JP6405398B2 - 車両用バンパビーム - Google Patents

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本発明は、車両用バンパビームに関する。
従来、車体の前後で車体幅方向に延びる繊維強化樹脂製の車両用バンパビームが知られている(例えば、特許文献1参照)。このバンパビームは、車体幅方向に配向した連続繊維を含む繊維強化樹脂で形成されている。
このようなバンパビームは、前記の繊維配向樹脂で形成されることによって、バンパビーム自体における衝突エネルギの吸収性能に優れる。
特開2017−1422号公報
しかしながら、従来のバンパビーム(例えば、特許文献1参照)は、衝突エネルギが入力された際に、バンパビームの車体前後方向の外側面が平坦な中央部には、車体幅方向の両外側から内側に向かう圧縮力が生起する。バンパビームは、この圧縮力によって面外変形を生じるおそれがある。そして、衝突時にバンパビームに面外変形が生じると、このバンパビームに接合される車体側への伝達荷重が低下する。
本発明の課題は、車体前後方向の内側に向けて衝突荷重を効率よく伝達することができる車両用バンパビームを提供することにある。
前記課題を解決する車両用バンパビームは、車体幅方向に延びて車体前後方向の外側が平坦な平坦部と、前記平坦部の車体幅方向の両外側にそれぞれ形成される一対の傾斜部とを有する、連続繊維強化樹脂で形成されるバンパビーム本体と、前記バンパビーム本体に形成される不連続繊維強化樹脂からなる不連続繊維部と、前記傾斜部の車体前後方向の内側に形成され、前記バンパビーム本体を車体に取り付ける車体取付部と、を備え、前記不連続繊維部は、前記車体取付部から前記傾斜部を経て前記平坦部まで延びる面外変形抑制部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、車体前後方向の内側に向けて衝突荷重を効率よく伝達することができる車両用バンパビームを提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両用バンパビームの全体斜視図である。 図1の車両用バンパビームにおける左側半分の部分拡大上面図である。 本発明の実施形態に係る車両用バンパビームを形成する繊維強化樹脂の構成説明図であり、(a)は連続繊維を含む繊維強化樹脂の構成説明図、(b)は不連続繊維を含む繊維強化樹脂の構成説明図である。 (a)は、車両用バンパビームの上面図であり、(b)は、(a)に示す車両用バンパビームに対応する位置で発生する曲げモーメントのダイアグラムである。(c)は、比較例として示す面外変形抑制部を有しないバンパビームにおける曲げモーメントのダイアグラムである。 変形例に係る車両用バンパビームにおける左側半分の部分拡大上面図であり、図2に対応する図である。
次に、本発明を実施する形態(本実施形態)の車両用バンパビームについて詳細に説明する。なお、本発明の車両用バンパビーム(以下、単に「バンパビーム」と称する)は、フロントバンパビーム及びリヤバンパビームの両方を含むが、以下の本実施形態ではリヤバンパビームを例にとって説明する。
図1は、本実施形態に係るバンパビーム10の全体斜視図である。
以下の説明における前後左右上下(図1等参照)の方向は、車両に着座したドライバの前後左右上下の方向を基準とする。図1に示す左右の方向は、車体幅方向に一致する。また、車体幅方向又は車体前後方向において内側又は外側は、上面視での車体の中央部側を内側とし、これとは反対側を外側とする。
バンパビーム本体11は、繊維強化樹脂で形成されている。本実施形態での繊維強化樹脂としては、熱可塑性CFRP(CFRP:Carbon Fiber Reinforced Plastics)を想定している。この熱可塑性CFRPは、マトリックスとしての熱可塑性樹脂に炭素繊維を含んで構成されている。この熱可塑性CFRPについては後に詳しく説明する。
図1に示すように、バンパビーム10は、連続繊維強化樹脂で形成されるバンパビーム本体11と、不連続繊維強化樹脂で形成される不連続繊維部13と、バンパビーム本体11を車体としてのリヤサイドフレーム21に取り付ける車体取付部14と、を備えている。なお、図1中、リヤサイドフレーム21は、仮想線(二点鎖線)で示している。
