JP6122281B2 - 換気装置及びその熱交換ユニット - Google Patents

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本発明は、熱交換機能を備えた換気装置に係り、特に屋外からの空気や室内からの空気を送風するファンやファンの制御装置を、熱交換を行うエレメントを収容したケースから分離した換気装置に関する。
従来、第1種換気装置(以下、単に換気装置と呼ぶ。)において、単に屋内の空気を排気するだけでは屋内の温度が下がるので、換気装置内に熱交換を行うエレメントを設けている。
同時給気排気を行う従来の換気装置は、熱交換用のエレメントに加えて、給気用ファンと排気用ファンとを空気用通路を備えた筐体に一体に組み込んで構成されている(特許文献1)。
また、従来、エレメントを収容した本体部から給気用ファンと排気用ファンとを分離した換気装置が知られている。
例えば、特許文献2には、給気装置と排気装置とを、エレメントを備えた本体部から分離して構成し、給気装置と排気装置とをそれぞれダクトを介して本体部に連結した構成が開示されている(特許文献2の図22)。
この換気装置は、給気装置が駆動されることで外気が室内へ供給され、排気装置が駆動されることで室内の空気が屋外へ排出される。
特開2001−235199号公報 特開2006−105422号公報
しかしながら、特許文献1の換気装置は、エレメントに加えて2つのファンを1つの筺体内に収容しているため、重くさらに大きいため、天井への施工の際に作業が容易ではなかった。
特許文献2の換気装置は、同時給排気の際、エレメントを介して熱交換を行うことに加えて、排気用空気の一部の気化熱を利用して空気の冷却を行う。
このため、排気用空気の一部を本体部内で分岐させるための通路と、気化熱を利用した冷却ユニットと、給水装置と、排水部材とを本体部に備えるため、給気装置と排気装置とが本体部から分離されてはいるものの文献1と同様に装置が大型化して、天井への施工が容易ではない。
本発明は、施工を容易にすることができる熱交換ユニットとこの熱交換ユニットを備えた換気装置とを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の換気装置は、熱交換ユニットと、第1送風機を備えた第1送風ユニットと、第2送風機を備えた第2送風ユニットと、向きを変えることができる第1ダクト及び第2ダクトと、第1送風機及び第2送風機を制御する制御ユニットと、を備え、第1送風ユニットが第1ダクトを介して熱交換ユニットに連結され、第2送風ユニットが第2ダクトを介して熱交換ユニットに連結され、熱交換ユニットは、室内からの排気用の空気と屋外からの供給用の空気との間で熱交換を行うエレメントと、エレメントを収容し第1ダクトと第2ダクトとが接続されるケースと、を備えている。エレメントは、供給用の空気が通る第1シート材と、排気用の空気が通る第2シート材とを、交互に重ねた積層体として構成されており、さらにエレメントは、底面と、供給用の空気の入口を複数有する第1の側面と、熱交換を行った供給用の空気の出口を複数有する第2の側面と、排気用の空気の入口を複数有する第3の側面と、熱交換を行った排気用の空気の出口を複数有する第4の側面と、上面と、を有し、第1の側面〜第4の側面は、第4の側面、第2の側面、第3の側面、第1の側面の順にエレメントの周方向に配置され、さらに第1の側面〜第4の側面は異なる方向を向いている。ケースはケース外装を構成するボトム部とサイド部とアッパー部とで構成され、ボトム部とサイド部とアッパー部とがエレメントの表面に沿って形成され、サイド部は、排気用の空気の入口部と出口部と、供給用の空気の入口部と出口部と、を備え、ケースのサイド部は、第1の側面〜第4の側面をそれぞれ覆う部分をダクト取付部として構成され、入口部と出口部とがダクト取付部で成る。第1の側面を覆うダクト取付部は第1の側面に垂直な方向に突出する第1の筒部を備え、第2の側面を覆うダクト取付部は第2の側面に垂直な方向に突出する第2の筒部を備え、第3の側面を覆うダクト取付部は第3の側面に垂直な方向に突出する第3の筒部を備え、第4の側面を覆うダクト取付部は第4の側面に垂直な方向に突出する第4の筒部を備えて、第1の筒部〜第4の筒部の突出する方向が異なっている。第1ダクトが第3の筒部及び第4の筒部の一方に接続され、第2ダクトが第1の筒部及び第2の筒部の一方に接続され、熱交換ユニットと第1送風ユニットと第2送風ユニットと制御ユニットとがそれぞれ家屋の構造体に固定されることを特徴としている。
第1の筒部〜第4の筒部は先細に形成されている。
熱交換ユニット、第1送風ユニット、第2送風ユニット、制御ユニットは、天井やフロア等の内壁面に設けられた点検口から取り出せる大きさに形成されていることが望ましい。
屋外から取り込む供給用の空気中の塵や埃等の異物を捕集するフィルタユニットをさらに備える場合、このフィルタユニットも好ましくは点検口から取り出せる大きさに形成される。
