JP2020116883A - 射出成形機、成形品の成形方法、および射出成形機のダミー型 - Google Patents

射出成形機、成形品の成形方法、および射出成形機のダミー型 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、ダミー型を使用する際に、エジェクタ機構の駆動手段による突出し動作を成形型のエジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドを容易に取り付けることができる射出成形機を提供する。【解決手段】相対向して配置された第1台盤11および第2台盤12と、第1台盤11と第2台盤12との間に配設され回転可能に支持された回転盤13と、2組の射出装置とを備え、第1台盤11と回転盤13は、成形型1、2が取り付けられ、回転盤13と第2台盤12との間にはダミー型3が取り付けられている。ダミー型3は、その厚さ方向に分割された第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとにより構成されている。回転盤13には第1ダミー型3aが取り付けられ、第2台盤12には第2ダミー型3bが取り付けられ、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bは開閉可能となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機、成形品の成形方法、および射出成形機のダミー型に関する。
たとえば複数の素材や色の成形材料からなる所謂複合成形品を成形することができる射出成形機として、相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、第1台盤と第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、成形品を突き出すエジェクタ機構とを有するものが知られている(たとえば特許文献1や特許文献2)。そして、特許文献1、2には、複合成形品を成形するための二組の成形型のうちの一組をダミー型に替えて取り付け、一組の成形型のみで回転盤を回転させることなく成形を行う(以下、これにより成形された成形品を「標準的な成形品」という)ことが開示されている。
さらに、特許文献2には、中間盤4および回転盤40と可動盤の金型取付面を保護するために、ダミープレート6a、6bを回転盤40および中間盤4と可動盤5との間に固定用ボルト43により固定する構成が開示されている。
特開2011−245661号公報 特開2012−192734号公報
従来の技術では、ダミー型を使用する際に、エジェクタ機構の駆動手段による突出し動作を成形型のエジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドを適切な位置に、容易に取り付けることができるよう望まれていた。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、ダミー型を使用する際に、エジェクタ機構の駆動手段による突出し動作を成形型のエジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドを容易に取り付けることができる射出成形機を提供することを主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、前記第1台盤、前記第2台盤、および前記回転盤は、それぞれ成形型またはダミー型を取り付けることが可能である射出成形機であって、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とは、それぞれ成形型が取り付けられており、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤の他方の面との間には、ダミー型が配置されており、前記エジェクタ機構は、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、該駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドとを備えており、前記ダミー型は、第1ダミー型と第2ダミー型とに厚さ方向に分割して構成されており、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方は、前記第1ダミー型が取り付けられていると共に、前記回転盤の他方の面は、前記第2ダミー型が取り付けられて、前記第1ダミー型と前記第2ダミー型とが開閉可能となっている、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、簡単な構成で、ダミー型を使用する際に、エジェクタ機構の駆動手段による突出し動作を成形型のエジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドを容易に取り付けることができる射出成形機を提供することができる。
本発明の射出成形機とその作動の実施の一形態を説明するために示した一部断面図である。 第2ダミー型の詳細を説明するために示した拡大断面図である。 図1に示した射出成形機において、エジェクタロッドを接続するための工程の実施の一形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 ダミー型の別の実施の形態を説明するために示した部分拡大断面図である。 本発明の射出成形機の別の実施の形態を説明するために示した回転盤の一部断面図である。
