JP6112354B2 - ラックガイド装置 - Google Patents

ラックガイド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6112354B2
JP6112354B2 JP2013130723A JP2013130723A JP6112354B2 JP 6112354 B2 JP6112354 B2 JP 6112354B2 JP 2013130723 A JP2013130723 A JP 2013130723A JP 2013130723 A JP2013130723 A JP 2013130723A JP 6112354 B2 JP6112354 B2 JP 6112354B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
rack
rack guide
spring seat
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013130723A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015003649A (ja
Inventor
暁威 川久保
暁威 川久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2013130723A priority Critical patent/JP6112354B2/ja
Publication of JP2015003649A publication Critical patent/JP2015003649A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6112354B2 publication Critical patent/JP6112354B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明はラックガイド装置に関する。
直列に配置された圧縮コイルばねと皿ばねとによって、ラックガイドをラック軸側に付勢するステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、特許文献2では、通常時は、圧縮コイルばねのみがラックガイドに付勢力を与えている。ラックガイドと調整ねじとの間に、予圧を与えない状態で介在させたダンパとしてのシート状弾性部材が、ラック軸に衝撃力が作用したときにラック軸側から反対方向に後退するラックガイドを受け、衝撃を吸収するステアリング装置が提案されている(例えば特許文献2)。
特開平11−43055号公報 特開2012−245811号公報(図4)
特許文献2では、通常時は、圧縮コイルばねのみがラックガイドに付勢力を与えている。ラック軸側からの逆入力時に、予圧が与えられていないシート状弾性部材が圧縮されてから対抗荷重を発生するため、安定した対抗荷重を発生することができないおそれがある。
そこで、本発明の目的は、通常時にはラック軸に与える摺動荷重を抑制し、且つラック軸側からの逆入力時には逆入力による大荷重に確実に対抗することができるラックガイド装置を提供することである。
前記目的を達成するため、請求項1の発明は、ピニオン軸(7)に噛み合うラック軸(8)を挿通させるハウジング(17)に形成された収容部(16)と、前記収容部においてラック軸側とは反対側に設けられた外部開口端(19)に固定された封止部材(20;20P)と、前記収容部内に前記ラック軸側または前記封止部材側に向かう進退方向(X)に進退可能に収容されて前記ラック軸を前記ラック軸の軸方向(Z)に摺動可能に支持するラックガイド(18;18P)と、前記封止部材と前記ラックガイドとの間に並列配置され、前記ラックガイドを前記ラック軸側へ付勢する圧縮コイルばねからなる第1ばね部材(21)および前記第1ばね部材よりも高いばね定数を持つ第2ばね部材(22)と、前記第2ばね部材を前記封止部材および前記ラックガイドの何れか一方からなる第1部材(20;18P)に保持する保持機構(23;23P)と、を備え、前記保持機構は、前記第1部材に一体に設けられ前記第2ばね部材の一端(22a)を受ける第1ばね座(24;24P)と、前記封止部材および前記ラックガイドの他方からなる第2部材(18;20P)に対向し前記第2ばね部材の他端(22b)を受ける第2ばね座(25;25P)と、前記進退方向に関して両ばね座の相対移動を許容し且つ両ばね座の相対回転を規制するように両ばね座を連結する連結機構(26)と、両ばね座にそれぞれ設けられて前記進退方向に対向する係合部(412,502)を含み、両係合部の係合により両ばね座間の前記第2ばね部材のセット長(L)を規制する規制機構(29)と、を含み、前記進退方向に関して前記第1部材と前記第1ばね座との間に、第1隙間(S1;S1P)が形成され、前記進退方向に関して前記第2部材と前記第2ばね座との間に、前記ラック軸側からの逆入力によって前記ラックガイドが前記封止部材側に変位したときに消失する第2隙間(S2;S2P)が形成されているラックガイド装置(15;15P)を提供する。
