JP6123846B2 - サスペンション用フレキシャー基板の製造方法 - Google Patents

サスペンション用フレキシャー基板の製造方法 Download PDF

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本発明は、磁気ヘッドと外部回路とを電気的に接続するための配線が一体的に形成されてなるサスペンション用フレキシャー基板の製造方法に関するものである。
近年、インターネットの普及等によりパーソナルコンピュータの情報処理量の増大や情報処理速度の高速化が要求されてきており、それに伴って、パーソナルコンピュータに組み込まれているハードディスクドライブ(HDD)も大容量化や情報伝達速度の高速化が必要となってきている。
ハードディスクドライブは磁気記録媒体である磁気ディスク、それを高速回転させるスピンドルモータ、磁気ディスクに対して情報を読取または書込する磁気ヘッド、それを高精度に保持しつつ移動させるための各部品、これらの駆動制御回路および信号処理回路などによって構成されている。
そして、このハードディスクドライブに用いられる磁気ヘッドを支持している磁気ヘッドサスペンションと呼ばれる部品も、従来の金ワイヤ等の信号線を接続するタイプから、ステンレスのばねに直接銅配線等の信号線が形成されている、いわゆるワイヤレスサスペンションと呼ばれる配線一体型(フレキシャー)に移行している。
このようなサスペンション用フレキシャー基板における配線の構成は、要求される仕様に応じて様々な形態のものがあり、その一例として、配線が積層された形態のサスペンション用フレキシャー基板がある(特許文献1)。
図6は、上述のようなサスペンション用フレキシャー基板の例を示す図であり、(a)は概略平面図であり、(b)は(a)におけるC−C断面図を示す。
図6(b)に示すように、サスペンション用フレキシャー基板100においては、クロストーク低減のため、書込用配線W1の長手方向に沿うようにして、書込用配線W1の上に、書込用配線W2が第2絶縁層114を介して積層され、2本の読取用配線(R1、R2)が、書込用配線(W1、W2)の幅方向の左右両側に配設された構成をしている。
なお、上記のような積層配線構造は、電気特性調整用の区間において保持されるものであり、それ以外の区間、例えば、磁気ヘッドや外部回路との接続端子近傍においては、一般的に同一層上に形成される接続端子の配置に合わせて、各配線の構成は変化し、配線同士が立体的に交差する領域も生じることになる。
例えば、図6(a)に示すように、読取用配線R2は、2本の書込用配線(W1、W2)と領域Sにおいて立体的に交差している。
特開2004−133988号公報
上述のような、第2配線が第1配線の上に重なるように積層された配線構造のサスペンション用フレキシャー基板を形成するには、例えば、図7〜図8に示すように、第1配線113を被覆するように第2絶縁層114を形成し(図7(b))、第2絶縁層114の上に、第2配線116を電解めっき法で形成するためのシード層として金属薄膜層115Aを形成し(図7(c))、金属薄膜層115Aの上にレジストパターン120を形成し(図7(d)〜図8(f))、第2配線116を電解めっき法で形成した後に、レジストパターン120および不要な部分の金属薄膜層115Aを除去することで、第2配線116が第1配線113の上に重なるように積層された配線構造のサスペンション用フレキシャー基板100を得ることができる(図8(g)〜(i))。
しかしながら、第2配線が第1配線と立体的に交差するような形態においては、その交差する平面上の角度αが80°未満の場合、配線の抵抗値が所望の値よりも増大してしまうといった現象や、所望の電気信号が流れないといった現象が生じ、第2配線の性能が劣化することが判明した。
このような性能劣化が判明した第2配線を検査したところ、例えば、図9に示すように、第1配線と交差する部位の近傍において配線幅が、設計よりも小さくなるという配線欠陥130が観測された。
このような配線欠陥130は、以下に述べるような原理により生じているものと考えられる。
図10は、従来のサスペンション用フレキシャー基板の製造工程の要部を説明する図であり、(a)は第2絶縁層形成後の断面を示し、(b)は金属薄膜層形成後の断面を示す。
また、図11は、従来のサスペンション用フレキシャー基板の課題を説明する図であり、(a)は製版工程における紫外線反射の状態を示し、(b)は現像後のレジストパターン形状を示し、(c)は、傾斜面の角度と反射光の関係を示す。
まず、図10(a)に示すように、従来から用いられているポリイミド等を塗布する方法により第2絶縁層114を形成した場合には、第1配線113の厚み(高さ)に応じて、通常、第1配線113の表面上に形成される第2絶縁層114の表面(114T)の位置は、第1絶縁層112の表面上に形成される第2絶縁層の表面(114B)の位置よりも上方向(天方向)に位置することになり、第1配線113の表面上に形成される第2絶縁層の表面(114T)と、第1絶縁層112の表面上に形成される第2絶縁層の表面(114B)とは、傾斜面(114S)で結ばれた形になる。
