JP6113089B2 - 内視鏡可撓管部 - Google Patents

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本発明は、内視鏡の挿入部を構成する内視鏡可撓管部に関する。
内視鏡は、医療分野および工業用分野等において利用されている。内視鏡には挿入部が硬性ないわゆる硬性内視鏡と、挿入部が可撓性を有するいわゆる軟性内視鏡とがある。
軟性内視鏡においては、挿入部が、食道、大腸等の管腔、或いは、配管等の管内に挿通される。そのため、挿入部には可撓性を有する可撓管部が設けられている。
可撓管部は、例えば、最内層側より順に、フレックス層と、ブレード層と、樹脂層とを備えて構成された管状部材である可撓管と、可撓管の端部に一体的に固定される環状の接続口金と、で構成されている。
特許文献1には、螺旋管が締め付けられることを防止した状態で、可撓管と接続口金との間を固定するのに所望の固定強度を得ることができる内視鏡が示されている。特許文献1の図7(C)には、芯金(カシメ用治具)Cを内口金の内側に入れた状態で外口金の円筒部を内側に向けて塑性変形加工(カシメ固定)させ、外口金の円筒部の内周面と内口金の円筒部の外周面との間で、フレックス、ブレードおよび外皮の基端部を挟持して固定する技術が示されている。
この技術によれば、カシメ固定する際に、芯金Cによって内口金円筒部の内周面を受けることにより、内口金円筒部の内径の小径化を防止できる。
特開2009−153714号公報
しかしながら、内視鏡の挿入部内には内視鏡内蔵物として、複数の湾曲ワイヤーの他に、ワイヤー挿通コイル、処置具チャンネルチューブ、信号ケーブル、ライトガイドファイバ、送気用チューブ、送水用チューブ等が挿通されている。
特許文献1等の内視鏡では、図1に示すように可撓管部1内において、接続口金2に設けられた内筒部2aの内径2adがフレックス層3の内径3dより小さい。この結果、挿入部内に挿通された内視鏡内蔵物の充填率がフレックス層3内に比べて内筒部2a内において高くなる。なお、充填率とは、断面積に対する内視鏡内蔵物の占める割合である。
このため、内筒部2a内において、内蔵物同士が接触することによって例えばチューブにおいては変形される不具合、或いは、圧迫されて潰れる不具合等が発生するおそれがある。なお、符号2bはカシメ固定のために変形された外口金円筒部、符号4はブレード、符号5は外皮である。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、接続口金内における内視鏡内蔵物の充填率がフレックス層内における充填率よりも高くなることを防止しつつ、接続口金を可撓管の端部に確実且つ強固に連結した内視鏡可撓管部を提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡可撓管部は、管状部材と、この管状部材の端部に接続される接続口金とを備えた内視鏡用可撓管部であって、前記接続口金は、環状の口金本体と、この口金本体の外周側にて口金本体の一端側から突出して設けられ塑性変形される外筒部と、この外筒部の内周面内において前記口金本体の一端側から突出して設けられ、内視鏡の内蔵物が挿通される筒孔を有する内筒部と、を具備しており、前記管状部材は、段付貫通孔の小径孔を構成する、第1の肉厚を有する管状の可撓管構成部と、前記段付貫通孔の大径孔を構成する、凹部であって前記第1の肉厚よりも薄い第2の肉厚を有する、塑性変形された前記外筒部の内周面が外周面に配設される口金取付部と、を設けた樹脂層と、複数の素線を編み組みして管状に形成され前記樹脂層の内周面側に一体に設けられるブレード層と、弾性帯状薄板材で螺旋形状に形成され前記ブレード層の内周面側に設けられるフレックス層と、を具備しており、可撓性を有し前記内孔を構成する管状孔部および前記接続口金の内筒部が内嵌される拡径孔部を設けた管状部材と、を備えている。
