JP6123604B2 - 車両の端末設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の端末設置構造に関する。
タブレットコンピュータやいわゆるスマートフォン等の携帯端末(携帯情報端末とも称される)において、GPS機能等を備えたものが広く普及している。また通信技術の発展により、カーナビゲーション装置等の車載仕様の端末装置と携帯端末との間で相互通信が可能なシステムが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−130669号公報
近年では、カーナビゲーション装置等の車載仕様の端末装置を、携帯端末に置き換えることが検討されている。この場合、例えば、純正仕様のカーナビゲーション装置を車両内装部分に対して着脱可能になるように構成するとともに、そのカーナビゲーション装置と車両側とにおいて近距離無線通信及び無線給電が可能になるように構成する。そして、カーナビゲーション装置を取り外し、その代わりに携帯端末を設置する場合に、車両側の近距離無線通信機能及び無線給電機能を用いて、携帯端末において近距離無線通信及び無線給電を行うようにしている。しかし、携帯端末が車載仕様としての十分な耐熱性能を有していない場合には、車室内の熱による携帯端末への影響が懸念される。
本発明は、車載仕様の端末装置に置き換えて携帯端末を用いる場合に、車室内の熱による携帯端末への影響を抑えることができる車載システムを提供することを主たる目的とするものである。
第1の発明では、車両の内装部分における端末設置箇所に端末装置が着脱可能な状態で設置されるようになっている車両の端末設置構造であって、車両において端末設置箇所の端末設置面の奥側に設けられ、その端末設置面を介して、端末設置箇所に設置された端末装置との間で近距離無線通信手段による近距離無線通信を可能とする車両側機器と、端末設置箇所に設置された端末装置の背面と端末設置面とが対向する位置に設けられ、端末装置の背面側の熱を、端末装置の背面と端末設置面との間から他の部位へ放出する放熱手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、車両側機器と、端末装置との間で近距離無線通信を行なう場合には、端末装置面と端末装置の背面とが対向する部分に熱がこもりやすくなる。そのため、端末装置が車載機器としての耐熱性能を有していない場合には、熱のこもりによる影響を受けることが懸念される。そこで、端末設置箇所に設置された端末装置の背面と端末設置面との間となる位置に、端末装置の背面側の熱を、端末装置の背面と端末設置面との間から他の部位へと放出する放出手段を設けることで、端末装置の耐熱性能の違いに関わらず、熱のこもりによる影響を抑えることができる。
車載システムの全体構成を示す概略図。 端末装置の装着の様子を示す図。 端末装置が装着された状態の図。 車載仕様の端末装置を備える場合の回路構成のブロック図。 携帯端末を備える場合の回路構成のブロック図。 端末設置構造における放熱部の説明図。 端末設置構造における放熱部の説明図。 端末設置構造における放熱部の説明図。 端末設置構造における変容例の放熱部の説明図。 端末設置構造における変容例の放熱部の説明図。 端末設置構造における冷却部の説明図。 端末設置構造における変容例の冷却部の説明図。 端末設置構造における変容例の冷却部の説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、各図面に基づいて説明する。なお、変形例は、当該実施形態の説明中に挿入されると首尾一貫した実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<全体構成>
図1〜図3を参照すると、本実施形態の適用対象である車両10は、自動車であって、その室内にはインストルメントパネル12等の内装部分が設けられている。インストルメントパネル12におけるセンターコンソール13の表側の面には、端末設置部80が設けられている。端末設置部80には、カーナビゲーションシステム等の車載仕様の端末装置や、スマートフォン等の車載仕様ではない携帯端末などの各種端末装置が着脱可能に設置される。
また、本実施形態の車載システム20は、ベース機器30を備えている。ベース機器30は、車両側機器に相当し、端末設置部80に対応する位置(端末設置部80の奥側)にてセンターコンソール13に固定されている。すなわち、ベース機器30はセンターコンソール13内に収容されている。
本実施形態の一態様において、車載システム20は、純正端末装置40を備えている。純正端末装置40は、いわゆる「純正品」であって、端末設置部80に対して着脱自在に装着されるように構成されている。また純正端末装置40は、近距離無線通信機能と無線給電機能とを備えている。純正端末装置40が端末設置部80に装着された状態で、ベース機器30との近距離無線通信によりナビゲーションやオーディオ等の所定の動作が行なわれるようになっている。また同状態で、純正端末装置40に対する無線給電が行われるようになっている。
