、及び抵抗R1を備えている。
PMOSトランジスタP1のソースは電源Vddに接続されており、ドレインはNMOSトランジスタN1のドレインに接続されている。また、PMOSトランジスタP2のソースは電源Vddに接続されており、ドレインはNMOSトランジスタN2のドレインに接続されている。PMOSトランジスタP1のゲート及びPMOSトランジスタP2のゲートは、互いに接続されている。また、各ゲートは、検出ノードとして機能するノードvpにより、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1との間に接続されている。
NMOSトランジスタN1のソースは抵抗R1を介してグランドGNDに接続されており、ドレインはPMOSトランジスタP1のドレインに接続されている。また、NMOSトランジスタN2のソースはグランドGNDに接続されており、ドレインはPMOSトランジスタP2のドレインに接続されている。NMOSトランジスタN1のゲート及びNMOSトランジスタN2のゲートは、互いに接続されている。また、各ゲートは、検出ノードとして機能するノードvnにより、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2との間に接続されている。
バイアス回路12は、NMOSトランジスタN1及びNMOSトランジスタN2のソース−ゲート間電位差と抵抗R1とによって、基準電流Iref1と基準電流Iref2とが等しくなるような基準電流を発生する。
バイアス回路12は、このような状態を動作安定点とした基準電流Iref1及び基準電流Iref2を発生する。しかしながらバイアス回路12は、Iref1=Iref2=0の状態(基準電流が流れない状態)での動作安定点も持っている。具体的には、NMOSトランジスタN1及びNMOSトランジスタN2のゲート−ソース間電圧の差が無い状態において、基準電流が発生しない、Iref1=Iref2=0の動作安定点となってしまう。
一方、起動回路14は、検知回路20及び供給素子22を含んでいる。
供給素子22は、バイアス回路12へ起動電流を流す機能を有する素子であり、本実施例では、PMOSトランジスタP3を用いている。PMOSトランジスタP3のソースは、電源Vddに接続されており、ドレインは、バイアス回路12のノードvnに接続されている。また、PMOSトランジスタP3のゲートは、ノードvsにより、検知回路20に接続されている。本実施例では、当該ノードvsが、供給素子22による起動電流の流入を制御する制御ノードとして機能する。
検知回路20は、バイアス回路12の電源状態(電位)状態を検知して、検知した電圧に応じて供給素子22による起動電流の流入を制御する機能を有している。本実施例の検知回路20は、電源VddとグランドGNDとの間に、PMOSトランジスタP4、NMOSトランジスタN3、PMOSトランジスタP5、及びPMOSトランジスタP6が直列に接続されている。PMOSトランジスタP4は、ソースが電源電圧Vddに接続されており、ドレインがノードvsに接続されている。また、PMOSトランジスタP4のドレインは、NMOSトランジスタN3のドレインに接続されている。
NMOSトランジスタN3のドレインは、ノードvsに接続されており、ソースは、PMOSトランジスタP5のソースに接続されている。PMOSトランジスタP4のゲート、及びNMOSトランジスタN3のゲートは、バイアス回路12のノードvpに接続されている。
PMOSトランジスタP5のソースはNMOSトランジスタN3のソースに接続されている。PMOSトランジスタP6のドレインはグランドGNDに接続されている。PMOSトランジスタP5のドレインとPMOSトランジスタP6のソースとは、ノードvsを介して接続されている。また、PMOSトランジスタP5のゲートは、バイアス回路12のノードvnに接続されている。PMOSトランジスタP6のゲートは、ノードvs2により、NMOSトランジスタN3とPMOSトランジスタP5との間に接続されている。
バイアス回路12のノードvpに接続された上記各ゲート、及びノードvnに接続されたゲートがバイアス回路12の電源状態(電位)を検知するための起動検知端子として機能する。
次に本実施例の半導体装置10の動作について説明する。
まず、起動時に動作不発である、基準電流Iref=基準電流Iref2=0の状態での動作安定点となってしまう場合について説明する。なお、本実施例では、バイアス回路12が動作せず、基準電流Iref=基準電流Iref2=0の状態を「動作不発」という。
この場合は、ノードvpの電位は、電源レベル(Vdd)となる。ノードvnの電位は、グランドレベル(GND)となる。