また、図10(b)に示すように、第2絶縁層114の上に形成される金属薄膜層115Aも、通常、第2絶縁層114の形状に追従する形状となり、傾斜面(115S)を有することになる。
そして、図11(a)に示すように、このような傾斜面(115S)を有する金属薄膜層115Aの上に、紫外線硬化型のレジスト層120Aを形成し、上述のような平面上80°未満の角度で第1配線113に交差する第2配線116用のパターンを有するフォトマスク(すなわち、第1配線113の真上から傾斜面側にずれた位置に遮光パターンを有するフォトマスク)121を介して紫外線露光した場合、紫外線122は金属薄膜層115Aの傾斜面(115S)で反射して、本来、フォトマスク121で遮光されている部位のレジストまで感光させてしまうことから、現像後のレジストパターン120は、図11(b)に示すように、レジストパターン欠陥131を含む不本意な形状となる。
そして、このような形状のレジストパターン120を用いて、電解めっき法で形成された第2配線116は、例えば、図9(b)に示すような上部の配線幅が設計よりも小さい形態となってしまうため、図9(a)に示すような平面上、配線幅が設計よりも小さくなるという配線欠陥130が観測されるものと考えられる。
また、図9(a)に示すように、第1配線113と交差する部位の近傍において、欠陥130が観測されるのは、図11(b)に示すレジストパターン欠陥131は、紫外線122の反射光の強度が大きいほどより大きな欠陥となり易く、傾斜面(115S)の領域内で最も影響を受けるためと考えられる。
ここで、図11(b)に示すレジストパターン欠陥131は、紫外線122の反射光の強度の他に、金属薄膜層115Aの傾斜面115Sの傾斜角ωの大きさにも影響される。
例えば、図11(c)に示すように、傾斜角ωの傾斜面115Sで紫外線122が反射される場合、その方向は垂直な方向から2ωの角度だけ倒れた方向になる。
それゆえ、0<ω<π/4の場合には、反射光は上方向(天方向)になり、例えば、この反射光により感光されるレジストパターン欠陥131は、第2配線116の上部を横切るように形成され、その結果、めっき形成される第2配線116は、線幅が小さくなったり、断線したりすることが予測される。
一方、π/4<ω<π/2の場合には、反射光は下方向(地方向)になり、例えば、この反射光により感光されるレジストパターン欠陥131は、第2配線116の接地面積を小さくするように形成される。その結果、めっき形成される第2配線116は、倒れやすくなり、倒壊により他の配線に接触してショートを引き起こしたりすることが予測される。
上述のような弊害を防止するために、例えば、第2絶縁層114を形成後、平坦化処理を施して傾斜面114Sを消し去る方法が考えられるが、このような方法では製造工程が多くなり、コストアップを招くため好ましくない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、第2配線が第1配線と立体的に交差する構造を有していても、配線欠陥の発生を防止できるサスペンション用フレキシャー基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、種々研究した結果、第1配線と第2配線が絶縁層を介して立体的に交差する部分において、第2配線が第1配線に対し平面上略直角方向に交差する構造にすることにより、絶縁層の平坦化処理に係る工程を増やすことなく、上記課題を解決できることを見出して本発明を完成したものである。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、金属支持体の上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の上に第1配線を形成する工程と、前記第1配線を被覆するように前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成する工程と、前記第2絶縁層の上に金属薄膜層を形成する工程と、前記金属薄膜層の上に紫外線硬化型のレジスト層を形成する工程と、前記レジスト層に紫外線を露光することにより、前記第2配線の配設形状に相当するレジストパターンを形成する工程と、電解めっき法により、前記第2配線を形成する工程と、
を備えており、前記第2絶縁層を形成する工程が、前記第1配線の表面上に形成した前記第2絶縁層の表面位置が、前記第1絶縁層の表面上に形成した前記第2絶縁層の表面位置よりも上方向になり、前記第1配線の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面位置と、前記第1絶縁層の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面位置との高さの差が、1μm〜15μmであり、前記第1配線の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面と、前記第1絶縁層の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面が、前記第2絶縁層の傾斜面で結ばれるように前記第2絶縁層を形成する工程であって、
