JP6117080B2 - 射出成形機 - Google Patents

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    • B29C45/4005Ejector constructions; Ejector operating mechanisms

Description

本発明は、射出成形機に関する。
射出成形機は、金型装置のキャビティ空間に溶融した樹脂を充填し、固化させることによって成形品を製造する。金型装置は固定金型及び可動金型で構成され、型締め時に固定金型と可動金型との間にキャビティ空間が形成される。キャビティ空間で成形された成形品は、型開き後に可動金型から突き出される。この突き出しにはエジェクタ装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2005/068155号
従来、離型の状況が分からなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、離型の状況を知ることができる、射出成形機の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様による射出成形機は、
金型からの成形品の突き出しに用いられるエジェクタ装置と、
前記金型からの成形品の離型力を検出する離型力センサとを備え
前記エジェクタ装置は、
前記金型が取り付けられるプラテンに設けられるサポートと、
該サポートに対して移動自在なスライドベースと、
前記サポートで支持され、入力を、前記サポートと前記スライドベースとの間隔に応じた出力に変えて前記スライドベースに伝達する伝達機構と、
該伝達機構を作動させる駆動源と、
前記スライドベースと共に移動する突き出し部材と、
前記スライドベースに対する前記突き出し部材の位置を調整する調整機構とを含む
本発明によれば、離型の状況を知ることができる、射出成形機が提供される。
本発明の一実施形態による射出成形機の概略を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の通常モードでの突き出し開始時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の通常モードでの突き出し完了時の状態を示す図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し力と、可動金型に対する突き出し部材の位置との関係を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し速度と、可動金型に対する突き出し部材の位置との関係を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の高出力モードでの突き出し開始時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の高速モードでの突き出し開始時の状態を示す図である。 本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し動作の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。また、型閉じを行う際の可動プラテンの移動方向を前方とし、型開きを行う際の可動プラテンの移動方向を後方として説明する。
図1は、本発明の一実施形態による射出成形機の型閉じ完了時の状態を示す図である。図1に示すように、射出成形機10は、フレーム11と、フレーム11に固定される固定プラテン12と、固定プラテン12と間隔をおいて配設されたリヤプラテン15とを備える。固定プラテン12とリヤプラテン15とは、複数本(例えば4本)のタイバー16で連結されている。タイバー16の軸方向は、前後方向となっている。型締め時のタイバー16の伸びを許容するため、リヤプラテン15はフレーム11に対して進退可能に載置されている。
射出成形機10は、固定プラテン12とリヤプラテン15との間に配設される可動プラテン13を更に備える。可動プラテン13は、左右一対のスライダ14に固定されており、スライダ14はフレーム11に敷設されるガイド17に沿って前後方向に移動自在である。これにより、可動プラテン13は、固定プラテン12に対して接離自在となっている。可動プラテン13は、タイバー16に対応する位置に切り欠きを有する。
尚、本実施形態の可動プラテン13は、各タイバー16に対応する位置に切り欠きを有するが、切り欠きの代わりに、貫通孔を有してもよい。
可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が、固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。可動プラテン13が前進すると、可動金型33と固定金型32とが接触し、型閉じが行われる。また、可動プラテン13が後退すると、可動金型33と固定金型32とが離れ、型開きが行われる。