本実施形態の他の一態様においては、車載システム20は、純正端末装置40に代えて、携帯端末50及びホルダ60を備えている。この携帯端末50及びホルダ60が携帯端末装置100である。携帯端末50は、乗員によって車両10の室内に持ち込まれた、いわゆるスマートフォンやタブレット等であり、画像表示機能(液晶表示機能)を備えるとともに、GPS機能や音楽性機能をも備えている。なお携帯端末50としては、車載仕様としての耐熱性能が考慮されているものと、考慮されていないものとの両方が含まれる。
ホルダ60は、ベース機器30との近距離無線通信の機能と無線給電との機能を有している。ホルダ60は、純正端末装置40と同様の外形寸法を有しており、純正端末装置40と同様に、端末設置部80に対して着脱自在に装着されるように構成されている。またホルダ60は、携帯端末50を着脱自在な状態で収容可能とする凹状の携帯端末収容部61と、端末設置部80にホルダ60をセットした際に、端末設置部80に接触される背面62とを有している。携帯端末収容部61に携帯端末50がセットされた状態で、ホルダ60の背面62が端末設置部80に近接又は接触されるようにしてセットされることで、ベース機器30との近距離無線通信により、ナビゲーション等の所定の動作を行うようになっている。またベース機器30との無線給電により、携帯端末50の充電が行なわれるようになっている。
また、携帯端末50には乗員がお気に入りの楽曲等が記憶されていることがあり、端末設置部80に携帯端末装置100(携帯端末50及びホルダ60)が装着されることで、その携帯端末50に記憶されている楽曲等を車室内で再生することが可能となっている。この場合、楽曲再生には後述する車載のスピーカ203が使用される。
<車載システムの構成>
図4に、純正端末装置40が装着された状態の車載システム20の電気的構成を示す。図5に、純正端末装置40に代えて、携帯端末装置100が装着された状態を示す。まず、図4及び図5に共通する部分について、以下に説明する。
車載システム20には、車載カメラ201、マイク202、スピーカ203、等が設けられている。車載カメラ201は、車両10(図1等参照)における前方や後方等に搭載されている。マイク202は、運転者等の乗員の発話による音声を検出するように、車両10の室内に装着されている。スピーカ203は、車載システム20に関する各種の音声(ナビゲーション音声やオーディオ音声)の他、車両10又はこれに搭載された他の各種機器(空調制御機器、ボデー制御機器、エンジン制御機器、等。)の運転状態に対応した各種の音声を出力可能に設けられている。
ベース機器30は、車両側メインCPU301と、電源部302と、車両側記憶部303と、カメラインタフェース304と、音声インタフェース305と、車載センサインタフェース306と、車両LANインタフェース307と、近距離無線インタフェース308と、近距離無線アンテナ309と、無線給電インタフェース320と、無線給電用アンテナ321と、を備えている。
車両側メインCPU301は、電源部302によって動作用電力が供給されるように、その電力供給ラインが電源部302に接続されている。車両側記憶部303は、車両側メインCPU301が実行する各種プログラムや、カメラインタフェース304等を介して、車両側メインCPU301が受信した各種データを記憶するように設けられている。
車両側メインCPU301は、カメラインタフェース304を介して、複数の車載カメラ201に接続されている。カメラインタフェース304は、車両側メインCPU301から車載カメラ201へ制御指令を送信するとともに、車載カメラ201から車両側メインCPU301へ画像データを送信するように設けられている。
車両側メインCPU301は、音声インタフェース305を介して、マイク202及びスピーカ203に接続されている。音声インタフェース305は、マイク202に入力された音声に基づく音声情報を車両側メインCPU301へ送信するとともに、車両側メインCPU301から音声情報をスピーカ203へ送信するように設けられている。
車両側メインCPU301は、車載センサインタフェース306を介して、車両10(図1等参照)に搭載された各種センサ及び各種スイッチに接続されている。車両側メインCPU301は、各種センサからの検出信号及び各種スイッチの操作信号を、車両側メインCPU301へ送信するように設けられている。
車両側メインCPU301は、車両LANインタフェース307を介して、車両10内の各種車載機器に接続されている。車両LANインタフェース307は、車両10内の各種車載機器と車両側メインCPU301との間の信号の送受信を行うように設けられている。車両側メインCPU301は、車載センサインタフェース306を介して、例えば、室内温度、外気温、等に対応する検出信号を取得すると共に、車両LANインタフェース307を介して上述の各種車載機器を制御するための制御信号を取得することができるようになっている。
