JP6122838B2 - 高負荷伝動用vベルト - Google Patents

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Description

本発明は高負荷伝動用Vベルトに関し、特にベルト式無段変速機に用いられるのに好適なものに関する。
従来、この種の高負荷伝動用Vベルトはよく知られており、例えばベルト式無段変速機の変速プーリ間に巻き掛けられて用いられている。この高負荷伝動用Vベルトは、ベルト背面側の上面及び底面側の下面にそれぞれベルト長さ方向に一定間隔で並ぶ多数の例えば凹条からなる上側被噛合部及び下側被噛合部が上下に対応して設けられた張力帯と、この張力帯が圧入して嵌合される嵌合部を有し、嵌合部の上面に張力帯の上側被噛合部と噛合する例えば凸条からなる上側噛合部が、また下面に張力帯の下側被噛合部と噛合する例えば凸条からなる下側噛合部がそれぞれ形成された多数のブロックとを備え、ブロックベルトとも呼ばれている。
張力帯はベルトの伸びを抑えて動力伝達を可能とする心線、保形ゴム層、ブロックとの間の摩耗を抑制するための帆布等からなる。
各ブロックは例えばフェノール樹脂等の樹脂からなるもので、ベルト背面側に配置される上側ビーム部と、ベルト底面側に配置された下側ビーム部とを有し、これら上下ビーム部間に、上記張力帯の嵌合部が形成されている。
そして、各ブロックの嵌合部に張力帯を圧入して嵌合することにより、各ブロックと張力帯とがベルト長さ方向に一定間隔の凹凸形状の噛合部及び被噛合部によって噛合した状態で係合され、このブロックの噛合部と張力帯の被噛合部との噛合によって両者間が一体化されて動力授受が行われる。
このような高負荷伝動用Vベルトとして、特許文献1に示されるように、ブロックの上側噛合部の下端及び下側噛合部の上端の間の隙間の高さであるブロック噛み合い厚さを、張力帯の上側被噛合部の下端及び下側被噛合部の上端の間の厚さである張力帯噛み合い厚さよりも小さくして、両者の差である締め代を設定するとともに、張力帯の外側端面をブロックのプーリ接触面よりも突出させる出代を設定し、これら締め代及び出代を最適化することが提案されている。
また、特許文献2には、ブロックの保持力や張力帯の幅方向の規制をすることが、また特許文献3や特許文献4には、張力帯のゴムや帆布の摩耗を低減して締め代の変化を抑えることがそれぞれ示されている。
この高負荷伝動用Vベルトの各要素の寸法を例示すると、各ブロックのベルト幅方向の幅であるブロック幅は例えば25mmに設定されている。また、ブロック噛み合い厚さが例えば3mm、張力帯噛み合い厚さは例えば3.03〜3.15mmであり、締め代は0.03〜0.15mmとされている。さらに、張力帯において上側及び下側被噛合部を除く部分(コグ部)の厚さである張力帯総厚さは例えば4.6〜4.7mmであり、張力帯の外側端面をブロックのプーリ接触面よりも突出させる出代が例えば0.05〜0.15mmに設定されている。
特許第4256498号公報 特許第4624759号公報 特開2002−13594号公報 特開2003−156103号公報
ところで、このような高負荷伝動用Vベルトでは、上記張力帯の成分であるゴムとブロックの樹脂との間に熱膨張率の差がある。そのため、ベルトを変速機に使用して走行させると、その特に走行初期状態(使用開始状態)に、上記熱膨張率の差によって張力帯の熱膨張が生じ、ベルトの曲げ剛性が大きくなり、伝動効率の低下やベルトのさらなる発熱を招き、張力帯の劣化が生じる。
そして、上記張力帯の熱膨張により、ブロックの下側ビーム部は張力帯に拘束されているので、押し上げられない。しかし、ベルト背面側の上側ビーム部は押し上げられて、両ビーム部が拡がるようになり、プーリ溝面に対しては主に下側ビーム部の側面が接触する下当たりが支配的な状態となる。このことで、変速プーリのプーリ溝面からベルトの幅方向側面が押圧される推力によりベルト張力が生じる推力・張力変換比率が低下してベルト張力が下がる。
その後、ベルトの走行に伴って張力帯がへたると、上側ビーム部の開きが治まり、プーリ溝面に対しては上側ビーム部の側面も接触するように変化するので、上記推力・張力変換比率が上昇してベルト張力が上昇し元に戻る。
このようにベルトの走行初期から走行時間が経過するのに連れて、ブロックの側面においてプーリとの接触部分が変化することで推力・張力変換比率が変化し、そのことによりベルトに発生する張力も変化するという問題がある。