本発明によれば、接続口金内における内視鏡内蔵物の充填率がフレックス層内における充填率よりも高くなることを防止しつつ、接続口金を管状部材の端部に確実且つ強固に連結した内視鏡可撓管部を実現できる。
内視鏡可撓管部の概略構成を説明する図 本実施形態の内視鏡可撓管部を有する内視鏡を説明する図 本実施形態の管状部材と接続口金とを備えて構成される内視鏡可撓管部を説明する図 内視鏡可撓管部を構成する管状部材の製造方法を説明する図 管状部材と接続口金とのカシメ固定方法を説明する図 内視鏡可撓管部を構成する管状部材の他の製造方法を説明する図 一方側および他方側に拡径孔部を設けた管状部材の構成および製造方法を説明する図 図7の管状部材を製造する際に使用される芯材を説明する図 図7の管状部材を有する内視鏡可撓管部内に保護チューブを設けた内視鏡内蔵物を挿通配置させた構成例を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。また、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、および各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図2に示すように内視鏡10は、挿入部11と、操作部12と、ユニバーサルコード13と、を設けて構成されている。挿入部11は、細長な管状に形成され、例えば、体腔内等の被検体内に挿入される。挿入部11は、先端側から順に、先端部14と、湾曲部15と、可撓管部16とを連設して構成されている。
なお、挿入部11は、被検体内に挿入されるものに限定されず、配管等に挿入されるものであってもよい。
操作部12は、挿入部11の基端側に設けられている。符号17aは、第1折れ止めである。第1折れ止め17aは、操作部12を構成する把持部17bの先端側に設けられている。第1折れ止め17aは、可撓管部16の基端側端部を覆っている。符号17cは、第2折れ止めであり、把持部17bの基端側の側部に設けられユニバーサルコードの基端側端部を覆っている。
操作部12には処置具挿通口18、湾曲操作ノブ19、送気送水ボタン20、吸引ボタン21等が設けられている。
処置具挿通口18には、鉗子等の処置具が挿入される処置具チャンネルチューブ(不図示)の端部が連結されている。湾曲操作ノブ19は、湾曲部15を湾曲動作させる際に回動操作される。湾曲操作ノブ19は、例えば上下湾曲ノブ19aおよび左右湾曲ノブ19bを備えている。湾曲部15は、上下湾曲ノブ19aの操作に伴って上湾曲ワイヤー(不図示)、下湾曲ワイヤー(不図示)が牽引、弛緩されることによって上方向、下方向に湾曲動作し、左右湾曲ノブ19bの操作に伴って左湾曲ワイヤー(不図示)、右湾曲ワイヤー(不図示)が牽引、弛緩されることによって左方向、右方向に湾曲動作する構成になっている。
送気送水ボタン20は、先端部14に設けられた図示されていないノズルから液体或いは気体が噴出させる際に操作されるボタンである。吸引ボタン21は、先端部14に設けられた図示されていない開口を介して体内の汚物等の吸引する際に操作されるボタンである。
なお、ノズルには、ノズル用連結口金(不図示)を介して送気用チューブ(不図示)および送水用チューブ(不図示)が連結されている。開口には、開口用連結口金(不図示)を介して吸引チャンネルを兼用する処置具チャンネルチューブが連結されている。
ユニバーサルコード13は、操作部12の側部から延出されている。ユニバーサルコード13の端部には内視鏡コネクタ22が設けられている。内視鏡コネクタ22は、内視鏡10の外部装置である例えば光源装置に接続される。
図3を参照して内視鏡可撓管部30を説明する。
内視鏡可撓管部30は、挿入部11の可撓管部16を主に構成する管状部材40と、接続口金50とによって構成される。