射出成形機10は、可動プラテン13とリヤプラテン15との間に配設されるトグル機構20と、トグル機構20を作動させる型締め用モータ26とを更に備える。型締め用モータ26は、回転運動を直線運動に変換する運動変換部としてのボールねじ機構を備え、駆動軸25を進退させることで、トグル機構20を作動させる。
トグル機構20は、例えば、型開閉方向と平行な方向に進退自在なクロスヘッド24、クロスヘッド24に揺動自在に取り付けられた第2トグルレバー23、リヤプラテン15に揺動自在に取り付けられた第1トグルレバー21、および可動プラテン13に揺動自在に取り付けられたトグルアーム22を有する。第1トグルレバー21と第2トグルレバー23とが、また、第1トグルレバー21とトグルアーム22とが、それぞれ、ピン結合される。このトグル機構20は、いわゆる、内巻5節点ダブルトグル機構であって、上下対称な構成である。
固定プラテン12、可動プラテン13、リヤプラテン15、トグル機構20、型締め用モータ26等によって型締装置が構成される。
次に、射出成形機10の動作を説明する。型締装置の動作、射出装置の動作、エジェクタ装置の動作などは、コントローラ90(図4参照)によって制御される。コントローラ90は、CPU91、ROM92、RAM93、ハードディスクなどの記憶部94、入力インターフェイス、出力インターフェイス、タイマ、およびカウンタなどで構成される。コントローラ90は、ROM92または記憶部94などに記憶されたプログラムをCPU91で実行させることにより、各種機能を実現する。
型開き完了の状態で、型締め用モータ26を正方向に駆動し、被駆動部材としてのクロスヘッド24を前進させることによって、トグル機構20を作動させる。そうすると、可動プラテン13が前進させられ、図1に示すように可動金型33と固定金型32とが接触し、型閉じが完了する。
続いて、型締め用モータ26を更に正方向に駆動すると、トグル機構20は、型締め用モータ26による推進力にトグル倍率を乗じた型締力を発生させる。型締め状態の固定金型32と可動金型33との間に図示されないキャビティ空間が形成される。キャビティ空間に射出装置が溶融樹脂を充填し、充填された溶融樹脂が固化されて成形品となる。
続いて、型締め用モータ26を逆方向に駆動し、クロスヘッド24を後退させ、トグル機構20を作動させると、可動プラテン13が後退させられ、型開きが行われる。その後、エジェクタ装置50が可動金型33から成形品を突き出す。
尚、本実施形態の型締装置は、トグル機構20を使用して型締力を発生させるが、トグル機構20を使用することなく、型締め用モータ26によって発生した推進力を直接型締力として可動プラテン13に伝達してもよい。また、型締め用シリンダによって発生した推進力を直接型締力として可動プラテン13に伝達してもよい。また、リニアモータによって型開閉を行い、電磁石によって型締めを行ってもよく、型締装置の方式に制限はない。
図2は、本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の通常モードでの突き出し開始時の状態を示す図である。図3は、本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の通常モードでの突き出し完了時の状態を示す図である。図4は、図2のIV−IV線に沿った断面図である。以下、「EJ」は「エジェクタ」の略称であって、例えば「EJモータ」は「エジェクタモータ」を表す。
エジェクタ装置50は、可動金型33からの成形品の突き出しに用いられるものであって、可動プラテン13に設けられる。エジェクタ装置50は、サポートとしてのEJトグルサポート51と、スライドベースとしてのEJ可動プラテン52と、伝達機構としてのEJトグル機構60と、駆動源としてのEJモータ66(図4参照)と、突き出し部材70とを含む。
EJトグルサポート51は、EJトグル機構60を支持するものであって、可動プラテン13と別に設けられ、ボルトなどで可動プラテン13に固定される。尚、EJトグルサポート51は、可動プラテン13の一部として設けられてもよい。EJトグルサポート51には、EJトグル機構60を取り付ける取付部が設けられる。
EJ可動プラテン52は、EJトグルサポート51に対して前後に移動自在である。EJ可動プラテン52は、EJトグルサポート51よりも可動金型33(図1参照)から遠い位置に配設されてよい。EJ可動プラテン52には、EJトグル機構60を取り付ける取付部が設けられる。
EJトグル機構60は、入力(EJモータ66による推進力、より詳細には、EJボールねじ機構67の軸力)を、EJトグルサポート51とEJ可動プラテン52との間隔に応じた出力(突き出し力)に変えてEJ可動プラテン52に伝達する。EJトグル機構60は、EJトグルサポート51とEJ可動プラテン52との間に設けられる。
EJトグル機構60は、図2および図3に示すように、EJ可動プラテン52に揺動自在に取り付けられたEJトグルアーム61と、EJトグルサポート51に揺動自在に取り付けられた第1EJトグルレバー62とを有する。EJトグルアーム61と、第1EJトグルレバー62とは連結され、連結位置を中心に相対的に回動自在となっている。
尚、EJトグルアーム61と第1EJトグルレバー62との配置は逆であってもよい。即ち、EJトグルアーム61がEJトグルサポート51に揺動自在に取り付けられ、第1EJトグルレバー62がEJ可動プラテン52に揺動自在に取り付けられてもよい。