前記第2配線の配設形状に相当するレジストパターンを形成する工程において、前記第2配線のパターンの一部を、前記第1配線の長手方向に沿って、平面上前記第1配線と重複するように前記第1配線の上に形成し、前記第1配線の上に形成された前記第2配線のパターンの一部から、前記第1配線の長手方向に沿った前記第2絶縁層の傾斜面の片側を、前記金属薄膜層を介して前記第1配線に対して平面上略直角方向に降りていくように、前記第2配線の他の部分のパターンを形成することを特徴とするサスペンション用フレキシャー基板の製造方法である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記第2絶縁層の傾斜面の領域が、前記第1配線の幅方向の上面端部から前記第1配線の幅方向の外側に向かって平面上1μm〜50μmの領域であることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法である。
本発明によれば、第2配線は第2絶縁層を介して第1配線の上から第1配線に平面上略直角方向に降りていく構造をしており、この方向は、製版工程における第1配線に起因する傾斜面からの反射光の方向と同じであって、かつ、第2配線と重なる部位はフォトマスクによって紫外線が遮光されるため、結果的に、第2配線パターンと重なる部位には、反射光の感光によるレジストパターン欠陥は生じないことになる。それゆえ、レジストパターン欠陥に起因する配線欠陥の発生も防止することができることになる。
また、本発明によれば、第2絶縁層を形成後、平坦化処理を施して第1配線に起因する傾斜面を消し去るような工程を増やす必要はなくなり、製造工程が増加する不具合を防止することができる。
本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の外観を例示する概略平面図である。 本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の配線構成の一例を示す図であり、(a)は配線の平面配置関係を示し、(b)は(a)におけるA−A断面の層構成を示し、(c)は第2絶縁層の形状要部を説明する図である。 本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の配線構成の他の例を示す図であり、(a)は配線の平面配置関係を示し、(b)は(a)におけるB−B断面の層構成を示す。 本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の製造方法の一例を示す模式的工程図である。 図4に続く本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の製造方法の一例を示す模式的工程図である。 従来のサスペンション用フレキシャー基板の例を示す図であり、(a)は平面図を示し、(b)は(a)におけるC−C断面図を示す。 従来のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法の一例を示す模式的工程図である。 図7に続く従来のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法の一例を示す模式的工程図である。 従来のサスペンション用フレキシャー基板の課題を説明する図であり、(a)は配線の平面配置関係を示し、(b)は(a)におけるD−D断面図を示す。 従来のサスペンション用フレキシャー基板の製造工程の要部を説明する図であり、(a)は第2絶縁層形成後の断面を示し、(b)は金属薄膜層形成後の断面を示す。 従来のサスペンション用フレキシャー基板の課題を説明する図であり、(a)は製版工程における紫外線反射の状態を示し、(b)は現像後のレジストパターン形状を示し、(c)は、傾斜面の角度と反射光の関係を示す。
以下、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板、サスペンション、ヘッド付サスペンション、ハードディスクドライブ、およびサスペンション用フレキシャー基板の製造方法について詳細に説明する。
<サスペンション用フレキシャー基板>
まず、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板について説明する。
図1は、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の外観を例示する概略平面図である。
