JP6120455B2 - 車両用バンパービームおよび車両用バンパービームの製造方法 - Google Patents

車両用バンパービームおよび車両用バンパービームの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、車体の前端あるいは後端に車幅方向に配置されたバンパービームを、少なくとも車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂で構成した車両用バンパービームと、その車両用バンパービームの製造方法とに関する。
連続繊維強化樹脂層および不連続繊維強化樹脂層を積層してU字状断面のバンパービームを構成し、衝突荷重の入力により連続繊維強化樹脂層および不連続繊維強化樹脂層を剥離させ、かつ各繊維強化樹脂層の繊維および樹脂を剥離させることで衝突エネルギーを吸収するものが、下記特許文献1により公知である。
またバンパービームの車幅方向中央部にハニカム構造部を配置するとともに、バンパービームの車幅方向両端部に樹脂発泡材を配置し、ハニカム構造部および樹脂発泡材をそれらの境界部で前後方向にオーバラップさせることで、フルフラット衝突時およびポール衝突時の両方でハニカム構造部および樹脂発泡材の境界部における衝突反力の急変を防止してバンパーフェイスの損傷を抑制するものが、下記特許文献2により公知である。
またバンパービームの表面に箱状の射出成形樹脂材と樹脂発泡材とを車幅方向に交互に配置し、樹脂発泡材の形状を変化させることで異なる機種のバンパーを安価に製造可能にしたものが、下記特許文献3により公知である。
特開2014−24394号公報 実用新案登録第2569826号公報 特許第4295208号公報
ところで、特許文献1に記載されたものは、左右のリヤサイドフレームの後端に左右両端を支持されたバンパービームの中央部が後方に向かって弧状に湾曲するので、バンパービームが後方から高速で衝突されたときにリヤサイドフレームの変形を最小限に抑えるには、バンパービームの強度を高めてエネルギー吸収量を増加させる必要がある。その結果、バンパービームが後方から低速で衝突されたときに、リヤサイドフレームが変形してしまって修理費用が増加する可能性があった。
また特許文献2に記載されたものは、バンパービームが平坦なバリヤにフラット衝突した場合でも、また柱や立ち木にポ−ル衝突した場合でも、ハニカム構造部および樹脂発泡材の反力で衝突エネルギーを吸収するので、エネルギー吸収量が小さいという問題があった。
また特許文献3に記載されたものは、特許文献2に記載されたものと同様に、射出成形樹脂材および樹脂発泡材の反力で衝突エネルギーを吸収するので、エネルギー吸収量が小さいという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、高速での衝突時にも低速での衝突時にも衝突エネルギーを効率的に吸収して車体フレームの変形を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、車体の前端あるいは後端に車幅方向に配置されたバンパービームを、少なくとも車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂で構成した車両用バンパービームであって、前記バンパービームは、車幅方向中央に位置して前後方向外側に突出する中央部分と、前記中央部分の車幅方向両端から前後方向内側に傾斜する左右の外側部分とを備え、前記バンパービームの前記左右の外側部分に、前後方向外側に突出する樹脂発泡材を設けるとともに、前記バンパービームに、前記樹脂発泡材の車幅方向外側に位置して前後方向外側に突出するハニカム構造部を形成し、前記樹脂発泡材を前記バンパービームに支持すべく、前記バンパービームには、前後方向外側に延びる円筒状の嵌合凸部を前記ハニカム構造部と一体に形成する一方、前記樹脂発泡材には、前記嵌合凸部に嵌合する断面円形の嵌合凹部と、前記ハニカム構造部が備える嵌合リブに嵌合する嵌合溝とを形成し、前記嵌合凹部の内面には、前後方向に延びて前記嵌合凸部の圧入により潰れる複数のビードを突設するとともに、前記嵌合リブの側面には、該嵌合リブの側面から離間する方向に延びて前記嵌合溝に圧入される突起を形成したことを特徴とする車両用バンパービームが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ハニカム構造部は、前記樹脂発泡材に当接して該樹脂発泡材を位置決めする位置決め部を備えることを特徴とする車両用バンパービームが提案される