上記推力・張力変換比率は、ブロックが変速プーリのプーリ溝内に収まる半径方向の位置、ベルトとプーリ溝面との間の摩擦係数等の要因でも変化するので、変速プーリを開閉させる駆動ユニット側では、ある程度の安全率を設けて推力を大きく設定する過推力設定となっている。このことは、ベルトに加わる負荷条件が大きくなることとなり、耐久性や騒音性を悪化させる要因となる。そこで、ブロックの上下ビーム部とプーリ溝面との接触状態が経時変化しない高負荷伝動用Vベルトの開発が望まれている。
しかし、上記特許文献1のものでは、ゴムの熱膨張や永久歪みの影響等により上記推力・張力変換比率の変化を確実に抑制することはできず、また、特許文献3及び特許文献4のものでも、締め代の変化を確実に抑えることが困難である。
上記ブロックの上側ビーム部を押し上げる要因となる張力帯の熱膨張を抑えるには、上記張力帯噛み合い厚さ(張力帯の上側被噛合部の下端及び下側被噛合部の上端の間の厚さ)を小さくすることが有効である。しかし、張力帯噛み合い厚さを小さくすると、上下ビーム部がベルト長さ方向に互いに逆方向に移動するようにブロックが揺動する際の作用点と支点との距離が短くなるので、そのブロックが揺動し易くなり、その揺動によってブロックが破損する虞れがある。
本発明の目的は、高負荷伝動用Vベルトにおける所定部位の寸法比を特定することにより、ベルトの走行初期からの推力・張力変換比率の変化に伴うベルト張力の経時変化を抑制し、駆動ユニットの推力を低くしてベルトの初期発熱の抑制、高効率化、耐久性の向上を図ることにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、硬質ゴムからなる保形ゴム層の内部に心線が埋設され、ベルト背面側の上面及び底面側の下面にそれぞれベルト長さ方向に並ぶ多数の上側被噛合部及び下側被噛合部が上下に対応して設けられた張力帯と、該張力帯が圧入して嵌合される嵌合部を有し、該嵌合部の上面に張力帯の上記上側被噛合部と噛合する上側噛合部が、また下面に張力帯の下側被噛合部と噛合する下側噛合部がそれぞれ形成された多数のブロックとを備え、各ブロックの嵌合部に張力帯を嵌合することにより、各ブロックが張力帯に対し係合固定され、ブロックの噛合部と張力帯の被噛合部との噛合によって動力授受が行われる高負荷伝動用Vベルトが前提である。
そして、上記各ブロックにおける少なくとも嵌合部の周囲部分が硬質樹脂により形成され、上記張力帯の保形ゴム層における硬質ゴムの熱膨張率はブロックの硬質樹脂よりも大きく、上記張力帯の心線の位置でのベルト幅であるベルトピッチ幅aと、張力帯において上側被噛合部の下端及び下側被噛合部の上端の間の厚さである張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.08(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%以下)の関係にあり、かつ、上記張力帯噛み合い厚さbと、張力帯において上側及び下側被噛合部を除くコグ部の厚さである張力帯総厚さcとがc/b≧2.0(張力帯総厚さcが張力帯噛み合い厚さbの2倍以上)の関係にあることを特徴とする。
この構成により、ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.08であるので、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aに対して十分に小さくなり、張力帯の保形ゴム層における硬質ゴムの熱膨張率がブロックの硬質樹脂よりも大きくても、張力帯が熱膨張してブロックの上側ビーム部が押し上げられることはなく、ベルトの走行時間の経過に伴い推力・張力変換比率が変化してベルト張力の変化が生じることはない。そのことで、駆動ユニットの推力を低く設定でき、ベルトの初期発熱の抑制、高効率化、耐久性の向上を図ることができる。
また、ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとをb/a≦0.08とすることで、張力帯が薄くなり、そのブロックの保持力が小さくなる。しかし、張力帯総厚さcが噛み合い厚さbとc/b≧2.0の関係にあって、そのコグ部での張力帯総厚さcが大きくなるので、ブロックは張力帯に対し厚さの大きいコグ部によっても支持されるようになり、張力帯のブロックに対する保持力が低下することはなく、その揺動を確実に抑制することができる。
