JP6118709B2 - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6118709B2
JP6118709B2 JP2013222543A JP2013222543A JP6118709B2 JP 6118709 B2 JP6118709 B2 JP 6118709B2 JP 2013222543 A JP2013222543 A JP 2013222543A JP 2013222543 A JP2013222543 A JP 2013222543A JP 6118709 B2 JP6118709 B2 JP 6118709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heat medium
heat
temperature
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013222543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015083905A (ja
Inventor
可児 佳幹
佳幹 可児
大島 克也
克也 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2013222543A priority Critical patent/JP6118709B2/ja
Publication of JP2015083905A publication Critical patent/JP2015083905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6118709B2 publication Critical patent/JP6118709B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

ここで開示する技術は、暖房装置に関し、特に、暖房端末へ加熱された熱媒を供給する暖房装置に関する。
特許文献1に、暖房装置が開示されている。この暖房装置は、第1熱媒を加熱するヒートポンプと、第1熱媒と第2熱媒との間で熱交換を行う熱交換器と、熱交換器から暖房端末へ第2熱媒を送る暖房往路と、暖房往路を通って暖房端末へ送られる第2熱媒を加熱する燃焼装置と、暖房端末から熱交換器へ第2熱媒を送る暖房復路と、暖房復路と燃焼装置よりも上流側の暖房往路とを互い接続しており、暖房復路から暖房往路へ熱交換器をバイパスして第2熱媒を送るバイパス経路と、暖房往路とバイパス経路の接続位置よりも上流側において、暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第1温度センサと、燃焼装置よりも下流側において、暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第2温度センサとを備える。このような構成によると、第1温度センサによる測定温度が、暖房端末が要求する目標温度となるように、熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節することができる。そして、例えばヒートポンプからの供給熱が不足し、第2熱媒の温度が目標温度に到達しないときは、燃焼装置を運転させることによって、第2熱媒を目標温度まで加熱することができる。
特開2012−93064号公報
上記した暖房装置では、暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する温度センサが、バイパス経路の接続位置よりも上流側に配置されている。このような構成であると、熱交換器から流出する第2熱媒の温度変化が速やかに検出されるので、当該温度変化に対して熱交換器における加熱量を遅滞なく調節することができ、第2熱媒の温度を目標温度に早く安定させることができる。その一方で、温度センサによる第2熱媒の測定温度が、暖房端末が要求する目標温度となるように、熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節しても、バイパス経路から暖房往路へ合流する低温の熱媒によって、暖房端末に送られる熱媒の温度が目標温度を下回ることがある。この場合、燃焼装置を運転することによって第2熱媒を目標温度まで加熱することはできるが、熱交換器における第2熱媒の加熱量に余裕があるにもかかわらず、燃焼装置を運転させることになってしまい、エネルギー効率が低下するという問題が生じる。
本明細書は、上記した問題を解決又は低減し、エネルギー効率を低下させることなく、暖房端末に適切な温度の熱媒を供給し得る技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、暖房装置に具現化される。この暖房装置は、第1熱媒を加熱するヒートポンプと、第1熱媒と第2熱媒との間で熱交換を行う熱交換器と、熱交換器から暖房端末へ第2熱媒を送る暖房往路と、暖房往路を通って暖房端末へ送られる第2熱媒を加熱する燃焼装置と、暖房端末から熱交換器へ第2熱媒を送る暖房復路と、暖房復路と燃焼装置よりも上流側の暖房往路とを互い接続しており、暖房復路から暖房往路へ熱交換器をバイパスして第2熱媒を送るバイパス経路と、暖房往路とバイパス経路との接続位置よりも上流側において暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第1温度センサと、燃焼装置よりも下流側において、暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第2温度センサと、第1温度センサによる測定温度に基づいて熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節するとともに、第1温度センサ又は第2温度センサによる測定温度に基づいて燃焼装置を運転させるコントローラと、を備えている。
