JP6122653B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
しかしながら、このような帳票は見易くするため簡素化され、更に複数の遊技機島を出力対象とすることから複数の遊技機島が並べられた上で調整情報等が出力されるので、遊技場管理者が実際に調整しようとする調整対象の遊技機が帳票上のいずれの遊技機島にあるのかを把握する際に、隣の遊技機島を探してしまう等、戸惑うことも多かった。
遊技機を調整するために必要な遊技情報である調整情報を遊技機に対応付けて入力する入力手段と、遊技機が実際に配置される遊技機島のレイアウトに対応付けて遊技機IDを設定するレイアウト設定手段と、遊技機島に実際に配置される遊技機の配置方向に応じた設定操作を受付けることにより遊技機をグループ分けするグループ分け手段と、前記レイアウト設定手段により設定されたレイアウト上に遊技機IDに対応付けて入力された調整情報を、当該遊技機IDに対応付けて遊技機側で確認可能に表示、或いは印字出力する出力手段と、前記出力手段により調整情報が出力される場合に、前記グループ分け手段によりグループ分けされたグループに応じて当該調整情報を出力する方向を特定し、背面側、或いは向き合う遊技島に配置される遊技機に対して、当該グループが異なれば当該調整情報を上下逆の方向とする出力補助処理を可能とした出力補助手段と、を備えたものである(請求項1)。
前記グループ分け手段は、前記遊技機島に実際に配置される遊技機の配置方向に応じた設定操作として、遊技機に対して通路側がいずれの方向かを特定可能な設定操作を受付け、前記出力補助手段は、通路側から見て正となるような出力方向を特定することで前記出力補助処理を実行するようにしても良い(請求項2)。
前記出力手段は、前記調整情報を前記グループにより上下逆の方向にて出力する場合に、前記調整情報の出力方向が上下逆であるか否かに関わらず、その調整情報を正の方向とした場合に、前記遊技機IDと前記調整情報との配置関係が一定となるように出力するようにしても良い(請求項3)。
前記出力補助手段は、前記調整情報を上下逆の方向として出力する出力補助処理である第1出力補助処理と、当該第1出力補助処理にて上下逆の方向とした前記調整情報の方向を同一方向として出力する出力補助処理である第2出力補助処理とを選択的に実行可能であり、前記第1出力補助処理と、前記第2出力補助処理とのいずれを実行するのかを設定する出力態様設定手段を備えるようにしても良い(請求項4)。
前記出力手段は、前記調整情報を表示出力すると共に前記調整情報を切替え表示するための切替え操作を受付け可能とし、前記出力補助手段は、前記調整情報を上下逆の方向として出力する出力補助処理により前記調整情報が表示されている状態で前記切替え操作が受付けられた場合に、上下逆の方向に表示されていた前記調整情報の表示方向を入替えることで切替えるようにしても良い(請求項5)。
図1は、遊技場システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には遊技機1に対応して貸出装置2が設置されている。2台の遊技機1、2台の貸出装置2は1台の中継装置3に接続されており、中継装置3はLAN4を介して管理装置5(入力手段、レイアウト設定手段、グループ分け手段、出力手段、出力補助手段、出力態様設定手段に相当)に接続されている。管理装置5は、遊技場内の例えば管理室に設置されている。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機1が管理装置5の管理対象となる。
表示窓6には中段に対応した横方向の1本、上段、中段、下段に対応した斜め方向の2本、上段に対応した横方向の1本の合計4本の入賞ライン(有効ライン)が設定されており、入賞図柄が何れかの入賞ライン上に揃ったときに対応する入賞が発生する。
アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを消費したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(消費価値、使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
セーフ信号=遊技機1から出力。入賞に応じてメダルが1枚払出(付与)される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
B.BまたはR.B信号=遊技機から出力。対応するボーナス状態(B.B、R.B)にレベル出力されるので、信号入力期間をボーナス状態として特定。
