JP6118789B2 - 樹脂製袋の取出し用保持体及び該保持体を用いた樹脂製袋の保持装置 - Google Patents

樹脂製袋の取出し用保持体及び該保持体を用いた樹脂製袋の保持装置 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂製袋の取出し用保持体及び該保持体を用いた樹脂製袋の保持装置、特に、樹脂製袋を積層状態で一枚ずつ取出し可能に保持する樹脂製袋の取出し用保持体及び該保持体を用いた樹脂製袋の保持装置に関する。
樹脂製袋、いわゆるポリ袋は、一般家庭から工場まで、その用途に応じて様々な大きさのものが使用されている。例えば、自動車部品に関連する機械や部品を梱包して輸出している工場等においては、自動車の部品等の機器を段ボール箱に梱包して輸送する際に、機器や部品をさまざまな大きさのポリ袋に入れた状態で箱に梱包している。このような工場で使用しているポリ袋のうち、特に大きなサイズのものは、通常、ポリ袋が納入された時点では、広げた状態で積層されたものがいくつかに折り畳まれた状態で納入されている。工場では、これを包装状態から取り出し、広げた状態に戻してポリ袋の積層体としてテーブル上に置き、作業者が上から順に一枚ずつ取って使用しているのが現状である。
特許文献1にはポリ袋(家庭用)を取出し可能に保持する収納具が開示されている。この技術によれば、積層された状態の家庭用のポリ袋を掛けて吊るすための水平に設置された棒状の懸架部材と、ポリ袋が懸架部材に掛けられた状態において、ポリ袋を、懸架部材と平行な面のうち、片側の面の外側から押圧可能な押さえ部材から構成されている。これにより、懸架部材に掛けられたポリ袋の最も外側にあるポリ袋を、懸架部材の上方から外方に引き抜くことで、家庭用のポリ袋を一枚ずつ取り出すことを可能とし、ポリ袋を使いやすい状態に整理して保管することができ、かつ一枚毎の分離取出しを容易にすることが図られている。
特開2003−137231
上記特許文献1に係る技術においては、水平に設置されている棒状の懸架部材に広げた状態で積層されたポリ袋の積層物を掛けて吊るし、懸架部材に対して片側から懸架部材と垂直な方向に外側から押圧しているのみである。このような構成の場合、家庭用程度の小型のポリ袋には良好に対応可能であるが、梱包工場などで用いられる大型のポリ袋の場合には種々の問題が生じる。
例えば、小型のポリ袋の場合には重量も軽く、接触面積も少なく、取り出す際の摩擦力もそれほど大きくなく、取出しは比較的容易であると考えられる。しかし、梱包工場で用いられるような大型のポリ袋の場合は、小型のポリ袋と比べ重量も大きく、積層された状態でそのまま懸架部材に掛けられた状態では上からポリ袋を一枚ずつ上方に引き抜くのは容易ではない。すなわち、小型のポリ袋と比べてポリ袋どうしが擦れる面積が広く、その際に生ずる摩擦力も大きいため引き抜き動作が難しいものとなり、作業の効率化を妨げることになる。
また、上記のような位置ずれ防止のための押圧部材が有る場合には、特に取出しが困難となると考えられる。一方で位置ずれの防止手段を設けなければ、繰り返される取出し動作によってポリ袋の積層物が位置ずれし、作業が困難な状況となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型の積層された樹脂製袋を安定して一枚ずつ取出し容易に保持することのできる樹脂製袋の取出し用保持体及び該保持体を用いた樹脂製袋の保持装置を提供することにある。
上記目的を解決するための請求項1に係る樹脂製袋の取出し用保持体は、
工場で機械や部品を入れるための大型の樹脂製袋が広げた状態で複数積層された積層体であって、対向する一対の側面を有する積層体を前記樹脂製袋を1枚ずつ取出し可能に包み保持する樹脂製袋の取出し用保持体において、
前記樹脂製袋の折り曲げていない状態での平面形状とほぼ同じ大きさと形状を有し、前記積層体の表・裏面の一方の面全体をカバーする底部と、該底部から伸長し、前記積層体を保持した状態で前記積層体の対向する一対の側面及び前記表・裏面の他方の面の所定領域までそれぞれ折り返されて延在する側部包囲部と、前記両側から折り返された側部包囲部の相互間の少なくとも一部に前記樹脂製袋を取り出すための開放部を確保しつつ前記側部包囲部の位置を維持させる維持手段と、を有し、
該維持手段によって維持される側部包囲部の位置は、