さらに、上記課題を解決する本発明の熱交換ユニットは、第1送風機を備えた第1送風ユニットと第2送風機を備えた第2送風ユニットに連結され、室内からの排気用の空気と屋外からの供給用の空気との間で熱交換を行う、第1種換気装置用の熱交換ユニットであって、排気用の空気と供給用の空気とが通過して熱交換を行うエレメントと、第1ダクトを介して第1送風ユニットと第2ダクトを介して第2送風ユニットとに連結されエレメントを収容するケースと、を備えている。エレメントは、供給用の空気が通る第1シート材と、排気用の空気が通る第2シート材とを、交互に重ねた積層体として構成されており、さらにエレメントは、底面と、供給用の空気の入口を複数有する第1の側面と、熱交換を行った供給用の空気の出口を複数有する第2の側面と、排気用の空気の入口を複数有する第3の側面と、熱交換を行った排気用の空気の出口を複数有する第4の側面と、上面と、を有し、第1の側面〜第4の側面は、第4の側面、第2の側面、第3の側面、第1の側面の順にエレメントの周方向に配置され、さらに第1の側面〜第4の側面は異なる方向を向いており、ケースはケース外装を構成するボトム部とサイド部とアッパー部とで構成され、ボトム部とサイド部とアッパー部とがエレメントの表面に沿って形成され、サイド部は、排気用の空気の入口部と出口部と、供給用の空気の入口部と出口部と、を備え、ケースのサイド部は、第1の側面〜第4の側面をそれぞれ覆う部分をダクト取付部として構成され、入口部と出口部がダクト取付部で成る。第1の側面を覆うダクト取付部は第1の側面に垂直な方向に突出する第1の筒部を備え、第2の側面を覆うダクト取付部は第2の側面に垂直な方向に突出する第2の筒部を備え、第3の側面を覆うダクト取付部は第3の側面に垂直な方向に突出する第3の筒部を備え、第4の側面を覆うダクト取付部は第4の側面に垂直な方向に突出する第4の筒部を備え、第1の筒部〜第4の筒部は先細に形成され、さらに第1の筒部〜第4の筒部の突出する方向が異なっており、第3の筒部及び第4の筒部の一方に第1ダクトが接続され、第1の筒部及び第2の筒部の一方に第2ダクトが接続されることを特徴としている。
本発明によれば、送風機を備えた第1送風ユニットと第2送風ユニットと制御ユニットとが、熱交換を行うエレメントを収容した熱交換ユニットと分離して別部材として構成されるので、熱交換ユニットを小さく構成することができる。このため換気装置を設置する際、熱交換ユニットと第1送風ユニットと第2送風ユニットと制御ユニットとを個別に取り扱うことができるので作業が容易になる。また、熱交換ユニットと第1送風ユニットと第2送風ユニットと制御ユニットとを分散して施工場所に取り付けることができるので、設置位置を選択する自由度が従来の一体型の装置に比べて大きい。
本発明の実施形態に係る換気装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る換気装置の平面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る熱交換ユニットの正面図、(B)は左側面図、(C)は平面図、(D)は底面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る熱交換ユニットの図3(A)のA−A線断面図、(B)は図3(A)のB−B線断面図、(C)は図3(B)のC−C線断面図、(D)は図3(C)のD−D線断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る熱交換ユニットの図3(C)のE−E線断面図、(B)は図3(C)のF−F線断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る給気用送風ユニット及び排気用送風ユニットの正面図、(B)は右側面図、(C)は平面図である。 (A)は本発明の実施形態に係る給気用送風ユニット及び排気用送風ユニットの図6(A)のA−A線断面図、(B)は図6(A)のB−B線断面図である。 (A)は本発明の実施形態に係るフィルタユニットの正面図、(B)は底面図、(C)は(A)のA−A線断面図、(D)は(A)のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に換気装置の設置例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態に係る換気装置1の斜視図、図2は換気装置1の平面図である。図中のX方向とこれに垂直なY方向とを含む面が水平を意味し、この面に垂直なZ方向が家屋の上方向を示す。
換気装置1は、熱交換ユニット10と、給気用送風ユニット20と、排気用送風ユニット30と、フィルタユニット40と、第1ダクト〜第3ダクトD1〜D3と、を備えている。図1では第1ダクトD1〜第3ダクトD3を二点鎖線で表している。図2では本実施形態の換気装置1に連結される他の部材を二点鎖線で表している。
熱交換ユニット10は、給気用送風ユニット20によって熱交換ユニット10へ流れこむ屋外からの供給用の空気(以下、外気OAと呼ぶ場合がある。)と、排気用送風ユニット30によって熱交換ユニット10へ流れこむ室内からの排気用の空気(以下、室内空気RAと呼ぶ場合がある)との間で熱交換を行う。
図3(A)〜(D)は熱交換ユニット10の正面図、左側面図、平面図、底面図であり、図4(A)と(B)は図3(A)のA−A線断面図とB−B線断面図、図4(C)は図3(B)のC−C線断面図、図4(D)は図3(C)のD−D線断面図であり、図5(A)と(B)は図3(C)のE−E線断面図とF−F線断面図である。
熱交換ユニット10は、屋外からの新鮮な外気OAが流れる通路と室内からの汚れた室内空気RAが流れる通路とを近接させて熱交換を行うエレメント110と、エレメント110を収容するケース120と、を備えている。熱交換を終えた室内空気RAは排気用空気EAとしてエレメントから屋外へ向けて送られ、室内空気RAとの間で熱交換を行った外気OAは供給用空気SAとして室内へ向けて送られる。
エレメント110は、図4(B)に示すように、第1シート材110Aと、第2シート材110Bとを交互に重ねて積層体として構成されている。図4(B)は第1シート材110Aと、第2シート材110Bとが積層した状態を概略で示しており、第1シート材110Aと第2シート材110Bの厚みや積層数は図示例に限定されるものではない。なお図4(B)以外の図では第1シート材110Aと第2シート材110Bとが積層した状態の表示を省略している。