また、請求項2のように、前記保持機構と、前記第2ばね部材と、を含み、一体に取り扱うことのできるサブアセンブリ(SA1;SA1P)が構成されていてもよい。
また、請求項3のように、前記第1部材と、前記サブアセンブリとしての第1サブアセンブリと、を含み、一体に取り扱うことのできる第2サブアセンブリ(SA2;SA2P)が構成されていてもよい。
また、請求項4のように、前記第1ばね座および前記第2ばね座の何れか一方は、案内孔(45)と、前記案内孔の内周縁(45a)から放射状に延びる径方向スリット(46)と、を含み、前記第1ばね座および前記第2ばね座の他方は、前記案内孔に挿通された被案内筒(49)と、前記被案内筒から前記被案内筒の径方向外方に突出し、前記進退方向に関して前記案内孔の内周縁の一部と対向した径方向凸部(50)と、を含み、前記連結機構による連結が解かれて両ばね座の相対回転位置が調整された状態で、前記径方向凸部が、前記径方向スリットから前記進退方向に出入り可能な大きさに設定されていてもよい。
また、請求項5のように、前記規制機構の係合部は、前記案内孔の内周縁の一部と、前記径方向凸部の一部とに設けられていてもよい。
また、請求項6のように、前記連結機構は、前記案内孔を有するばね座に設けられた第1挿通孔(47)と、前記径方向凸部に設けられた第2挿通孔(51)と、前記第1挿通孔および前記第2挿通孔の何れか一方に固定され、他方に前記進退方向に移動可能に挿入された連結軸(52)と、を含んでいてもよい。
また、請求項7のように、前記第1ばね座は、前記第1部材にねじ結合されていてもよい。
請求項1の発明によれば、ラック軸側からの逆入力がラックガイドに入力されない通常時は、第2ばね座と第2部材との間に第2隙間が確保されているので、皿ばねよりもばね定数の低い圧縮コイルばねのみが、ラックガイドをラック軸側へ付勢する。したがって、ラックガイドがラック軸に与える摺動抵抗を抑制して、操舵フィーリングを向上することができる。一方、ラック軸側からの逆入力による大荷重がラックガイドに入力されて第2隙間が消失したときには、第1隙間を狭めつつ両ばね座が相対移動して両ばね座間に保持された第2ばね部材を撓ませる。このとき、ばね定数の高い第2ばね部材はセット長が規制されて予圧が付与されている状態から撓むので、逆入力による大荷重に確実に対抗することができる。
また、請求項2の発明によれば、保持機構と第2ばね部材とを一体に取り扱うことができるので、組立性を向上することができる。
また、請求項3の発明によれば、保持機構と第2ばね部材と第1部材とを一体に取り扱うことができるので、組立性を向上することができる。
また、請求項4の発明によれば、両ばね座を両ばね座間に第2ばね部材を介在させた状態で組み合わせるときに、一方のばね座の径方向凸部を、他方のばね座の径方向スリットに挿入しながら、一方のばね座の被案内筒を、他方のばね座の案内孔に挿入する。次いで、両ばね座を相対回転させた後、連結機構によって両ばね座を連結することにより、容易にサブアセンブリを組み立てることができる。
また、請求項5の発明によれば、案内孔の内周縁の一部と、径方向凸部の一部とが規制機構の係合部として機能するので、構造を簡素化することができる。
また、請求項6の発明によれば、連結機構の構造を簡素化することができる。
また、請求項7の発明によれば、第1ばね座を第1部材に容易に組み付けることができる。
本発明の第1実施形態のラックガイド装置が適用されたステアリング装置の概略構成の模式図である。 ラックガイド装置を含むステアリング装置の要部の断面図である。 ラックガイド装置の拡大断面図である。 皿ばね(第2ばね部材)とこれを保持する保持機構とを含む第1サブアセンブリの断面図である。 図4の第1サブアセンブリを封止部材(第1部材)に組み合わせた第2サブアセンブリの断面図である。 図4の第1サブアセンブリの分解斜視図である。 本発明の第2実施形態のラックガイド装置の要部の断面図であり、図3の第1実施形態の変更例を示している。 第2実施形態における第2サブアセンブリの断面図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1を参照して、ステアリング装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2に連結しているステアリングシャフト3と、ステアリングシャフト3に自在継手4を介して連結された中間軸5と、中間軸5に自在継手6を介して連結されたピニオン軸7と、ピニオン軸7の端部近傍に設けられたピニオン7aに噛み合うラック8aを有して自動車の左右方向に延びる転舵軸としてのラック軸8とを有している。ピニオン軸7およびラック軸8によりラックアンドピニオン機構からなる転舵機構Aが構成されている。