前記積層体を保持した状態で前記折り返された側部包囲部の相互間のほぼ中央領域で前記開放部を上側にして前記底部の外側下方から支持されたときに、前記折り返された側部包囲部が前記積層体の一対の側面に接した状態で該積層体の一対の側面を下から支える状態となる位置であることを特徴とする。
この構成によれば、樹脂製袋の積層体を内部に装填した状態で前記開放部側を上にして、かつ前記側部包囲部の対向する縁部間のほぼ中央領域で下方から支持した状態とすることで容易に開放部から樹脂製袋を外側から一枚ずつ取り出すことができる。このとき、側部包囲部は、下方から積層された樹脂製袋の側面を支えた状態となっており、この支えによって積層された樹脂製袋の上方への引き出しがより容易なものとなっている。
すなわち、樹脂製袋の積層体は掛けられて状態で、上や横から押さえつけるのではなく下方から支えられた状態となる。さらに、上記側部包囲部による包み込みと支持によって、樹脂製袋の取出しを繰り返しても樹脂製袋の積層状態がズレるのを防止することができる。
なお、維持手段は、側部包囲部の位置を維持させる維持手段、すなわち、樹脂製袋の積層体を装填して用いる際に側部包囲部が位置ズレせず該積層体を保持できるようにする手段である。
請求項2に係る樹脂製の取出し用保持体は、請求項1に係る樹脂製袋の取出し用保持体において、布で形成されていることを特徴とする。
で構成したことにより、取り扱いが容易であるだけでなく、装填される樹脂製袋の形状に対する良好な追従性が得られ、上述の側部包囲部による樹脂製袋の積層体の支持機能が良好なものとなっている。
請求項3に係る樹脂製袋の取出し用保持体は、請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体において、前記開放部は、前記側部包囲部の相互間の中央領域の両端部に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、装填された樹脂製袋の積層体の縁部に開放部が位置し、作業者は作業位置に近い箇所から樹脂製袋を引き抜く動作を行うことができる。また、両側の縁部に開放部を設けることで設置された樹脂製袋の両側からの引き抜き作業を行うことも可能となる。
請求項4に係る樹脂製袋の取出し用保持体は、請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体において、前記側部包囲部の維持手段は、前記両側から折り返された側面包囲部をつなぐ繋ぎ部にて構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、上記繋ぎ部の存在によって前記側部包囲部はその位置が維持され、また、繋ぎ部の長さを調整することなどで簡単に樹脂製袋の大きさや積層量に対応したサイズ調整も可能となる。
請求項5に係る樹脂製袋の取出し用保持体は、請求項1〜3の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体において、前記側部包囲部の維持手段は、前記側面包囲部の側部と対向する前記底部の側部とを一部または全域にてつなぐ側部繋ぎ部にて構成したことを特徴とする。
この構成によれば、側部包囲部は、側部繋ぎ部でつながれてその位置が維持され、且つ側部包囲部は袋状に構成される。そして、底部と反対側(側部包囲部の折り返された縁部間)には開放空間が存在している。したがって、樹脂製袋の積層体の装填は、該開放空間から両側の袋状の側部包囲部に差し入れることで簡単かつ迅速に行うことができる。そして、この装填状態で底部側を前記折り返された縁部間の略中央領域で下方から支持する支持体などに掛けることで、簡単に樹脂製袋の積層体の設置を行うことができる。
請求項6に係る樹脂製袋の取出し用保持体を用いた樹脂製袋の保持装置は、請求項1から5の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体と、前記樹脂製袋の積層体を装填した状態の前記取出し用保持体を下方から略直線状に支持可能な支持部、該支持部を下方から支持する脚部、及び該脚部に取付けられたキャスターを有する支持器と、を有することを特徴する。
この構成によれば、樹脂製袋の積層体を装填した状態の取出し用保持体を側部包囲部の中間領域に沿って下方から支持されるように上記支持体に掛けるだけで使用の準備が完了し、また簡単に袋詰め作業の行われる現場まで簡単に移動させて樹脂製袋の引き抜き作業を適切に行うことができる。
