JPH0649434B2 - 発泡体充填バンパーおよびその製造方法 - Google Patents

発泡体充填バンパーおよびその製造方法

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JPH0649434B2
JPH0649434B2 JP1191933A JP19193389A JPH0649434B2 JP H0649434 B2 JPH0649434 B2 JP H0649434B2 JP 1191933 A JP1191933 A JP 1191933A JP 19193389 A JP19193389 A JP 19193389A JP H0649434 B2 JPH0649434 B2 JP H0649434B2
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雅晴 岡村
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大協株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表皮部材に強度部材の作用を兼ねさせた発泡体
充填バンパーおよびその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、パンパーの計量化のため、表皮部材の内部にエネ
ルギー吸収材としてプラスチック発泡体を充填したバン
パーが提案されている。通常この種バンパーにおいては
バンパー強度の補強のため、強度部材をプラスチック発
泡体の内部に内装または後方に取り付け、衝突時の大衝
撃を受けるように工夫される。
この種バンパーとしては表皮部材と内装されるプラス
チック発泡体とを別々に成形し、これをボルトおよびナ
ットまたは接着剤を用いて組み合わせて製造するもの
(例えば、実開昭63−114859号)、表皮部材
内部に未発泡プラスチックを充填して内部発泡させて一
体的に形成するもの、あるいは発泡体を芯材とし、芯
材と成形型の間隙に反応性プラスチックまたはエラスト
マーを注入して一体化した表皮層を形成するもの(特開
昭64−55216号)が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記の方法は組み立て工数が多く、コスト
高となって多量生産には向かず、また表皮部材と内装し
た発泡体との一体性がなく、衝撃緩和力に欠けるという
問題点がある。このため、上記または、特に生産性
を高めるために、の方法が推奨されるものの、強度部
材を発泡体内部に内装するのが困難であるという問題点
がある。さらに、強度向上のため、表皮部材に強度部材
としてリブ形成することが提案されるが、の方法にお
いては一般にリム(RIM)成形という技術を採用する
ため、表皮部材にヒケ等の欠陥が生じ易いという問題点
がある。
そこで、本発明は型内にプラスチック発泡体よりなる芯
部材をセットし、発泡体と型面との間隙に液状の未硬化
合成樹脂を注入充填し、反応硬化させて表皮部材を形成
したバンパーにおいて、強度部材を内装することなく強
度の向上が図れ、しかも外観意匠性に優れるバンパーお
よびその製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は芯部材として長手方向に延びる深いほぼ水平の
溝を後方から前方にかけて形成すると、強度部材に代わ
り得るリブ形成が表皮部材の形成と同時に一体的に形成
され、しかも表皮部材の外観を損なうことがないことに
着目して完成されたもので、 型内にプラスチック発泡体よりなる芯部材をセットし、
発泡体の型面との間隙に液状の未硬化合成樹脂を注入充
填し、反応硬化させて表皮部材を形成したバンパーにお
いて、 表皮部材の内部に後方から前方に延び、前方の表皮部材
の直前に至るほぼ水平方向に突出する複数のレインフォ
ースメント用リブと該複数の水平リブを上下に連結し、
水平リブの倒れ込みを防止する縦リブを一体に形成した
ことを要旨とする発泡体充填バンパーにある。
本発明に係る発泡体充填バンパーにあっては、芯部材で
ある発泡体と一体化した表皮部材の内側から発泡体内部
に至るリブ構造が発泡体の長手方向にほぼ水平に延びる
ので、強度部材を内装せずとも十分な強度が得られるこ
とになる。また、外側の表皮部材と発泡体に内装された
リブ先端との間には間隙を有するので、軟衝突時の衝撃
緩和にも支障を来すことがない。
また、上記発泡体充填バンパーを製造するにあたって
は、型内にプラスチック発泡体よりなる芯部材をセット
し、発泡体の型面との間隙に液状の未硬化合成樹脂を注
入充填し、反応硬化させて表皮部材を形成するにあた
り、 上記プラスチック発泡体よりなる芯部材に後方の表皮部
材との接触面から前方の表皮部材の接触面直前に至るほ
ぼ水平方向に延びる複数の深い溝と該複数の深い溝を上
下に連通する浅い溝を形成し、該溝内にも上記液状の未
硬化合成樹脂を注入充填し、反応硬化させて後方の表皮
部材に連続するリブを一体に形成するのが好ましい。
なお、上記方法においては未硬化合成樹脂の注入時に発
泡体の深い溝の幅を一定に保持するためにその入口付近
に間隙規制部材を介装しておくのが好ましい。
以下、本発明を添付図面に示す具体例に基づき、詳細に
説明することにする。
(実施例) 第1図は本発明に係る発泡体充填バンパーBの中央部で
破断した平面図で、表皮部材1と芯部材としての発泡体
2とからなり、バンパーステイ3とボルト・ナット4を
介して連結して取り付けられる。上記表皮部材1の内側
後方11からは第2図に示すように、ほぼ水平方向に突
出し、長手方向に延びる水平リブ12が一体的に形成さ
れ、しかも各水平リブ12からは垂直に立ち上がる縦リ
ブ13が適宜間隔をおいて一体的に形成される。上記水
平リブ12の先端は発泡体2中を表皮部材1の外側前方
14の直前に延び、外側14と3〜5mmの間隔を有して
いる。また、上段水平リブ12から立ち上がる縦リブ1
3はその上端において表皮部材1の外側と3〜5mmの間
隔を有している。したがって、かかる間隔部に位置する
発泡体2は小衝突の軟衝撃を吸収緩和する。他方、発泡
体2とリブ12および13が大衝突時の重衝撃を受け止
めることができるようになっている。
上記バンパーは次のようにして製造される(第4図参
照)。
まず、第1工程において発泡ウレタン樹脂を用いて、
第4図(a)に示すように第1成形型5、6の空隙で発
泡体2を成形する。この第1成形型の一定6は、発泡体
2の後方から前方に至って深い水平溝21を形成する突
条61を有するとともに、該水平溝21から立ち上がる
溝22を形成する突条62を有する。したがって、第1
工程においては、第4図(b)に示すようにウレタン発
泡体からなる芯部材2が形成され、その後方から前方に
至って深い水平溝21とそれから立ち上がる立ち上がり
溝22が形成される。
第2工程では、この芯部材2を第4図(c)に示すよ
うに、第2成形型7、8の空隙に固定する。その際、上
記芯部材2の水平溝21および立ち上がり溝22にはそ
の間隙が第2成形の樹脂射出時に変化しないように間隙
規制部材15を適宜介装しておく。また、第2成形型
7、8と芯部材2との間隙にも間隙規制部材を適宜介装
しておく。このようにセットして表皮用樹脂を注入する
と、第3図に示す発泡体充填バンパーBが成形されるこ
とになる。表皮用樹脂としては、例えば、ポリジシクロ
ペンタジエン(DCPD)を主成分とするオレフィン系
の架橋タイプの樹脂を用いる。
(試験例) 水平リブと縦リブを一体的に構成することにより、バン
パー外側から衝突荷重が加わったときは、3〜5mmの範
囲ではリブなしのものと同様の変形であるが、それを越
える荷重であれば、リブが支えとなり、断面形状の崩れ
を防止できる。計算例として、リブの座屈荷重は300
0kgを越えるが、リブなし断面は100kgで約100mm
撓む。、また、曲げ剛性では約120%、捩り剛性では
200%(2倍)の強さとなり、別体の強度部材を設け
たものに匹敵する。
(発明の効果) 本発明によれば、発泡体よりなる芯部材を用い、その表
面表皮部材を射出成形した発泡体充填バンパーにおい
て、表皮部材の内側から外側直前に至る水平に延びるリ
ブを芯部材に内装し、一体成形したので、強度部材を必
要とせず、それに匹敵する強度を発揮させることができ
る。
また、上記リブにおいて、芯部材に予め後方から前方に
延びる相当する水平溝を形成し、そこに表皮用樹脂を注
入充填して成形するようにしたので、リム技術を用いて
もリブ形成時に特有のヒケ等が表皮部材の外側に形成さ
れず、バンパー外観を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る発泡体充填バンパーを中央部で破
断した平面図、第2図は表皮部材のリブ構造を示す破断
斜視図、第3図は第1図のIII−III線断面図、第4図
(a)〜(c)は本発明に係る発泡体充填バンパーの製
造方法を示す工程図である。 1……表皮部材、2……発泡体(芯部材) 12……水平リブ、13……縦リブ 15……間隙規制部材、21……縦リブ 22……立ち上がり溝 5、6、7、8……成形型