この積層体は、六角形の底面111と、底面111の各縁から立ち上がった矩形の6つ第1側面112A〜第6側面112F(図4(A)参照)とで成る外周面112と、第1側面112A〜第6側面112Fの上縁で囲われた上面113と、を有する。本実施形態では、各第1側面112A〜第6側面112Fの外形はほぼ同じ形状である。
第1側面112A〜第6側面112Fは、図4(A)に示すように、積層体の周方向に第1側面112A、第2側面112B、第3側面112C、第4側面112D、第5側面112E、第6側面112Fの順に、配置されている。
また、隣り合う側面同士がなす角度をθ1〜θ6(図4(A)参照)とすると、第1側面112Aと第6側面112Fとがなす角度θ1と第3側面112Cと第4側面112Dとがなす角度θ4とが同じに設定され、第1側面112Aと第2側面112Bとがなす角度θ2と第2側面112Bと第3側面112Cとがなす角度θ3と第4側面112Dと第5側面112Eとがなす角度θ5と第5側面112Eと第6側面112Fとがなす角度θ6とが同じに設定されている。例えば、角度θ1、θ4は100度程度である。
第2側面112Bと第5側面112Eとが図4(A)に示すように両端の位置を揃えて平行に配置されるように、積層体は形成されている。
第1側面112Aと第4側面112Dとは平行に配置されているが、各面の両端の位置は揃っていない。図4(A)に示す符号Oの点はエレメントの中心を示し、第1側面112Aを中心O側へ面に垂直な方向に投影させると、第1側面112Aは第4側面112Dと部分的に重なるように、第1側面112Aと第4側面112Dとは位置がずれて配置されている。これらと同様に、第3側面112Cと第6側面112Fも平行で、面に垂直な方向で部分的に重なるように配置されている。
各第1シート材110Aは、例えば屋外からの新鮮な外気OAが通る複数の第1流路(図示省略)を有する。各第2シート材110Bは、室内からの汚れた室内空気RAが通る複数の第2流路(図示省略)を有する。
ここで、第1側面112Aは、エレメント110内で熱交換を行った室内空気RA、つまり排気用空気EAが出る面として構成され、エレメント110内から室内空気RAを出すための複数の孔(図示省略)を有する。また、第4側面112Dは、室内からの汚れた室内空気RAがエレメント110内へ入る面として構成され、エレメント110内へ室内空気RAが入るための複数の孔(図示省略)を有する。各第2流路は、第4側面112Dに形成された孔から第1側面112Aに形成された孔までを結ぶように形成されている。隣り合う第2流路の間は仕切られている。例えば、一つの第2シート材110Bにおいて、第1側面112Aの近傍や第4側面112Dの近傍で各第2流路は間仕切りされているが、第2シート材110Bは、第1側面112Aと第4側面112Dとの間の中間領域で圧力損失や空気の分布を考慮して間仕切りの数を減らして、入口部分の複数の細い流路が合流する大きな流路を複数本備えるように、構成されている。
さらに、第3側面112Cは、エレメント110内から熱交換を行った外気OA、つまり供給用空気SAが出る面として構成され、エレメント110内から外気OAを出すための複数の孔(図示省略)を有する。また、第6側面112Fは、屋外からの新鮮な外気OAがエレメント110内へ入る面として構成され、エレメント110内へ外気OAが入るための複数の孔(図示省略)を有する。各第1流路は、第6側面112Fに形成された孔から第3側面112Cに形成された孔までを結ぶように形成されている。隣り合う第1流路の間は仕切られている。例えば、一つの第1シート材110Aにおいて、各第1流路は、第2流路と同様に、第6側面112Fの近傍や第3側面112Cの近傍で間仕切りされているが、第1シート材110Aは、第3側面112Cと第6側面112Fとの間の中間領域で圧力損失や空気の分布を考慮して間仕切りの数を減らして、入口部分の複数の細い流路が合流する大きな流路を複数本備えるように、構成されている。
例えば、このエレメント110としては、特開2009−121727号公報に示す構造のエレメントを利用できる。また、第1流路の第1側面112Aから第4側面112Dまでの道のりは、第1側面112Aの孔から第4側面112Dの孔までをつなぐ直線の流路に限定されず、例えば流路の方向が途中で向きを変えた構造であってもよい。第2の流路も、エレメント内で直線状に構成されるもの限定されない。
ケース120は、エレメント110の底面111を覆うボトム部121と、エレメント110の外周面112を覆うサイド部122と、エレメント110の上面113を覆うアッパー部123と、を備えている。ボトム部121とサイド部122とアッパー部123とがエレメント110の表面、具体的には底面111、外周面112、上面113に沿って形成されている。
ケース120のサイド部122は、図3(C)に示すように、エレメント110の第2側面112Bを覆う第1当接部122Aと、第5側面112Eを覆う第2当接部122Bと、を備える。
サイド部122はさらにダクト取付部125を備えている。エレメント110の第1側面112Aを覆うサイド部122の部分がダクト取付部125として構成されている。ダクト取付部125は図3(A)に示すように、基部125Aと、基部125Aから立ち上がった筒部125Bと、を備えている。ここで、図5(A)は基部125Aの断面図、図5(B)は筒部125Bの断面図を示している。