そして、上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a>0.08(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%よりも大きい)であるか、又は張力帯総厚さcと噛み合い厚さbとがc/b<2.0(張力帯総厚さcが張力帯噛み合い厚さbの2倍未満)であると、上記の作用効果は得られない。
上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a=0.04〜0.08(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの4%以上8%以下)の関係にあってもよい。
また、上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.05(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの5%以下)の関係にあってもよい。
さらに、上記張力帯噛み合い厚さbと張力帯総厚さcとがc/b=2.0〜4.6の関係にあってもよい。
また、張力帯噛み合い厚さbがb=1.0〜2.0mmであってもよく、張力帯総厚さcがc=2.2〜5.5mmであってもよい。
この構成により、ベルト走行時の経時変化によって推力・張力変換比率の変化をさらに有効に抑制することができる。
上記高負荷伝動用Vベルトは、ベルト式無段変速機の変速プーリに巻き掛けられるものとしてもよい。
この構成により、上記発明の効果が有効に発揮される最適な高負荷伝動用Vベルトが得られる。
本発明によると、硬質ゴムからなる保形ゴム層を有する張力帯と、この張力帯が嵌合される嵌合部の周囲部分が硬質樹脂により形成されたブロックとを備え、張力帯の保形ゴム層における硬質ゴムの熱膨張率がブロックの硬質樹脂よりも大きい高負荷伝動用Vベルトのベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとをb/a≦0.08とし、かつ張力帯噛み合い厚さbと総厚さcとをc/b≧2.0としたことにより、ベルトの走行初期からの推力・張力変換比率の変化に伴うベルト張力の経時変化を抑制し、ユニットの推力を低くしてベルトの初期発熱の抑制、高効率化、耐久性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る高負荷伝動用Vベルトの斜視図である。 図2は、高負荷伝動用Vベルトの側面図である。 図3は、図2のIII−III線断面図である。 図4は、張力帯の拡大側面図である。 図5は、ブロックの拡大側面図である。 図6は、ベルト張力測定試験装置を示す図である。 図7は、高速耐久試験装置を示す図である。 図8は、伝動能力試験装置を示す図である。 図9は、実施例及び比較例の試験結果の一半部を示す図である。 図10は、実施例及び比較例の試験結果の他半部を示す図である。 図11は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比とベルト張力(軸間力)の変化との関係を示す図である。 図12は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と高速耐久性との関係を示す図である。 図13は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と初期発熱温度との関係を示す図である。 図14は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と締め代変化との関係を示す図である。 図15は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と2%スリップ時の伝動トルクとの関係を示す図である。 図16は、実施例及び比較例について、ベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比とベルト効率との関係を示す図である。 