ラック軸8は、車体に固定されるラックハウジング9内に、図示しない複数の軸受を介して、軸方向Zに沿って直線往復動可能に支持されている。ラック軸8の両端部はラックハウジング9の両側へ突出し、各端部にはそれぞれタイロッド10が結合されている。各タイロッド10は対応するナックルアーム(図示せず)を介して対応する転舵輪11に連結されている。
操舵部材2が操作されてステアリングシャフト3が回転されると、この回転がピニオン7aおよびラック8aによって、ラック軸8の軸方向Zの直線運動に変換される。これにより、転舵輪11の転舵が達成される。
ステアリング装置1の要部の断面図である図2を参照して、ピニオン軸7は、例えば玉軸受からなる第1軸受12と、例えば円筒ころ軸受からなる第2軸受13とによって、ピニオンハウジング14内に回転可能に支持されている。ピニオン軸7のピニオン7aとラック軸8のラック8aとは、ピニオンハウジング14内で相互に噛み合わされている。
ステアリング装置1には、本発明の第1実施形態のラックガイド装置15が装備されている。ラックガイド装置15は、円孔からなる収容部16を形成しラック軸8が挿通するハウジング17と、収容部16内に進退方向X(ラック軸8側に向かう進出方向X1および封止部材20側に向かう後退方向X2を総称して進退方向Xと言う)に進退可能に収容され且つラック軸8のラック8aの背面8bを摺動可能に支持するラックガイド18とを備えている。
また、ラックガイド装置15は、収容部16においてラック軸8側とは反対側に設けられた外部開口端19に固定されたプラグ(栓)からなる封止部材20と、ラックガイド18と封止部材20との間に介在する第1ばね部材としての圧縮コイルばね21および1ないし複数の第2ばね部材としての皿ばね22と、皿ばね22(第2ばね部材)を封止部材20およびラックガイド18の何れか一方により構成される第1部材に保持する保持機構23とを備えている。
封止部材20およびラックガイド18の何れか一方により、皿ばね22(第2ばね部材)を保持する第1部材が構成され、封止部材20およびラックガイド18の他方により第2部材が構成される。本第1実施形態では、封止部材20が第1部材である例に則して説明する。皿ばね22(第2ばね部材)のばね定数は、圧縮コイルばね(第1ばね部材)のバネ定数よりも高く設定されている。
保持機構23は、封止部材20(第1部材)に一体に設けられ皿ばね22(第2ばね部材)の一端を受ける第1ばね座24と、ラックガイド18(第2部材)に対向し皿ばね22(第2ばね部材)の他端を受ける第2ばね座25とを備えている。また、保持機構23は、進退方向Xに関して両ばね座24,25の相対移動を許容し且つ両ばね座24,25の相対回転を規制するように、両ばね座24,25を連結する連結機構26を備えている。
また、保持機構23は、規制機構29を備えている。規制機構29は、両ばね座24,25にそれぞれ設けられて進退方向Xに対向する係合部(第1ばね座24の後述する座板部41の第2面412と、第2ばね座25の径方向凸部50の第2面502とに相当。図4および図6を参照)を含み、両係合部(第2面412と第2面502)の係合により両ばね座24,25間の皿ばね22(第2ばね部材)のセット長L(図4参照)を規制する機能を果たす。
図2に示すように、ラックガイド装置15のハウジング17は、ピニオンハウジング14と単一の材料で一体に形成され、ラック軸8を隔ててピニオン軸7とは反対側に配置されている。ピニオンハウジング14およびハウジング17は例えばダイキャストにより製作される。
ラックガイド18は、ラック軸8に対向する第1面181と、第1面181の反対側に設けられた第2面182と、円筒面からなる外周183とを有している。ラックガイド18の第1面181には、ラック軸8の背面8bの形状に概ね一致する形状の凹面30が形成されている。凹面30に沿うように湾曲状の摺接板31が取り付けられており、摺接板31が、ラック軸8の背面8bに摺接する。摺接板31としては、低摩擦係数を有する板を用いることが好ましく、例えば金属板や、フッ素樹脂を被覆した金属板を用いることができる。
ラックガイド18の外周183に設けられた複数の環状の収容溝のそれぞれに、例えばOリング等の環状の弾性部材32が収容され、保持されている。ラックガイドの18の外径は、収容部16の内径よりも僅かに小さくされており、弾性部材32が収容部16の内周16aを摺動することで、ラックガイド18が収容部16内をラック軸8に対して進退方向Xに移動するようになっている。弾性部材32は、収容部16内でのラックガイド18の倒れを抑制する機能を果たす。
図2の一部を拡大した図3を参照して、ラックガイド18の第2面182の中央部には、圧縮コイルばね21の一部を収容する例えば円孔からなる凹部33が設けられている。圧縮コイルばね21の第1端部211は、凹部33の底331によって受けられている。凹部33の内周は、圧縮コイルばね21の外径部を案内する機能を果たしている。
図2および図3を参照して、封止部材20は、ラックガイド18(の第2面182)と対向する第1面201と、第1面201の反対側の第2面202とを有するプラグからなる。すなわち、封止部材20の外周203には、雄ねじ34が形成されている。一方、収容部16の外部開口端19から所定長の範囲に、雌ねじ35が形成され、この雌ねじ35に、封止部材20の雄ねじ34がねじ込まれて、封止部材20がハウジング17に固定されている。