基部125Aは、中央部分に貫通穴125Cを備えて枠型に形成されている。この基部125Aの裏面は第1側面112Aに沿うように形成され、基部125Aは第1側面112Aに当接或いは近接している。
基部125Aの貫通穴125Cの縁から外方向、つまり第1側面112Aに垂直な方向に筒部125Bの中心の軸を沿わせて筒部125Bが突出している。この筒部125Bは、根元から先端にいくにつれて先細なテーパー部として形成されている。
このようなダクト取付部125がエレメントの第3側面112C,第4側面112D,第6側面112Fを覆うサイド部122の部分にもそれぞれ形成されている。各ダクト部を区別するため、第1側面112A、第3側面112C,第4側面112D,第6側面112Fにそれぞれ対向するダクト取付部125を、第1ダクト取付部126、第2ダクト取付部127、第3ダクト取付部128、第4ダクト取付部129と呼ぶ。
図3(B)及び(C)に示すように、第1ダクト取付部126と第4ダクト取付部129とが並んで設けられているが、各筒部125Bの突出方向が異なる。第1ダクト取付部126と第4ダクト取付部129の各筒部125Bは、筒部の軸方向が非平行に、つまり図3(C)に第1ダクト取付部126の軸AX1と第4ダクト取付部129の軸AX2とを二点鎖線で示すように、テーパー部の根元に比べて先端側で軸同士の間隔が広がるように、各筒部125Bの突出向きが異なっている。
第2ダクト取付部127と第3ダクト取付部128との突出向きも、各筒部125Bの根元に比べて先端側で軸同士の間隔が広がるように、異なっている。
このようにボトム部121と、サイド部122と、アッパー部123とで囲われた領域にエレメント110が、ボトム部121とサイド部122とアッパー部123の内面に密着或いは近接して、収容される。
なお、各ダクト取付部125の基部125Aと第1当接部122Aと第2当接部122Bとボトム部121とアッパー部123とで、エレメント110を固定、つまりケース内での移動を規制する。例えば、第1ダクト取付部126と第4ダクト取付部129との連結部分122C(図3(A)参照)で、第1側面112Aと第6側面112Fとがなす角部A1が位置決めされ、第2ダクト取付部127と第3ダクト取付部128との連結部分122D(図3(A)参照)で第3側面112Cと第4側面112Dとがなす角部A2が位置決めされる。
またボトム部121と、サイド部122と、アッパー部123とは、熱交換ユニット10の外形を構成する。これらのボトム部121と、サイド部122と、アッパー部123とは例えば発泡材で、軽量に構成されている。エレメントの底面111、外周面112、上面113に沿って形成される各ボトム部121とサイド部122とアッパー部123とは、厚みがほぼ一定に形成される。
なお、熱交換ユニット10は、図3(A)に示すように、各ダクト取付部125にダクト取付用のガイド部材130を設けている。ガイド部材130は、環状に形成され、ダクト取付部125の先端口に比べて小さい径の挿入部131(図3(C)参照)を有し、この挿入部131がダクト内に入り込む。
また、ケース120のアッパー部123に家屋の構造体への取り付け用の金具140(図3(C)参照)が取り付けられている。例えば梁や根太等の骨組或いは鉄骨材等の家屋の構造体に取り付けた別の取付金具に金具140を連結させることで、熱交換ユニット10を家屋の構造体に固定する。
給気用送風ユニット20は、室内へ向けて空気を送り出す。本実施形態では、給気用送風ユニット20は、熱交換ユニット10と室内の給気用グリル(後述)との間に設けられている。
図6(A)〜(C)は給気用送風ユニット20の正面図、右側面図、平面図であり、図7(A)、(B)は図6(A)のA−A線断面図とB−B線断面図である。
給気用送風ユニット20は、ファン210と、ファン210を収容するケース220とを備えている。
ケース220は、矩形のボトム部221と、4つの側面を有するサイド部222と、アッパー部223とを備えている。
サイド部222は、ボトム部221の周縁から立ち上がった4つの壁部を有し、この壁部の内、正面を構成する前壁部222Aにはエア出口224が形成され、後壁部222Bにはエア入口225が形成されている。これらのエア入口225からエア出口224へ通じる流路226がケース内に形成されている。
この流路226に、ファン210としてシロッコファンが設けられ、このシロッコファンの吐き出し口がエア出口224に連結されている。具体的には、シロッコファンの回転部材211を囲うファンケース212がケース内の空間を仕切り、ケース内に入った空気はシロッコファン内を通ってエア出口224に送られる。
この給気用送風ユニット20のエア入口225とエア出口224は、熱交換ユニット10のダクト取付部125と同様に、テーパー部として形成され、その先端にダクト取付用のガイド部材130が設けられている。
給気用送風ユニット20のエア入口225は、熱交換ユニット10の第2ダクト取付部127と第2ダクトD2でつながっている。
またボトム部221と、サイド部222と、アッパー部223とは、給気用送風ユニット20の外形を構成する。これらのボトム部221と、サイド部222と、アッパー部223とは例えば発泡材で、軽量に構成されている。
さらに、ケース220のアッパー部223に家屋の構造体への取り付け用の金具240(図6(C)参照)が取り付けられている。例えば梁や根太等の骨組或いは鉄骨材等の家屋の構造体に取り付けた別の取付金具に金具240を連結させることで、給気用送風ユニット20を家屋の構造体に固定する。
排気用送風ユニット30は、屋外へ向けて空気を送り出す。本実施形態では、排気用送風ユニット30は、熱交換ユニット10と屋外の排気用フード(後述)との間に設けられている。
