JP6002281B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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本発明は、複数の遊技場における遊技情報を表示する遊技場用システムに関する。
遊技場を経営する企業の中には所謂チェーン店のように複数の遊技場に渡って営業展開し、複数の遊技場の遊技情報を管理するサーバにて本部で遊技情報を一元管理しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−355429号公報
しかしながら、企業の発展に伴い管理対象となる遊技場が増加すると、本部にて管理したい遊技情報の全てをサーバにて受信しようとすれば遊技場毎の遊技情報の更新頻度が低減する一方、更新頻度を優先して遊技情報を制限して受信すれば管理者が注目した遊技場における詳細な遊技情報をサーバにて確認することが出来ないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技情報の更新頻度を優先しつつも管理者が注目した遊技場における詳細な遊技情報を確認可能な遊技場用システムを提供することにある。
遊技場用システムは、遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報である詳細遊技情報を管理し、遊技場内に設けられる場内管理手段から送信される遊技情報を受信可能であって、その遊技情報を複数の遊技場に設けられる前記場内管理手段から同時期に受信可能な受信手段と、前記場内管理手段にて管理対象とされる遊技情報の内、一部の遊技情報を特別遊技情報として設定する設定手段と、前記特別遊技情報により特定される特別表示情報を遊技場単位で管理し、遊技情報を表示する表示手段に、遊技場における前記特別表示情報を表示する表示領域を遊技場単位にて設け、当該表示領域を同一画面中に複数の遊技場分表示する一方、遊技場を選択するための選択表示部を表示する第1表示処理を行う管理手段と、を備え、前記受信手段は、前記管理手段にて前記第1表示処理が行われている場合に、その表示対象となっている遊技場における前記場内管理手段を対象として、複数の前記場内管理手段から送信される複数種類の遊技情報を含む前記特別遊技情報を受信する特別受信処理を繰り返し行い、前記管理手段は、前記第1表示処理中に、前記特別受信処理に応じて前記管理手段により管理される前記特別表示情報が更新された場合には、当該特別表示情報が更新された遊技場に対応する前記表示領域における特別表示情報を更新する一方、前記選択表示部による遊技場の選択が行われた場合には、当該遊技場における前記詳細遊技情報を表示する第2表示処理を行うことを特徴とする。
遊技場用システムは、遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報を管理し、遊技場内に設けられる場内管理手段から送信される遊技情報を受信可能であって、その遊技情報を複数の遊技場に設けられる前記場内管理手段から同時期に受信可能な受信手段と、前記場内管理手段にて管理対象とされる遊技情報を、特別遊技情報と詳細遊技情報とに区分けして設定する設定手段と、前記特別遊技情報により特定される特別表示情報と、前記詳細遊技情報により特定される詳細表示情報とを遊技場単位で管理し、遊技情報を表示する表示手段に、遊技場における前記特別表示情報を表示する表示領域を遊技場単位にて設け、当該表示領域を同一画面中に複数の遊技場分表示する一方、遊技場を選択するための選択表示部を表示する第1表示処理を行う管理手段と、を備え、前記受信手段は、前記管理手段にて前記第1表示処理が行われている場合に、その表示対象となっている遊技場における前記場内管理手段を対象として、複数の前記場内管理手段から送信される前記特別遊技情報を同時期に受信する特別受信処理を繰り返し行う一方、前記選択表示部による遊技場の選択に応じて、当該遊技場における前記場内管理手段から送信される前記詳細遊技情報を受信する詳細受信処理を行い、前記管理手段は、前記第1表示処理中に、前記特別受信処理に応じて前記管理手段により管理される前記特別表示情報が更新された場合には、当該特別表示情報が更新された遊技場に対応する前記表示領域における特別表示情報を更新する一方、前記選択表示部による遊技場の選択が行われた場合には、管理対象にある当該遊技場における前記詳細表示情報を表示する第2表示処理を行うことを特徴とする。
遊技場用システムは、前記設定手段は、前記特別表示情報の内、少なくとも一部の遊技情報を比較遊技情報として設定する一方、当該比較遊技情報に対する基準範囲と比較基準となる営業日である基準営業日とを特定可能な基準設定情報を設定し、前記管理手段は、前記比較遊技情報を対応する時刻帯を特定可能に時系列で遊技場単位にて複数日分記憶し、その記憶対象となる複数日には少なくとも前記基準営業日が含まれ、前記特別受信処理により前記比較遊技情報を更新した場合に、その更新時刻帯と同時刻帯における前記基準営業日の比較遊技情報を基準とした前記基準範囲を、当該更新した比較遊技情報が逸脱するかを判定する判定処理を遊技場単位にて行い、前記第1表示処理中に行われた前記判定処理の判定結果に応じて、対応する遊技場の前記表示領域における少なくとも一部を、前記判定結果が特定可能となるように識別表示することを特徴とする。
遊技場用システムは、前記設定手段は、前記特別表示情報の内、少なくとも一部の遊技情報を過去順位遊技情報として設定する一方、順位付け対象となる営業日である順位付営業日を特定可能な順位付設定情報を設定し、前記管理手段は、前記特別受信処理により前記過去順位遊技情報を更新した場合に、前記第1表示処理の表示対象となっている全ての遊技場における前記過去順位遊技情報の集計値を特定し、その集計値を対応する時刻帯を特定可能に時系列で複数日分記憶し、その記憶対象となる複数日には少なくとも前記順位付営業日が含まれる一方、前記過去順位遊技情報の集計値を特定した場合に、その特定時刻帯と同時刻帯における前記順位付営業日の過去順位遊技情報を対象として、当該特定した過去順位遊技情報を順位付けする過去順位付処理を行い、前記第1表示処理中に前記過去順位遊技情報の集計値を表示する一方、前記過去順位付処理により順位付された順位を示す表示を行うことを特徴とする。