封止部材20の第2面202には、封止部材20をねじ込む工具が係合する多角形断面の工具係合孔36が設けられている。図示していないが、また、封止部材20の外周203に形成された収容溝に、環状のシール部材(例えばOリング等)が収容されて、そのシール部材が、封止部材20の外周203と収容部16の内周16aとの間を封止する機能を果たしていてもよい。
封止部材20の第1面201には、第2面202側に向けて窪む第1凹部37と、第1凹部37を取り囲む環状の第2凹部38とが形成されている。封止部材20の第1面201は、第1凹部37と第2凹部38との間に、第1筒状部39を設けている。また、封止部材20の第1面201は、第2凹部38を取り囲む第2筒状部40を設けている。
第1凹部37には、圧縮コイルばね21(第1ばね部材)の一部および保持機構23の一部(第2ばね座25の一部)が収容されている。圧縮コイルばね21の第2端部212は、第1凹部37の底371によって受けられている。すなわち、圧縮コイルばね21は、封止部材20の第1凹部37の底371と、ラックガイド18の凹部33の底331との間に圧縮された状態で介在し、ラックガイド18をラック軸8側へ弾性的に付勢している。
封止部材20(第1部材の)の第1凹部37に一部が収容された第2ばね座25と、第1凹部37の底371との間には、第1隙間S1が設けられている。第2ばね座25とラックガイド18(第2部材)の第2面182との間には、ラック軸8側から逆入力による大荷重がラックガイド18に対して与えられたときに消失する第2隙間S2が設けられている。
封止部材20の第2凹部38には、保持機構23の一部(第1ばね座24の一部)が収容されて、一体に固定されている。具体的には、第1ばね座24の一部が、第1筒状部39の外周に形成されたねじ部に、ねじ結合されて固定されている。
皿ばね22と保持機構23とを含む第1サブアセンブリSA1の断面図である図4および分解斜視図である図6に示すように、第1ばね座24は、環状板からなる座板部41と、座板部41の外周から軸方向に延設された筒状部42とを備えたキャップ状をなしている。第1ばね座24の筒状部42の内周に形成された雌ねじ部43が、封止部材20(第1部材)の第1筒状部39の外周の雄ねじ部44に結合している。
座板部41は、皿ばね22の一端22a(図4参照)を受ける座面としての第1面411と、第1面411とは反対側の第2面412とを有している。第1ばね座24の筒状部42が、封止部材20(第1部材)の第1筒状部39の外周に、ねじ結合された状態で、座板部41の第2面412が、封止部材20の第1筒状部39の端面に当接することにより、第1ばね座24が、封止部材20(の第1筒状部39)に締結され、固定されている。
第1ばね座24の座板部41には、案内孔45と、案内孔45の内周縁45aから案内孔45の径方向外方へ放射状に延びる複数の径方向スリット46とが形成されている。例えば一対の径方向スリット46が、周方向の等間隔に配置されている。また、座板部41には、一対の径方向スリット46の配置位置とは異なる位相の配置位置に、例えば一対の第1挿通孔47が形成されている。
第2ばね座25は、環状板からなる座板部48と、座板部48の内周から軸方向に延設され、第1ばね座24の案内孔45に挿通された被案内筒49と、被案内筒49の外周から被案内筒49の径方向外方に放射状に突出し、進退方向Xに関して第1ばね座24の座板部41の一部(案内孔45の内周縁の一部)と対向した複数の(例えば図示のように一対の)板状の径方向凸部50とを備えている。
第2ばね座25の座板部48は、皿ばね22の他端22b(図4参照)を受ける座面としての第1面481と、第1面481とは反対側の第2面482とを有している。被案内筒49内には、圧縮コイルばね21(第1ばね部材)が挿通されている。被案内筒49の内周が、圧縮コイルばね21の外径部を案内する機能を果たしている。
径方向凸部50は、封止部材20(第1部材)の第1凹部37の底371と進退方向Xに対向する第1面501(図3参照)と、第1ばね座24の座板部41の第2面412と進退方向Xに対向する第2面502(図4参照)とを備えている。
図4および図6に示すように、径方向凸部50には、第1ばね座24の座板部41の第1挿通孔47に対応する第2挿通孔51が形成されている。すなわち、両ばね座24,25を連結する連結機構26は、第1ばね座24の案内孔45の内周縁45aに設けられた第1挿通孔47と、第2ばね座25の径方向凸部50に設けられた第2挿通孔51と、第1挿通孔47および第2挿通孔51の何れか一方(例えば第2挿通孔51)に固定され、他方に(例えば第1挿通孔47)に進退方向Xに移動可能に挿入された連結軸52とを備えている。