内視鏡可撓管部30は、内径を予め定めた寸法に設定した貫通孔である内孔30hを有している。内孔30h内には処置具チャンネルチューブ、送水用チューブ、送気用チューブ、上下左右用の湾曲ワイヤー、ワイヤー挿通コイル、信号ケーブル(図示)等の内視鏡内蔵物が挿通されている。
管状部材40は、可撓管部中心軸a側である内層側より順に、フレックス層41と、ブレード層42と、樹脂層43と、の三層を一体に設けて形作られている。
フレックス層41は、いわゆる螺旋管41Sであって、弾性帯状薄板材を螺旋状に巻回して予め定めた外径寸法で形成され、縮径されて配置されている。ブレード層42は、いわゆる網状管42Cであって、金属素線または非金属素線を編み込んで予め定めた外径に形成されている。樹脂層43は、外皮層であって、絶縁性を有し柔軟な樹脂材料で形成されている。樹脂層43は、樹脂チューブ43Cで構成したものであってもよい。
樹脂層43は、可撓管構成部44と口金取付部45とを設けて構成されている。可撓管構成部44は、管状孔部40h1を有し、口金取付部45は凹部を形作る拡径孔部40h2を有する。そして、管状孔部40h1と拡径孔部40h2とによって段付き貫通孔が構成されている。
可撓管構成部44の外径と口金取付部45の外径とは同寸法に設定されている。管状孔部40h1を有する可撓管構成部44の肉厚は、第1の肉厚t1(図4の(C)参照)に設定されている。凹部を構成する拡径孔部40h2を有する口金取付部45の肉厚は、第2の肉厚t2(図4の(C)参照)に設定されている。
第2の肉厚t2は、第1の肉厚t1よりも薄く設定されている。口金取付部45には、接続口金50がカシメ固定される。そのため、第2の肉厚t2は、口金取付部45の弾力性を考慮して設定されている。
接続口金50は、操作部12側に設けられる金属製の連結部材である。接続口金50は、環状の口金本体51と、外筒部52と、内筒部53と、を設けて構成されている。
本実施形態において、内筒部53には筒孔53hが形成されている。筒孔53hの内径は、管状部材40の管状孔部40h1の内径と同寸法に設定されている。そして、内視鏡可撓管部30の内孔30hは、管状孔部40h1と筒孔53hとによって構成されている。
外筒部52および内筒部53は、口金本体51の一端面側からそれぞれ予め定めた量突出している。外筒部52は、口金本体51の外周面側に設けられ、内筒部53は、外筒部52の内周面内に設けられている。
外筒部52の内周面と内筒部53の外周面との隙間は、口金取付部配設溝54であって、予め定めた寸法に設定されている。内筒部53と外筒部52とは同心であり、可撓管部中心軸aに一致している。
外筒部52は、塑性変形部である。図3の矢印に示すように管状部材中心軸a方向に押圧変形される。接続口金50は、破線に示す外筒部52を実線に示すように塑性変形(カシメ固定)させることによって、口金取付部45に対して一体的に固設されるようになっている。
この固設状態において、口金取付部45は、弾性変形され、外筒部52の内周面が口金取付部45の外周面に密着し、内筒部53の外周面が口金取付部45の内周面に密着している。
そして、塑性変形された外筒部52は、第2の肉厚t2に設定した口金取付部45の有する弾力に抗する必要十分な固定強度を有している。この結果、一体固定後、口金取付部45の有する弾力によって外筒部52の塑性変形状態が解消されることが確実に防止される。
なお、符号55は部品取付穴である。部品取付穴55には操作部12の挿入部側を構成するパイプ形状の操作部骨格部品(不図示)が連結固定されるようになっている。
ここで、内視鏡可撓管部30の製造工程を説明する。
図4を参照して内視鏡可撓管部30を構成する管状部材40の製造方法を説明する。
作業者は、図4の(A)に示す芯材60を用意する。芯材60は、金属製或いは弾性体(例えばポリウレタン等)であり、芯材本体部61と拡径端部62とを有している。拡径端部62の外径は、芯材本体部61の外径より予め定めた寸法、大径に設定してある。