上記したコントローラは、暖房端末が要求する目標温度に、バイパス経路からの合流によって前記暖房往路の第2熱媒に生じる温度変化を加味して、補正目標温度を決定する。そして、コントローラは、第1温度センサによる第2熱媒の測定温度が、補正目標温度となるように、熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節する。
このような構成によると、熱交換器から暖房端末へ送られる熱媒に、バイパス経路から低温の熱媒が合流する場合でも、バイパス経路からの合流による第2熱媒の温度変化が相殺されるように、熱交換器における第2熱媒の加熱量が調節される。従って、暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第1温度センサが、バイパス経路の接続位置よりも上流側に配置されていても、暖房端末に送られる第2熱媒の温度が、暖房端末が要求する目標温度となるように、熱交換器における第2熱媒の加熱量を適切に調節することができる。熱交換器における第2熱媒の加熱量が不足しない限り、燃焼装置の運転を避けることができるので、エネルギー効率を低下させることなく、暖房端末に適切な温度の熱媒を供給することができる。
本技術の一実施形態において、コントローラは、暖房端末が要求する目標温度と、熱交換器を流れる第2熱媒の流量と、バイパス経路を流れる第2熱媒の流量と、バイパス経路を流れる第2熱媒の温度とを用いて、補正目標温度を決定することが好ましい。これらの指標を用いることで、暖房端末に送られる第2熱媒の温度(正確には、バイパス経路の合流後に暖房往路を流れる第2熱媒の温度)が、暖房端末が要求する目標温度となるように、補正目標温度を決定することができる。
上記した実施形態において、暖房端末が要求する目標温度をTset、熱交換器を流れる第2熱媒の流量をWhe、バイパス経路を流れる第2熱媒の流量をWbp、バイパス経路を流れる第2熱媒の温度をTbpとし、補正目標温度をTsetBとしたときに、以下の関係が成立することが好ましい。
TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Whe
このような関係が成立すると、理論的には、暖房端末に送られる第2熱媒の温度は、暖房端末が要求する目標温度に等しくなる。
上記した関係式では、暖房往路における放熱などによる第2熱媒の温度変化を、さらに考慮してもよい。この場合、当該温度変化に相当する定数をAとして、以下の関係が成立するように、補正目標温度TsetBを決定するとよい。
TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Whe+A
即ち、この関係式において、放熱などによる第2熱媒の温度変化を考慮する場合は、Aに一定の値を設定し、当該温度変化を考慮しない場合は、Aにゼロを設定するとよい。
実施例1の暖房装置の構成を示す図。 実施例1の暖房装置のコントローラが実行する処理を示すフローチャート。 バイパス経路からの合流に起因する暖房用熱媒の温度変化を説明する図。 バイパス調整弁の開度と、熱交換器とバイパス経路との流量比との関係を示す図。 実施例2の暖房装置の構成を示す図。 実施例2の暖房装置のコントローラが実行する処理を示すフローチャート。
本技術の一実施形態において、暖房装置は、バイパス経路の流量を調整するバイパス調整弁をさらに備えることが好ましい。この場合、コントローラは、熱交換器を流れる第2熱媒の流量が所定値以下となるように、バイパス調整弁を制御することが好ましい。このような構成によると、例えば多数の暖房端末が同時に運転され、第2熱媒の流量が増大するような場合でも、熱交換器を流れる第2熱媒の流量が制限されることで、熱交換器における第2熱媒の圧力損失が抑制され、各々の暖房端末が必要とする第2熱媒の流量を維持することができる。また、第2熱媒を循環させるポンプ等の負担を軽減することができるので、エネルギー効率が悪化しやすい高回転域でポンプを運転したり、大型ポンプの採用が必要となることを避けることができる。
上記した実施形態において、暖房装置は、暖房往路、暖房復路又はバイパス経路を流れる第2熱媒の流量を測定する流量センサをさらに備えることが好ましい。この場合、コントローラは、流量センサによる測定流量とバイパス調整弁の開度とに基づいて、熱交換器を流れる第2熱媒の流量とバイパス経路を流れる第2熱媒の流量とをそれぞれ特定することが好ましい。熱交換器を流れる第2熱媒の流量と、バイパス経路を流れる第2熱媒の流量との比は、バイパス調整弁の開度に応じて変化する。従って、暖房往路、暖房復路又はバイパス経路を流れる第2熱媒の流量と、バイパス調整弁の開度とが既知であれば、熱交換器を流れる第2熱媒の流量とバイパス経路を流れる第2熱媒の流量とをそれぞれ特定することができる。
本技術の一実施形態において、暖房装置は、熱源によって加熱された第1熱媒を貯めるタンクと、タンクと熱交換器との間で第1熱媒を循環させる循環経路をさらに備えることが好ましい。なお、他の実施形態として、暖房装置は、第1熱媒を貯めるタンクを備えることなく、熱源と熱交換器との間で第1熱媒を直接的に循環させてもよい。
本技術の一実施形態において、熱源は、エネルギー効率に優れたものが好ましく、例えば、ヒートポンプ又は発電機を有することが好ましい。
本技術の一実施形態において、暖房端末は、暖房箇所に配置され、熱媒を放熱させるものであって、例えば、床暖房パネル、パネルヒータ、コンベクターヒータ、浴室暖房機、ファンヒータなどが好ましい。
本技術の一実施形態において、暖房装置は、暖房運転に加えて給湯運転も実施可能な給湯暖房装置であってもよい。この場合、給湯暖房装置は、浴槽への給湯(いわゆる湯張り)や浴槽内の湯の加熱(いわゆる追い焚き)を実施する機能を有してもよい。
