JP6124188B2 - 複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法 - Google Patents

複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法 Download PDF

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Description

本出願は、一対の板ガラスが間に減圧された空間を介して積層された複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法に関する。
複層ガラスとして、一対の板ガラスを間に所定の間隔をあけた状態で対向配置し、一対の板ガラスの外周部を封着材で密閉することにより内部に空隙部による空間を生じさせ、その空間内部の空気を排気して減圧した構成のものが商品化されている。
複層ガラスは、板ガラスの間にスペーサーを配置しており、そのスペーサーの形成方法として、メタルマスクを用いたパターン印刷法によって、ガラスや樹脂などで構成された円柱または円錐台状のスペーサーを形成する方法が提案されている(特許文献1)。
また、スペーサーからの熱伝達を抑制する手段として、スペーサーにガラスとの接触部より断面積の小さな部分を局部的に形成する方法が提案されている(特許文献2)。
特開2000−63157号公報 特開平11−343151号公報
本出願の複層ガラスは、所定間隔を隔てて対向配置された一対の板ガラスと、一対の板ガラスの周縁部を封着し、板ガラスの間に減圧状態の密閉空間を形成する封着材と、一対の板ガラスの間に配置され、板ガラスの間の間隔を保持するスペーサーとを有している。スペーサーは、一対の板ガラス各々と接触する第1の面及び第2の面と、第1の面及び第2の面の間に設けられたくびれ部とを有している。スペーサーの第1の面は、第2の面よりも板ガラスとの接触面積が小さく、第1の面からくびれ部までの厚みは、第2の面からくびれ部までの厚みより小さく、少なくとも第2の面からくびれ部は、第1の面と接触している板ガラスより低い熱伝導率の材料で形成されている。
図1は実施の形態にかかる複層ガラスを示す平面図である。 図2は図1の2−2線で切断した断面図である。 図3は実施の形態にかかる複層ガラスのスペーサーを示す断面図である。 図4は両面パターン印刷で形成した他の例によるスペーサーを示す断面図である。 図5はフォトリソグラフィで形成した他の例によるスペーサーを示す断面図である。 図6は他の例によるスペーサーを配置している様子を示す説明図である。 図7はスペーサーを配置した状態を示す断面図である。
以下、本出願による複層ガラス、及び複層ガラスの製造方法について、実施の形態を用いて説明するが、これに限定されるものではない。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。発明者らは、当業者が本出願の内容を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
なお、本出願の説明において、ガラス間の空間(密閉空間)を減圧するとは、ガラスの間に形成される空間を、外部の大気圧よりも低い圧力の状態とすることを意味するものとする。また、減圧状態とは、空間の内部が外部の大気圧よりも低い状態となっていることを意味し、空間内部の空気を排気して気圧を減じたいわゆる真空状態を含み、かつ、その真空度には左右されない。また、空間内部の空気を排気した後に不活性ガスなどの各種の気体を充填した場合でも、空間内部の最終的な気体の圧力が大気圧よりも低くなっている状態であれば、本出願の説明における減圧状態に含まれる。
以下で参照する各図は、説明の便宜上、本出願が説明する複層ガラス、及びその製造方法について、本出願の内容を説明するために必要な部分を中心として簡略化して示したものである。従って、各図を用いて説明する複層ガラスは、参照する各図に示されていない任意の構成を備えることができる。また、各図中の部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各部材の寸法比率を必ずしも忠実に表したものではない。
(実施の形態1)
以下、図1〜図5を用いて、実施の形態1による複層ガラスについて説明する。
図1及び図2は、実施の形態1による複層ガラスの構成を説明するための図である。図1は、実施の形態1による複層ガラスを示す平面図である。図2は、図1の2−2線で切断した断面図である。