EJトグル機構60は、EJトグルサポート51に対して前後に移動自在なEJクロスヘッド63と、EJクロスヘッド63と第1EJトグルレバー62とに揺動自在に取り付けられた第2EJトグルレバー64とを更に有する。
このEJトグル機構60は、いわゆる、内巻5節点ダブルトグル機構であり、上下が対称の構成を有するが、本発明はこれに限定されない。例えばEJトグル機構60は、外巻式トグルでもよいし、シングルトグルでもよいし、4節点トグルでもよい。
EJモータ66は、EJトグル機構60を作動させる駆動源である。EJモータ66は、例えば可動プラテン13に配設される。尚、EJモータ66の配設位置は、特に限定されず、例えばEJトグルサポート51、EJ可動プラテン52などでもよい。
EJモータ66は、EJモータ66の出力軸の回転数を検出するエンコーダ部66aを含んでよい。また、EJモータ66には、EJモータ66への供給電流を検出する電流センサ75が接続されてよい。
EJモータ66の回転運動は、EJボールねじ機構67で直線運動に変換され、EJトグル機構60に伝達される。EJボールねじ機構67は、例えばEJクロスヘッド63に固定されるEJボールねじナット67aと、EJボールねじナット67aに螺合されるEJボールねじ軸67bとで構成される。EJボールねじ軸67bから前方に同軸的に延びる回転軸57は、ベアリングBrなどを介して、EJトグルサポート51に対して回転自在に且つ進退不能に取り付けられている。回転軸57は、ベルトやプーリなどの連結部材56を介して、EJモータ66の出力軸と連結されている。EJモータ66の出力軸が回転すると、EJボールねじ軸67bが回転し、可動金型33に対してEJボールねじナット67aやEJクロスヘッド63が進退する。
尚、本実施形態の回転軸57は、連結部材56を介してEJモータ66の出力軸と連結されるが、EJモータ66の出力軸と直結されてもよい。
EJモータ66を正方向に駆動し、可動金型33に対してEJクロスヘッド63を前進させ、EJトグル機構60を作動させると、可動金型33に対してEJ可動プラテン52が前進する。一方、EJモータ66を逆方向に駆動し、可動金型33に対してEJクロスヘッド63を後退させ、EJトグル機構60を作動させると、可動金型33に対してEJ可動プラテン52が後退する。
突き出し部材70は、EJ可動プラテン52と共に移動する部材である。突き出し部材70は、例えば、EJプレート71、EJタイバー72、およびEJロッド68で構成される。
EJプレート71は、EJトグルサポート51よりも可動金型33に近い位置に配設されてよく、例えば可動プラテン13の内部に配設されてよい。EJプレート71にはガイドバー53を挿通させるガイド孔が形成されており、EJプレート71はガイドバー53に沿って進退自在となっている。ガイドバー53の後端部はEJトグルサポート51で固定され、ガイドバー53の前端部は可動プラテン13で固定される。尚、ガイドバー53の両端部のうちいずれか片方のみが対象部材に固定されてもよい。
EJタイバー72は、EJプレート71とEJ可動プラテン52とを間隔をおいて連結する部材である。EJタイバー72の外周には、可動金型33からの成形品の離型によって生じるEJタイバー72の歪みを検出することで、離型力を検出する離型力センサ77が設けられている。離型力は、可動金型33から成形品を離型させる力のことであり、可動金型33に付着した成形品が突き出し方向に押されたときに発生する力のことである。成形品が突き出し方向に押されるまでは、EJモータ66を駆動しても離型力は発生しない。可動金型33が成形品を取り出しやすいように分割されている場合、離型力は、可動金型33の一部を残部に対してスライドさせる力を含む。
このように、本実施形態によれば、離型力センサ77によって離型力を検出するので、離型の状況を知ることができる。離型力センサ77の検出結果は、コントローラ90で監視される。コントローラ90が特許請求の範囲に記載の監視部に対応する。コントローラ90は、監視結果に基づいて、エジェクタ装置50の動作状況を知ることができる。
離型力センサ77は、複数本のEJタイバー72のそれぞれに設けられてよく、EJモータ66の駆動時に複数本のEJタイバー72に同時にかかる力を検出してよい。複数本のEJタイバー72のバランスを確認することができる。例えば、複数本のEJタイバー72に同時にかかる力の、最大値と最小値との差が所定値以下か否かで、バランスが良いか否かを判断できる。
尚、本実施形態の離型力センサ77は、EJタイバー72の外周に設けられる歪みセンサで構成されるが、例えばEJタイバー72とEJプレート71との間に配設され、可動金型33からの成形品の離型時に圧縮されるロードセルで構成されてもよく、センサの種類、およびセンサの配設位置は特に限定されない。センサの配設位置は、EJモータ66で駆動される被駆動部材であれば特に限定されず、例えば、EJトグル機構60、EJボールねじ機構67、EJ可動プラテン52、EJロッド68などでもよい。