本発明によれば、樹脂製袋の積層体を装填し、そのまま掛けた状態とすることで側部包囲部が適切に樹脂製袋の積層体の側面を下方から支持する状態を得ることができる。この支持状態により積層体の上方からの樹脂製袋の一枚ずつの引き抜き動作を簡単かつ的確に行うことができる。これにより、大型の樹脂製袋を大量に使用する梱包工場等における袋詰め作業の効率を向上させることができる。
本発明の第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体の構造を説明するための概略平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体を支持部材に掛けた状態を示す説明図である。 樹脂製袋の積層体を第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体に装填する動作の説明図である。 (A)は本発明の第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体を支持部材に掛けた状態を示して説明するための一端側から見た斜視図、(B)は本発明の第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体を支持部材に掛けた状態を他端側から見た斜視図である。 本発明の第2実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体の構造を説明するための概略平面図である。 本発明の第2実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体を支持部材に掛けた状態を示す説明図である。 樹脂製袋の積層体を第2実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体に装填する動作の説明図である。 本発明の第2実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体を支持部材に掛けた状態を示して説明するための斜視図である。 本発明の第3実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体の構造を説明するための概略平面図である。 樹脂製袋の取出し用保持体を用いた樹脂製袋の保持装置の使用状態の説明図である。
以下、本発明に係る樹脂製袋の取出し用保持体及び樹脂製袋の取出し用保持体を用いた樹脂製袋の保持装置の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に記載する。
図1は、樹脂製袋の取出し用保持体の第1の実施の形態を示している。本実施の形態において取出し用保持体10は柔軟性を有する部材として例えば布部材で構成しており、図示のように、保持対象であるポリ袋などの樹脂製袋の積層体100の折り曲げていない状態での平面形状に対応する大きさと形状の底部10aを有している。ここでは略正方形の形状の例を示している。
底部10aの一対の側部(図上、上辺及び下辺)には、それぞれ折り返されて延在する側部包囲部10b−1、10b−2が設けられている。この両側に在る側部包囲部10b−1、10b−2の相互間にはこれらを連続させて形成した繋ぎ部12が設けられている。この繋ぎ部12には、樹脂製袋を取出すための開放部が設けられている。
本実施の形態では、開放部として、対向する側部包囲部10b−1、10b−2の相互間の中央領域の両側端部に切り欠き10c−1、10c−2が設けられている。これら切り欠き10c−1、10c−2は、端部の方向に向かって次第に幅広となる略二等辺三角形状の切り欠きとなっている。図において、その切り欠き10c−1、10c−2の部分では底部10aが露出していることが理解される。また、側部包囲部10b−1、10b−2の側部10e−1、10e−2、10e−3、10e−4には、それぞれ、面ファスナーの設けられたバンド14が取り付けられている。さらに、一方側の側部、すなわち側部10e−1、10e−3は、対向する底部10aの側部と結合されている。本実施の形態では縫合されている。
なお、開放部である切り欠きの形成位置は、上記のような側部包囲部10b−1、10b−2の相互間の中央領域の両側端部に限定されるものではなく、端部の一方のみ、中間部に1個のみ形成することも可能である。