車両側メインCPU301は、近距離無線インタフェース308を介して、近距離無線アンテナ309に接続されている。近距離無線インタフェース308は、TransferJet(登録商標)等の近接高速無線通信を行うための無線インタフェースであって、純正端末装置40、又は携帯端末装置100との間で、近接高速無線通信によりデータを送受信するように設けられている。近距離無線アンテナ309は、純正端末装置40又は携帯端末装置100が端末設置部80に装着された際に、これとの間で有効な近接高速無線通信が行えるような所定の位置関係となるように設けられている。
車両側メインCPU301は、無線給電インタフェース320を介して、一次側の無線給電用アンテナ321に接続されている。無線給電インタフェース320は、電磁誘導等による無線電力伝送によって、純正端末装置40に電力を供給するように構成されている。一次側の無線給電用アンテナ321は、コイル等を備え、純正端末装置40が端末設置部80に装着された際に、二次側の無線給電用アンテナ409との間で無線電力伝送が行なわれる所定の位置関係となるように配置されている。
次に、車載システム20に、純正端末装置40がセットされている場合について、図4を参照しつつ説明する。純正端末装置40は、端末側メインCPU401と、端末側記憶部402と、ディスプレイ403と、タッチパネル404と、端末側スイッチ405と、近距離無線インタフェース406と、近距離無線アンテナ407と、無線給電インタフェース408と、無線給電用アンテナ409と、を備えている。
端末側メインCPU401は、端末側記憶部402に記憶された各種プログラムを実行することで、純正端末装置40にてナビゲーション等の所定の機能を実現するように設けられている。端末側記憶部402は、端末側メインCPU401が実行する各種プログラムや、端末側メインCPU401が受信した各種データを記憶するように設けられている。
ディスプレイ403は、液晶あるいは有機EL(Electro Luminescence)からなる表示デバイスであって、端末側メインCPU401における処理結果に基づいて画像表示を行うように設けられている。タッチパネル404は、手指により三次元的操作(押圧操作及び二次元的操作)が可能な、透明な薄板状あるいはフィルム状の入力デバイスであって、ディスプレイ403における表示画面に重なるように設けられている。端末側スイッチ405は、電源スイッチ等のメカニカルスイッチであって、その操作部が純正端末装置40におけるケーシングから外部に露出するように設けられている。
端末側メインCPU401は、近距離無線インタフェース406を介して、近距離無線アンテナ407に接続されている。近距離無線インタフェース406は、近距離無線インタフェース308との間で、近接高速無線通信によりデータを送受信するように設けられている。近距離無線アンテナ407は、純正端末装置40が端末設置部80に装着された際に、ベース機器30における近距離無線アンテナ309との間で有効な近接高速無線通信が行えるような、所定の位置関係となるように設けられている。
端末側メインCPU401は、無線給電インタフェース408を介して、無線給電用アンテナ409に接続されている。無線給電インタフェース408は、無線給電インタフェース320との間で、無線給電による電力を受信するように設けられている。無線給電インタフェース408が受け取った電力は、電源制御部410を介して、バッテリ411に充電される。なお、無線給電用アンテナ409は、純正端末装置40が端末設置部80に装着された際に、ベース機器30における一次側の無線給電用アンテナ321との間で、有効な無線給電が行なえる所定の位置関係となるように設けられているとする。
続いて、車載システム20に、純正端末装置40に代えて、携帯端末装置100がセットされる場合について、図5を参照しつつ説明する。なお、図5において、図4と同様の箇所については、上記の説明が適宜援用されるものとする。
携帯端末50は、TransferJet(登録商標)等の近接高速無線通信機能を備えない代わりに、Wi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の中・遠距離通信可能な無線通信機能を備えている。ホルダ60は、接続端子部601と、近距離無線インタフェース602と、近距離無線アンテナ603と、無線給電インタフェース604と、無線給電用アンテナ605と、電源制御部606とを備えている。