規制機構29は、両ばね座24,25に設けられ進退方向Xに相対向する座板部41,48と、両ばね座24,25に設けられ、互いに係合することにより、両座板部41,48間の間隔(セット長Lに相当)を規制する係合部とを備えている。
具体的には、第1ばね座24の座板部41の係合部としての第2面412と、第2ばね座25の径方向凸部50の係合部としての第2面502とが、互いに係合することにより、第1ばね座24の座板部41の第1面411(座面)と、第2ばね座25の座板部48の第1面481(座面)との間隔が規制される。すなわち、両係合部(第2面412と第2面502)の係合により両ばね座24,25間(座板部41,48間)の皿ばね22(第2ばね部材)のセット長L(図4参照)が規制されている。
第1ばね座24の案内孔45の内径は、第2ばね座25の被案内筒49の外径よりも大きくされている。また、連結機構26による連結が解かれて(具体的には、連結軸52が両挿通孔47,51から抜脱されて)両ばね座24,25の相対回転位置が調整された状態で、各径方向凸部50が、対応する径方向スリット46から進退方向X1に出入り可能な大きさに設定されている。
図4に示すように、皿ばね22(第2ばね部材)と、皿ばね22を保持した保持機構23とを含み、一体に取り扱うことのできるユニットとしての第1サブアセンブリSA1が構成されている。具体的には、両ばね座24,25の座板部41,48の外径が、皿ばね22の内径よりも大きくされており、両ばね座24,25からの皿ばね22の段落が抑制されている。
図5に示すように、皿ばね22と、保持機構23と、保持機構23が取り付けられた封止部材20(第1部材)とを含み、一体に取り扱うことのできるユニットとしての第2サブアセンブリSA2が構成されている。第2サブアセンブリSA2は、第1サブアセンブリSA1よりも大きい単位のサブアセンブリである。組立時には、まず、第1サブアセンブリSA1を組み立てた後、第1サブアセンブリSA1を、封止部材20と組み合わせて、第2サブアセンブリSA2を組み立てることになる。
本第1実施形態によれば、ラック軸8側からの逆入力がラックガイド18に入力されない通常時は、第2ばね座25とラックガイド18(第2部材)との間に第2隙間S2が確保されているので、皿ばね22(第2ばね部材)よりもばね定数の低い圧縮コイルばね21(第1ばね部材)のみが、ラックガイド18をラック軸8側へ付勢する。したがって、ラックガイド18がラック軸8に与える摺動抵抗を抑制して、操舵フィーリングを向上することができる。
一方、ラック軸8側からの逆入力による大荷重がラックガイド18に入力されて、第2隙間S2が消失したときには、封止部材20(の第1凹部37の底371)と第2ばね座25(の径方向凸部50の第1面501)との間の第1隙間S1を狭めつつ、両ばね座24,25が、相対移動して両ばね座24,25間に保持された皿ばね22(第2ばね部材)を撓ませる。このとき、ばね定数の高い皿ばね22(第2ばね部材)は、セット長Lが規制されて予圧が付与されている状態から撓むので、逆入力による大荷重に確実に対抗することができる。
また、皿ばね22(第2ばね部材)と皿ばね22を保持した保持機構23とを含み、一体に取り扱うことのできるユニットとしての第1サブアセンブリSA1が構成されているので、組立性を向上することができる。
また、皿ばね22(第2ばね部材)と保持機構23と封止部材20(第1部材)とを含み、一体に取り扱うことができるユニットとしての第2サブアセンブリSA2が構成されているので、組立性を向上することができる。
また、両ばね座24,25を、両ばね座24,25間に皿ばね22(第2ばね部材)を介在させた状態で組み合わせるときに、第2ばね座25の径方向凸部50を、第1ばね座24の径方向スリット46に挿入しながら、第2ばね座25の被案内筒49を、第1ばね座24の案内孔45に挿入する。次いで、両ばね座24,25を相対回転させた後、連結機構26によって両ばね座24,25を連結することにより、容易に第1サブアセンブリSA1を組み立てることができる。
また、第1ばね座24の案内孔45の内周縁45aの一部(座板部41の第2面412)と、第2ばね座25の径方向凸部50の一部(第2面502)とが、皿ばね22(第2ばね部材)のセット長Lを規制する規制機構29の係合部として機能するので、構造を簡素化することができる。
また、連結機構26が、第1ばね座24の第1挿通孔47と、第2ばね座25の径方向凸部50の第2挿通孔51との何れか一方(例えば第2挿通孔51)に固定され、他方(例えば第1挿通孔47)に進退方向Xに移動可能に挿入された連結軸52を用いるので、連結機構26の構成を簡素化することができる。
また、第1ばね座24が封止部材20(第1部材)にねじ結合されるので、第1ばね座24を封止部材20に組み付けることができる。
次いで、図7は本発明の第2実施形態のラックガイド装置15Pの断面図であり、図8は、第2実施形態における第2サブアセンブリSA2Pの一部省略断面図である。