図1に示されるサスペンション用フレキシャー基板1は、その先端部分に磁気ヘッドスライダを実装するためのジンバル部2を有し、末端部分に読取回路または書込回路と接続するための接続端子部3とを有し、ジンバル部2と接続端子部3との間に、前記磁気ヘッドと読取回路とを電気的に接続する読取配線4と、前記磁気ヘッドと書込回路とを電気的に接続するための書込配線5を、少なくとも有するものである。
ここで、読取配線4と書込配線5は、相互の電気的な影響を極力避けるため、および/またはサスペンション用フレキシャー基板の力学的平衡を保つため、各々、サスペンション用フレキシャー基板の外周に沿うように配設されている。なお、図1においては、図面上側の配線を読取配線4、図面下側の配線を書込配線5と表示しているが、この配置は逆であってもよく、特には限定されない。また、図1には詳細を示していないが、読取配線4および書込配線5は、それぞれ、一対の差動配線である。また、配線としては、他に、グランド配線や、直流電流用配線などが設けられている場合がある。
本発明においては、例えば、図1におけるジンバル部2近傍(領域R)において、配線が立体的に交差する。
(第1の実施形態)
図2は、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の配線構成の一例を示す図であり、(a)は配線の平面配置関係を示し、(b)は(a)におけるA−A断面の層構成を示し、(c)は第2絶縁層の形状要部を説明する図である。図2は、例えば、図1における領域Rの配線構成を示すものである。
図2(a)に示されるように、本実施形態においては、第1配線13と第2配線16は平面上略直角に交差する関係になっている。また、図2(b)に示されるように、本実施形態の断面構成においては、金属支持体11の上に第1絶縁層12が形成されており、第1絶縁層12の上に第1配線13が形成されており、第1配線13を被覆するように第2絶縁層14が形成されており、第2絶縁層14の上には、第1配線13を跨ぐように金属薄膜層15および第2配線16が形成されている。
次に、本実施形態における、第1配線13、第2絶縁層14、および第2配線16の関係について、より詳しく説明する。
まず、第1配線13と第2絶縁層14の関係について説明する。
図2(c)に示すように、本実施形態においては、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面(14T)の位置は、第1絶縁層12の表面上に形成された第2絶縁層14の表面(14B)の位置よりも上方向(天方向)に位置しており、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面(14T)と、第1絶縁層12の表面上に形成された第2絶縁層14の表面(14B)とは、第2絶縁層14の傾斜面(15S)で結ばれている。
このような形状は、ポリイミド等を塗布することにより第2絶縁層14を形成した場合に、第2絶縁層14がとり得る自然な形状である。
ここで、傾斜面(15S)の高さ(H)および幅(W)は、第1配線13の形状や厚み(高さ)、第2絶縁層14の粘度、さらには第2絶縁層14の塗布条件などにより変化するものであるが、例えば、高さ(H)は1μm〜15μmの範囲であり、幅(W)は1μm〜50μmの範囲である。
次に、第1配線13、第2絶縁層14、および第2配線16の関係について説明する。
本実施形態においては、第2配線16の一部が、第1配線13と平面上交差しており(図2(a))、第2絶縁層14の傾斜面(14S)を昇降するように配設されている(図2(b))。
ここで、第2配線16は、少なくとも、第2絶縁層14の傾斜面(14S)の領域(幅Wの領域)において、第1配線13に対して平面上略直角方向に配設されていることが重要である。このような構成を有するため、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板においては、従来のような第2配線の性能劣化を防止することができる。
なお、上記の平面上略直角方向とは、第1配線13に起因する傾斜面からの反射光の影響を抑制できる方向を指す。この平面上略直角方向の範囲は、第1配線13に起因する傾斜面の形状や、金属薄膜層15の表面状態にもよるが、例えば、図2(a)において、第1配線と第2配線とが平面上交差する角度αが、90±10°の範囲となることが好ましい。
上述のような構成であれば、第2配線16の配設方向は、製版工程における第1配線13に起因する傾斜面からの反射光の方向と同じになり、かつ、第2配線パターンと重なる部位には、第2配線製版用のフォトマスクによって紫外線が遮光されるため、反射光の感光によるレジストパターン欠陥は生じないことになり、その結果、レジストパターン欠陥に起因する配線欠陥の発生も防止することができることになるからである。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の配線構成の他の例について説明する。
図3は、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の配線構成の他の例を示す図であり、(a)は配線の平面配置関係を示し、(b)は(a)におけるB−B断面の層構成を示す。