ノードvpが電源レベル(Vdd)であるため、PMOSトランジスタP4はオフ状態となり、非常に大きなオフ抵抗となる。
ノードvpが電源レベル(Vdd)であるため、NMOSトランジスタN3はオン状態となる。また、ノードvnはグランドレベル(GND)であるため、PMOSトランジスタP5はオン状態となる。NMOSトランジスタN3及びPMOSトランジスタP5は、小さいオン抵抗となる。
MOSトランジスタN3及びPMOSトランジスタP5がオン状態であるため、PMOSトランジスタP6はオフ状態である。ゲートが接続されたノードvs2の電位と、ソースが接続されたノードvs3の電位とは、ほとんどグランドレベル(GND)である。そのため、PMOSトランジスタP6では、ゲート電圧Vg≒ソース電圧Vs≒ドレイン電圧Vd≒GNDとなる。従って、PMOSトランジスタP6のオフ抵抗は、PMOSトランジスタP4のオフ抵抗よりも小さい。
ここで、PMOSトランジスタP4の素子抵抗、PMOSトランジスタP5の素子抵抗、PMOSトランジスタP6の素子抵抗、及びNMOSトランジスタN3の素子抵抗をそれぞれ、RP4、RP5、RP6、及びRN3とすると、素子抵抗の関係はRP4>RN3+RP5+RP6となる。なお、本実施例では、トランジスタ素子のオン抵抗及びオフ抵抗を総称して「素子抵抗」という。
ノードvsの電位は、NMOSトランジスタN3及びPMOSトランジスタP5がオン状態であるため、グランドレベル(GND)に引き下げられる。ノードvsがPMOSトランジスタP3の閾値まで引き下げられると、PMOSトランジスタP3がオン状態となり、起動電流がバイアス回路12に流れる。
このようにして供給素子22により供給された起動電流によりバイアス回路12が起動を始めると、ノードvpの電位及びノードvnの電位は、動作安定点の電位に近づく。ノードvpの動作安定点の電位は、PMOSトランジスタP1の閾値電圧Vtpに依存しており、vp=Vdd−Vtpである。ノードvnの動作安定点の電位は、NMOSトランジスタN21の閾値電圧Vtnに依存しており、vn=GND−Vtnである。
ノードvpの電位が引き下げられるため、PMOSトランジスタP4はオフ状態からオン状態となり、非常に大きなオフ抵抗からオン抵抗に変化する。
これに応じて、NMOSトランジスタN3のオン抵抗及びPMOSトランジスタP5のオン抵抗は徐々に大きくなり、ノードvsの電位は、徐々に電源レベル(Vdd)に引き上げられていく。
NMOSトランジスタN3も、PMOSトランジスタP5のオン抵抗が大きくなることによって、ゲート電圧Vgが高くなり、かつ、ノードvs2の電位もPMOSトランジスタP4によって電源レベル(Vdd)に引き上げられる。これにより、PMOSトランジスタP6のオフ抵抗が非常に大きなオフ抵抗となる。
ここで、素子抵抗の関係はRP4<RN3+RP5+RP6となる。これにより、ノードvp及びノードvnの電位が上述した動作安定点の電位(vp=Vdd−Vtp、vn=GND−Vtn)になると、ノードvsの電位が電源レベル(Vdd)となり、PMOSトランジスタP3はオフ状態になる。PMOSトランジスタP3がオフ状態になるため、バイアス回路12には、起動電流が流れなくなる。従って、バイアス回路12の起動後、ノードvp及びノードvnが動作安定点の電位である場合は、バイアス回路12に起動電流が流れる、リーク電流の発生を抑制することができる。
従って、本実施例のバイアス回路12では、バイアス回路12が確実に起動すると共に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制し、バイアス回路12を正常に動作させることができる。
なお、ノードvp及びノードvnのいずれか一方のみが上述の動作安定点の電位になり、他方が動作安定点の電位にならない場合は、NMOSトランジスタN3及びPMOSトランジスタP5のオン抵抗はいずれか一方しか大きくならない。このことから、ノードvs2の電位は、中間電位のハイインピーダンス(Hiz)が維持されて、ノードvsの電位は、電源レベル(Vdd)に引き上げられることがないため、起動電流が流れ続ける。その後、ノードvp及びノードvnの両方が動作安定点の電位となると、上述したように、起動電流が流れなくなりバイアス回路12は正常に動作する。
