JP6121619B2 - 半導体ストリップの切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は,半導体ストリップの切断装置に係り,より詳しくは,半導体ストリップの切断装置の乾燥装置に空圧が均一且つ効率的に印加されてボールアップ方式及びボールダウン方式のプロセスを共に行うことができ,しかも,様々な要求ないし条件下で運用可能な半導体ストリップの切断装置に関する。
半導体ストリップの切断装置とは,パッケージング済みの半導体ストリップを複数の半導体パッケージに切断する装置をいう。
この種の半導体ストリップの切断装置は,単に半導体ストリップを切断する機能に加えて,半導体ストリップを切断,洗浄及び乾燥した後にそれぞれの半導体パッケージの上面及び下面を撮像して良否を検査し,検査結果に基づいて良品の半導体及び不良品の半導体の振り分けを行って搬出トレイに搬出する一連の工程を処理する機能を有する。
半導体ストリップの切断装置は,一般に,検査が終わって搬出される半導体パッケージの積載形態に応じて,ボールダウンタイプ及びボールアップタイプに大別される。
この種の半導体ストリップの切断装置は,ユーザーの要求又はストリップの種別に応じて,工程中に切断された半導体パッケージを反転するフリッピング工程を必要とする場合がある。
具体的には,フリッピング工程は,半導体ストリップの切断装置に供給される切断の対象となる半導体ストリップが下面のリードフレーム又はボールが上方向を向くように供給されるか,あるいは,下方向を向くように供給されるかに応じて,且つ,検査済みの半導体パッケージが半導体パッケージの下面のリードフレーム又はボールが上方向を向くように搬出されるか,あるいは,下方向を向くように搬出されるかに応じてその要否が決定される。
この理由から,半導体ストリップの供給方式及び半導体パッケージの搬出方式の組み合わせは様々であるが,これにより,半導体ストリップの切断装置を別途に製作したり設計したりすることは,半導体ストリップの切断装置の活用性を低下させ,半導体ストリップの切断工程のコストアップを招来する虞がある。
従来,この種のボールアップタイプ及びボールダウンタイプの両方に適用可能な半導体ストリップの切断装置が提案されている。
ボールダウンタイプ及びボールアップタイプの双方に適用可能な半導体ストリップの切断装置が提案されているが(例えば,下記の特許文献1参照),ボールダウン方式からボールアップ方式に半導体ストリップの切断装置を切り替える場合にはフリッパー又はフリッパーの乗降装置を取り外さなければならないという煩雑さがあり,ボールダウン方式を用いて半導体ストリップの切断装置を運用する場合には半導体ストリップ又は半導体パッケージを運搬する過程が多いため各種の誤差を生じるという問題があることが確認された。
特許文献1:大韓民国公開特許公報2012−0026745号
前記課題を解決するために,本発明は,半導体ストリップがマガジン内に引き込まれた状態で配設されるオンローダー部と,前記半導体ストリップを前記マガジンから前記オンローダーの外部に排出するためのプッシャー又はドロワーと,前記プッシャー又はドロワーにより引き出された半導体ストリップが載置されるインレットレールと,前記インレットレールの上に載置された前記半導体ストリップを真空吸着して前記半導体ストリップのモールド面が下方を向いた状態でチャックテーブルに移送するストリップピッカーと,前記ストリップピッカーから半導体ストリップが供給され,前記チャックテーブルの上において複数の半導体パッケージに切断し,前記切断された複数の半導体パッケージの上面を,洗浄水を用いて洗浄する切断装置と,前記切断装置により切断されて上面の洗浄が終わった複数の半導体パッケージを全て一括して真空吸着し,前記真空吸着された半導体パッケージを,洗浄装置を経て乾燥装置に移送するユニットピッカーと,前記ユニットピッカーにより真空吸着された状態で前記半導体パッケージの下面を洗浄する洗浄装置と,前記洗浄装置において洗浄された後に,前記ユニットピッカーにより引き渡される前記半導体パッケージを吸着する吸着プレートを有し,前記吸着プレートは,XY平面上においてX軸方向又はY軸方向に沿って移動し,前記XY平面上のY軸を基準として必要に応じて回転可能な乾燥装置と,前記乾燥装置の吸着プレートの移動経路に配置され,前記吸着プレートの移動方向に対してXY平面内において垂直方向に移動しながら前記半導体パッケージを検査する第1のビジョンユニットと,前記吸着プレートの上に吸着された半導体パッケージが積載されるための積載溝と,半導体パッケージが積載されていない非積載部がX軸及びY軸の方向に沿って交差状に形成され,前記吸着プレートに吸着された半導体パッケージを前記積載溝内に引き渡して積載した後,Y軸方向に沿って互いに別々に搬送可能な第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルと,前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルの積載溝内に積載された半導体パッケージを検査する第2のビジョンユニットと,前記半導体パッケージの検査結果に基づいて,半導体パッケージをX軸方向に搬送して振り分けて収納する振り分け装置と,を備え,前記乾燥装置は,一側方向の軸に沿って移動自在に設けられ,前記吸着プレートが回転自在に取り付けられる移動フレームと,前記吸着プレートの内に設けられて,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージに熱を加えて乾燥するヒーターと,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記吸着プレートの上面または前記半導体パッケージの上面や側面に存在する水気を除去するブロワーと,を備えることを特徴とする半導体ストリップの切断装置を提供する。
この場合,前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転して吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった半導体パッケージをZ軸方向に対する相対運動を介して前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記半導体パッケージの上下面を反転させてもよい。
また,前記吸着プレートは,前記吸着プレートの上面及び下面側に選択的に空圧を印加するための第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインを有するベース部材と,前記吸着プレートの上面と連通され,前記ベース部材の第1の空圧ラインと連通されて空圧を分配する分配流路を有する第1の分配部材と,前記吸着プレートの下面と連通され,前記ベース部材の第2の空圧ラインと連通されて空圧を分配する分配流路を有する第2の分配部材と,を備えていてもよい。
さらに,前記吸着プレートの上面及び下面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口と前記半導体パッケージが吸着されていない非吸着部がX軸及びY軸の方向に沿って交差状に形成される第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ配設され,前記第1の分配部材は前記第1の吸着部に形成された吸入口と連通され,前記第2の分配部材は前記第2の吸着部に形成された吸入口と連通されてもよい。
ここで,前記ユニットピッカーにより吸着された前記半導体パッケージの一部を前記第1の吸着部に積載し,前記吸着プレートを,Y軸を基準として回転させることにより,前記ユニットピッカーにより吸着された残りの半導体パッケージを前記第2の吸着部に順次に分配して積載し,前記ユニットピッカーは,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口と連通された第1の空圧ラインと,前記第2の吸入口と連通され,前記第1の空圧ラインと区分された第2の空圧ラインと,前記第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインに選択的に真空圧を印加するための真空手段と,を備えていてもよい。
また,前記半導体ストリップの切断装置は,前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部側に吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記半導体パッケージに存在する水気を除去するために,前記第1の吸着部側に向かって設けられる下方ブロワーと,前記第2の吸着部側に向かって設けられる上方ブロワーと,をさらに備えていてもよい。
この場合,前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニットを用いて前記吸着プレートに吸着された半導体パッケージのボール面又はリード面を検査し,検査済みの前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記第2のビジョンユニットを用いて前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージのモールド面を検査してもよい。
さらに,前記半導体ストリップの切断装置は,X軸又はY軸方向に沿って移動自在に配備され,前記乾燥装置の吸着プレートに吸着された半導体パッケージをピックアップして前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルの積載溝に積載する整列テーブルピッカーをさらに備え,前記整列テーブルピッカーは,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージの全体を一括して又は二回に亘ってピックアップするが,前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルに順次に二回に亘って積載してもよい。
さらにまた,前記整列テーブルピッカー又は前記吸着プレートは,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口と連通された第1の空圧ラインと,前記第2の吸入口と連通され,前記第1の空圧ラインと区分された第2の空圧ラインと,前記第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインに選択的に真空圧を印加するための真空手段と,を備えていてもよい。
ここで,前記整列テーブルピッカーによりピックアップされた状態で前記半導体パッケージのモールド面を前記第1のビジョンユニットを用いて検査し,検査済みの前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記第2のビジョンユニットを用いて前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージのボール面又はリード面を検査してもよい。
また,前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニットを用いて前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージのボール面又はリード面を検査し,前記吸着プレートをXY平面上のY軸を基準として180°再回転させた後,検査済みの前記半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカーを用いてピックアップし,ピックアップされた状態で前記第1のビジョンユニットを用いて前記半導体パッケージのモールド面を検査してもよい。
この場合,前記整列テーブルピッカーは,一側方向の軸に沿って設けられるガイドフレームと,前記ガイドフレームの上に着脱自在に取り付けられて前記整列テーブルピッカーを移動させるための整列テーブルピッカー駆動手段と,を備え,前記乾燥装置の一方の側は前記ガイドフレームの下部に敷設された第1の搬送レールに連結され,前記乾燥装置の他方の側は第2の搬送レールに連結されて前記整列テーブルピッカーの駆動手段と前記乾燥装置の駆動手段との間に干渉や衝突が発生しない。
さらに,前記吸着プレートの上面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口がX軸及びY軸の方向に沿ってマトリックス状に配列される第1の吸着部が配設され,前記吸着プレートの下面には,前記第2の空圧ライン又は第2の分配部材を遮蔽するための真空遮蔽手段が配設されてもよい。