この排気用送風ユニット30は、前述の給気用送風ユニット20と同様の構成であるため、同じ部材には同じ符号を用いてその説明を省略する。
排気用送風ユニット30のエア入口225は、図1に示すように熱交換ユニット10の第1ダクト取付部126と第1ダクトD1でつながっている。
フィルタユニット40は、屋外から取り込んだ外気OAに含まれる塵、埃などを捕集する。
図8(A),(B)はフィルタユニット40の正面図と底面図であり、図8(C),(D)は(A)のA−A線断面図とB−B線断面図である。
フィルタユニット40は、フィルタ部材410と、フィルタ部材410を収容するケース420とを備えている。
ケース420は、矩形のボトム部421と、4つの側面を有するサイド部422と、アッパー部423と、を備えている。
サイド部422は、ボトム部421の周縁から立ち上がった4つの壁部を有し、この壁部の内、正面を構成する前壁部422Aには外気エア入口424が形成され、後壁部422Bには外気エア出口425が形成されている。これらの外気エア入口424から外気エア出口425へ通じる流路426がケース内に形成されている。
この流路426の途中に、外気OAの進行を遮るようにフィルタ部材410が設けられている。フィルタ部材410として、虫などを捕集する網目の大きな第1フィルタ411と、埃や埃などを捕集する目が細かい第2フィルタ412と、を備えている。
このフィルタユニット40の外気エア入口424と外気エア出口425は、熱交換ユニット10のダクト取付部125と同様に、テーパー部として形成され、その先端にダクト取付用のガイド部材130が設けられている。
このフィルタユニット40の外気エア出口425は、熱交換ユニット10の第4ダクト取付部129と第3ダクトD3でつながっている。
またボトム部421と、サイド部422と、アッパー部423とは、フィルタユニット40の外形を構成する。これらのボトム部421と、サイド部422と、アッパー部423とは例えば発泡材で、軽量に構成されている。
また、フィルタユニット40のボトム部421には、取付部427が設けられている。取付部427は、図8(B)に示すように、枠部427Aと、枠部427Aに開閉自在に取り付けられた扉部427Bとを備えている。この枠部427Aが例えば天井に埋め込まれてフィルタユニット40が固定される。室内からこの扉部427Bを開くことで、第1フィルタ411,第2フィルタ412を取り出せる。
第1ダクトD1と第2ダクトD2と第3ダクトD3は、筒状の芯材とこの芯材の周囲を覆う断熱材とを備え、ダクトの向きを自在に変えることができるように構成されている。芯材は、円筒管に限定されるものでなく、線状の部材を螺旋状に巻いて筒形状にしたものも利用できる。
制御ユニット50は、給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30の駆動を制御する。
図示省略するが、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とにはサーミスタが設けられ、これらのサーミスタの抵抗値などに基づいて、制御ユニット50は給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30のファン210を制御する。
また、リモコン50R(図2参照)が室内に設けられ、室内側から制御ユニット50を操作することができる。
また、制御ユニット50は、例えば天井を構成する板等の家屋の構造体にねじや取付金具を利用して固定される。
換気装置1は、天井裏や床下に設置され、例えば図2に示すように他のダクトなどをさらに連結されて使用される。
給気用送風ユニット20のエア出口224には第4ダクトD4の一端部が連結され、この第4ダクトD4の他端側が室内の天井や壁面に固定された給気用グリル61に連結されている。この給気用グリル61を通って供給用空気SAが室内に送り出される。
排気用送風ユニット30のエア出口224には、第5ダクトD5の一端部が連結され、この第5ダクトD5の他端側が家屋の外壁面に固定された排気用フード62に連結されている。この排気用フード62を通って排気用空気EAが屋外に送り出される。
フィルタユニット40の外気エア入口424には、第6ダクトD6の一端部が連結され、この第6ダクトD6の他端側が家屋の外壁面に固定された給気用フード63に繋がっている。この給気用フード63を通って屋外の新鮮な空気が屋内に引き込まれる。
熱交換ユニット10の第3ダクト取付部128には、第7ダクトD7の一端部が連結され、この第7ダクトD7の他端側が天井に固定された排気用グリル64に繋がっている。この排気用グリル64内に室内の汚れた空気が引き込まれる。
このように構成された換気装置1では、給気用送風ユニット20が制御ユニット50によって駆動されると、屋外の外気OAが、壁面に固定された給気用フード63、第6ダクトD6、フィルタユニット40、第3ダクトD3、熱交換ユニット10、第2ダクトD2、給気用送風ユニット20、第4ダクトD4、給気用グリル61を経由して、室内に供給用空気SA、つまり新鮮な空気が送られる。
また、排気用送風ユニット30が制御ユニット50によって駆動されると、室内空気RAが天井に固定された排気用グリル64、第7ダクトD7、熱交換ユニット10、第1ダクトD1、排気用送風ユニット30、第5ダクトD5、排気用フード62を経由して、屋外に排気用空気EA、つまり汚れた空気が送られる。
このような同時給排気による換気と同時に、熱交換ユニット10で室内空気RAと外気OAとの間で熱交換が行われる。
換気装置1の施工は、家屋を建造する過程、例えば天井や壁が作られる前に梁や根太などの骨組或いは鉄骨材等の家屋の構造体に各ユニットを固定する。
