JP6118759B2 - 回転電機のステータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータに関する。
回転電機のステータは、分割鉄心と、分割鉄心の一部を囲繞するインシュレータと、インシュレータを介して分割鉄心に巻回されるコイル導線とを有するステータ片を環状に複数配置して形成される。
特許文献1には、図8に示すように、インシュレータ200の外周面に周方向に沿って導線端部保持溝201が形成され、インシュレータ200に巻回されたコイル導線202を導線端部保持溝201に収納して、給電線と結線する位置まで引き回したステータが提案されている。導線端部保持溝201の内壁面には、導線端部保持溝201の幅方向に、凸部203と凹部204とが互いに対向して設けられている。コイル導線202は、凸部203と凹部204との間で屈曲しながら導線端部保持溝201内に収納される。
特開2012−228152号公報
特許文献1のステータでは、コイル導線202を導線端部保持溝201内に収納すると、導線端部保持溝201の内壁面に設けられた凸部203及び凹部204に対するコイル導線202の反力が導線端部保持溝201の幅を広げる方向に作用する。その結果、図9に破線で示すように、導線端部保持溝201の開口部の幅Woが、底部の幅Wbに対して広がる。このため、導線端部保持溝201によるコイル導線202の締め代が開口部に向かうに従って小さくなり、導線端部保持溝201内に収納されたコイル導線202の内、開口部側に収容されたコイル導線202の保持力が低減してしまう恐れがある。
本発明の目的は、巻線を絶縁部材の案内部に設けられた溝部で確実に保持することができる回転電機のステータを提供することである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
円周方向に沿って配置された複数のティース(例えば、後述の実施形態でのティース24b)と、前記ティースに巻回されるコイル(例えば、後述の実施形態でのコイル18)と、を備え、
前記コイルは、
巻線が前記ティースに巻回されたコイル巻線部(例えば、後述の実施形態でのコイル巻線部21)と、
前記巻線が前記複数のティースに亘り前記円周方向に沿って引き回されたコイル端末部(例えば、後述の実施形態でのコイル端末部19)と、
を備えた回転電機のステータ(例えば、後述の実施形態でのステータ10)であって、
前記ステータは、前記円周方向に沿った開口部(例えば、後述の実施形態での開口部110a〜116a,110b〜116b)を少なくとも一端に有し、互いに対向する第1内壁面(例えば、後述の実施形態での下面56d〜62d,56f〜62f)及び第2内壁面(例えば、後述の実施形態での上面56c〜62c,56e〜62e)から形成された、前記コイル端末部を収容するための溝部(例えば、後述の実施形態での導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62b)が設けられた絶縁部材(例えば、後述の実施形態でのインシュレータ26)を備え、
前記絶縁部材の第1の周方向位置における前記第1内壁面(例えば、後述の実施形態での下面56d〜62d)の延出方向と、前記絶縁部材の第2の周方向位置における前記第2内壁面(例えば、後述の実施形態での上面56e〜62e)の延出方向と、が異なり、
前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1の周方向位置における前記第1内壁面(例えば、後述の実施形態での下面56d〜62d)と前記第2の周方向位置における前記第2内壁面(例えば、後述の実施形態での上面56e〜62e)との間の間隔が、前記溝部の底部(例えば、後述の実施形態での底部100a〜106a,100b〜106b)側に比べて開口部(例えば、後述の実施形態での開口部110a〜116a,110b〜116b)側の方が狭い。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記絶縁部材は、前記複数のティースの各々と前記コイル巻線部とを絶縁するための絶縁ボビン(例えば、後述の実施形態でのインシュレータ26)であり、
前記溝部は、前記第1の周方向位置に形成された第1溝部(例えば、後述の実施形態での導線端部保持溝56a〜62a)と、前記第2の周方向位置に形成された第2溝部(例えば、後述の実施形態での導線端部保持溝56b〜62b)と、を含み、
前記第1溝部の互いに対向する前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、前記第2溝部の互いに対向する前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、が異なり、
前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1溝部の前記第1内壁面と前記第2溝部の前記第2内壁面との間の間隔が、前記溝部の底部側に比べて開口部側の方が狭い。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、
