JP6119839B2 - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒およびこれを用いた撮像装置に関する。
従来から、光軸方向に沿う案内溝を有する固定筒と、前記固定筒に対して回動自在に配設されカム溝を有するカム筒と、前記カム溝を摺動して前記固定筒の前記案内溝に沿って移動するカムフォロアと、前記カムフォロアを保持し前記カムフォロアと共に光軸方向に移動するレンズ保持部材とを備えたレンズ鏡筒が知られている。
このように構成されるレンズ鏡筒において、例えば、特許文献1には、カムフォロアをカムフォロア付勢部材によって径方向外側に付勢することによって、カムフォロアの径方向外側の先端部に形成した、円錐台形状の周面から構成されたカム溝当接部を、カム溝の内面に押し当てるようにしたレンズ鏡筒が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、3本の駆動用のカム溝に加えて、3本の耐衝撃用のカム溝が配設されたレンズ鏡筒を有する撮像装置が開示されている。そして、耐衝撃用のカム溝は、通常動作時には、カムフォロアに対して所定のクリアランスができるように形成されており、レンズ鏡筒が衝撃を受けた場合には、駆動用のカム溝またはカムフォロアの変形や、カム溝からのカムフォロアの外れを防止できる。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたカムフォロアのカム溝当接部が円錐台形状の周面から構成されているため、前記カムフォロアのカム溝当接部は、カム溝と線接触することになり、カム溝当接部とカム溝との当接面積が少ない。そのため、レンズ鏡筒が衝撃力を受けると、カムフォロアがカム溝から外れ、或いは、カムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれがある。
一方、上記特許文献2に開示されたレンズ鏡筒は、3本の耐衝撃用のカム溝とそれらに入り込んだカムフォロアとによって衝撃力を受けても、カムフォロアがカム溝から外れるおそれが少なく、また、カムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれも少ない。しかしながら、上記特許文献2に開示されたレンズ鏡筒は、3本の駆動用のカム溝に加えて更に、3本の耐衝撃用のカム溝を形成するため、駆動用のカム溝だけのものに較べて、カム溝配置のための大きなスペースが必要となりユニットが大型化してしまう。また、カム溝やカムフォロアの変形を防止するために、耐衝撃用のカム溝と耐衝撃用のカムフォロアを高精度にする必要があり、製作に時間を要するとともに、製作コストが高くなってしまう。
特開平11−109209号公報 特開2011−64996号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、衝撃力を受けてもカムフォロアがカム溝から外れるおそれが少なく、或いは、衝撃力を受けてもカムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれが少なく、より容易に低コストで製作できるレンズ鏡筒および撮像装置を提供することである。
本発明にかかるレンズ鏡筒およびこれを用いた撮像装置は、案内溝を有する固定筒と、前記固定筒に対して回動自在に配設され、テーパー部を持つカム溝を有するカム筒と、移動レンズを保持し、前記案内溝に沿って移動するカムフォロアを運動可能に保持する移動レンズ保持部材とを備え、前記カムフォロアは、前記カム溝のテーパー部と面接し得るテーパー当接部を有し、カムフォロア付勢部材によって径方向外側に付勢される。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴および利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
第1実施形態におけるレンズ鏡筒の半断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒の要部の分解斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒に用いられるカム筒の斜視図である。 図3に示すカム筒の要部の拡大平面図である。 図1に示すレンズ鏡筒に用いられるカムフォロアを示す図である。 図1に示すレンズ鏡筒において、カムフォロアがカム溝に当接した状態を説明するための図である。 カムフォロアがカムフォロア導入溝に入った状態の要部の拡大平面図である。 図7に示すVIII−VIII線断面図である。 