本実施形態においては、図3(a)および(b)に示すように、第2配線16の一部が、第1配線13の長手方向に沿って、第1配線13の上に第2絶縁層14を介して配設されており、第1配線13の上に配設された第2配線16の部分から、第2配線16の両側にある第2絶縁層14の傾斜面の少なくとも片側を降りていくようにして、傾斜面の領域の外側の領域にまで第2配線16が配設されている。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、第2配線16は、少なくとも、第2絶縁層14の傾斜面(14S)の領域(幅Wの領域)において、第1配線13に対して平面上略直角方向に配設されていることが重要である。
このような構成を有していれば、第1の実施形態で説明した理由により、第2配線の性能劣化を防止することができるからである。
なお、図2および図3においては、金属支持体11の表面上に第1絶縁層12が形成されている構成を例示したが、本発明は、第1絶縁層の上に形成された第1配線と、第1配線の上に第2絶縁層を介して形成された第2配線との関係が、上述のような構成になっていればよく、例えば、金属支持体11と第1絶縁層12の間には、さらに他の配線が絶縁層を介して形成されていても良い。また、上述のような、第1配線と第2配線からなる積層配線構成は、1組ならず複数組積層されていても良い。
また、図2および図3においては、第1絶縁層12の表面上に第1配線13が形成されている構成を例示したが、第1絶縁層12と第1配線13との間には金属薄膜層が形成されていても良い。
また、図2および図3においては省略しているが、第2配線16の上には、配線の腐食による劣化を防止するため、カバー層が設けられていても良い。
次に、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板を構成する各要素について説明する。
[金属支持体]
金属支持体11の材料としては、ばね性および導電性を有していれば特に限定されるものではないが、例えばSUS、42アロイ、銅、銅合金等を挙げることができ、中でもSUSが好ましい。上記金属支持体11の厚さは、例えば12μm〜76μmの範囲内であり、中でも14μm〜25μmの範囲内であることが好ましい。
[第1絶縁層、第2絶縁層]
第1絶縁層12、および第2絶縁層14の材料としては、所望の絶縁性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えばポリイミド等を挙げることができる。また、第1絶縁層12、および第2絶縁層14の材料は、感光性材料であっても良く、非感光性材料であっても良い。
[第1配線、第2配線]
第1配線13、および第2配線16の材料としては、所望の導電性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば銅(Cu)等を挙げることができる。
第1配線13、および第2配線16の厚さとしては、例えば、4μm〜18μmの範囲内であることが好ましい。配線の厚さが小さすぎると、充分な低インピーダンス化を図ることができない可能性があり、配線の厚さが大きすぎると、サスペンション用フレキシャー基板の剛性が高くなり過ぎる可能性があるからである。
配線の線幅としては、例えば、10μm〜150μmの範囲内であることが好ましい。
配線の線幅が小さすぎると、所望の導電性を得ることができない可能性があり、配線の線幅が大きすぎると、サスペンション用フレキシャー基板の充分な高密度化を図ることができない可能性があるからである。
[金属薄膜層]
金属薄膜層15は、第2配線16を電解めっき法により形成する場合に、シード層として第2絶縁層14の上に形成されるものである。金属薄膜層15の形成方法、材料等は、公知の技術を用いることができ、特に限定されるものではない。例えば、Cr、Ni、Cuをスパッタ成膜することにより形成することができる。
本発明においては、例えば、下層にCr単体、若しくはNi−Crを10〜60nmの厚さで成膜し、上層にCuを50〜350nmの厚さで成膜して金属薄膜層15とすることができる。
[カバー層]
電気信号の減衰や配線の腐食による劣化を抑制するため、第2配線16はカバー層で覆われていることが好ましい。ただし、サスペンション用フレキシャー基板1の反りの発生を抑制するために、カバー層は必要な部位にのみ形成されていることが好ましい。
カバー層の材料としては、特に限定されず、公知の材料を使うことができ、例えばポリイミドを挙げることができる。また、カバー層の材料は、感光性材料であっても良く、非感光性材料であっても良い。カバー層の厚さは、例えば3μm〜30μmの範囲内であることが好ましい。
<サスペンション用フレキシャー基板の製造方法>
次に、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の製造方法について説明する。