さらにまた,前記第1の吸着部は,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口及び前記第2の吸入口にそれぞれ連通されて選択的に真空圧を印加するための真空手段と,を備え,前記真空手段は,前記第1の空圧ラインを介して第1の分配部材に真空圧を印加してもよい。
記真空遮蔽手段は,締付部材又は板材形状の遮蔽部材であってもよい。
この場合,前記第1のビジョンユニットは,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちのいずれか一方の面を検査し,前記吸着プレート吸着された前記半導体パッケージの下部に配設されて上方向に検査する上方ビジョンユニットであり,前記第2のビジョンユニットは,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちの他方の面を検査し,前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージの上部に配設されて下方向に検査する下方ビジョンユニットであってもよい。
また,前記振り分け装置は,前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージを別々にピックアップして前記検査結果に基づいて順次に振り分けて搬送する一つ以上のソートピッカーと,ソートピッカーによりピックアップされた前記半導体パッケージが前記検査結果に基づいて振り分けられて収納されるための多数の積載溝を有し,一方の方向に搬送可能なトレイと,を備えていてもよい。
さらに,前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージは,前記ソートピッカーによりピックアップされて前記半導体パッケージの一方の面が前記第1のビジョンユニットにより検査され,前記検査結果に基づいて前記トレイに振り分けられて収納されてもよい。
ここで,前記トレイの積載溝のうちの少なくとも二箇所の積載溝に前記半導体パッケージ又は検査用治具を積載し,前記ソートピッカーがそれぞれの前記半導体パッケージ又は前記検査用治具をピックアップした状態で,前記第1のビジョンユニットに移動して撮像することにより,既に入力されたピッチ情報と実際の移動距離を比較して前記トレイの各積載溝別の正確な位置値を求めてもよい。
また,前記振り分け装置は,前記半導体パッケージの検査結果に基づいて前記半導体パッケージが振り分けられて収納されるための多数の積載溝を有するトレイと,前記トレイをピックアップして搬出するためのトレイピッカーと,を備え,前記トレイピッカーの駆動手段及び前記整列テーブルピッカーの駆動手段は,同じガイドフレームの上に設けられてもよい。
また,上述した課題を解消するために,本発明は,半導体ストリップを供給してチャックテーブルの上において複数の半導体パッケージに切断し,前記切断された複数の半導体パッケージの上面を,洗浄水を用いて洗浄する切断装置と,前記切断装置により切断されて上面の洗浄が終わった複数の半導体パッケージを全て一括して真空吸着し,前記真空吸着された半導体パッケージを,洗浄装置を経て乾燥装置に移送するユニットピッカーと,前記ユニットピッカーにより真空吸着された状態で前記半導体パッケージの下面を洗浄する洗浄装置と,前記洗浄装置において洗浄された後に,前記ユニットピッカーにより引き渡される前記半導体パッケージを吸着する吸着プレートを有し,前記吸着プレートは,XY平面の上においてX軸方向又はY軸方向に沿って移動し,前記XY平面上のY軸を基準として回転可能な乾燥装置と,前記乾燥装置の吸着プレート移動経路に配置され,前記吸着プレートの移動方向に対してXY平面内において垂直方向に移動しながら前記半導体パッケージを検査する第1のビジョンユニットと,前記吸着プレートの上に吸着された前記半導体パッケージをピックアップし,X軸又はY軸方向に沿って移動可能なように配設される整列テーブルピッカーと,前記吸着プレートの上に吸着された半導体パッケージが積載されるための積載溝と,半導体パッケージが積載されていない非積載部がX軸及びY軸の方向に沿って交差状に形成された第1の積載部及び第1の積載部と対称をなすように形成された第2の積載部を備え,Y軸方向に沿って搬送可能な整列テーブルと,前記整列テーブルの積載溝内に積載された半導体パッケージを検査する第2のビジョンユニットと,前記半導体パッケージの検査結果に基づいて,半導体パッケージをX軸方向に搬送して振り分けて収納する振り分け装置と,を備え,前記乾燥装置は,一側方向の軸に沿って移動自在に設けられ,前記吸着プレートが回転自在に取り付けられる移動フレームと,前記吸着プレートの内に設けられて,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージに熱を加えて乾燥するヒーターと,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記吸着プレートの上面または前記半導体パッケージの上面や側面に存在する水気を除去するブロワーと,を備え,前記半導体パッケージの収納方式に応じて,前記半導体パッケージの上下面を反転させるために前記乾燥装置の回転機能を行い,前記乾燥装置の回転機能を行う場合には,前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった前記半導体パッケージをZ軸方向に対する相対運動を介して前記整列テーブルの積載溝に積載し,前記乾燥装置の回転機能を行わない場合には,前記吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった前記半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカーを用いてピックアップして前記整列テーブルの積載溝に積載することを特徴とする半導体ストリップの切断装置を提供する。
本発明による乾燥装置によれば,乾燥装置を単純乾燥用に用いることもでき,必要に応じて回転可能であることから,ビジョン検査用及びフリッピング用に用いることができる。
また,本発明によれば,構成要素の簡単な変更によりボールアップ方式,ボールダウン方式のプロセスを双方とも行うことができるので,一つの装備において半導体ストリップの収納方式又は必要に応じて様々なタイプに切り換えて運用することができるという効果がある。
さらに,本発明による乾燥装置を単純乾燥用に用いる場合には空圧ラインにより印加される空圧が均一且つ効率的に集中されるように構造の一部を変更して用いることもでき,乾燥装置の吸着プレートの上面及び下面に半導体パッケージが吸着された状態で乾燥装置を回転させて半導体パッケージを整列テーブルの積載溝内に引き渡して半導体パッケージの上下面を反転させて積載するフリッピング機能を行うこともできる。
さらにまた,本発明による半導体ストリップの切断装置によれば,ボールアップ状態の半導体ストリップが供給され,ボールダウン状態の半導体パッケージが搬出されるボールダウンタイプのストリップの切断装置に整列テーブルピッカーを手軽に取り付けて半導体ストリップの切断装置をボールダウンタイプからボールアップタイプに切り換えることができる。
さらにまた,本発明による半導体ストリップの切断装置によれば,回転及び線形搬送可能な吸着プレートの駆動手段の取り付け位置を整列テーブルピッカーの駆動手段及びトレイピッカーの駆動手段の取り付け位置とは異ならせて駆動手段同士の干渉を防ぐことができる。
さらにまた,乾燥装置が移動可能なように配設されていることから,移動する間に半導体パッケージが乾燥されるので,乾燥作業のための別途の時間が不要になり,その結果,工程時間が短縮される。
さらにまた,乾燥済みの半導体パッケージを吸着プレートの回転動作により上下面を反転させて整列テーブルに積載することができるので,半導体パッケージの上下面を反転するための追加的な工程が不要であり,移動される間に回転するように制御可能であるので,半導体パッケージの上下面を反転させるのに要する時間が短縮される。
さらにまた,第1のビジョンユニットを用いて半導体パッケージのモールド面,ボール面やリード面の検査又はトレイのアライン検査などを行うことができるので,一つのビジョンユニットを用いて様々な検査を行うことができる。
さらにまた,本発明によれば,半導体パッケージの上面,下面に対する全ての検査を収容することができる。
これらに加えて,第1のビジョンユニットが垂直方向に移動しながら検査を行うことができることから,半導体ストリップ又はパッケージの仕様の変更に合わせてビジョンの位置を選択的に移動させて検査することができるので,装備の全体的な単位時間当たりのパッケージの処理速度を高めることができるという効果がある。
本発明による半導体ストリップの切断装置の一つの実施形態の平面を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の乾燥装置を半導体パッケージ検査部に組み付ける過程を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の乾燥装置が半導体パッケージ検査部に取り付けられて作動する状態を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の他の実施形態の平面を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の半導体パッケージ検査部に配設される乾燥装置及び整列テーブルピッカーを示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の他の実施形態の平面を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の吸着プレートの一例を示す図である。 本発明による半導体ストリップの切断装置の吸着プレートの他の例を示す図である。
以下,添付図面に基づき,本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。しかしながら,本発明は,ここで説明される実施形態に何ら限定されるものではなく,他の形態に具体化可能である。むしろ,ここで紹介される実施形態は,開示された内容を徹底且つ完全たるものにし,且つ,当業者に本発明の思想を十分に伝えるために提供されるものである。なお,明細書全体に亘って同一の部材に対しては同一の符号を付する。
図1は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の一つの実施形態の平面を示す図である。半導体ストリップの切断装置1000は,一般に,検査が終わって搬出される半導体パッケージがトレイに積載される形態に応じて,ボールダウンタイプ又はボールアップタイプに分けられ,半導体の製造企業に応じて以後の工程やストリップの保管などにおいて相違点があり得るため,最終的にトレイに半導体パッケージがボールアップ状態で積載されるか,あるいは,ボールダウン状態で積載される。また,供給される半導体ストリップがボールアップ状態で供給されるか,あるいは,ボールダウン状態で供給されるかに応じて相違点があり得るが,図1以下の図面においては,切断の対象となる半導体ストリップがボールアップ状態で供給されることを想定して説明する。
