JP6118488B1 - 袋状部材開封装置及び袋状部材の開封方法 - Google Patents

袋状部材開封装置及び袋状部材の開封方法 Download PDF

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Abstract

【課題】袋状部材に接触させるだけで袋状部材が容易に開口する袋状部材開封装置及びこれを用いた袋状部材の開封方法を提供する。【解決手段】開口端14Aを有する袋状部材14を収納又は支持するための収納部12又はその近傍に設置するための設置部16と、袋状部材14の一方側の面14Xを接触させた状態で袋状部材14を引き出すことにより袋状部材14の開口端14Aにずれ20を生じさせる接触部18と、を有する袋状部材開封装置10及びこれを用いた袋状部材の開封方法である。【選択図】 図4

Description

本発明は、袋状部材を接触させるだけで当該袋状部材が開封し得る袋状部材開封装置及びこれを用いた袋状部材の開封方法に関する。
従来、例えばスーパーマーケット等には、商品を入れるためのビニール袋が設置されている。通常、ビニール袋はロール状に巻回された状態で設置されており、使用者が必要な分だけ引き出し、切断して使用する。このとき、ビニール袋の開口端があたかも閉じているかのように重なっていることが多く、指で開けようとしてもうまくいかないときがある。
設置場所によっては、雑巾、タオル、布などに水分を浸み込ませたものを設置されており、使用者は水分を指につけてビニール袋の開口端を開ける。
特開2005−271945号公報
しかしながら、雑巾、タオル、布などに水分を浸み込ませたものは、不特定多数の人が使用するため、不衛生であり、長時間設置しておくと水分が蒸発して再度、水分を補給する作業を行い、又は新しいものに交換する手間が発生していた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、袋状部材に接触させるだけで袋状部材が容易に開口する袋状部材開封装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、開口端を有する袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に設置するための設置部と、前記設置部の少なくとも一部に形成され、前記収納部側の突出部を挿入して前記収納部に装着可能とする挿入開口部と、前記袋状部材の一方側の面を接触させた状態で前記袋状部材を引き出すことにより前記袋状部材の前記開口端にずれを生じさせる接触部と、を有する袋状部材開封装置であって、前記設置部は、高硬度(例えばゴム硬度:40度〜100度)のゴム類で構成され、前記接触部は、低硬度(例えばゴム硬度:1度〜50度)のゴム類で構成され、前記袋状部材が前記収納部から引き出されるときに、前記接触部が前記袋状部材の一方側の面に接触するとともに、当該接触状態を維持したまま、前記袋状部材が引き出されることにより、前記袋状部材の一方側の面と前記接触部との間に前記袋状部材の引出方向とは逆方向に作用する摩擦力が発生して、前記袋状部材の一方側の面と他方側の面とが相対移動して前記開口端が開口することを特徴とする。
第2の発明は、開口端を有する袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に設置するための設置部と、前記設置部の少なくとも一部に設けられ、前記収納部側の突出部と係合して前記収納部に装着可能とする引掛部と、前記袋状部材の一方側の面を接触させた状態で前記袋状部材を引き出すことにより前記袋状部材の前記開口端にずれを生じさせる接触部と、を有する袋状部材開封装置であって、前記設置部は、高硬度(例えばゴム硬度:40度〜100度)のゴム類で構成され、前記接触部は、低硬度(例えばゴム硬度:1度〜50度)のゴム類で構成され、前記袋状部材が前記収納部から引き出されるときに、前記接触部が前記袋状部材の一方側の面に接触するとともに、当該接触状態を維持したまま、前記袋状部材が引き出されることにより、前記袋状部材の一方側の面と前記接触部との間に前記袋状部材の引出方向とは逆方向に作用する摩擦力が発生して、前記袋状部材の一方側の面と他方側の面とが相対移動して前記開口端が開口することを特徴とする。