このように本実施例の半導体装置10の起動回路14は、検知回路20でバイアス回路12の動作不発を検知した際に、PMOSトランジスタP4のオフ抵抗と、NMOSトランジスタN3のオン抵抗、PMOSトランジスタP5のオン抵抗、及びPMOSトランジスタP6のオフ抵抗との和と、に応じて、供給素子22のPMOSトランジスタP3のゲートの電位を制御する。これにより、起動回路14は、バイアス回路12が動作不発の際に、PMOSトランジスタP3のオン及びオフを制御して、バイアス回路12に起動電流を供給することができ、バイアス回路12を確実に起動させることができる。
また、バイアス回路12が起動を完了し、vp=Vdd−Vtp、及びvn=GND−Vtnの動作安定点に至ると、PMOSトランジスタP4により、ノードvsの電位を引き上げて、起動電流の供給を停止させる。これにより、起動回路14は、バイアス回路12の起動後に、余分な起動電流が流れるのを抑制することができる。
さらに、起動回路14は、動作安定点であるvp=Vdd−Vtp、及びvn=GND−Vtnを検知回路20で検知しているため、バイアス回路12が完全に起動して安定状態となるまでは、起動電流は停止しない。そのため、バイアス回路12の動作不発を抑制することができる。
なお、PMOSトランジスタP6のゲートは、回路に要求される特性や製造プロセスによっては、ノードvs2ではなく、ノードvsに接続されていてもよい。
また、バイアス回路12の電源状態(電位)を検知するための起動検知端子のバイアス回路12における接続先は、本実施例に限らず、バイアス回路12の電源状態(電位)を検知できる箇所であればよい。
また、上記では、バイアス回路12の供給素子22であるPMOSトランジスタP3のドレインが、バイアス回路12のノードvnに接続されているが、バイアス回路12に起動電流を流せる箇所であればノードvn以外に接続されていてもよい。
(第2の実施例)
第1の実施例と異なるバイアス回路に、第1の実施例で説明した検知回路20を適用した場合について説明する。本実施例では、具体的一例として、図7に示したバイアス回路12Aに適用した場合について説明する。図2には、図6に示したバイアス回路12Aを自動起動させる半導体装置10Aの一例の回路図を示す。
図2に示すように、このバイアス回路12Aは、図1に示した場合と同様に、PMOSトランジスタP1、PMOSトランジスタP2、NMOSトランジスタN1、NMOSトランジスタN2、及び抵抗R1を備えている。
PMOSトランジスタP1及びPMOSトランジスタP2は、図1に示したバイアス回路12と同様に接続されている。一方、NMOSトランジスタN1のゲートは、ノードvnとNMOSトランジスタN2のドレインとの間に接続されている。また、NMOSトランジスタN2のゲートは、ノードvrにより、NMOSトランジスタN1のソースと抵抗R1との間に接続されている。
バイアス回路12Aは、NMOSトランジスタN2のゲート−ソース間電圧と抵抗R1に発生する電圧(基準電流Iref1×R1)とが等しくなることによって、基準電流Iref1と基準電流Iref2とが等しくなるような基準電流を発生する。
バイアス回路12Aは、バイアス回路12と同様に、Iref1=Iref2=0の状態(基準電流が流れない状態)での動作安定点も持っている。具体的には、NMOSトランジスタN2のゲート−ソース間電圧と抵抗R1に発生する電圧(基準電流Iref1×R1)とが0Vの時に安定してしまうと、回路電流(バイアス電流)である、基準電流Iref1及び基準電流Iref2が発生しない、Iref1=Iref2=0の動作安定点となってしまう。
図2に示した半導体装置10Aでは、このようなバイアス回路12Aに対して、上述したのと同様の起動回路14を設けることにより、上述と同様にして、バイアス回路12Aを確実に起動させると共に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制し、バイアス回路12Aを正常に動作させることができる。
このように、本発明におけるバイアス回路の構成は、本実施例に限定されるものではなく、適切な2箇所以上の検出ノードを持ち、かつ起動回路14から起動電流を流せる適切なノードを持つものであればよい。
(第3の実施例)
本実施例では、第1の実施例で説明した半導体装置10に、PMOSトランジスタP4が動作安定点の電位に至るまでの時間を遅延させる遅延回路を備えた場合について説明する。
図3には、遅延回路を有する起動回路を備えた半導体装置の一例の回路図を示す。
本実施例の半導体装置10Bは、起動回路14Bを備える。本実施例の起動回路14Bは、検知回路20、供給素子22、及び遅延回路24を備える。遅延回路24は、PMOSトランジスタP7及びNMOSトランジスタN4からなる折り返し電流ミラー回路(カレントミラー回路)と、容量素子C1とを備える。