図1に示すレンズ鏡筒において、カムフォロアがカムフォロア導入溝の方向合わせ部に当接した状態を説明するための図である。 カムフォロアがカムフォロア導入溝からカム溝に入った状態を説明するための図である。 第1実施形態の他の変形例の要部の断面図である。 第1実施形態の更に他の変形例の断面図である。 第2実施形態におけるレンズ鏡筒の断面図である。 図13に示すレンズ鏡筒におけるカムフォロアとカム溝との関係の説明図である。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。また、本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、第1実施形態におけるレンズ鏡筒1の半断面図である。図2は、前記レンズ鏡筒1の要部の分解斜視図である。図3は、前記レンズ鏡筒1に用いられるカム筒の斜視図である。図4は、図3に示すカム筒の要部の拡大平面図である。図5は、前記レンズ鏡筒1に用いられるカムフォロアを示す図である。図5Aは、カムフォロアの斜視図であり、図5Bは、カムフォロアの平面図であり、図5Cは、図5Bに示すV−V線断面図である。図6は、前記レンズ鏡筒1において、カムフォロアがカム溝に当接した状態を説明するための図である。図6Aは、前記状態の平面図であり、図6Bは、図6Aに示すVI−VI線断面図である。図7は、カムフォロアがカムフォロア導入溝に入った状態の要部の拡大平面図である。図8は、図7に示すVIII−VIII線断面図である。図9は、前記レンズ鏡筒1において、カムフォロアがカムフォロア導入溝の方向合わせ部に当接した状態を説明するための図である。図9Aは、前記状態の要部の拡大平面図であり、図9Bは、図9Aに示すIX−IX線断面図である。図10は、カムフォロアがカムフォロア導入溝からカム溝に入った状態を説明するための図である。図10Aは、前記状態の要部の拡大平面図であり、図10Bは、図10Aに示すX−X線断面図である。なお、図のX方向を前方側(物体側)とし、Y方向を後方側(像側)として説明する。
第1実施形態のレンズ鏡筒1は、図1および図2に示すように固定筒2と、カム筒3と、カムフォロア4と、移動レンズ保持部材5と、カムフォロア付勢部材6とを備える。
固定筒2は、円筒状のものから構成され、同一構成を採る3つの案内溝(案内部)21を備える。これら3つの案内溝21は、固定筒2の周方向に沿って等間隔に配設される。
各案内溝21は、それぞれ、固定筒2の内面から外面に所定幅で貫通するようにして、軸方向(光軸方向)である前後方向に直線状に延されている。
この実施形態の固定筒2は、前端側に固定枠を介して固定レンズ71を固定的に保持する。
固定筒2は、その後端側に、第1カバー22、第2カバー23、さらにマウント24が固定的に取り付けられる。
カム筒3は、図2および図3に示すように円筒状のものから構成され、内面に、同一構成を採る3つのカム溝31を備える。これら3つのカム溝31は、カム筒3の周方向に沿って等間隔に配設される。
各カム溝31は、それぞれ、図4に示すようにカム筒3の内面から所定の深さで、カム筒3を平面に展開した場合に、カム筒3の軸方向に対して圧力角α1をなして直線状に形成される。各カム溝31は、それぞれ、周方向に所定の距離を持って形成された一対の内側面31aと、それらの一対の内側面31aそれぞれの径方向外側の端縁を連結するように形成された溝天面31bとを備える。
一対の内側面31aは、図6Bに示すように、前記軸方向に直交する断面において、カム筒3の軸心から溝天面31bの中点を通る径方向線Pに対して対称形状に、角度α2をなす傾斜面に形成されており、径方向外側に行くに従って漸次幅が狭くなるテーパー部31cをなしている。
この実施形態のカム筒3は、図3および図4に示すように、カム溝31にカムフォロア4を導入するためのカムフォロア導入溝32を備える。このカムフォロア導入溝32は、カム筒3の前端面からカム溝31まで延されるようにして形成されている。
カムフォロア導入溝32は、導入溝本体部30と、方向合わせ部32aと、先端受け部32bとを備える。
導入溝本体部30は、カム筒3の前端面から軸方向に沿ってカム溝31まで延ばされている。この導入溝本体部30は、幅がカム溝31の幅よりも広く、導入溝本体部30の導入溝天面30aがカム溝31の溝天面31bと径方向の位置が同じに設定されて溝天面31bと段差のない平面状に連結される。
方向合わせ部32aは、後述のカムフォロア4のテーパー当接部41の向きをカム溝31のテーパー部31cに合わしてカムフォロア4のテーパー当接部41をカム溝31のテーパー部31cに導入し易くするためのもので、導入溝本体部30の一方の内側面とカム溝31の一方の内側面31aとの間に形成される。