前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1の周方向位置における前記第1内壁面と、前記第2の周方向位置における前記第2内壁面とがなす角度は、
前記溝部に前記コイル端末部が収容された状態で、前記溝部の底部側に配置された前記コイル端末部と、前記溝部の前記開口部側に配置された前記コイル端末部とに一定の締め代が生じるように設定される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向とは、前記ステータの径方向を中心に互いに対向する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向に延出し、
前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向から傾斜した方向に延出する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面、並びに、前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向から同一方向に傾斜して延出し、
前記ステータの径方向に対する前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出角度と、前記ステータの径方向に対する前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出角度とは異なる。
請求項1に記載の発明によれば、絶縁部材を円周方向から見たときの第1の周方向位置における第1内壁面と第2の周方向位置における第2内壁面との間の間隔が、溝部の底部側に比べて開口部側で狭くなっていることにより、溝部に巻線を収容した場合、巻線を収容した状態では溝部を構成する一対の内壁面の間の間隔が開口部側で広がったとしても、開口部側でも巻線の保持力を確保することができる。これにより、溝部で確実に巻線を保持することができるため、回転電機の運転時に振動が発生しても、巻線の絶縁被膜或いは絶縁部材等の摩耗や巻線が溝部からはみ出てしまうことを抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、絶縁ボビンの周方向の一方側及び他方側にそれぞれ形成された第1溝部及び第2溝部を用いて、第1内壁面と第2内壁面との間の間隔を、溝部の底部側に比べて開口部側で狭く構成することができるため、複数のティースに対して共通の絶縁ボビンを用いて部品点数の増加を抑制しながら、開口部側でのコイル端末部の保持力を確保することができる。
請求項3に記載の発明によれば、溝部にコイル端末部が収容された状態で、複数のコイル端末部のそれぞれを適切な締め代によって保持することができるため、安定的にコイル端末部を溝部の内部に保持することができる。
請求項4〜6に記載の発明によれば、絶縁部材を円周方向から見たときの第1の周方向位置における第1内壁面と第2の周方向位置における第2内壁面との間の間隔が、溝部の底部側に比べて開口部側で狭くなる構成であるため、溝部で確実に巻線を保持することができる。
本発明に係るステータの平面図である。 図1のステータ片の斜視図である。 図2の分割コア及びインシュレータの分解斜視図である。 図2のインシュレータの一部正面図である。 (a)は図4のD−D線断面図、(b)は図4のE−E線断面図、(c)は図4の要部F矢視図である。 (a)は第1変形例のインシュレータの一部を示す図5(a)に相当する図、(b)は図5(b)に相当する図、(c)は図5(c)に相当する図である。 (a)は第2変形例のインシュレータの一部を示す図5(a)に相当する図、(b)は図5(b)に相当する図、(c)は図5(c)に相当する図である。 特許文献1に記載のインシュレータの一部正面図である。 図8のG−G線断面図である。
以下、本発明に係る回転電機のステータの実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る回転電機のステータ10の平面図である。ステータ10は、その内部に設けられる図示しないロータと組み合わされて回転電機を構成し、例えば、電動機又は発電機として用いられる。
ステータ10は、いわゆる3相Y型結線の突極巻のステータであり、図1に示すように、中空状のホルダ12と、ホルダ12に設けられた3相の入力端子U、V、Wと、中性点を形成する中性端子Nと、ホルダ12の内周面12aに沿って複数(図1では18個)のステータ片14を環状に配置して形成される環状ステータ群16とを備えている。
環状ステータ群16は、U相、V相、W相のコイル18をそれぞれ有するステータ片14を6つずつ含む。この場合、環状ステータ群16では、複数のステータ片14を環状に配置することにより、U相(U1相〜U6相)、V相(V1相〜V6相)、及び、W相(W1相〜W6相)の各コイル18が、図1の時計回りに、U1、V1、W1、U2、…、U6、V6、W6の順番に並ぶように配置される。換言すれば、環状ステータ群16は、後述する複数(図1では18個)の分割コア24が円環状に配列されて成るステータコアと、インシュレータ26を介してステータコアの各分割コア24に巻線18aが巻回されたコイル18と、を備える。