PMOSトランジスタP7のソースは電源電圧Vddに接続され、NMOSトランジスタN4のソースはグランドGNDに接続されている。PMOSトランジスタP7のゲートは、検知回路20のPMOSトランジスタP4のゲートに接続されており、NMOSトランジスタN4のゲートは、バイアス回路12のノードvnに接続されている。PMOSトランジスタMP7のドレイン及びNMOSトランジスタN4のドレインは接続されている。
容量素子C1の一端は電源電圧Vddに接続されており、他端は、PMOSトランジスタP7とNMOSトランジスタN4との間に接続されると共に、さらに、PMOSトランジスタP4とPMOSトランジスタP7との間に接続されている。
本実施例では、PMOSトランジスタP4のゲートの電位は、遅延回路24に応じて変動する。従って、遅延回路24により、PMOSトランジスタP4のゲートの電位の上昇を抑えることができる。これにより、PMOSトランジスタP4のゲートの電位が動作安定点の電位に至るまでの時間を遅延させることができる。
従って、本実施例では、上述の各実施例と同様に、バイアス回路12を確実に起動させることができると共に、起動電流がバイアス回路12に過渡的に流れる時間を長くすることができる。
本実施例においても、ノードvnの電位が動作安定点の電位となると、NMOSトランジスタN4がオン状態、PMOSトランジスタP7がオン状態になり、PMOSトランジスタP4がオン状態を維持するため、上述の各実施例と同様に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制することができる。
なお、容量素子C1の容量は、回路の特性や所望の遅延時間に応じて定めればよい。
(第4の実施例)
本実施例では、遅延回路のその他の一例について説明する。
図4には、第3の実施例で示した遅延回路24と異なる遅延回路を有する起動回路を備えた半導体装置の一例の回路図を示す。
本実施例の半導体装置10BC、起動回路14Cを備える。本実施例の起動回路14Cは、検知回路20、供給素子22、及び遅延回路24Cを備える。
遅延回路24Cは、複数段のPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタからなる折り返し電流ミラー回路(カレントミラー回路)を備える。図4では、X−7+1=Y4+1段の折り返しミラー回路を備えた遅延回路24Cを示している。
各段の折り返しミラー回路においてPMOSトランジスタP(P7、P8、P9・・・PX)のソースは電源電圧Vddに接続され、NMOSトランジスタN(N4、N5、N6・・・NY)のソースはグランドGNDに接続されている。PMOSトランジスタP(P7、P8、P9・・・PX)のドレインとNMOSトランジスタN(N4、N5、N6・・・NY)のドレインとは接続されている。
1段目のPMOSトランジスタP7のゲートは、バイアス回路12のノードvpに接続されている。nを偶数として、n段目のPMOSトランジスタPのゲートと、n+1段目のPMOSトランジスタPのゲートとは接続されている。また、n−1段目のNMOSトランジスタNのゲートとn段目のNMOSトランジスタNのゲートとは接続されている。
検知回路20のPMOSトランジスタP4のゲートは、最終段目のPMOSトランジスタPXとNMOSトランジスタNYとの間に接続されている。
これにより、最終段目のNMOSトランジスタNYのオン及びオフは、折り返しミラー回路の段数に応じて遅延するため、PMOSトランジスタP4のゲートの電位の上昇を抑えることができる。これにより、PMOSトランジスタP4のゲートの電位が動作安定点の電位に至るまでの時間を遅延させることができる。
従って、本実施例では、上述の各実施例と同様に、バイアス回路12を確実に起動させることができると共に、起動電流がバイアス回路12に過渡的に流れる時間を長くすることができる。
なお、遅延回路24Cの各段は、半導体装置10C内に分散して配置してもよい。
また、遅延回路24Cの段数は、回路の特性や所望の遅延時間に応じて定めればよい。さらに、回路の特性や所望の遅延時間に応じて、遅延回路24Cの段数を切り替えるようにしてもよい。
また、上記第3の実施例及び第4の実施例では、遅延回路を起動回路内に設けたが、半導体装置内に設けられた折り返しミラー回路を共用させてもよい。バイアス回路から半導体装置内の各ブロックの回路へ適切な電流を供給する為にミラー比(入力電流に対して出力電流を調整することができる比率)を変えた折り返しミラー回路が複数段接続された半導体装置が、一般的に用いられる場合がある。このような場合では、これらの折り返しミラー回路を遅延回路として共用させてもよい。
(比較例1)