図17は、ベルト張力(軸間力)の変化に関してベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と、張力帯噛み合い厚さ及び総厚さとの関係を示す図である。 図18は、締め代の変化に関してベルトピッチ幅及び張力帯噛み合い厚さの比と、張力帯噛み合い厚さ及び総厚さとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1〜図3は本発明の実施形態に係る高負荷伝動用VベルトBを示す。このベルトBは、図示しないが、例えばベルト式無段変速装置の複数の変速プーリ間に巻き掛けられて用いられる。ベルトBは、左右1対のエンドレスの張力帯1,1と、この張力帯1,1にベルト長さ方向に連続的に係止固定された多数のブロック10,10,…とからなる。
上記各張力帯1は、図4にも示すように、硬質ゴムからなる保形ゴム層1aの内部にアラミド繊維等の高強度高弾性率の複数の心線1b,1b,…(心体)がスパイラル状に配置されて埋設されたものである。この各張力帯1の上面には各ブロック10に対応してベルト幅方向に延びる一定ピッチの上側被噛合部としての溝状の上側凹部2,2,…が、また下面には上記上側凹部2,2,…に対応してベルト幅方向に延びる一定ピッチの下側被噛合部としての下側凹部3,3,…がそれぞれ形成されている。そして、各張力帯1の上面において上側凹部2,2,…間の部分は上側コグ部4に、また張力帯1下面において下側凹部3,3,…間の部分は下側コグ部5にそれぞれ構成されている。
上記保形ゴム層1aをなす硬質ゴムは、例えばメタクリル酸亜鉛により強化されたH−NBRゴムに、さらにアラミド繊維、ナイロン繊維等の短繊維により強化することで、耐熱性に優れかつ永久変形し難い硬質ゴムが用いられる。この硬質ゴムの硬さは、JIS−C硬度計で測定したときに75°以上のゴム硬度が必要である。
上記張力帯1の上下表面にはそれぞれ糊ゴム処理された帆布を一体接着することで上側及び下側帆布層6,7が形成されている。
一方、図1、図3及び図5に示す如く、各ブロック10は、ベルト幅方向左右側部に上記各張力帯1を幅方向から着脱可能に嵌装させる切欠きスリット状の嵌合部11,11を有する。この嵌合部11を除いた左右側面は変速プーリ等のプーリ溝面(図示せず)に接触する接触部12,12に構成されている。このブロック10の左右の接触部12,12同士がなすベルト角度αは、プーリ溝面の角度と同じとされている。そして、ブロック10は、ベルト幅方向(左右方向)に延びる上側及び下側ビーム部10a,10bと、該両ビーム部10a,10bの左右中央部同士を上下に接続するピラー部10cとからなる略H字状に形成されている。各ブロック10の上下ビーム部10a,10b間の嵌合部11,11にそれぞれ張力帯1,1を圧入して嵌合することで、ブロック10,10,…が張力帯1,1にベルト長さ方向に連続的に固定されている。
すなわち、図5に示すように、上記各ブロック10における各嵌合部11の上壁面には上記張力帯1上面の各上側凹部2に噛合する上側噛合部としての凸条からなる上側凸部15が、また嵌合部11の下壁面には張力帯1下面の各下側凹部3に噛合する下側噛合部としての凸条からなる下側凸部16がそれぞれ互いに平行に配置されて形成されている。この各ブロック10の上下の凸部15,16をそれぞれ張力帯1の上下の凹部2,3に噛合させることで、ブロック10,10,…を張力帯1,1にベルト長さ方向に圧入により係止固定する。この係止固定状態で各ブロック10の側面である接触部12(各張力帯1の外側側面も接触させてもよい)がプーリ溝面に接触するとともに、ブロック10の上下の凸部15,16(噛合部)と各張力帯1の上下の凹部2,3(被噛合部)とが噛合することにより、プーリとの間で動力授受が行われる。
図3に示すように、上記各ブロック10は、カーボン短繊維で補強されたフェノール樹脂等の硬質樹脂中にそれよりも高い弾性率材料である軽量アルミニウム合金等の補強材18がブロック10の略中央に位置するように埋め込まれたものとされている。このことで、ブロック10は、嵌合部11の周囲部分及び接触部12,12を形成する硬質樹脂部と、残りの部分を形成する補強材18とで構成されている。尚、補強材18は、嵌合部11の周囲部分と左右側面の接触部12,12(プーリ溝面との摺動接触部)とにおいてブロック10表面に顕れないようにしておけばよく、その他の部分ではブロック10表面に露出していてもよい。