最初に、本発明の実施の一形態に係る射出成形機を図1〜図4に基づいて説明する。以下の説明では、成形型1、2の開閉方向、ダミー型3の厚さ方向、およびエジェクタロッド4の長さ方向とは、いずれも図1に示したタイバー10と平行な方向、すなわち図1における左右方向を意味することとする。
図1に示すように、本実施の形態における射出成形機は、相対向して配置された第1台盤11および第2台盤12と、第1台盤11と第2台盤12との間に配設されて取付面13aと13b(後述する)が第1台盤11と第2台盤12の取付面11a、12a(後述する)のいずれにも対向することができるよう回転可能に支持された回転盤13と、2つの射出装置14、14とを備えている。第1台盤11と第2台盤12と回転盤13は、それぞれ成形型1、2を取り付けることが可能な取付面11a、12a、13a、13bをそれぞれ有している。そして、第1台盤11と回転盤13の取付面11aと13a、または、回転盤13と第2台盤12の取付面13bと12aのいずれかには、成形型1、2に替えてダミー型3(後述する)を取り付けることも可能となっている。各射出装置14、14は、複合成形品を成形する場合に第1台盤11に取り付けられた成形型1と第2台盤12に取り付けられた成形型(本実施形態ではダミー型3を取り付けるため、図示されていない。)にノズルタッチできるよう移動することができる。
なお、本実施の形態における射出成形機は、可動盤である第1台盤11と固定盤である第2台盤12との間に設けられたタイバー10に中間盤15が挿通されており、中間盤15に回転盤13が、その取付面13aと13bを第1台盤11と第2台盤12の取付面11a、12aのいずれにも対向させることができるよう回転可能に支持されている。そして、第2台盤12は、ベース16上に固設されており、第1台盤11と回転盤13を支持している中間盤15は、第2台盤12に対して近接・遠退移動するよう構成されている。そのため、図示は省略するが、本実施の形態における射出成形機はさらに、第1台盤11と回転盤13とを第2台盤12に対して近接・遠退移動させる各開閉手段と、少なくとも第1台盤11と回転盤13とに取り付けられた成形型1、2を型締めするための型締手段とを備えている。開閉手段は、たとえばねじ軸と、このねじ軸に螺合された雌ねじ部材と、ねじ軸を軸周りに制御可能に回転させるサーボモータとにより構成することができる。また、型締手段は、たとえばタイバー10の一端側(図1においては左方端側)に形成された環状溝と、第1台盤11の後方側面(図1の左側の面)に設けられ、タイバー10の環状溝に係合・解放するハーフナット17と、タイバー10の他端側(図1においては右方端側)に形成されたピストン(図示は省略する)と、第2台盤に設けられてタイバー10のピストンが摺動可能に嵌合されるシリンダ(図示は省略する)とを備えた構成とすることができる。
しかしながら、本発明の射出成形機は、本実施の形態に限定されることはなく、第1台盤11と回転盤13と第2台盤12とが相対的に近接・遠退移動することができるよう構成されていればよく、たとえば上記特許文献1のように回転盤13に対して第1台盤11と第2台盤12とがそれぞれ近接・遠退移動するように構成することもできる。また、回転盤13は、必ずしもタイバー10に挿通された中間盤15に支持されている必要はなく、その取付面13a、13bがそれぞれ第1台盤11と第2台盤12との取付面11a、12aに対向させることができ、且つ、第2台盤12に対して相対的に近接・遠退移動可能に支持されていればよい。また、上記開閉手段と型締手段は、公知の他の型式のものを採用することもできる。
さらに射出成形機は、成形品Pを成形型1、2から突き出すエジェクタ機構20を備えている。そして、本実施の形態におけるエジェクタ機構20は、回転盤13の一方の面に取り付けられた成形型2から成形品Pを突き出すためのエジェクタピン21と、少なくとも第2台盤12に設けられた駆動手段22と、ダミー型3の内部に設けられて駆動手段22により押圧されることにより成形型1、2の開閉方向と平行に移動する板状のエジェクタプレート(以下ダミー型エジェクタプレート23という。)と、このダミー型エジェクタプレート23を介して駆動手段22による突出し動作をエジェクタピン21に伝動するエジェクタロッド4とを備えている。また、本実施の形態におけるエジェクタロッド4は、図2に示すようにダミー型エジェクタプレート23に対して着脱可能に接続することができるよう構成されると共に、図3に示すように長さ方向に複数(本実施の形態では第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bの2つ)に分割して互いに接続可能に構成されている。
回転盤13に取り付けられる成形型2は、その内部に型開閉方向に移動可能に設けられた板状のエジェクタプレート(以下、成形型エジェクタプレート25という。)と、成形型エジェクタプレート25を後退させるように付勢する付勢手段26であるバネと、成形型エジェクタプレート25に取り付けられたエジェクタピン21とを備えている。エジェクタピン21の端面は、付勢手段26により成形型エジェクタプレート25が後退された状態で、成形型2のキャビティ面と連続するよう成形されている。エジェクタピン21の配置は、成形品Pの形状等に応じて、成形型2から成形品Pを突き出し離型させるのに適した位置に設定されている。そして、図4のみに示したように、成形型2の回転盤13と接する面には、エジェクタピン21の配置に応じて、成形型エジェクタプレート25を適切に押圧することができる位置にエジェクタロッド4を挿通するための孔27が形成されている。