本発明による半導体ストリップの切断装置1000は,半導体ストリップがマガジン内に引き込まれた状態で配設されるオンローダー部100と,前記半導体ストリップSを前記マガジンMから前記オンローダー部100の外部に排出するためのプッシャー110又はドロワー220と,前記プッシャー110又はドロワー220により引き出された半導体ストリップSが載置されるインレットレール210と,前記インレットレール210の上に載置された前記半導体ストリップSを真空吸着して前記半導体ストリップのモールド面が下方を向いた状態でチャックテーブルに移送するストリップピッカー230と,前記ストリップピッカー230により供給された半導体ストリップを引き受けて前記チャックテーブル250の上において複数の半導体パッケージに切断し,前記切断された複数の半導体パッケージの上面を,洗浄水を用いて洗浄する切断装置200と,前記切断装置200により切断されて上面の洗浄が終わった複数の半導体パッケージを全て一括して真空吸着し,前記真空吸着された半導体パッケージを,洗浄装置280を経て乾燥装置に移送するユニットピッカー270と,前記ユニットピッカー270により真空吸着された状態で前記半導体パッケージの下面を洗浄する洗浄装置280と,前記洗浄装置280において洗浄された後に前記ユニットピッカー270により引き渡される前記半導体パッケージを吸着する吸着プレート310と,を備え,前記吸着プレート310は,XY平面の上においてX軸方向又はY軸方向に沿って移動可能であり,前記XY平面上のY軸を基準として半導体パッケージの収納方式又は必要に応じて回転可能な乾燥装置300と,前記乾燥装置300の吸着プレート310の移動経路に配置され,前記吸着プレート310の移動方向に対してXY平面内において垂直方向に移動しながら前記半導体パッケージを検査する第1のビジョンユニット410と,半導体パッケージが積載されるための積載溝431a,431bと,半導体パッケージが積載されていない非積載部がX軸及びY軸の方向に沿って交互に形成され,前記吸着プレート310に吸着された半導体パッケージが前記積載溝431a,431bに内に引き渡されて積載された後,Y軸方向に沿って互いに別々に搬送可能な第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bと,前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bの積載溝431a,431b内に積載された半導体パッケージを検査する第2のビジョンユニット420及び前記半導体パッケージの検査結果に基づいて半導体パッケージをX軸方向に搬送して振り分けて収納する振り分け装置500を備えていてもよい。
前記オンローダー部100から切断の対象となる半導体ストリップが供給されてもよい。切断の対象となる半導体ストリップSは,複数の半導体パッケージがX軸及びY軸の方向に沿ってマトリックス状に配列された長い四角形の資材であってもよく,その長手方向及びX軸方向が平行になるように前記切断装置200に供給されてもよい。
また,前記オンローダー部100には,複数の切断の対象となる半導体ストリップがマガジンMに搭載されて供給されてもよく,オンローダー部100のプッシャー110が順次に半導体ストリップを前記切断装置200側に推進すると,X軸方向に推進された半導体ストリップは半導体ストリップを案内するために配設される切断装置200のインレットレール210の内側に導入され,導入された半導体ストリップをX軸方向に牽引するドロワー220が,半導体ストリップの先端を把持してストリップピッカー230が,切断の対象となる半導体ストリップをピックアップする個所に搬送させる。
前記ストリップピッカー230は,前記ストリップがX軸方向に搬送可能なように,駆動手段が配設されたX軸方向に設けられたガイドフレーム240に取り付けられてもよい。
切断の対象となる半導体ストリップをピックアップしたストリップピッカー230は,チャックテーブル250に半導体ストリップを運搬する。
前記チャックテーブル250は,XY平面の上において任意の位置に移動可能であり,Z軸を中心として回転可能なように構成されてもよく,前記チャックテーブル250に吸着された半導体ストリップは少なくとも一つのカッター260により個別の半導体パッケージに切断される。図1に示す実施形態においては,例えば,カッター260が二つの切断刃を有する場合が示されている。なお,図1及び本発明の実施形態においては一つのチャックテーブル250が配設される場合が示されているが,作業速度(UPH:Unit Per Hour)などの向上のために二つ以上配設されてもよい。
前記チャックテーブル250に吸着された半導体ストリップは,前記カッター260が前記チャックテーブル250と相対的に変移される過程において個別の半導体パッケージに切断されてもよく,切断済みの複数の半導体パッケージはユニットピッカー270により一括してピックアップされて搬送されてもよい。
前記ユニットピッカー270は,複数の半導体パッケージを一括して真空吸着してピックアップして洗浄装置280及び後述する乾燥装置300に搬送し,洗浄工程及び乾燥工程を行ってもよい。前記洗浄装置280には,洗浄液又は圧縮空気などが噴射されるための複数の噴射口281を配設されてもよい。前記噴射口281は,ユニットピッカー270の幅方向に複数配設されてもよい。
前記ユニットピッカー270によりピックアップされて前記洗浄装置280において洗浄された複数の半導体パッケージは,半導体パッケージ検査部400を構成する乾燥装置300の上に吸着されてもよい。
上述したように,搬出される半導体ストリップがトレイに積載される形態に応じて,ボールダウンタイプ(「ボール又はリード面が下方を向いた状態,モールド面が上方を向いた状態」と定義する。)又はボールアップタイプ(「ボール又はリード面が上方を向いた状態,モールド面が下方を向いた状態」と定義する。)に分けられ,切断の対象となる半導体ストリップは,ボールアップ状態又はボールダウン状態で供給されてもよく,図1以下の実施形態においては,説明の便宜のために,切断の対象となる半導体ストリップがボールアップ状態で供給されることを想定する。
このため,ボールアップ状態で供給される半導体ストリップを切断,洗浄,乾燥及び検査して搬出する場合,搬出される半導体パッケージがボールダウン状態で搬出されるためには,半導体ストリップを切断,洗浄,乾燥及び検査して搬出する過程において半導体パッケージが少なくとも一回180°フリッピング(回転)されなければならない。
図1は,具体的に,ボールアップ状態の半導体ストリップを供給された後に半導体パッケージをボールダウン状態で搬出する半導体ストリップの切断装置1000を示す図である。
図1に示すように,本発明による半導体ストリップの切断装置1000は,別途のフリッパーを備えることなく,洗浄済みの半導体パッケージを乾燥するための乾燥装置300を用いて半導体パッケージをフリッピングさせる。
具体的に,前記乾燥装置300を構成する吸着プレート310がXY平面上のY軸を基準として180°回転した後,吸着プレート310に吸着されて乾燥の終わった半導体パッケージをZ軸方向に対する相対運動を介して前記第1の整列テーブル又は第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記半導体パッケージの上下面を反転させることができる。
一般に,乾燥装置300は,熱線が埋め込まれて乾燥過程を行うことができ,本発明による半導体ストリップの切断装置1000は,乾燥装置300にフリッピング機能及び搬送機能をさらに設けてもよい。
前記半導体パッケージ検査部400は,洗浄済みの前記半導体パッケージを乾燥するためのヒーター(図示せず)を有する乾燥装置300を備え,前記切断装置200において切断された半導体パッケージは,前記ユニットピッカー270により前記乾燥装置300に搬送される。
前記乾燥装置300に搬送された半導体パッケージは,前記乾燥装置300に配設された電熱ヒーターなどにより乾燥される。
前記半導体パッケージ検査部400は,切断及び洗浄の行われた半導体パッケージの上面(モールド面)及び下面(ボール面又はリード面)を撮像して半導体パッケージ検査を行うことができる。
前記半導体パッケージの上面を検査する半導体パッケージ上面検査は,半導体パッケージモールド材上のマーキング検査であってもよく,半導体パッケージ下面検査は,半導体パッケージのボール又はリード線などの間隔又は短絡などの不良を判断するための検査であってもよい。
切断,洗浄及び乾燥の行われた半導体パッケージは,それぞれビジョンユニットによる撮像イメージにより上面検査及び下面検査が行われてもよい。
本発明による半導体ストリップの切断装置1000を構成し,切断工程,洗浄工程及び乾燥工程が行われた半導体パッケージの検査のために半導体パッケージの上面及び下面が撮像されて検査される半導体パッケージ検査部400は,半導体パッケージの上面及び下面の上方の撮像のための第1のビジョンユニット410及び下方の撮像のための第2のビジョンユニット420を備え,前記第1のビジョンユニット410は,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちのいずれか一方の面を撮像し,前記第2のビジョンユニット420は,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちの他方の面を撮像するように構成されてもよい。
また,図1に示すように,前記第1のビジョンユニット410は,前記半導体パッケージ検査部400においてY軸方向に搬送可能なように配設され,前記第2のビジョンユニット420は,前記半導体パッケージ検査部400においてX軸方向に搬送可能なように配設されてもよい。
特定のビジョンユニットがX軸又はY軸方向に搬送可能に搬送されるように,それぞれのビジョンユニットは,それぞれX軸又はY軸方向に配置されたビジョン駆動手段に取り付けられてもよい。
しかしながら,乾燥装置300などに吸着された半導体パッケージはXY平面の上に配置されるため,第1及び第2のビジョンユニットがY軸(X軸)方向に搬送可能なように配設される場合には,撮像の対象となる半導体パッケージがピックアップ又は吸着される乾燥装置300又は後述する整列テーブルなどはX軸(Y軸)方向に搬送可能なように配設されてもよい。
また,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400は,Y軸方向に平行に搬送可能であり,Z軸を中心として回転可能な少なくとも一つの整列テーブルを備えていてもよい。
図1に示す実施形態において,前記乾燥装置300に吸着されて上方向の撮像が終わった半導体パッケージは前記整列テーブルに搬送されて積載され,前記整列テーブルに積載された状態で前記第2のビジョンユニット420により下方撮像が行われてもよい。
半導体パッケージを切断,洗浄,乾燥及び撮像する間に半導体パッケージのフリッピング(回転)工程を経ないならば,切断された半導体パッケージの積載方式(ボールアップ積載方式,ボールダウン積載方式)を変更してもよい。
このため,図1に示す実施形態においては,ユニットピッカー270により搬送されて前記乾燥装置300の吸着部に吸着された半導体パッケージが乾燥装置の回転によりフリッピング及びX軸方向に搬送されて前記整列テーブルに積載される方式が採用可能である。
前記乾燥装置300を構成する吸着プレート310の上面及び下面に半導体パッケージが吸着される第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ配設され,前記ユニットピッカー270により搬送された半導体パッケージは,前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部に順次に分配されて吸着されてもよい。
この場合,前記ユニットピッカー270により搬送された前記半導体パッケージの一部を前記第1の吸着部に吸着させ,前記吸着プレート310を,Y軸を基準として回転させることにより,前記ユニットピッカーに吸着された残りの半導体パッケージを前記第2の吸着部に順次に分配して吸着させ,前記ユニットピッカー270は,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口と連通された第1の空圧ラインと,前記第2の吸入口と連通され,前記第1の空圧ラインと区分された第2の空圧ラインと,前記第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインに選択的に真空圧(吸入圧又は負圧)を印加するための真空手段と,を備えていてもよい。
ユニットピッカーは,具体的に,図8(d)に示す吸着プレートの構造を有してもよい。前記ユニットピッカーについては,後述する。
前記ユニットピッカー270にピックアップされた半導体パッケージのうちの一部は,前記乾燥装置300の上方向に配置された第1の吸着部に吸着され,前記ユニットピッカー270にピックアップされた半導体パッケージのうちの残りは,前記乾燥装置300が回転した後に上方向に配置された第2の吸着部に吸着されてもよい。
前記乾燥装置300は,一側方向の軸に沿って移動可能なように設けられ,前記吸着プレート310が回転可能に取り付けられる移動フレーム320と,前記吸着プレート310の内に設けられて,前記吸着プレートの吸入口に吸着された前記半導体パッケージに熱を加えて乾燥する電熱ヒーター(図示せず)及び前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記吸着プレート310の上面又は前記半導体パッケージの上面や側面に存在する水気を除去するブロワー(図示せず)を備えていてもよい。