図7の第2実施形態のラックガイド装置15Pが、図3の第1実施形態のラックガイド装置15と主に異なるのは、下記である。すなわち、図3の第1実施形態では、保持機構23の第1ばね座24が一体に設けられて皿ばね22の一端を受ける第1部材が、封止部材20であり、第2部材が、ラックガイド18であった。
これに対して、図7の第2実施形態では、保持機構23Pの第1ばね座24Pと一体に設けられて皿ばね22の一端を受ける第1部材が、ラックガイド18Pであり、第2部材が、封止部材20Pである。
保持機構23Pの第2ばね座25Pは、封止部材20P(第2部材)に対向し、皿ばね22の他端を受けている。ラックガイド18P(第1部材)の第2面182Pには、ラック8側に向けて窪む第1凹部37Pと、第1凹部37Pを取り囲む環状の第2凹部38Pとが形成されている。ラックガイド18Pの第2面182Pは、第1凹部37Pと第2凹部38Pとの間に、第1筒状部39Pを設けている。また、ラックガイド18Pの第2面182Pは、第2凹部38Pを取り囲む第2筒状部40Pを設けている。
封止部材20Pの第1面201Pには、圧縮コイルばね21の一部を収容する凹部33Pが形成されている。
ラックガイド18P(第1部材)の第1凹部37Pに一部が収容された第2ばね座25Pと、第1凹部37Pの底371Pとの間には、第1隙間S1Pが設けられている。第2ばね座25Pと封止部材20P(第2部材)の第1面201Pとの間には、ラック軸8側から逆入力による大荷重がラックガイド18に対して与えられたときに消失する第2隙間S2Pが設けられている。
図7の第2実施形態の構成要素において、図3の第1実施形態の構成要素と同じ構成要素には、図3の第1実施形態の構成要素の参照符号と同じ参照符号を付してある。
本第2実施形態においても、第1実施形態と同じ作用効果を奏することができる。すなわち、ラック軸8側からの逆入力がラックガイド18(第1部材)に入力されない通常時は、第2ばね座25Pと封止部材20P(第2部材)との間に第2隙間S2Pが確保されているので、皿ばね22(第2ばね部材)よりもばね定数の低い圧縮コイルばね21(第1ばね部材)のみが、ラックガイド18Pをラック軸8側へ付勢する。したがって、ラックガイド18Pがラック軸8に与える摺動抵抗を抑制して、操舵フィーリングを向上することができる。
一方、ラック軸8側からの逆入力による大荷重がラックガイド18Pに入力されて、第2隙間S2Pが消失したときには、ラックガイド18P(の第1凹部37Pの底371P)と第2ばね座25P(の径方向凸部50の第1面501)との間の第1隙間S1Pを狭めつつ、両ばね座24P,25Pが、相対移動して両ばね座24P,25P間に保持された皿ばね22(第2ばね部材)を撓ませる。このとき、ばね定数の高い皿ばね22(第2ばね部材)は、セット長Lが規制されて予圧が付与されている状態から撓むので、逆入力による大荷重に確実に対抗することができる。
また、図8に示すように、皿ばね22(第2ばね部材)と保持機構23Pとラックガイド18P(第1部材)とを含み、一体に取り扱うことができるユニットとしての第2サブアセンブリSA2Pが構成されているので、組立性を向上することができる。
第2サブアセンブリSA2Pには、皿ばね22(第2ばね部材)と皿ばね22を保持した保持機構23Pとを含み一体に取り扱うことのできるユニットとしての第1サブアセンブリSA1Pが含まれている。この点からも、組立性を向上することができる。
本発明は各前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、第2ばね部材として、皿ばね22に代えて、断面角形の弾性リング(図示せず)を用いてもよい。また、図7の第2実施形態において、封止部材20Pの第1面201Pに設けられた凹部33Pに代えて、ラックガイド18Pの第1凹部37Pの底371Pに、圧縮コイルばね21の一部を収容する凹部(図示せず)を設けてもよい。また、図3の第1実施形態の第2筒状部40および図7の第2実施形態の第2筒状部40Pを廃止してもよい。その他、本発明は、請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…ステアリング装置、2…操舵部材、3…ステアリングシャフト、5…中間軸、7…ピニオン軸、8…ラック軸、9…ラックハウジング、14…ピニオンハウジング、15…ラックガイド装置、16…収容部、17…(ラックガイド装置の)ハウジング、18…ラックガイド(第2部材)、18P…ラックガイド(第1部材)、19…外部開口端、20…封止部材(第1部材)、20P…封止部材(第2部材)、21…圧縮コイルばね(第1ばね部材)、22…皿ばね(第2ばね部材)、22a…一端、22b…他端、23;23P…保持機構、24;24P…第1ばね座、25;25P…第2ばね座、26…連結機構、29…規制機構、33…凹部、37;37P…第1凹部、371…底、38;38P…第2凹部、39;39P…第1筒状部、40;40P…第2筒状部、41…座板部、411…第1面(座面)、412…第2面(係合部)、42…筒状部、45…案内孔、45a…内周縁、46…径方向スリット、47…第1挿通孔、48…座板部、481…第1面(座面)、482…第2面、49…被案内筒、50…径方向凸部、501…第1面、502…第2面(係合部)、51…第2挿通孔、52…連結軸、A…転舵機構、L…セット長、S1;S1P…第1隙間、S2;S2P…第2隙間、SA1;SA1P…第1サブアセンブリ、SA2;SA2P…第2サブアセンブリ、X…進退方向、Z…(ラック軸の)軸方向