この場合、前記袋状部材は、ビニール素材で構成され、前記接触部は、ゴム類、シリコンゴム、プラスチックゴム、ウレタンゲル、ゴム類、エラストマ、シリコンゲル、クリスタルゲル、高粘着カゲル、発泡シリコン、発泡ゴム、発泡樹脂などの発泡体、ウレタン類のいずれかで構成され又は少なくとも2つ以上混合させて構成され、あるいはこれらに類似する材料で構成されていることが好ましい。
この場合、前記接触部は、前記袋状部材に当接する角部を有することが好ましい。
この場合、前記接触部は、前記袋状部材に当接し、弾性変形可能な突片部を有することが好ましい。
この場合、前記設置部は、磁石を有することが好ましい。
この場合、前記設置部は、所定の角度で開く一対のベース部と、前記ベース部の開き角度を調整する角度調整部と、を有することが好ましい。
この場合、前記角度調整部は、一方の前記ベース部に設けられた挿入部と、他方の前記ベース部に設けられ前記挿入部が挿入される孔部と、で構成されたことが好ましい。
第2の発明は、設置部と接触部とを有する袋状部材開封装置を用いて袋状部材を開封する袋状部材の開封方法であって、前記袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に前記設置部により設置して、前記袋状部材の一方側の面を前記接触部に接触させた状態で前記袋状部材を引き出すことにより前記袋状部材の開口端にずれを生じさせることを特徴とする。
発明によれば、設置部により開口端を有する袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に設置するとともに、接触部により袋状部材の一方側の面を接触させた状態で袋状部材を引き出すことにより袋状部材の開口端にずれを発生させる。これにより、袋状部材の開口端を容易に開口させることができる。この結果、袋状部材を開封させるための手段を設ける必要がない。
また、袋状部材がビニール素材で構成され、接触部がゴム類、シリコンゴム、プラスチックゴム、ウレタンゲル、ゴム類、エラストマ、シリコンゲル、クリスタルゲル、高粘着カゲル、発泡シリコン、発泡ゴム、発泡樹脂などの発泡体、ウレタン類のいずれかで構成され又は少なくとも2つ以上混合させて構成され、あるいはこれらに類似する材料で構成されていることにより、接触部と袋状部材との間に発生する摩擦力が大きくなり、開口端が開き易くなる。
また、接触部が袋状部材に当接する角部を有することにより、接触部の袋状部材に対する圧力を局所的に高めることができ、袋状部材の開口端にずれが生じ易くなる。
また、接触部が袋状部材に当接する突片部を有することにより、接触部の袋状部材に対する圧力を局所的に高めることができるとともに、突片部が弾性変形して弾性エネルギを蓄積し、その弾性エネルギを解放するときに袋状部材をかき出すように動く。これにより、開口端にずれが生じ易くなる。
また、設置部が磁石を有することにより、磁力で袋状部材開封装置が収納部又はその近傍に付着される。これにより、袋状部材開封装置の収納部又はその近傍に対する付着力が高くなる。
また、設置部が、所定の角度で開く一対のベース部と、ベース部の開き角度を調整する角度調整部と、を有しているため、ベース部の開き角度調整が可能になる。これにより、収納部の形状に合わせて袋状部材開封装置を設置することができる。
また、角度調整部が、一方のベース部に設けられた挿入部と、他方のベース部に設けられ挿入部が挿入される孔部と、で構成されたことにより、ベース部の開き角度を容易に調整することができる。
さらに、袋状部材を収納するための収納部又はその近傍に前記設置部により設置して、袋状部材の一方側の面を接触部に接触させた状態で袋状部材を引き出すことにより袋状部材の開口端にずれを生じさせ、開口端を容易に開くことができる。