EJタイバー72は、EJトグルサポート51のガイド孔55に挿通され、ガイド孔55に沿って前後に移動自在となっている。複数本(例えば2本)のEJタイバー72に対応して複数のガイド孔55が設けられてよい。EJ可動プラテン52の、前後を軸とする回転を防止することができる。
EJタイバー72は、EJクロスヘッド63のガイド孔65に挿通され、EJクロスヘッド63がEJタイバー72に沿って前後に移動自在となっている。複数本(例えば2本)のEJタイバー72に対応して複数のガイド孔65が設けられてよい。EJクロスヘッド63の、前後を軸とする回転を防止することができる。
EJロッド68の後端部はEJプレート71で固定され、EJロッド68の前端部は可動金型33(図1参照)に配設される図示されない成形品突き出し部材と連結されてよい。EJロッド68を前進させると、成形品突き出し部材が可動金型33から成形品を離型する。その後、EJロッド68をさらに前進させると、成形品突き出し部材が成形品を取り出し位置まで運ぶ。成形品の取り出し後、EJロッド68を後退させると、成形品突き出し部材が元の位置に戻る。EJプレート71には複数本のEJロッドが固定されてもよい。
突き出し部材70は、型閉じ工程および型締め工程では突き出し開始位置(図2に示す位置)で待機し、型開き工程後に突き出し開始位置から突き出し完了位置(図3に示す位置)まで前進する。突き出し部材70の突き出し開始位置は、可動金型33の形状などで決まり、後述のモードには依存しない。取出機で成形品が取り出された後、突き出し部材70は突き出し開始位置まで戻る。
尚、突き出し部材70は、成形サイクルの短縮のため、型開き工程中に前進開始してもよい。
可動金型33に対して突き出し部材70を進退させる間、コントローラ90は、可動金型33に対する突き出し部材70の位置を監視し、監視結果に応じた電流をEJモータ66に供給する。可動金型33に対する突き出し部材70の位置は、例えばEJモータ66のエンコーダ部66aの検出結果から算出できる。また、コントローラ90は、EJモータ66のトルクを監視する。EJモータ66のトルクは、例えば電流センサ75の検出結果から算出できる。
図5は、本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し力と、可動金型に対する突き出し部材の位置との関係を示す図である。突き出し力は、EJ可動プラテン52や突き出し部材70を前進させる推進力のことである。図5において、EJモータ66の駆動力は一定であり、EJモータ66への供給電流は一定である。図6は、本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し速度と、可動金型に対する突き出し部材の位置との関係を示す図である。突き出し速度は、突き出し部材70の前進速度のことである。図6において、EJモータ66の回転数は一定である。図5および図6において、実線は通常モードの突き出し特性を、一点鎖線は高出力モードの突き出し特性を、破線は高速モードの突き出し特性を示す。各モードの説明の前に、エジェクタ装置50の突き出し特性と、可動金型33に対する突き出し部材70の位置との関係を説明しておく。
本実施形態では、図2〜図4に示すように、EJ可動プラテン52がEJトグルサポート51よりも可動金型33から遠い位置に配設される。よって、突き出し部材70が突き出し開始位置から前進するとき、EJ可動プラテン52とEJトグルサポート51との間隔が短くなり、EJトグルアーム61の中心線と第1EJトグルレバー62の中心線とのなす角θが小さくなる。よって、突き出し部材70の前進に伴って、突き出し特性が図5および図6に示すように変わる。
図5に示すように、各モードにおいて、突き出し部材70が突き出し開始位置から前進し始めると、突き出し力が急激に弱くなる。その後、突き出し力はほとんど変化しないが、突き出し部材70の前進に伴って、緩やかに弱くなった後、緩やかに強くなる。
また、図6に示すように、各モードにおいて、突き出し部材70が突き出し開始位置から前進し始めると、突き出し速度が急激に速くなる。その後、突き出し部材70の前進に伴って、突き出し速度は、緩やかに速くなった後、緩やかに遅くなる。
このように、エジェクタ装置50の突き出し特性は、可動金型33に対する突き出し部材70の位置、つまり、EJトグルサポート51と、EJ可動プラテン52との間の間隔に応じて変わる。本実施形態では、突き出し開始時には、突き出し速度が遅い分、突き出し力が強く、成形品が離型しやすい。また、離型後には、突き出し速度が速く、成形品を取り出し位置まで素早く運ぶことができる。
次に、エジェクタ装置50の突き出し特性を調整する調整機構80について説明する。