図1および図3に示すように、ダミー型3は、その厚さ方向に分割された第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとにより構成されており、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bの互いに対向する衝合面には、位置合わせピン29と、位置合わせピン29が嵌合される位置合わせ穴30のいずれかがそれぞれ互いに対応する位置に設けられている。第1ダミー型3aは第2台盤12に取り付けられ、第2ダミー型3bは回転盤13に取り付けられている。そのため、第2台盤12から回転盤13を遠退移動させると、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとが相対的に離間する(開く)ことが可能である。また、第2台盤12に対して回転盤13を近接移動させると、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとが衝合して一体となり、単一のダミー型3を構成することができる。第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとを衝合させたときのダミー型3の厚さは、成形型1と2を合わせた平均的な型厚と同じ程度となっている。
第1ダミー型3a、第2ダミー型3b、および回転盤13は、互い対応する位置にエジェクタロッド4を挿通するための孔31、32、33がそれぞれ複数設けられている。エジェクタロッド4は、成形品Pの形状に応じて配設されるエジェクタ機構20のエジェクタピン21に適切に突出し動作を行わせるのに適した位置の孔31、32、33を選択して挿通することができる。
また、図2に示すように、本実施の形態においては、第1ダミー型3aの内部には、型開閉方向に移動可能に設けられてエジェクタロッド4を取り付けられるダミー型エジェクタプレート23と、ダミー型エジェクタプレート23を後退させるように付勢する付勢手段36であるバネとが設けられている。さらに、本実施の形態では、図2のみに示すように、ダミー型エジェクタプレート23が付勢手段36によって後退されていることを検知するためのセンサ37が第1ダミー型3aに設けられている。また、後述するように、ダミー型3を取り外す際に必要に応じて第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から取り外し忘れるのを防止するためのインタロック機構として、ダミー型エジェクタプレート23の雌ねじ孔41の底に、第1エジェクタロッドの雄ねじ40により押圧されるスイッチなどからなるセンサ39が設けられている。第1ダミー型3aの第2台盤12と接する面には、第2台盤12に設けられた駆動手段22の作動ロッド22aを挿通するための孔38が形成されている。
エジェクタ機構20の駆動手段22は、特に限定されることはなく、たとえばエアシリンダや油圧シリンダ、あるいは電動モータを用いたねじ機構など、公知のものを採用することができる。なお、射出成形機が本来複合成形品を成形するためのものであるため、必要に応じてエジェクタ機構20の駆動手段22を第1台盤11にも設けることができる。そして、第1台盤11に駆動手段22を設けられている場合には、かかる第1台盤11に第1ダミー型3aを取り付けると共に回転盤13に第2ダミー型3bを取り付け、また、回転盤13に成形型2を取り付けると共に第2台盤12に成形型1を取り付けることもできる。
なお、ダミー型エジェクタプレート23と付勢手段36、さらにはセンサ37、39は、第1ダミー型3aに替えて、第2ダミー型3bの内部に設けることもできる。また、ダミー型エジェクタプレート23等を設ける構成については、ダミー型3を厚さ方向に分割して構成することに限定されることはなく、図4に示すようにこれらの構成を単一のダミー型3に対して採用する場合も、本発明に含むことができる。単一のダミー型3には適切な位置の孔34を選択してエジェクタロッド4を挿通するために複数の孔34が形成されている。また、図4に示した実施の形態においても、後述するように、エジェクタロッド4をダミー型エジェクタプレート23に着脱可能に取り付けることができるよう構成することができる。
図2に示したように、エジェクタロッド4の第1エジェクタロッド4aの基端部は雄ねじ40が形成されており、ダミー型エジェクタプレート23には、雌ねじ孔41が形成されており(雌ねじ孔41は、図2においてエジェクタロッド4を接続した部分のみに示されているが、実際には第1ダミー型3aの孔31と対応した位置にそれぞれ形成されている。)、第1エジェクタロッド4aの雄ねじ40をダミー型エジェクタプレート23の雌ねじ孔41に螺合することにより、第1エジェクタロッド4aは、ダミー型エジェクタプレート23に対して着脱可能に取り付けられる。また、エジェクタロッド4を構成する第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bは、互いの接続端部が着脱可能に構成されている。図2に示した実施の形態では、第1エジェクタロッド4aの先端に雌ねじ孔46が形成されており、第2エジェクタロッド4bの後端に雄ねじが形成されている。また後述するように、雌ねじ孔46の底には、ダミー型3を取り外す際に第1エジェクタロッド4aから第2エジェクタロッド4bの取り外し忘れを防止するためのインタロック機構として、第2エジェクタロッド4bの雄ねじ45により押圧されるスイッチなどからなるセンサ46が設けられている。なお、エジェクタロッド4の長手方向の分割は、本実施の形態(2つ)に限定されることはなく、必要に応じて3つ以上に分割することもできる。また、長さ方向に分割された各エジェクタロッド4a、4b・・・を接続したときのエジェクタロッド4の長さは、ダミー型エジェクタプレート23に接続した状態で、駆動手段22が突出し動作を行っていないときは成形型2のエジェクタピン21を突き出させることがなく、且つ、駆動手段22が突出し動作を行うときときは成形型エジェクタプレート25を押圧してエジェクタピン21により成形品Pを成形型2から突き出し離型させることができる長さに設定される。なお、ダミー型3は、上記したダミー型エジェクタプレート23等を設けてもキャビティやランナ等が設けられていないので、成形型1、2と比較して低価格なものである。