図1、図2に示すように、実施の形態1にかかる複層ガラスは、板ガラス1と、板ガラス1と所定間隔を隔てて対向配置された板ガラス2と、板ガラス1と板ガラス2の周縁部を封着し、板ガラス1と板ガラス2との間に密閉空間3を形成する封着材4とを有し、密閉空間3内は減圧状態とされている。封着材4で封着された板ガラス1と板ガラス2の間には、複数のスペーサー5が縦方向、横方向にマトリクス状に整列配置されている。
スペーサー5は、板ガラス1と板ガラス2との間の間隔を保持するもので、複層ガラス全体に亘ってほぼ均一な間隔で配置されている。排気口6は、密閉空間3内の気体を排気し、減圧状態とするためのもので、排気管7が取り付けられている。排気管7は、真空ポンプに接続され、排気管7、排気口6を通して密閉空間3内の気体を排気し、密閉空間3内を減圧状態とした後、排気管7は封着される。
板ガラス1と板ガラス2とはそれぞれ複層ガラスを構成する主要な構成要素である。板ガラス1と板ガラス2とは、それぞれのガラス表面が実質的に並行に所定の間隔を保って、配置されている。
複層ガラスに用いる板ガラス1、板ガラス2としては、ソーダライムガラス、高歪点ガラス、化学強化ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス、ネオセラム、物理強化ガラスなどの各種板ガラスを用いることができる。なお、本実施の形態では、板ガラス1及び板ガラス2は、いずれも同じ外形、厚みを有したものを例示しているが、一方の板ガラスの大きさ、または厚さが、他方の板ガラスの大きさや厚さと異なることを妨げるものではない。また、板ガラスの大きさは、使用用途に応じて一辺が数cm程度のものから、窓ガラス用として、一辺が最大2m〜3m程度のものまで、さまざまな大きさのものを使用することができる。板ガラスの厚さも、用途に応じて、2mm〜3mm程度のものから20mm程度のものまで、各種の板ガラスを用いることができる。
密閉空間3は、板ガラス1と、板ガラス2と、封着材4と、封止された排気口6、若しくは排気管7とで形成される空間である。密閉空間3は、空間内部を排気することにより減圧された密閉空間となる。
封着材4は、板ガラス1と板ガラス2の間に設けられ、板ガラス1と板ガラス2に接着し、板ガラス1と板ガラス2との間に密閉空間3を形成する。封着材4は、板ガラス1と板ガラス2とがそれぞれ対峙する面に接着し、対峙する面の端部の周辺部を囲うように配置される。なお、封着材4としては、具体的にはフリットシールなどが用いられる。
本実施の形態において、封着材4には低融点ガラスフリットが用いられている。より具体的には、一例として、Biが70%以上、B及びZnOがそれぞれ15%以下、さらにエチルセルロース、テルピネオールなどの有機系物質の混合物が5%以上含まれたビスマス系シールフリットペーストを用いることができる。このガラスフリットの軟化点は、434℃である。
なお、封着材4として用いられるガラスフリットとしては、上記例示のビスマス系フリットの他に、鉛系フリット、バナジウム系フリットなどを用いることができる。また、ガラスフリットの他に、低融点金属、樹脂などのシール材などを用いることができる。
スペーサー5は、板ガラス1と板ガラス2の間の密閉空間3内に設けられる間隔保持部材であり、板ガラス1と板ガラス2が所定間隔(距離)を保持するように設けられる。
図3は実施の形態1におけるスペーサー5の断面図である。図3に示すように、スペーサー5は、板ガラス1と接触する第1の面51と、板ガラス2と接触する第2の面52と、この第1の面51と第2の面52の間に設けられるくびれ部53とを有する。第1の面51は、第2の面52よりも接触面積が小さくなるように形成されている。また、第1の面51からくびれ部53までの厚みxは、第2の面52からくびれ部53までの厚みyよりも小さくなるように形成されている。一例として、スペーサー5の第1の面51の直径が0.4mm、第2の面52の直径が0.7mm、厚みxが0.1mm、厚みyが0.5mmである。
スペーサー5としては、図1で示したように、上から見た形状が円形状のものに限らず、楕円形状や長方形形状などの各種形状のものを使用することができる。また、スペーサー5の大きさも、例示したものには限られず、使用される板ガラスの大きさや厚さなどに応じて適宜選択することができる。
排気口6は、密閉空間3内部の気圧を減圧させる場合に、密閉空間3内部に残った気体を吸引するための吸引口である。排気口6は、板ガラス1に貫通するように形成されている。排気口6は板ガラス1のガラス表面の隅部近傍に形成されている。排気管7は、密閉空間3内部を減圧させるために、排気口6から複層ガラス内部の空間を排気するための吸引路の一部である。