接続端子部601は、携帯端末50との間の物理的接続を形成するためのコネクタ(本実施形態においてはUSBコネクタ)であって、携帯端末収容部61に露出するように設けられている。近距離無線インタフェース602は、接続端子部601を介して携帯端末50に接続されるようになっている。近距離無線インタフェース602及び近距離無線アンテナ603は、純正端末装置40における近距離無線インタフェース406及び近距離無線アンテナ407と同様に設けられている。このような構成によって、携帯端末50は接続端子部601に接続された状態で、ホルダ60がベース機器30との無線通信が可能な状態となり、楽曲再生等の所定の機能が実現されるようになっている。
無線給電インタフェース604は、接続端子部601を介して携帯端末50に接続されている。無線給電インタフェース604及び二次側の無線給電用アンテナ605は、純正端末装置40における無線給電インタフェース408と、二次側の無線給電用アンテナ409と同様に設けられている。なお無線給電インタフェース408には、電源制御部606が接続されており、携帯端末50の充電状態を制御している。
<車両の端末設置構造>
次に車両10の内装部分における端末設置構造を詳しく説明する。図1〜2に示されるように、端末設置部80は、乗員側に向けて開口する凹状をなし、上述の純正端末装置40及び携帯端末装置100を収容する収容凹部80aを有している。収容凹部80aは、インストルメントパネル12のパネル前面から奥側に延びる縦横の各壁部81〜84(上側壁部81、下側壁部82、左側壁部83、右側壁部84)と、各壁部81〜84の奥側にある奥面部85とにより囲まれて形成されており、正面視をした際には矩形状をしている。
奥面部85の奥側には、近距離無線アンテナ309、無線給電用アンテナ321が設けられている。つまり奥面部85は、近距離無線アンテナ309の位置に対応する通信面85aと、無線給電用アンテナ321の位置に対応する給電面85bとを有している。上述した各種端末装置を収容凹部80aにセットした際に、各種端末装置の背面と通信面85a及び給電面85bとが近接又は接触されることで、対向するアンテナ同士が接近され、近距離無線通信及び無線給電が可能となる。なお、奥面部85は、無線通信を好適に行なうために出来るだけ薄く形成されているとする(例えば1mm)。
ところで、無線通信や無線給電のために端末装置の背面と奥面部85とが接触された状態では、端末装置の自己発熱による熱が背面側で放熱されにくくなり、熱がこもりやすくなることが生じる。
純正端末装置40の場合には、このような熱のこもりに対する耐熱性能が予め考慮されているのに対し、携帯端末装置100(携帯端末50)の場合には、このような熱のこもりによる耐熱性能が考慮されていないことが想定される。この場合、携帯端末50に熱が加えられることによる影響が懸念される。特に、太陽熱により高温となりえるインストルメントパネル12を設置場所とし、更にそのインストルメントパネル12の凹所に、携帯端末装置100が収容される構造であるなど、携帯端末装置100と、通信面85a及び給電面85bとの接続箇所が、熱のこもりが生じやすい位置に設けられている場合には、より携帯端末装置100への熱の影響も大きくなることが懸念される。
そこで本実施形態では、通信面85a及び給電面85bに接触される背面62側を含むホルダ60の外周面に放熱部71を設ける。放熱部71を介して、ホルダ60の背面側にこもる熱が外部(他の部位)へと放出されるようにすることで、ホルダ60を介して携帯端末50へ加えられる熱の影響を抑えることができる。
次に、放熱部71の構成を説明する。図6は、収容凹部80aにホルダ60及び携帯端末50がセットされた状態の正面図である。図7は、ホルダ60を背面62側から見た図である。図8は、収容凹部80aにホルダ60及び携帯端末50がセットされた状態を側面側から見た図である。
ホルダ60の外周面に設けられた放熱部71は、通気経路71aと、通気経路71aに空気ARを流入させる通気入口部71bと、通気経路71aを通過した空気ARが排出される通気出口部71cとから構成されている。
通気経路71aは、ホルダ60の背面62に設けた通気溝である。通気経路71aは、ホルダ60が収容凹部80aにセットされた状態で、インストルメントパネル12の上下方向に延びるように設けられている。インストルメントパネル12の上下方向に通気経路71aが設けられることで、自然対流による空気の流れを生じやすくし、ホルダ60の背面62側の熱を上方向に抜けやすくできる。
本実施形態では、ホルダ60の背面62に、所定間隔をあけて複数の通気経路71aを形成している。ホルダ60の背面62側での空気ARが通過する領域(面積)が広げられることによって、放熱効果をより高めることができる。
なお通気経路71aは、ホルダ60が持つ近距離無線アンテナ603、無線給電用アンテナ605の取付け位置を避けた箇所に設けられる。つまり、通気経路71aは、収容凹部80aにホルダ60がセットされた状態で、通信面85a及び給電面85bとの接続箇所を避けた位置に設けられる。これにより、近距離無線通信及び無線給電を妨げることなく、ホルダ60の背面62側の熱を外部に排出できる。