図面を参照して、実施例1の暖房装置10について説明する。暖房装置10は、暖房端末60に熱を供給する暖房運転に加えて、温水を供給する給湯運転も実施可能な熱供給システムであり、給湯暖房装置とも称されるものである。図1に示すように、暖房装置10は、主に、ヒートポンプ20と、タンク30と、暖房用熱交換器38(以下、単に熱交換器38と略す)と、燃焼ユニット50と、コントローラ100を備えている。燃焼ユニット50は、燃焼装置52を有している。また、暖房装置10は、熱交換器38と暖房端末60との間で暖房用熱媒を循環させる暖房用循環経路40を備えている。
暖房装置10は、ヒートポンプ20と燃焼装置52の二つの熱源を備えており、それらの熱源によって発生した熱を、暖房用熱媒を用いて一又は複数の暖房端末60に供給する。暖房端末60は、暖房用熱媒を放熱させることによって暖房を行う。暖房端末60は、例えば、床暖房パネル、パネルヒータ、コンベクターヒータ、浴室暖房機、ファンヒータである。暖房装置10は、一つに限られず、複数の暖房端末60に加熱された暖房用熱媒を供給することができる。なお、燃焼装置52は、主たる熱源であるヒートポンプ20に対して、不足する熱を補うための補助的な熱源である。
ヒートポンプ20は、暖房装置10の主たる熱源であって、大気からの採熱によって第1熱媒である水を加熱する。タンク30は、ヒートポンプ20が加熱した温水を貯める密閉容器であり、ヒートポンプ20が発生する熱を貯める蓄熱容器といえる。ヒートポンプ20とタンク30は、蓄熱用循環経路22を介して互いに接続されている。蓄熱用循環経路22は、ヒートポンプ20とタンク30との間で温水を循環させる管路である。蓄熱用循環経路22には、蓄熱用ポンプ24が設けられている。タンク30内の温水は、ヒートポンプ20に送られ、加熱されて、再びタンク30に戻される。それにより、ヒートポンプ20の発生する熱が、タンク30に貯えられる。ヒートポンプ20と蓄熱用ポンプ24は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。
タンク30には、高さ方向に沿って、複数のタンク温度センサ32が設けられている。各々のタンク温度センサ32は、それぞれの高さ位置において、タンク30内の温水の温度を測定する。複数のタンク温度センサ32は、コントローラ100と電気的に接続されており、それらの出力信号はコントローラ100へ入力される。コントローラ100は、複数のタンク温度センサ32の出力信号に基づいて、タンク30に貯められた熱量(温水量)を把握することができる。タンク温度センサ32には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
タンク30には、タンク30に水道水を供給する給水路34と、タンク30から温水を出湯する出湯路35が接続されている。給水路34は、タンク30の下部に接続されており、出湯路35は、タンク30の上部に接続されている。出湯路35から出湯された温水は、図示省略する管路を通じて、カランや浴槽といった給湯箇所へ給湯される。
熱交換器38は、第1の熱媒である温水と、第2の熱媒である暖房用熱媒との間で、熱交換を行う。熱交換器38は、給熱用循環経路36を介して、タンク30と接続されている。給熱用循環経路36は、タンク30と熱交換器38との間で温水を循環させる管路である。給熱用循環経路36には、給熱用ポンプ37が設けられている。給熱用ポンプ37は、給熱用循環経路36を通じて、タンク30の上部から熱交換器38に温水を送り、熱交換器38で放熱した温水をタンク30の下部に戻す。それにより、タンク30に貯められた熱、即ち、ヒートポンプ20が発生した熱が、熱交換器38に供給され、熱交換器38において暖房用熱媒が加熱される。給熱用ポンプ37は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。
暖房用循環経路40は、熱交換器38から暖房端末60へ暖房用熱媒を送る暖房往路40aと、暖房端末60から熱交換器38からへ暖房用熱媒を送る暖房復路40bとを有している。暖房往路40aには、暖房用ポンプ54が設けられている。暖房用ポンプ54が運転されると、熱交換器38で加熱された暖房用熱媒が、暖房往路40aを通じて暖房端末60に供給される。そして、暖房端末60で放熱した暖房用熱媒は、暖房復路40bを通じて熱交換器38に戻される。
暖房用循環経路40には、バイパス経路44が設けられている。バイパス経路44は、暖房復路40bから分岐して、燃焼装置52よりも上流側の暖房往路40aに合流する管路である。バイパス経路44は、暖房復路40bから暖房往路40aへ、熱交換器38をバイパスして暖房用熱媒を送る。バイパス経路44には、バイパス調整弁46が設けられている。バイパス調整弁46は、電動式の流量調整弁であり、その開度を変更することによって、バイパス経路44の流量を調節することができる。なお、バイパス経路44の流量が変化すると、それに反比例するように、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量も変化する。バイパス調整弁46は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。
暖房往路40aには、第1熱媒温度センサ42と第2熱媒温度センサ56が設けられている。第1熱媒温度センサ42と第2熱媒温度センサ56はそれぞれ、暖房往路40aを流れる暖房用熱媒の温度を測定する。但し、第1熱媒温度センサ42は、暖房往路40aとバイパス経路44との接続位置44aよりも上流側に設けられており、熱交換器38から流出した暖房用熱媒の温度を、バイパス経路44からの暖房用熱媒が合流する前に測定する。従って、第1熱媒温度センサ42が測定する温度は、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度とは必ずしも一致しない。一方、第2熱媒温度センサ56は、燃焼装置52よりも下流側に設けられており、バイパス経路44の流量や燃焼装置52の運転の有無にかかわらず、暖房端末60へ実際に送られる暖房用熱媒の温度を測定することができる。第1熱媒温度センサ42と第2熱媒温度センサ56は、コントローラ100と電気的に接続されており、その出力信号はコントローラ100へ入力される。各々の熱媒温度センサ42、56には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