厚さ方向に分割構成されたダミー型3(第1ダミー型3aと第2ダミー型3b)を第2台盤12と回転盤13との間に取り付け、長さ方向に分割構成されたエジェクタロッド4(第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4b)を接続する際には、図3の(a)に示すように、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとが一体化されている。この状態で、第2台盤12と回転盤13との間に搬入して、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとをそれぞれ第2台盤12と回転盤13に取り付ける。このとき、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとは、位置合わせピン30を図示しない位置合わせ穴に嵌合して一体化されている。なお、第1ダミー型3aの第2台盤12に対する取り付けと、第2ダミー型3bの回転盤13に対する取り付けは、必ずしも第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとが一体化されている状態で行う必要はなく、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを衝合させない個別の状態で、第2台盤12と回転盤13とにそれぞれ取り付けてもよい。
その後、図3の(b)に示すように、第2台盤12から回転盤13を離間させるように移動させて、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとを離間させて型開きする。このときの両ダミー型3a、3bを型開きさせる距離は、第1エジェクタロッド4aに第2エジェクタロッド4bを接続したエジェクタロッド4全体の長さ以上に型開きする必要はなく、第1ダミー型3aから突出した第1エジェクタロッド4aの長さに雄ねじ45を含めた第2エジェクタロッド4bの長さを加えた長さ以上であればよい。
続いて、第1ダミー型3aの選択された孔31に第1エジェクタロッド4aを挿入して、第1エジェクタロッド4aの第1ダミー型3aから突出した先端部を把持して軸周りに回転させることにより、雄ねじ40をダミー型エジェクタプレート23の雌ねじ孔41に容易に螺合して接続することができる。ダミー型エジェクタプレート23に接続された第1エジェクタロッド4aは、第1ダミー型3aの第2ダミー型3bと衝合される面から突出する長さに設定されている。第1エジェクタロッド4aのダミー型エジェクタプレート23に対する接続は、センサ39により検知することができる。
その後、第1エジェクタロッド4aに対して第2エジェクタロッド4bを接続する。この接続は、型開きした第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとの間で、第1ダミー型3aから突出した第1エジェクタロッド4aの先端の雌ねじ孔46に第2エジェクタロッド4bの雄ねじ45を螺合することにより容易に行うことができる。この第1エジェクタロッド4aに対する第2エジェクタロッド4bの接続は、センサ44により検知することができる。なお、ダミー型3を第2台盤12と回転盤13との間に取り付ける前からエジェクタロッド4aが第1ダミー型3aのダミー型エジェクタプレート23に接続されて残置された状態のものでもよい。その場合はダミー型3を第2台盤12と回転盤13との間に取り付けた後に、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを型開きし、第1エジェクタロッド4aの先端に第2エジェクタロッド4bを接続させるだけで済む。更にこの場合においては、エジェクタロッド4の位置を変更したい場合は、第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から一度外して第1ダミー型3aの孔31から抜き、別の位置の孔31に再度挿入し直してダミー型エジェクタプレート23に接続し、その後更にエジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aに接続してもよい。
なお、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを型開きした後に、第2ダミー型3bの選択された孔32に第2エジェクタロッドを、第1エジェクタロッド4aと接続する端部が第2ダミー型3bから第1ダミー型3a側に僅かに突出する程度に挿入し、その後、第1ダミー型3aの選択された孔31に第1エジェクタロッド4aを挿入してダミー型エジェクタプレート23に接続し、続いて、第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bを接続してもよい。また、第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bは、雄ねじ45と雌ねじ孔46以外の他の構成により接続してもよい。