図2は、図1に示した取出し用保持体10を樹脂製袋の積層体100を装填していない状態で、例えば略水平に伸長する棒状の支持部材102に掛けた状態を示している。図示のように、取出し用保持体10は、支持部材102に底部10aが直接接触し、切り欠き10c−1、10c−2が支持部材に対して上側を向くように、側部包囲部10b−1、10b−2の相互間の中央領域で下から支えられている。
図3は、樹脂製袋の積層体100を図1に示した取出し用保持体10に装填する動作を示している。図示のように、取出し用保持体10の底部10aとその上面側の側部包囲部10b−1、10b−2及び繋ぎ部12とを離して拡げて空間を作り、その中に樹脂製袋の積層物100をE方向に挿入することで、取出し用保持体10の内部に装填される。
図4(A)、(B)は、図3の動作で100を装填した状態の取出し用保持体10を支持部材102に掛けた状態を示している。図示のように、樹脂製袋の積層体100の対向する一対の側面100a−1、100a−2はほぼ真下を向く状態になるが、それぞれ側部包囲部10b−1、10b−2の内側に接した状態となる。すなわち、側部包囲部10b−1、10b−2は、積層体100の対向する一対の側面100a−1、100a−2を下から包み込んで支えている。
そして、この状態で、掛けられた状態の樹脂製袋の積層体100は、繋ぎ部12の両端に形成された切り欠き10c−1、10c−2の存在により、その最上部の両端領域が露出した状態となっている。
これによって、下から支えられた状態の樹脂製袋の積層体100から切り欠き10c−1、10c−2を通して、一枚ずつ樹脂製袋をつまんで取り出すことができる。このとき、樹脂製袋の積層体100はしっかりと下から包み込まれて支持されているので、1枚ずつの取り出し作業が非常に容易なものとなっている。したがって、梱包工場などでの大型の樹脂製袋であっても簡単に取り出すことができる。
さらに、上記包囲した状態での支持によって、樹脂製袋の抜き出しを繰り返しても、樹脂製袋同士が徐々にズレるのを防止することができる。
また、保持体10は柔軟性を布部材によって構成されているので、樹脂製袋の積層体100を内部に装填した状態で密着性良く、かつ柔軟に保持部材102に掛けて垂らす作業も容易に行うことができる。
図示のように、切り欠き10c−1、10c−2が両端部に設けられているので、作業者は支持部材の両端側に立つことができ、保持体が梱包作業の邪魔にならず、容易に樹脂製袋を抜き出すことができる。また、両端部側に切り欠き10c−1、10c−2を設けることで、複数の作業者が同時にスムーズに樹脂製袋の抜出し作業を行うことができる。
本実施の形態では、側部包囲部10b−1、10b−2の位置を維持させる維持手段、すなわち、樹脂製袋の積層体100を装填して支持手段に掛け、抜き取り作業を行う際に、側部包囲部10b−1、10b−2が位置ズレしないようにする手段として、繋ぎ部12を設けたが、この繋ぎ部12を中央で面ファスナーなどで繋ぐ構成とすることも可能である。これにより、繋ぎ部12の中央領域が観音開きのように開閉可能となることで、容易に樹脂製袋の積層体100を取出し用保持体10に装填することもできる。
また、バンド14によって、対向する側部包囲部10e−1、10e−2どうしを留めることで、側面包囲部10e−1、10e−2が樹脂製袋の積層体100に密着させることができ、取出し用保持体10の支持効果をより一層高めることができる。
図5は、同じく布を用いて形成した樹脂製袋の保持体の第2の実施の形態を示しており、図6は、図5に示した取出し用保持体20を樹脂製袋の積層体100を装填していない状態で、例えば略水平に伸長する棒状の支持部材102に掛けた状態を示している。
図示のように、樹脂製袋の保持体20の繋ぎ部は、側部包囲部20b−1、20b−2の対向する縁部24a、24bにそれぞれ3本ずつ互いに向かい合うように面ファスナーが設けられた帯状のバンド22a−1、22a−2、22b−1、22b−2、22c−1、22c−2を設けることで構成されている。互いに向かい合うこれらのバンドを結合することによって側部包囲部20b−1、20b−2の位置を維持させる維持手段としている。