≪バンパビーム本体≫
図1に示すように、バンパビーム本体11は、車体後側に配置されて車体幅方向に延在する部材である。
バンパビーム本体11は、延在方向に交差する断面視で、車体の後側に配置される縦壁11aと、この縦壁11aの上端から前側に向けて延びる上壁11bと、縦壁11aの下端から前側に向けて延びる下壁11cとで主に構成されている。つまり、バンパビーム本体11は、後側が縦壁11aで閉じ、前側が上壁11bと下壁11cとの間で開く略コ字状に形成されている。
バンパビーム本体11は、車体幅方向の中央部で延びる後面が平坦な平坦部12aと、この平坦部12aの両端部からさらに車体幅方向の外側に延在する一対の傾斜部12bと、を備えている。
図2は、図1のバンパビーム10における左側半分の部分拡大上面図である。
図2に示すように、平坦部12aは、車体幅方向におけるバンパビーム本体11の略直線部を形成している。
傾斜部12bは、平坦部12aの端部から車体幅方向の外側に延びるほど後側に向けて徐々に変位している。これによりバンパビーム本体11は、図1に示すように、後方に凸の概ね弓なり形状を呈している。
≪不連続繊維部≫
図1に示すように、不連続繊維部13は、面外変形抑制部15と、突出部16と、外側突出部17と、を主に備えて構成されている。不連続繊維部13を形成する不連続繊維を含む繊維強化樹脂については後に詳しく説明する。
<面外変形抑制部>
図1に示すように、面外変形抑制部15は、バンパビーム本体11の上面及び下面にそれぞれ立設されるリブで形成されている。なお、面外変形抑制部15は、バンパビーム本体11の上下面のそれぞれで同じ構造を有している。したがって、以下では、バンパビーム本体11の上面における面外変形抑制部15についてのみ説明し、下面の面外変形抑制部15の説明は省略する。
本実施形態での面外変形抑制部15は、図1に示すように、後記する車体取付部14の車体幅方向の内側から傾斜部12bを経て平坦部12aまで延びている。この面外変形抑制部15は、傾斜延設部18と、外側延設部19と、内側延設部20と、を備えている。
傾斜延設部18は、後記する車体取付部14の車体幅方向の内側から傾斜部12bを斜めに横切って、バンパビーム本体11の後端縁における傾斜部12bと平坦部12aとの境目まで延びている。
外側延設部19は、バンパビーム本体11の平坦部12aの後端縁に沿って延びている。この外側延設部19は、傾斜部12bと平坦部12aとの境目で傾斜延設部18と接続されている。
内側延設部20は、バンパビーム本体11の前端縁に沿って延びるとともに、後記する外側突出部17の上面における車体幅方向の外側縁に沿って延びている。
<突出部>
図1に示すように、突出部16は、バンパビーム本体11の車体幅方向の外端部から車体前後方向の外側(図1の後方)に向かって突出するように形成されている。
本実施形態での突出部16は、上下方向に縦長の略四角筒体で形成されている。この略四角筒体は、車体前後方向の外側に開口し、バンパビーム本体11側に閉じている。
図2は、図1のバンパビーム10における左側半分の部分拡大上面図である。
図2に示すように、突出部16は、上面視で、後記する車体取付部14の車体前後方向の内側(図2の前側)の端縁を底辺とする等脚台形になっている。また、突出部16は、バンパビーム本体11の外側延設部19の車体幅方向の外側への仮想延長線Lまで突出している。つまり、突出部16の先端は、仮想延長線L上に位置している。
なお、図2中、左側の突出部16については、図示を省略しているが、左側の突出部16は、右側の突出部16と同様に構成されている。
<外側突出部>
図1に示すように、外側突出部17は、バンパビーム本体11の車体幅方向の外端部からバンパビーム本体11の突出部16よりも車体幅方向の外側に向かって突出するように形成されている。具体的には、本実施形態での外側突出部17は、突出部16の車幅方向の外側で突出部16から離れるように斜め後方に向かって突出している。
本実施形態での外側突出部17は、縦長の略四角筒体で形成されている。この略四角筒体は、車体前後方向の外側に開口し、バンパビーム本体11側に閉じている。