この方向合わせ部32aは、図9に示すように、カム筒3の軸方向に対する角度および上記径方向線Pに対する角度が、カム溝31のテーパー部31cの一方の内側面31aのそれらと同一になるように形成される。
先端受け部32bは、カムフォロア4の径方向外側の先端44を受けてカムフォロア4のテーパー当接部41の径方向位置をカム溝31のテーパー部31cにあわせてテーパー当接部41をカム溝31のテーパー部31cに導入し易くするためのものである。
この先端受け部32bは、図3および図4に示すように、幅方向の両側および方向合わせ部32aの側方の3箇所に、図8に示すように導入溝天面30aからカム筒3の径方向内側に突出するように形成される。
この先端受け部32bにおける導入溝天面30aからの突出高さ(すなわち、この先端受け部32bにおける径方向の位置)は、カムフォロア4のテーパー当接部41がカム溝31のテーパー部31cに面接した状態においてカムフォロア4における先端44の径方向位置と同じになるように、設定される。
このように構成されたカム筒3は、固定筒2の径方向外側に、固定筒2に対して軸回りに回動可能且つ軸方向に移動不能に配設される。
カムフォロア4は、図2に示すように、各カム溝31を摺動する同一構成を採る3つからなる。各カムフォロア4は、それぞれ、図5に示すように、カムフォロア本体部材と、一端(先端)から他端にかけて中心を貫くようにカムフォロア本体部材に形成された軸孔43と、カムフォロア本体部材の一端側における外周に形成されたテーパー当接部41と、カムフォロア本体部材の他端側における外周に形成された案内溝嵌挿部42とを備える。
軸孔43は、後述の移動レンズ保持部材5のカムフォロア保持軸51が嵌挿される軸嵌挿孔43aと、カムフォロア付勢部材6を収納したバネ収納部43bとを備える。
テーパー当接部41は、カム溝31のテーパー部31cと面接し得るように、テーパー部31cにおける所定の長さ領域と同一または相似形状に形成される。
より詳しくは、テーパー当接部41は、テーパー部31cの一対の内側面31aのそれぞれと面接する一対のテーパー面接部41aを備える。
一対のテーパー面接部41aは、それぞれ、カム筒3のカム溝31の中心を通る上記径方向線Pに対する角度が内側面31aのそれぞれのその角度と同一な平面に形成され、図6Aに示すように、テーパー部31cの一対の内側面31aのそれぞれと面接する(図6Aにおいて面接した部分を網掛け部で示す)。すなわち、テーパー面接部41aは、カムフォロア4の軸心に対して先端に行くに従って漸次距離が短くなる傾斜平面から構成され、一対のテーパー面接部41aにより構成されたテーパー当接部41は、先端に行くに従って漸次互いの距離が短くなるテーパー面をなしている。
案内溝嵌挿部42は、固定筒2の案内溝21の幅と略同じ径を有するほぼ断面円形状を呈しており、固定筒2の案内溝21に移動可能に嵌挿される。
次に、カムフォロア付勢部材6について説明する。カムフォロア付勢部材6は、カムフォロア4を径方向外側に付勢するためのものである。この実施形態のカムフォロア付勢部材6は、弾性部材、例えば図2および図3に示すように、コイルスプリングから構成され、前記コイルスプリングの軸芯部内に後述の移動レンズ保持部材5のカムフォロア保持軸51が挿通され、その状態で、カムフォロア4のバネ収納部43bに収納される。
バネ収納部43bに収納されたカムフォロア付勢部材6は、その一端がカムフォロア4のバネ収納部43bの内端面に当接し、他端が移動レンズ保持部材5のカムフォロア保持軸51に当接している。これにより、カムフォロア付勢部材6は、カムフォロア4をカムフォロア保持軸51の軸方向であるカム筒3の径方向外側に付勢している。
なお、カムフォロア付勢部材6は、3つのカムフォロア4のそれぞれを付勢する3つから構成される形態のものに限らず、少なくとも1つのカムフォロア4を付勢する1つから構成すればよく、適宜に変更できる。
次に、移動レンズ保持部材5について説明する。移動レンズ保持部材5は、図1および図2に示すように円筒状の保持部材本体50と、保持部材本体50に取付けられた同一構成を採る3つのカムフォロア保持軸51を備える。
保持部材本体50は、内周側に移動レンズを保持している。この実施形態では、保持部材本体50は、図1に示すように、前玉の固定レンズ71の後方側に配設された第1移動レンズ72と、第1移動レンズ72の後方側に配設された第2移動レンズ73とを保持している。すなわち、この実施形態のレンズ鏡筒1は、前方側(物体側)から後方側(像側)へ順に、固定レンズ71、第1移動レンズ72および第2移動レンズを順に配置した3枚構成の撮像光学系を備える。