拡径端部62の外径は、接続口金50の内筒部53の外径寸法と螺旋管を構成する弾性帯状薄板材の板厚とを考慮して設定されている。一方、芯材本体部61の外径は、内視鏡可撓管部30の内孔30hの内径寸法と弾性帯状薄板材の板厚とを考慮して設定されている。
管状部材40を製造するに当たって、作業者は、まず、図4の(B)に示すように芯材60の外周面側にブレード層42を構成する網状管42Cを被せる。
次に、作業者は、図4の(C)に示すように芯材60に被せられた網状管42Cの外周側に外皮を構成する樹脂層43を一体に設ける。このとき、作業者は、樹脂層43の外径が予め定めた寸法で一定になるように樹脂を網状管42Cに被覆する。
この結果、網状管42Cの外周側に、肉厚が第1の肉厚t1の可撓管構成部44と第2の肉厚t2の口金取付部45とを有する、樹脂層43が設けられる。
次いで、作業者は、芯材60を図4の(C)の矢印方向に抜去する。すると、図4の(D)に示すように樹脂層43の段付き貫通孔43hの内面にブレード層42を設けたチューブ体が構成される。
なお、芯材60が弾性体においては、芯材60を縮径させることによって芯材60の抜去が容易である。また、樹脂層43を構成する口金取付部45の凹部45cの内径は、可撓管構成部44に設けられた孔の内径より大径である。符号46sは、傾斜面であり、凹部45cと小径孔44hとを開通させる連通孔46の傾斜面46sである。
作業者は、前記チューブ体のブレード層42内に配設するフレックス層41を構成する螺旋管41Sを用意する。図4の(D)に示すように螺旋管41Sの自然状態における外径寸法は、凹部45cの内径寸法より予め大径で形成されている。
作業者は、螺旋管41Sをブレード層42内に配設するため、螺旋管41Sを巻回治具65の外周に縮径させて配置する。そして、図4の(E)に示すように螺旋管41Sを縮径配置した巻回治具65をブレード層42内に挿入して配置する。
なお、巻回治具65は、ストレート棒状であって、外径が内孔30hの内径寸法より小さく設定されている。具体的に、巻回治具65は、螺旋管41Sを該治具65の周囲に縮径配置させた状態でブレード層42内にスムーズに挿通可能である。
挿入配置後、作業者は、螺旋管41Sの縮径状態を解除し、図4の(F)の矢印に示すように巻回治具65を抜去する。縮径状態の螺旋管41Sは、弾性力によって拡径されて、樹脂層43に一体に設けられたブレード層42の内面側にフレックス層41とし配設される。この結果、管状孔部40h1と拡径孔部40h2とを設けた管状部材40が完成する。
図5を参照して管状部材40と接続口金50とのカシメ固定について説明する。
まず、図5の(A)に示すように作業者は、管状部材40を構成する樹脂層43の口金取付部45の開口と、接続口金50の口金取付部配設溝54の開口とを対峙させる。
次に、作業者は、図5の(B)の中心線より上側の図に示すように樹脂層43の口金取付部45を接続口金50の口金取付部配設溝54内に配置する。
その後、図5の(B)の中心線より下側の図に示すように金属製の芯金部66を内筒部53の筒孔53h内に配置する。
なお、芯金部66の外径は、筒孔53hの内径、即ち、内孔30hの内径寸法に基づいて予め定めた公差分だけ小径に設定されている。このため、芯金部66の外周面は、内筒部53の内周面に当接して配置される。
次いで、作業者は、カシメ固定作業を開始する。このとき、芯金部66の外周面が内筒部53の内周面に当接配置されているため、図5の(B)の矢印に示すように外筒部52を管状部材中心軸a方向に変形させた際、内筒部53の変形が防止されている。
外筒部52の変形が開始されると、まず、外筒部52の内周面が樹脂層43を構成する口金取付部45の外周面に当接する。その後、外筒部52が変形されて、外筒部52の内周面が口金取付部45の外周面に密着するととともに内筒部53の外周面がフレックス層41の内周面に密着した状態になる。そして、外筒部52の変形に伴って、口金取付部45が弾力に抗して弾性変形されていく。