比較例として、バイアス回路12、及びバイアス回路12Aに対して外部から起動信号を入力する方式について説明する。
外部から起動信号を入力する方式の場合は、各々バイアス回路12、及びバイアス回路12Aのノード電圧を検知していない為に、使用環境や諸条件等によって、起こり得る不足の動作不発があっても再度起動信号を入力させることがないため、再起動することがない。従って、バイアス回路12、及びバイアス回路12Aを確実に起動させられず、安定動作させられない場合がある。
また、バイアス回路12、及びバイアス回路12Aを起動させるためには、確実に起動して動作安定点の電位に達するまで、起動信号を入力しつづけねばならない。
(比較例2)
比較例としてバイアス回路12、及びバイアス回路12Aに対して、従来の自動起動方式の起動回路を適用した場合について説明する。図8には、図6に示したバイアス回路12に従来の起動回路を適用した場合の一例の回路図を示す。図9には、図7に示したバイアス回路12Aに従来の起動回路を適用した場合の一例の回路図を示す。
図8に示した半導体装置100の起動回路114は、検知回路120及び供給素子122を備えている。供給素子122は、PMOSトランジスタP3を備えている。検知回路120は、PMOSトランジスタP4及びNMOSトランジスタN3を備えている。
図9に示した半導体装置100Aの起動回路114Aは、検知回路120A及び供給素子122Aを備えている。供給素子122Aは、NMOSトランジスタN3を備えている。検知回路120Aは、PMOSトランジスタP3及びNMOSトランジスタN4を備えている。
起動回路114及び起動回路114Aは、それぞれバイアス回路12及びバイアス回路12Aへ強制的に起動電流を流して基準電流Iref1=基準電流Iref=0となる状態を防ぎ、基準電流を発生させる機能を有している。
起動回路114及び起動回路114Aでは、回路構成自身に問題があり、各々起動回路114及び起動回路114A自身に電流が流れ続けてしまい、素子バラツキ等によっては、大電流が流れて消費電流を増加させてしまう場合がある。
また、それぞれ、バイアス回路12及びバイアス回路12Aに起動電流が流れ続けてしまう場合もある。このような場合、上述と同様に、素子バラツキ等によっては、大電流の起動電流が流れ続けてしまい、バイアス回路12及びバイアス回路12Aが異常動作してしまう。
これに対して、回路素子サイズのマッチングを図ることが行われているが、完全には、素子バラツキ等を解消することは困難である。
さらに、近年の低消費電流化の傾向では、バイアス電流も数uA〜数nAオーダーの非常に小さい電流レベルとなってきている。そのため、バイアス回路12及びバイアス回路12Aの動作不発がますます起こり易くなっている。
以上説明したように、本実施の形態における上記各実施例の各半導体装置(以下、各実施例を総称する場合は各部の符号を省略する)によれば、検知回路でバイアス回路の動作不発を検知した際に、PMOSトランジスタP4のオフ抵抗と、NMOSトランジスタN3のオン抵抗、PMOSトランジスタP5のオン抵抗、及びPMOSトランジスタP6のオフ抵抗との和と、に応じて、供給素子22のPMOSトランジスタP3のゲートの電位を制御する。
これにより、起動回路は、バイアス回路が動作不発の際に、PMOSトランジスタP3をオン状態にして、バイアス回路に起動電流を供給することができ、バイアス回路を確実に起動させることができる。
また、バイアス回路が起動を完了し、vp=Vdd−Vtp、及びvn=GND−Vtnの動作安定点に至ると、PMOSトランジスタP4により、ノードvsの電位を引き上げて、起動電流の供給を停止させる。これにより、起動回路は、バイアス回路の起動後に、余分な起動電流が流れるのを抑制することができる。
さらに、起動回路は、動作安定点であるvp=Vdd−Vtp、及びvn=GND−Vtnを検知回路で検知しているため、バイアス回路が完全に起動して安定状態となるまでは、起動電流は停止しない。そのため、バイアス回路の動作不発を抑制することができる。
またさらに、上記各実施例では、検知回路には、ノードvsとグランドGNDとの間に複数の素子(NMOSトランジスタN3、PMOSトランジスタP5、及びPMOSトランジスタP6)が設けられている。これにより、ノードvsと電源電圧Vddとの間に設けられたPMOSトランジスタP4の素子抵抗と、ノードvsとグランドGNDとの間の複数の素子の素子抵抗の和との差を大きくすることができるため、安定してバイアス回路を起動させることができる。