図2に示すように、外側突出部17は、上面視で、バンパビーム本体11との接続線を底辺とする等脚台形になっている。また、この等脚台形の両斜辺を前側に向かってそれぞれ延長すると、後記する車体取付部14の車体前後方向の内側(図2の前側)の端縁の両端点に略交わるようになっている。
そして、外側突出部17の先端は、突出部16の先端よりも車体前後方向の内側(図2の前側)に位置するように設定されている。
ちなみに、バンパビーム本体11との接合面で規定される突出部16の基端部と外側突出部17の基端部とは、バンパビーム本体11が接合されるリヤサイドフレーム21の端部21aと車体前後方向に重なるように配置されている。
≪車体取付部≫
図2に示すように、本実施形態での車体取付部14は、バンパビーム本体11の車体幅方向の外端部であって、車体前後方向の最も内側(図2の前側)の端面に設定されている。バンパビーム10は、この車体取付部14を介してリヤサイドフレーム21の端部21aに接合される。なお、本発明は、バンパビーム10がリヤサイドフレーム21に直接取り付けられるものに限定するものではなく、例えばビームエクステンションなどの他の取付部材を介して車体側に取り付けられる構成とすることもできる。
≪繊維強化樹脂≫
図3(a)は連続繊維を含む繊維強化樹脂の構成説明図であり、図3(b)は不連続繊維を含む繊維強化樹脂の構成説明図である。
前記したように、バンパビーム本体11は、連続繊維を含む繊維強化樹脂で形成され、面外変形抑制部15(傾斜延設部18、外側延設部19、及び内側延設部20)と、突出部16と、外側突出部17とは、連続繊維を含む繊維強化樹脂で形成されている。
図3(a)に示すように、本実施形態での連続繊維を含む繊維強化樹脂(連続繊維強化樹脂)は、前記したように、マトリックスとしての熱可塑性樹脂Rに、長繊維からなる炭素繊維C1を含むものである。具体的には、長繊維からなる炭素繊維C1が網目を形成するように、90度で交差して配置されている。このような連続繊維を含む繊維強化樹脂は、例えばUD材の位相を90度ずらせながら積層することで形成することができる。また、UD材の位相は、90度に限定されずに、例えば0度、45度、90度、及び135度のように45度刻みで変えることもできる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系樹脂、ポリカーボネート(PC)などのポリカーボネート樹脂、ポリスチレン(PS)などのポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)などの塩化ビニル樹脂、ナイロン6、ナイロンなどのポリアミド系樹脂、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリエーテルサルホン(PES)、ポリエチレンオキサイド(PEO)などが挙げられる。中でもポリアミド系樹脂が好ましいがこれに限定されるものではない。
炭素繊維としては、特に制限はなく、例えばPAN系のものを好適に使用することができる。
図3(b)に示すように、本実施形態での不連続繊維を含む繊維強化樹脂(不連続繊維強化樹脂)は、マトリックスとしての熱可塑性樹脂Rに、短繊維からなる炭素繊維C2を含むものである。短繊維としては、例えば長さ50mm前後のものが挙げられるがこれに限定されるものではない。不連続繊維を含む繊維強化樹脂においては、短繊維からなる炭素繊維C2の配向性はランダムになっている。
以上のような繊維強化樹脂からなるバンパビーム10は、連続繊維を含む繊維強化樹脂と、不連続繊維を含む繊維強化樹脂との二色成形で得ることができる。具体的には、連続繊維を含む繊維強化樹脂で形成されるバンパビーム本体11を、予め所定の予備金型内で一次成形しておき、この一次成形品を本金型内に配置する。次いで、この本金型内に不連続繊維を含む溶融した繊維強化樹脂材料を射出することでバンパビーム10を得ることができる。
≪作用効果≫
次に、本実施形態に係るバンパビーム10の奏する作用効果について説明する。
本実施形態に係るバンパビーム10は、面外変形抑制部15としてのリブからなる傾斜延設部18を備えている。この傾斜延設部18は、車体幅方向の内側から傾斜部12bを斜めに横切って、バンパビーム本体11の後端縁における傾斜部12bと平坦部12aとの境目まで延びている。