そして、図5(C)に示すように外筒部52を所望する塑性変形状態になってカシメ固定が完了する。この結果、接続口金50が口金取付部45に一体に固設された内視鏡可撓管部30が形作られる。
内視鏡可撓管部30において、塑性変形された外筒部52の口金本体51の一端面側からの突出長さL1は、口金取付部45の開口側の端面からの距離Lと同等またはそれ以下になるように設定されている。
一方、内筒部53の口金本体51の一端面側からの突出長さL2は、口金取付部45の開口側の端面からの距離Lより長くなるように設定されている。
これらの結果、内筒部53を口金取付部45より奥方に配置させて薄肉に形成した口金取付部45の座屈強度を確保することが可能な上で、外筒部52を口金取付部45内に配置させて薄肉な口金取付部45の変形を確実に行える。
このように、内視鏡可撓管部30を構成する管状部材40の樹脂層43に口金取付部45と可撓管構成部44とを設ける。そして、口金取付部45の肉厚を可撓管構成部44の肉厚より薄肉に設定して口金取付部45の有する弾力を可撓管構成部44の有する弾力より小さい予め定めた値に設定する。
この構成によれば、接続口金50の口金取付部配設溝54内に配設した樹脂層43の口金取付部45に対して外筒部52をカシメ固定したとき、口金取付部45の有する弾力に抗した強固なカシメ固定状態を得て、接続口金50を口金取付部45に一体固定することができる。
また、口金取付部45にカシメ固定された接続口金50は、管状部材40の口金取付部45内に位置する管状孔部40h1内に内嵌状態で配設される内筒部53を有し、該内筒部53には内視鏡可撓管部30の内孔30hを構成する筒孔53hを設けている。
この構成によれば、管状部材40と接続口金50とを一体にして構成された内視鏡可撓管部30の内孔30hが管状孔部40h1および筒孔53hによって構成され、管状孔部40h1の内径および筒孔53h内径が同寸法である。したがって、内孔30h内に挿通される内視鏡内蔵物の充填率が管状部材40内と接続口金50内とで変化することを解消され、該内孔30h内における内視鏡内蔵物の変形、潰れ等を防止することができる。
なお、内視鏡可撓管部30を構成する管状部材40の製造方法は、上述した製造方法に限定されるものでは無く、以下に示すように管状部材40を製造するようにしてもよい。
作業者は、図6の(A)に示す芯材60Aを用意する。芯材60Aは、弾性体であり、芯材本体部61Aと拡径端部62Aとを有している。拡径端部62Aの外径は、芯材本体部61Aの外径より予め定めた寸法、大径に設定してある。
拡径端部62Aの外径は、拡径孔部40h2の内径寸法を考慮して設定され、芯材本体部61の外径は管状孔部40h1の内径寸法を考慮して設定されている。
管状部材40を製造するに当たって、作業者は、まず、図6の(B)に示すようにフレックス層41を構成する螺旋管41Sを芯材60Aの外周面側に被せる。螺旋管41Sの自然状態における内径寸法は、管状孔部40h1の内径寸法を考慮して設定されており、芯材60Aの外周に縮径させて配置されている。
次に、作業者は、まず、図6の(C)に示すように芯材60Aに被せられた螺旋管41Sの外周側にブレード層42を構成する網状管42Cを被せる。
次いで、作業者は、図6の(D)に示すように芯材60Aの最外周側に被せられた網状管42Cの外周側に外皮を構成する樹脂層43を一体に設ける。このとき、作業者は、樹脂層43の外径が予め定めた寸法で一定になるように樹脂を網状管42Cに被覆する。
次いで、作業者は、芯材60Aを縮径させ、該芯材60Aを図6の(D)に示す矢印方向に抜去する。
すると、図6の(E)に示すように樹脂層43に一体に設けられたブレード層42の内面側にフレックス層41を配設した、管状孔部40h1と拡径孔部40h2とを設けた管状部材40が完成する。