売上信号=貸出装置2から出力。貸出メダル5枚(100円相当)毎に1パルス出力されるので、売上信号数×100が売上金額、売上信号×5を売上メダル(対価獲得価値)とする等して売上情報を特定。
尚、管理装置5に対しては、別途、周知の機種設定等が可能となっており、機種設定により欠番となる台番や機種名と台番とを予め設定し、入力された範囲に欠番がある場合はその台番をスキップして台単位パーツ27を構成するようになっている。
以上のようにして、遊技場管理者は、遊技場の実際の遊技機島及び遊技機1の配置に対応した配置レイアウトを完成することができる。
図5(a)は遊技機設定値入力画面を示している。画面上には、店舗名表示部30、設定値入力対象日(翌営業日以降)表示部31、入力表示部32、台番パネル33、「登録」釦34、「前頁」釦35、「次頁」釦36、「戻る」釦37が表示されている。入力表示部32は、開始台番、終了台番、設定値を入力可能である。
台番パネル33では、設定変更前の設定値を予め表示しており、設定値を入力する場合には入力表示部32に台番を入力する。この場合、同一設定値の入力対象台が連続していない場合は開始台番のみを入力し、連続している場合には開始台番と終了台番とを入力してから設定値を入力する。図5では602〜605番台の遊技機1の設定値を「6」と入力する状態を示している。
帳票における台番窓27aには台番が表示され、台番窓27a側となる第1設定値窓27b1には入力した遊技機設定値(変更後の設定値)が表示され、通路側となる第2設定値窓27b2には変更前の設定値が表示され、更に設定値を変更する遊技機1については反転表示(図中に斜線で示す)する等識別出力されている。この場合、変更された設定値が表示される第1設定値窓27b1の枠線は太く示され、変更前の設定値が表示される第2設定値窓27b2は破線で示されるので、管理者が変更後の設定値を確認し易くなっている。
尚、遊技場管理者の中には帳票を上下逆さまに持ち変えること等に違和感を覚える者もいるので、出力時等に予め図6または図7のいずれを出力するのかを設定可能とすることで、遊技場管理者のニーズにあった出力を行うことが出来る。
図8は、機種Aにおける遊技単位の1営業日における遊技情報集計例を示しており、以下の項目が設定されている。
設定値=管理装置5にて入力された遊技機設定値
アウト=アウト信号に基づく遊技機にて消費された遊技価値(消費価値)
セーフ=セーフ信号に基づく遊技機の入賞により遊技機が払出(付与)した遊技価値(入賞付与価値)
B.B、R.B=B.B、R.B信号に基づいた各特別遊技状態発生回数
差数=遊技価値の差引(アウト−セーフ)
出玉率=払出率(セーフ÷アウト)
売上金額=管理装置からの売上信号(100円1パルス)に基づく、遊技機に対応する管理装置にて貸し出た遊技価値(対価付与価値)の貸出料金(対価)。
粗利金額=遊技による遊技場側の利益(売上金額−(売上金額÷貸出単価−差数)×交換単価)で、貸出単価=20円、交換単価=16円で演算。
図中に示す平均は遊技機1台当りの平均値で、合計は機種全体の合計値である。尚、出玉率のように平均はレコード平均値、合計は合計値(アウト及びセーフ)を演算した結果を示すようにしても良い。
遊技機島の配置レイアウト上に台番に対応付けて設定値を帳票出力する場合に、通路を挟んで向き合う遊技機島の遊技機1に対応する設定値を異なる方向(上下方向)に出力可能としたので、実際に調整している遊技機1の配置方向に応じて帳票を持ち替えることにより、その調整対象の遊技機1と同一配置方向以外の遊技機1は設定値を確認し難い状態となり、調整対象となる遊技機1を把握し易くなる。また、その遊技機1の調整後、配置方向が異なる遊技機1を調整する際には、また帳票を持ち替えれば、それまで調整していた遊技機の設定値は見難くなり調整対象の遊技機が把握し易くなる。
帳票における出力方向が異なっても台番→設定値→通路の順で出力するようにしたので、帳票を持ち替えた場合でも、台番と設定値との配置関係の整理を行うことなく帳票を確認出来る。
帳票をタブレット型の表示端末25に表示する場合に「切替」釦38を表示し、その「切替」釦38の押下により帳票の向きが上下逆さまとなるように表示するようにしたので、表示端末25を持ち替える必要なく調整対象遊技機を把握し易い帳票を提供可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしても良い。
設定値を入力する構成として図5による入力を例示したが、図6を入力画面としても良い。即ち、設定値を入力する場合の出力態様を第1出力態様とする一方、遊技機1へと出向き遊技機1に設定値を入力する際に設定値を確認する際の出力態様を第2出力態様としても良い。この場合、任意の台番を指定してその設定値を入力した後、エンターキー等を「台送り」釦として「台送り」釦の操作により次の台番の設定値を入力可能とすることが望ましい。また、遊技機側から遊技機設定値を特定可能な設定値信号が出力されれば、その設定値信号により設定値を入力しても良い。