次に、U1相〜U6相、V1相〜V6相及びW1相〜W6相のコイル18を有する各ステータ片14のうち、代表的に、1個のステータ片14の構成について説明する。なお、ここで説明するステータ片14の構成は、全ての相のステータ片14に共通する構成である。
図2及び図3に示すように、ステータ片14は、プレスにより打ち抜いた略T字状の電磁鋼板22をステータ10の回転軸方向(矢印A方向)に複数枚積層して構成される分割コア24と、分割コア24を電気的に絶縁するインシュレータ26と、インシュレータ26を介して分割コア24に巻線18aが巻回されたコイル18とを有する。巻線18aは、断面長方形状の平角線である。
分割コア24は、ステータ10の径方向外側(矢印Bに示すB1側)において、ステータ10の円周方向(矢印C方向)に沿って延在するヨーク部24aと、ヨーク部24aから径方向内側(矢印Bに示すB2側)に向かって延在するティース24bと、から構成される。また、ヨーク部24aの矢印Cに示すC2側の端部には、略半円状の嵌合凹部32が形成され、ヨーク部24aの矢印Cに示すC1側の端部には、嵌合凹部32に対応した略半円状の嵌合凸部34が形成されている。ヨーク部24aの嵌合凹部32と嵌合凸部34とは、複数の分割コア24が円環状に配列されてステータコアを形成するとき、互いに嵌合して各分割コア24を位置決めする。
インシュレータ26は、可撓性を有する樹脂等の電気絶縁材料で構成された、分割コア24と巻線18aとを絶縁するための絶縁ボビンである。インシュレータ26は、巻線18aが巻回される巻回部38と、巻回部38から矢印Bに示すB1側に突出し、巻線18aを矢印C方向に沿って引き回して案内するための案内部40と、を有している。
巻回部38は、矢印A方向に嵌合可能な上側巻回部38aと下側巻回部38bと、から構成される。
上側巻回部38aは、断面略U字状に形成された上側巻回部本体42aと、上側巻回部本体42aの内径側(矢印Bに示すB2側)の端部に立設する上側内周壁44aと、上側内周壁44aと対向するように、上側巻回部本体42aの矢印Bに示すB1側の端部に立設する上側外周壁46aと、を有する。
下側巻回部38bは、上側巻回部本体42aと対向するように断面略U字状に形成された下側巻回部本体42bと、上側内周壁44aと対向するように下側巻回部本体42bの矢印Bに示すB2側の端部に立設する下側内周壁44bと、下側内周壁44bと対向するように下側巻回部本体42bの矢印Bに示すB1側の端部に立設する下側外周壁46bと、を有する。
分割コア24のティース24bを挟み込むように上側巻回部38aと下側巻回部38bとを嵌合させると、上側巻回部本体42aと下側巻回部本体42b、上側内周壁44aと下側内周壁44b、上側外周壁46aと下側外周壁46bがそれぞれ一部重なり合って結合することで上側巻回部38aと下側巻回部38bとが一体化されて、巻回部38が構成される。巻回部38の中央部には、矢印B方向に沿って孔48が形成される。孔48に分割コア24のティース24bが嵌まり込む一方で、巻回部38における上側内周壁44a及び下側内周壁44bと、上側外周壁46a及び下側外周壁46bとの間の箇所に巻線18aが巻回されてコイル18のコイル巻線部21が構成される。
一方、案内部40は、上側外周壁46aの上端部近傍から矢印Bに示すB1側に突出するように設けられている。
案内部40は、板状部材50と、板状部材50上に形成され、図1の平面視で略U字状の導線収容部52と、導線収容部52の背後(矢印Bに示すB2側の背面における矢印C1方向側の箇所)に形成され、巻回部38に巻回された巻線18aの終端部を固定する終端固定部54と、から構成される。
導線収容部52は、板状部材50の矢印Cに示すC2側とC1側とにそれぞれ立設するブロック52a,52bと、ブロック52a,52bの矢印Bに示すB2側の背面を連結する連結部52cと、から構成される。図4に示すように、ブロック52aには、矢印C方向に沿って延在し、巻線18aを収容可能な、回転軸方向幅(矢印A方向に沿った長さ)及び径方向幅(矢印B方向に沿った長さ)を有する4つの導線端部保持溝56a,58a,60a,62a(56a〜62a)が、回転軸方向(矢印A方向)に所定間隔で設けられている。一方、ブロック52bにも、ブロック52aと同様に、矢印C方向に沿って延在し、巻線18aを収容可能な、回転軸方向幅(矢印A方向に沿った長さ)及び径方向幅(矢印B方向に沿った長さ)を有する4つの導線端部保持溝56b,58b,60b,62b(56b〜62b)が、回転軸方向(矢印A方向)に所定間隔で設けられている。