電熱ヒーターだけで乾燥すれば,乾燥にかかる時間が長引く虞があるため,乾燥時間を最小化させるために,吸着プレート310の上面及び下面に吸着された半導体パッケージの水気の除去のためのブロワー(図示せず)が乾燥装置300の上部及び/又は下部に配設されてもよい。
前記乾燥装置300が回転する場合であれば,前記ブロワーは前記乾燥装置300の上部及び下部のうちのいずれか一方又は両方に配設されてもよいが,前記乾燥装置が回転しない場合であれば,前記ブロワーは前記半導体パッケージが吸着された面(上部)にしか配設されなくてもよい。
前記ユニットピッカー270により搬送された複数の半導体パッケージを吸着プレート310の第1の吸着部及び第2の吸着部に分配して順次に供給する方法については,後述する。
半導体パッケージは,乾燥装置300に据置及び吸着された後にフリッピングされて第1のビジョンユニット410により上面及び下面のうちの一方の面が撮像され,前記整列テーブルに積載された状態で第2のビジョンユニット420により上面及び下面のうちの他方の面が撮像されてもよい。
すなわち,図1の実施形態によれば,切断された半導体パッケージは乾燥装置にモールド面が吸着されてボールアップ状態で据え置かれているため,第1のビジョンユニット410は,半導体パッケージのボール面又はリード面を撮像し,整列テーブルにはボール面が下方を向くように吸着されてボールダウン状態で積載される。このため,整列テーブルに積載された状態では,第2のビジョンユニット420により半導体パッケージのモールド面を検査することができる。
また,図1に示す実施形態は,オンローダー部100から半導体ストリップがボールアップ状態で供給され,前記半導体パッケージ検査部400の乾燥装置300によりボールダウン状態で前記整列テーブルに積載されるため,後述する搬出トレイに積載された状態はボールダウン状態であってもよい。
このため,図1に示す半導体ストリップの切断装置1000は,ボールアップ状の半導体ストリップを切断してボールダウン状に搬出するボールダウンタイプの半導体ストリップの切断装置1000であるといえる。
図1に示す実施形態における前記乾燥装置300の構造及び作動については,後述する。
図1に示す本発明による半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400には,第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bがそれぞれ配設される。
前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bがそれぞれ配設されず,一つの整列テーブルに二つの積載領域が設けられる場合,第1の積載領域に半導体パッケージが積載された後にも第2の積載領域に残りの半導体パッケージが積載されるまでは後続工程(第2のビジョンユニットによる検査,トレイへの積載)を行うことができないため,装備の処理速度(UPH)の向上のために二つの整列テーブルを備えてそれぞれ別々に駆動できるようにした。
図1の実施形態によれば,前記乾燥装置300の吸着プレート310の上面及び下面にそれぞれ吸着部(向かい合うように形成された第1の吸着部及び第2の吸着部)が配設され,前記ユニットピッカー270によりピックアップされた半導体パッケージが第1の吸着部及び第2の吸着部に分配されて吸着され,第1の吸着部に吸着された半導体パッケージは吸着プレート310が回転して第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bのうちのいずれか一方の整列テーブルに積載され,第2の吸着部に吸着された半導体パッケージは第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bのうちの他方の整列テーブルに積載されてもよい。
このため,このような構成により切断後にユニットピッカー270によりピックアップされた複数の半導体パッケージは,前記乾燥装置300を構成する吸着プレート310の第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ上方向位置にあるときに半導体パッケージを分配し,第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ下方向に回転した状態でそれぞれ第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bの上に半導体パッケージを供給する。
前記吸着プレート310及び整列テーブルは,吸着プレート310の回転過程又は相互の搬送過程において干渉を防がなければならないため,搬送軌跡は所定の高さ差を有してもよく,半導体パッケージを移送する過程においてZ軸方向に対する相対運動を介して,例えば,前記整列テーブルが昇降されて半導体パッケージが引き渡される方法が用いられる。
前記乾燥装置300及び前記整列テーブル430の構造及び作動については,同出願人の大韓民国特許公報2005−0058555号及び大韓民国特許公報2007−0006639号に詳細に紹介されている。
上述したように,前記第1のビジョンユニット410は,前記乾燥装置300を構成する吸着プレート310の第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ下方向に回転した状態でそれぞれの吸着部に吸着された半導体パッケージの上面及び下面のうちのいずれか一方の面を撮像することができ,図1に示す実施形態においては,半導体パッケージがボールアップ状態で供給されるため,前記第1のビジョンユニット410は,前記第1の吸着部及び第2の吸着部にそれぞれ吸着された半導体パッケージの下面(ボール面又はリード面)を撮像することができる。
図1に示す実施形態において,前記半導体パッケージ検査部400は,Y軸方向に平行に搬送可能であり,Z軸を中心として回転可能な第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bを備える。それぞれの第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bは,Y軸方向に搬送可能なようにY軸方向に設けられた第1の整列テーブル駆動手段610及び第2の整列テーブル駆動手段620に取り付けられてもよい。
前記第1の整列テーブル駆動手段610及び第2の整列テーブル駆動手段620によりY軸方向にそれぞれ別々に搬送可能な前記第1の整列テーブル430a及び前記第2の整列テーブル430bに積載された半導体パッケージの上面(モールド面)は,X軸方向に配置されたビジョン駆動手段425に取り付けられた第2のビジョンユニット420により撮像可能である。
このため,前記乾燥装置の吸着プレート310がXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニット410を用いて前記吸着プレート310に吸着された半導体パッケージのボール面又はリード面を検査し,ボール面又はリード面の検査が終わった前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bの積載溝431a,431b内に積載した後に前記第2のビジョンユニット420を用いて前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bに積載された前記半導体パッケージのモールド面を検査することが可能になる。
図1に示す半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400は,向かい合う第1の吸着部及び第2の吸着部を有する吸着プレート310を介して洗浄済みの半導体パッケージがピックアップされた一つのユニットピッカー270からそれぞれ上方向を向くように回転した吸着部に順次に半導体パッケージが供給されて据置及び吸着された後に吸着プレート310が回転し,吸着部が下方を向くように回転すれば,第1のビジョンユニット410により半導体パッケージの下面(ボール面又はリード面)が撮像された後に整列テーブルに据え置かれた状態で前記第2のビジョンユニット420により半導体パッケージの上面(モールド面)が撮像されて半導体パッケージの乾燥工程及び検査工程が終了する。
前記第2のビジョンユニット420により撮像された前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bの上に積載された半導体パッケージは,検査結果の良否に応じてX軸方向に搬送可能なように配設された一対のソートピッカー560,580により選択的にピックアップされて振り分け装置500を構成する搬出トレイ510又は530に搬出されてもよい。
前記振り分け装置500は,前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bに積載された前記半導体パッケージを別々にピックアップして前記検査の結果に基づいて順次に振り分けて搬送する少なくとも一つ以上のソートピッカーと,前記ソートピッカーにピックアップされた前記半導体パッケージが前記検査の結果に基づいて振り分けられて収納されるための多数の積載溝と,を備え,一側方向に搬送可能な搬出トレイを備えていてもよい。
前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bに積載された前記半導体パッケージは,前記ソートピッカーによりピックアップされて前記半導体パッケージの一方の面が前記第1のビジョンユニットにより検査され,前記検査の結果に基づいて前記搬出トレイに振り分けられてもよい。
また,前記トレイの積載溝のうちの少なくとも二つの積載溝に前記半導体パッケージ又は検査用治具を積載し,前記ソートピッカーがそれぞれの前記半導体パッケージ又は前記検査用治具をピックアップした状態で前記第1のビジョンユニット410に移動して撮像することにより,既に入力されたピッチ情報及び実際の移動距離を比較して前記トレイの各積載溝別の正確な位置値を把握する3ポイント検査を行うことができる。
好ましくは,3ポイント検査は,トレイの4つの周縁のうちの3つの周縁の積載溝に半導体パッケージ又は検査用治具を載置し,これをソートピッカーを用いてそれぞれピックアップして検査することがトレイのアライン状態を把握する上で一層効率的である。トレイのアライン状態は,既知のトレイの情報,積載溝の数,ピッチ情報などに基づいてトレイの正確な位置値が得られる。
それぞれのソートピッカー560,580は,複数の半導体パッケージを一括してピックアップ可能なようにピックアップユニット561,581がX軸方向に複数並設されてもよい。
複数の前記ピックアップユニット561,581は,それぞれ別々に駆動可能なように構成されてもよい。
図1に示す実施形態において,二つの第1のソートピッカー560及び第2のソートピッカー580が平行に搬送可能なように配設されてもよい。それぞれの第1のソートピッカー560及び第2のソートピッカー580は,第1のソートピッカー駆動手段650及び第2のソートピッカー駆動手段660にそれぞれX軸方向に搬送可能なように取り付けられてもよい。
図1に示す実施形態において,それぞれの整列テーブル430a,430bに前記吸着プレート310から半導体パッケージが供給される時点では,前記整列テーブル430a,430bの長手方向はY軸方向であるが,それぞれのソートピッカーにはピックアップユニットがX軸方向に複数並設されるため,前記整列テーブル430a,430bに据え置かれた前記半導体パッケージが前記ソートピッカー560,580によりピックアップされる前に前記整列テーブル430a,430bは長手方向がX軸方向になるように回転してもよい。このようにして,半導体ストリップの切断装置1000が占める面積を最小化させることができる。
このため,図1に示す半導体ストリップの切断装置1000は,ボールアップ状態で供給される半導体ストリップに対して切断,洗浄,乾燥,撮像検査を行った後にボールダウン状態の半導体パッケージとして搬出することができる。
前記振り分け装置500には,良品の半導体及び不良品の半導体をそれぞれ収容するための第1の搬出トレイ510及び第2の搬出トレイ530が配設されてもよい。
第1の搬出トレイ510及び第2の搬出トレイ530は,それぞれ良品の半導体及び不良品の半導体を積載して搬出するために配設されてもよく,それぞれの搬出トレイに半導体パッケージが全て積載されれば,当該トレイを搬出し,新たなトレイを供給するためのトレイピッカー570を備えていてもよい。