本発明の袋状部材開封装置の第1の設置例を示す図である。 本発明の袋状部材開封装置の第2の設置例を示す図である。 本発明の袋状部材開封装置の第3の設置例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る袋状部材開封装置の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る袋状部材開封装置の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る袋状部材開封装置の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る袋状部材開封装置の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る袋状部材開封装置の角度調整部の一例を示した図である。 本発明の第4実施形態に係る袋状部材開封装置の変形例を示した図である。
先ず、本発明の第1実施形態に係る袋状部材開封装置及び袋状部材開封装置を用いた袋状部材の開封方法について説明する。
先に、袋状部材開封装置が設けられる収納部について説明する。『収納部』の定義は、袋状部材が適宜巻回された状態で収納又は保持するものであり、特に袋状部材が完全に収納される構成だけではなく、袋状部材を外部に露出した状態で単に支持する構成のものも含まれる。ただし、説明の便宜上、これらの全ての構成を含めた概念として、『収納部』と称する。
図1から図3に示すように、第1実施形態に係る袋状部材開封装置10は、冷蔵庫、台、箱、巻取装置などの収納部12に設置されて使用される態様である。収納部12は、袋状部材14が適宜巻回された状態で収納又は保持するものである。
図1では、袋状部材開封装置10が収納部12である支持装置のロール下方に設置されている構成を示す。図2では、袋状部材開封装置10が収納部12である支持装置のロール上方に設置されている構成を示す。図3では、袋状部材開封装置10が収納部12である箱の開口部に装着されている構成を示す。なお、ロールとは、袋状部材が何重にも巻回されて得られたものを意味する。
図4に示すように、第1実施形態に係る袋状部材開封装置10は、開口端を有する袋状部材14を収納又は支持するための収納部12又はその近傍に設置するための設置部16と、袋状部材14の一方側の面14Xを接触させた状態で袋状部材14を引き出すことにより袋状部材14の開口端14Aにずれ20を生じさせる接触部18と、を有している。
袋状部材14の開口端14Aのずれ20は、たとえば、袋状部材14の一方側の面14Xが他方側の面14Yに対して相対移動することにより生じ得る。
設置部16は、例えば、収納部12の一部が挿入される挿入開口部22を有している。挿入開口部22に収納部12の一部が挿入又は圧入されて袋状部材開封装置10が収納部12に設置される。
なお、設置部16は、挿入開口部22に収納部12の一部が挿入される以外の手段により収納部12又はその近傍に設置されてもよい。
また、設置部16の寸法及び形状等についても、特に限定されるものではない。
接触部18は、収納部12又はその近傍に設置された状態において収納部12の外側向けて露出している。特に、接触部18は袋状部材14の引出進路上に位置していることが好ましい。このため、収納部12に収納又は保持された袋状部材14が収納部12から引き出されるときに、接触部18が袋状部材14の一方側の面14Xに接触する。そして、当該接触状態を維持したまま、袋状部材14を引き出すことにより、袋状部材14の一方側の面14Xと接触部18との間に摩擦力が発生して、それが引出方向と逆方向に作用するため、袋状部材14の一方側の面14Xと他方側の面14Yとが相対移動する。これにより、袋状部材14の開口端14Aが開かれる。
接触部18は、ゴム類、シリコンゴム、プラスチックゴム、ウレタンゲル、ゴム類、エラストマ、シリコンゲル、クリスタルゲル、高粘着カゲル、発泡シリコン、発泡ゴム、発泡樹脂などの発泡体、ウレタン類のいずれかで構成され又は少なくとも2つ以上混合させて構成され、あるいはこれらに類似する材料で構成されていることが好ましい。これにより、接触部18と袋状部材14との間に発生する摩擦力が大きくなり、開口端14Aが開き易くなる。
設置部16と接触部18は、一体的に形成されている構成でもよく、又は別体のものを接着、係合などの何らかの結合手段で組み合わせて構成してもよい。
ここで、袋状部材14は、例えば、ビニール袋が想定される。スーパーマーケットなどでは、ビニール袋が巻回された状態で設置されており、袋状部材14の開口端があたかも閉じているかのように重なった状態になっている。そこで、本発明の袋状部材開封装置10により、袋状部材14の開口端14Aにずれ20を生じさせることにより、開口端14Aが開き易くなる。この結果、使用者の手間を省き、水分を含んだ雑巾などの設置作業を省略することができる。