導線端部保持溝56a〜62aは、ブロック52aの本体部64aから矢印Bに示すB1側及び矢印Cに示すC2側に平板状に延在する庇状の壁部66a,68a,70a,72a,74a(66a〜74a)の内、互いに対向した2つの壁部によって挟まれて形成される。例えば、導線端部保持溝56aは、壁部66aと壁部68aとの間に形成される。導線端部保持溝56b〜62bも、導線端部保持溝56a〜62aと同様に、ブロック52bの本体部64bから矢印Bに示すB1側及び矢印Cに示すC1側に平板状に延在する庇状の壁部66b,68b,70b,72b,74b(66b〜74b)の内、互いに対向した2つの壁部によって挟まれて形成される。例えば、導線端部保持溝56bは、壁部66bと壁部68bとの間に形成される。
なお、壁部72aと壁部72bは、本体部64aから矢印Bに示すB1側に延在する連結部76により矢印C方向に連結されている。また、壁部74aと壁部74bは、板状部材50の一部を構成する。また、図5に示すように、各導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bのうち、最上部の導線端部保持溝56a,56bの径方向幅(矢印B方向に沿った長さ)は、他の導線端部保持溝58a〜62a,58b〜62bの径方向幅よりも大きい。他の導線端部保持溝58a〜62a,58b〜62bの径方向幅は、略同一である。
図1に示した環状ステータ群16の各ステータ片14では、同一形状の平角線の巻線18aが巻回されてコイル18を構成する。また、案内部40の導線収容部52では、巻線18aが矢印C方向に引き回される。巻線18aは、軸心に対して垂直な断面の長手方向が矢印A方向に沿った状態で、ブロック52aとブロック52bの間に亘り、各導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに収容される。なお、ブロック52bの背後には、巻線18aの終端部を固定する終端固定部54が配設されている。各ステータ片14において、自己の巻回部38から巻線18aが引き出されて終端固定部54に固定され、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに引き回される。このように、環状ステータ群16を構成する複数のステータ片14の導線収容部52に亘って巻線18aが矢印C方向に引き回されて、コイル18のコイル端末部19が構成される。なお、導線端部保持溝56a,56bには全ての相の巻線18aが収容され、導線端部保持溝58a,58b、導線端部保持溝60a,60b、及び導線端部保持溝62a,62bには各相の巻線18aが収容される。
図4に示すように、ブロック52aの本体部64aから延在する壁部68a〜74aには、各導線端部保持溝56a〜62aに面して、矢印Aに示すA1側に円弧状に張り出した凸部88a,90a,92a,94a(88a〜94a)が形成され、矢印B方向に延在している。また、ブロック52bの本体部64bから延在する壁部66b〜72bには、各導線端部保持溝56b〜62bに面して、矢印Aに示すA2側に円弧状に張り出した凸部88b,90b,92b,94b(88b〜94b)が形成され、矢印B方向に延在している。凸部88a〜94aと導線端部保持溝56a〜62aの上面56c,58c,60c,62c(56c〜62c)との矢印A方向の間隔、及び凸部88b〜94bと導線端部保持溝56b〜62bの下面56f,58f,60f,62f(56f〜62f)との矢印A方向の間隔は、平角線の巻線18aの軸心に対する垂直断面の長辺長さよりも僅かに大きい。
壁部66a〜74aは、図5(a)に示すように、矢印Bに示すB2側の基端からB1側の先端に向かって水平方向上方(矢印Aに示すA1側)に傾斜している。即ち、導線端部保持溝56a〜62aの第1内壁面である上面56c〜62c及び第2内壁面である下面56d,58d,60d,62d(56d〜62d)は、底部100a,102a,104a,106a(100a〜106a)から開口部110a,112a,114a,116a(110a〜116a)に向かって水平方向上方に傾斜している。なお、導線端部保持溝56a〜62aにおける底部100a〜106aの幅W1a(矢印A方向)は、開口部110a〜116aの幅W2a(矢印A方向)と略同じである。なお、図5(a)に示す破線は上記水平方向を示す線である。水平方向は、ステータ10の回転軸方向に対して垂直な径方向に等しい。
また、壁部66b〜74bは、図5(b)に示すように、矢印Bに示すB2側の基端からB1側の先端に向かって水平方向下方(矢印Aに示すA2側)に傾斜している。即ち、導線端部保持溝56b〜62bの第1内壁面である上面56e,58e,60e,62e(56e〜62e)及び第2内壁面である下面56f〜62fは、底部100b〜106bから開口部110b〜116bに向かって水平方向下方に傾斜している。なお、導線端部保持溝56b〜62bにおける底部100b〜106bの幅W1b(矢印A方向)は、開口部110b〜116bの幅W2b(矢印A方向)と略同じである。なお、図5(b)に示す破線は上記水平方向を示す線である。水平方向は、ステータ10の回転軸方向に対して垂直な径方向に等しい。