図2は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の乾燥装置300を半導体パッケージ検査部400に組み付ける過程を示す図であり,図3は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の乾燥装置300が半導体パッケージ検査部400に取り付けられて作動する状態を示す図である。
図1に示す本発明による半導体ストリップの切断装置1000の振り分け装置500は,良品の半導体が積載されたトレイ又は不良品の半導体が積載されたトレイを搬送するためのトレイピッカー570を備えていてもよく,前記トレイピッカー570は,ガイドフレームの上に配設されたトレイピッカー駆動手段575によりX軸方向に搬送されてもよい。
前記トレイピッカー570及び前記乾燥装置300は,両者ともX軸方向に搬送されるが,それぞれ別々に駆動されるようになっている。
このため,乾燥装置300を構成する吸着プレート310を搬送するためのプレート駆動手段330及びトレイピッカー駆動手段575を同じガイドフレーム内に配設する場合に駆動部品同士の干渉問題が引き起こされる虞があるため,それぞれの駆動手段は異なる位置及び異なる高さに配設されることが好ましい。
上述したように,前記乾燥装置300は,吸着プレート310の回転機能及び搬送機能を有していてもよい。
図2及び図3に示すように,吸着プレート310は,乾燥装置300の一方の側に配設されたプレート駆動手段330によりX軸方向に往復動可能な構造を有する。
図2に示すように,前記プレート駆動手段330は,モータ(図示せず),ボールスクリュー331及びボールスクリューナット333により構成されてもよいが,駆動手段はこれに何ら限定されない。
また,前記乾燥装置300の一方の側には第1の搬送レール360が配設され,前記乾燥装置300の他方の側に配設される前記プレート駆動手段330は,第2の搬送レール340に収容されて駆動及び搬送過程を案内してもよい。
前記第1の搬送レール360は,取り付け部材370などを介して前記ガイドフレーム670の下部に取り付けられてもよい。
前記第1の搬送レール360が前記ガイドフレーム670の下部に取り付けられる理由は,前記ガイドフレーム670は,上述したように,トレイピッカー570を駆動するためのトレイピッカー駆動手段575が取り付けられ,トレイピッカー570の搬送を案内する構成要素であるため,部品同士の干渉可能性を極力抑えて後述するボールアップタイプの半導体ストリップの切断装置1000に付設される整列テーブルピッカー460(図4を参照すること)及びその駆動手段間の干渉を防ぐためである。この詳細については,後述する。
前記乾燥装置300は,プレート駆動手段330によりX軸方向に往復動可能であり,回転駆動ユニット350を備えて移動中に回転可能である。
前記乾燥装置300は,吸着プレート310を回転可能に支持する移動フレーム320を備えていてもよく,前記移動フレーム320の一方の側に前記回転駆動ユニット350が配設されて前記乾燥装置300のX軸方向の搬送過程とは独立して前記吸着プレート310を回転させることができる。
このような方法により,前記吸着プレート310は,X軸方向に搬送されるとともに,それぞれの整列テーブルに半導体パッケージを移送する過程において回転駆動される。
前記乾燥装置300及び整列テーブルの構成及び作動については,大韓民国特許公報2005−0058555号及び大韓民国特許公報2007−0006639号などに詳細に紹介されているため,その詳細な説明は諸略する。
図4は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の他の実施形態の平面図であり,図5は,図4に示す半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400を構成する乾燥装置300及び整列テーブルピッカー460の斜視図である。ここで,図1から図3に基づく説明と重複する説明は省略する。
図1に示す実施形態は,ボールアップ状態の半導体ストリップが供給されて切断,洗浄,乾燥,撮像検査が行われた後にボールダウン状態で半導体パッケージが搬出される半導体ストリップの切断装置1000に関するものである。もちろん,反対の場合にも適用可能である。なお,図1に示す実施形態は,半導体ストリップが個別の半導体パッケージに切断された後に少なくとも一回フリッピングされる方式により工程が行われてもよい。
これに対し,図4に示す実施形態は,フリッピングが行われない方式の半導体ストリップの切断装置1000に関するものである。このため,ボールアップ状態(又は,ボールダウン状態)の半導体ストリップが供給されて切断工程が行われた後にボールアップ状態(又は,ボールダウン状態)の半導体パッケージが搬出されてもよい。
このため,図4に示す半導体ストリップの切断装置1000の乾燥装置300は,フリッピング機能が不要であるため,ユニットピッカー270により搬送された半導体パッケージが乾燥装置300の吸着プレート310に吸着されて乾燥工程が行われてもよい。
図4に示す半導体ストリップの切断装置1000の場合にも,乾燥済みの半導体パッケージの上面検査及び下面検査が行われなければならない。
図1に示す実施形態においては,半導体パッケージが吸着された吸着プレート310がフリッピングされた状態で第1のビジョンユニット410により撮像され,乾燥装置300がX軸方向に移動して整列テーブル側に半導体パッケージを搬送しているが,図4に示す半導体ストリップの切断装置1000には,整列テーブル430a,430bに半導体パッケージを搬送するための別途の整列テーブルピッカー460が配設されてもよい。
前記整列テーブルピッカー460は,X軸方向に沿って移動可能なように配設され,前記乾燥装置の吸着プレート310に吸着された半導体パッケージをピックアップして前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bの積載溝431a,431bに積載し,前記整列テーブルピッカー460は,前記吸着プレート310に吸着された前記半導体パッケージの全体を一括して又は二回に亘ってピックアップするが,前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bに順次に二回に亘って積載するように構成されてもよい。
前記整列テーブルピッカー460又は前記吸着プレート310は,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口と連通された第1の連通ラインと,前記第2の吸入口と連通され,前記第1の連通ラインと区分された第2の連通ラインと,前記第1の連通ライン及び第2の連通ラインに選択的に真空圧を印加するための真空手段と,を備えていてもよい。ここで,それぞれの連通ラインとは,分配部材(図8における313を参照すること)の分配流路(図8における314を参照すること)においてそれぞれの吸入口を連結する流路のことをいう。この場合,吸着プレート310の一方の面(例えば,上面)にのみ半導体パッケージが吸着されているため,吸着プレート310の他方の面(例えば,下面)には,空圧の流失を極力抑えるために,図8に示す遮蔽部材317又はボルトなどの締付部材317’などを用いて遮蔽して,両空圧流路から印加される空圧を吸着部材の上部の分配流路側にのみ導いてもよい。
例えば,それぞれの吸入口側に空圧を印加するために配設される真空手段は,第1の空圧ラインを介して真空圧を印加し,第1の分配部材において分配された空圧は,吸入口と連通された第1の連通ラインにより真空引きされ,このような方式により,必要に応じて,第1の吸入口又は第2の吸入口に選択的に真空圧が印加可能である。
図1のユニットピッカーと同様に,前記整列テーブルピッカー460又は前記吸着プレート310は,具体的に,図8(d)に示す吸着プレートの構造を有してもよい。
図4に示す本発明による半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400は,Y軸方向に搬送可能なように配設された少なくとも一つの整列テーブル及び前記乾燥装置300において乾燥された半導体パッケージをピックアップして前記整列テーブルに搬送する整列テーブルピッカー460をさらに備え,前記整列テーブルピッカー460によりピックアップされた半導体パッケージは,前記第1のビジョンユニット410により半導体パッケージの上面又は下面が撮像された後に前記整列テーブル430a又は430bに積載されてもよい。
図4に示す実施形態においては,半導体ストリップの切断のための全体の工程において半導体パッケージをフリッピングさせる過程が行われないため,半導体パッケージの上面検査及び下面検査を共に行うためには,乾燥済みの半導体パッケージが搬送される過程において第1のビジョンユニット410により半導体パッケージの上面又は下面の検査が行われても良い。
図4の実施形態によれば,ボールアップ状態で供給された半導体ストリップに対して切断及び乾燥が行われた後に,前記乾燥装置300にボールアップ状態で吸着された半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカー460を用いてピックアップした状態で前記半導体パッケージのモールド面を前記第1のビジョンユニット410を用いて検査し,検査済みの前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bの積載溝内に引き渡して前記第2のビジョンユニット420を用いて前記第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bに積載された前記半導体パッケージのボール面又はリード面を検査することができる。
あるいは,前記乾燥装置300の吸着プレート310がXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニット410を用いて前記吸着プレート310に吸着された前記半導体パッケージのボール面又はリード面を検査し,前記吸着プレート310をXY平面上のY軸を基準として180°再回転させた後,検査済みの前記半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカー460を用いてピックアップし,ピックアップされた状態で前記第1のビジョンユニットを用いて前記半導体パッケージのモールド面を検査することもできる。
この実施形態においては,乾燥装置が半導体パッケージをフリッピングさせずに乾燥機能のみを行うため,最終的なトレイには半導体パッケージがボールアップ状態で積載される。
このため,図4に示す実施形態においては,乾燥装置300が半導体パッケージの整列テーブルへの搬送に関与しないため,別途の整列テーブルピッカー460を備える。
前記整列テーブルピッカー460は,第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bにそれぞれ半導体パッケージを搬送できるようにX軸方向に移動可能なように配設されてもよい。
前記整列テーブルピッカー460は,一側方向の軸に沿って設けられるガイドフレーム670及び前記ガイドフレーム670の上に着脱自在に取り付けられて前記整列テーブルピッカー460を移動させるための整列テーブルピッカー駆動手段465を備え,前記乾燥装置の一方の側は,前記ガイドフレーム670の下部に敷設された第1の搬送レール360に連結され,前記乾燥装置300の他方の側は,第2の搬送レール340に連結されて前記整列テーブルピッカー駆動手段465及び前記プレート駆動手段330の間に干渉や衝突が生じることが防がれる。
前記整列テーブルピッカー460をX軸方向に駆動するための整列テーブルピッカー駆動手段465は,前記トレイピッカー570を駆動するためのトレイピッカー駆動手段575が取り付けられるガイドフレーム670に取り付けられてもよい。
具体的に,前記ガイドフレーム670にボールスクリュー及びモータなどを取り付ける方法が利用可能である。
前記整列テーブルピッカー460は,前記吸着プレート310から前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bに半導体パッケージを搬送することから,搬送範囲がトレイピッカー570の搬送範囲とは重なり合わないため,一つのガイドフレーム670に区間別に整列テーブルピッカー駆動手段465及びトレイピッカー駆動手段575を取り付けて整列テーブルピッカー460及びトレイピッカー570をそれぞれ別々に駆動することができる。