そして、上記硬質ゴムからなる張力帯1の上下の凹部2,3間の張力帯噛み合い厚さb、つまり図4に示す如く上側凹部2の底面(詳しくはその上側帆布層6の上表面)と該上側凹部2に対応する下側凹部3の底面(同下側帆布層7の下表面)との間の距離が、ブロック10の噛合隙間であるブロック噛み合い厚さd、つまり図5に示すように各ブロック10の上側凸部15下端と下側凸部16上端との間の距離よりも若干大きく(b>d)設定されている。このことで、各ブロック10の張力帯1への組付時に張力帯1がブロック10により厚さ方向に圧縮されて組み付けられ、よって締め代b−d(>0)が設けられている。
さらに、本発明の特徴として、図3に示すように、各ブロック10において、上記張力帯1の心線1bの位置でのベルト幅であるベルトピッチ幅をaとするとき、この実施形態では、このベルトピッチ幅aと上記張力帯噛み合い厚さb(上側凹部2の底面と下側凹部3の底面との間の厚さ。図4参照)とが、
b/a≦0.08 …(1)
の関係にある。つまり、張力帯噛み合い厚さbはベルトピッチ幅aの8%以下の関係にある。具体的には、b/a=0.04〜0.08とするのが好ましい。例えば、ベルトピッチ幅aがa=25mmであるときに、張力帯噛み合い厚さbはb=1.0〜2.0mmとするのがよい。
より望ましくは、
b/a≦0.05 …(2)
の関係(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの5%以下の関係)にある。
また、同時に、図4に示すように、上記張力帯1において上側凹部2及び下側凹部3(上側及び下側被噛合部)を除く上下両側コグ部4,5の厚さである張力帯総厚さをcとするとき、その張力帯総厚さcと、上記張力帯噛み合い厚さbとが、
c/b≧2.0 …(3)
の関係にある。つまり、張力帯総厚さcは張力帯噛み合い厚さbの2倍以上の関係にある。具体的には、c/b=2.0〜4.6とするのが好ましい。例えば、張力帯噛み合い厚さbがb=1.0〜2.0mmのときに張力帯総厚さcはc=2.2〜5.5mmとするのがよい。
上記ベルトピッチ幅aは、その長さによって張力帯1がブロック10を保持する保持面積に関与する。そのため、単に張力帯噛み合い厚さbを小さくするだけでなく、その張力帯噛み合い厚さbとベルトピッチ幅aとを上記式(1)又は(2)のように関連付けることが必須である。
尚、図1〜図5においては、上記ベルトピッチ幅a、張力帯噛み合い厚さb、張力帯総厚さc及びブロック噛み合い厚さdの関係を正確に記載していないものもある。
したがって、この実施形態においては、高負荷伝動用VベルトBの上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.08(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%以下)であるので、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aに対して十分に小さくなり、張力帯1が薄くなる。そのため、このベルトBを無段変速機の変速プーリ間に巻き掛けて走行させたとき、張力帯1の熱膨張によってブロック10の上側ビーム部10aが押し上げられて上下ビーム部10a,10bが拡開することはなく、ベルトBの走行時間が経過しても、推力・張力変換比率の変化、及びそのことに伴うベルト張力の変化が抑制される。よって、変速機の変速プーリを開閉駆動して変速比を変えるための駆動ユニットの推力(変速プーリの可動シーブを軸方向に推す力)を低く設定でき、ベルトBの初期発熱の抑制、高効率化、耐久性の向上を図ることができる。
そして、上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.05(張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの5%以下)の関係にあると、ベルトBの走行時間の経過に伴う推力・張力変換比率の変化をさらに有効に抑制することができる。