このように、本実施形態では、壁部66a〜74aが上方に傾斜し、壁部66b〜74bが下方に傾斜している。このため、図5(c)に示すように、インシュレータ26の案内部40をステータ10の円周方向である図4に示す矢印Fの方向から見たときの導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56bに共通した共通溝部56の開口部110における間隔W2は、共通溝部56の底部100における間隔W1よりも狭い。すなわち、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の開口部110における間隔W2は、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の底部100における間隔W1よりも狭い。
なお、図5(a)に示す導線端部保持溝56a〜62aは図4に示すD−D線での断面を示し、図5(b)に示す導線端部保持溝56b〜62bは図4に示すE−E線での断面を示す。図4のD−D線断面は矢印Aに示すA1側に張り出した凸部88aの頂点での断面であり、図4のE−E線断面は矢印Aに示すA2側に張り出した凸部88bの頂点での断面である。このため、図5(a)に示す導線端部保持溝56a〜62aの各底部と、図5(b)に示す導線端部保持溝56b〜62bの各底部とは、矢印A方向で位置がそれぞれ異なる。したがって、図5(c)に示す共通溝部56の底部100における間隔W1は、図5(a)に示す導線端部保持溝56aの底部100aの幅W1a及び図5(b)に示す導線端部保持溝56bの底部100bの幅W1bよりも小さい。
同様に、図4に示す矢印Fの方向から見たときの導線端部保持溝58a〜62aと導線端部保持溝58b〜62bに共通した各共通溝部の開口部における間隔W2も当該溝部の底部における間隔W1よりも狭い。すなわち、導線端部保持溝58a〜62aの下面58d〜62dと導線端部保持溝58b〜62bの上面58e〜62eとの間の開口部における間隔W2は、導線端部保持溝58a〜62aの下面58d〜62dと導線端部保持溝58b〜62bの上面58e〜62eとの間の底部における間隔W1よりも狭い。導線端部保持溝58a〜62aと導線端部保持溝58b〜62bに共通した各共通溝部の底部における間隔と、導線端部保持溝58a〜62aの底部の幅及び導線端部保持溝58b〜62bの底部の幅との関係は、上記説明した、共通溝部56の底部における間隔W1と、導線端部保持溝56aの底部100aの幅W1a及び導線端部保持溝56bの底部100bの幅W1bとの関係と同様である。
したがって、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに巻線18aを引き回すと、巻線18aには、各共通溝部の底部の間隔W1と開口部の間隔W2との差である締め代によって保持力が付加される。締め代の大きさは、後述するように、導線端部保持溝58a〜62a,58b〜62bに巻線18aを収容したときの変形量を予め見込んで決定される。
また、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに巻線18aを引き回す際、巻線18aは、凸部88a〜94aと凸部88b〜94bとによって挟まれた矢印A方向の幅の溝空間に圧入される。その結果、巻線18aは、凸部88a〜94aと凸部88b〜94bとによって確実に保持された状態で、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに収容される。
巻線18aが導線端部保持溝56a〜62aに収容された状態では、凸部88a〜94aに巻線18aの矢印A方向の反力が作用して、導線端部保持溝56a〜62aの開口部110a〜116aの幅W2aが広がるよう壁部66a〜74aが弾性変形する。同様に、巻線18bが導線端部保持溝56b〜62bに収容された状態では、凸部88b〜94bに巻線18aの矢印A方向の反力が作用して、導線端部保持溝56b〜62bの開口部110b〜116bの幅W2bが広がるよう壁部66b〜74bが弾性変形する。しかし、本実施形態では、図5(c)に示すように、壁部66a〜74aと壁部66b〜74bは互いに逆方向に傾斜して形成されており、巻線18aが引き回される前の、図4に示す矢印Fの方向から見たときの導線端部保持溝56a〜62aと導線端部保持溝56b〜62bとに共通した各共通溝部の開口部における間隔W2が当該溝部の底部における間隔W1よりも狭く形成されている。このため、巻線18aの反力により導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの開口部110a〜116a,110b〜116bの幅W2a,W2bが広がっても、巻線18aの保持力の低下が抑制される。その結果、巻線18aは導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bで確実に保持された状態で収容される。したがって、回転電機の動作時に振動等が発生しても、巻線18aが壁部66a〜74a,66b〜74bと摺れてしまったり、巻線18aの絶縁被膜が破壊されてしまったり、巻線18aが導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bからはみ出てしまうことを抑制できる。