遊技場用システムは、前記設定手段は、前記特別表示情報の内、少なくとも一部の遊技情報を遊技場間順位情報として設定し、前記管理手段は、前記特別受信処理により前記遊技場間順位情報を更新した場合に、前記第1表示処理の表示対象となっている遊技場を対象として、遊技場単位で前記遊技場間順位情報の順位付けを行う遊技場間順位付処理を行い、前記第1表示処理中に行われた遊技場間順位付処理により順位付けされた順位付けを示すように前記表示領域の配置替えを行うことを特徴とする。
遊技場用システムは、前記場内管理手段は、前記管理手段にて当該遊技場の遊技情報についての前記第2表示処理が行われている場合に、その旨を報知する一方、遊技場従業員の操作に応じて前記管理手段にて対応する遊技場を特定可能な識別表示を行うことを指示する指示情報を送信し、前記管理手段は、前記第1表示処理中に前記場内管理手段から前記指示情報が送信された場合に、その遊技場を特定可能な識別表示を行うことを特徴とする。
遊技場用システムによれば、遊技場の場内管理装置にて管理される遊技情報の内、特別遊技情報のみを受信対象とした特別受信処理では、遊技情報が限定されるため通信負担が少ない。従って同時期に複数の遊技場を対象としても通信期間を短く出来、その特別受信処理を繰り返すことで管理対象となる遊技場が多くなっても第1表示処理における更新頻度を高く維持出来る。一方、特別遊技情報を閲覧した結果、注目したい遊技場があった場合には、その遊技場を選択するための選択表示部を選択すれば、第2表示処理によりその遊技場における詳細な遊技情報を閲覧出来ると共に、操作性をも向上させることが出来る。
遊技場用システムによれば、上記したように比較遊技情報を含む特別遊技情報の更新頻度を高く維持出来るので、リアルタイムに更新される比較遊技情報が過去の同時刻帯と比べて同程度にあるのか否かを識別表示により特定出来る。即ち、この識別表示により注目すべき遊技場を定めて第2表示処理を行えば、その遊技場における詳細な遊技情報を特定出来るので、その詳細な遊技情報により遊技場に対してリアルタイムで指示を行うことが出来るようになる。
遊技場用システムによれば、上記したように過去順位比較情報を含む特別遊技情報の更新頻度を高く保つことが出来るので、集計値により管理対象となる全体の遊技情報をリアルタイムに特定可能となる一方、その遊技情報が過去の同時刻帯においてどの程度良いのかを容易に把握することが出来る。
遊技場用システムによれば、配置替えにより、表示領域の配置を確認するだけで現在において営業状態が好調な遊技場と不調な遊技場とを容易に把握することが出来る。
遊技場用システムによれば、遊技場側では詳細な情報を本部で見られているのか否かを把握出来るため、自身の店舗の営業状況が良ければ遊技場における管理者の満足感を高めることが出来る一方、営業状況が悪ければプレッシャーを管理者に与えることが出来る。更に、指示情報により表示手段において識別表示を行うため、遊技場側から現在の営業状況が良好である旨をアピールすることが出来る。
本発明の一実施形態による遊技場用システムの構成を概略的に示す図 場内管理装置が集計する遊技情報の詳細を示す図 特別遊技情報表示画面の表示例を示す図 遊技場別情報表示部の表示例を示す図 アラーム処理時の基準範囲の設定方法の概略を示す図 第1アラーム処理時の遊技場別情報表示部の表示例を示す図 第3アラーム処理時の特別遊技情報表示画面の表示例を示す図
以下、本発明の一実施形態による遊技場用システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、遊技場用システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場用システム1を構成する遊技場A内には、複数台の遊技機2が設置されており、各遊技機2に対応して貸出装置3が設置されている。これら遊技機2及び貸出装置3は、2台づつ中継装置4に接続され、遊技機2及び貸出装置3から出力される後述する遊技情報は中継装置4によって場内管理装置5に送信される。場内管理装置5は、遊技場A内の例えば事務所等に設置され、LAN6を介して各中継装置4と接続されており、遊技機2及び貸出装置3等から出力される各種の遊技情報を管理している。また、遊技場用システム1では、遊技場Aに設置された各遊技機2、各貸出装置3、場内管理装置5等と同様の構成が別の遊技場(図1では遊技場B、遊技場C)にも設置されている。これらの各遊技場A〜Cに設置されている各場内管理装置5は、インターネットやVPN接続等の公衆回線7を介して遊技情報サーバ8と接続されており、遊技情報の通信が可能に構成されている。各遊技場A〜C内には、図示しないスロットマシンや計数装置等も設置されている。また、図示しないが各遊技場A〜Cには例えば数百台の遊技機2が設置され、管理対象となっている。尚、遊技場用システム1は、遊技場A〜C以外の遊技場とも、遊技情報の通信が可能に接続されている。
遊技機2は、所謂パチンコ遊技機として周知の構成のものであり、遊技者が遊技玉(遊技媒体。所謂パチンコ玉)を盤面に発射するためのハンドル2a、遊技玉を入賞させる普図入賞口2b、第1始動口2c及び第2始動口2d、遊技玉の入賞に応じて表示図柄が変動する表示部2e、大当たり時に開放する大入賞口2f等が設けられている。遊技機2は、第1始動口2c或いは第2始動口2dへの遊技玉の入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、この抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示部2eにて実行し、表示部2eに停止表示された図柄が大当たり図柄の場合に大当たりを発生させる。尚、遊技機2における所謂保留玉の上限は各4個ずつで、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。尚、遊技機2は、所謂確変状態や時短状態が設けられた構成のものであっても良い。
