JP6119716B2 - プレス成形方法及びプレス成形用金型 - Google Patents
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r0:ピン角の板押えを用いて天板部を押えることにより発生するブランク材の円弧状曲面の曲率半径
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r0:ピン角の板押えを用いて天板部を押えることにより発生するブランク材の円弧状曲面の曲率半径
本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法は、図3に示す外周縁の一部が内方に凹んだ凹状外周縁部3を有する天板部5と、天板部5における凹状外周縁部3に沿って曲げ成形された縦壁部7を有する成形品1をプレス成形する伸びフランジ成形方法である。該伸びフランジ成形方法は、ブランク材9における天板部5に相当する部位の一部を板押え17によって押える板押え工程(図2(a)参照)と、縦壁部7を成形する縦壁成形工程(図2(b)参照)と、天板部5を平坦に成形する天板部成形工程(図2(c)参照)を備えている。以下、本発明の実施の形態1に係るプレス成形方法について図1〜図8に基づいて詳細に説明する。
本実施の形態1におけるプレス成形の目標形状となる成形品1は、図3に示すように、外周縁の一部が内方に凹んだ凹状外周縁部3を有する天板部5と、天板部5における凹状外周縁部3に沿って曲げ成形された縦壁部7を有するものである。このような形状の成形品1は、縦壁部7が伸びフランジ変形となり、縦壁部7の屈曲部7aに伸び変形が集中し、当該部位に割れが発生しやすい。
本発明に係るプレス成形に用いる金型11は、図1に例を示すように、下金型となるダイ13と、パンチ15と、ブランク材9を押える板押え17を備えている。
次に、上記金型11を用いたプレス成形方法について、前述した板押え工程、縦壁成形工程及び天板部成形工程を詳細に説明する。
板押え工程は、図2(a)に示すように、ブランク材9をダイ13の上面に載置して板押え17で押さえる工程である。
板押え17の端部の具体的形状及び所定範囲については、詳細を後述する。
縦壁成形工程は、図2(a)の状態から、パンチ15を移動させて、図2(b)に示すように、曲げ成形を行って凹状外周縁部3と縦壁部7を形成する工程である。この工程では、板押え17が天板部5における凹状外周縁部3のR止まりから所定の距離だけ離して配置してあるため、ブランク材9の板押えをしていない部位が浮き上がるような変形となり、屈曲部位7aにおける割れが抑制される。また、板押え17の端部を円弧状曲面としているので、ブランク材9の天板部5に折れ曲がりが生じることが抑制される。
天板部成形工程は、図2(c)に示すように、図2(b)の状態からパンチ15をさらに移動させて、縦壁成形工程において天板部5の板押えをしていない部位、すなわち、天板部5の凹状外周縁部3のR止まりから板押え17の端部までの部位について成形を行う工程である。
板押え17の端部を一例として円弧状曲面とすることにより、天板部5の折れ曲がりが抑制される効果を検証するため、該板押え端部の円弧状曲面の曲率半径を変更してプレス成形解析を実施した。なお、円弧状曲面の曲率中心は板押え17の水平面の先端からの垂線上とし、円弧状曲面は板押え17の水平面に内接するようにした。
すなわち、
r0<r≦15*r0・・・(1)
とした。
r0,cal=(板厚)1.2*(材料n値)0.4*42・・・(2)
r0,cal<r≦15*r0,cal・・・(3)
なお、曲率半径rの円弧状曲面の内側となる延出部は、平面同士の境界又は段の一部又は全部が前記円弧状曲面を仮想として内接する。
本発明の実施の形態2に係るプレス成形方法は、図10に示す凸状外周縁部24を有する天板部26と、天板部26における凸状外周縁部24に沿って曲げ成形された縦壁部28を有する成形品22をプレス成形する縮みフランジ成形方法である。このような形状の成形品22は、縦壁部28が縮みフランジ変形となり、縦壁部28の屈曲部28aに縮み変形が集中し、当該部位にシワが発生しやすい。
以上より、縮みフランジ成形においても、上式(1)により前記端部の曲率半径の好適範囲を推定することが可能であることが示された。
本発明の実施の形態3に係るプレス成形方法は、図14に示すL字型の成形品31をプレス成形するドロー成形方法である。
3 凹状外周縁部
5 天板部
7 縦壁部
7a 屈曲部
9 ブランク材
11 金型
13 ダイ
15 パンチ
17 板押え
18 板押え(端部形状がピン角)
21 金型
22 成形品
23 ダイ
24 凸状外周縁部
25 パンチ
26 天板部
27 板押え
28 縦壁部
28a 屈曲部
31 成形品
41 金型
43 ダイ
45 パンチ
47 板押え
48 板押え(端部形状がピン角)
49 ガスシリンダー
51 ブランクホルダー
71 金型
73 ダイ
75 パンチ
77 板押え
Claims (10)
- 天板部と、該天板部における外周縁部に沿って成形された縦壁部とを有する成形品をプレス成形するプレス成形方法であって、
ブランク材における前記天板部に相当する部位の一部を板押えによって押える板押え工程と、前記縦壁部を成形する縦壁成形工程を備えており、
前記板押え工程は、前記天板部の前記外周縁部のR止まりから所定の距離を離して板押えを行い、かつ前記板押えの先端部が、水平面の先端から延び出す延出部を有し、該延出部の全部が、下式で示される前記水平面の先端からの垂線上に中心を持ち前記水平面に内接して形成される曲率半径rの仮想の円弧状曲面の内側にあり、かつ前記延出部の一部又は全部が前記円弧状曲面に内接する部位を有する形状であることを特徴とするプレス成形方法。
r0<r≦15*r0
r0:ピン角の板押えを用いて天板部を押えることにより発生するブランク材の円弧状曲面の曲率半径 - 前記延出部の形状が、円弧状曲面であることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
- 前記延出部の形状が、曲率の異なる曲面の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
- 前記延出部の形状が、傾斜の異なる平面の組み合わせで構成され、平面同士の境界の一部又は全部が前記仮想の円弧状曲面に内接することを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
- 前記延出部の形状が、段形状であり、段の一部又は全部の角が前記仮想の円弧状曲面に内接することを特徴とする請求項1に記載のプレス成形方法。
- 天板部と、該天板部における外周縁部に沿って成形された縦壁部とを有する成形品をプレス成形する際に用いるプレス成形用金型であって、
該プレス成形用金型はブランク材における天板部に相当する部位の一部を押える板押えを備えており、
該板押えはその先端部が、水平面の先端から延び出す延出部を有し、該延出部の全部が下式でしめされる前記水平面の先端からの垂線上に中心を持ち前記水平面に内接して形成される曲率半径rの仮想の円弧状曲面の内側にあり、かつ前記延出部の一部又は全部が前記円弧状曲面に内接する部位を有する形状であることを特徴とするプレス成形用金型。
r0<r≦15*r0
r0:ピン角の板押えを用いて天板部を押えることにより発生するブランク材の円弧状曲面の曲率半径 - 前記延出部の形状が、円弧状曲面であることを特徴とする請求項6に記載のプレス成形用金型。
- 前記延出部の形状が、曲率の異なる曲面の組み合わせで構成されていることを特徴とする請求項6に記載のプレス成形用金型。
- 前記延出部の形状が、傾斜の異なる平面の組み合わせで構成され、平面同士の境界の一部又は全部が前記仮想の円弧状曲面に内接することを特徴とする請求項6に記載のプレス成形用金型。
- 前記延出部の形状が段形状であり、段の一部又は全部の角が前記仮想の円弧状曲面に内接することを特徴とする請求項6に記載のプレス成形用金型。
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