調整機構80は、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置を調整する。調整機構80は、可動金型33に対する突き出し部材70の位置を所定の位置(例えば突き出し開始位置)に固定して、可動金型33に対するEJ可動プラテン52の位置(つまり、EJトグルアーム61の中心線と、第1EJトグルレバー62の中心線とのなす角θ)を調整してよい。また、調整機構80は、可動金型33に対するEJ可動プラテン52の位置を所定の位置(つまり、EJトグルアーム61の中心線と、第1EJトグルレバー62の中心線とのなす角θを所定の角度)に固定して、可動金型33に対する突き出し部材70の位置を調整してもよい。さらに、調整機構80は、可動金型33に対する突き出し部材70の位置と、可動金型33に対するEJ可動プラテン52の位置との両方を同時に調整してもよい。EJモータ66を駆動して上記角度θを所定の角度(つまり、EJトグルサポート51に対するEJクロスヘッド63の位置を所定の位置)にした場合に可動金型33に対する突き出し部材70の位置が所定の位置になるように、EJ可動プラテン52に対する突き出し部材70の位置を調整してもよい。
例えば、調整機構80は、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間隔を調整する。調整機構80は、例えば、EJタイバー72の一端部に形成されるねじ部81、該ねじ部81に螺合される調整ナット82などで構成される。複数本のEJタイバー72に対応して複数の調整ナット82が設けられる。各調整ナット82は、EJ可動プラテン52に対して回転自在に取り付けられ、図4に示すようにEJ可動プラテン52とナット押さえ83とで、EJ可動プラテン52に対する前後方向の相対移動を制限されている。各調整ナット82を、対応するねじ部81に対して回転させると、EJタイバー72に対するEJ可動プラテン52の位置が調整され、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間隔が調整される。
尚、本実施形態の調整ナット82は、EJ可動プラテン52側に回転自在に取り付けられるが、EJプレート71側に回転自在に取り付けられ、EJプレート71に対する前後方向の相対移動を制限されていてもよい。
調整機構80は、調整ナット82と共に回転する調整ギヤ84、複数の調整ギヤ84を同期して回転させる中間ギヤ85、複数の調整ギヤ84のうちいずれか1つと噛み合わされる駆動ギヤ86、駆動ギヤ86を回転させる調整モータ87などを含む。調整モータ87は、サーボモータであってよく、調整モータ87の出力軸の回転数を検出するエンコーダ87aを含む。調整モータ87は、エンコーダ87aの検出結果に基づいてフィードバック制御される。調整モータ87を駆動して、駆動ギヤ86を回転させると、複数の調整ナット82が同期して回転させられる。
尚、本実施形態では、複数の調整ギヤ84を同期して回転させるが、複数本のEJタイバー72のバランスを取る目的で、中間ギヤ85を外して、複数の調整ギヤ84を別々に回転させてもよい。例えば、複数本のEJタイバー72に同時にかかる力の、最大値と最小値との差が所定範囲内に収まるように、複数の調整ギヤ84のうち、少なくとも1つを回転させてよい。
可動金型33に対するEJプレート71の位置が同じ場合、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間隔が長いほど、EJトグルアーム61の中心線と、第1EJトグルレバー62の中心線とのなす角θが大きく、突き出し速度が遅い分、突き出し力が強い。
よって、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置を調整することで、可動金型33に対する突き出し部材70の位置が所定位置(例えば突き出し開始位置)にあるときの突き出し特性を調整することができる。例えば、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間隔を、通常モードの間隔L0(図2参照)から、高出力モードの間隔L1(図7参照)に長くすれば、図5に示すように突き出し開始位置P0での突き出し力がF0からF1に高くなり、突き出し開始時に成形品を強く押すことができる。また、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間隔を、通常モードの間隔L0から高速モードの間隔L2(図8参照)に短くすれば、図6に示すように突き出し開始位置P0での突き出し速度がV0からV2に速くなり、成形サイクルが短縮できる。
尚、本実施形態では、突き出し部材70の位置が突き出し開始位置にあるときの突き出し特性を調整するが、突き出し部材70の位置が突き出し開始位置以外の位置(例えば突き出し完了位置付近の位置)にあるときの突き出し特性を調整してもよい。
コントローラ90は、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の複数の候補位置(例えば図2に示す位置、図7に示す位置、および図8に示す位置)を記憶部94などに記憶しており、所定の条件が成立した場合、所定の候補位置を選択する。記憶部94に記憶した複数の候補位置は、ユーザの入力操作を受け付ける入力部95での入力操作に応じて更新されてよい。
コントローラ90は、所定の候補位置を選択すると、選択した候補位置に実際の位置を合わせる制御を行う。位置合わせの前に、コントローラ90は、確認メッセージを表示部96に表示してよい。表示部96に表示された確認メッセージを見たユーザが所定の操作を入力部95で行うと、位置合わせが実施される。突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置は、例えば調整モータ87の出力軸の回転数を検出するエンコーダ87aの検出結果に基づいて測定できる。