た請求項に記載された発明によれば、請求項1に記載の車両用バンパービームの製造方法であって、車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂製であってコ字状断面を有するバンパービーム本体部と、前記バンパービーム本体部の開口部の外周に連なる不連続繊維強化樹脂製のフランジとを一体にスタンピング成形する工程と、前記嵌合凸部を一体に有する前記ハニカム構造部を前記バンパービーム本体部および前記フランジに跨がるように射出成形する工程と、前記樹脂発泡材の前記嵌合凹部を前記嵌合凸部に嵌合することで該樹脂発泡材を前記バンパービームに取り付ける工程とを含むことを特徴とする車両用バンパービームの製造方法が提案される。
尚、実施の形態のリヤバンパービーム13は本発明のバンパービームに対応し、実施の形態の横リブ17c,17gは本発明の位置決め部に対応し、実施の形態の横リブ17d〜17fは本発明の嵌合リブに対応する。
請求項1の構成によれば、車体の前端あるいは後端に車幅方向に配置されたバンパービームを、少なくとも車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂で構成したので、高速でのフルフラット衝突時や高速でのポール衝突時に連続繊維を含む繊維強化樹脂により衝突エネルギーを充分に吸収して車体フレームの変形を抑制することができる。しかもバンパービームは、車幅方向中央に位置して前後方向外側に突出する中央部分と、中央部分の車幅方向両端から前後方向内側に傾斜する左右の外側部分とを備え、左右の外側部分に前後方向外側に突出する樹脂発泡材を設けたので、軽衝突時にはバンパービームの外側部分に設けた樹脂発泡材が圧壊して衝突エネルギーの一部を吸収することで、衝突エネルギーをバンパービームの中央部分および外側部分に分散して吸収して車体フレームの変形を抑制することができる。
また、バンパービームに、樹脂発泡材の車幅方向外側に位置して前後方向外側に突出するハニカム構造部を形成したので、斜め衝突時にハニカム構造部が圧壊して衝突エネルギーを吸収できる。
また更に、樹脂発泡材をバンパービームに支持すべく、バンパービームには前後方向外側に延びる円筒状の嵌合凸部をハニカム構造部と一体に形成する一方、樹脂発泡材には嵌合凸部に嵌合する断面円形の嵌合凹部と、ハニカム構造部が備える嵌合リブに嵌合する嵌合溝とを形成し、嵌合凹部の内面には、前後方向に延びて嵌合凸部の圧入により潰れる複数のビードを突設したので、ボルト等の特別の固定部材を必要とせずに樹脂発泡材をバンパービームに取り付けることができるとともに、嵌合凸部に嵌合凹部を圧入する際に複数のビードが潰れて圧入荷重が軽減されることで組付作業が容易になる。
しかも、前記嵌合凸部が該ハニカム構造部と一体に形成されるので、嵌合凸部およびハニカム構造部を一体形成することで製造工程を簡素化することができる。
また更に、嵌合リブの側面には、該嵌合リブの側面から離間する方向に延びて嵌合溝に圧入される突起が形成されるので、樹脂発泡材を一層確実にバンパービームに取り付けることができる。
また請求項2の構成によれば、ハニカム構造部は、樹脂発泡材に当接して該樹脂発泡材を位置決めする位置決め部を備えるので、嵌合凸部および嵌合凹部を位置合わせして嵌合する作業が容易になるだけでなく、樹脂発泡材の位置ずれを防止して組付精度を高めることができる
た請求項の構成によれば、車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂製であってコ字状断面を有するバンパービーム本体部と、バンパービーム本体部の開口部の外周に連なる不連続繊維強化樹脂製のフランジとを一体にスタンピング成形し、次に嵌合凸部を一体に有するハニカム構造部をバンパービーム本体部およびフランジに跨がるように射出成形し、次に樹脂発泡材の嵌合凹部を嵌合凸部に嵌合することで該樹脂発泡材をバンパービームに取り付けるので、軽量であってエネルギー吸収性能が高い車両用バンパービームを製造することができるだけでなく、従来バンパービームの車幅方向両端と車体フレームとの間に配置されていたクラッシュカンを廃止しても軽衝突時の衝突エネルギー吸収性能を確保することができ、しかも車両用バンパービームを容易に製造することができる。
リヤバンパービームの斜視図、 図1の2方向矢視図。 図2の3部拡大図。 図3の4方向矢視図。 図4の5−5線断面図。 図4の6−6線断面図。 樹脂発泡材の単品図。 リヤバンパービームの製造工程の説明図。
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施の形態を説明する。尚、本明細書において、前後方向、車幅方向(左右方向)および上下方向とは、運転席に着座した乗員を基準として定義される。