この場合、上記ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとがb/a≦0.08となることで、張力帯1が薄くなり、その上側凹部2とブロック10の上側凸部15との噛合、及び下側凹部3とブロック10の下側凸部16との噛合によるブロック10の保持力が小さくなる。しかし、張力帯1の上下面のコグ部4,5間の張力帯総厚さcが噛み合い厚さbとc/b≧2.0の関係にあって、そのコグ部4,5での張力帯総厚さcが大きくなるので、ブロック10は張力帯1に対し厚さの大きいコグ部4,5でも支持されるようになる。その結果、張力帯1のブロック10に対する保持力が低下することはなく、その揺動を確実に抑制することができる。
(その他の実施形態)
尚、上記実施形態では、各ブロック内10に補強材18をインサートしているが、本発明では、補強材18を使用せずに全てが樹脂からなるブロックであってもよく、上記と同様の作用効果が得られる。
また、この実施形態に係る高負荷伝動用VベルトBは、ベルト式無段変速機の変速プーリに巻き掛けられて使用されるだけでなく、定速プーリ(Vプーリ)を備えたベルト式伝動装置にも使用することができる。
次に、具体的に実施した実施例について説明する。実施例1〜6及び比較例1〜3として、上記実施形態の構成を有する高負荷伝動用Vベルトを作製した。そのベルトのベルト角度α(ブロック両側面の接触部間の角度)はα=26°、ベルトピッチ幅aはa=25mm、ブロックのベルト長さ方向のピッチは3mm、各ブロックの厚さ(ベルト長さ方向の厚さ)は2.95mm、ベルト長さ612mmであった。
各ブロックは、フェノール樹脂中に、厚さ2mmの軽量高強度アルミニウム合金からなる補強材がインサートされて成形されたものを使用した。尚、上記アルミニウム合金からなる補強材を使用せずに全てが樹脂からなるブロックであっても同等の効果が得られる。
そして、張力帯噛み合い厚さb及び総厚さcを種々に変えて、実施例1〜6及び比較例1〜3のベルトとした(図9参照)。
(実施例1)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.6mm、張力帯総厚さcをc=3.2mmとした。従って、c/b=2.0となり、b/a=0.064(6.4%)となる。
(実施例2)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.5mm、張力帯総厚さcをc=3.3mmとした。従って、c/b=2.2となり、b/a=0.060(6.0%)となる。
(実施例3)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.2mm、張力帯総厚さcをc=5.5mmとした。従って、c/b=4.6となり、b/a=0.048(4.8%)となる。
(実施例4)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.0mm、張力帯総厚さcをc=2.2mmとした。従って、c/b=2.2となり、b/a=0.04(4.0%)となる。
(実施例5)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.0mm、張力帯総厚さcをc=2.4mmとした。従って、c/b=2.4となり、b/a=0.04(4.0%)となる。
(実施例6)
張力帯噛み合い厚さbをb=2.0mm、張力帯総厚さcをc=4.3mmとした。従って、c/b=2.2となり、b/a=0.08(8.0%)となる。
(比較例1)
張力帯噛み合い厚さbをb=1.0mm、張力帯総厚さcをc=1.5mmとした。従って、c/b=1.5となり、b/a=0.04(4.0%)となる。
(比較例2)
張力帯噛み合い厚さbをb=3.0mm、張力帯総厚さcをc=4.7mmとした。従って、c/b=1.6となり、b/a=0.12(12.0%)となる。
(比較例3)
張力帯噛み合い厚さbをb=4.0mm、張力帯総厚さcをc=5.0mmとした。従って、c/b=1.3となり、b/a=0.16(16.0%)となる。
(ベルトの評価)
以上の各実施例及び各比較例に対し、ベルト張力の経時変化、高速耐久性、初期発熱性、締め代の変化、ベルト伝動能力及びベルト効率の評価を行った。
(1)ベルト張力の経時変化