貸出装置3は、遊技情報等を表示するタッチパネル式の表示部3a、遊技玉が払出される玉払出口3b、貨幣投入口3c等から構成されている。遊技者が貨幣投入口3cに貨幣を投入すると、投入した貨幣に応じた数の遊技玉が玉払出口3bから遊技機2に払出される。表示部3aには、遊技機2の遊技データや遊技者個人の遊技データ等が表示される。
これら遊技機2側の装置(遊技機2、貸出装置3等)からは、遊技者による遊技の進行に伴って、以下に示すような遊技信号が出力され、中継装置4を介して場内管理装置5に送信される。
アウト信号=使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルス出力されるため、アウト信号数×10を使用媒体数(アウト)として特定する。尚、遊技機2から直接出力しても良い(稼動信号)。
セーフ信号=遊技機2から出力。払出玉数10玉に対して1パルス出力されるため、セーフ信号×10を払出媒体数(セーフ)として特定する。尚、補給装置(図示せず)からの補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機2から出力。第1始動口2c或いは第2始動口2dへの入賞により変動(動作)する表示部2e(役物)における図柄変動(役物作動、スタート処理)1回につき1パルス出力されるため、始動信号×1をスタート(S)として特定する。尚、第1始動口2c及び第2始動口2dへの入賞に応じて出力される信号を始動信号としても良い。
大当たり信号=遊技機2から出力。大当たり中にレベル出力される状態信号であるため、大当たり信号受信中を大当たり中として特定する。
売上信号=貸出装置3から出力。遊技者に対する貸出玉25玉毎に1パルス出力されるため、売上信号×25を貸出玉として特定し、後述する貸出単価を乗じた値を売上額として特定する。尚、設置されるスロットマシン等、パチンコ遊技機以外の遊技機も管理対象としており、周知の通り上記同様の遊技信号により上記同様の遊技情報を特定する。
場内管理装置5(場内管理手段に相当する)は、図示しないCPUからなる制御部、図示しないROMやRAM等からなる記憶部、及びデータの送受信を行う図示しない送受信部等を有するコンピュータで構成されており、例えばROMに記憶されている制御プログラムに従って作動する。場内管理装置5は、図示しない送受信部で受信する遊技機2側から出力される各種の遊技信号により特定される遊技情報を集計及び管理する。また、場内管理装置5は、図示しない送受信部によって、自身が管理する下記の遊技情報を遊技情報サーバ8に送信する。この場内管理装置5には、例えばモニタ5aやプリンタ(図示せず)等の場内出力手段が接続されている。
図2は、場内管理装置5が集計及び管理する遊技情報(「場内管理手段が管理する遊技情報」、「詳細表示情報」に相当する)の一例を示している。場内管理装置5は、遊技機2側から出力される各種の遊技信号に基づいて、例えば遊技機2の機種毎にこれらの遊技情報を集計及び管理する。各遊技情報の意味は、以下の通りである。尚、場内管理装置5は、例えば遊技機2毎に遊技情報を管理し、それを機種毎に集計してもよい。
稼動情報:稼動数はアウト信号を受信してから設定時間(60秒)が経過していない遊技機2の数で、稼動率はその遊技場における総設置台数(図2の場合は500台)に対する稼動数の割合。尚、稼動状況を特定可能な信号である稼動信号としてアウト信号を採用したが、例えば遊技中の遊技者を検知する検知手段による検知信号や、所謂会員カード等の挿入状況を示すカード信号、或いは大当り状態等を示す状態信号やその他の遊技信号によっても、遊技機2が稼動状態であることを特定可能な信号であれば、どのような信号を稼動信号として、稼動数等を特定しても良い。
アウト:アウト信号に基づく遊技機2にて使用された遊技玉数(使用媒体数)。
セーフ:セーフ信号に基づく遊技機2が遊技に応じて払出した遊技玉数(払出媒体数)。
出玉率:アウトに対するセーフの割合(払出率)。セーフ÷アウトで算出する。
売上情報:売上額は、売上信号に基づく貸出装置3にて貸出した貸出玉数の対価の内の現金相当額。再プレイ玉は、再プレイ信号に基づく再プレイにより払出した玉数。手数料玉は、再プレイに応じて徴収した手数料玉数。総貸玉数は、再プレイも含めた全ての貸出玉数。総売上額は、再プレイも含めた全ての貸出対価額(総貸出玉数×貸出単価)。尚、本実施形態では、遊技客に遊技玉を貸出するときの貸出単価は4円を想定し、遊技客が遊技玉を所謂特殊景品に交換するときの交換単価は3.3円を想定している。
持玉:遊技者の持玉数。総貸出玉+セーフ−アウトで算出する。
粗利情報:遊技に応じた遊技場側の営業利益で、粗利は、売上額。総粗利は、総売上額に対応し、対応売上額−持玉×交換単価で算出する。再P粗利は、再プレイの対価となった貯玉(再P対価貯玉=再プレイ玉+手数料玉)を遊技場側の利益として考慮した粗利で、売上額−(持玉−再P対価貯玉)×交換単価で算出する。
割数情報:売上に対する遊技場側の損益の割合で、割数は、売上額。総割数は、総売上額を対応売上額として対応させ、(持玉×貸出単価)÷対応売上額で算出する。再P割数は、再P粗利に対応した割数で、((総売上額−再P粗利)÷交換単価)÷総貸出玉で算出する。
また、平均は遊技場全体を対象とした遊技機2毎の平均値で、合計は遊技場全体の合計値を示す。尚、図2には示していないが、場内管理装置5は、大当たり回数やベース(遊技機2の通常状態における出玉率)等、その他の周知の遊技情報も管理対象としている。これら図2に示した遊技情報及び上記した大当たり回数等の周知も含めた全ての遊技情報が詳細遊技情報に相当する。