また、上述した実施形態の管状部材40においては、管状孔部40h1の一方端側に拡径孔部40h2を有する構成としている。しかし、管状孔部40h1の両端側に拡径孔部40h2を有する図7の(A)に示す管状部材40Bであってもよい。なお、一方の拡径孔部40h2は、口金取付部45を構成し、他方の拡径孔部40h2は、口金取付部45または可撓管構成部を構成する。
管状部材40Bは、図7の(B)−(F)に示すように製造される。
なお、管状部材40Bを製造する際、作業者は、図8の(A)に示す芯材60Bを用意する。芯材60Bは、金属製或いは弾性体であり、芯材本体部61Bと拡径端部62B1、62B2とを有している。拡径端部62B1、62B2は、芯材本体部61Bの両端にそれぞれ設けられている。
図8の(B)に示すように本実施形態において、例えば、第1の拡径端部62B1は、芯材本体部61Bに対して取り外し取付自在である。符号62mは雄ねじ部である。雄ねじ部62mは、芯材本体部61Bに設けられた雌ねじ部62fに螺合によって一体固定されて図中の(A)に示す芯材60Bを構成する。
その他の構成は、芯材60の構成と同様である。
管状部材40Bを製造するに当たって、作業者は、図7の(B)に示すように芯材60Bの外周面側にブレード層42を構成する網状管42Cを被せる。次に、作業者は、図7の(C)に示すように芯材60Bに被せられた網状管42Cの外周側に外皮を構成する樹脂層43を一体に設ける。このとき、作業者は、管状部材40の製造時と同様に樹脂を網状管42Cに被覆して、肉厚が第1の肉厚t1の可撓管構成部44と第2の肉厚t2の口金取付部45とを有する、樹脂層43を設ける。
次いで、作業者は、芯材60Bを抜去する。このとき、作業者は、図7の(D)に示すように第1の拡径端部62B1と芯材本体部61Bとの一体固定状態を解除しつつ、第1の拡径端部62B1を矢印Y7D1に示すように抜去する。そして、第1の拡径端部62B1を抜去後、第2の拡径端部62B2を設けた芯材本体部61Bを矢印Y7D2に示すように抜去する。
この結果、図7の(E)に示すように厚さt2の中央部47aの内面および中央部47aの両端に設けられた厚さt1の端部47b、47cの内面にブレード層42を設けたチューブ体が構成される。
次に、作業者は、前述と同様に自然状態における外径寸法が凹部45cの内径寸法より大径な螺旋管41Sをブレード層42内に配設する。その際、上述の図4の(E)で示したように螺旋管41Sを縮径配置した巻回治具をブレード層42内に挿入する。
挿入配置後、作業者は、螺旋管41Sの縮径状態を解除し、巻回治具を抜去する。
この結果、上述と同様に螺旋管41Sは、弾性力によって拡径されて、樹脂層43に一体に設けられたブレード層42の内面側にフレックス層41とし配設されて、管状孔部40h1と、この管状孔部40h1の両端部に拡径孔部40h2を設けた管状部材40Bが完成する。
上述のように構成した管状部材40Bを有する内視鏡可撓管部30Bの作用を説明する。
内視鏡の挿入部には複数の内視鏡内蔵物が挿通配置されている。複数の内視鏡内蔵物のうち、例えばライトガイドファイバおよび信号ケーブルにはシリコン製或いはEPTFE製の保護チューブが設けられている。保護チューブは、湾曲部内、または可撓管部内においてライトガイドファイバが屈曲されてファイバ折れが発生することを防止し、信号ケーブルが屈曲されて断線することを防止する。
なお、保護チューブを設けたライトガイドファイバおよび信号ケーブルにおいては、挿入部軸方向の外径寸法が異なり、保護チューブを設けた部分が太径になる。
図9に示す内視鏡可撓管部30B内には、保護チューブ71c、72cを設けたライトガイドファイバ71、72および保護チューブ73cを設けた信号ケーブル73が挿通されている。
本実施形態において、径寸法が太径なライトガイドファイバ71、72の保護チューブ71c、72cおよび信号ケーブル73の保護チューブ73cは、拡径孔部40h2を有する第2の可撓管構成部45B内に配置されている。