なお、導線端部保持溝56a〜62aの上面56c〜62cと下面56d〜62dとの開口部110a〜116aにおける幅W2aを、底部100a〜106aにおける幅W1aより狭くなるように構成すると、導線端部保持溝56a〜62aへの巻線18aの挿入がやり難くなり、巻線18aの絶縁被膜に損傷を与える虞がある。更に、導線端部保持溝56a〜62aがアンダーカット形状となり、成形型からの型抜きが困難となるため型構成が複雑化してしまい、製造コストが増加する。しかし、本実施形態では、導線端部保持溝56a〜62aの上面56c〜62cと下面56d〜62dとが平行に成形されている。このため、導線端部保持溝56a〜62aへの巻線18aの挿入が容易であり、挿入時の作業性の低下を抑制できる。また、型抜きが容易となり製造コストの増加を抑制することもできる。導線端部保持溝56b〜62bにおいても同様である。
以上説明したように、本実施形態に係るステータ10によれば、巻線18aが収容される導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bを有するインシュレータ26を備え、インシュレータ26の案内部40の第1の周方向位置における上面56c〜62cの延出方向と、第2の周方向位置における下面56f〜62fの延出方向とが異なり、インシュレータ26の案内部40をステータ10の円周方向から見たときの第1の周方向位置における上面56c〜62cと第2の周方向位置における下面56f〜62fとの間の間隔が、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの底部100a〜106a,100b〜106b側に比べて開口部110a〜116a,110b〜116b側の方が狭い。このため、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに巻線18aを収容した場合、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの間隔が開口部110a〜116a,110b〜116b側で広がったとしても、開口部110a〜116a,110b〜116b側でも巻線18aの保持力を確保することができる。これにより、巻線18aを確実に保持することができる。また、回転電機の運転時に振動が発生しても、巻線18aの絶縁被膜或いは絶縁部材等の摩耗や巻線18aが導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bからはみ出てしまうことを抑制できる。
また、インシュレータ26は、周方向の一方側に形成された導線端部保持溝56a〜62aと、周方向の他方側に形成された導線端部保持溝56b〜62bとを備え、導線端部保持溝56a〜62aの延出方向と、導線端部保持溝56b〜62bの延出方向と、が異なっているので、導線端部保持溝56b〜62bの上面56c〜62cと、導線端部保持溝56b〜62bの下面56f〜62fとの間の間隔を、底部100a〜106a,100b〜106b側に比べて開口部110a〜116a,110b〜116b側で狭くすることができる。このため、開口部110a〜116a,110b〜116b側での巻線18aの保持力を確保することができる。
また、ステータ10の円周方向から見たとき、導線端部保持溝56a〜62aの上面56c〜62cと、導線端部保持溝56b〜62bの下面56f〜62fとがなす角度は、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの底部100a〜106a,100b〜106b側に配置されたコイル18のコイル端末部19と、開口部110a〜116a,110b〜116b側に配置されたコイル18のコイル端末部19とに一定の締め代が生じるように設定される。このため、導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに収容された巻線18aを底部側から開口部側に亘って適切な締め代によって保持することができ、安定的に巻線18aを導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bに収容することができる。
(第1変形例)