通気入口部71bは、収容凹部80aの下側壁部82とホルダ60の下端との間(収容凹部80aの下側)に形成された間隔Δdの開口である。通気出口部71cは、収容凹部80aの上側壁部81とホルダ60の上端との間(収容凹部80aの上側)に形成された間隔Δdの開口である。なお通気入口部71bと通気出口部71cとの各開口は、上側壁部81と下側壁部82の離間距離d1を、ホルダ60の縦幅d2よりも長くすることで形成されている。
なおここでは、上側壁部81及び下側壁部82の手前側(乗員側)に、間隔Δdと同じ長さを有する突起状の支持部15を設けることで、上下にある支持部15の内側にホルダ60がセットされるようにしている。これにより収容凹部80a内でのホルダ60の上下位置が保持されるようにしている。
これらの通気入口部71b、通気経路71a(通気溝)及び通気出口部71cの通気溝及び開口は互いに連結されることで、ホルダ60の外周面に空気ARが通過する経路を形成している。つまり乗員側(車室内側)の空気ARが通気入口部71bから入り、その空気ARが通気経路71a内を上方向に流れ、通気出口部71cから排出される経路が形成される。このような放熱部71の空気ARの流れが生じることによって、携帯端末50(ホルダ60)が凹状の端末設置部80に収容されていたとしても、ホルダ60の背面62側における放熱を適切に実施することができる。
以上の構成において、携帯端末50が装着されたホルダ60が収容凹部80aにセットされて、ホルダ60の背面側と奥面部85(通信面85a及び給電面85b)とが近接又は接触されることで、近距離無線通信及び無線給電が可能となる。この状態で、携帯端末50が動作されることにより熱が発生する。また車両10の運転状態に伴って熱が発生する。更には車両10の走行環境によっては、携帯端末50やその周囲に直射日光が照射されることで熱が発生する。また熱の発生は、車両10の運転時間が長くなるほど増加する傾向にある。
この際、ホルダ60の背面62と通信面85a及び給電面85bとが近接又は接触されていることにより、その接触箇所の周辺に次第に熱のこもりが生じることが考えられる。しかし本実施形態では、ホルダ60の背面62側で熱がこもると、その熱を有する空気が、通気経路71aを通って上方に移動し、通気出口部71cから放出される。これに伴って通気入口部71bからは空気ARが入ってくるようになる。これによりホルダ60の背面62側において、空気ARの自然対流が生じ、ホルダ60の背面62側の熱が奪われるようになる。このようにホルダ60の放熱が行なわれることで、携帯端末50に加えられる熱の影響が抑えられる。
上記によれば以下の優れた効果を得られる。
(1)車両側機器(ベース機器30)と、携帯端末装置100等との間で近距離無線通信を行なう場合には、奥面部85と携帯端末装置100等の背面とが対向する部分に熱がこもりやすくなる。そのため、携帯端末装置100が車載機器としての耐熱性能を有していない場合には、熱のこもりによる影響を受けることが懸念される。そこで、収容凹部80aに設置された携帯端末装置100の背面と奥面部85との間となる位置に、携帯端末装置100の背面側の熱を、携帯端末装置100の背面と奥面部85との間から他の部位へと放出する放熱部71を設けることで、携帯端末装置100の耐熱性能の違いに関わらず、熱のこもりによる影響を抑えることができる。
(2)携帯端末装置100の背面側にインストルメントパネル12の上下方向に延びるように通気経路71aが形成されているため、携帯端末装置100の背面側の熱が上方に抜けやすくなっている。
(3)端末設置部80では、乗員側(車室内側)から通気経路71aに対して通気入口部71bから空気ARが入り、その後通気経路71a内を上方に流れ、さらに通気出口部71cから排出される。こうした空気ARの流れにより、端末設置部80が凹状に形成されていても携帯端末装置100の背面側において放熱を適正に実施できる。
(4)上記構成によれば、携帯端末装置100を取り外した状態でインストルメントパネル12の前面側に露出する奥面部85は平坦面であればよいことになる。そのため、インストルメントパネル12側に通気経路71aを凹状に形成した場合とは異なり、携帯端末装置100を取り外した状態におけるインストルメントパネル12の正面視の見栄えの低下を抑制できる。また、携帯端末装置100を携帯端末50とホルダ60とにより構成し、そのうちホルダ60に通気経路71aを形成したため、携帯端末50には車載時の放熱のための通気経路71a(背面側の凹凸)を形成しなくてもよく、携帯端末50について形状や仕様等を何ら変更することなく、所望の放熱機能を付与できる。
(5)近距離無線通信の通信機能に悪影響を及ぼすことなく、携帯端末装置100の放熱を好適に実施できる。
以下、別例を説明する。