なお、本実施の形態で説明する複層ガラスでは、一例としてガラス製の排気管7が用いられ、排気管7の内径と排気口6の径とが同じ大きさとされている。排気管7は、ガラスや溶融金属などを用いる周知の方法によって、排気口6に接続されている。
次に、本実施の形態にかかる複層ガラスの製造方法を説明する。
本実施の形態では、最初に板ガラス2上にスペーサーを形成する。スペーサー5は、パターン印刷で形成されている。例えば、まず、開口径0.5mm、厚さ0.1mmのメタルマスクを用いて1回目の印刷を行った後、150℃で乾燥することにより、図3に示すように、第1のスペーサー部55を形成する。次に、開口径0.7mm、厚さ0.15mmのメタルマスクを用いて、1回目に印刷した第1のスペーサー部55の上から再度重ねて2回目の印刷を行い、再び150℃で乾燥することにより、図3に示す第2のスペーサー部54を形成する。最後に、例えば600℃で焼成してガラス化させ、図3に示すような2段構造のスペーサー5が形成される。
このとき、例えば、スペーサー5の材料は板ガラス2よりも熱伝導率の小さな材料や、板ガラス2よりも空隙の多いシリカガラスを主成分とした材料を用いることができる。
ただし、スペーサーの材料は上記例示したものに限らず、後述する加熱工程で溶融しない各種材料を用いることができる。また、スペーサーの材料は、透明性のある材料であることが複層ガラスの外観面からは望ましい。
このように2回に分けて印刷することで、1度の印刷で厚みの大きいパターンを形成する場合と比べ、十分な厚みを確保しつつ、厚みのバラつきを抑制することができる。
また、2回目の印刷時のメタルマスクの開口径を、1回目の印刷時のメタルマスクよりも大きくすることで、2回目の印刷時に、1回目に形成されたパターンとメタルマスクが干渉することを防ぎ、形状のばらつきを防ぐことができる。
さらに、スペーサー5の材料として、板ガラス2より熱伝導率が小さい材料を用いることで、第2の面52の直径が大きいにも関わらず、十分な断熱特性を得ることができる。このことについて、次に説明する。
スペーサー5が円柱形状の場合について説明する。一般に、円柱内部の熱伝達C(W/m・K)は、C=κ×πr/hで表される。ここで、κはスペーサーの熱伝導率、rはスペーサーの半径、hはスペーサーの厚みである。
このように、スペーサー5の半径が大きくなると、熱の通る断面積が大きくなり、熱伝達は増大する。また、スペーサー5の厚みが小さくても、熱伝達は増大する。このため、細いスペーサー5でも、厚みが十分でなければ熱伝達を小さく抑えることができず、また、厚いスペーサー5でも十分幅が細くなければ、熱伝達を抑制することができない。
一方、本実施の形態のスペーサー5は、第2の面52からくびれ部53までは、太くて厚く、第1の面51からくびれ部53までは細くて薄い構造になっている。また、スペーサー5は、第2の面52からくびれ部53までは、板ガラス2よりも熱伝導率の低い材料で構成されることにより、複層ガラスは平均の断熱特性以上の高い特性を示すこととなる。
これは、複層ガラス全体を通過する熱流のうち、1つのスペーサー5を通過したものの寄与分が、C=2κr/(1+2κh/κπr)で表されるためである。ここで、κは板ガラス1、板ガラス2の熱伝導率である。
前記数式から分かるように、スペーサー5の熱伝導率が板ガラス1、板ガラス2の熱伝導率と近い場合、スペーサー5に熱伝導率の低い材料を用いるよりも、板ガラス1、板ガラス2の熱伝導率を下げることの方が断熱特性の改善に対する効果が大きい。
これは、1度、スペーサー5の部分で熱流の伝達を絞っているため、板ガラス1、板ガラス2の内部の熱流もスペーサー5の近辺に集中し、板ガラス内部においても小さい断面積で熱が流れていることによる。
このことは、第1の面51からくびれ部53までを強度上問題ない適切な断面積になるよう形成し、少なくとも第2の面52からくびれ部53までは板ガラス2より熱伝導率の低い材料で、一定程度以上の厚みを形成することにより、第2の面52の半径が大きく、厚みxが小さくても、板ガラス1、2の熱伝導率を下げることと近い効果が得られ、熱伝達の抑制効果を十分に得られることを意味する。
なお、第2の面52からくびれ部53までが板ガラス1、板ガラス2よりも熱伝導率の高い材料で構成した場合、断熱特性を向上させる効果がほとんど得られない。