このため,半導体ストリップの種類又はユーザーの要求などに応じて,ボールアップ状態の半導体ストリップが供給されてボールダウン状態の半導体パッケージを搬出する半導体ストリップの切断装置1000をボールアップ状態の半導体ストリップが供給されてボールアップ状態の半導体パッケージを搬出するボールアップタイプの半導体ストリップの切断装置1000に切り換えようとする場合,前記整列テーブルピッカー460(及びその駆動手段)を前記ガイドフレーム670に取り付け,前記乾燥装置300は,単純乾燥用に使用可能である。
また,前記整列テーブルピッカー460が取り付けられた状態でも,前記乾燥装置300と前記整列テーブルピッカー460との間に干渉が生じない程度の空間的な余裕があれば,整列テーブルピッカー460を取り付けたり取り外したりしなくても,ボールアップ状態の半導体ストリップを個別の半導体パッケージに切断した後にボールダウン状態で排出するボールダウンタイプで半導体ストリップの切断装置1000を用いることができる。
すなわち,本発明の実施形態においては,乾燥装置の駆動手段であるプレート駆動手段330を装備の前段に配置し,整列テーブルピッカー駆動手段465はガイドフレーム670の内部に配設することにより,乾燥装置300と整列テーブルピッカー460との間に干渉が生じることが防がれるため,半導体ストリップの切断装置のタイプの切り換えに際して特定の部品などの取り付けや取り外しなどの煩雑な取り替え作業を行う必要がないという効果が奏される。
また,図示はしないが,整列テーブルピッカー460の駆動手段がガイドフレーム670の上に配設されることなく,装備の上面や上部側に配設されてもよい。さらに,乾燥装置300は,整列テーブルピッカー460の下端部に配置することにより,乾燥装置300及び整列テーブルピッカー460が互いに干渉なしに駆動可能である。
前記整列テーブルピッカー460により前記乾燥装置300から前記整列テーブルへと半導体パッケージが搬送された後の工程は,図1に示す半導体ストリップの切断装置1000と同様であるため,重複する説明は省略する。
図6は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の他の実施形態の平面図である。ここで,図1から図5に基づく説明と重複する説明は省略する。
前記乾燥装置300の第1の吸着部及び前記第2の吸着部のうちのいずれか一方の吸着部に据え置かれた半導体パッケージの上面又は下面は,当該吸着部が下方を向くように回転した状態で前記第1のビジョンユニット410により撮像検査可能である。
図6に示す実施形態においては,図1及び図4に基づいて説明した実施形態とは異なり,ユニットピッカー270によりピックアップされて洗浄された複数の半導体パッケージが吸着プレート310の第1の吸着部及び第2の吸着部に分配されて据え置かれ,前記吸着プレート310において乾燥過程が行われるとともに,第1のビジョンユニット410により半導体パッケージの上面又は下面の検査が行われた後に,前記整列テーブルピッカー460により前記吸着プレート310の第1の吸着部及び第2の吸着部に据え置かれた半導体パッケージをそれぞれ第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bに搬送し,第1のソートピッカー560及び第2のソートピッカー580により前記第1の整列テーブル430a及び第2の整列テーブル430bの上に据え置かれた半導体パッケージをピックアップした状態で,再び前記第1のビジョンユニット410を用いてソートピッカーによりピックアップされた半導体パッケージの下面又は上面を撮像して検査している。
すなわち,図6の実施形態によれば,ボールアップ状態で切断した後に,乾燥装置にはモールド面が吸着されてボールアップ状態で据え置かれており,吸着プレート310の上面及び下面にそれぞれ半分ずつ積載してフリッピングする間に第1のビジョンユニット410を用いて半導体パッケージのボール面を撮像しながら十分な乾燥時間を確保し,再びフリッピングさせて残りの半導体パッケージのボール面の検査を行う。吸着部を180°毎に二回回転させることにより360°回転し,最初に吸着プレート310に吸着させた状態に戻る。より具体的には,ユニットピッカー270が吸着プレート310の第1の吸着部に半導体パッケージの一部を据え置き,フリッピングされた吸着プレート310の第2の吸着部に残りの半導体パッケージを据え置く間に,第1の吸着部に据え置かれた半導体パッケージは十分な乾燥時間を確保しながら第1のビジョンユニット410を用いてボール面を撮像することができ,第2の吸着部に半導体パッケージが据え置かれた後には再びフリッピングさせて第2の吸着部に据え置かれた残りの半導体パッケージに対して第1のビジョンユニット410を用いてボール面の撮像を行いながら,残りの半導体パッケージに対する乾燥が行われる。第2の吸着部に吸着された半導体パッケージのボール面を撮像する間に第1の吸着部に吸着された半導体パッケージを,整列テーブルピッカー460を用いてピックアップして第1の整列テーブル430a又は第2の整列テーブル430bに搬送することができる。
一方,Y軸方向に搬送可能なように配設される前記第1のビジョンユニット410をソートピッカー560,580の作業領域まで搬送可能なように備えてソートピッカーによりピックアップされた半導体パッケージの下面検査(ボール検査又はリード検査),上面検査(モールド検査又はマーキング検査)又はソートピッカーによるトレイの3ポイントアラインメント検査を前記第1のビジョンユニット410を用いて行うことができる。
このとき,ソートピッカーによるトレイの3ポイントアラインメント検査は,トレイの積載溝(好ましくは,周縁)のうち少なくとも三つの地点にパッケージ形状の治具(又は,パッケージ)を積載した後に,ソートピッカーが治具をピックアップした後,第1のビジョンユニット410があるところまで移動して撮像することにより行われる。
複数回の繰り返し撮影により三つの地点のオフセット値(X,Y,θ)及びトレイのセンターを求め,既知のトレイ情報,積載溝の数及びピッチ情報を用いてマトリックス構造の各積載溝の正確な位置値を求める方法により行われる。しかしながら,トレイの3ポイントアラインメント検査は必ずしも三つの地点に制限されるものではなく,且つ,その検査領域が周縁の地点に制限されることもない。
一方,前記第1のビジョンユニット410をY軸方向に移動させるために配設される駆動手段415の移動範囲は,前記ソートピッカー560,580又は整列テーブルピッカー460のX軸方向の移動範囲を横切る程度に確保されることが好ましい。
要するに,前記第1のビジョンユニット410のY軸方向の移動範囲は,前記ソートピッカー560,580又は整列テーブルピッカー460のX軸方向の移動範囲とXY平面の上に交差点が存在しなければ,上述した効果が得られないことを意味する。
複数(二つ)のソートピッカー560,580が平行にX軸方向に移動可能なように配設される場合,前記第1のビジョンユニット410のY軸方向の移動範囲は,図1と,図4及び図6に示す本発明による半導体ストリップの切断装置でのように,複数のソートピッカーのX軸方向の移動範囲とそれぞれXY平面の上において複数の交差点が存在するように移動範囲を設定することが好ましい。
上述したように,パッケージをピックアップした状態での第1のビジョンユニット410を用いた検査は,ソートピッカー560,580が半導体パッケージをトレイに積載する過程において行われることだけではなく,整列テーブルピッカー460が整列テーブルに半導体パッケージを積載するために搬送される過程において行われることをいずれも含む。
図6に示す実施形態において,前記ソートピッカー560,580は二つ配設され例が挙げられているが,その数は増減可能である。
図6に示す実施形態は,上述した実施形態とは異なり,第2のビジョンユニット420を用いずに,半導体パッケージの上面検査及び下面検査を共に行うことができるという特徴がある。
また,半導体パッケージが乾燥される間に第1のビジョンユニット410を用いて半導体パッケージの上面又は下面の検査を行って工程時間の無駄使いを極力抑えることができる。前記ソートピッカー560,580に配設された複数の前記ピックアップユニットはそれぞれ別々に駆動可能であるため,前記ソートピッカー560,580によりピックアップされた状態で再び第1のビジョンユニット410を用いて半導体パッケージの下面又は上面の検査を行い,検査の結果に基づいて直ちに搬出トレイ510,530に半導体パッケージを振り分けて積載することができる。
図7は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400に配設される吸着プレート310を示す図である。具体的に,図7(a)は,図1又は図6に示す半導体ストリップの切断装置1000の吸着プレート310の断面図であり,図7(b)は,図7(a)に示す吸着プレート310を構成する一つの吸着部材311aの平面図であり,図7(c)は,図7(a)に示す吸着プレート310を構成するもう一つの吸着部材311bの平面図である。
図7に示す吸着プレート310は,中心部に配設されたベース部材315と,前記ベース部材315の外側に空圧を分配するための分配部材及び前記分配部材の外側に前記分配部材により分配された空圧が印加され,複数の吸入口が配設された吸着部材311a,311bを備えていてもよい。
図1又は図6に示す実施形態の吸着プレート310は,ユニットピッカー270によりピックアップされて洗浄の終わった複数の半導体パッケージのうちの一部を半導体パッケージの吸着面である第1の吸着部311asに供給し,吸着プレート310を回転させて半導体パッケージの吸着面である第2の吸着部311bsに残りの半導体パッケージを供給する。
具体的に,前記吸着プレート310は,前記吸着プレート310の上面及び下面側に選択的に空圧を印加するための第1の空圧ライン3153a及び第2の空圧ライン3153bを有するベース部材315と,前記吸着プレート310の上面と連通され,前記ベース部材315の第1の空圧ライン3153aと連通されて空圧を分配する分配流路314aを有する第1の分配部材313a及び前記吸着プレート310の下面と連通され,前記ベース部材の第2の空圧ライン3153bと連通されて空圧を分配する分配流路314bを有する第2の分配部材313bを備えていてもよい。
それぞれの吸着部311as,311bsに据え置かれた半導体パッケージは,それぞれの吸着部311as,311bsに形成された吸入口312a,312bから印加される吸入圧により吸着・固定可能である。前記吸着プレート310は,向かい合う平行な側面に吸着部311as,311bsが配設される吸着部材311a,311bを有する構造を有してもよい。
前記吸着プレート310の中心にはベース部材315が配設され,前記ベース部材315には,前記回転駆動ユニット(図2を参照すること)による回転のための回転軸が嵌入する軸孔3151が配設され,前記軸孔3151を中心として対称となる個所に前記軸孔3151と平行な一対の空圧ライン3153a,3153bが配設されてもよい。
それぞれの空圧ライン3153a,3153bは,空圧を分配する分配部材313a,313bの分配流路314a,314bと連通され,前記分配流路314a,314bは,それぞれの吸着部材の吸入口312a,312bと連通されてもよい。
前記ベース部材315には,前記分配部材313a,313bの分配流路314a,314bと連通される連通流路3154,3155が配設されてもよい。
それぞれの空圧ライン3153a,3153bから分岐された連通流路3154,3155は,吸着プレート310の吸着部又は吸着部材が向かい合う両面に両者が配設される場合には,それぞれの分配部材313a,313bの分配流路314a,314bと連通される。
この場合,前記連通流路3154,3155は,それぞれの空圧ラインにおいて対称となるように構成することが考えられるが,図7に示す吸着プレート310のベース部材315は,右側に示す一本の空圧ライン3153bにおける二つの吸着部311as,311bs側に連通流路3154b,3155bが形成される。
すなわち,第1の空圧ライン3153aは,第1の吸着部材311a側にしか連通流路3155aが配設されないが,第2の空圧ライン3153bは,第1の吸着部材311a及び第2の吸着部材311bの両側に連通流路3154b,3155bが配設される。
図7に示す実施形態において,前記第2の空圧ライン3153bから分岐された二つの連通流路3154b,3155bのうち第1の吸着部材311aの方向に形成された連通流路3155bは,前記第1の分配部材313aにより遮蔽されて空圧ライン3153bから提供される空圧を印加することができないということを確認することができる。