本部側には、図1に示すように、場内管理装置5と同様の構成の遊技情報サーバ8(受信手段、設定手段、管理手段に相当する)、及びモニタ8a(表示手段に相当する)が設けられている。遊技情報サーバ8は、図示しない送受信部によって各遊技場A〜Cから送信される遊技情報を受信して集計するとともに、その遊技情報をモニタ8aに表示する。モニタ8aは、例えばカラー液晶パネル等により遊技情報を色分けして表示可能であると共に、表示画面に対応して管理者のタッチ操作を入力するタッチパネルが設けられている。尚、画面上の表示領域を選択出来る構成であれば、例えば所謂マウスを使ってポインタを操作するような周知の他の構成を採用しても良い。
次に上記した構成の遊技場用システム1の作用について説明する。
遊技情報サーバ8は、上記したように複数の遊技場の遊技情報を受信しているものの、例えば図2に示すような多数の遊技情報を各遊技場から一度に(同時期に)受信すると、情報量が多いことから通信処理に時間が掛かってしまう(通信期間が長くなる)。その結果、モニタ8aに表示される遊技情報の更新頻度が低下してしまう。そこで、遊技情報サーバ8は、場内管理装置5が管理する多数の遊技情報の内、リアルタイムで確認したい遊技情報を特別遊技情報として設定し、常には、その特別遊技情報だけを選択的に受信する処理(特別受信処理に相当する)を行うと共に、受信した特別遊技情報をモニタ8aに表示する処理(第1表示処理に相当する)を行っている。本実施形態の場合、本部の遊技情報サーバ8は、場内管理装置5にて管理される図2の遊技情報の内、売上額、総売上額、総割数、稼動数、粗利、再P粗利、持玉の合計を特別遊技情報として設定している。この設定は、設定釦27をタッチ操作することで表示される図示しない設定画面から管理者によって設定される。尚、設定する特別遊技情報の種類は、上記したものに限定されず、本部の管理者によりが適宜選択されても良いし、予め不変的に設定されていても良い。以下の設定情報についても同様である。
特別遊技情報を設定すると、遊技情報サーバ8は、特別受信処理を行うと共に、図3に示す特別遊技情報表示画面をモニタ8aに表示する。特別遊技情報表示画面には、上記した特別遊技情報を遊技場毎に個別に表示する個別情報表示部10が設けられている。この個別情報表示部10には、9店舗の遊技場A〜Iに対応して9個の遊技場別情報表示部11〜19(表示領域に相当する)が設けられている。これら各遊技場別情報表示部11〜19には、その一部に後述する接続釦20(選択表示部に相当する)が設けられている。図3の場合、遊技場A、B、C、D、E、H、Iの7店舗の遊技場が遊技情報の管理対象となっている状態を示しており、禁止マークM1が表示されている遊技場F、Gは、例えば閉店中で場内管理装置5の電源が入っていない等何らかの理由により遊技情報の送受信ができない状態であることを示している。尚、管理対象となる遊技場の店舗数が9店舗よりも多い場合には、特別遊技情報表示画面の右上に設けられているタブ(画面1〜画面4のアイコン)をクリック操作することにより、特別遊技情報表示画面を切り替えて残りの遊技場の特別遊技情報も表示可能である(図3は、画面1が選択されている状態をハッチングにて示している)。以下、遊技場別情報表示部11〜19に共通の説明をする場合には、符号を付さず、単に各遊技場別情報表示部と称する。各遊技場別情報表示部では、表示対象となる遊技機を、パチンコ遊技機、スロットマシン、及び全ての遊技機の内、いずれにするのか、即ち、予めグループ分けした遊技機グループの内、いずれを表示対象とするのか、或いは、全ての遊技機を表示対象とするのかを選択するための表示切替釦25が設けられており、表示切替釦25をタッチ操作する毎に表示対象とする遊技機グループを変更する。更にエリア選択釦26をタッチ操作すれば予め設定されたエリア単位、即ち、予めグループ分けした遊技場グループの内、いずれを表示対象とするのか、或いは全ての遊技場を表示対象とするのかを選択することも可能である。
各遊技場別情報表示部には、図4に示すように、店舗名表示部31、割数・粗利表示部32、売上表示部33、仮締景品金額・持玉表示部34、稼動数/台数表示部35、稼動率表示部36が設けられている。店舗名表示部31は、遊技場の店舗名を表示する。割数・粗利表示部32は、特別遊技情報の総割数又は粗利の内、割数・粗利表示部32をタッチ操作することで選択された何れかを表示し、図4の場合(粗利が選択されている状態)、粗利がマイナスであることから数値を他の部分とは識別可能な例えば赤色(尚、図4では、色の違いを模式的にハッチングにより表している)で表示している。このような識別表示を行うことにより、管理者は、各遊技場別情報表示部を見るだけで注目すべき遊技場を把握可能になる。売上表示部33は、特別遊技情報の売上を表示する。仮締景品金額・持玉表示部34は、遊技機グループのいずれかを選択している場合には現時点における持玉の合計値を表示し、それ以外の、即ち、全ての遊技機を選択している場合には現時点における持玉を全て景品交換したと仮定した場合の金額を示す仮締景品金額(持玉×交換単価の合計)を表示する。稼動数/台数表示部35は、特別遊技情報の稼動数、及び遊技場に設置されている遊技機2の台数を表示する。稼動率表示部36は、特別遊技情報の稼動率を数値及びバーグラフにて表示する。即ち、稼動率表示部36では、稼動率が0%の場合には図4の遊技場Cのようにバーグラフが表示されず、稼動率が100%の場合には図3に示す遊技場Dのようにバーグラフが塗りつぶされる(尚、図3では、バーグラフの状況をハッチングにて示している)。尚、当然ではあるが、特別遊技情報となる持玉や仮締景品金額等の各遊技情報は、表示対象とする遊技機(選択された遊技機グループ等)を対象として遊技情報を集計した値が表示されることになる。