また、板ガラス1、板ガラス2の透明性、ガス封止性、強度などの条件を十分に確保しつつ、板ガラス1、板ガラス2自体の熱伝導率を下げることは難しい。一方、本実施の形態によるスペーサー5においては、擬似的にガラスの熱伝導率を下げることに近い効果が得られ、より高い断熱特性を得ることができるという作用効果を発揮する。なお、更なる断熱特性を向上させる効果を得るためには、厚みyをより大きく、熱伝導率をより低くすることが望ましい。
以上のようにスペーサー5を配置した後、封着材4を端部周辺部を囲うように配置する。次に、溶融炉の到達温度を封着材4に使用されているガラスフリットの軟化点温度434℃よりも高い温度、一例として465℃とする。このとき、封着材4が溶けて板ガラス1と板ガラス2の周囲部が封着され、板ガラス1、2の間に密閉空間3が形成される。
この後、一旦溶融炉の温度をガラスフリットの軟化点温度である434℃以下の温度、例えば400℃まで下げた状態で、密閉空間3内部の空気を排気口6及び排気管7を介して、真空ポンプにより排気する排気工程が開始される。溶融炉の温度が封着材4の軟化点温度よりも低く設定されるため、溶融したガラスフリットが大気圧で押されることにより内部に広がり、外観が悪化することを防止できる。ただし、これは一例であり、軟化点以上の温度で排気を開始してもよい。
密閉空間3の真空度は、複層ガラスの特性としての断熱性を確保する観点から、0.1Pa以下とすることが好ましい。なお、真空度が高いほど複層ガラスとしての断熱特性は高くなるが、より高い真空度を得るためには、真空ポンプの性能を向上させたり、排気時間を長くしたりする必要があり、複層ガラスとして必要な特性を確保できる真空度にとどめることが製造コストの観点から好ましいことは言うまでもない。
密閉空間3の真空度が0.1Pa以下の真空度になった状態で、常温まで温度を下げ、排気管7の先端部分を封着して密閉空間3を密閉する、いわゆるチップオフを行う。このようにすることで、封着された状態の板ガラス1、板ガラス2を真空ポンプから取り外しても、密閉空間3は減圧状態に保つことができる。
なお、本実施の形態では、スペーサーの形成方法として、2回印刷による方法について説明したが、形成方法はこれに限定されない。
例えば、図4に示すように、板ガラス1と板ガラス2の両面に印刷する方法を用いてもよい。
図4に示す例は、板ガラス2に第2の面82からくびれ部83までの第1のスペーサー部85を形成し、板ガラス1に第1の面81からくびれ部83までの第2のスペーサー部84を形成した後、封着材4により封着することにより、くびれ部83と、板ガラス1と接触する第1の面81、板ガラス2と接触する第2の面82とを有するスペーサー8を形成したものである。
図4において、第1の面81は第2の面82よりも接触面積が小さく形成されている。また、第1の面81からくびれ部83までの厚みxは、第2の面82からくびれ部83までの厚みyよりも小さく形成されている。
また、図5に示すように、フォトリソグラフィにより、第2の面92からくびれ部93までの第1のスペーサー部95と、第1の面91からくびれ部93までの第2のスペーサー部94を個別に露光した後、現像、焼成してスペーサー9を形成してもよい。図5において、第1の面91は第2の面92よりも接触面積が小さく形成されている。また、第1の面91からくびれ部93までの厚みxは、第2の面92からくびれ部93までの厚みyよりも小さく形成されている。
また、これらの形成方法を組み合わせた場合においても、同様の効果が得られる。また、これら以外のプロセスを用いてもよく、第1の面からくびれ部、第2の面からくびれ部をそれぞれ異なる方式のプロセスを用いて形成してもよい。
以上のように、本実施の形態の複層ガラスにおいて、スペーサーは、一対の板ガラス1、板ガラス2に接触する第1の面及び第2の面と、第1の面と第2の面の間に形成されるくびれ部とを有し、第1の面は第2の面よりも板ガラス1との接触面積が小さく、第1の面からくびれ部までの厚みは、第2の面からくびれ部までの厚みより小さく、少なくとも第2の面からくびれ部は、板ガラス2より低い熱伝導率の材料で形成されている。
これにより、第1の面からくびれ部までを強度上問題ない適切な断面積になるよう形成し、少なくとも第2の面からくびれ部までは板ガラス2より熱伝導率の低い材料で一定程度以上の厚みで形成することができる。従って、板ガラス2から板ガラス1の熱伝導率を下げることができる。