図1に示すように、自動車の車体後部に矩形状閉断面を有する左右一対のリヤサイドフレーム11,11が前後方向に配置される。左右のリヤサイドフレーム11,11の後端に溶接されたエンドプレート12,12に、車幅方向に延びるCFRP(カーボン繊維強化樹脂)製のリヤバンパービーム13が支持される。リヤバンパービーム13は、前方に向けて開放するコ字状断面のバンパービーム本体部14と、バンパービーム本体部14の開口部の周縁から外側に突出するフランジ15とを備える。
図2および図3に示すように、リヤバンパービーム13は、車幅方向中央に位置して略直線状に延びる中央部分13aと、中央部分13aの車幅方向両端から前方に向けて傾斜する左右一対の外側部分13b,13bとを備え、全体として弓状に湾曲する。リヤバンパービーム13のうち、中央部分13aは最も前後方向外側(後方)位置しており、外側部分13b,13bは中央部分13aよりも前後方向内側(前方)位置している。
図3および図4に示すように、左右の外側部分13b,13bの後面には、例えばポリプロピレン製の樹脂発泡材16,16が装着されるとともに、各々の樹脂発泡材16,16の車幅方向外側に隣接するようにCFRP製のハニカム構造部17,17が左右の外側部分13b,13bと一体に形成される。
図8に示すように、バンパービーム本体部14は、多数のカーボン連続繊維を一方向に引き揃えたものに熱可塑性樹脂を含浸したプリプレグ22…を複数層に積層し、それを金型23の雄型24および雌型25で加熱および加圧して所定形状にスタンピング成形した後に冷却することで製造される。このとき、複数層のプリプレグ22…はカーボン連続繊維の配向方向が相互に交差するように配置されるが、少なくとも1層のプリプレグ22は、カーボン連続繊維の配向方向がリヤバンパービーム13の長手方向(車幅方向)に一致するように配置される。
またフランジ15は、ランダムに配向するカーボン不連続繊維に熱可塑性樹脂を含浸したプリプレグ26をバンパービーム本体部14のプリプレグ22…と共に金型23内にセットして加熱および加圧した後に冷却することで、バンパービーム本体部14と同時にスタンピング成形される。このとき、フランジ15はバンパービーム本体部14の外縁から外側に張り出すだけでなく、バンパービーム本体部14の前面に重なるように積層されて一体化される。またリヤバンパービーム13の左右の外側部分13b,13bにおけるフランジ15には、それぞれ3個の金属カラー18…(図4および図5参照)が埋設される。
バンパービーム本体部14およびフランジ15を成形する金型23はハニカム構造部17を成形するためのキャビティ27を備えており、バンパービーム本体部14およびフランジ15を成形した後に、金型23のキャビティ27にカーボン不連続繊維を含む熱可塑性樹脂を注入することでハニカム構造部17が射出成形される。
図4〜図6に示すように、ハニカム構造部17は上下方向に延びる2本の縦リブ17a,17bと、車幅方向に延びる5本の横リブ17c〜17gとを枡目状に交差させたもので、車幅方向に延びる5本の横リブ17c〜17gはバンパービーム本体部14の後面からフランジ15の後面に接続するように延びている。車幅方向に延びる上下の2本の横リブ17c,17gは波状に屈曲するが、それ以外の縦リブ17a,17bおよび横リブ17d〜17fは直線状である。車幅方向に延びる3本の横リブ17d〜17fの側面には、それらの側面から離間するようにそれぞれ上下方向に延びるとともに上下方向に一列に整列する突起17h…(図4(B)参照)が形成される。
車幅方向に延びる5本の横リブ17c〜17gのうち、中央の1本の横リブ17eの車幅方向内端に、樹脂発泡材16を支持するための円筒状の嵌合凸部17iが接続される。この嵌合凸部17iはハニカム構造部17と一体に成形される。
図4〜図7に示すように、樹脂発泡材16は、リヤバンパービーム13の外側部分13bの後面に当接する略平坦な取付面16aに、円形の嵌合凹部16bと、3本の嵌合溝16c〜16eとが形成される。嵌合凹部16bの内面には、60°間隔で配置されて前後方向に延びる6本のビード16f…が突設される。また樹脂発泡材16の上縁16gおよび下縁16hは、ハニカム構造部17の上側の横リブ17cおよび下側の横リブ17gに当接するように湾曲する。
樹脂発泡材16の後端にはバンパーフェイス21(図5参照)の内壁面の形状に沿うバンパーフェイス支持部16iが設けられる。また樹脂発泡材16の前端には車幅方向内側に膨出する倒れ防止部16jが設けられており、この倒れ防止部16jにより樹脂発泡材16の車幅方向の幅は取付面16aの近傍で拡大する(図3参照)。樹脂発泡材16のバンパーフェイス支持部16iは、リヤバンパービーム13の中央部分13aの後端よりも後方に突出する(図2参照)。