図7は、樹脂製袋の積層体100を樹脂製袋の保持体20へ装填する動作を示している。まず、バンド22a−1と22a−2、22b−2と22c−1、22c−1と22c−2を結合していない状態で、樹脂製袋の保持体20を拡げた状態とし、樹脂製袋の積層体100を底部20aに載せる。そして、側部包囲部20b−1、20b−2によって樹脂製袋の積層体100の対向する一対の側部及びそれぞれ表面側の略3分の1を覆い、バンド22a−1と22a−2、22b−2と22c−1、22c−1と22c−2を結合することによって行われる。
図8は、樹脂製袋の積層体100が装填された図5、6及び7に示した取出し用保持体20を支持部材102に掛けた状態を示している。図示のように、結合されたバンド22a−1、22a−2、22b−1、22b−2、22c−1、22c−2間が開放部26a、26bとなっており、樹脂製袋が外側に露出している。したがって、上側から一枚の樹脂製袋をつまみ、上方に引き抜くことで保持体20から一枚の樹脂製袋を取り出すことができる。このとき、バンド22a−1、22a−2、22b−2、22c−1、22c−1、22c−2には面ファスナーが設けられているため、縁部24aと24bの間の距離の調節してしっかりした下方からの支持状態を得ることができ、取出し用保持体20の支持効果をより高め、樹脂製袋の取り出し動作の容易性を高めることができる。
図9(A)及び(B)は、第3の実施の形態に係る樹脂製袋の保持体30を示している。同図(A)に示したように、側部包囲部30b−1、30b−2の対向する縁部24a、24bの位置を維持させる維持手段として、側面包囲部30b−1、30b−2の側部32a、32b、32c、32dと、底部30aのそれぞれ対向する側部34a、34b、34c、34dとをその両者に連続する側部繋ぎ部36a、36b、36c、36dで結合することで構成されている。この側部繋ぎ部36a、36b、36c、36dの形成は縫合することなどで容易に形成することが可能である。
これにより、側部包囲部30b−1、30b−2と対向する底部30aの部分は袋状の形態となる。そして、その袋状の側部包囲部30b−1、30b−2の相互間の全面には開放部30cが形成されている。
したがって、樹脂製袋の積層体100の装填は、ブックカバーに本を装填するように、樹脂製袋の積層体100の側面を開口部38aから側面包囲部30b−1に挿入した後、他方の側面を開口部38bから側面包囲部30b−2に挿入する2ステップの動作によって簡単かつ迅速に樹脂製袋の保持体30に樹脂製袋の積層体100を装填することができる。そして、この樹脂製袋の積層体100が装填された樹脂製袋の保持体30を、開放部30cが上方を向き、側部包囲部30b−1、30b−2の相互間の中央領域が支点となるように支持部材の上に掛けて垂らすことで簡単に樹脂製袋の保持体30を設置することができる。
同図(B)は樹脂製袋の積層体100を装填した状態で支持部材102掛けた状態が示されている。図示のように、樹脂製袋の積層体100は袋状の側部包囲部30b−1、30b−2に一対の側面部がそれぞれ入れられて包まれた状態となり、下から支持されて状態が確保されている。上述の各実施の形態と同様に上部の露出した樹脂製袋の積層体100を順次容易に取り出すことが可能となっている。
なお、本実施の形態に係る樹脂製袋の保持体30に用いる材質としては、布部材を用いることも可能であるが、段ボール部材や樹脂製のものであっても樹脂製袋の積層体100を装填した状態で支持部材に掛けることのできる柔軟性を有するものであれば好適に利用可能である。
図10は、図1に示した樹脂製袋の取出し用保持体10を用いた樹脂製袋の保持装置50の使用状態を示している。図示のように、樹脂製袋の保持装置50は、樹脂製袋の保持体10と、樹脂製袋の積層体100が装填された樹脂製袋の保持体10を、切り欠き10c−1、10c−2が上側を向くように対向する側部包囲部10b−1、10b−2の相互間の中央領域を支点として下から支える棒状の支持部42と、支持部42が水平に設置されるように下方から支持し、それぞれ下方で支持部42と垂直な方向に2本に分岐して伸長する2本の脚部44a、44bとを有し、それぞれの脚部44a、44bの下端部にはキャスター46が2個ずつ取り付けられている支持器40を有している。これにより、樹脂製袋の積層体100を装填した樹脂製袋の保持体10を簡単に支持器40に設置することができ、樹脂製袋の保持体10の位置を容易にかつ、迅速に移動させることができ、さらに、樹脂製袋の引き抜き作業を安定して適切に行うことを可能にすることで、作業者の梱包作業の効率を上げることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に示した範囲に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。例えば、各実施の形態において、主として布を用いる例を示したが、樹脂製袋の積層体100を装填した状態で、支持部材に垂らして掛けることのできる柔軟性を有する材質であれば、樹脂や段ボールなどを用いることも可能である。また、樹脂製袋の保持装置50の高さや脚部のデザインなどについても種々の変形が可能である。