すなわち、細く厚みが薄いスペーサーと、太く厚みが厚いスペーサーを組み合わせることにより、細く高いスペーサーに近い断熱効果を得ることができる。また、比較的厚みのあるスペーサーを形成することで、一対のガラス間の間隔を広げることができ、さらなる断熱効果が得られる。また、細く厚みが薄いスペーサーと、太く厚みが厚いスペーサーは比較的形成しやすいことから、断熱効果が得られるスペーサーを容易に形成することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、図6、図7を用いて、本出願の実施の形態2による複層ガラスについて説明する。なお、本実施の形態において、スペーサーの形成方法以外については、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態においては、事前に独立したスペーサー10を製造し、それを板ガラス1上に配列した後、封止する、というプロセスを用いる。スペーサー10の製造方法は、実施の形態1で説明した方法などを用いればよい。
スペーサー10を配列させる際には、例えば、図6に示すように、チップマウンターなどの部品の実装装置を用いることができる。この装置は、回路基板に電子部品を実装する装置であり、アーム11によりスペーサー10を掴み、板ガラス2上の必要な場所に配列する装置である。
本実施の形態においては、図7に示すように、スペーサー10は、第1のスペーサー部105、第2のスペーサー部104を有し、板ガラス1に接する第1の面101からくびれ部103までが、板ガラス2に接する第2の面102からくびれ部103までよりも幅が大きくて厚みも厚く、板ガラス1、板ガラス2より熱伝導率の低い材料で構成されている。
一例として、第2の面102からくびれ部103までは、第2の面102の幅が1mm×1mm、厚さyが0.5mmの直方体形状で、熱伝導率0.2W/m・Kで形成されている。また、第1の面101からくびれ部103までは、第1の面101の半径が0.5mm、厚さxが0.01mmの円柱形状で、熱伝導率0.2W/m・Kで形成されている。
このようにスペーサーが配列された板ガラス1、2を、実施の形態1と同様に封着し、内部の空間を減圧することで、板ガラス1、2が大気圧で押され、それを支えるスペーサー10の位置も固定される。
このように、直方体形状の第1のスペーサー部105と、円柱形状の第2のスペーサー部104を有するスペーサー10とすることにより、チップマウンターなどの部品の実装装置で並べやすく、しかも熱伝達を十分抑制可能なスペーサーを有する複層ガラスを形成することができる。本実施の形態においては、スペーサー10は、板ガラスに直接形成するのではなく、独立して製造した後、板ガラスに配列する構成であるため、スペーサー10を事前に製造し、部品の実装装置などを用いて、スペーサー10を自由に配列することが可能となる。
なお、事前にスペーサー10を製造する方法としては、例えば、厚さ0.5mmの耐熱樹脂基板上に、パターン印刷で半径0.5mm、厚さ0.01mmの耐熱樹脂ペーストを塗布し、乾燥、焼成後、印刷されたパターンを含むように、耐熱樹脂基板を1mm×1mmのサイズで切断することにより製造することができる。また、樹脂基板材料として透明な材料を用いれば、複層ガラスにおいて、スペーサーが視認されることによる外観の悪化を防止することができる。耐熱樹脂基板やパターン部分の材料として、ガラスを用いるなどしても良く、材料や形状はこの例に限るものではない。
また、第1の面101からくびれ部103までの熱伝導率は、板ガラス1、板ガラス2より高くてもよく、第2の面102からくびれ部103までの熱伝導率が板ガラス1、板ガラス2よりも低ければ、第2の面102からくびれ部103までの熱伝導率は第1の面101からくびれ部103までの熱伝導率よりも大きくても小さくてもよい。
このようにすることで、断熱特性が高く、かつ製造が容易な複層ガラスを実現することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願における実装の例示として、実施の形態1、2を説明した。しかしながら、本出願は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1、2で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態についてまとめて説明する。
上記実施の形態1及び2で説明した複層ガラスにおいて、板ガラス1または板ガラス2に、低放射率の有機もしくは無機の膜を適宜形成することにより、反射防止や紫外線の吸収などの各種光学的作用、もしくは、断熱特性などの機能を付与することが可能である。この場合、板ガラス1、板ガラス2のうち、膜が形成されていない側、または放射率の低い側のガラス上に封着材4を形成することで、吸着材を形成することによる放射率の上昇を抑制することができる。