図7に示すように,前記吸着プレート310を構成するベース部材315の連通流路を非対称的に構成する場合におけるメリットは,図8を参照して後述する。
前記吸着プレート310の上面及び下面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口312a,312b及び前記半導体パッケージが吸着されていない非吸着部がX軸及びY軸の方向に沿って交差状に形成される第1の吸着部311as及び第2の吸着部311bsが配設され,前記第1の分配部材313aは,前記第1の吸着部311asに形成された吸入口312aと連通され,前記第2の分配部材313bは,前記第2の吸着部311bsに形成された吸入口312bと連通される。
ユニットピッカー270によりピックアップされた半導体パッケージは,半導体パッケージが切断された状態で上下方向及び左右方向に隣り合う格子状態で配置される。前記吸着プレート310は,ユニットピッカー270によりピックアップされる半導体パッケージを吸着プレート310が回転することに伴い,第1の吸着部311as及び第2の吸着部311bsに分割して分配するため,第1及び第2の吸着部材311a,311bに配設された吸入口は互いに異なる位置であってもよい。
具体的に,図7(b)及び図7(c)に示す吸着部材311a,311bにはそれぞれ複数の吸入口が配設されてもよい。複数の吸入口は,それぞれ格子状に形成されるが,吸入口が上下方向又は左右方向には隣り合うことなく,対角線方向にのみ連続的に形成される形状又は市松模様の形状を有してもよい。
それぞれの吸着部材の吸入口に印加される吸入圧は,前記ベース部材315と前記吸着部材との間に介装される分配部材の分配流路を介して分配されて印加されてもよい。
図8は,本発明による半導体ストリップの切断装置1000の半導体パッケージ検査部400に配設される吸着プレート310の他の実施形態を示す図である。
図8(a)は,半導体ストリップの切断装置1000の吸着プレート310を構成する吸着部材311の平面図であり,図8(b)は,半導体ストリップの切断装置1000の吸着プレート310を構成するもう一つの吸着部材311の平面図であり,図8(c)は,図8(a)に示す吸着部材311が一方の面にのみ取り付けられた吸着プレート310の断面図であり,図8(d)は,図8(b)に示す吸着部材311が一方の面にのみ取り付けられた吸着プレート310の断面図である。
本発明による半導体ストリップの切断装置の乾燥装置を構成する前記吸着プレート310の上面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口がX軸及びY軸の方向に沿ってマトリックス状に配列される吸着部311sが配設され,前記吸着プレート310の下面には,前記第2の空圧ライン3153b又は第2の分配部材313bを遮蔽するための真空遮蔽手段が配設されてもよい。
図7を参照して行った説明において,吸着プレート310を構成するベース部材315の対称状の空圧ラインのうちのいずれか一方の空圧ラインと分配流路を連結する連通流路が非対称的に形成される理由は,図4に示す吸着プレート310のように,吸着プレート310がフリッピング駆動されずに単に乾燥機能のみを提供する場合,吸着プレート310の一方の面にのみ吸着部材311を取り付けて吸着部を形成すればよい場合,両空圧ラインから印加される空圧を一つの吸着部材311の下部の分配流路に集中させるためである。
このような空圧の集中は,図4に示す半導体ストリップの切断装置の吸着プレートの場合には,ユニットピッカーから供給された,密集された格子状に切断された半導体パッケージを一括して吸着プレート310において吸着して吸着状態を維持しなければならないため,他の個所に空圧が流失されることを極力抑えることができる。
このため,半導体ストリップの切断装置1000の吸着プレート310のフリッピングが不要であるため,吸着プレート310の吸着部が一つしか必要ではない場合には,それぞれの空圧流路における連通流路がさらに多く連結された分配流路の上側に吸着部材を取り付け,反対側の吸着部材の取付面は,図8(c)に示すように,遮蔽部材317などを用いて遮蔽して,両空圧流路から印加される空圧が吸着部材の下部の分配流路側にさらに多く印加されるか,あるいは,さらに均一に印加されるようにしてもよい。
図1に示す半導体ストリップの切断装置1000の吸着プレート310は,第1の吸着部及び第2の吸着部を用いてそれぞれの整列テーブルに半導体パッケージを搬送したが,前記吸着プレート310が単独で吸着部を用いる場合,すなわち,ユニットピッカー270により前記吸着プレート310の吸着部にピックアップされた全体の半導体パッケージを載置してそれぞれの整列テーブルに半導体パッケージを搬送する場合,それぞれの整列テーブル430a,430bに形成された積載溝は,密集された隙間のない格子状ではなく,図1と,図4と,図6及び図7に示すように,対角線方向にのみ隣り合う格子状又は市松模様(シェブロン状の空圧流路)に形成して,整列テーブルのそれぞれの積載溝に半導体パッケージを積載するためには,前記吸着プレート310を反転させた後に,それぞれの整列テーブルの積載溝の位置に対応して対角線方向にのみ隣り合う格子状又は市松模様(シェブロン状の空圧流路)に配置された吸入口の吸入圧を除去して吸着プレートから半導体パッケージを整列テーブルの指定された積載溝に積載しなければならない。
特に,一つの吸着部材311に対角線方向にのみ隣り合う格子状又は市松模様に吸入圧を印加したり解除したりするためには,大韓民国登録特許公報10−0604098号に記載の空圧が分配される分配流路を交差させることなく,連続した千鳥状に構成する方法が使用可能である 。
この場合,前記吸着プレート310の吸着部は一つであればよく,前記ベース部材315が用いられる場合,それぞれの空圧流路において連通流路がさらに多く配設された方向に吸着部材を取り付け,反対側の吸着部材又は分配部材の取付面は,図8(c)に示す遮蔽部材317又は図8(d)に示す締付部材317’などの真空遮蔽手段を用いて遮蔽することができる。
このような方法を用いると,二本の空圧ラインから提供された空圧をそれぞれの空圧ラインに連結され,吸着部材に対角線方向にのみ隣り合う格子状又は市松模様に分布された吸入口に選択的に吸入圧を印加したり解除したりして吸着された半導体パッケージを選択的に整列テーブル430に積載することができる。
図8(b)及び図8(d)に示す実施形態において,吸着部材311は,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口を備え,前記第1の吸入口及び前記第2の吸入口とそれぞれ連通された複数の分離された千鳥状又はシェブロン状の分配流路314を備え,隣り合う分配流路314のそれぞれが互いに異なる空圧ラインに連通されるようにすれば,まず,吸着された全体の半導体パッケージのうち一部の半導体パッケージを第1の整列テーブルに積載し,残りの半導体パッケージを第2の整列テーブルに積載することもできる。
また,本発明による半導体ストリップの切断装置の吸着プレート310の吸着部又は吸着部材311は,互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口を備え,前記第1の吸入口及び前記第2の吸入口と連通される真空手段を備え,前記真空手段は,前記第1の空圧ラインを介して第1の分配部材により真空圧が印加されるようにする。このような構造により,それぞれの整列テーブルなどに選択的に半導体パッケージを積載する機能が提供される。
この明細書においては,本発明の好適な実施形態を参照して説明したが,当該技術分野における当業者であれば,後述する特許請求の範囲に記載の本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内において本発明を種々に修正及び変更して実施することができる筈である。よって,変形された実施形態が基本的に本発明の特許請求の範囲の構成要素を備える限り,いずれも本発明の技術的な範囲に含まれるものと見なすべきである。

Claims (21)

  1. 半導体ストリップがマガジン内に引き込まれた状態で配設されるオンローダー部と,
    前記半導体ストリップを前記マガジンから前記オンローダーの外部に排出するためのプッシャーまたはドロワーと,
    前記プッシャーまたはドロワーにより引き出された半導体ストリップが載置されるインレットレールと,
    前記インレットレールの上に載置された前記半導体ストリップを真空吸着して前記半導体ストリップのモールド面が下方を向いた状態でチャックテーブルに移送するストリップピッカーと,
    前記ストリップピッカーから半導体ストリップが供給され,前記チャックテーブルの上において複数の半導体パッケージに切断し,前記切断された複数の半導体パッケージの上面を,洗浄水を用いて洗浄する切断装置と,
    前記切断装置により切断されて上面の洗浄が終わった複数の半導体パッケージを全て一括して真空吸着し,前記真空吸着された半導体パッケージを,洗浄装置を経て乾燥装置に移送するユニットピッカーと,
    前記ユニットピッカーにより真空吸着された状態で前記半導体パッケージの下面を洗浄する洗浄装置と,
    前記洗浄装置において洗浄された後に,前記ユニットピッカーにより引き渡される前記半導体パッケージを吸着する吸着プレートを有し,前記吸着プレートは,XY平面上においてX軸方向またはY軸方向に沿って移動し,前記XY平面上のY軸を基準として必要に応じて回転可能な乾燥装置と,
    前記乾燥装置の吸着プレートの移動経路に配置され,前記吸着プレートの移動方向に対してXY平面内において垂直方向に移動しながら前記半導体パッケージを検査する第1のビジョンユニットと,
    前記吸着プレートの上に吸着された半導体パッケージが積載されるための積載溝と,半導体パッケージが積載されていない非積載部がX軸及びY軸方向に沿って交差状に形成され,前記吸着プレートに吸着された半導体パッケージを前記積載溝内に引き渡して積載した後,Y軸方向に沿って互いに別々に搬送可能な第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルと,
    前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルの積載溝内に積載された半導体パッケージを検査する第2のビジョンユニットと,
    前記半導体パッケージの検査結果に基づいて,半導体パッケージをX軸方向に搬送して振り分けて収納する振り分け装置と,
    を備え
    前記乾燥装置は,
    一側方向の軸に沿って移動自在に設けられ,前記吸着プレートが回転自在に取り付けられる移動フレームと,
    前記吸着プレートの内に設けられて,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージに熱を加えて乾燥するヒーターと,
    前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記吸着プレートの上面または前記半導体パッケージの上面や側面に存在する水気を除去するブロワーと,
    を備えることを特徴とする半導体ストリップの切断装置。
  2. 前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転して吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった半導体パッケージをZ軸方向に対する相対運動を介して前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記半導体パッケージの上下面を反転させることを特徴とする請求項1記載の半導体ストリップの切断装置。
  3. 前記吸着プレートは,
    前記吸着プレートの上面及び下面側に選択的に空圧を印加するための第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインを有するベース部材と,
    前記吸着プレートの上面と連通され,前記ベース部材の第1の空圧ラインと連通されて空圧を分配する分配流路を有する第1の分配部材と,
    前記吸着プレートの下面と連通され,前記ベース部材の第2の空圧ラインと連通されて空圧を分配する分配流路を有する第2の分配部材と,
    を備えることを特徴とする請求項2記載の半導体ストリップの切断装置。