図6に示すベルト張力(軸間力)測定試験装置を用いて、各実施例及び各比較例のベルト張力の経時変化を測定した。すなわち、互いに接離可能な駆動台21及び従動台22上に、各々固定及び可動シーブ24a,24b,25a,25bを有する変速プーリからなる駆動及び従動プーリ24,25を軸支した。駆動台21及び従動台22をロードセル23を介して連結することで、駆動及び従動プーリ24,25の軸間距離を148.5mmに固定した。駆動プーリ24を駆動モータ26に駆動連結するとともに、従動プーリ25にも負荷用のDCモータ(図示せず)を駆動連結して60N・mの一定の負荷トルクがかかるようにした。そして、駆動及び従動プーリ24,25間に各実施例及び各比較例の高負荷伝動用VベルトBを巻き掛け、その速比を1.8に固定し、かつ従動プーリ25の可動シーブ25bに対しトルクカム27及びばね28により固定シーブ25a側に向かう軸方向の推力をかけた。その状態で、駆動モータ26により駆動プーリ24を3000rpmの一定回転数で回転させてベルトBを走行させた。その走行中にロードセル23で検出される軸間力をベルト張力として測定し、ベルトBの走行初期(走行開始から0〜24hr後)、途中(走行開始から24〜48hr後)、及び測定値が安定する中期以降(走行開始から48hr以降)の各測定値からベルト張力の経時変化を確認した。尚、ベルトBの温度は120℃あった。その結果を図9〜図11及び図17に示す。
(2)高速耐久性
図7に示す高速耐久試験装置を用いて、各実施例及び各比較例の高速耐熱高負荷耐久性を測定した。すなわち、120℃の雰囲気が熱量として投入される試験ボックス31内に、ピッチ径が133.6mmの定速プーリからなる駆動プーリ32と、ピッチ径が61.4mmの定速プーリからなる従動プーリ33とを配設し、両プーリ32,33に各実施例及び各比較例のベルトBを巻き掛けた。駆動プーリ32を軸トルク63.7N・m及び回転数5016±60rpmで高速回転させ、300hr迄の時間を測定した。その結果を図10及び図12に示す。
(3)初期発熱性
上記高速耐熱高負荷耐久性の試験において、その走行初期(走行開始から2hr後)のベルトBの発熱温度を測定した。その結果を図10及び図13に示す。
(4)締め代の変化
上記高速耐熱高負荷耐久性の試験において、その走行開始から300時間経過後の締め代の変化を測定した。この締め代は、張力帯噛み合い厚さb−ブロック噛み合い厚さdで求めた。その結果を図10、図14及び図18に示す。
(5)ベルト伝動能力
図8に示す伝動能力試験装置を用い、各実施例及び各比較例のベルト伝動能力を測定した。すなわち、90℃の雰囲気が熱量として投入される試験ボックス41内に、ピッチ径が65.0mmの定速プーリからなる駆動プーリ42と、ピッチ径が130.0mmの定速プーリからなる従動プーリ43とを接離可能に配設した。両プーリ42,43に各実施例及び各比較例のベルトBを巻き掛けるとともに、従動プーリ43に駆動プーリ42から離れる方向に4000Nのデッドウェイト44を作用させた。その状態で、駆動プーリ42を回転数2600±60rpmで回転させ、駆動プーリ42の軸トルクをゆっくり上げていって、ベルトBのスリップ率が2%のときの軸トルクを測定した。その結果を図10及び図15に示す。
(6)ベルト効率
上記図8に示すベルト伝動能力の試験装置を用いて、ベルト効率を測定した。その測定方法は、ベルト伝動能力と同じレイアウト、同じ条件で行った。そのときの駆動プーリ42の回転数、従動プーリ43の回転数、駆動プーリ42のトルク、従動プーリ43のトルクを計測し、下記の式にて効率を求めた。すなわち、ベルト効率ηは、
効率η(%)={(従動プーリ回転数×従動プーリトルク)/(駆動プーリ回転数×駆動プーリトルク)}×100
である。その結果を図10及び図16に示す。
尚、図10において、判定の欄の「○」は良を、また「△」及び「×」はいずれも不良をそれぞれ表している。
以上の結果について考察すると、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%以下である実施例1〜6については、ベルト張力の変化幅が100N以下であり、その経時変化が小さいことが判る。特に、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの5%以下である実施例3〜5については、ベルト張力の変化幅は0Nであり、その経時変化が全くない。これに対し、比較例2及び比較例3では、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%を越えているので、変化幅が大きくなっている。比較例1については、張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの4%(8%以下)であるが、変化幅が900Nと大きくなっている。これは、c/bが小さい、すなわちコグ高さ(張力帯総厚さ)が十分でなく、ブロックの揺動が大きくなることで、ブロックが前後方向に傾きプーリに入ることとなり、推力を受けて張力帯に伝達する効率が悪くなるためである。