・図9の変容例に示されるように、奥面部85の通信面85a及び給電面85bのみが、ホルダ60の背面62に近接又は接触されるようにすることで、ホルダ60の背面62と奥面部85との間の非接触領域(通気経路71a)が広くなるようにしてもよい。この場合、上記図7の構成では、ホルダ60の背面側に通気経路を上下方向に延びる溝状に設けたが、図9では、ホルダ60の背面側の略全体を通気経路とし、その一部に凸状部を形成することで85a及び85bを設けている。ホルダ60の背面62側を通過する空気ARが増えることで、放熱の効果が得やすくなる。なおこの場合には、奥面部85との接触状態を保持するために、ホルダ60の背面62側の四隅に凸形状の保持部90を設けてもよい。
・図10の変容例に示されるように、ホルダ60の背面62と奥面部85との離間距離d1が、下方ほど狭く、上方ほど広くなるようにしてもよい。例えば、ホルダ60の背面62において、通信面85aと給電面85bとの接続箇所を凸状に形成することで、近距離無線通信及び無線給電のためのアンテナ接続状態を確保する。そしてこれ以外の領域は、奥面部85との離間距離d1が上方へ至るにつれて次第に広くなるように、奥面部85の表面に対して斜めに配置されるようにする。このようにすると、端末設置部80とホルダ60との間に形成された隙間の上側から、熱(空気AR)が放熱されやすくなり、これに伴って反対側(下側)の隙間から空気ARが流入されやすくなり、ホルダ60の背面62側への空気ARの供給量を増加させることができる。
・上記の構成において、通気入口部71bと通気出口部71cは、ホルダ60側に通気溝を形成することにより構成してもよい。この場合には、収容凹部80aの内側形状とホルダ60の外形形状を一致させることができる。
・通気経路71aは、収容凹部80a側、すなわち車両10のインストルメントパネル12側に設けられていてもよい。例えば、収容凹部80aの奥面部85に、インストルメントパネル12に対して上下方向に延びる通気経路71aを形成してもよい。なお通気経路71aは、通信面85a及び給電面85bを避けた箇所に設けられる。この場合にも、収容凹部80aにホルダ60がセットされた状態で、ホルダ60の背面62側に設けられた通気経路71aによって、ホルダ60の背面62側にこもる熱が外部に排出される。
・上述の放熱部71は、ホルダ60の外周面(背面側を含む)と車両10側の奥面部85の両方に設けられていてもよい。
・上記では、ホルダ60の背面側を通過する空気ARによって、ホルダ60の背面62側を自然空冷する例を示した。これ以外にも、空調機器204による強制空冷によってホルダ60と奥面部85の接続箇所に生じる熱のこもりを抑えるようにしてもよい。例えば、図11の変容例に示されるように、空調機器204で冷却されて吹出口211から吹き出される空気ARをホルダ60の背面62側に導く案内部72を設けてもよい。例えば案内部72は、上方に延びる板状をなしており、ホルダ60の上側側面に取付けられることで、吹出口211の前方に設けられる。案内部72によって、ホルダ60の背面62側に設けられた通気経路71aに冷却後の空気ARが導かれることで、ホルダ60と奥面部85の間(接触面の周囲)の放熱を実施できる。なお案内部72を取り外し可能とすることで、車種に合わせて適切な位置に案内部72が装着されるようにしてもよい。これ以外にも、空調機器204に空気ARを流入させるための吸入口側に、案内部72を設けることによって、空調機器204によって吸入される空気ARの流れを利用して、通気経路71aに空気ARが導かれるようにしてもよい。
・図12の変容例に示されるように、端末設置部80の奥面部85上に保冷部73を設けてもよい。例えば保冷部73には、黄銅板、アルミニウム合金等の熱伝導性のよい材料を用いて板状に形成された部材や、周知の保冷剤などが用いられる。この場合にも、近距離無線通信及び無線給電のための各アンテナの取り付け位置を避けた範囲に、保冷部73が設置されるようにする。携帯端末50は、乗員の車両10の出入りに合わせて車両10から持ち出されると考えられるが、乗員が持ち出しを忘れたりすると、車内放置の状態になることも考えられる。この点、保冷部73による冷却が行なわれることで、車内放置されたあとの携帯端末50の温度上昇を抑制できる。
・図13の変容例に示されるように、空調機器204から送出された空気AR(冷却風)をホルダ60又は携帯端末50の背面側に直接導くためのダクト74を設けてもよい。空調機器204から送出された空気ARが、ダクト74を介して、ホルダ60又は携帯端末50の背面側に導かれるようにすることで、空調機器204で冷却された冷却風によって、ホルダ60又は携帯端末50の放熱を好適に行なうことができる。この場合には、通信面85a及び給電面85bを避けた箇所にダクト74が設置されるようにする。また、奥面部85上に保冷部73を設置して、空調機器204で冷却された空気ARが保冷部73に当てられるようにしてもよい。