例えば、図9に示すように、天井裏に換気装置1を設置する場合、図示する天井71が作られる前に、天井裏に相当する領域に熱交換ユニット10、給気用送風ユニット20、排気用送風ユニット30を配置する。図示例の場合、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20、排気用送風ユニット30とを、取付金具80を利用して梁などの水平材72に固定する。この取付金具80の上端部は水平材72に固定されている。水平材72より低い位置に設けられる各取付金具80の下端部が、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とに連結される。熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30との上面に設けられたプレート状の金具240に各取付金具80が連結される。各ユニットは、2つの取付金具80を利用して家屋の構造体に固定される。
さらに、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とを各ダクトで連結する。また、換気装置1と各部屋のグリルやフードとの間に設けるダクトなども熱交換ユニット10等に接続し、必要により、金具などを利用してダクトも家屋の構造体に固定する。
例えば、ダクト内にガイド部材130の挿入部131を入れ、挿入部131とダクトとの重なり部分をバンドで締め付けて、ダクトを各ユニットに接続する。
熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とダクトとが設置された後に天井が作られる。この天井に、フィルタユニット40を固定する。フィルタユニット40用の取付穴を天井に作り、この取付穴にフィルタユニット40の枠部427A(図8参照)を固定する。さらに、給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とを制御する制御ユニット50を、例えば図9に示すように、天井71の裏面にねじなどで固定する。
制御ユニット50と熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とを配線Wで連結することで、図1に示す換気装置1の取り付けが完了する。
このような天井作製後の制御ユニット50の設置などは、天井に点検口を作り、この点検口を利用して行う。図1と図2で、符号73で示す4角形の領域は点検口を表している。図示例では、点検口73が熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30との間の天井部分に設けられている。
このように本実施形態の換気装置1では、ファン210を備えた給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とフィルタユニット40と制御ユニット50とが熱交換を行うエレメント110を収容した熱交換ユニット10と分離して別部材として構成される。さらに熱交換ユニット10のケース120がエレメント110の表面に沿って形成されている。これにより熱交換ユニット10を従来の換気装置に比べて小さく構成することができる。
このため、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とフィルタユニット40と制御ユニット50とを施工時に別々に持ち運びでき、個別に家屋の構造体に設置することができるので、作業が容易になる。また、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とフィルタユニット40と制御ユニット50とを分散して配置することができるので、換気装置1の設置場所の自由度は従来の一体型の装置に比べて大きい。
また、本実施形態では、第1ダクト取付部126と第4ダクト取付部129とは、各テーパー部の突出方向が異なるため、各筒部125Bへのダクトの連結作業が容易である。
また、給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とが熱交換ユニット10と分離しているため、予め仕様が異なるファンを搭載した給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とを複数用意しておくことで、施工対象の家屋の規模に応じた各給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とを選択できる。これにより、使用場所に応じた仕様に換気装置を構成することができる。
[第1変形例]
第1変形例に係る換気装置は、各ユニットが天井に形成された点検口73を通ることができるように寸法が設定されている。
例えば、熱交換ユニット10、給気用送風ユニット20、排気用送風ユニット30、フィルタユニット40は、縦、横、高さの寸法が、例えば天井に形成した縦600mm、横600mmの正方形の点検口73(図1、図2)を通ることができるように構成される。
なお、図1及び図2では、点検口73を模式的に表し、その大きさを熱交換ユニット10と比較すると、熱交換ユニット10は縦の寸法が点検口73の一辺の寸法より大きいが、点検口73に対して熱交換ユニット10の姿勢を傾けることで点検口73を通って天井裏から室内に熱交換ユニット10を取り出すことができる。
一方、従来、天井裏に設置した特許文献1や特許文献2の大型の交換装置では、装置の底面などに設けたパネルを外してエレメントやファンなどの付け替えが行われる。この際、作業者は天井の点検口から装置内の細かな部品などを取り扱うため、交換作業を容易に行うことはできなかった。