10 第1実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体
10a、20a、30a 底部
10b−1、10b−2、20b−1、20b−2、30b−1、30b−2 側部包囲部
10c−1、10c−2 切り欠き
10e−1、10e−2 側部
12 繋ぎ部
14 バンド
20 第2実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体
22a−1、22a−2、22b−1、22b−2、22c−1、22c−2 バンド
24a、24b 縁部
26a、26b、30c 開放部
30 第3実施の形態に係る樹脂製袋の取出し用保持体
32a、32b、32c、32d 側面包囲部の側部
34a、34b、34c、34d 底部の側部
36a、36b、36c、36d 側部繋ぎ部
38a、38b 開口部
40 支持器
42 支持部
44a、44b 脚部
46 キャスター
50 樹脂製袋の取出し用保持体を用いた樹脂製袋の保持装置
100 樹脂製袋の積層体
100a−1、100a−2 積層体の対向する一対の側面
102 支持部材
E 挿入方向

Claims (6)

  1. 工場で機械や部品を入れるための大型の樹脂製袋が広げた状態で複数積層された積層体であって、対向する一対の側面を有する積層体を前記樹脂製袋を1枚ずつ取出し可能に包み保持する樹脂製袋の取出し用保持体において、
    前記樹脂製袋の折り曲げていない状態での平面形状とほぼ同じ大きさと形状を有し、前記積層体の表・裏面の一方の面全体をカバーする底部と、
    該底部から伸長し、前記積層体を保持した状態で前記積層体の対向する一対の側面及び前記表・裏面の他方の面の所定領域までそれぞれ折り返されて延在する側部包囲部と、
    前記両側から折り返された側部包囲部の相互間の少なくとも一部に前記樹脂製袋を取り出すための開放部を確保しつつ前記側部包囲部の位置を維持させる維持手段と、
    を有し、
    該維持手段によって維持される側部包囲部の位置は、
    前記積層体を保持した状態で前記折り返された側部包囲部の相互間のほぼ中央領域で前記開放部を上側にして前記底部の外側下方から支持されたときに、前記折り返された側部包囲部が前記積層体の一対の側面に接した状態で該積層体の一対の側面を下から支える状態となる位置であることを特徴とする樹脂製袋の取出し用保持体。
  2. 布で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂製袋の取出し用保持体。
  3. 前記開放部は、
    前記側部包囲部の相互間の中央領域の両端部に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の樹脂製袋の取出し用保持体。
  4. 前記側部包囲部の維持手段は、
    前記両側から折り返された側面包囲部をつなぐ繋ぎ部にて構成したことを特徴とする1〜3の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体。
  5. 前記側部包囲部の維持手段は、
    前記側面包囲部の側部と対向する前記底部の側部とを一部または全域にてつなぐ側部繋ぎ部にて構成したことを特徴とする1〜3の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の樹脂製袋の取出し用保持体と、
    前記樹脂製袋の積層体を装填した状態の前記取出し用保持体を下方から略直線状に支持可能な支持部、該支持部を下方から支持する脚部、及び該脚部に取付けられたキャスターを有する支持器と、
    を有することを特徴する樹脂製袋の取出し用保持体を用いた樹脂製袋の保持装置。
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