また、特別遊技情報表示画面には、図3に示すように、各遊技場の特別遊技情報を集計した合計遊技情報(過去順位遊技情報に相当する)を表示する合計遊技情報表示部21が設けられている。この合計遊技情報表示部21内には、各遊技場の粗利の合計を示す合計粗利表示部22、売上の合計を示す合計売上表示部23、及び稼動数の合計を示す合計現稼動数表示部24が設けられている。合計遊技情報は、特別遊技情報から選択された一部の遊技情報であり、各遊技場の特別遊技情報の合計値(「過去順位遊技情報の集計値」に相当する)を示している。尚、合計遊技情報については表示切替釦25により選択された遊技機グループや遊技場グループを対象として遊技情報を集計しても良いし、選択されたグループに関わらず、全ての遊技機や遊技場を対象として遊技情報を集計しても良いが、本実施形態では前者のように集計した遊技情報を表示対象としている。これら遊技場別情報表示部11〜19及び合計遊技情報表示部21に表示される情報が、「特別遊技情報により特定される特別表示情報」に相当する。
ここで、特別受信処理の詳細について説明する。遊技情報サーバ8は、同時期に複数の遊技場からの特別遊技情報の受信が可能であり、本実施形態では5店舗の遊技場から同時期に特別遊技情報を受信する。図3に示す例の場合、例えば管理対象となっている7店舗の遊技場A、B、C、D、E、H、Iの内、まず遊技場A、B、C、D、Eの5店舗から特別遊技情報を同時期に受信する。それらの遊技場からの特別遊技情報の受信が完了すると、遊技情報サーバ8は、図3に示す特別遊技情報表示画面において対応する遊技場別情報表示部11、12、13、14、15を特定し、該当する店舗の特別遊技情報(特別表示情報)を更新して表示する。続いて、残りの遊技場H、I及び遊技場A、B、Cの5店舗から特別遊技情報を受信し、対応する特別遊技情報表示部18、19、11、12、13を特定し、特別遊技情報を更新して表示する。遊技情報サーバ8は、特別遊技情報表示画面を表示している時、即ち、第1表示処理を行っている時、この特別受信処理を繰り返し行っている。また、このとき、合計粗利表示部22、合計売上表示部23及び合計現稼動数表示部24に表示される特別表示情報も更新する。
さて、上記した第1表示処理により各遊技場の特別遊技情報を一覧で確認することができるものの、各遊技場の詳細遊技情報を知りたい場合がある。その場合、本部の管理者は、詳細遊技情報を知りたい遊技場に対応した遊技場別情報表示部に設けられている接続釦20をタッチ操作することにより、詳細遊技情報を表示する遊技場を選択する。遊技情報サーバ8は、接続釦20がタッチ操作されると(詳細遊技情報の表示対象となる遊技場が選択されると)、図示は省略するが、遊技場毎の詳細遊技情報を表示する第2表示処理を行う。具体的には、本部の管理者が接続釦20をタッチ操作すると、対応する遊技場の場内管理装置5が管理している詳細遊技情報(図2の各項目や大当たり確率等の周知の遊技情報)がモニタ8aの画面に表示される。この場合、本部の遊技情報サーバ8は、場内管理装置5によって管理されている遊技情報を表示するための表示端末として機能する。
このように、遊技場用システム1では、特別遊技情報を設定し、管理対象となっている複数の店舗の特別遊技情報を同時期に受信する特別受信処理を繰り返し行い、各遊技場における特別遊技情報を更新し、遊技場別情報表示部11〜19を同一画面中に複数の遊技場分表示する第1表示処理を行っている。また、第1表示処理中に接続釦20がタッチ操作されたとき、対象となる遊技場の詳細遊技情報を表示する第2表示処理を行っている。
ところで、上記した第1表示処理及び第2表示処理により各遊技場の特別遊技情報及び詳細遊技情報を一覧で確認することは可能になるものの、遊技場用システム1は、以下に説明する第1〜第4アラーム処理を行うことにより、管理者が特別遊技情報をより容易に判断可能としている。以下、説明の簡略化のため、各アラーム処理を個別に説明する。
<<第1アラーム処理>>
第1アラーム処理は、遊技場別情報表示部11〜19(図3参照)に表示される特別遊技情報を識別可能に表示する処理である。
遊技情報サーバ8は、まず、特別遊技情報の内、比較対象となる遊技情報(比較遊技情報に相当する)についての基準範囲と、前週同曜日(基準営業日に相当する)とを基準設定情報として設定する。この設定は、本部の管理者により設定及び変更される。また、遊技情報サーバ8は、場内管理装置5から受信した特別遊技情報を、受信した時刻帯(本実施形態では10分単位)を特定可能に時系列で遊技場毎に、少なくとも上記の基準営業日を含んで複数日分記憶している。つまり、本実施形態のように基準営業日を前日同曜日とした場合には、遊技情報サーバ8には、図5に模式的に示すように、比較遊技情報に相当する営業時間10分単位の前週同曜日の特別遊技情報(図5にて破線で示すデータ)が記憶されている。この図5は、横軸が10分単位の営業時間、縦軸が例えば売上や粗利或いは稼動数等の特別遊技情報を示している。また、遊技情報サーバ8は、この前週同曜日の特別遊技情報に対して、本実施形態では±Nの範囲を基準範囲Rとして設定する。換言すると、前週同曜日の特別遊技情報から上限が+N、下限が−Nの間が各営業時間における基準範囲Rとなる。尚、Nの値については特別遊技状態の種類等に応じて管理者が任意に設定すれば良く、基準範囲Rについては例えば前週同曜日の特別遊技情報に対する割合(パーセンテージ)で設定する等他の方法で設定しても良い。
基準設定情報を設定すると、遊技情報サーバ8は、当日の特別遊技情報(図5に一点鎖線にて示すデータ)が基準範囲Rを逸脱しているか否かを判定する判定処理を行う。本実施形態の場合、遊技情報サーバ8は、当日の特別遊技情報が、前週同曜日の同時刻における基準範囲Rよりも高いか低いかを判定している。例えば図5の場合、営業開始時刻(10:00)から10:16分頃までは当日の特別遊技情報が基準範囲Rより低いと判定し、その後しばらくの間は基準範囲R内に収まっていると判定し、10:44分頃以降になると基準範囲Rよりも高くなったと判定する。