本実施形態では、点検口から換気装置内のエレメントやファンを取り換える作業に代えて、各ユニットを点検口73から取り出すことができるので、メンテナンスの作業が容易である。
[第2変形例]
第2変形例に係る換気装置は、第1実施形態に比べてエレメントの第2側面112Bと第5側面112Eの大きさを小さく或いは省略することで、熱交換ユニットの大きさをさらに小さくすることができる。
例えば、エレメントから第2側面112Bと第5側面112Eを省略した場合、エレメントは、四角形或いは菱形の底面と、底面の各縁から立ち上がった矩形の4つの面で成る外周面と、この外周面の上縁で囲われた上面と、を有する。
4つの面は、エレメントの周方向に、第1面、第2面、第3面、第4面の順に並んで配置され、さらに第1面と第3面とが平行に形成され、第2面と第4側とが平行に形成されている。例えば、エレメントが水平の断面形状を正方形を成すように構成されている場合、正面としての第1面が熱交換を行った排気用の空気の出口を複数有する面として、右側面としての第2面が熱交換を行った供給用の空気の出口を複数有する面として、背面としての第3面が排気用の空気の入口を複数有する面として、左側面としていの第4面が供給用の空気の入口を複数有する面として、利用することができる。
ケースのサイド部は、4つの面を覆う部分を前述のダクト取付部125として構成される。このケースもエレメントの外形に沿って形成することで小型に構成するができる。
本実施形態の場合、熱交換ユニットの持ち運び等の取り扱いがさらに容易になる。
[第3変形例]
上記実施形態では、点検口から作業者が各ユニットへの作業を行える範囲に、熱交換ユニット10と給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とフィルタユニット40と制御ユニット50とが配置されるが、例えば第3変形例では、フィルタユニットを給気用フード63寄りに設ける場合、換気装置はフィルタユニット40を省略して構成されてもよい。
[第4変形例]
上記実施形態では、第1送風ユニットや第2送風ユニットとしての給気用送風ユニット20と排気用送風ユニット30とがエレメントから空気を引き出す側に設置されているが、エレメントへ空気を送る側に、具体的には給気用送風ユニット20は第4ダクト取付部129にダクトを介して連結され、排気用送風ユニット30は第3ダクト取付部128にダクトを介して連結されてもよい。
点検口の位置や各ユニットの取付位置は例示であり、図示例に限定されるものではない。
1 :換気装置
10 :熱交換ユニット
20 :給気用送風ユニット
30 :排気用送風ユニット
40 :フィルタユニット
50 :制御ユニット
50R :リモコン
61 :給気用グリル
62 :排気用フード
63 :給気用フード
64 :排気用グリル
71 :天井
72 :水平材
73 :点検口
80 :取付金具
110 :エレメント
110A :第1シート材
110B :第2シート材
111 :底面
112 :外周面
112A :第1側面
112B :第2側面
112C :第3側面
112D :第4側面
112E :第5側面
112F :第6側面
113 :上面
120 :ケース
122A :第1当接部
122B :第2当接部
122C :連結部分
122D :連結部分
125 :ダクト取付部
125A :基部
125B :筒部
125C :貫通穴
126 :第1ダクト取付部
127 :第2ダクト取付部
128 :第3ダクト取付部
129 :第4ダクト取付部
130 :ガイド部材
131 :挿入部
140 :金具
210 :ファン
211 :回転部材
212 :ファンケース
220 :ケース
224 :エア出口
225 :エア入口
226 :流路
240 :金具
410 :フィルタ部材
411 :第1フィルタ
412 :第2フィルタ
420 :ケース
422A :前壁部
422B :後壁部
424 :外気エア入口
425 :外気エア出口
426 :流路
427 :取付部
427A :枠部
427B :扉部
A1 :角部
A2 :角部
AX1 :軸
AX2 :軸
D1 :第1ダクト
D2 :第2ダクト
D3 :第3ダクト
D4 :第4ダクト
D5 :第5ダクト
D6 :第6ダクト
D7 :第7ダクト
EA :排気用空気
O :中心
OA :外気
RA :室内空気
SA :供給用空気
W :配線

Claims (5)

  1. 熱交換ユニットと、第1送風機を備えた第1送風ユニットと、第2送風機を備えた第2送風ユニットと、向きを変えることができる第1ダクト及び第2ダクトと、上記第1送風機及び上記第2送風機を制御する制御ユニットと、を備え、
    上記第1送風ユニットが上記第1ダクトを介して上記熱交換ユニットに連結され、上記第2送風ユニットが上記第2ダクトを介して上記熱交換ユニットに連結され、
    上記熱交換ユニットは、室内からの排気用の空気と屋外からの供給用の空気との間で熱交換を行うエレメントと、上記エレメントを収容し上記第1ダクトと上記第2ダクトとが接続されるケースと、を備え、
    上記エレメントは、上記供給用の空気が通る第1シート材と、上記排気用の空気が通る第2シート材とを、交互に重ねた積層体として構成されており、さらに上記エレメントは、底面と、上記供給用の空気の入口を複数有する第1の側面と、熱交換を行った上記供給用の空気の出口を複数有する第2の側面と、上記排気用の空気の入口を複数有する第3の側面と、熱交換を行った上記排気用の空気の出口を複数有する第4の側面と、上面と、を有し、