その後、図3の(c)に示すように、第2台盤12に対して回転盤13を近接移動させて、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを衝合すると、所定の厚みを有する一体のダミー型3を構成することができる。また、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bが衝合することで、接続されたエジェクタロッド4の先端が回転盤13の孔33を貫通し、反対側の成形型2内の成形型エジェクタプレート25に接して押圧することが可能となる。
次に、本実施形態に係る射出成形機を用いた成形品の成形方法について説明する。
本実施の形態における方法は、概略、所謂複合成形品を成形することができる射出成形機を用いて標準的な成形品Pを成形するもので、第1台盤11と回転盤13とに成形型1、2を取り付けると共に、回転盤13と第2台盤12との間にダミー型3を取り付ける。そして、ダミー型3は、第2台盤12に取り付けられる第1ダミー型3aと、回転盤13に取り付けられる第2ダミー型3bとに厚さ方向に分割して構成されている。また、第1ダミー型3aの内部には、ダミー型エジェクタプレート23が設けられている。更に、エジェクタロッド4は、第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bとに長さ方向に分割して互いに接続可能に構成されると共に、ダミー型エジェクタプレート23に着脱可能に接続することができるよう構成しておく。そして、第1ダミー型3a、第2ダミー型3b、および回転盤13には、エジェクタロッド4を挿通するための孔31、32、33を、成形型2のエジェクタピン21を適切に突出し動作させることができるよう、それぞれ複数形成しておく。
以下、本発明の実施の一形態に係る成形方法を詳細に説明する。標準的な成形品Pを成形するに先立ち、図3の(a)に示したように、一体のダミー型3のうち第1ダミー型3aを第2台盤12に取り付けると共に、第2ダミー型3bを回転盤13に取り付ける。
その後、図3の(b)に示すように、第2台盤12から回転盤13を離間させるように移動させて、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとを型開きする。この型開きしたときの第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとの間隔は、第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bのいずれか長い方以上の長さよりも僅かに長い程度の長さであればよく、第1エジェクタロッド4aに第2エジェクタロッド4bを接続したエジェクタロッド4全体の長さ以上に型開きさせる必要がない。
続いて、本実施の形態では、第1ダミー型3aの所定の位置の孔31に第1エジェクタロッド4aを挿入してダミー型エジェクタプレート23に第1エジェクタロッド4aを接続する。エジェクタロッド4の取付け位置は、型開閉方向に直交する面において、異なる形状の成形品Pをそれぞれ適切に突き出す位置の孔31を複数の孔31の中から選択することができ、したがって、様々な形状の成形品Pの成形に対応することができる。
次に、本実施の形態では、第1エジェクタロッド4aに第2エジェクタロッド4bを接続する。このとき、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを型開きさせており、第1ダミー型3aから第1エジェクタロッド4aの先端が突出しているため、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとの間で、第2エジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aに対して容易に接続することができる。なお、取り外したダミー型3に第1エジェクタロッド4aを残置させておいてもよいことは上記の通りである。
続いて、図3の(c)に示したように、回転盤13を第2台盤12に近接移動させて第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを衝合させると、接続されたエジェクタロッド4は、回転盤13の孔33を貫通するよう挿通され、また、単一のダミー型3が構成される。
このように予め射出成形機を構成したら、第1台盤11を第2台盤12および回転盤13に対して近接移動させて成形型1、2を型閉じし、第1台盤11を第2台盤12に対して所定の圧力で型締めして、第1台盤11に取り付けられた成形型1に射出装置14のノズルをタッチさせ、所定の圧力、射出速度等で、溶融可塑化された単一の成形材料を所定の量だけキャビティ内に射出して固化させる。成形を行う。なお、回転盤13の取付面13aと13bの一方には成形型2が取り付けられているが、他方には第2ダミー型3bが取り付けられており、標準的な成形品の成形を行う際に回転盤13は回転させない。
成形材料が固化すると、図1の(b)に示すように、第1台盤11と第2台盤12との間の型締めを解除して、第1台盤11を第2台盤12から遠退移動させて成形型1、2を型開きする。その際、成形品は成形型1から離型されて成形型2に保持される。但し、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bは型開きされない。次に、第2台盤12に設けられたエジェクタ機構20の駆動手段22の作動ロッド22aを伸長駆動させる突出し動作を行う。すると、ダミー型エジェクタプレート23が付勢手段36による付勢に抗して前進し、これに伴ってエジェクタロッド4が成形型エジェクタプレート25を押圧してエジェクタピン21を成形型2のキャビティ面から突き出す。これにより、成形品Pは、成形型2から離型されて突き出され、図示しない取り出しロボットにより取り出される。