遊技情報サーバ8は、当日の特別状態の種類毎に各時刻帯において上記した判定処理を行うと、例えば図6に示すように、当日の特別遊技情報が前週同曜日よりも高いか低いかを識別可能に表示する。図6の場合、営業日当日の売上は前週同曜日の同時刻における売上よりも低く、稼動数は前週同曜日の同時刻における稼動数よりも高い状態を示している。この場合、遊技情報サーバ8は、売上表示部33の全体を例えば薄赤色で表示し、稼動数/台数表示部35の「稼動数」及び「15」の部分を例えば青色で表示する識別表示を行う。尚、図6では、色の違いを模式的にハッチングの違いにより表している。これにより、管理者は、識別表示された遊技情報の表示色を見るだけで、その遊技情報が基準範囲よりも高いか低いかを容易に特定することが可能になる。
このように、遊技情報サーバ8は、当日の特別遊技情報が前週同曜日の同時刻における基準範囲Rを逸脱しているか否かを特別遊技情報の種類毎に判定すると共に、その判定結果を識別可能に表示している。つまり、第1アラーム処理は、本発明でいう「判定結果が特定可能となるように識別表示」する処理に相当する。この第1アラーム処理により、特別遊技情報を容易且つ直感的に判断可能となる。
<<第2アラーム処理>>
第2アラーム処理は、合計遊技情報表示部21(図3参照)に表示される特別遊技情報を識別可能に表示する処理である。
遊技情報サーバ8は、特別受信処理で受信した特別遊技情報の少なくとも一部である合計遊技情報表示部21に表示される特別遊技情報を、受信した時刻帯を特定可能に、合計履歴情報として所定期間分(例えば1年分)記憶している。また、遊技情報サーバ8は、営業日当日と同曜日(順位付営業日に相当する)及び1年分の合計履歴情報の内、第1表示処理により更新した合計遊技情報を、順位付設定情報として設定する。本実施形態の場合、順位付設定情報としては、図3に示している各遊技場の粗利の合計、売上の合計及び稼動数の合計が設定されている。
遊技情報サーバ8は、営業日当日に特別受信処理により合計遊技情報を更新すると、営業日当日の合計遊技情報を順位付けする過去順位付処理を行う。この過去順位付処理は、過去1年分の合計履歴情報の同曜日における合計遊技情報において、当日の合計遊技情報が何位であるかを順位付けする処理である。具体的には、遊技情報サーバ8は、本実施形態のように1年分の合計履歴情報を記憶している場合、過去1年間に記憶された概ね52個程度の同曜日の合計履歴情報と対象として、営業日当日の合計遊技情報がどの順位になるかを順位付けする。この過去順位付処理は、合計遊技情報の種類毎に行われる。つまり、図3の場合、合計粗利表示部22、合計売上表示部23、合計現稼動数表示部24のそれぞれに対して過去順位付処理が行われる。
過去順位付処理を行うと、遊技情報サーバ8は、第1表示処理において合計遊技情報を表示すると共に、過去順位付処理により順位付された合計遊技情報の順位を識別可能に表示する。本実施形態では、営業日当日の合計遊技情報が1位〜10位の場合には青色、11位〜20位の場合には緑色、21位〜30位の場合には橙色、31位〜40位の場合には黄色、41位以下の場合には赤色で各項目の合計値を識別表示する。尚、図3は、合計粗利表示部22、合計売上表示部23及び合計現稼動数表示部24は、いずれも同順位にある状態を示している。
このように、遊技情報サーバ8は、当日の合計遊技情報が過去1年の同曜日の同時刻における合計遊技情報に対してそれぞれ順位付けするとともに、その順位付けの結果を識別可能に表示している。つまり、第2アラーム処理は、本発明でいう「過去順位遊技情報の集計値を識別表示」する処理に相当する。この第2アラーム処理により、当日の営業状態が過去と比較して良いのか悪いのかを容易に判断可能となる。
<<第3アラーム処理>>
第3アラーム処理は、各遊技場の特別遊技情報を比較して遊技場間の順位付けを行い、その順位付け結果に応じて個別情報表示部10に表示される遊技場別情報表示部11〜19の並び順を配置替えする処理である。
遊技情報サーバ8は、特別受信処理で受信した特別遊技情報の少なくとも一部を、遊技場間での比較対象とする遊技情報(遊技場間順位情報に相当する)として設定する。本実施形態では、特別遊技情報の内、売上を遊技場間順位情報として設定している。設定された遊技場間順位情報は、いわば管理者が注目したい遊技情報であるといえる。続いて、第1表示処理の表示対象となっている各遊技場について遊技場間順位情報の順位付けを行う遊技場間順位付処理を行い、その順位付結果に応じて、図7に示すように、特別遊技情報表示画面の個別情報表示部10内の遊技場別情報表示部11〜19の配置替えを行う。図7の場合、売上が1位の遊技場Hが最上段左側に配置され、売上が2位の遊技場Dが最上段中央、3位の遊技場Iが最上段右側、4位の遊技場Eが中段左側、のように並び替えられる。尚、2位の遊技場D及び3位の遊技場Iの売上は同じ金額であるが、粗利は遊技場Dのほうが多いため、遊技場Dを2位として配置している。このように、遊技場間順位情報を複数段階に設定し、同じ順位になった場合には優先順位が次の遊技場間順位情報に基づいて順位付け及び並び替えを行うようにしても良い。尚、同じ順位になった場合には遊技場に対して予め設定された優先順位により並べ替える等しても良い。
このように、遊技情報サーバ8は、遊技場間順位情報を設定して各遊技場間の順位付けを行い、その順位付け結果に応じて遊技場別情報表示部11〜19の並び順を配置替えして表示する。つまり、第3アラーム処理は、本発明でいう「遊技場間順位付処理により順位付けされた順位付けを示すように表示領域の配置替えを行う」処理に相当する。この第3アラーム処理により、遊技場間の売上順位等を容易に判断可能となる。
<<第4アラーム処理>>
第4アラーム処理は、本部の管理者から遊技場の管理者に対するアピール及び遊技場の管理者から本部の管理者に対するアピールを可能にする処理である。
