JP6110712B2 - 配管拘束構造 - Google Patents
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Description
また、前記特許文献2の配管拘束構造は、∪字状断面を有する配管ラグを配管に溶接するものであるため、∪字状断面の内側部分に未溶接部分が生じるおそれがあり、これを改善したいという要望があった。
また、配管ラグの切欠きと支持構造物との係合部分が入り組んでおり、設置場所における溶接作業が煩雑であった。
図1(a)(b)に示すように、配管拘束構造は、配管5に固定される棒状のラグ1と、ラグ1が挿入されるアタッチメント2と、アタッチメント2が溶接固定される支持構造物10と、を備えて構成されている。
ラグ1は、図2(a)に示すように、円筒状のパイプからなる。ラグ1は、配管5の外周面との接触部分となる下端周縁部1aが全周溶接Wにより配管5の外周面に接合されている。つまり、ラグ1は、配管5の外周面に未溶接部分を有することなく接合されている。
このようなラグ1は、予め、工場等により配管5の対向位置に接合される。なお、設置場所において、配管5にラグ1を接合するようにしてもよい。
ここで、前記したように、横梁13の厚みL2は、アタッチメント2の側板22の長さL1よりも小さい寸法関係となっているので、下端内縁部22bと横梁13の上面13aとの隅部を溶接する場合に、アタッチメント2の前側開口(コ字状の開口)を通じてアタッチメント2の内側に溶接棒を挿入し易く、アタッチメント2の内側における前記隅肉溶接を好適に行うことができる。
はじめに、躯体15にケミカルアンカー等を用いて埋込部材10a,10aを設置し、埋込部材10a,10aに柱12,12を立設する。
その後、柱12,12に横梁11,13を固定して枠体を構成する。そして、配管5に固定された上下のラグ1,1がアタッチメント2,2の開口部23に挿通される状態に、上下のラグ1,1にアタッチメント2,2をそれぞれ装着する。
これにより、配管5はラグ1,1を介して、支持構造物10に前後方向、左右方向、上下方向の自由度を拘束された状態(配管5の軸方向および配管5の軸方向に直交する方向の位置変位を拘束された状態)で支持されることとなる。
したがって、本実施形態の配管拘束構によれば、設備の重要度が高く、高い信頼性が求められる原子力プラントに適用して効果的である。
図5(a)〜(c)に示すアタッチメント2は、開口部23Aを平面視で左右方向を長辺とする長方形に形成したものである。
このようなアタッチメント2は、図5(c)に示すように、開口部23Aの内側の左右方向に、ラグ1との間にギャップG2が形成されるとともに、前後方向に、ラグ1との間にギャップG3が形成される。ギャップG2は、開口部23Aの形状によりギャップG3よりも大きく設定される。
このようなアタッチメント2は、図6(b)に示すように、開口部23Bの内側の左右方向に、ラグ1との間にギャップG4が形成されるとともに、前後方向に、ラグ1との間にギャップG5が形成される。ギャップG4は、開口部23Bの形状によりギャップG5よりも大きく設定される。
なお、開口部23(23A,23B)の形状は、要求される配管拘束条件に対応して適宜の形状を採用することができる。
図7を参照して本発明の第2実施形態に係る配管拘束構造を説明する。
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、配管5の上下左右の4方向から(鉛直方向および水平方向から)配管5の位置変位を拘束するように構成した点であり、その他の構成に変わりはない。
なお、この場合に、2つの支持構造物10を一体的に組み付けてもよいし、支持構造物10の柱12,12や横梁11,13の厚み(L2)を大きく設定して、一つの枠内にて軸方向に間隔を空けて拘束するようにしてもよい。
また、スペーサ4はラグ1の先端に固定してもよい。
2 アタッチメント
4 スペーサ
5 配管
10 支持構造物
21 底板
22 側板
23 開口部
23A 開口部
23B 開口部
G1〜G5 ギャップ
W 全周溶接
Claims (5)
- 配管の外周面との接触部分が全周溶接されて前記配管に固定される棒状のラグと、
前記ラグが挿入される開口部を有するアタッチメントと、
前記アタッチメントが溶接固定される支持構造物と、を備え、
前記開口部に挿入される前記ラグを介して前記配管の軸方向、および前記配管の軸方向に直交する方向の位置変位を拘束する構成であり、
前記アタッチメントは、底板と左右一対の側板とで断面略コ字状に形成され、前記底板に前記開口部が形成されているとともに、前記左右一対の側板が前記支持構造物に溶接固定されていることを特徴とする配管拘束構造。 - 前記ラグは円筒状のパイプからなることを特徴とする請求項1に記載の配管拘束構造。
- 配管の外周面との接触部分が全周溶接されて前記配管に固定される棒状のラグと、
前記ラグが挿入される開口部を有するアタッチメントと、
前記アタッチメントが溶接固定される支持構造物と、を備え、
前記開口部に挿入される前記ラグを介して前記配管の軸方向、および前記配管の軸方向に直交する方向の位置変位を拘束する構成であり、
前記ラグの先端部と前記支持構造物との間には、スペーサが介設されていることを特徴とする配管拘束構造。 - 配管の外周面との接触部分が全周溶接されて前記配管に固定される棒状のラグと、
前記ラグが挿入される開口部を有するアタッチメントと、
前記アタッチメントが溶接固定される支持構造物と、を備え、
前記開口部に挿入される前記ラグを介して前記配管の軸方向、および前記配管の軸方向に直交する方向の位置変位を拘束する構成であり、
前記開口部の内側には、前記ラグとの間にギャップが形成されていることを特徴とする配管拘束構造。 - 前記支持構造物は、前記配管の周囲を取り囲む枠体を含んで構成されており、
前記側板の配管軸方向における長さは、前記枠体の配管軸方向における厚みより長いことを特徴とする請求項1に記載の配管拘束構造。
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JP2014202277A JP2014202277A (ja) | 2014-10-27 |
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ID=52352903
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JP2013078652A Active JP6110712B2 (ja) | 2013-04-04 | 2013-04-04 | 配管拘束構造 |
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2013
- 2013-04-04 JP JP2013078652A patent/JP6110712B2/ja active Active
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