図6(a)、(b)、(c)は、それぞれ第1変形例のインシュレータの一部(最上部の溝)を示す図5(a)、(b)、(c)相当の断面図である。第1変形例のインシュレータが上記説明した実施形態のインシュレータと異なる点は、壁部66a〜74aの延出方向が異なり、水平方向に延出することである。この点以外は上記実施形態と同様であり、上記実施形態のインシュレータと同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図6(a)に示すように、第1変形例の壁部66a〜74aは、ブロック52aの本体部64aから水平方向に延出している。一方、図6(b)に示すように、第1変形例の壁部66b〜74bは、上記実施形態と同様に、矢印Bに示すB2側の基端からB1側の先端に向かって水平方向下方(矢印Aに示すA2側)に傾斜している。このため、図6(c)に示すように、ステータ10の円周方向(図4に示す矢印Fの方向)から見たときの導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56bに共通した共通溝部56の開口部110における間隔W2は、共通溝部56の底部100における間隔W1より狭い。すなわち、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の開口部110における間隔W2は、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の底部100における間隔W1よりも狭い。当該関係は、導線端部保持溝58a〜62aと導線端部保持溝58b〜62bでも同様である。
したがって、巻線18aの挿入により導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの開口部110a〜116a,110b〜116b側の幅W2a,W2bが巻線18aの反力により広がっても、巻線18aの保持力の低下が抑制される。なお、壁部74a,74bの矢印Aに示すA2側には剛性の高い分割コア24が配置されており、壁部66b〜74bには凸部88b〜94bが矢印Aに示すA2側に設けられているため、巻線18aの反力はブロック52b側の方が大きい。したがって、本変形例では、壁部66b〜74bが水平方向下方(矢印Aに示すA2側)に傾斜し、壁部66a〜74aの延出方向を水平である上述の構成とした。その他の構成及び作用は、上記実施形態と同様である。
(第2変形例)
図7(a)、(b)、(c)は、それぞれ第2変形例のインシュレータの一部(最上部の溝)を示す図5(a)、(b)、(c)相当の断面図である。第2変形例のインシュレータが上記説明した実施形態のインシュレータと異なる点は、壁部66a〜74a及び壁部66b〜74bの延出角度及び延出方向が異なることである。この点以外は上記実施形態と同様であり、上記実施形態のインシュレータと同一又は同等部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図7(a)、(b)に示すように、第2変形例の壁部66a〜74a,66b〜74bは、共に、矢印Bに示すB2側の基端からB1側の先端に向かって水平方向下方(矢印Aに示すA2側)に傾斜している。但し、壁部66b〜74bの傾斜角度は、壁部66a〜74aの傾斜角度よりも大きい。このため、図7(c)に示すように、ステータ10の円周方向(図4に示す矢印Fの方向)から見たときの導線端部保持溝56aと導線端部保持溝56bに共通した共通溝部56の開口部110における間隔W2は、共通溝部56の底部100における間隔W1より狭い。すなわち、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の開口部110における間隔W2は、導線端部保持溝56aの下面56dと導線端部保持溝56bの上面56eとの間の底部100における間隔W1よりも狭い。当該関係は、導線端部保持溝58a〜62aと導線端部保持溝58b〜62bでも同様である。
したがって、巻線18aの挿入により導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bの開口部110a〜116a,110b〜116b側の幅W2a,W2bが巻線18aの反力により広がっても、巻線18aの保持力の低下が抑制される。なお、壁部74a,74bの矢印Aに示すA2側には剛性の高い分割コア24が配置されているため、導線端部保持溝58a〜62a,58b〜62bに巻線18aを収容したときの壁部66a〜74a及び壁部66a〜74aは矢印Aに示すA1側に変形し易い。したがって、本変形例では、壁部66b〜74b及び壁部66a〜74aの双方とも水平方向下方(矢印Aに示すA2側)に傾斜した構成とした。その他の構成及び作用は、上記実施形態と同様である。
なお、本発明は、前述した実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、巻線18aが収容される導線端部保持溝56a〜62a,56b〜62bは、インシュレータ26の案内部40に形成されているが、ステータ10を構成する他の構成要素に形成されていても良い。
10 ステータ
18 コイル
18a 巻線
19 コイル端末部
21 コイル巻線部
24 分割コア
24a ヨーク部
24b ティース
26 インシュレータ(絶縁部材、絶縁ボビン)
38 巻回部
40 案内部
50 板状部材
52 導線収容部
54 終端固定部
56 共通溝部
56a,58a,60a,62a 導線端部保持溝
56b,58b,60b,62b 導線端部保持溝
56c,58c,60c,62c,56e,58e,60e,62e 上面(第1内壁面)
56d,58d,60d,62d,56f,58f,60f,62f 下面(第2内壁面)