遊技情報サーバ8は、本部の管理者により接続釦20がタッチ操作されると(第2表示処理の実行が選択されると)、対応する遊技場の場内管理装置5に対して詳細遊技情報の提供を要求する。場内管理装置5は、詳細遊技情報の要求を受けると、詳細遊技情報を遊技情報サーバ8に送信すると共に、モニタ5aに詳細遊技情報の要求を受けた(即ち、本部にて詳細遊技情報が閲覧されている)旨を示すPOP表示を行う。これにより、遊技場の管理者は、自身の遊技場の営業状態が本部で閲覧されていることを認識する。この場合、遊技場の営業状態が好調であれば遊技場の管理者の満足感が高まる一方、遊技場の営業状態が好調であれば遊技場の管理者はプレッシャーを感じることになる。
一方、場内管理装置5は、遊技場の管理者により図示しないアピール釦が操作されると、遊技情報サーバ8に対して指示情報を送信する。この指示情報は、本部側の遊技情報サーバ8に対して、自身の遊技場を特定可能な識別表示を行うように指示する情報である。遊技情報サーバ8は、指示情報を受信すると、図3に示すような第1表示処理を行っている場合には、指示情報を送信した遊技場に対応する遊技場別情報表示部を点滅させて指示情報が送信された遊技場を識別可能に表示する。これにより、本部の管理者は、遊技情報をアピールしたい遊技場がある旨を容易に認識することが可能となる。尚、第2表示処理中や設定画面の表示中等、第1表示処理が行われていない場合には、指示情報を受信したときに第1表示処理を行う、又は第1表示処理を行うよう、或いは指示情報を送信した遊技場を示す例えば遊技場名等の遊技場を特定可能な情報を報知するようにしても良い。
第4アラーム処理では、遊技情報サーバ8は、詳細遊技情報を閲覧中である旨の通達、及び、遊技場側からのアピールを受け付けている。つまり、第4アラーム処理は、本発明でいう「遊技場の遊技情報についての前記第2表示処理が行われている場合に、その旨を報知する」処理、及び「指示情報が送信された場合に、その遊技場を特定可能な識別表示」する処理に相当する。これにより、本部と遊技場との間において相互にアピールし合うことが可能になる。
このように、遊技場用システム1では、上記した第1表示処理及び第2表示処理により各遊技場の特別遊技情報及び詳細遊技情報を一覧で確認することを可能にしているとともに、第1〜第4アラーム処理を行うことにより、管理者が特別遊技情報をより容易に判断可能としている。
以上説明した本実施形態の遊技場用システム1によれば次のような効果を奏する。
遊技場の場内管理装置5にて管理される遊技情報の内、特別遊技情報のみを受信対象とした特別受信処理を行っているので、同時期に受信するデータ量が低減され、通信期間を短く出来、第1表示処理における更新頻度を高く維持することが出来る。
第2表示処理において詳細遊技情報を表示しているので、各遊技場における詳細な遊技情報を閲覧出来る。この場合、本部の管理者は、各遊技場別情報表示部11〜19にそれぞれ設けられている接続釦20を操作するだけで詳細遊技情報の閲覧が出来るので、操作性をも向上させることが出来る。
第1表示処理における比較遊技情報を含む特別遊技情報の更新頻度を高く維持することが出来るので、更新される比較遊技情報が過去の同時刻帯と比べて同程度にあるのか否かを識別表示によりリアルタイムに特定出来る。また、識別表示されることから注目すべき遊技場を容易に特定出来、さらに、注目すべき遊技場を定めて第2表示処理を行えば、その遊技場における詳細な遊技情報を特定出来る。その結果、詳細な遊技情報に基づいて、遊技場に対してリアルタイムで指示を行うことが出来るようになる。
第1表示処理における過去順位比較情報を含む特別遊技情報の更新頻度を高く維持することが出来るので、集計値により管理対象となる遊技場全体の遊技情報をリアルタイムに把握することが出来る。また、順位付け結果を識別表示しているので、その遊技情報が過去の同時刻帯においてどの程度良いのかを容易に把握することが出来る。
各遊技場別情報表示部11〜19を遊技場間順位情報に基づいて配置替えするので、個別情報表示部10に表示された配置を確認するだけで、現在において営業状態が好調な遊技場と不調な遊技場とを容易に把握することが出来る。
遊技場側では詳細な遊技情報を本部で見られていることを把握出来るため、遊技場の管理者は、自身の店舗の営業状況が良ければ満足感を高めることが出来る。この場合、本部側での閲覧を待つだけでなく、指示情報を送信することにより本部側に対して自身の遊技場の識別表示を行うことが可能であり、遊技場側から現在の営業状況が良好である旨を積極的にアピールすることが出来る。一方、遊技場の営業状況が悪ければプレッシャーを感じることになり、今後の営業に努力するようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形又は拡張できる。
詳細遊技情報を場内管理装置5で管理する構成を示したが、遊技情報サーバ8において場内管理装置5と同等の遊技情報を管理する構成とし、接続釦20のタッチ操作に応じて対象となる遊技情報を特定し、表示するようにしても良い。つまり、遊技情報サーバ8を、一実施形態のような表示端末としてではなく、遊技情報管理手段として機能するようにしても良い。この場合、閉店時に各遊技場の場内管理装置5から詳細表示情報を受信して、詳細表示情報を特定し管理対象とすれば良い。また、詳細表示情報を受信する場合、通信負荷を考慮して遊技場毎に詳細表示情報を受信することが望ましいが、複数の遊技場の詳細表示情報を同時期に受信しても良い。ただし、上記した特別受信処理において同時期に受信する遊技場数(本実施形態では5店舗)よりも少ない遊技場数とすることが望ましい。
接続釦20を各遊技場別情報表示部の一部に設けたが、各遊技場別情報表示部全体、或いは別途設けた遊技場毎に対応した表示領域を接続釦としても良い。