接触部18の設置部16に対する位置関係は、本実施形態では一例を示しただけであり、接触部18が設置部16の上側、下側、左右両側いずれも可能であり、特に限定されるものではない。
なお、設置部16及び接触部18の寸法及び形状等についても、特に限定されるものではない。
次に、第1実施形態の袋状部材開封装置10の作用について説明する。
図1及び図4に示すように、設置部16が収納部12又はその近傍に設置された状態で、袋状部材14がその移動軌跡上又はその近傍に接触部18が配置された状態になる。
ここで、袋状部材14は、例えば、ビニール袋を例にとれば自明なように、開口端14Aが形成されているものの、開口端14Aが揃った状態で塞がれている。
当該袋状部材14が収納部12から引き出されると、やがて、袋状部材14の一方側の面14Xが接触部18に接触する。袋状部材14の一方側の面14Xが接触部18に接触した状態で、袋状部材14をそのまま引き出されると、接触部18と袋状部材14の一方側の面14Xとの間に摩擦力が発生し、当該一方側の面14Xが引出方向とは反対方向に引っ張られ、他方側の面14Yに対して相対移動する。これにより、当初、開口端14Aにおいて一方側の面14Xの端部と他方側の面14Yの端部とが揃っていたが、前記相対移動により、一方側の面14Xの端部が他方側の面14Yの端部に対して移動してずれ20が発生する。この結果、開口端14Aが開口し、隙間が形成され得る。
特に、袋状部材14がビニール素材で構成され、接触部18がゴム類、シリコンゴム、プラスチックゴム、ウレタンゲル、ゴム類、エラストマ、シリコンゲル、クリスタルゲル、高粘着カゲル、発泡シリコン、発泡ゴム、発泡樹脂などの発泡体、ウレタン類のいずれかで構成され又は少なくとも2つ以上混合させて構成され、あるいはこれらに類似する材料で構成されていることにより、接触部18と袋状部材14との間に発生する摩擦力が大きくなり、開口端14Aが開き易くなる。
ここで、設置部16と接触部18は、硬度が異なる材質で構成されていてもよい。具体的には、設置部16は高硬度の材質で構成され、接触部18は低硬度の材質で構成されている。
ここで、高硬度の材質の硬度は、例えば、40度〜100度の範囲を想定する。なお、ゴムで構成されている場合には、ゴム硬度が指標になる。
また、低硬度の材質の硬度は、例えば、1度〜50度の範囲、特に、1度〜30度の範囲を想定する。なお、ゴムで構成されている場合には、ゴム硬度が指標になる。
なお、設置部16と接触部18の材質は、第1実施形態で説明したとおりであるため、重複説明は省略する。
これによれば、設置部16が高硬度の材質で構成されているため、収納部12又はその近傍に対する設置強度を高めることができる。これにより、袋状部材開封装置10が収納部12又はその近傍から容易に外れない。
また、接触部18が低硬度の材質で構成されているため、袋状部材14に対して馴染み易くなる。これにより、接触部18と袋状部材14との間に発生する摩擦力が高くなり、開口端14Aにおいてずれ20の発生を促進できる。この結果、開口端14Aが開き易くなる。
製法として、例えば、単一の型を用いて高硬度の材質の材料と低硬度の材質の材料を用いて成形しつつ、両者を熱圧着することにより一体形成することができる。なお、ゴムで構成する場合には、例えば、ゴムシートが用いられる。
また、例えば、別々の型を用いて高硬度の材質の材料と低硬度の材質の材料を用いてそれぞれ成形しつつ、その後、両者を例えば熱圧着することにより一体形成することも可能である。
また、例えば、各種材料を半流動体状にしたものを型に流し込み、一体的に成形してもよい。
また、例えば、別々の型を用いて高硬度の材質の材料と低硬度の材質の材料を用いてそれぞれ成形しつつ、両者を接着剤、凸部と凹部等により接着、係合等により組立てるようにしてもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る袋状部材開封装置について説明する。なお、第1実施形態に係る袋状部材開封装置の構成と重複する構成については、説明を適宜省略する。