・携帯端末50が近距離無線通信機能又は無線給電機能を有している場合には、ホルダ60を介さず、携帯端末50を端末設置部80に直接セットしてもよい。この場合には、奥面部85上に、上述したような放熱部又は冷却部が設けられるようにする。
・上記では、端末設置部80の収容凹部80aに、ホルダ60が収容される例を示した。これ以外にも端末設置部80は、収容凹部80aを備えていなくてもよい。つまり、センターコンソール13上に携帯端末50及びホルダ60が直接セットされる構成であってもよい。この場合にも、ホルダ60(又は携帯端末50)と通信面85a及び給電面85bの接触箇所の周囲に熱がこもりやすくなるおそれがある。そこで、この場合にもホルダ60(又は携帯端末50)の背面62側に、上述したような放熱部又は冷却部が設けることによって、携帯端末50への熱の影響を抑えることができる。
・端末設置部80に、車載仕様の耐熱性能を有する純正端末装置40と、車載仕様の耐熱性能を有していない携帯端末50とを切換載置する場合において、空調機器204による強制空冷を行なう場合には、端末設置部80にセットされる端末装置の種類に応じて、強制空冷の有無が切り換えられるようにしてもよい。例えば、端末設置部80側に端末の種類を検出するための検出手段を設け、検出手段による検出結果に基づいて強制空冷の有無が切り換えられるようにする。例えば、端末設置部80に端末装置が通信可能にセットされた状態で、端末装置のタッチパネルやスイッチ等の操作によって、ベース機器30に識別信号が送信されるようにする。一方、ベース機器30では、送信された識別信号に応じて、端末装置が車載仕様のものであると判定した場合には、空調機器204による冷却を行なわないようにする。一方、端末装置が車載仕様のものではないと判定した場合には、空調機器204による冷却が実行されるようにする。
・上記では、凹形状の通気経路71aが設けられる例を示した。これ以外にも、純正端末装置40等の背面側に空気ARを通過させるために様々な形状の通気経路71aを設けることができる。
・上記では、インストルメントパネル12に対して、純正端末装置40又は携帯端末50を縦置きにする例を示したが、端末の強制空冷を行なう場合には、各端末装置は横置きに設置されてもよい。
10…車両、12…インストルメントパネル、30…ベース機器、40…純正端末装置、50…携帯端末、60…ホルダ、71…放熱部、71a…通気経路、71b…通気入口部、71c…通気出口部、72…案内部、73…保冷部、74…ダクト、80…端末設置部、80a…収容凹部、85a…通信面、85b…給電面、211…吹出口。

Claims (10)

  1. 車両(10)の内装部分における端末設置箇所(80)に端末装置(40,100)が着脱可能な状態で設置されるようになっている車両の端末設置構造であって、
    前記車両において前記端末設置箇所の端末設置面(85)の奥側に設けられ、その端末設置面を介して、前記端末設置箇所に設置された前記端末装置との間で近距離無線通信手段(308,309)による近距離無線通信または無線給電手段(320,321)による無線給電を可能とする車両側機器(30)と、
    前記端末設置箇所に設置された前記端末装置の背面と前記端末設置面とが対向する位置に設けられ、前記端末装置の背面側の熱を、前記端末装置の背面と前記端末設置面との間から他の部位へ放出する放熱手段(71,74)と、
    を備え
    前記端末設置箇所は前記車両のインストルメントパネル(12)であり、そのインストルメントパネルの表側の面に前記端末設置面が設けられており、
    前記放熱手段として、前記端末設置箇所に設置される前記端末装置の背面の側と、前記端末設置面の側との少なくともいずれかに、前記インストルメントパネルの上下方向に延びる通気経路(71a)が形成されており、
    前記端末設置面には、前記端末装置の背面に近接又は接触して前記近距離無線通信を行う通信面(85a)が設けられており、
    前記端末設置面の側と前記端末装置の背面の側との少なくともいずれかには、前記通信面を避ける位置に前記通気経路が形成されていることを特徴とする車両の端末設置構造。
  2. 前記車両側機器は、前記端末装置に対して無線給電を行う無線給電手段(604、605)を有し、
    前記端末設置面には、前記端末装置の背面に近接又は接触して前記無線給電を行う給電面(85b)が設けられており、
    前記端末設置面の側と前記端末装置の背面の側との少なくともいずれかには、前記給電面を避ける位置に前記通気経路が形成されている請求項に記載の車両の端末設置構造。
  3. 車両(10)の内装部分における端末設置箇所(80)に端末装置(40,100)が着脱可能な状態で設置されるようになっている車両の端末設置構造であって、