Claims (7)

  1. ピニオン軸に噛み合うラック軸を挿通させるハウジングに形成された収容部と、
    前記収容部においてラック軸側とは反対側に設けられた外部開口端に固定された封止部材と、
    前記収容部内に前記ラック軸側または前記封止部材側に向かう進退方向に進退可能に収容されて前記ラック軸を前記ラック軸の軸方向に摺動可能に支持するラックガイドと、
    前記封止部材と前記ラックガイドとの間に並列配置され、前記ラックガイドを前記ラック軸側へ付勢する圧縮コイルばねからなる第1ばね部材および前記第1ばね部材よりも高いばね定数を持つ第2ばね部材と、
    前記第2ばね部材を前記封止部材および前記ラックガイドの何れか一方からなる第1部材に保持する保持機構と、を備え、
    前記保持機構は、前記第1部材に一体に設けられ前記第2ばね部材の一端を受ける第1ばね座と、前記封止部材および前記ラックガイドの他方からなる第2部材に対向し前記第2ばね部材の他端を受ける第2ばね座と、前記進退方向に関して両ばね座の相対移動を許容し且つ両ばね座の相対回転を規制するように両ばね座を連結する連結機構と、両ばね座にそれぞれ設けられて前記進退方向に対向する係合部を含み、両係合部の係合により両ばね座間の前記第2ばね部材のセット長を規制する規制機構と、を含み、
    前記進退方向に関して前記第1部材と前記第1ばね座との間に、第1隙間が形成され、 前記進退方向に関して前記第2部材と前記第2ばね座との間に、前記ラック軸側からの逆入力によって前記ラックガイドが前記封止部材側に変位したときに消失する第2隙間が形成されているラックガイド装置。
  2. 請求項1において、前記保持機構と、前記第2ばね部材と、を含み、一体に取り扱うことのできるサブアセンブリが構成されているラックガイド装置。
  3. 請求項2において、前記第1部材と、前記サブアセンブリとしての第1サブアセンブリと、を含み、一体に取り扱うことのできる第2サブアセンブリが構成されているラックガイド装置。
  4. 請求項2または3において、前記第1ばね座および前記第2ばね座の何れか一方は、案内孔と、前記案内孔の内周縁から前記案内孔の放射状に延びる径方向スリットと、を含み、
    前記第1ばね座および前記第2ばね座の他方は、前記案内孔に挿通された被案内筒と、前記被案内筒から前記被案内筒の径方向外方に突出し、前記進退方向に関して前記案内孔の内周縁の一部と対向した径方向凸部と、を含み、
    前記連結機構による連結が解かれて両ばね座の相対回転位置が調整された状態で、前記径方向凸部が、前記径方向スリットから前記進退方向に出入り可能な大きさに設定されているラックガイド装置。
  5. 請求項4において、前記規制機構の係合部は、前記案内孔の内周縁の一部と、前記径方向凸部の一部とに設けられているラックガイド装置。
  6. 請求項4または5において、前記連結機構は、前記案内孔を有するばね座に設けられた第1挿通孔と、前記径方向凸部に設けられた第2挿通孔と、前記第1挿通孔および前記第2挿通孔の何れか一方に固定され、他方に前記進退方向に移動可能に挿入された連結軸と、を含むラックガイド装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項において、前記第1ばね座は、前記第1部材にねじ結合されているラックガイド装置。
JP2013130723A 2013-06-21 2013-06-21 ラックガイド装置 Expired - Fee Related JP6112354B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013130723A JP6112354B2 (ja) 2013-06-21 2013-06-21 ラックガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013130723A JP6112354B2 (ja) 2013-06-21 2013-06-21 ラックガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015003649A JP2015003649A (ja) 2015-01-08
JP6112354B2 true JP6112354B2 (ja) 2017-04-12

Family