第1移動レンズ72は、円筒状の第1移動レンズ保持枠72aに外周を保持される。この第1移動レンズ保持枠72aは、外周に螺旋突条72bを備える。
この第1移動レンズ保持枠72aは、保持部材本体50に設けられた螺旋溝54に移動可能に嵌り込むように配設されているとともに、固定筒2の外周側に回動自在に配設された駆動環76aに連結され、駆動環76aが回動駆動されることにより、第1移動レンズ保持枠72aが保持部材本体50に対して、光軸方向である前後方向に移動する。
より詳しくは、第1移動レンズ保持枠72aは、連結片76bの一端に連結され、連結片76bの他端は、固定筒2と駆動環76aとの間に回動自在に配設けされた連動環76cに回転伝達可能に連結される。連動環76cは、駆動環76aおよび不図示のモータに回転伝達可能に連結される。
そして、駆動環76aが回動されることによって、連結片76bおよび連動環76cを介して第1移動レンズ保持枠72aが前後方向に移動する。
この実施形態では、保持部材本体50には、第1移動レンズ72と第2移動レンズ73との間に、保持部材本体50に固定的に取付けられた絞りユニット74が設けられ、その絞りユニット74と第1移動レンズ保持枠72aとの間に、コイルバネ75が設けられる。
この実施形態のコイルバネ75は、絞りユニット74から第1移動レンズ保持枠72a側に漸次径が小さくなるテーパーコイルバネから構成されている。そして、このコイルバネ75は、後端が絞りユニット74に当接し、前端が第1移動レンズ保持枠72aに当接しており、常時、第1移動レンズ保持枠72aを絞りユニット74、すなわち保持部材本体50に対して前方側に付勢している。これにより、第1移動レンズ保持枠72aに保持された第1移動レンズ72が保持部材本体50に対して傾きやガタなく円滑に移動できるようになっている。
保持部材本体50は、後部側の内周側に、第2移動レンズ73を保持する第2移動レンズ保持部52を備え、この第2移動レンズ保持部52に、第2移動レンズ73が固定枠73aを介してボルト等によって固定的に保持される。
保持部材本体50は、カムフォロア保持軸51を取付けるための同一構成を採る3つの保持軸取付部53を備える。これら保持軸取付部53は、保持部材本体50の周方向に沿って等間隔に配設されており、各保持軸取付部53は、それぞれ、保持部材本体50の外周面から内周面を貫通するように形成される。
カムフォロア保持軸51は、図6Bに示すように、それぞれ、その軸方向の一端側となる先端側に、カムフォロア4を回転可能且つ軸方向移動可能に保持するカムフォロア保持部51aを備える。
カムフォロア保持軸51は、図1および図2に示すようにその軸方向の他端側が固定筒2の外周側から案内溝21に入れられるようにして、予め固定筒2の内周側に配置された保持部材本体50の保持軸取付部53に嵌挿されるようにして保持される。
この状態で、カムフォロア保持部51aが保持部材本体50の径方向外側に延ばされて固定筒2の案内溝21から固定筒2の径方向外側に突出される。
そして、この状態のカムフォロア保持部51aに、カムフォロア付勢部材6が挿入された後、カムフォロア4の軸嵌挿孔43aが挿入される。これにより、カムフォロア付勢部材6がバネ収納部43bに収納されてカムフォロア4の案内溝嵌挿部42が固定筒2の案内溝21に嵌挿されるとともに、テーパー当接部41が固定筒2の案内溝21から径方向外側に突出した状態になる。なお、カムフォロア保持軸51は、保持部材本体50と別体のものから構成されるものに限らず、保持部材本体50と一体に形成されたものでもよく、適宜に変更できる。
このようにして移動レンズ保持部材5に保持されたカムフォロア4は、次のようにして、カム筒3のカム溝31に、カムフォロア導入溝32から導入される。
まず、図7に示すようにカムフォロア4は、カムフォロア付勢部材6の付勢力に抗してカム筒3の径方向内側に押し込まれながらカムフォロア導入溝32の導入溝本体部30に入れられる。その際、導入溝本体部30の幅がカムフォロア4の径よりも広いため、容易に入れることができる。導入溝本体部30に入ったカムフォロア4の先端44は、図7および図8に示すように、カムフォロア導入溝32の先端受け部32bに当接した状態になる(図7で当接した部分を網掛け部で示す)。
そして、さらに、カムフォロア4がカムフォロア導入溝32に押し入れられると、カムフォロア4の先端44がカムフォロア導入溝32の先端受け部32bを摺動しながら、カムフォロア4がカムフォロア導入溝32の方向合わせ部32aに当たる。
さらに、カムフォロア4がカムフォロア導入溝32の奥に押し入れられていくと、カムフォロア4が回動して、図9に示すように、一方のテーパー面接部41aが、カムフォロア導入溝32の方向合わせ部32aに当て止めされて面接する。
この状態で、テーパー当接部41の向きがカム溝31のテーパー部31cの向きに一致した状態になる。この状態で、カムフォロア4の先端44がカムフォロア導入溝32の先端受け部32bに当接した状態になっているため、テーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとの径方向の位置が一致した状態になっている。
したがって、その状態から、図10に示すように、カムフォロア4がカム溝31のテーパー部31cに円滑に移行する。これにより、本実施形態のレンズ鏡筒1は、カムフォロア4それぞれのテーパー当接部41の向きをカム溝31のテーパー部31cの向きに合わせる操作を不要にでき、移動レンズ保持部材5に保持されたカムフォロア4を、カム筒3のカム溝31に容易に導入できる。
なお、カムフォロア4がカム筒3のカム溝31に導入された後の使用状態では、カムフォロア4がカム溝31から導入溝本体部30に入ることはなく、カムフォロア4が方向合わせ部32aおよび先端受け部32bに当接することはない。
また、上述のように先端受け部32bの導入溝天面30aからの突出高さ(すなわち、この先端受け部32bにおける径方向の位置)は、カムフォロア4のテーパー当接部41がカム溝31のテーパー部31cに面接した状態においてカムフォロア4における先端44の径方向位置と同じになるように、設定されるが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。例えば先端受け部32bの導入溝天面30aからの突出高さは、カムフォロア4のテーパー当接部41がカム溝31のテーパー部31cに面接した状態におけるカムフォロア4の先端44よりも径方向内側になるように、先端受け部32bの導入溝天面30aからの突出高さを設定してもよく、この場合でもカム筒3のカム溝31に容易に導入できる。
以上のように構成されたレンズ鏡筒1のマウント24が撮像装置本体に取り付けられることにより、レンズ鏡筒1は、撮像装置本体に装着されて使用される。この撮像装置本体は、レンズ鏡筒1におけるレンズ71〜73の撮像光学系によって結像される光学像を電気的な信号に変換する撮像素子9を有している。
そして、図1に示すように、第1カバー22の外周側に回動自在に配設された図示しない操作環が回動操作されることにより、その操作環に回転伝達可能に連結されたカム筒3が回動する。
このカム筒3の回動に伴って、カムフォロア4がカム溝31を摺動する。また、その摺動に際して、カムフォロア4の案内溝嵌挿部42は、固定筒2の案内溝21に沿って光軸方向である前後方向に移動する。これにより、カムフォロア4を保持した移動レンズ保持部材5に保持された移動レンズ72、73は、前後方向に移動する。
以上のようにレンズ鏡筒1を構成することにより、カムフォロア4のテーパー当接部41がカム溝31のテーパー部31cと面接可能に形成されているとともに、カムフォロア付勢部材6によってテーパー当接部41がテーパー部31cに押し付けられているため、常時面接した状態にできる。
これにより、テーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとの当接面積は、従来の線接触の場合に較べて多くできる。したがって、レンズ鏡筒1が衝撃力を受けた場合でも、カムフォロア4がカム溝31から外れ、あるいは、カムフォロア4とカム溝31との一方または両方が変形するおそれを少なくできる。
移動レンズ保持部材5は、カムフォロア4を回動可能に保持しているため、カムフォロア4のテーパー当接部41をカム溝31のテーパー部31cに沿わすことができ、カムフォロア4のテーパー当接部41がカム溝31のテーパー部31cを円滑に摺動できる。
なお、上記第1実施形態では、カム筒3は、3つのカム溝31を備え、固定筒2は、3つの案内溝21を備え、そして、カムフォロア4は、それらカム溝31および案内溝21に対応した3つから構成されたが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。
図11は、第1実施形態の他の変形例の要部の断面図である。例えば、図11に示すように、移動レンズ70を保持した移動レンズ保持部材5の外周を固定筒2の内周に光軸方向移動可能に且つ径方向移動不能に嵌挿するようにして、カム筒3は、1つ以上のカム溝31を備え、固定筒2は、1つ以上の案内溝21を備え、そして、カムフォロア4は、それらカム溝31および案内溝21に対応した個数から構成されたものでもよい。
また、上記第1実施形態では、固定筒2は、案内溝21を備えているが、この形態のものに限らず、適宜に変更できる。図12は、第1実施形態のさらに他の変形例の断面図である。例えば、図12に示すように固定筒2は、軸方向に延された少なくとも1つの案内部としての案内軸25を備えたものとし、この案内軸25に、移動レンズ70を保持した移動レンズ保持部材5を軸方向に移動可能に保持したものでもよい。なお、この場合に、移動レンズ保持部材5の回転を防止する回転防止用軸26が設けられてもよい。
次に、第2実施形態のレンズ鏡筒100について、図13および図14に基づいて説明する。図13は、第2実施形態におけるレンズ鏡筒の断面図である。図14は、図13に示すレンズ鏡筒におけるカムフォロアとカム溝との関係の説明図である。この第2実施形態のレンズ鏡筒100は、先の第1実施形態の固定筒2に相当するものを有していない。
より詳しくは、この第2実施形態のレンズ鏡筒100は、図13に示すように、カム筒103と、カムフォロア104と、移動レンズ保持部材105と、カムフォロア付勢部材106とを備える。
カム筒103は、先の第1実施形態のものと同様に3つのカム溝131を備える(図13では1つだけ表れている)。ただし、この第2実施形態のカム筒103は、撮像装置本体に装着された場合に撮像装置本体に対して回動しない。
カムフォロア104は、3つのカム溝131のそれぞれを摺動する3つ(図では1つだけ表れている)を備える。各カムフォロア104は、それぞれ、先の第1実施形態のものと同構成を採っている。
移動レンズ保持部材105は、先の第1実施形態のものと同様に、外周側にカムフォロア104を回動可能且つ径方向移動可能に保持し、内周側に移動レンズ170を保持している。
移動レンズ保持部材105は、カム筒103の径方向内側に、カム筒103に対して回転自在且つ光軸方向移動可能に配設される。
この実施形態の移動レンズ保持部材105は、操作連結片105aの一端と連結される。この操作連結片105aの他端は、図示しない回動自在なレンズ操作環に連結される。
そして、レンズ操作環が回動操作されることにより、カムフォロア104がカム溝131に沿って移動し、その移動に際して移動レンズ保持部材105がカムフォロア104と共に、光軸周りに回転しながら光軸方向である前後方向に移動するようになっている。
なお、上記実施形態では、テーパー当接部41は、カム溝31のテーパー部31cの所定の長さ領域と同一形状に形成されたが、ここでいう「同一形状」とは、全く同一のものの他、若干の相違がある略同一形状のものを含む。より具体的には、テーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとの形状の相違が、テーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとの一方または両方が衝撃力を受けて弾性変形する範囲内のものであればよい。この範囲であれば、衝撃力を受けてテーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとの一方または両方が弾性変形するとテーパー当接部41とカム溝31のテーパー部31cとが面接してそれらの塑性変形を防止できる。
例えば、図14に示すように、カム溝31のテーパー部31cが長手方向に若干湾曲してカム筒3の軸方向に対するカム溝31の圧力角の変化が小さい場合である。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかるレンズ鏡筒は、光軸方向に沿う案内部を有する固定筒と、前記固定筒に対して回動自在に配設され、径方向外側に行くに従い漸次溝幅が狭くなるテーパー部を有するカム溝を備えたカム筒と、前記カム溝のテーパー部と面接(面接触)し得るように前記テーパー部と同一または相似形状に形成されて径方向内側から当接して摺動するテーパー当接部を有し、前記カム溝の摺動に際して前記案内部に沿って移動するカムフォロアと、前記カムフォロアを光軸と直交する軸中心で回動可能であって径方向移動可能に保持するとともに、移動レンズを保持する移動レンズ保持部材と、前記レンズ保持部材に保持されたカムフォロアを径方向外側に付勢するカムフォロア付勢部材と、を備える。
このようなレンズ鏡筒では、カムフォロアがカム溝のテーパー部と面接して摺動するテーパー当接部を有するとともに、カムフォロア付勢部材によって前記テーパー当接部がカム溝のテーパー部に押し付けられるため、このようなレンズ鏡筒は、テーパー当接部をカム溝のテーパー部に常時面接した状態にできる。