リヤバンパービーム13の左右の外端部13b,13bは、そのフランジ15に埋設した3個の金属カラー18…を貫通するボルト19…を、エンドプレート12の前面に設けた3個のウエルドナット20…に螺合することで、リヤサイドフレーム11の後端に固定される。 次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態を説明する。
ハニカム構造部17を一体に備えるリヤバンパービーム13を金型23で成形した後に、ハニカム構造部17と一体に形成された円筒状の嵌合凸部17iに樹脂発泡材16の嵌合凹部16bを圧入することで、樹脂発泡材16がリヤバンパービーム13に取り付けられる。このとき、嵌合凹部16bの内周面に突設された6本のビード16f…が嵌合凸部17iに押し付けられて潰れることで、ボルト等の特別の固定部材を必要とせずに樹脂発泡材16を取り付けることができ、しかも嵌合凸部17iに嵌合凹部16bを圧入する際の圧入荷重が軽減されることで組付作業が容易になる。
また樹脂発泡材16はハニカム構造部17の3本の横リブ17d〜17fに嵌合する3本の嵌合溝16c〜16eを備え、かつ3本の横リブ17d〜17fは、それらの側面から離間するようにして上下方向に延びるとともに3本の嵌合溝16c〜16eにそれぞれ圧入される突起17h…を備えるので、樹脂発泡材16をハニカム構造部17に一層確実に固定することができる。
また樹脂発泡材16をハニカム構造部17に取り付けた状態で、樹脂発泡材16の上縁16gおよび下縁16hがそれぞれハニカム構造部17の上側の横リブ17cおよび下側の横リブ17gに当接するので、嵌合凸部17iおよび嵌合凹部16bを位置合わせして嵌合する作業が容易になるだけでなく、樹脂発泡材16の位置ずれを防止して組付精度を高めることができる。
さて、車両が他車に高速で追突されてリヤバンパービーム13の中央部分13aに高速フルフラット衝突の衝突荷重が入力したとき、リヤバンパービーム13のバンパービーム本体部14は車幅方向に配向した連続繊維を含む連続繊維強化樹脂で構成されて高い強度を有するため、そのリヤバンパービーム13が圧壊して衝突エネルギーを吸収することで、リヤバンパービーム13を支持するリヤサイドフレーム11,11の変形を抑制することができる。リヤバンパービーム13に支柱や立ち木が高速で衝突するポール衝突時にも、同様にリヤバンパービーム13が圧壊して衝突エネルギーを吸収することでリヤサイドフレーム11,11の変形を抑制することができる。
またリヤバンパービーム13の左右の外側部分13b,13bに設けられた樹脂発泡材16,16のうち、最も後方に突出するバンパーフェイス支持部16i,16iは、リヤバンパービーム13の中央部分13aの後面(図2のフラットバリア面B)よりも後方に突出しているため、車両が他車に低速で追突されて低速フルフラット衝突の衝突荷重が入力したとき、その衝突荷重は先ず左右の樹脂発泡材16,16を圧壊した後に、リヤバンパービーム13に中央部分13aに伝達され、衝突荷重がリヤバンパービーム13の中央部分13aおよび左右の外側部分13b,13bに分散される。
低速フルフラット衝突では強度が高いリヤバンパービーム13は圧壊しないため、その中央部分13aだけに衝突荷重が入力すると、リヤバンパービーム13に接続されたリヤサイドフレーム11,11の後端に大きな曲げモーメントが作用してしまい、リヤサイドフレーム11,11が変形する虞がある。しかしながら、本実施の形態によれば、衝突荷重がリヤバンパービーム13の車幅方向全域に分散されるため、リヤサイドフレーム11,11の後端に大きな曲げモーメントが作用するのを防止して変形を阻止することができる。
図3において、樹脂発泡材16に後方からの衝突荷重F1が入力するとき、樹脂発泡材16のうち最も後方に突出する荷重入力点(バンパーフェイス支持部16i)は樹脂発泡材16の中心線から車幅方向内側に距離δだけオフセットしているため、衝突荷重F1によりモーメントMが作用して樹脂発泡材16が車幅方向内側に倒れてしまい、樹脂発泡材16の圧壊が阻害されて衝突エネルギーの吸収性能が低下する虞がある。しかしながら、本実施の形態によれば、樹脂発泡材16は車幅方向内側に延びてリヤバンパービーム13の外側部分13bの後面に接続される倒れ防止部16jを備えるので、衝突荷重F1で樹脂発泡材16が車幅方向内側に倒れるのを倒れ防止部16jにより防止し、樹脂発泡材16の圧壊を促進して衝突エネルギーの吸収効果を高めることができる。
更に、リヤバンパービーム13の外側部分13bに斜め衝突の衝突荷重F2が入力すると、外側部分13bに設けたハニカム構造部17が圧壊して衝突エネルギーを吸収することができる。しかも樹脂発泡材16を取り付けるための嵌合凸部17iおよびハニカム構造部17を一体に形成したので(図4(B)参照)、その製造工程を簡素化することができる。