図4〜図5は、本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の製造方法の一例を示す模式的工程図である。
本発明のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法においては、まず、図4(a)に示すように、金属支持体11としてSUS等の金属基板を用意し、その上にポリイミド等からなる第1絶縁層12を介して第1配線13を形成する。
第1配線13の形成方法は、従前公知の方法を用いることができ、例えば、金属支持体/絶縁層/導電層が積層された3層材を用いて導電層をエッチングすることにより第1配線13を形成することができる。
次に、図4(b)に示すように、第1配線13を被覆するように第1絶縁層12の上に第2絶縁層13を形成する。第2絶縁層13の材料としてポリイミドを用い、塗布形成することで、第2絶縁層の形状は、第1配線13の表面上に形成した第2絶縁層14の表面位置が、第1絶縁層12の表面上に形成した第2絶縁層14の表面位置よりも上方向になり、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面と、第1絶縁層12の表面上に形成された第2絶縁層14の表面が傾斜面で結ばれるような形状になる。
次に、図4(c)に示すように、第2絶縁層14の上に金属薄膜層15Aを形成する。
スパッタ成膜等の方法により金属薄膜層15Aを形成することで、金属薄膜層15Aは第2絶縁層14の表面形状に追従する形状となになる。
次に、金属薄膜層15Aの上にドライフィルムレジスト等を用いて紫外線硬化型のレジスト層20Aを形成し(図4(d))、次いで、第2配線用パターンを設けたフォトマスクを介した紫外線露光により、第2配線16の配設形状に相当するレジストパターン20を形成する(図5(e)〜(f))。
この第2配線用パターンの製版において、少なくとも、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面と、第1絶縁層12の表面上に形成された第2絶縁層14の表面を結ぶ傾斜面の領域内における第2配線16が、第1配線13に対して平面上略直角方向に配設されるように製版する。
なお、図5においては、図2に示す実施形態(第1の実施形態)を例に説明しているが、図3に示す実施形態(第2の実施形態)の場合も、フォトマスクパターンが異なるだけであり、第1の実施形態と同様に製造することができる。
次いで、上述の第2配線用パターンの製版工程の後、レジストパターン20から露出する金属薄膜層15Aの上に、電解めっき法により第2配線16を形成し(図5(g))、その後レジストパターン20を除去する(図5(h))。
最後に、露出する金属薄膜層15Aを除去して、本発明に係る配線構造を有するサスペンション用フレキシャー基板1を得る(図5(i))。
本発明のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法によれば、第2配線16は、第1配線13に対し、第2絶縁層14を介して平面上略直角方向に交差する構造になり、製版工程における第1配線13に起因する傾斜面からの反射光の感光によるレジストパターン欠陥は生じないことになる。
それゆえ、レジストパターン欠陥に起因する配線欠陥の発生も防止することができ、品質信頼性が高いサスペンション用フレキシャー基板を得ることができる。
また、本発明によれば、第2絶縁層を形成後、平坦化処理を施して第1配線に起因する傾斜面を消し去るような工程を増やす必要はなくなり、製造工程の増加やそれに伴うコストアップといった不具合を防止することができる。
<サスペンション>
次に、本発明に係るサスペンションについて説明する。
本発明に係るサスペンションは、上述したサスペンション用フレキシャー基板を有し、通常は、さらにロードビームを有する。サスペンション用フレキシャー基板については、上述した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。また、ロードビームは、一般的なサスペンションに用いられるロードビームと同様のものを用いることができる。
本発明に係るサスペンションにおいては、上述したサスペンション用フレキシャー基板を用いることで、より信頼性の高いサスペンションとすることができる。
<ヘッド付サスペンション>
次に、本発明に係るヘッド付サスペンションについて説明する。本発明に係るヘッド付サスペンションは、上述したサスペンションと、該サスペンションに実装された磁気ヘッドスライダとを有するものである。
サスペンションについては、上述した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。また、磁気ヘッドスライダは、一般的なヘッド付サスペンションに用いられる磁気ヘッドスライダと同様のものを用いることができる。
本発明に係るヘッド付サスペンションにおいては、上述したサスペンションを用いることで、より信頼性の高いヘッド付サスペンションとすることができる。