帳票を表示する場合、タブレット型の表示端末25を例示したが、例えば携帯電話等の他の携帯表示端末や、貸出装置2等の遊技機1に対応付けて設けられる固定式の表示端末を採用しても良い。
「切替」釦38を表示することで切替え操作を受付けることを例示したが、切替え操作を受付け可能であれば表示釦だけでなく固定式の切替え釦やリモコン操作にて受付ける等、受付態様はどのような構成を採用しても良い。
入力した設定値の利用例として設定値に対応付けて遊技情報を管理することを例示したが、例えば翌営業日の遊技情報をシミュレートするために設定値を入力し、そのシミュレート結果に満足した場合に、そのシミュレート通りの設定値を実際の遊技機に設定する等の利用方法も想定出来、他にどのような利用用途により設定値を入力しても良い。
対象となる遊技機は、例示したスロットマシン以外のパチンコ遊技機等、どのような遊技機を対象としても良い。尚、パチンコ遊技機とした場合、遊技機設定値が採用されていればその設定値をそのまま調整情報として採用すれば良いし、遊技機設定値に関わらず、例えば特定の釘の角度や特定の釘間の間隔値や調整対象箇所を調整情報として採用しても良い。また、遊技機内にて遊技媒体を循環させ、ポイントを付与することで収支が変動するような所謂封入式またはクレジット式の遊技機を対象としても勿論良く、この場合を考慮し、玉やメダル等の遊技媒体とポイントとを包含する遊技価値という表現を採用した。
Claims (5)
- 遊技に応じた入賞率、及び遊技価値の払出率の少なくとも一方を調整可能な遊技機の遊技情報を管理対象とした遊技場用システムであって、
遊技機を調整するために必要な遊技情報である調整情報を遊技機に対応付けて入力する入力手段と、
遊技機が実際に配置される遊技機島のレイアウトに対応付けて遊技機IDを設定するレイアウト設定手段と、
遊技機島に実際に配置される遊技機の配置方向に応じた設定操作を受付けることにより遊技機をグループ分けするグループ分け手段と、
前記レイアウト設定手段により設定されたレイアウト上に遊技機IDに対応付けて入力された調整情報を、当該遊技機IDに対応付けて遊技機側で確認可能に表示、或いは印字出力する出力手段と、
前記出力手段により調整情報が出力される場合に、前記グループ分け手段によりグループ分けされたグループに応じて当該調整情報を出力する方向を特定し、背面側、或いは向き合う遊技島に配置される遊技機に対して、当該調整情報を上下逆の方向とする出力補助処理を可能とした出力補助手段と、
を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記グループ分け手段は、前記遊技機島に実際に配置される遊技機の配置方向に応じた設定操作として、遊技機に対して通路側がいずれの方向かを特定可能な設定操作を受付け、
前記出力補助手段は、通路側から見て正となるような出力方向を特定することで前記出力補助処理を実行することを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。 - 前記出力手段は、前記調整情報を前記グループにより上下逆の方向にて出力する場合に、前記調整情報の出力方向が上下逆であるか否かに関わらず、その調整情報を正の方向とした場合に、前記遊技機IDと前記調整情報との配置関係が一定となるように出力することを特徴とする請求項1または2記載の遊技場用システム。
- 前記出力補助手段は、前記調整情報を上下逆の方向として出力する出力補助処理である第1出力補助処理と、当該第1出力補助処理にて上下逆の方向とした前記調整情報の方向を同一方向として出力する出力補助処理である第2出力補助処理とを選択的に実行可能であり、
前記第1出力補助処理と、前記第2出力補助処理とのいずれを実行するのかを設定する出力態様設定手段を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。 - 前記出力手段は、前記調整情報を表示出力すると共に前記調整情報を切替え表示するための切替え操作を受付け可能とし、
前記出力補助手段は、前記調整情報を上下逆の方向として出力する出力補助処理により前記調整情報が表示されている状態で前記切替え操作が受付けられた場合に、上下逆の方向に表示されていた前記調整情報の表示方向を入替えることで切替えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
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