従って、上記各実施例の各半導体装置では、特別なプロセス等を用いずとも、自動起動方式において確実にバイアス回路の起動を行うと共に、起動完了後に不要な電流が流れるのを抑制することができる。
なお、上記各実施例では、バイアス回路の抵抗R1は、グランドGNDに接続されていたが、電源電圧Vddに接続されるように構成してもよい。このような半導体装置10の一例の回路図を図5に示す。このような半導体装置10Dであっても、上記各実施例と同様に、バイアス回路12を起動させることができる。
また、その他の上記各実施例で説明した各半導体装置、バイアス回路、起動回路、供給素子、及び検知回路等の構成、及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
10、10A、10B、10C、10D 半導体装置
12、12A バイアス回路 (定電流発生回路)
14、14B、14C、14D 起動回路
20、20D 検知回路 (制御部)
22、22D 供給素子
24、24C 遅延回路

Claims (7)

  1. 制御端子を備え、該制御端子に印加された電圧に応じて定電流発生回路に起動電流を供給する第1導電型のトランジスタである供給素子と、
    前記供給素子の制御端子に接続される制御ノードと第1電位部分との間に接続された第1導電型のトランジスタである第1素子、及び前記制御ノードと前記第1電位部分と異なる第2電位部分との間に接続された、前記制御ノードに近い方から順に、直列に接続された第2導電型のトランジスタ、及び少なくとも1つの第1導電型のトランジスタである複数の第2素子を備え、前記供給素子による前記起動電流の供給を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記定電流発生回路が第1の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗が、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも大きく、また、前記定電流発生回路が第2の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗が、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも小さい、
    起動回路。
  2. 前記制御部は、前記第1素子及び前記複数の第2素子が、前記定電流発生回路の所定の検知ノードと接続されており、前記検知ノードの電位に応じて、前記第1の電源状態及び前記第2の電源状態のいずれであるかを検知する、
    請求項1に記載の起動回路。
  3. 前記第1素子が前記第1の電源状態に応じた電位から前記第2の電源状態に応じた電位に至るまでの時間を遅延させる遅延回路を備えた、
    請求項1または請求項2に記載の起動回路。
  4. 前記遅延回路は、カレントミラー回路、及び前記第1素子の制御端子に接続された容量素子を備える、
    請求項に記載の起動回路。
  5. 前記遅延回路は、遅延時間に応じた複数段のカレントミラー回路を備える、
    請求項に記載の起動回路。
  6. 定電流発生回路と、
    前記請求項1から前記請求項のいずれか1項に記載の起動回路と、
    を備えた半導体装置。
  7. 制御端子に印加された電圧に応じて定電流発生回路に起動電流を供給する第1導電型のトランジスタである供給素子と、前記供給素子の制御端子に接続される制御ノードと第1電位部分との間に接続された第1導電型のトランジスタである第1素子、及び前記制御ノードと前記第1電位部分と異なる第2電位部分との間に接続された、前記制御ノードに近い方から順に、直列に接続された第2導電型のトランジスタ、及び少なくとも1つの第1導電型のトランジスタである複数の第2素子を備え、前記供給素子による前記起動電流の供給を制御する制御部と、を備えた半導体装置の起動方法であって、
    前記定電流発生回路が第1の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗を、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも大きくし、前記供給素子により前記定電流発生回路に前記起動電流を供給する工程と、
    前記定電流発生回路が第2の電源状態の場合は、前記第1素子の素子抵抗を、前記複数の第2素子の各素子抵抗の和よりも小さくし、前記供給素子による前記起動電流の供給を停止する工程と、
    を備えた半導体装置の起動方法。
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