そして、太径な保護チューブ71c、72cの端面から延出された細径なライトガイドファイバ71、72は、管状孔部40h1と筒孔53hとで構成された内孔30h内を通過して操作部12内に延出されている。また、太径な保護チューブ73cの端面から延出された細径な信号ケーブル73は、同様に操作部12内に延出されている。
このように、内視鏡可撓管部30Bの管状部材40Bに拡径孔部40h2を有する第2の可撓管構成部45Bを設けている。そして、拡径孔部40h2に内に保護チューブ71c、72c、73cを挿通配置し、管状孔部40h1と筒孔53hとで構成された内孔30h内にライトガイドファイバ71、72および信号ケーブル73を挿通配置している。
この結果、可撓管部16の外径を大径に構成すること無く拡径孔部40h2内における内視鏡内蔵物の充填率と、内孔30h内における内視鏡内蔵物の充填率との均一化を図れる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…可撓管部 2…接続口金 2a…内筒部 2ad…内径 2b…外口金円筒部
3…フレックス層 3d…内径 4…ブレード 5…外皮 10…内視鏡
11…挿入部 12…操作部 13…ユニバーサルコード 14…先端部
15…湾曲部 16…可撓管部 17a…第1折れ止め 17b…把持部
17c…第2折れ止め 18…処置具挿通口 19…湾曲操作ノブ
19a…上下湾曲ノブ 19b…左右湾曲ノブ 20…送気送水ボタン
21…吸引ボタン 22…内視鏡コネクタ 30、30B…内視鏡可撓管部
30h…内孔 40、40B…管状部材 40h1…管状孔部 40h2…拡径孔部
41…フレックス層 41S…螺旋管 42…ブレード層 42C…網状管
43…樹脂層 43C…樹脂チューブ 43h…貫通孔 44…可撓管構成部
44h…小径孔 45…口金取付部 45B…第2の可撓管構成部 45c…凹部
46…連通孔 46s…傾斜面 47a…中央部 47b…端部 50…接続口金
51…口金本体 52…外筒部 53…内筒部 53h…筒孔
54…口金取付部配設溝 55…部品取付穴 60、60A、60B…芯材
61、61A、61B…芯材本体部 62、62A…拡径端部
62B1…第1の拡径端部 62B2…第2の拡径端部 62f…雌ねじ部
62m…雄ねじ部 65…巻回治具 66…芯金部 71、72…ライトガイドファイバ
71c、72c…保護チューブ 73…信号ケーブル 73c…保護チューブ

Claims (12)

  1. 管状部材と、この管状部材の端部に接続される接続口金とを備えた内視鏡用可撓管部において、
    前記接続口金は、
    環状の口金本体と、
    この口金本体の外周側にて口金本体の一端側から突出して設けられ塑性変形される外筒部と、
    この外筒部の内周面内において前記口金本体の一端側から突出して設けられ、内視鏡の内蔵物が挿通される筒孔を有する内筒部と、
    を具備しており、
    前記管状部材は、
    段付貫通孔の小径孔を構成する、第1の肉厚を有する管状の可撓管構成部と、前記段付貫通孔の大径孔を構成する、凹部であって前記第1の肉厚よりも薄い第2の肉厚を有する、塑性変形された前記外筒部の内周面が外周面に配設される口金取付部と、を設けた樹脂層と、
    複数の素線を編み組みして管状に形成され前記樹脂層の内周面側に一体に設けられるブレード層と、
    弾性帯状薄板材で螺旋形状に形成され前記ブレード層の内周面側に設けられるフレックス層と、
    を具備しており、可撓性を有し前記内孔を構成する管状孔部および前記接続口金の内筒部が内嵌される拡径孔部を設けた管状部材と、
    を備えたことを特徴とする内視鏡用可撓管部。