尚、本実施形態では、入力部95と表示部96とが、別に設けられるが、一体に設けられてよく、タッチパネルなどで構成されてよい。
コントローラ90は、離型力センサ77の検出結果を監視し、監視結果に基づいて、複数の候補位置から1つの候補位置を選択してよい。
例えば、コントローラ90は、監視結果に基づいて、EJモータ66の突き出し方向(正方向)の駆動時に突き出し部材70が停止しているか否かを検出してよい。離型力が閾値を超える場合、成形品が可動金型33に強固に付着しているので、突き出し部材70が停止していると判断できる。上記閾値としては、例えばエジェクタ装置50に異常がないときの実績値、エジェクタ装置50の仕様や金型装置30の仕様などから予測される予想値などが用いられる。コントローラ90は、突き出し部材70が停止しない通常状態の場合、通常モードの位置を選択し、突き出し部材70が停止する緊急状態の場合、高出力モードの位置を選択してよい。
突き出し部材70の停止は、離型力センサ77の検出結果に加えて、(1)EJモータ66によって駆動される被駆動部材(例えば、突き出し部材70やEJ可動プラテン52)の位置で判断してよい。EJモータ66の駆動時に、被駆動部材の位置が、所定時間の間、実質的に変わらない場合、被駆動部材が停止していると判断できる。被駆動部材の位置は、例えば、EJモータ66のエンコーダ部66aの検出結果から算出できる。
突き出し部材70の停止は、離型力センサ77の検出結果に加えて、(2)EJモータ66のトルクで判断してもよい。EJモータ66のトルクが、所定時間の間、所定値以上になる場合、被駆動部材の前進に必要な力が大きく、成形品が可動金型33に強固に付着しているので、突き出し部材70が停止していると判断できる。EJモータ66のトルクは、例えば、電流センサ75の検出結果から算出できる。
突き出し部材70の停止は、離型力センサ77の検出結果に加えて、(3)EJモータ66の駆動時間で判断してもよい。EJモータ66の駆動時間が所定時間に達したときに、成形品の突き出しが終わっていない場合、突き出しに時間がかかり過ぎているので、突き出し部材70が停止していると判断できる。EJモータ66の駆動時間は、例えば、コントローラ90のタイマで計測できる。
突き出し部材70の停止は、離型力センサ77の検出結果に加えて、(1)被駆動部材の位置、(2)EJモータ66のトルク、(3)EJモータ66の駆動時間の3つから選択される複数の要素に基づいて判断してもよい。判断の精度が良くなる。組合せの種類、および組み合わせの数は、特に限定されない。
突き出し部材70が停止する緊急状態の場合、コントローラ90は、EJモータ66を逆方向に駆動して、可動金型33に対して突き出し部材70を一旦後退させてよい。その後、コントローラ90は、調整モータ87を駆動して、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置を高出力モードの位置に位置合わせする。位置合わせ後、コントローラ90は、EJモータ66を正方向に駆動して、可動金型33に対して突き出し部材70を前進させてよい。
また、突き出し部材70が停止する緊急状態の場合、コントローラ90は、可動金型33に対する突き出し部材70の位置を変えずに、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置を高出力モードの位置に位置合わせしてもよい。この位置合わせでは、調整モータ87を駆動して、EJ可動プラテン52とEJプレート71との間隔を広げる。このとき、EJプレート71は前進できないので、EJ可動プラテン52が後退することになる。EJ可動プラテン52の後退分、EJモータ66が逆回転される。位置合わせ後、コントローラ90は、EJモータ66を正方向に駆動して、可動金型33に対して突き出し部材70を前進させてよい。
尚、コントローラ90は、突き出し部材70に対するEJ可動プラテン52の位置を、高出力モードの位置に位置合わせする代わりに、高出力モードの位置よりも後方の位置に位置合わせしてもよい。突き出し部材70の停止位置によっては、図5に示すように各モード間で突き出し力の差が小さく、モード変更による突き出し力の上昇が十分でないことがある。突き出し力が所定値になる位置まで、突き出し部材70に対してEJ可動プラテン52が後退させられてよい。
コントローラ90は、離型力の監視結果に基づいて、調整機構80を制御してよい。例えば、離型力が予め試験等で求められた所定値よりも小さい場合、突き出し力に余裕があるので、突き出し速度(離型速度)が速くなるように、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間の間隔を短くする制御が行われてよい。突き出し特性を最適化することができ、成形サイクルを短縮することができる。また、離型力が経時変化して所定範囲から外れた場合、離型力の変化に対応して、突き出し力を変えるべく、EJプレート71とEJ可動プラテン52との間の間隔を調整する制御が行われてよい。尚、コントローラ90は、離型力と、離型速度の両方を監視してもよい。離型速度は、例えばEJモータ66のエンコーダ部66aの検出結果に基づいて測定できる。また、離型速度は、突き出し部材70またはEJ可動プラテン52の速度を検出する図示されない速度センサで測定されてもよい。突き出し部材70が停止する場合など、離型速度が所定値以下の場合、突き出し力が上がるように、コントローラ90が調整機構80を制御してよい。