またリヤバンパービーム13を製造する際に、先ず車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂製であってコ字状断面を有するバンパービーム本体部14と、バンパービーム本体部14の開口部の外周に連なる不連続繊維強化樹脂製のフランジ15とを一体にスタンピング成形し、次に嵌合凸部17iを一体に有するハニカム構造部17をバンパービーム本体部14およびフランジ15に跨がるように射出成形し、次に樹脂発泡材16をその嵌合凹部16bをハニカム構造部17の嵌合凸部17iに嵌合することでリヤバンパービーム13に取り付けるので、軽量であってエネルギー吸収性能が高いリヤバンパービーム13を製造することができるだけでなく、従来バンパービームの車幅方向両端と車体フレームとの間に配置されていたクラッシュカンを廃止しても軽衝突時の衝突エネルギー吸収性能を確保することができ、しかもリヤバンパービーム13を容易に製造することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では車体後端部に車幅方向に配置されるリヤバンパービーム13について説明したが、本発明は車体前端部に車幅方向に配置されるフロントバンパービームに適用することが可能である。
13 リヤバンパービーム(バンパービーム)
13a 中央部分
13b 外側部分
14 バンパービーム本体部
15 フランジ
16 樹脂発泡材
16b 嵌合凹部
16c 嵌合溝
16d 嵌合溝
16e 嵌合溝
16f ビード
16j 倒れ防止部
17 ハニカム構造部
17c 横リブ(位置決め部)
17d 横リブ(嵌合リブ)
17e 横リブ(嵌合リブ)
17f 横リブ(嵌合リブ)
17g 横リブ(位置決め部)
17h 突起
17i 嵌合凸部

Claims (3)

  1. 車体の前端あるいは後端に車幅方向に配置されたバンパービーム(13)を、少なくとも車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂で構成した車両用バンパービームであって、
    前記バンパービーム(13)は、車幅方向中央に位置して前後方向外側に突出する中央部分(13a)と、前記中央部分(13a)の車幅方向両端から前後方向内側に傾斜する左右の外側部分(13b)とを備え、
    前記バンパービーム(13)の前記左右の外側部分(13b)に、前後方向外側に突出する樹脂発泡材(16)を設けるとともに、前記バンパービーム(13)に、前記樹脂発泡材(16)の車幅方向外側に位置して前後方向外側に突出するハニカム構造部(17)を形成し、
    前記樹脂発泡材(16)を前記バンパービーム(13)に支持すべく、前記バンパービーム(13)には、前後方向外側に延びる円筒状の嵌合凸部(17i)を前記ハニカム構造部(17)と一体に形成する一方、前記樹脂発泡材(16)には、前記嵌合凸部(17i)に嵌合する断面円形の嵌合凹部(16b)と、前記ハニカム構造部(17)が備える嵌合リブ(17d,17e,17f)に嵌合する嵌合溝(16c,16d,16e)とを形成し、前記嵌合凹部(16b)の内面には、前後方向に延びて前記嵌合凸部(17i)の圧入により潰れる複数のビード(16f)を突設するとともに、前記嵌合リブ(17d,17e,17f)の側面には、該嵌合リブ(17d,17e,17f)の側面から離間する方向に延びて前記嵌合溝(16c,16d,16e)に圧入される突起(17h)を形成したことを特徴とする車両用バンパービーム。
  2. 前記ハニカム構造部(17)は、前記樹脂発泡材(16)に当接して該樹脂発泡材(16)を位置決めする位置決め部(17c,17g)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の車両用バンパービーム。
  3. 請求項1に記載の車両用バンパービームの製造方法であって、
    車幅方向に配向された連続繊維を含む繊維強化樹脂製であってコ字状断面を有するバンパービーム本体部(14)と、前記バンパービーム本体部(14)の開口部の外周に連なる不連続繊維強化樹脂製のフランジ(15)とを一体にスタンピング成形する工程と、
    前記嵌合凸部(17i)を一体に有する前記ハニカム構造部(17)を前記バンパービーム本体部(14)および前記フランジ(15)に跨がるように射出成形する工程と、
    前記樹脂発泡材(16)の前記嵌合凹部(16b)を前記嵌合凸部(17i)に嵌合することで該樹脂発泡材(16)を前記バンパービーム(13)に取り付ける工程と、
    を含むことを特徴とする車両用バンパービームの製造方法。
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