特別遊技情報の一部を合計遊技情報としたが、全てを合計遊技情報としても良い。この場合、合計遊技情報の集計対象は、図3に例示した一画面内に一覧で同時表示されている遊技場だけでなく、遊技情報サーバ8が設定した特別遊技情報を受信する全ての遊技場を含んでいる。即ち、「第1表示処理の表示対象となっている全ての遊技場」とは、一画面内に同時に表示されている遊技場のみを示すのではなく、特別遊技情報を受信する全ての遊技場を示す表現である。
特別受信処理において遊技場数が5店舗分の特別遊技情報を同時期に受信するようにしたが、同時期に受信する遊技場数はこれに限定されない。通信負荷と表示の更新頻度との兼ね合いになるが、例えば10店舗分を同時に受信するようにしても良い。
第1〜4アラーム処理は適宜組み合わせても良い。即ち、第1アラーム処理の対象とする遊技情報を合計遊技情報としたり、第2アラーム処理の対象とする遊技情報を比較遊技情報としたりしても良い。また、第3アラーム処理のように順位付けして、第2アラーム処理のような識別表示を各遊技場別情報表示部11〜19の特別情報表示を対象として行っても良い。
特別遊技情報の一部を比較遊技情報又は遊技場間順位情報としたが、全てを比較遊技情報としたり、合計表示情報の一部を過去順位遊技情報とする等の設定を行っても良い。
時刻帯を特定する時間について、複数の遊技場に対する特別受信処理に対応すべく10分毎としたが、特別受信処理毎に対応するように(合計)履歴情報を作成しても良いし、時間帯の幅を適宜調節しても良い。
また、基準設定情報等の設定については管理者により設定及び変更可能としたが、その一部、或いは全部を変更不能に設定しても良い。
基準営業日や順位付営業日を、営業日当日と前週同曜日としたが、例えば日付の1桁目が同じ営業日、同一イベント営業日、平日と休日とに区分けするだけ等、どのように基準営業日等を設定しても良い。
各アラーム処理における識別表示や並替表示も単なる例示であり、例えば☆マークのような表示を加えることで識別表示としたり、或いは遊技場別表示部を全体的に識別表示する等しても良い。また、1位からの順位を上下方向に並べるようにしても良い。勿論、識別表示する順位の幅も適宜設定すれば良いし、順位そのものを表示したり、順位を特定可能に識別表示したりしても良い。また、識別表示するときの表示色も適宜選択すれば良い。
一実施例で示した数値や項目は単なる例示であり、例示した以外の数値や項目を適宜採用したり、例示した項目を適宜選択して採用しても良い。勿論、特別遊技情報について例示した以外の項目や例示した全てを特別遊技情報としなくても良いし、詳細遊技情報を場内管理装置5の管理対象となる遊技情報の一部としても勿論良い。
遊技情報の特定は遊技信号から間接的に特定しても直接的に特定しても良いのは勿論であるし、各遊技情報を示す演算式であれば、どのような演算式を採用しても良い。また、遊技信号の種類は一実施形態で例示したものに限定されず、他の遊技信号を出力する構成であっても良い。さらには、場内管理装置5が管理する遊技情報の種類は、図2に例示したものに限定されない。
管理対象となる遊技場、遊技場における遊技機2の設置台数、遊技機2が稼動している旨を判定する設定時間や手数料玉を特定するための手数料設定や貸出単価等の単価設定等、一実施形態で例示した設定項目等は、遊技情報サーバ8或いは場内管理装置5にて適宜行えば良い。
対象となる遊技機2は例示した以外のパチンコ遊技機や、スロットマシン等でも良い。また、出力態様としては表示以外に印字、音声出力等も想定出来る。更に、遊技情報サーバ8の情報処理の一部を場内管理装置5にて行っても良いし、場内管理装置5の情報処理の一部を遊技情報サーバ8にて行っても良い。
図面中、1は遊技場用システム、2は遊技機、5は場内管理装置(場内管理手段)、8は遊技情報サーバ(受信手段、設定手段、管理手段)、8aはモニタ(表示手段)、11〜19は遊技場別情報表示部(表示領域)、20は接続釦(選択表示部)を示す。

Claims (2)

  1. 遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報である詳細遊技情報を管理し、遊技場内に設けられる場内管理手段から送信される遊技情報を受信可能であって、その遊技情報を複数の遊技場に設けられる前記場内管理手段から同時期に受信可能な受信手段と、
    前記場内管理手段にて管理対象とされる遊技情報の内、一部の遊技情報を特別遊技情報として設定する設定手段と、
    前記特別遊技情報により特定される特別表示情報を遊技場単位で管理し、遊技情報を表示する表示手段に、遊技場における前記特別表示情報を表示する表示領域を遊技場単位にて設け、当該表示領域を同一画面中に複数の遊技場分表示する一方、遊技場を選択するための選択表示部を表示する第1表示処理を行う管理手段と、を備え、
    前記受信手段は、前記管理手段にて前記第1表示処理が行われている場合に、その表示対象となっている遊技場における前記場内管理手段を対象として、複数の前記場内管理手段から送信される複数種類の遊技情報を含む前記特別遊技情報を受信する特別受信処理を繰り返し行い、
    前記管理手段は、前記第1表示処理中に、前記特別受信処理に応じて前記管理手段により管理される前記特別表示情報が更新された場合には、当該特別表示情報が更新された遊技場に対応する前記表示領域における特別表示情報を更新する一方、前記選択表示部による遊技場の選択が行われた場合には、当該遊技場における前記詳細遊技情報を表示する第2表示処理を行うことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記管理手段は、前記詳細遊技情報を管理するために当該詳細遊技情報を受信する場合、前記詳細遊技情報を同時期に受信する対象となる遊技場数を、前記特別受信処理において前記特別遊技情報を同時期に受信する対象となる遊技場数よりも少なくすることを特徴とする請求項1記載の遊技場用システム。
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