成形品Pを取出した後は、駆動手段22の作動ロッド22aを後退させ、エジェクタ機構20の駆動手段22による突出し動作を解除する。このとき、ダミー型エジェクタプレート23が付勢手段36により確実に後退したことは、図4に示したセンサ37により検知される。センサ37の信号は、射出成形機の制御手段(図示は省略する)に送信され、エジェクタ機構20の駆動手段22による突出し動作を解除したにもかかわらず、ダミー型エジェクタプレート23が付勢手段36により後退したことを検知できない場合には、異常発生と判断して警告を発するよう構成することができる。
なお、標準的な成形品の成形を終える場合には、成形終了後に、第2台盤12から回転盤13を離間させて第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとを型開きし、第2エジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aから取り外す。このとき、第1エジェクタロッド4aと第2エジェクタロッド4bの接続部が第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとの間に位置しているため、第2エジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aから容易に取り外すことができる。第1エジェクタロッド4aから第2エジェクタロッド4bを取り外したことは、センサ44により検知され、その信号が制御手段に出力される。その後、第1エジェクタロッド4aを第1ダミー型3aのダミー型エジェクタプレート23から取り外す。このときも、第1エジェクタロッド4aの先端が第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとの間に位置しているため、第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から容易に取り外すことができる。そして、第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から取り外したことは、センサ39により検知され、その信号が制御手段に出力される。制御手段は、センサ44による第2エジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aから取り外したことを示す信号(第1エジェクタロッド4aを第1ダミー型3a内に残置させる場合)、または、センサ39による第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から取り外したこと示す信号(第1エジェクタロッド4aを第1ダミー型3a内に残置させない場合)を受け取って、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを取り外すモードに移行するのを許容する。但し、次回の標準的な成形品の成形時も同じ成形型1、2で成形を予定しているときは、第1エジェクタロッド4aを取り外す必要はない。
その後、再び第2台盤12に対して回転盤13を近接させて、第1ダミー型3aと第2ダミー型3bとを型閉じし、第2台盤12と回転盤13から第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを取外して、第2台盤12と回転盤13の間から搬出する。このとき、エジェクタロッド4を取り外し忘れた状態(つまり、第2エジェクタロッド4bを第1エジェクタロッド4aから取り外し忘れた状態、または第1エジェクタロッド4aをダミー型エジェクタプレート23から取り外し忘れた状態)で第2台盤12と回転盤13から第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを取り外そうとした場合、インターロック機構を構成するセンサ44または39から出力される信号により、エジェクタロッド4の取り外し忘れを検知し、制御手段が第1ダミー型3aと第2ダミー型3bを取り外すモードに射出成形機を切り替え移行させないか、または警告を発する。
次に、本発明の別の実施の形態を図5に基づいて説明する。本実施の形態においては、上述した実施の形態と同様または相当する構成については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる構成についてのみ説明することとする。
上述した実施の形態においては、エジェクタロッド4が成形型エジェクタプレート25の背面を直接押圧するよう構成されていたのに対し、本実施の形態では、概略、回転盤13に中間ロッド50を設けて、エジェクタロッド4が中間ロッド50を介して成形型エジェクタプレート25を直接押圧するよう構成されている。