暖房復路40bには、熱媒流量センサ48が設けられている。熱媒流量センサ48は、暖房復路40bを流れる暖房用熱媒の温度を測定する。熱媒流量センサ48は、暖房復路40bとバイパス経路44との接続位置44bよりも下流側に設けられており、熱交換器38に流入する暖房用熱媒の流量を測定する。熱媒流量センサ48は、コントローラ100と電気的に接続されており、その出力信号はコントローラ100へ入力される。
暖房復路40bには、戻り熱媒温度センサ49が設けられている。戻り熱媒温度センサ49は、暖房復路40bを流れる暖房用熱媒の温度を測定する。戻り熱媒温度センサ49は、暖房復路40bとバイパス経路44との接続位置44bよりも下流側に設けられており、熱交換器38に流入する暖房用熱媒の温度を測定する。なお、戻り熱媒温度センサ49による測定温度は、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の温度にも一致する。戻り熱媒温度センサ49は、コントローラ100と電気的に接続されており、その出力信号はコントローラ100へ入力される。戻り熱媒温度センサ49には、一例ではあるが、サーミスタを採用することができる。
燃焼ユニット50は、暖房装置10の第2の熱源であり、燃焼装置52を有している。燃焼ユニット50は、暖房往路40aの途中に設けられている。燃焼装置52は、可燃性ガス(例えば都市ガス又はプロパンガス)を燃焼して、暖房往路40aを流れる暖房用熱媒を加熱する。燃焼装置52は、可燃性ガスを燃焼させるバーナ52aと、顕熱熱交換機52bと、潜熱熱交換機52cとを備えている。顕熱熱交換機52bと潜熱熱交換機52cは一連に接続されており、暖房用熱媒は、先ず潜熱熱交換機52cで加熱され、その後に顕熱熱交換機52bで加熱される。燃焼ユニット50は、コントローラ100と電気的に接続されており、その動作はコントローラ100によって制御される。コントローラ100は、タンク30からの熱供給が不十分のときなど、必要に応じて燃焼ユニット50を運転する。
コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による暖房用熱媒の測定温度に基づいて、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量を調節する。それにより、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度を、暖房端末60が要求する目標温度に調整する。暖房端末60が要求する目標温度とは、暖房端末60が正しく動作するために必要とする暖房用熱媒の温度であり、暖房端末60に応じて定められる。一例として、本実施例では摂氏60度である。ここで、ヒートポンプ20によってタンク30に貯められた熱が不足するときは、熱交換器38における加熱量の制御を行っても、第1熱媒温度センサ42による測定温度が目標温度を下回る。この場合、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始する。なお、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始してもよい。燃焼装置52の運転を開始した後は、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56による測定温度が目標温度となるように、燃焼装置52の出力を制御する。
ここで、第1熱媒温度センサ42による暖房用熱媒の温度測定は、暖房往路40aとバイパス経路44との接続位置44aよりも上流側で行われる。このような構成によると、熱交換器38から流出する暖房用熱媒の温度変化が速やかに検出されるので、当該温度変化に対して熱交換器38における加熱量を遅滞なく調節することができ、暖房用熱媒の温度を目標温度に早く安定させることができる。その一方で、第1熱媒温度センサ42よる測定温度が、暖房端末60が要求する目標温度であるとしても、バイパス経路44から合流する低温の暖房用熱媒によって、暖房端末60に実際に送られる暖房用熱媒の温度は、当該目標温度を下回ることがある。このとき、前述した従来の暖房装置のように、燃焼装置52を運転することによって暖房用熱媒の加熱を行えば、ヒートポンプ20によってタンク30に貯められた熱量に余裕があるにもかかわらず、燃焼装置52を運転させることになってしまい、暖房装置10のエネルギー効率が低下するという問題が生じる。
上記した問題に対して、本実施例の暖房装置10は、バイパス経路44を暖房用熱媒が流れる場合に、暖房端末60が要求する目標温度を補正することによって、補正目標温度を決定する。そして、第1熱媒温度センサ42よる測定温度が、決定した補正目標温度となるように、バイパス調整弁46を制御して熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量(即ち、タンク30からの熱供給量)を調節する。この動作について、図2を参照しながら、コントローラ100が実行する処理の流れを説明する。
図2に示すように、コントローラ100は、ユーザから暖房運転の指示があると(S10でYES)、暖房用ポンプ54及び給熱用ポンプ37の運転を開始する(S12)。それにより、タンク30と熱交換器38との間で温水が循環し、熱交換器38と暖房端末60との間で暖房用熱媒が循環して、タンク30から暖房端末60への熱供給が開始される。