表示部96は、離型力センサ77の検出結果を表示してよい。表示部96の表示は、例えばコントローラ90で制御され、入力部95での入力操作に応じて切り替えられる。表示部96で表示される離型力センサ77の検出結果は、離型力の推移、離型力の履歴を含んでよい。離型力の推移は、現在のショットにおける離型力の推移、過去のショットにおける離型力の推移のいずれでもよい。離型力の履歴としては、例えば、所定位置(例えば突き出し開始位置)での離型力、離型力の最大値、離型力の平均値、離型力の最小値、離型力の標準偏差などが、ショット毎に、複数ショット分表示される。
コントローラ90は、離型力センサ77の検出結果に基づいて、エジェクタ装置50の突き出し動作の少なくとも一部を制御してよい。金型装置30内に配設される成形品突き出し部材、および突き出し部材70などに過度な力がかからない。
次に、図9を参照して、エジェクタ装置50の突き出し動作について説明する。図9は、本発明の一実施形態によるエジェクタ装置の突き出し動作の制御を示すフローチャートである。
コントローラ90は、EJモータ66を駆動して、突き出し動作を開始する。先ず、コントローラ90は、突き出し部材70の位置が目標位置になるようにEJモータ66をフィードバック制御する位置制御を行う(ステップS11)。突き出し部材70の位置は、例えばEJモータ66のエンコーダ部66aを用いて監視してもよいし、専用の位置センサを用いて監視してもよい。突き出し部材70の目標位置は、時間の経過と共に変化してもよいし、変化しなくてもよい。
コントローラ90は、位置制御の間、離型力センサ77によって離型力を監視する。突き出し部材70の前進に伴い、離型力が立ち上がる。
離型力が第1設定値以下の間(ステップS12、NO)、位置制御が行われる。第1設定値は離型開始を示す値に設定される。一方、離型力が第1設定値を超えると(ステップS12、YES)、コントローラ90は、離型開始と判断し、離型力が目標値になるようにEJモータ66をフィードバック制御する離型力制御を行う(ステップS13)。離型力の目標値は、時間の経過と共に変化してもよいし、変化しなくてもよい。離型力の目標値は、第1設定値よりも大きい。
尚、本実施形態では、位置制御から離型力制御への切り替えの判断に、離型力が用いられるが、突き出し部材70の位置が用いられてもよい。突き出し部材70の位置が所定位置または所定位置よりも後方の場合、離型開始前との判断がなされ、引き続き、位置制御が行われる。一方、突き出し部材70の位置が所定位置よりも前方の場合、離型開始との判断がなされ、位置制御の代わりに、離型力制御が行われる。位置制御から離型力制御への切り替えの判断に、突き出し部材70の位置と、離型力の両方が用いられてもよい。
コントローラ90は、離型力制御の間、離型力センサ77によって離型力を監視する。突き出し部材70がある程度前進すると、成形品が金型から分離し、離型力が目標値に届かなくなる。
離型力が第2設定値以上の場合(ステップS14、NO)、成形品が金型に付着しているので、引き続き、離型力制御が行われる。第2設定値は、離型力制御から位置制御への切り替えによって離型力が目標値を超えることがないように設定され、目標値よりも小さく設定される。一方、離型力が第2設定値未満の場合(ステップS14、YES)、成形品が金型から分離しているので、離型力制御の代わりに、位置制御が行われる(ステップS15)。
尚、本実施形態では、離型力制御から位置制御への切り替えの判断に、離型力が用いら
れるが、突き出し部材70の位置が用いられてもよい。突き出し部材70の位置が所定位置または所定位置よりも後方の場合、成形品が金型に付着しているので、離型力制御が行われる。一方、突き出し部材70の位置が所定位置よりも前方の場合、成形品が金型から分離し、離型力がほとんど発生しないので、離型力制御の代わりに、位置制御が行われる。離型力制御から位置制御への切り替えの判断に、突き出し部材70の位置と、離型力の両方が用いられてもよい。
その後、突き出し部材70の位置が突き出し完了位置に到達することにより、突き出し動作が完了する。続いて、コントローラ90は、EJモータ66を駆動して、突き出し部材70を突き出し開始位置に戻す。
尚、本実施形態では、突き出し動作の制御として、位置制御と圧力制御の両方が行われるが、圧力制御のみが行われてもよい。突き出し開始から圧力制御が行われてもよい。また、突き出し完了まで圧力制御が行われてもよい。
以上、射出成形機の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、置換が可能である。