64a,64b 本体部
66a,68a,70a,72a,74a 壁部
66b,68b,70b,72b,74b 壁部
76 連結部
88a,90a,92a,94a 凸部
88b,90b,92b,94b 凸部
100 共通溝部の底部
100a,102a,104a,106a,100b,102b,104b,106b 導線端部保持溝の底部
110 共通溝部の開口部
110a,112a,114a,116a,110b,112b,114b,116b 導線端部保持溝の開口部
W1 共通溝部の底部の間隔
W2 共通溝部の開口部の間隔

Claims (6)

  1. 円周方向に沿って配置された複数のティースと、前記ティースに巻回されるコイルと、を備え、
    前記コイルは、
    巻線が前記ティースに巻回されたコイル巻線部と、
    前記巻線が前記複数のティースに亘り前記円周方向に沿って引き回されたコイル端末部と、
    を備えた、回転電機のステータであって、
    前記ステータは、前記円周方向に沿った開口部を少なくとも一端に有し、互いに対向する第1内壁面及び第2内壁面から形成された、前記コイル端末部を収容するための溝部が設けられた絶縁部材を備え、
    前記絶縁部材の第1の周方向位置における前記第1内壁面の延出方向と、前記絶縁部材の第2の周方向位置における前記第2内壁面の延出方向と、が異なり、
    前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1の周方向位置における前記第1内壁面と前記第2の周方向位置における前記第2内壁面との間の間隔が、前記溝部の底部側に比べて開口部側の方が狭い、回転電機のステータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
    前記絶縁部材は、前記複数のティースの各々と前記コイル巻線部とを絶縁するための絶縁ボビンであり、
    前記溝部は、前記第1の周方向位置に形成された第1溝部と、前記第2の周方向位置に形成された第2溝部と、を含み、
    前記第1溝部の互いに対向する前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、前記第2溝部の互いに対向する前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、が異なり、
    前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1溝部の前記第1内壁面と前記第2溝部の前記第2内壁面との間の間隔が、前記溝部の底部側に比べて開口部側の方が狭い、回転電機のステータ。
  3. 請求項1又は2に記載の回転電機のステータであって、
    前記絶縁部材を前記円周方向から見たときの前記第1の周方向位置における前記第1内壁面と、前記第2の周方向位置における前記第2内壁面とがなす角度は、
    前記溝部に前記コイル端末部が収容された状態で、前記溝部の底部側に配置された前記コイル端末部と、前記溝部の前記開口部側に配置された前記コイル端末部とに一定の締め代が生じるように設定される、回転電機のステータ。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機のステータであって、
    前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向と、前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出方向とは、前記ステータの径方向を中心に互いに対向する、回転電機のステータ。
  5. 請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機のステータであって、
    前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向に延出し、
    前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向から傾斜した方向に延出する、回転電機のステータ。
  6. 請求項1から3のいずれか一項に記載の回転電機のステータであって、
    前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面、並びに、前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面は、前記ステータの径方向から同一方向に傾斜して延出し、
    前記ステータの径方向に対する前記第1の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出角度と、前記ステータの径方向に対する前記第2の周方向位置における前記溝部の前記第1内壁面及び前記第2内壁面の延出角度とは異なる、回転電機のステータ。
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