本実施の形態では、回転盤13の、第1ダミー型3aおよび第2ダミー型3bに形成された孔31、32と対応する位置に複数の貫通孔51が形成されており、各貫通孔51にはヘッド50aを有する中間ロッド50が成形型1、2の開閉方向に移動可能に収容されている。そして、回転盤13の各貫通孔51の第2ダミー型3bが接する側の開口部には、中間ロッド50のヘッド50aを押さえるリテーナ52が設けられており、また、回転盤13の各貫通孔51の成形型2が接する側の開口部には、中間ロッド50の先端部が摺動可能に挿通されるガイド53が設けられている。中間ロッド50のヘッド50aとガイド53との間には、中間ロッド50を後退させるよう付勢するために、たとえばコイルスプリングなどからなる付勢手段54が設けられている。中間ロッド50の先端には、成形型エジェクタプレート25を押圧するロッド55の雄ねじ部56が螺合されて接続される雌ねじ孔57が形成されている。中間ロッド50に接続されたロッド55等のストロークは、駆動手段22(図1を参照)が突出し動作を行っていないときは成形型2のエジェクタピン21を突き出させることがなく、且つ、駆動手段22が突出し動作を行うときときは成形型エジェクタプレート25を押圧してエジェクタピン21により成形品Pを成形型2から突き出し離型させることができるストロークに設定される。また、この実施の形態におけるエジェクタロッド4は、駆動手段22(図1を参照)が突出し動作を行っていないときは中間ロッド50のヘッド50aを押圧することがなく、且つ、駆動手段22が突出し動作を行うときときは中間ロッド50のヘッド50aを押圧して、成形型エジェクタプレート25を介してエジェクタピン21により成形品Pを成形型2から突き出し離型させることができる長さに設定される。
図5の別の実施の形態は、図1または図3に示した実施の形態と同様に、ダミー型3をその厚さ方向に第1ダミー型3aと第2ダミー型3bに分割構成してもよく、また、図4に示した実施の形態と同様に、単一のダミー型3で構成してもよい。
そのため、図5の別の実施の形態では、上述した実施の形態のようにエジェクタロッド4を回転盤13の孔33に貫通させるよう挿通する必要がなく、ダミー型3を図1および図3に示したように第1ダミー型3aと第2ダミー型3bに分割構成した場合には、これらの孔31、32に、また図4に示したように単一のダミー型3で構成した場合には孔34にエジェクタロッド4を挿通するだけでよい。更に、場合によってはダミー型3に、エジェクタプレート23を後方に付勢する付勢手段36を、更にまた、付勢手段36だけでなくエジェクタプレート23自体を設けることなく構成することも含むことができる。
図5に示した別の実施の形態でも、上述した方法により成形品を成形することができる。
1、2:成形型、 3:ダミー型、 3a:第1ダミー型、 3b:第2ダミー型、 4:エジェクタロッド、 4a:第1エジェクタロッド、 4b:第2エジェクタロッド、 20:エジェクタ機構、 21:エジェクタピン、 22:駆動手段、 23:ダミー型エジェクタプレート、 31:第1ダミー型の孔、 32:第2ダミー型の孔、 33:回転盤の孔

Claims (6)

  1. 相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、
    前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、
    成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、
    前記第1台盤、前記第2台盤、および前記回転盤は、それぞれ成形型またはダミー型を取り付けることが可能である射出成形機であって、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とは、それぞれ成形型が取り付けられており、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤の他方の面との間には、ダミー型が配置されており、
    前記エジェクタ機構は、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、該駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドとを備えており、
    前記ダミー型は、第1ダミー型と第2ダミー型とに厚さ方向に分割して構成されており、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方は、前記第1ダミー型が取り付けられていると共に、前記回転盤の他方の面は、前記第2ダミー型が取り付けられて、前記第1ダミー型と前記第2ダミー型とが開閉可能となっている、射出成形機。
  2. 相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、
    前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、
    成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、
    前記第1台盤、前記第2台盤、および前記回転盤は、それぞれ成形型またはダミー型を取り付けることが可能である射出成形機であって、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とは、それぞれ成形型が取り付けられており、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤の他方の面との間には、ダミー型が取り付けられており、
    前記エジェクタ機構は、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、前記ダミー型の内部に設けられて前記駆動手段により押圧されることにより前記成形型の開閉方向と平行に移動するエジェクタプレートと、該エジェクタプレートを介して前記駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動するエジェクタロッドとを備えている、射出成形機。
  3. 前記エジェクタロッドは、その長手方向に複数に分割して構成されている、請求項1または2のいずれかに記載の射出成形機。
  4. 相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、