<ハードディスクドライブ>
次に、本発明に係るハードディスクドライブについて説明する。本発明に係るハードディスクドライブは、上述したヘッド付サスペンションを含むことを特徴とするものである。
本発明に係るハードディスクドライブは、少なくともヘッド付サスペンションを有し、通常は、さらにヘッド付サスペンションがデータの書き込みおよび読み込みを行うディスク、ディスクを回転させるスピンドルモータ、ヘッド付サスペンションに接続されたアーム、およびヘッド付サスペンションの磁気ヘッドスライダを移動させるボイスコイルモータを有する。ヘッド付サスペンションについては、上述した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。また、その他の部材についても、一般的なハードディスクドライブに用いられる部材と同様のものを用いることができる。
本発明によれば、上述したヘッド付サスペンションを用いることで、より信頼性の高いハードディスクドライブとすることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と、実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下、実施例を用いて、本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
上述で説明した本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板の製造方法に従って、図2に示すような構成(第1の実施形態)の本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板を得た。
ここで、金属支持体11には厚さ20μmのSUSを用い、第1絶縁層12には厚さ10μmのポリイミドを用い、第1配線13には厚さ10μm、幅10μmのCu配線を用いた。
また、第2絶縁層14には、ポリイミドを用い、第1絶縁層12の表面上の厚さが10μm、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面位置と第1絶縁層14の表面上に形成された第2絶縁層14の表面位置との高さの差(H)が10μm、第2絶縁層14の傾斜面の領域(W)が、第1配線13の幅方向の上面端部から第1配線の幅方向の外側に向かって平面上10μmとした。
金属薄膜層15には、下層にCrを30nmの厚さでスパッタ成膜し、上層にCuを300nmの厚さでスパッタ成膜した多層膜を用いた。
第2配線16には、電解めっき法で形成した厚さ10μmのCuを用い、第1配線と平面上交差する角度αが90°となるように形成した。ここで、第1配線と平面上直角方向に交差する第2配線の直角方向の部分の長さは、第1配線の左右の上面端部からそれぞれ左右方向に30μmとした。
なお、第2配線16のパターンの製版においては、膜厚15μmのドライフィルムレジストを用いて、高圧水銀ランプにより露光量80mj/cm2で露光し、炭酸ナトリウムを含有する現像液で現像した。
得られた本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板においては、配線交差部近傍に配線欠陥は確認されなかった。
(実施例2)
実施例1と同様にして、図3に示すような構成(第2の実施形態)の本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板を得た。
ここで、金属支持体11には厚さ20μmのSUSを用い、第1絶縁層12には厚さ10μmのポリイミドを用い、第1配線13には厚さ10μm、幅10μmのCu配線を用いた。
また、第2絶縁層14には、ポリイミドを用い、第1絶縁層12の表面上の厚さが10μm、第1配線13の表面上に形成された第2絶縁層14の表面位置と第1絶縁層14の表面上に形成された第2絶縁層14の表面位置との高さの差が10μm、第2絶縁層14の傾斜面の領域が、第1配線13の幅方向の上面端部から第1配線の幅方向の外側に向かって平面上10μmとした。
金属薄膜層15には、下層にCrを30nmの厚さでスパッタ成膜し、上層にCuを300nmの厚さでスパッタ成膜した多層膜を用いた。
第2配線16には、電解めっき法で形成した厚さ10μmのCuを用い、第1配線の上から平面上左方向に曲がって傾斜面を降りていく際の、第1配線との角度αが90°となるように形成した。ここで、第1配線と平面上直角方向に配設される第2配線の直角方向の部分の長さは、第1配線の左上面端部から左方向に30μmとした。
なお、第2配線16のパターンの製版においては、膜厚15μmのドライフィルムレジストを用いて、高圧水銀ランプにより露光量80mj/cm2で露光し、炭酸ナトリウムを含有する現像液で現像した。
得られた本発明に係るサスペンション用フレキシャー基板においては、配線交差部近傍に配線欠陥は確認されなかった。
(比較例1)
実施例1と同様にして、図9に示すような構成のサスペンション用フレキシャー基板を得た。