これにより、このようなレンズ鏡筒は、テーパー当接部とカム溝のテーパー部との当接面積を従来の線接触の場合に較べて多くできる。したがって、レンズ鏡筒が衝撃力を受けた場合でも、カムフォロアがカム溝から外れ、あるいは、カムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれを少なくできる。したがって、このようなレンズ鏡筒は、従来のように耐衝撃用のカム溝を不要にでき、容易に、省スペース且つ低コストで製作できる。
レンズ保持部材は、カムフォロアを回動可能に保持しているため、このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアのテーパー当接部をカム溝のテーパー部に沿わすことができ、カムフォロアのテーパー当接部がカム溝のテーパー部を円滑に摺動でき、カムフォロアの形状誤差を許容でき、容易かつ安価に製作できる。
他の一態様では、上述のレンズ鏡筒において、径方向外側に漸次幅が狭くなるテーパー部を有するカム溝を備えた回動自在なカム筒と、前記カム溝のテーパー部と面接し得るように前記テーパー部と同一または相似形状に形成されて径方向内側から当接して摺動するテーパー当接部を有するカムフォロアと、前記カムフォロアを光軸と直交する軸中心で回動可能であって径方向移動可能に保持するとともに移動レンズを保持し、前記カム筒に対して回転自在であって光軸方向移動可能に配設された移動レンズ保持部材と、前記レンズ保持部材に保持されたカムフォロアを径方向外側に付勢するカムフォロア付勢部材と、を備える。
このようなレンズ鏡筒は、テーパー当接部をカム溝のテーパー部に常時面接した状態にでき、テーパー当接部とカム溝のテーパー部との当接面積を従来の線接触の場合に較べて多くできる。したがって、レンズ鏡筒が衝撃力を受けた場合でも、カムフォロアがカム溝から外れ、或いは、カムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれを少なくでき、耐衝撃用のカム溝を不要にでき、容易に低コストで製作できる。
また、レンズ保持部材は、カムフォロアを回動可能に保持しているため、このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアのテーパー当接部をカム溝のテーパー部に沿わすことができ、カムフォロアのテーパー当接部がカム溝のテーパー部を円滑に摺動できる。
他の一態様では、これら上述のレンズ鏡筒において、前記カム筒は、前記カム溝の溝幅よりも幅広に形成されるようにして前記カム筒の軸方向の一端から前記カム溝に延されたカムフォロア導入溝を備え、前記カムフォロア導入溝は、前記カムフォロアのテーパー当接部を当て止めして前記テーパー当接部の向きを前記カム溝のテーパー部に合わすための方向合わせ部を備え、前記方向合わせ部は、前記カム筒の軸方向および径方向に対する前記テーパー部の向きに略一致するように形成されている。
このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアのテーパー当接部をカムフォロア導入溝の方向合わせ部に当てれば、テーパー当接部の向きをカム溝のテーパー部に合わすことができる。したがって、このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアのテーパー当接部をカム溝のテーパー部に容易に導入できる。
他の一態様では、これら上述のレンズ鏡筒において、前記カム筒は、前記カム溝の溝幅よりも幅広に形成されるようにして前記カム筒の軸方向の一端面から前記カム溝に延されたカムフォロア導入溝を備え、前記カムフォロア導入溝は、前記カムフォロアの径方向外側の先端を受ける先端受け部を備え、前記先端受け部は、前記カムフォロアのテーパー当接部が前記カム溝のテーパー部に当接した状態における前記カムフォロアの先端と径方向位置が略同一に設定されている。
このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアの径方向外側の先端を受ける先端受け部を備えているため、カムフォロアの径方向外側の先端がカムフォロア導入溝の先端受け部に受けられた状態で、カムフォロアのテーパー当接部とカム溝のテーパー部との径方向の位置が合った状態にできる。したがって、このようなレンズ鏡筒は、カムフォロアの径方向外側の先端がカムフォロア導入溝の先端受け部に受けられた状態からそのままカム溝のテーパー部に入れることができ、カムフォロアのテーパー当接部をカム溝のテーパー部に容易に導入できる。