また、板ガラス1または板ガラス2の少なくとも一方のガラス自体を複層ガラスとし、全体として3枚以上の板ガラスがそれぞれ所定の空間を隔てて積層された複層ガラスとすることも可能である。この場合において、少なくとも厚さ方向における一部分の複層ガラスが本出願の製造方法により製造されたものであればよい。このため、例えば、本出願の製造方法により製造された複層ガラスに、ガラス間に不活性ガスが封入された複層ガラスを積層したり、別の方法または本出願の製造方法により製造された複層ガラスをさらに積層した構成としてもよい。さらに、所定間隔でガラスが積層されているのみで、密閉空間が大気圧のままの複層ガラスを積層した構成としてもよく、さまざまな形態を採ることができる。また、ガラスは、板ガラス、曲面ガラス、磨りガラスなど、いずれの種類のガラスであってもよい。
また、スペーサーの一部、または全部は、ガス吸着機能を持つものであってもよい。これにより、経年劣化による複層ガラス内の圧力上昇を抑制することができる。
本出願の複層ガラスの製造方法によって製造された複層ガラスは、断熱効果が高く、かつ、取り扱いが容易なエコガラスとして、窓ガラスなどに良好に使用できる。また、例えば、冷蔵庫や冷凍庫の扉部分に、本出願の複層ガラスの製造方法によって製造された複層ガラスを配置することで、断熱効果により冷蔵庫や冷凍庫の機能を妨げることなく、内部の状態を確認することができるようになるなど、家庭用もしくは業務用の用途が期待できる。
本出願は、断熱効果が高く、取り扱い容易な複層ガラスに適用可能である。具体的には、窓ガラス、冷蔵庫や冷凍庫の扉などに、本出願は適用可能である。
1,2 板ガラス
3 密閉空間
4 封着材
5,8,9,10 スペーサー
6 排気口
7 排気管
51,81,91,101 第1の面
52,82,92,102 第2の面
53,83,93,103 くびれ部
54,84,94,104 第2のスペーサー部
55,85,95,105 第1のスペーサー部

Claims (7)

  1. 所定間隔を隔てて対向配置された一対の板ガラスと、一対の前記板ガラスの周縁部を封着し、前記板ガラスの間に減圧状態の密閉空間を形成する封着材と、一対の前記板ガラスの間に配置され、前記板ガラスの間の間隔を保持するスペーサーとを有し、
    前記スペーサーは、一対の前記板ガラス各々と接触する第1の面及び第2の面と、前記第1の面及び前記第2の面の間に設けられたくびれ部とを有し、
    前記第1の面は前記第2の面よりも前記板ガラスとの接触面積が小さく、前記第1の面から前記くびれ部までの厚みは、前記第2の面から前記くびれ部までの厚みより小さく、少なくとも前記第2の面から前記くびれ部は、前記第1の面と接触している前記板ガラスより低い熱伝導率の材料で形成されている
    複層ガラス。
  2. 前記スペーサーの前記第2の面から前記くびれ部は、透明性の材料で形成されている
    請求項1に記載の複層ガラス。
  3. 所定間隔を隔てて対向配置された一対の板ガラスと、一対の前記板ガラスの周縁部を封着し、前記板ガラスの間に減圧状態の密閉空間を形成する封着材と、一対の前記板ガラスの間に配置され、前記板ガラスの間の間隔を保持するスペーサーとを有し、
    前記スペーサーは、一対の前記板ガラス各々と接触する第1の面及び第2の面と、前記第1の面及び前記第2の面の間に設けられたくびれ部とを有し、
    前記第1の面は前記第2の面よりも前記板ガラスとの接触面積が小さく、前記第1の面から前記くびれ部までの厚みは、前記第2の面から前記くびれ部までの厚みより小さく、少なくとも前記第2の面から前記くびれ部は、前記第1の面と接触している前記板ガラスより低い熱伝導率の材料で形成され、
    さらに前記スペーサーは、前記第2の面から前記くびれ部までの第1のスペーサー部と、前記第1の面から前記くびれ部までの第2のスペーサー部とに分けて形成される
    複層ガラスの製造方法
  4. 前記スペーサーは、パターン印刷によって形成される
    請求項に記載の複層ガラスの製造方法
  5. 前記スペーサーは、フォトリソグラフィによって形成される
    請求項に記載の複層ガラスの製造方法
  6. 前記スペーサーは、独立して製造された後、前記板ガラスに配列することによって形成される
    請求項に記載の複層ガラスの製造方法
  7. 前記スペーサーは、前記第1のスペーサー部と前記第2のスペーサー部がそれぞれ異なる方法により形成される
    請求項に記載の複層ガラスの製造方法。
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