次いで、コントローラ100は、熱媒流量センサ48による測定流量を取得する。そして、熱媒流量センサ48による測定流量、即ち、熱交換器38に流入する暖房用熱媒の流量が、毎分9リットル以下であるのか否かを判定する(S14)。これは、例えば多数の暖房端末60が同時に運転され、暖房用熱媒の流量が増大したときに、熱交換器38に流入する暖房用熱媒の流量が毎分9リットル以上となると、熱交換器38における圧力損失が過大となって、各々の暖房端末60に供給される暖房用熱媒の流量が不足するおそれがあるためである。なお、毎分9リットルという値は一例であり、暖房装置10の具体的な構成等に応じて適宜変更するとよい。
熱媒流量センサ48による測定流量が毎分9リットル未満のときは(S14でNO)、コントローラ100は、バイパス調整弁46の開度をゼロとする。即ち、バイパス調整弁46を閉鎖する(S16)。この場合、バイパス経路44に暖房用熱媒は流れないので、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度は、第1熱媒温度センサ42による測定温度に一致する(但し、燃焼ユニット50の運転時を除く)。従って、コントローラ100は、暖房端末60が要求する目標温度(以下、Tsetと記すことがある)をそのまま用いて、暖房用熱媒の温度調節制御を実行する(S18)。即ち、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度が、当該目標温度Tsetとなるように、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量を調節する。熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量の調節は、例えば、ヒートポンプ20の出力や給熱用ポンプ37の回転数を調節することによって行われる。
なお、例えばタンク30の貯熱が尽きるなどして、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量が不足するときは、暖房用熱媒を目標温度Tsetに調整することができない。この場合、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始する。詳しくは、第1熱媒温度センサ42による測定温度が、目標温度Tsetよりも所定温度(例えば5度)低い下限温度を下回るときに、コントローラ100は燃焼装置52の運転を開始する。なお、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始してもよい。燃焼装置52の運転開始後は、第2熱媒温度センサ56による測定温度が目標温度Tsetとなるように、コントローラ100によって燃焼装置52の出力が制御される。
一方、熱媒流量センサ48による測定流量が毎分9リットル以上となると(S14でYES)、コントローラ100は、バイパス調整弁46の開度を所定幅だけ大きくする(S20)。この場合、暖房復路40bの暖房用熱媒が、バイパス経路44を通過して暖房往路40aに合流するので、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度は、熱媒温度センサ42による測定温度に一致しない。従って、コントローラ100は、暖房端末60が要求する目標温度Tsetをそのまま用いずに、当該目標温度Tsetを補正した補正目標温度を決定する(S22)。
補正目標温度は、暖房端末60が要求する目標温度Tsetと、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量Wheと、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の流量Wbpと、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の温度Tbpとを用いて決定される。具体的には、前記補正目標温度をTsetBとしたときに、TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Wheの関係式が満たされるように決定される。図3に示すように、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の流量W及び温度Tと、熱交換器38を通過した暖房用熱媒の流量Whe及び温度Theと、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の流量Wbp及び温度Tbpとの間には、熱量に関してW×T=Whe×The+Wbp×Tbpの関係が成立し、流量に関してW=Whe+Wbpが成立する。従って、熱交換器38を通過した暖房用熱媒の温度Theが、上記した補正目標温度TsetBに調整されると、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度Tは、暖房端末60が要求する目標温度Tsetに等しくなる。
補正目標温度を決定する処理において、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量Wheには、熱媒流量センサ48による測定流量が用いられる。バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の温度Tbpについては、戻り熱媒温度センサ49による測定温度が用いられる。但し、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の流量Wbpについては、熱媒流量センサ48による測定流量(即ち、流量Whe)とバイパス調整弁46の開度から算出される。図4に示すように、流量Wheに対する流量Wbpの比は、バイパス調整弁46の開度に応じて一義的に変化する。従って、熱媒流量センサ48による測定流量と、バイパス調整弁46の開度が既知であれば、バイパス経路44及び熱交換器38を通過する暖房用熱媒の流量Wbp、Wheをそれぞれ特定することができる。ここで、熱媒流量センサ48は、熱交換器38の流量Wheを測定するものに限られず、バイパス経路44の流量Wbpを測定するものであってもよいし、両者の流量の和Whe+Wbpを測定するものであってもよい。即ち、熱媒流量センサ48は、暖房用循環経路40のいずれの位置に配置されてもよいし、バイパス経路44に配置されてもよい。
補正目標温度TsetBを決定したコントローラ100は、当該補正目標温度TsetBを用いて、暖房用熱媒の温度調節制御を実行する(S24)。即ち、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度が、補正目標温度TsetBとなるように、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量を調節する。具体的には、ヒートポンプ20の出力や給熱用ポンプ37の回転数の調節が行われる。補正目標温度TsetBに調整された暖房用熱媒は、バイパス経路44からの低温の暖房用熱媒と合流し、その結果、暖房端末60に実際に送られる暖房用熱媒の温度は、暖房端末60が要求する目標温度Tsetに等しくなる。この場合、燃焼装置52を運転する必要がないので、エネルギー効率に優れた暖房運転を行うことができる。
なお、例えばタンク30の貯熱が尽きるなどして、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量が不足するときは、暖房用熱媒を補正目標温度TsetBに調整することができない。この場合、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始する。詳しくは、第1熱媒温度センサ42による測定温度が、補正目標温度TsetBよりも所定温度(例えば5度)低い補正下限温度を下回るときに、コントローラ100は燃焼装置52の運転を開始する。なお、コントローラ100は、第2熱媒温度センサ56による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始してもよい。燃焼装置52の運転開始後は、第2熱媒温度センサ56による測定温度が目標温度Tsetとなるように、コントローラ100によって燃焼装置52の出力が制御される。
コントローラ100は、ユーザから暖房運転の停止の指示があるまで、上述した図2のS14からS24までの処理を繰り返し実行する(S26でNO)。それにより、熱交換器38に流れる暖房用熱媒の流量が、毎分9リットル未満に維持されながら、暖房運転が実施される。ユーザから暖房運転の停止の指示があると(S26でYES)、コントローラ100は、暖房用ポンプ54及び給熱ポンプ37の運転を停止して(S28)、暖房運転を終了する。
以上のように、本実施例の暖房装置10では、バイパス経路44から暖房往路40aに暖房用熱媒が合流するときは、本来の目標温度Tsetを補正した補正目標温度TsetBを用いて、暖房用熱媒の温度調節制御が実行される。補正目標温度TsetBは、本来の目標温度Tsetに、バイパス経路44からの合流に起因する暖房用熱媒の温度変化を加味して決定される。そのことから、熱媒温度センサ42が、バイパス経路44の接続位置44aよりも上流側に配置されていても、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度を、暖房端末60が要求する目標温度Tsetに調整することができる。
図面を参照して、実施例2の暖房装置210について説明する。図5に示すように、本実施例の暖房装置210は、実施例1の暖房装置10と比較して、バイパス調整弁46を有していない。従って、暖房装置210では、暖房用循環経路40を循環する暖房用熱媒の一部が、常にバイパス経路44を通過する。ここで、熱交換器38を通過する暖房用熱媒の流量と、バイパス経路44を通過する暖房用熱媒の流量との比は略一定であり、一例ではあるが、本実施例における当該比は2:1である。その他の構造については、実施例1、2の暖房装置10、210において共通であるので、同一の符号を付すことによって、重複する説明は省略する。
次に、実施例2の暖房装置210において、コントローラ100が実行する処理について説明する。図6に示すように、コントローラ100は、ユーザから暖房運転の指示があると(S40でYES)、暖房用ポンプ54及び給熱用ポンプ37の運転を開始する(S42)。それにより、タンク30から暖房端末60への熱供給が開始される。
次いで、コントローラ100は、補正目標温度TsetBを決定する(S44)。補正目標温度TsetBは、実施例1の場合と同じく、暖房端末60が要求する目標温度Tsetと、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量Wheと、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の流量Wbpと、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の温度Tbpとを用いて決定される。即ち、TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Wheの関係式が満たされるように決定される。なお、バイパス経路44を流れる暖房用熱媒の流量Wbpは、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量Wheの二倍、即ち、熱媒流量センサ48による測定流量の二倍である。なお、暖房装置210は、全ての暖房端末60を同時に運転したとしても、熱交換器38を流れる暖房用熱媒の流量Wheが毎分9リットルを超えないように設計されている。これは、当該流量Wheが毎分9リットルを超えると、熱交換器38における圧力損失が過大となって、各々の暖房端末60に供給される暖房用熱媒の流量が不足するおそれがあるためである。なお、毎分9リットルという値は一例であり、暖房装置210の具体的な構成等に応じて適宜変更するとよい。