    前記車両において前記端末設置箇所の端末設置面(85)の奥側に設けられ、その端末設置面を介して、前記端末設置箇所に設置された前記端末装置との間で近距離無線通信手段(308,309)による近距離無線通信または無線給電手段(320,321)による無線給電を可能とする車両側機器(30)と、
    前記端末設置箇所に設置された前記端末装置の背面と前記端末設置面とが対向する位置に設けられ、前記端末装置の背面側の熱を、前記端末装置の背面と前記端末設置面との間から他の部位へ放出する放熱手段(71,74)と、
    を備え、
    前記端末設置箇所は前記車両のインストルメントパネル(12)であり、そのインストルメントパネルの表側の面に前記端末設置面が設けられており、
    前記放熱手段として、前記端末設置箇所に設置される前記端末装置の背面の側と、前記端末設置面の側との少なくともいずれかに、前記インストルメントパネルの上下方向に延びる通気経路(71a)が形成されており、
    前記車両側機器は、前記端末装置に対して無線給電を行う無線給電手段(604、605)を有し、
    前記端末設置面には、前記端末装置の背面に近接又は接触して前記無線給電を行う給電面(85b)が設けられており、
    前記端末設置面の側と前記端末装置の背面の側との少なくともいずれかには、前記給電面を避ける位置に前記通気経路が形成されていることを特徴とする車両の端末設置構造。
  4. 前記通気経路は、前記端末装置の背面側において前記端末設置面の側と前記端末装置の背面の側との間の離間距離が下方ほど狭く、上方ほど広くなるように形成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両の端末設置構造。
  5. 車載空調装置から供給される冷却風を前記通気経路に案内する案内部材(72)を備える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両の端末設置構造。
  6. 前記内装部分には、前記車載空調装置の冷却風を車室内に吹き出す吹出口(211)が設けられており、
    前記案内部材は、前記吹出口から前記通気経路に延びるように設けられ、前記吹出口から吹き出された冷却風を前記通気経路に案内する部材である請求項に記載の車両の端末設置構造。
  7. 前記端末装置の背面の側に設けられ、前記冷却風による冷却熱を蓄える保冷部(73)を有している請求項5又は6に記載の車両の端末設置構造。
  8. 車両(10)の内装部分における端末設置箇所(80)に端末装置(40,100)が着脱可能な状態で設置されるようになっている車両の端末設置構造であって、
    前記車両において前記端末設置箇所の端末設置面(85)の奥側に設けられ、その端末設置面を介して、前記端末設置箇所に設置された前記端末装置との間で近距離無線通信手段(308,309)による近距離無線通信または無線給電手段(320,321)による無線給電を可能とする車両側機器(30)と、
    前記端末設置箇所に設置された前記端末装置の背面と前記端末設置面とが対向する位置に設けられ、前記端末装置の背面側の熱を、前記端末装置の背面と前記端末設置面との間から他の部位へ放出する放熱手段(71,74)と、
    を備え、
    前記端末設置箇所は前記車両のインストルメントパネル(12)であり、そのインストルメントパネルの表側の面に前記端末設置面が設けられており、
    前記放熱手段として、前記端末設置箇所に設置される前記端末装置の背面の側と、前記端末設置面の側との少なくともいずれかに、前記インストルメントパネルの上下方向に延びる通気経路(71a)が形成されており、
    車載空調装置から供給される冷却風を前記通気経路に案内する案内部材(72)と、
    前記端末装置の背面の側に設けられ、前記冷却風による冷却熱を蓄える保冷部(73)とを有していることを特徴とする車両の端末設置構造。
  9. 前記インストルメントパネルには、前記端末設置箇所として、乗員側に向けて開口する凹状をなし前記端末装置を収容する収容凹部(80a)が形成されており、
    前記収容凹部の内周部と前記端末装置との少なくともいずれかには、前記通気経路が形成されるとともに、前記収容凹部の下部及び上部となる位置に前記乗員側に開口させて前記通気経路の入口(71b)及び出口(71c)が形成されている請求項1乃至8のいずれか1項に記載の車両の端末設置構造。
  10. 前記端末装置は、乗員により携帯所持が可能な携帯端末(50)と、前記携帯端末にその背面を覆うようにして装着され、かつ前記端末設置箇所に対して着脱可能に設置される端末ホルダ(60)とを有しており、
    前記端末ホルダは、前記車両側機器の前記近距離無線通信手段との近距離無線通信を可能とする通信機能を有しており、
    前記端末ホルダに前記通気経路が形成されている請求項に記載の車両の端末設置構造。
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