例えば、上記実施形態の射出成形機10は、型開閉方向が水平方向の横型であるが、型開閉方向が垂直方向の竪型であってもよい。この場合、エジェクタ装置50は、固定プラテンに設けられてよく、固定金型からの成形品の突き出しに用いられるものであってよい。
また、上記実施形態のエジェクタ装置50は、駆動源の力をEJ可動プラテンに伝達する伝達機構として、EJトグル機構60を備えるが、伝達機構の構成は特に限定されない。入力を、可動プラテン13に設けられるサポートとEJ可動プラテン52との間の間隔に応じた出力に変えてEJ可動プラテン52に伝達する伝達機構としては、例えばクランク機構などが挙げられる。また、伝達機構はなくてもよく、例えば、可動プラテン13に設けられるサポートと、EJ可動プラテン52との間に流体圧シリンダを配設し、流体圧シリンダの押圧力でEJ可動プラテン52をサポートに対して進退させてもよい。離型力センサがあれば、離型の状況を知ることができる。
また、上記実施形態のエジェクタ装置50は、EJトグル機構60を作動させる駆動源として、電動モータを備えるが、駆動源の種類は特に限定されない。例えば駆動源として油圧モータが用いられてもよい。また、油圧シリンダなどの流体圧シリンダが用いられてもよい。
また、上記実施形態のEJ可動プラテン52は、EJトグルサポート51よりも可動金型33から遠い位置に配設されるが、EJトグルサポート51よりも可動金型33から近い位置に配設されてもよい。この場合、上記実施形態とは異なり、突き出し開始と共に、EJトグルサポート51とEJ可動プラテン52との間隔が長くなり、EJトグルアーム61の中心線と第1EJトグルレバー62の中心線とのなす角θが大きくなる。よって、上記実施形態に比べて、突き出し開始時における突き出し力が弱くなる分、突き出し速度が速くなる。
また、上記実施形態の突き出し部材70は、可動金型33に配設される成形品突き出し部材と連結されているとしたが、成形品突き出し部材と連結されていなくてもよい。突き出し部材70が前進して成形品突き出し部材に当接した後、更に突き出し部材70が前進すると成形品突き出し部材が前進してよい。この場合、成形品突き出し部材の後退は、可動金型33に配設されるリターンスプリングの付勢力によって行われる。
また、上記実施形態の突き出し部材70のうち、EJプレート71及びEJロッド68は可動金型33に配設される成形品突き出し部材として用いられてもよい。この場合、突き出し部材70は、EJタイバー72のみで構成される。
10 射出成形機
12 固定プラテン
13 可動プラテン
30 金型装置
32 固定金型
33 可動金型
50 エジェクタ装置
51 EJトグルサポート(サポート)
52 EJ可動プラテン(スライドベース)
60 EJトグル機構(伝達機構)
61 EJトグルアーム
62 第1EJトグルレバー
63 EJクロスヘッド
64 第2EJトグルレバー
66 EJモータ(駆動源)
70 突き出し部材
71 EJプレート
72 EJタイバー
73 EJロッド
75 電流センサ
77 離型力センサ
80 調整機構
82 調整ナット
87 調整モータ
90 コントローラ(監視部)

Claims (6)

  1. 金型からの成形品の突き出しに用いられるエジェクタ装置と、
    前記金型からの成形品の離型力を検出する離型力センサとを備え
    前記エジェクタ装置は、
    前記金型が取り付けられるプラテンに設けられるサポートと、
    該サポートに対して移動自在なスライドベースと、
    前記サポートで支持され、入力を、前記サポートと前記スライドベースとの間隔に応じた出力に変えて前記スライドベースに伝達する伝達機構と、
    該伝達機構を作動させる駆動源と、
    前記スライドベースと共に移動する突き出し部材と、
    前記スライドベースに対する前記突き出し部材の位置を調整する調整機構とを含む、射出成形機。
  2. 前記離型力センサの検出結果を監視する監視部を備える、請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記スライドベースは、前記突き出し部材のエジェクタタイバーによって、エジェクタプレートと連結され、
    前記調整機構は、前記スライドベースと前記エジェクタタイバーの接続位置を変更する、及び/又は、前記エジェクタプレートと前記エジェクタタイバーの接続位置を変更する、請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記離型力センサの検出結果を監視する監視部は、監視結果に基づいて、前記調整機構を制御する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記離型力センサの検出結果を表示する表示部を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記離型力センサの検出結果を監視する監視部は、前記離型力センサの検出結果に基づいて、前記エジェクタ装置の突き出し動作の少なくとも一部を制御する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の射出成形機。
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