このような傾斜延設部18を有するバンパビーム10は、傾斜部12bに傾斜延設部18を設けたことで、バンパビーム本体11に入力した衝突荷重を効率よく吸収することができる。これにより衝突時におけるバンパビーム10の面外変形を効果的に抑制することができ、車体前後方向の内側に向けて衝突荷重を効率よく伝達することができる。
また、本実施形態に係るバンパビーム10においては、面外変形抑制部15としてのリブからなる外側延設部19と、内側延設部20とをさらに有している。
このようなバンパビーム10によれば、傾斜延設部18に、外側延設部19と内側延設部20とが協働することによって、バンパビーム10の面外変形をさらに効果的に抑制することができる。
図4(a)は、バンパビーム10の上面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すバンパビーム10に対応する位置で発生する曲げモーメントを示すダイアグラムである。(c)は、比較例として示す面外変形抑制部15を有しないバンパビームにおける曲げモーメントのダイアグラムである。
図4(c)に示す面外変形抑制部15を有しないバンパビームにおける曲げモーメントのダイアグラムを参照すると、衝突荷重が入力された際に、バンパビームの車幅方向に規定される長さ領域において、曲げモーメントは正値で現れている。
これに対して、図4(b)に示すように、面外変形抑制部15(図4(a)参照)を有する本実施形態のバンパビーム10のダイアグラムでは、物体Ob(図4(a)参照)がバンパビーム10(図4(a)参照)に衝突した際に、バンパビーム10の車幅方向の外側で、負値の曲げモーメントが現れている。
具体的には、図4(b)に示す本実施形態のダイアグラムは、図4(c)に示すダイアグラムを、曲げモーメント「0」ラインを跨ぐように下方にシフトしたようになる。
このような本実施形態のバンパビーム10によれば、正値で現れる曲げモーメントの大きさが減少するとともに、負値の曲げモーメントによって正値の曲げモーメントの一部がキャンセルされる。これにより本実施形態のバンパビーム10は、バンパビーム10の面外変形を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態に係るバンパビーム10においては、バンパビーム本体11の車体幅方向の外端部に突出部16を有している。
このようなバンパビーム10によれば、バンパビーム10の車体幅方向の端部にまで及ぶ物体がバンパビーム10に衝突した際に、突出部16が物体からの衝突荷重を分かち持つ。つまり、バンパビーム10によれば、衝突荷重をバンパビーム10の車幅方向に分散させることができる。
また、本実施形態に係るバンパビーム10においては、突出部16の車体幅方向の外側に外側突出部17を備えている。
このようなバンパビーム10によれば、車体に対する斜め衝突時における荷重をも外側突出部17によって吸収することができる。また、外側突出部17の先端が、突出部16の先端よりも車体前後方向の内側に位置しているので、バンパビーム10に物体がフラット衝突した際に、外側突出部17が障害になることが避けられる。
また、本実施形態に係るバンパビーム10においては、突出部16の基端部と外側突出部17の基端部とは、バンパビーム本体11が接合されるリヤサイドフレーム21の端部21aと車体前後方向に重なるように配置されている。
このようなバンパビーム10によれば、突出部16及び外側突出部17のうちの少なくともいずれかに衝突荷重が入力された際に、この衝突荷重をリヤサイドフレーム21に効率よく伝達することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、図2に示したように、上面視で突出部16の車体前後方向の外側端面が、バンパビーム本体11の平坦部12aにおける車体前後方向の外側縁に合せて平坦となっている。
図5は、変形例に係るバンパビーム10における左側半分の部分拡大上面図であり、図2に対応する図である。
図5に示すように、変形例に係るバンパビーム10においては、突出部16の先端には、車体幅方向の外側に向かうほど車体前後方向の内側に向けて変位する傾斜面16aを有している。