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型内にプラスチック発泡体よりなる芯部材
    をセットし、発泡体と型面との間隙に液状の未硬化合成
    樹脂を注入充填し、反応硬化させて表皮部材を形成した
    バンパーにおいて、 表皮部材の内部に後方から前方に延び、前方の表皮部材
    の直前に至るほぼ水平方向に突出する複数のレインフォ
    ースメント用リブと該複数の水平リブを上下に連結し、
    水平リブの倒れ込みを防止する縦リブとを一体に形成し
    たことを特徴とする発泡体充填バンパー。
  2. 【請求項2】型内にプラスチック発泡体よりなる芯部材
    をセットし、発泡体と型面との間隙に液状の未硬化合成
    樹脂を注入充填し、反応硬化させて表皮部材を形成する
    にあたり、 上記プラスチック発泡体よりなる芯部材に後方の表皮部
    材との接触面から前方の表皮部材の接触面直前に至るほ
    ぼ水平方向に延びる複数の深い溝と該複数の深い溝を上
    下に連通する浅い溝を形成し、該溝内にも上記液状の未
    硬化合成樹脂を注入充填し、反応硬化させて後方の表皮
    部材に連続するリブを一体に形成すること特徴とする発
    泡体充填バンパーの製造方法。
JP1191933A 1989-07-25 1989-07-25 発泡体充填バンパーおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0649434B2 (ja)

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JPS63114859U (ja) * 1987-01-21 1988-07-23
JPH0725098B2 (ja) * 1987-08-27 1995-03-22 難波プレス工業株式会社 リム成形サンドイッチ構造物の製造方法

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