  4. 前記吸着プレートの上面及び下面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口と前記半導体パッケージが吸着されていない非吸着部がX軸及びY軸方向に沿って交差状に形成される第1の吸着部及び第2の吸着部がそれぞれ配設され,前記第1の分配部材は前記第1の吸着部に形成された吸入口と連通され,前記第2の分配部材は前記第2の吸着部に形成された吸入口と連通されることを特徴とする請求項3記載の半導体ストリップの切断装置。
  5. 前記ユニットピッカーにより吸着された前記半導体パッケージの一部を前記第1の吸着部に積載し,前記吸着プレートを,Y軸を基準として回転させることにより,前記ユニットピッカーにより吸着された残りの半導体パッケージを前記第2の吸着部に順次に分配して積載し,
    前記ユニットピッカーは,
    互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,前記第1の吸入口と連通された第1の空圧ラインと,前記第2の吸入口と連通され,前記第1の空圧ラインと区分された第2の空圧ラインと,前記第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインに選択的に真空圧を印加するための真空手段と,を備えることを特徴とする請求項4記載の半導体ストリップの切断装置。
  6. 前記第1の吸着部及び前記第2の吸着部側に吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記半導体パッケージに存在する水気を除去するために,
    前記第1の吸着部側に向かって設けられる下方ブロワーと,
    前記第2の吸着部側に向かって設けられる上方ブロワーと,
    をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の半導体ストリップの切断装置。
  7. 前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニットを用いて前記吸着プレートに吸着された半導体パッケージのボール面またはリード面を検査し,検査済みの前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記第2のビジョンユニットを用いて前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージのモールド面を検査することを特徴とする請求項2記載の半導体ストリップの切断装置。
  8. X軸またはY軸方向に沿って移動自在に配備され,前記乾燥装置の吸着プレートに吸着された半導体パッケージをピックアップして前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルの積載溝に積載する整列テーブルピッカーをさらに備え,
    前記整列テーブルピッカーは,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージの全体を一括してまたは二回に亘ってピックアップするが,前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルに順次に二回に亘って積載することを特徴とする請求項1記載の半導体ストリップの切断装置。
  9. 前記整列テーブルピッカーまたは前記吸着プレートは,
    互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,
    前記第1の吸入口と連通された第1の空圧ラインと,
    前記第2の吸入口と連通され,前記第1の空圧ラインと区分された第2の空圧ラインと,
    前記第1の空圧ライン及び第2の空圧ラインに選択的に真空圧を印加するための真空手段と,
    を備えることを特徴とする請求項8記載の半導体ストリップの切断装置。
  10. 前記整列テーブルピッカーによりピックアップされた状態で前記半導体パッケージのモールド面を前記第1のビジョンユニットを用いて検査し,検査済みの前記半導体パッケージを前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルの積載溝内に引き渡して前記第2のビジョンユニットを用いて前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージのボール面またはリード面を検査することを特徴とする請求項8記載の半導体ストリップの切断装置。
  11. 前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記第1のビジョンユニットを用いて前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージのボール面またはリード面を検査し,
    前記吸着プレートをXY平面上のY軸を基準として180°再回転させた後,検査済みの前記半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカーを用いてピックアップし,ピックアップされた状態で前記第1のビジョンユニットを用いて前記半導体パッケージのモールド面を検査することを特徴とする請求項8記載の半導体ストリップの切断装置。
  12. 前記整列テーブルピッカーは,
    一側方向の軸に沿って設けられるガイドフレームと,前記ガイドフレームの上に着脱自在に取り付けられて前記整列テーブルピッカーを移動させるための整列テーブルピッカー駆動手段と,を備え,
    前記乾燥装置の一方の側は前記ガイドフレームの下部に係着された第1の搬送レールに連結され,前記乾燥装置の他方の側は第2の搬送レールに連結されて前記整列テーブルピッカーの駆動手段と前記乾燥装置の駆動手段との間に干渉や衝突が発生しないことを特徴とする請求項8記載の半導体ストリップの切断装置。
  13. 前記吸着プレートの上面には,前記半導体パッケージが吸着される吸入口がX軸及びY軸方向に沿ってマトリックス状に配列される第1の吸着部が配設され,前記吸着プレートの下面には,前記第2の空圧ラインまたは第2の分配部材を遮蔽するための真空遮蔽手段が配設されることを特徴とする請求項3記載の半導体ストリップの切断装置。
  14. 前記第1の吸着部は,
    互い違いに配置された第1の吸入口及び第2の吸入口と,
    前記第1の吸入口及び前記第2の吸入口にそれぞれ連通されて選択的に真空圧を印加するための真空手段と,
    を備え,
    前記真空手段は,前記第1の空圧ラインを介して第1の分配部材に真空圧を印加することを特徴とする請求項13記載の半導体ストリップの切断装置。
  15. 前記真空遮蔽手段は,締付部材または板材形状の遮蔽部材であることを特徴とする請求項13記載の半導体ストリップの切断装置。
  16. 前記第1のビジョンユニットは,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちのいずれか一方の面を検査し,前記吸着プレート吸着された前記半導体パッケージの下部に配設されて上方向に検査する上方ビジョンユニットであり,
    前記第2のビジョンユニットは,前記半導体パッケージの上面及び下面のうちの他方の面を検査し,前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージの上部に配設されて下方向に検査する下方ビジョンユニットであることを特徴とする請求項1記載の半導体ストリップの切断装置。
  17. 前記振り分け装置は,
    前記第1の整列テーブルまたは第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージを別々にピックアップして前記検査結果に基づいて順次に振り分けて搬送する一つ以上のソートピッカーと,ソートピッカーによりピックアップされた前記半導体パッケージが前記検査結果に基づいて振り分けられて収納されるための多数の積載溝を有し,一方の方向に搬送可能なトレイと,を備えることを特徴とする請求項1記載の半導体ストリップの切断装置。
  18. 前記第1の整列テーブル及び第2の整列テーブルに積載された前記半導体パッケージは,前記ソートピッカーによりピックアップされて前記半導体パッケージの一方の面が前記第1のビジョンユニットにより検査され,前記検査結果に基づいて前記トレイに振り分けられて収納されることを特徴とする請求項17記載の半導体ストリップの切断装置。
  19. 前記トレイの積載溝のうちの少なくとも二箇所の積載溝に前記半導体パッケージまたは検査用治具を積載し,前記ソートピッカーがそれぞれの前記半導体パッケージまたは前記検査用治具をピックアップした状態で,前記第1のビジョンユニットに移動して撮像することにより,既に入力されたピッチ情報と実際の移動距離を比較して前記トレイの各積載溝別の正確な位置値を求めることを特徴とする請求項17記載の半導体ストリップの切断装置。
  20. 前記振り分け装置は,前記半導体パッケージの検査結果に基づいて前記半導体パッケージが振り分けられて収納されるための多数の積載溝を有するトレイと,前記トレイをピックアップして搬出するためのトレイピッカーと,を備え,前記トレイピッカーの駆動手段及び前記整列テーブルピッカーの駆動手段は,同じガイドフレームの上に設けられることを特徴とする請求項12記載の半導体ストリップの切断装置。
  21. 半導体ストリップを供給してチャックテーブルの上において複数の半導体パッケージに切断し,前記切断された複数の半導体パッケージの上面を,洗浄水を用いて洗浄する切断装置と,
    前記切断装置により切断されて上面の洗浄が終わった複数の半導体パッケージを全て一括して真空吸着し,前記真空吸着された半導体パッケージを,洗浄装置を経て乾燥装置に移送するユニットピッカーと,
    前記ユニットピッカーにより真空吸着された状態で前記半導体パッケージの下面を洗浄する洗浄装置と,
    前記洗浄装置において洗浄された後に,前記ユニットピッカーにより引き渡される前記半導体パッケージを吸着する吸着プレートを有し,前記吸着プレートは,XY平面の上においてX軸方向またはY軸方向に沿って移動し,前記XY平面上のY軸を基準として回転可能な乾燥装置と,
    前記乾燥装置の吸着プレート移動経路に配置され,前記吸着プレートの移動方向に対してXY平面内において垂直方向に移動しながら前記半導体パッケージを検査する第1のビジョンユニットと,
    前記吸着プレートの上に吸着された前記半導体パッケージをピックアップし,X軸またはY軸方向に沿って移動可能なように配設される整列テーブルピッカーと,
    前記吸着プレートの上に吸着された半導体パッケージが積載されるための積載溝と,半導体パッケージが積載されていない非積載部がX軸及びY軸方向に沿って交差状に形成された第1の積載部及び第1の積載部と対称をなすように形成された第2の積載部を備え,Y軸方向に沿って搬送可能な整列テーブルと,
    前記整列テーブルの積載溝内に積載された半導体パッケージを検査する第2のビジョンユニットと,
    前記半導体パッケージの検査結果に基づいて,半導体パッケージをX軸方向に搬送して振り分けて収納する振り分け装置と,
    を備え,
    前記乾燥装置は,
    一側方向の軸に沿って移動自在に設けられ,前記吸着プレートが回転自在に取り付けられる移動フレームと,
    前記吸着プレートの内に設けられて,前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージに熱を加えて乾燥するヒーターと,
    前記吸着プレートに吸着された前記半導体パッケージにガスを吹き込んで前記吸着プレートの上面または前記半導体パッケージの上面や側面に存在する水気を除去するブロワーと,を備え,
    前記半導体パッケージの収納方式に応じて,前記半導体パッケージの上下面を反転させるために前記乾燥装置の回転機能を行い,
    前記乾燥装置の回転機能を行う場合には,
    前記乾燥装置の吸着プレートがXY平面上のY軸を基準として180°回転した状態で,前記吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった前記半導体パッケージをZ軸方向に対する相対運動を介して前記整列テーブルの積載溝に積載し,
    前記乾燥装置の回転機能を行わない場合には,前記吸着プレートに吸着されて乾燥の終わった前記半導体パッケージを,前記整列テーブルピッカーを用いてピックアップして前記整列テーブルの積載溝に積載することを特徴とする半導体ストリップの切断装置。
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