    上記第1の側面〜上記第4の側面は、上記第4の側面、上記第2の側面、上記第3の側面、上記第1の側面の順に上記エレメントの周方向に配置され、さらに上記第1の側面〜上記第4の側面は異なる方向を向いており、
    上記ケースはケース外装を構成するボトム部とサイド部とアッパー部とで構成され、
    上記ボトム部と上記サイド部と上記アッパー部とが上記エレメントの表面に沿って形成され、
    上記サイド部は、上記排気用の空気の入口部と出口部と、上記供給用の空気の入口部と出口部と、を備え、
    さらに上記ケースのサイド部は、上記第1の側面〜上記第4の側面をそれぞれ覆う部分をダクト取付部として構成され、
    上記入口部と上記出口部とが上記ダクト取付部で成り、
    上記第1の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第1の側面に垂直な方向に突出する第1の筒部を備え、上記第2の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第2の側面に垂直な方向に突出する第2の筒部を備え、上記第3の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第3の側面に垂直な方向に突出する第3の筒部を備え、上記第4の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第4の側面に垂直な方向に突出する第4の筒部を備えて、上記第1の筒部〜上記第4の筒部の突出する方向が異なっており、
    上記第1ダクトが上記第3の筒部及び上記第4の筒部の一方に接続され、
    上記第2ダクトが上記第1の筒部及び上記第2の筒部の一方に接続され、
    上記熱交換ユニットと上記第1送風ユニットと上記第2送風ユニットと上記制御ユニットとがそれぞれ家屋の構造体に固定されることを特徴とする、換気装置。
  2. 前記第1の筒部〜前記第4の筒部は先細に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記熱交換ユニットと前記第1送風ユニットと前記第2送風ユニットと前記制御ユニットとは、天井やフロア等の内壁面に設けられた点検口から取り出せる大きさに形成されている、請求項1又は2に記載の換気装置。
  4. 屋外から取り込む前記供給用の空気中の塵や埃等の異物を捕集するフィルタユニットを備え、上記フィルタユニットは前記点検口から取り出せる大きさに形成され、
    前記第2送風ユニットが前記第2ダクトを介して前記第2の側面を覆う前記ダクト取付部に連結されていて、
    上記フィルタユニットが第3ダクトを介して前記第1の側面を覆う前記ダクト取付部に連結されていることを特徴とする、請求項3に記載の換気装置。
  5. 第1送風機を備えた第1送風ユニットと第2送風機を備えた第2送風ユニットとに連結され、室内からの排気用の空気と屋外からの供給用の空気との間で熱交換を行う、第1種換気装置用の熱交換ユニットであって、
    上記排気用の空気と上記供給用の空気とが通過して熱交換を行うエレメントと、
    第1ダクトを介して上記第1送風ユニットと第2ダクトを介して上記第2送風ユニットとに連結され上記エレメントを収容するケースと、を備え、
    上記エレメントは、上記供給用の空気が通る第1シート材と、上記排気用の空気が通る第2シート材とを、交互に重ねた積層体として構成されており、さらに上記エレメントは、底面と、上記供給用の空気の入口を複数有する第1の側面と、熱交換を行った上記供給用の空気の出口を複数有する第2の側面と、上記排気用の空気の入口を複数有する第3の側面と、熱交換を行った上記排気用の空気の出口を複数有する第4の側面と、上面と、を有し、
    上記第1の側面〜上記第4の側面は、上記第4の側面、上記第2の側面、上記第3の側面、上記第1の側面の順に上記エレメントの周方向に配置され、さらに上記第1の側面〜上記第4の側面は異なる方向を向いており、
    上記ケースはケース外装を構成するボトム部とサイド部とアッパー部とで構成され、
    上記ボトム部と上記サイド部と上記アッパー部とが上記エレメントの表面に沿って形成され、
    上記サイド部は、上記排気用の空気の入口部と出口部と、上記供給用の空気の入口部と出口部と、を備え、
    さらに上記ケースのサイド部は、上記第1の側面〜上記第4の側面をそれぞれ覆う部分をダクト取付部として構成され、
    上記入口部と上記出口部とが上記ダクト取付部で成り、
    上記第1の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第1の側面に垂直な方向に突出する第1の筒部を備え、上記第2の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第2の側面に垂直な方向に突出する第2の筒部を備え、上記第3の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第3の側面に垂直な方向に突出する第3の筒部を備え、上記第4の側面を覆う上記ダクト取付部は上記第4の側面に垂直な方向に突出する第4の筒部を備え、
    上記第1の筒部〜上記第4の筒部は先細に形成され、さらに上記第1の筒部〜上記第4の筒部の突出する方向が異なっており、
    上記第3の筒部及び上記第4の筒部の一方に上記第1ダクトが接続され、上記第1の筒部及び上記第2の筒部の一方に上記第2ダクトが接続される、熱交換ユニット。
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