この変形例に係るバンパビーム10によれば、突出部16の先端が尖ることによって、衝突時における突出部16の圧壊のきっかけを作ることができる。つまり、このバンパビーム10によれば、突出部16の圧壊による衝突エネルギの吸収をより確実に行うことができる。
また、前記実施形態では、バンパビーム本体11の上下面のそれぞれに面外変形抑制部15としてのリブを設けるバンパビーム10について説明したが、本発明は、バンパビーム本体11の上下面のいずれか一方にのみ面外変形抑制部15を設けた構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、面外変形抑制部15として傾斜延設部18、外側延設部19、及び内側延設部20の全てを有するものについて説明したが、衝突荷重の入力点と、車体取付部14とを繋ぐリブである傾斜延設部18のみを面外変形抑制部15とする構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、1つの突出部16に対して1つの外側突出部17が並ぶバンパビーム10について説明したが、本発明は、外側突出部17が複数並ぶ構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、本発明をリヤバンパビームについて適用した例について説明したが、本発明はフロントバンパビームに適用することもできる。
10 バンパビーム
11 バンパビーム本体
12a 平坦部
12b 傾斜部
13 不連続繊維部
14 車体取付部
15 面外変形抑制部
16 突出部
17 外側突出部
18 傾斜延設部
19 外側延設部
20 内側延設部
21 リヤサイドフレーム
L 仮想延長線

Claims (6)

  1. 車体幅方向に延びて車体前後方向の外側が平坦な平坦部と、前記平坦部の車体幅方向の両外側にそれぞれ形成される一対の傾斜部とを有する、連続繊維強化樹脂で形成されるバンパビーム本体と、
    前記バンパビーム本体に形成される不連続繊維強化樹脂からなる不連続繊維部と、
    前記傾斜部の車体前後方向の内側に形成され、前記バンパビーム本体を車体に取り付ける車体取付部と、を備え、
    前記不連続繊維部は、前記車体取付部から前記傾斜部を経て前記平坦部まで延びる面外変形抑制部を備えることを特徴とする車両用バンパビーム。
  2. 前記面外変形抑制部は、前記バンパビーム本体の前記平坦部における車体前後方向の外側縁で車体幅方向に沿って延びる外側延設部と、少なくとも前記バンパビーム本体の車体前後方向の内側縁で車体幅方向に沿って延びる内側延設部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用バンパビーム。
  3. 前記不連続繊維部は、前記バンパビーム本体の車体幅方向の外端部から車体前後方向の外側に向かって突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記平坦部における車体前後方向の外側縁の、車体幅方向の外側に向けて延びる仮想延長線に至るまで突出していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用バンパビーム。
  4. 前記突出部の先端は、上面視で車体幅方向の外側に向かうほど車体前後方向の内側に向けて変位するように傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の車両用バンパビーム。
  5. 前記不連続繊維部は、前記バンパビーム本体の車体幅方向の前記外端部から前記突出部よりも車体幅方向の外側に向かって突出する外側突出部を有し、
    前記外側突出部の先端は、前記突出部の先端よりも車体前後方向の内側に位置していることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車両用バンパビーム。
  6. 前記突出部の基端部と前記外側突出部の基端部とは、前記バンパビーム本体が接合されるサイドフレームの端部と車体前後方向に重なるように配置されていることを特徴とする請求項5に記載の車両用バンパビーム。
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