ここで、金属支持体111には厚さ20μmのSUSを用い、第1絶縁層112には厚さ10μmのポリイミドを用い、第1配線113には厚さ10μm、幅10μmのCu配線を用いた。
また、第2絶縁層114には、ポリイミドを用い、第1絶縁層112の表面上の厚さが10μm、第1配線113の表面上に形成された第2絶縁層114の表面位置と第1絶縁層114の表面上に形成された第2絶縁層114の表面位置との高さの差が10μm、第2絶縁層114の傾斜面の領域が、第1配線13の幅方向の底面端部から第1配線の幅方向の外側に向かって平面上10μmとした。
金属薄膜層115には、下層にCrを30nmの厚さでスパッタ成膜し、上層にCuを300nmの厚さでスパッタ成膜した多層膜を用いた。
第2配線116には、電解めっき法で形成した厚さ10μmのCuを用い、第1配線と平面上交差する角度αが70°となるように形成した。ここで、第1配線と平面上70°の角度で交差する第2配線の70°方向の部分の長さは、第1配線の左右の端部からそれぞれ左右方向に30μmとした。
なお、第2配線16のパターンの製版においては、膜厚15μmのドライフィルムレジストを用いて、高圧水銀ランプにより露光量80mj/cm2で露光し、炭酸ナトリウムを含有する現像液で現像した。
得られたサスペンション用フレキシャー基板においては、配線交差部近傍に配線欠陥の発生が確認された。
1・・・サスペンション用フレキシャー基板
2・・・ジンバル部
3・・・接続端子部
4・・・読取配線
5・・・書込配線
11・・・金属支持体
12・・・第1絶縁層
13・・・第1配線
13A・・・第1配線層
14・・・第2絶縁層
15・・・金属薄膜パターン
15A・・・金属薄膜層
16・・・第2配線
20・・・レジストパターン
20A・・・レジスト層
21・・・フォトマスク
22・・・紫外線
100・・・サスペンション用フレキシャー基板
111・・・金属基板
112・・・第1絶縁層
113・・・第1配線
114・・・第2絶縁層
115・・・金属薄膜パターン
115A・・・金属薄膜層
116・・・第2配線
120・・・レジストパターン
120A・・・レジスト層
130・・・配線欠陥
131・・・レジストパターン欠陥
W1・・・第1の書込用配線
W2・・・第2の書込用配線
R1・・・第1の読取用配線
R2・・・第2の読取用配線
α・・・交差角
ω・・・傾斜角

Claims (2)

  1. 金属支持体の上に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の上に第1配線を形成する工程と、
    前記第1配線を被覆するように前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層の上に金属薄膜層を形成する工程と、
    前記金属薄膜層の上に紫外線硬化型のレジスト層を形成する工程と、
    前記レジスト層に紫外線を露光することにより、前記第2配線の配設形状に相当するレジストパターンを形成する工程と、
    電解めっき法により、前記第2配線を形成する工程と、
    を備えており、
    前記第2絶縁層を形成する工程が、
    前記第1配線の表面上に形成した前記第2絶縁層の表面位置が、前記第1絶縁層の表面上に形成した前記第2絶縁層の表面位置よりも上方向になり、前記第1配線の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面位置と、前記第1絶縁層の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面位置との高さの差が、1μm〜15μmであり、前記第1配線の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面と、前記第1絶縁層の表面上に形成された前記第2絶縁層の表面が、前記第2絶縁層の傾斜面で結ばれるように前記第2絶縁層を形成する工程であって、
    前記第2配線の配設形状に相当するレジストパターンを形成する工程において、
    前記第2配線のパターンの一部を、前記第1配線の長手方向に沿って、平面上前記第1配線と重複するように前記第1配線の上に形成し、前記第1配線の上に形成された前記第2配線のパターンの一部から、前記第1配線の長手方向に沿った前記第2絶縁層の傾斜面の片側を、前記金属薄膜層を介して前記第1配線に対して平面上略直角方向に降りていくように、前記第2配線の他の部分のパターンを形成することを特徴とするサスペンション用フレキシャー基板の製造方法。
  2. 前記第2絶縁層の傾斜面の領域が、前記第1配線の幅方向の上面端部から前記第1配線の幅方向の外側に向かって平面上1μm〜50μmの領域であることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション用フレキシャー基板の製造方法。
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