  2. 前記樹脂層の可撓管構成部における外周面と前記外筒部の内周面が当接する外周面は、同一面であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管部。
  3. 前記拡径孔部を構成する前記フレックス層の内径は、前記内筒部の外径と同寸法であり、前記管状孔部を構成するフレックス層の内径は、前記内筒部の筒孔の内径と同寸法であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡可撓管部。
  4. 前記フレックス層は、弾性帯状薄板材で螺旋形状に形成された螺旋管で構成され、該螺旋管の自然状態における外径は、前記凹部の内径以上であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管部の製造方法。
  5. 前記内筒部の突出長を、前記拡径孔部の軸方向長さよりも長く設定したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管部。
  6. 塑性変形される前記外筒部の突出長を、前記拡径孔部の軸方向長さと略同寸法に設定したことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管部。
  7. 前記管状部材は、前記接続口金が固設される一端部とは異なる他端部に、当該管状部材内に挿通される内視鏡内蔵物に設けられた保護チューブを配設するための拡径孔部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡可撓管部。
  8. 円柱形状の本体部と、該本体部の径寸法より大径な拡径端部を当該本体部の端部に設けた芯材の外周面上にブレード層を構成する網状管を被せ、
    前記芯材に被せられた前記網状管の外周側に樹脂層を成形してブレード層が一体な樹脂層を形成し、
    前記樹脂層が一体なブレード層内から前記芯材を、前記拡径端部、前記本体部の順で抜去し、
    フレックス層を構成する螺旋形状の螺旋管を前記本体部の外径より細径な円柱形状の巻回治具に縮径配置させた状態にして前記ブレード層内に挿入配置し、
    挿入配置した状態で、前記螺旋管の縮径状態を解除して、前記巻回治具を前記ブレード層内から抜去しつつ該螺旋管を該ブレード層に密着させて樹脂層が一体なブレード層の内面側にフレックス層を固定し、
    内層側より順にフレックス層、ブレード層、樹脂層の三層を設けたことを特徴とする内視鏡可撓管部を構成する管状部材の製造方法。
  9. 円柱形状の本体部と、該本体部の径寸法より大径な拡径端部を当該本体部の端部に設けた芯材の外周面上にフレックス層を構成する螺旋形状の螺旋管を被せ、
    前記芯材に被せられた前記螺旋管の外周側にブレード層を構成する網状管を被せ、
    前記芯材に被せられた前記螺旋管の外周側に被せられたブレード層の外周側に樹脂層を成形して前記フレックス層、前記ブレード層、および樹脂層を固定し、
    前記樹脂層が一体なフレックス層内から前記芯材を、前記拡径端部、前記本体部の順で抜去し、
    内層側より順にフレックス層、ブレード層、樹脂層の三層を設けたことを特徴とする内視鏡可撓管部を構成する管状部材の製造方法。
  10. 前記本体部と、前記拡径端部とを設けて構成される芯材において、
    前記拡径端部は、前記本体部の軸方向に分割可能であることを特徴とする請求項8または請求項9に記載の管状部材の製造方法。
  11. 前記フレックスの自然状態における外径は、前記拡径部のブレード層、樹脂層の内径以上であることを特徴とする請求項9または請求項10の何れかに記載の内視鏡可撓管部の製造方法。
  12. 前記フレックス層とブレード層とは、一体に固定されていることを特徴とする、請求項8または請求項9に記載の管状部材の製造方法。
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