    前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、
    成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、
    前記第1台盤、前記第2台盤、および前記回転盤は、それぞれ成形型またはダミー型を取り付けることが可能である射出成形機であって、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とは、それぞれ成形型が取り付けられており、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤他方の面との間には、ダミー型が取り付けられており、
    前記エジェクタ機構は、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、前記回転盤の内部にその厚さ方向に前進および後退可能に設けられて前記駆動手段による突出し動作を前記成形型の前記エジェクタピンに伝動する中間ロッドと、該中間ロッドを後退させる方向に付勢する付勢手段とを備えている、射出成形機。
  5. 射出成形機が、
    相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、
    前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、
    成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とにそれぞれ成形型を取り付けると共に、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤他方の面との間にダミー型を取り付け、
    前記成形型により形成されたキャビティ内に成形材料を射出充填して成形品を成形する成形品の成形方法であって、
    前記ダミー型を、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に取り付けられる第1ダミー型と、前記回転盤の他方の面に取り付けられ、前記第1ダミー型に対して相対的に開閉移動することが可能な第2ダミー型とにより構成し、
    前記エジェクタ機構を、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、前記ダミー型の内部に設けられて前記駆動手段により押圧されることにより前記成形型の開閉方向と平行に移動するエジェクタプレートと、該エジェクタプレートを介して前記駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動するエジェクタロッドとを含む構成とし、前記ダミー型に前記エジェクタロッドを挿通する孔が形成されており、
    前記エジェクタロッドを、その長手方向に複数に分割して着脱可能に接続する構成とすると共に、前記エジェクタプレートに対して着脱可能に接続する構成としておき、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と前記回転盤とを相対的に離間させて前記第1ダミー型と前記第2ダミー型とを開いた状態で、少なくとも前記エジェクタロッドの長さ方向に分割して構成された一つを接続して前記駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動可能なエジェクタロッドとなし、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と前記回転盤とを相対的に近接させて前記第1ダミー型と前記第2ダミー型とを衝合させ、
    前記前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と前記回転盤とを相対的に近接させて前記成形型を互いに衝合させ型締めして成形品を成形し、前記成形型を型開きして前記エジェクタ機構により前記成形型から前記成形品を突き出す、成形品の成形方法。
  6. 相対向して配置された第1台盤および第2台盤と、
    前記第1台盤と前記第2台盤との間に配設され回転可能に支持された回転盤と、
    成形品を突き出すエジェクタ機構とを備え、
    前記第1台盤、前記第2台盤、および前記回転盤は、それぞれ成形型またはダミー型を取り付けることが可能であり、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか一方と、前記回転盤の一方の面とは、それぞれ成形型が取り付けられており、
    前記エジェクタ機構は、前記回転盤の一方の面に取り付けられた成形型から成形品を突き出すためのエジェクタピンと、少なくとも前記第1ダミー型が取り付けられた前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に設けられた駆動手段と、該駆動手段による突出し動作を前記エジェクタピンに伝動するためのエジェクタロッドとを備えた射出成形機において、
    前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方と、前記回転盤の他方の面との間に取り付けられる射出成形機のダミー型であって、
    前記ダミー型は、前記第1台盤と前記第2台盤のいずれか他方に取り付けられる第1ダミー型と、前記回転盤の他方の面に取り付けられる第2ダミー型とに厚さ方向に分割して構成されて、開閉可能となっている、射出成形機のダミー型。
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