また、他の一態様にかかる撮像装置は、上述のいずれかのレンズ鏡筒と、前記レンズ保持部材に保持された1または複数のレンズと、前記レンズによって結像される被写体の光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備える。
このような撮像装置は、上述のいずれかのレンズ鏡筒を備えるので、レンズ鏡筒が衝撃力を受けた場合でも、カムフォロアがカム溝から外れ、あるいは、カムフォロアとカム溝との一方または両方が変形するおそれを少なくでき、耐衝撃用のカム溝を不要にでき、容易に低コストで製作できる。また、レンズ保持部材は、カムフォロアを回動可能に保持しているため、このような撮像装置は、カムフォロアのテーパー当接部をカム溝のテーパー部に沿わすことができ、カムフォロアのテーパー当接部がカム溝のテーパー部を円滑に摺動できる。
この出願は、2013年3月6日に出願された日本国特許出願特願2013−43631を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、レンズ鏡筒およびこれを用いた撮像装置を提供することができる。

Claims (5)

  1. 光軸方向に沿う案内部を有する固定筒と、
    前記固定筒に対して回動自在に配設され、径方向外側に行くに従い漸次溝幅が狭くなるテーパー部を有するカム溝を備えたカム筒と、
    記テーパー部と面接触し得るように前記テーパー部と同一または相似形状に形成されて前記テーパー部に径方向内側から面接触した状態で前記カム溝を摺動するテーパー当接部を有し、前記カム溝摺動するのに際して前記案内部に沿って移動するカムフォロアと、
    前記カムフォロアを回動可能であって径方向移動可能に保持するとともに、移動レンズを保持する移動レンズ保持部材と、
    記カムフォロアを径方向外側に付勢するカムフォロア付勢部材と、を備えていること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 径方向外側に漸次幅が狭くなるテーパー部を有するカム溝を備えた回動自在なカム筒と、
    記テーパー部と面接触し得るように前記テーパー部と同一または相似形状に形成されて前記テーパー部に径方向内側から面接触した状態で前記カム溝を摺動するテーパー当接部を有するカムフォロアと、
    前記カムフォロアを回動可能であって径方向移動可能に保持するとともに、移動レンズを保持し、前記カム筒に対して回転自在であって光軸方向移動可能に配設された移動レンズ保持部材と、
    記カムフォロアを径方向外側に付勢するカムフォロア付勢部材と、を備えていること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 前記テーパー部は、傾斜した一対の内側面であり、
    前記テーパー当接部は、前記一対の内側面のそれぞれと面接触する一対のテーパー面接部を備え、
    前記カム筒は、前記カム溝の溝幅よりも幅広に形成されるようにして前記カム筒の軸方向の一端から前記カム溝に延されたカムフォロア導入溝を備え、
    前記カムフォロア導入溝は、前記カム筒の軸方向に対する角度及び所定の径方向線に対する角度が、前記一対の内側面のうち一方の内側面の前記軸方向に対する角度及び前記径方向線に対する角度と、それぞれ略同一になるように形成された方向合わせ部を備え、
    前記方向合わせ部は、前記一対のテーパー面接部のうち一方のテーパー面接部を当て止めすることによって、前記一方のテーパー面接部の前記軸方向に対する角度及び前記径方向線に対する角度を、前記一方の内側面の前記軸方向に対する角度及び前記径方向線に対する角度に、それぞれ一致させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記カム筒は、前記カム溝の溝幅よりも幅広に形成されるようにして前記カム筒の軸方向の一端面から前記カム溝に延されたカムフォロア導入溝を備え、
    前記カムフォロア導入溝は、前記カムフォロアの径方向外側の先端を受ける先端受け部を備え、
    前記先端受け部は、前記テーパー当接部が前記テーパー部に面接触した状態における前記カムフォロアの前記先端と径方向の位置が略同一に設定されていること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    前記移動レンズ保持部材に保持された1または複数のレンズと、
    前記レンズによって結像される被写体の光学像を電気的な信号に変換する撮像素子と、を備えていること
    を特徴とする撮像装置。
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