補正目標温度TsetBを決定したコントローラ100は、当該補正目標温度TsetBを用いて、暖房用熱媒の温度調節制御を実行する(S46)。即ち、コントローラ100は、第1熱媒温度センサ42による測定温度が、補正目標温度TsetBとなるように、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量を調節する。補正目標温度TsetBに調整された暖房用熱媒は、バイパス経路44からの低温の暖房用熱媒と合流し、その結果、暖房端末60に実際に送られる暖房用熱媒の温度は、暖房端末60が要求する目標温度Tsetに等しくなる。この場合、燃焼装置52を運転する必要がないので、エネルギー効率に優れた暖房運転を行うことができる。なお、実施例1の暖房装置10と同様に、熱交換器38における暖房用熱媒の加熱量が不足するときは、コントローラ100が、第1熱媒温度センサ42(又は第2熱媒温度センサ56)による測定温度に基づいて、燃焼装置52の運転を開始する。
コントローラ100は、ユーザから暖房運転の停止の指示があるまで(S48でNO)、上述した図6のS44及びS46の処理を繰り返し実行し、暖房運転の停止の指示があると(S48でYES)、暖房用ポンプ54及び給熱用ポンプ37の運転を停止して(S50)、暖房運転を終了する。
以上のように、本実施例の暖房装置210においても、本来の目標温度Tsetを補正した補正目標温度TsetBを用いて、暖房用熱媒の温度調節制御が実行される。補正目標温度TsetBは、本来の目標温度Tsetに、バイパス経路44からの合流に起因する暖房用熱媒の温度変化を加味して決定される。そのことから、熱媒温度センサ42が、バイパス経路44の接続位置44aよりも上流側に配置されていても、暖房端末60に送られる暖房用熱媒の温度を、暖房端末60が要求する目標温度Tsetに調整することができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、暖房装置10、210は、ヒートポンプ20に代えて、発電機又はその他の種類の熱源を採用することもできる。また、暖房装置10、210は、タンク30を有することなく、ヒートポンプ20又はその他の熱源で加熱した温水などの熱媒を、熱交換器38へ直接的に供給するものであってもよい。
あるいは、暖房装置10、210において、補正目標温度TsetBを決定するときに、暖房往路40aにおける放熱といった、不可避的に生じる暖房用熱媒の温度変化を考慮してもよい。この場合、当該温度変化分を定数Aとして、TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Whe+Aの関係が満たされるように、補正目標温度TsetBを決定するとよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10、210:暖房装置
20:ヒートポンプ
30:タンク
38:熱交換器
40:暖房用循環経路
40a:暖房往路
40b:暖房復路
42:第1熱媒温度センサ
44:バイパス経路
46:バイパス調整弁
48:熱媒流量センサ
49:熱媒温度センサ
54:暖房用ポンプ
56:第2熱媒温度センサ
60:暖房端末
100:コントローラ

Claims (6)

  1. 第1熱媒を加熱するヒートポンプと、
    第1熱媒と第2熱媒との間で熱交換を行う熱交換器と、
    前記熱交換器から前記暖房端末へ第2熱媒を送る暖房往路と、
    前記暖房往路を通って前記暖房端末へ送られる第2熱媒を加熱する燃焼装置と、
    前記暖房端末から前記熱交換器へ第2熱媒を送る暖房復路と、
    前記暖房復路と前記燃焼装置よりも上流側の暖房往路とを互い接続しており、前記暖房復路から前記暖房往路へ前記熱交換器をバイパスして第2熱媒を送るバイパス経路と、
    前記暖房往路と前記バイパス経路との接続位置よりも上流側において、前記暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第1温度センサと、
    前記燃焼装置よりも下流側において、前記暖房往路を流れる第2熱媒の温度を測定する第2温度センサと、
    前記第1温度センサによる測定温度に基づいて前記熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節するとともに、前記第1温度センサ又は前記第2温度センサによる測定温度に基づいて前記燃焼装置を運転させるコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記暖房端末が要求する目標温度に、前記バイパス経路からの合流によって前記暖房往路の第2熱媒に生じる温度変化を加味して、補正目標温度を決定し、
    前記第1温度センサによる測定温度が前記補正目標温度となるように、前記熱交換器における第2熱媒の加熱量を調節する、
    暖房装置。
  2. 前記コントローラは、前記暖房端末が要求する目標温度と、前記熱交換器を流れる第2熱媒の流量と、前記バイパス経路を流れる第2熱媒の流量と、前記バイパス経路を流れる第2熱媒の温度とを用いて、前記補正目標温度を決定する、請求項1に記載の暖房装置。
  3. 前記暖房端末が要求する目標温度をTset、前記熱交換器を流れる第2熱媒の流量をWhe、前記バイパス経路を流れる第2熱媒の流量をWbp、前記バイパス経路を流れる第2熱媒の温度をTbp、ゼロを含む定数をAとし、前記補正目標温度をTsetBとしたときに、
    TsetB=(Tset×(Whe+Wbp)−Tbp×Wbp)/Whe+A
    の関係が成立する、請求項2に記載の暖房装置。
  4. 前記バイパス経路の流量を調整するバイパス調整弁をさらに備え、
    前記コントローラは、前記熱交換器を流れる第2熱媒の流量が所定値以下となるように、前記バイパス調整弁を制御する、請求項1から3のいずれか一項に記載の暖房装置。
  5. 前記暖房往路、前記暖房復路、又は前記バイパス経路を流れる第2熱媒の流量を測定する流量センサをさらに備え、
    前記コントローラは、前記流量センサによる測定流量と、前記バイパス調整弁の開度とに基づいて、前記熱交換器を流れる第2熱媒の流量と、前記バイパス経路を流れる第2熱媒の流量とをそれぞれ特定する、請求項4に記載の暖房装置。
  6. 前記熱源によって加熱された第1熱媒を貯めるタンクをさらに備え、
    前記熱交換器は、前記タンクの第1熱媒と第2熱媒との間で熱交換を行う、請求項1から5のいずれか一項に記載の暖房装置。
JP2013222543A 2013-10-25 2013-10-25 暖房装置 Active JP6118709B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222543A JP6118709B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013222543A JP6118709B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015083905A JP2015083905A (ja) 2015-04-30
JP6118709B2 true JP6118709B2 (ja) 2017-04-19

Family

ID=53047581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013222543A Active JP6118709B2 (ja) 2013-10-25 2013-10-25 暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6118709B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6403630B2 (ja) * 2015-04-24 2018-10-10 株式会社ガスター 貯湯ユニット
JP7315438B2 (ja) 2019-11-22 2023-07-26 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 加熱システム、及びその制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003185158A (ja) * 2001-12-20 2003-07-03 Noritz Corp 温水暖房装置の流量検出方法および温水暖房装置
JP2007333289A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Osaka Gas Co Ltd コージェネレーションシステム
EP2098791A1 (de) * 2008-03-05 2009-09-09 Roth Werke GmbH Vorrichtung zur Erwärmung von Wasser
JP5542617B2 (ja) * 2010-10-28 2014-07-09 リンナイ株式会社 暖房システム
JP5759906B2 (ja) * 2012-01-10 2015-08-05 リンナイ株式会社 暖房装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015083905A (ja) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6153328B2 (ja) コージェネレーションシステム及び暖房設備
JP6118709B2 (ja) 暖房装置
JP2005337632A (ja) 熱源装置
JP6429851B2 (ja) コージェネレーションシステム及び暖房設備
JP2019027637A (ja) 暖房給湯装置およびその制御方法
JP5848220B2 (ja) 暖房システム
JP4031484B2 (ja) 複合熱源機
JP5592429B2 (ja) 熱供給装置
JP4477566B2 (ja) 温水システム
JP2017020774A (ja) コージェネレーションシステム、及び暖房設備
JP5575184B2 (ja) 暖房装置
KR101607023B1 (ko) 난방장치
JP6051146B2 (ja) 暖房装置
JP6268984B2 (ja) 熱源機
JP4656106B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5893993B2 (ja) 熱供給システム
JP7353125B2 (ja) 熱源機
JP7049652B2 (ja) 給湯装置および方法
JP6506136B2 (ja) 給湯装置
JP6226698B2 (ja) 給湯装置
JP6330406B2 (ja) 給湯装置
JP2017075750A (ja) 給湯装置
JP5616414B2 (ja) 給湯システム
JP6509082B2 (ja) コ−ジェネレーションシステム
JP6848265B2 (ja) 温水調温装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6118709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250