張力帯噛み合い厚さbがベルトピッチ幅aの8%以下でかつ張力帯総厚さcが張力帯噛み合い厚さbの2倍以上である実施例1〜6は、高速耐久性、初期発熱性、締め代の変化、伝動能力及びベルト効率についても飛躍的に向上していることが明らかであり、比較例1〜3に比べて顕著な差異が見られる。
本発明は、ゴムを含む張力帯に樹脂製ブロックを係止固定した高負荷伝動用Vベルトにおいて、ベルト走行時の張力の経時変化が少なく、発熱性、走行耐久性、ベルト効率の各性能が従来と比べて飛躍的に高いので、極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
B 高負荷伝動用Vベルト
1 張力帯
1a 保形ゴム層
1b 心線
2 上側凹部(上側被噛合部)
3 下側凹部(下側被噛合部)
4 上側コグ部
5 下側コグ部
10 ブロック
10a 上側ビーム部
10b 下側ビーム部
11 嵌合部
12 接触部
15 上側凸部(上側噛合部)
16 下側凸部(下側噛合部)
a ベルトピッチ幅
b 張力帯噛み合い厚さ
c 張力帯総厚さ

Claims (7)

  1. 硬質ゴムからなる保形ゴム層の内部に心線が埋設され、ベルト背面側の上面及び底面側の下面にそれぞれベルト長さ方向に並ぶ多数の上側被噛合部及び下側被噛合部が上下に対応して設けられた張力帯と、
    上記張力帯が圧入して嵌合される嵌合部を有し、該嵌合部の上面に張力帯の上記上側被噛合部と噛合する上側噛合部が、また下面に張力帯の下側被噛合部と噛合する下側噛合部がそれぞれ形成された多数のブロックとを備え、
    上記各ブロックの嵌合部に張力帯を嵌合することにより、各ブロックが張力帯に対し係合固定され、ブロックの噛合部と張力帯の被噛合部との噛合によって動力授受が行われる高負荷伝動用Vベルトにおいて、
    上記各ブロックにおける少なくとも嵌合部の周囲部分が硬質樹脂により形成され、
    上記張力帯の保形ゴム層における硬質ゴムの熱膨張率はブロックの硬質樹脂よりも大きく、
    上記張力帯の心線の位置でのベルト幅であるベルトピッチ幅aと、上記張力帯において上側被噛合部の下端及び下側被噛合部の上端の間の厚さである張力帯噛み合い厚さbとが
    b/a≦0.08
    の関係にあり、
    かつ、上記張力帯噛み合い厚さbと、張力帯において上側及び下側被噛合部を除くコグ部の厚さである張力帯総厚さcとが
    c/b≧2.0
    の関係にある高負荷伝動用Vベルト。
  2. 請求項1において、
    ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとが
    b/a=0.04〜0.08
    の関係にある高負荷伝動用Vベルト。
  3. 請求項1又は2において、
    ベルトピッチ幅aと張力帯噛み合い厚さbとが
    b/a≦0.05
    の関係にある高負荷伝動用Vベルト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つにおいて、
    張力帯噛み合い厚さbと張力帯総厚さcとが
    c/b=2.0〜4.6
    の関係にある高負荷伝動用Vベルト。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つにおいて、
    張力帯噛み合い厚さbがb=1.0〜2.0mmである高負荷伝動用Vベルト。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つにおいて、
    張力帯総厚さcがc=2.2〜5.5mmである高負荷伝動用Vベルト。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つにおいて、
    ベルト式無段変速機の変速プーリに巻き掛けられる高負荷伝動用Vベルト。
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