図5に示すように、第2実施形態に係る袋状部材開封装置10は、設置部16又は接触部18のいずれか一方又は両方に、磁石24が設けられている。
なお、磁石24の個数、形状、配置位置、磁力の大きさ等については、適宜設定でき、特に限定されるものではない。
なお、挿入開口部については、適宜設けてもよい。
また、接触部18の表面に、単数又は複数の凸部26を設けてもよい。
凸部26の大きさ、形状、位置、個数等については、適宜設定することができ、特に限定されない。
なお、凸部26に替えて又は凸部26とともに、凹部を形成してもよい。
次に、第2実施形態に係る袋状部材開封装置10の作用について説明する。
袋状部材開封装置10に磁石24を設けたことにより、袋状部材開封装置10を収納部12に対して磁力で装着することができる。
接触部18の表面に凸部26を設けたことにより、袋状部材14の一方側の面14Xと接触部18との間に発生し得る摩擦力が局所的に大きくなり、開口端14Aにずれ20の発生を促進させる。
次に、本発明の第3実施形態に係る袋状部材開封装置について説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態に係る袋状部材開封装置の構成と重複する構成については、説明を適宜省略する。
図6に示すように、第3実施形態に係る袋状部材開封装置10は、接触部18に、単数又は複数の突片部28が設けられている。1つの突片部28は、単数又は複数の角度28Rを有している。突片部28は、所定の圧力又は応力を受けたときに弾性変形する弾性部材である。
なお、設置部16又は接触部18のいずれか一方又は両方に、磁石24を設けてもよいが、これに限定されるものではない。
第3実施形態に係る袋状部材開封装置10によれば、突片部28が袋状部材14の一方側の面14Xに接触した状態で袋状部材14が引き出され続けたときに、両者の間に摩擦力が発生する。このとき、突片部28の角度28Rが袋状部材14の一方側の面14Xに押圧するため、摩擦力が局所的に高くなる。これにより、袋状部材14の一方側の面14Xの他方側の面14Yに対する相対移動を促進させる。
特に、突片部28が摩擦力の反作用を受けて弾性変形すると、突片部28に弾性エネルギが蓄積する。突片部28に蓄積された弾性エネルはやがて発散され、突片部28が袋状部材14の一方側の面14Aをかき出す作用を及ぼす。これにより、開口端14Aでのずれ20が発生し易くなり、開口端14Aが一層、開き易くなる。
次に、本発明の第4実施形態に係る袋状部材開封装置について説明する。なお、第1から第3実施形態に係る袋状部材開封装置の構成と重複する構成については、説明を適宜省略する。
図7に示すように、第4実施形態に係る袋状部材開封装置10では、接触部18が、所定の角度で開く一対のベース部30と、各ベース部30の開き角度を調整する角度調整部32と、を有する。
各ベース部30には、袋状部材14に接触し得る単数又は複数の突片部34が設けられている。各突片部34は、単数又は複数の角部34Rを有し、全体が弾性変形可能なように形成されている。
なお、図9に示すように、突片部34に替えて、単数又は複数の凸部38を設けてもよい。凸部38は、角度を有していても、あるいは湾曲状に形成されていてもよい。
各ベース部30には、設置部16としての引掛部36が設けられている。引掛部36が収納部12又はその近傍に係合することにより、袋状部材開封装置10が収納部12又はその近傍に設けられている。
なお、引掛部36の形状、個数、設置位置及び材質等は、特に限定されるものではない。
角度調整部32は、各ベース部30の開き角度を調整する。具体的には、図8に示すように、角度調整部32は、一方のベース部30に設けられた挿入部40と、他方のベース部30に設けられ挿入部40が挿入される孔部42と、で構成されている。
挿入部40が孔部42に挿入されることにより、各ベース部30が組み付けられるとともに、挿入部40の軸回りに孔部42が回動することにより、各ベース部30の開き角度を容易に調整することができる。
第4実施形態に係る袋状部材開封装置10によれば、各ベース部30の開き角度を調整することができるため、収納部12の形状や設計に合わせて引掛部36を収納部12に引っ掛けることができる。この結果、袋状部材開封装置10の設置自由度又は設計自由度が高くなる。
なお、突片部34が袋状部材14の一方側の面14Xに当接することにより、袋状部材14の開口端14Aにずれ20を生じさせる効果は、上記第4実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、上記した実施形態及び実施例は、本発明の一態様を示したに過ぎず、本発明がこれに限られるものではない。本実施形態及び実施例に対する設計変更程度の差異は、当然に、本発明の技術的思想の範囲内に含まれる。
10 袋状部材開封装置
12 収納部
14 袋状部材
14A 開口端
16 設置部
18 接触部
20 ずれ
22 挿入開口部
24 磁石
26 凸部
28 突片部
30 ベース部
32 角度調整部
34 突片部
36 引掛部
38 凸部
40 挿入部
42 孔部

Claims (7)

  1. 開口端を有する袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に設置するための設置部と、
    前記設置部の少なくとも一部に形成され、前記収納部側の突出部を挿入して前記収納部に装着可能とする挿入開口部と、
    前記袋状部材の一方側の面を接触させた状態で前記袋状部材を引き出すことにより前記袋状部材の前記開口端にずれを生じさせる接触部と、
    を有する袋状部材開封装置であって、
    前記設置部は、高硬度(例えばゴム硬度:40度〜100度)のゴム類で構成され、
    前記接触部は、低硬度(例えばゴム硬度:1度〜50度)のゴム類で構成され、
    前記袋状部材が前記収納部から引き出されるときに、前記接触部が前記袋状部材の一方側の面に接触するとともに、当該接触状態を維持したまま、前記袋状部材が引き出されることにより、前記袋状部材の一方側の面と前記接触部との間に前記袋状部材の引出方向とは逆方向に作用する摩擦力が発生して、前記袋状部材の一方側の面と他方側の面とが相対移動して前記開口端が開口することを特徴とする袋状部材開封装置。
  2. 開口端を有する袋状部材を収納又は支持するための収納部又はその近傍に設置するための設置部と、
    前記設置部の少なくとも一部に設けられ、前記収納部側の突出部と係合して前記収納部に装着可能とする引掛部と、
    前記袋状部材の一方側の面を接触させた状態で前記袋状部材を引き出すことにより前記袋状部材の前記開口端にずれを生じさせる接触部と、
    を有する袋状部材開封装置であって、
    前記設置部は、高硬度(例えばゴム硬度:40度〜100度)のゴム類で構成され、
    前記接触部は、低硬度(例えばゴム硬度:1度〜50度)のゴム類で構成され、
    前記袋状部材が前記収納部から引き出されるときに、前記接触部が前記袋状部材の一方側の面に接触するとともに、当該接触状態を維持したまま、前記袋状部材が引き出されることにより、前記袋状部材の一方側の面と前記接触部との間に前記袋状部材の引出方向とは逆方向に作用する摩擦力が発生して、前記袋状部材の一方側の面と他方側の面とが相対移動して前記開口端が開口することを特徴とする袋状部材開封装置。
  3. 前記接触部は、前記袋状部材に当接する角部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の袋状部材開封装置。
  4. 前記接触部は、前記袋状部材に当接し、弾性変形可能な突片部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の袋状部材開封装置。
  5. 前記設置部は、磁石を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の袋状部材開封装置。
  6. 前記設置部は、所定の角度で開く一対のベース部と、前記ベース部の開き角度を調整する角度調整部と、を有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の袋状部材開封装置。
  7. 前記角度調整部は、一方の前記ベース部に設けられた挿入部と、他方の前記ベース部に設けられ前記挿入部が挿入される孔部と、で構成されたことを特徴とする請求項6に記載の袋状部材開封装置。
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