ID=52299896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013130723A Expired - Fee Related JP6112354B2 (ja) 2013-06-21 2013-06-21 ラックガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6112354B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105197096A (zh) * 2015-10-20 2015-12-30 无锡格莱德科技有限公司 一种齿条转向器
JP6759568B2 (ja) * 2015-12-04 2020-09-23 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
JP6994405B2 (ja) 2018-02-23 2022-01-14 日立Astemo株式会社 ステアリング装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630536Y2 (ja) * 1975-12-19 1981-07-21
JPS6365566U (ja) * 1986-10-17 1988-04-30
JPH0744526Y2 (ja) * 1989-07-24 1995-10-11 自動車機器株式会社 ラックピニオン型舵取り装置におけるラック支持構造
JP3676661B2 (ja) * 2000-08-30 2005-07-27 光洋精工株式会社 ラックピニオン式ステアリング装置
JP2004268749A (ja) * 2003-03-10 2004-09-30 Toyoda Mach Works Ltd ラックアンドピニオン式ステアリングギヤ装置
JP2006240464A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Hitachi Ltd ラックピニオン式ステアリング装置
JP5025185B2 (ja) * 2006-08-14 2012-09-12 オイレス工業株式会社 ラックガイド及びこのラックガイドを備えるラックピニオン式ステアリング装置
JP2012245811A (ja) * 2011-05-25 2012-12-13 Nsk Ltd ラック・アンド・ピニオン式ステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015003649A (ja) 2015-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5962977B2 (ja) ラック軸支持装置およびこれを用いたステアリング装置
JP6112350B2 (ja) ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置
JP2010221891A (ja) パワーステアリング装置
JP6137537B2 (ja) ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置
JP2014020452A (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
JP6112354B2 (ja) ラックガイド装置
US9637162B2 (en) Rack guide unit
JP5305092B2 (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
JP6179347B2 (ja) 車両のステアリング装置
JP6132147B2 (ja) ラックガイド装置
JP2016137797A (ja) 操舵装置
WO2014163029A1 (ja) ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置
JP5408497B2 (ja) ラック軸支持装置および車両用操舵装置
JP4776264B2 (ja) ラックアンドピニオン式ステアリング装置
JP2008307966A (ja) ラックガイド装置
JP6086233B2 (ja) ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置
JP2017013648A (ja) ラックガイド装置
JP6710174B2 (ja) ラックガイドおよびギア機構
JP2014201090A (ja) ラックガイド装置及びこれを含むステアリング装置
JP2015044486A (ja) ラック軸支持構造
JP7274338B2 (ja) ステアリング装置
JP2017001623A (ja) ラックガイド装置
JP2013184501A (ja) ステアリング装置
JP2016182888A (ja) パワーステアリング装置
JP5954574B2 (ja) ラック軸支持装置及びこれを用いたステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6112354

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees