JP5953872B2 - 柱梁接合構造 - Google Patents

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本発明は、柱と鉄骨梁とが剛接合されてなる柱梁接合構造に関する。
従来、図1の概略側面図に示すような柱梁架構1においては、柱10と鉄骨梁20とを現場溶接等で剛接合している。例えば、同図1の例では、梁20の本体をなすH形鋼の上下フランジ20f,20fを柱10のダイアフラム12,12等に現場溶接するとともに、同ウエブ20wを、ガセットプレート31等で柱10に摩擦接合している。
特開2000−309980号公報
そして、かかる柱梁架構1に、地震力や風荷重等の外力が水平方向に入力されると、それによる曲げモーメントは、図1中に併記するように、梁20のスパン方向(梁20の長手方向)の中央側よりも端側(以下、梁端側とも言う)の方で大きくなるため、梁端20eeにて応力が最大となり、結果、最初に梁端20eeで全断面降伏して損傷する。すなわち、この場合、梁20の全体強度を決定する断面位置は、梁端20eeとなる。なお、以下では、最初に全断面降伏して梁20の全体強度を決定する断面位置のことを「危険断面位置」とも言う。
そして、かかる危険断面位置に、上述のような溶接部が存在していると、当該溶接部は脆性破壊し易いことから、柱梁架構1の瞬時倒壊の虞がある。また、柱10と梁20との溶接は現場で行われるため、工場で溶接する場合と比較して精度向上を図り難く、溶接強度不足などを通して脆性破壊が助長される虞もある。
このような梁端20eeでの破壊を防ぐ方法の一例として、次のような方法が考えられる。先ず、図2Aの斜視図に示すように、梁20の本体をなすH形鋼20bの端に、当該H形鋼20bよりもフランジ幅が大きいH形鋼20e(以下、広幅のH形鋼20eとも言う)を突き合わせて工場で溶接しておく。そして、かかる広幅のH形鋼20eを端部20eとして有した梁20を工場から現場へと搬入し、現場にて、この広幅のH形鋼20eを介して柱10に梁20を溶接する。
そして、この方法によれば、梁20の端部20eとして広幅のH形鋼20eを用いているので、そのフランジ幅が広い分だけ梁20の端部20eの断面積が増大しており、結果、端部20eの断面に作用する応力が低減する。そして、これにより、危険断面位置は、図2Bの上面図に示すように、溶接部の在る梁端20eeから、梁20のスパン方向の中央側へ寄った位置に変わる。すなわち、危険断面位置は、広幅のH形鋼20eにおける中央側の端25ecの位置に移動する。そして、同位置にも溶接部は存在するが、その溶接作業は、既述のように工場にて高い精度で行われるので、上述のような溶接強度不足の問題は生じない。
しかしながら、かかる広幅のH形鋼20eを端部20eとして有した梁20の断面形状は、同広幅のH形鋼20eにおけるスパン方向の中央側の端20ecの位置で急変することになる。すなわち、同位置を起点として梁幅方向の寸法が拡大していて、これにより断面の断面積が急増している。以下、この断面形状が急変する位置のことを「断面急変位置」と言うが、この断面急変位置では剛性が急変することから、断面の一部たる図2A及び図2B中のA点部分、つまり断面急変位置のうちの隅角部Aに局所的に応力が集中して、当該隅角部Aに大きな塑性ひずみが集中して生じ得る(図7AのFEM解析結果を参照)。すると、当該隅角部Aで集中的に亀裂が発生・進展し得て、その結果、梁20の全体強度の低下を招く虞がある。すなわち、梁幅方向に一様に応力が作用する前提で設計した曲げモーメントの計画値よりも小さい曲げモーメントで梁20が破損する虞がある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、その目的は、鉄骨梁と柱とを剛接合する柱梁接合構造において、鉄骨梁が、その本体をなす基準断面部と、その端部をなす断面積増大部と、を有しつつ、断面積増大部が基準断面部よりも梁幅方向の寸法が大きくなっていることで基準断面部よりも断面積が増大している場合に、断面積増大部と基準断面部との間の溶接部における隅角部に局所的に生じる応力集中を軽減することにある。
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、柱と鉄骨梁とが剛接合されてなる柱梁接合構造において、
前記鉄骨梁は、該鉄骨梁の基準の断面形状をなす基準断面部と、前記基準断面部の長手方向の端に溶接部を介して接合されて前記鉄骨梁の端部をなす断面積増大部と、を有し、
前記断面積増大部は、前記基準断面部よりも梁幅方向の寸法が大きくなっていることで断面積が増大しているとともに、前記断面積増大部が前記柱に剛接合されることで、前記鉄骨梁は前記柱に剛接合され、
前記断面積増大部のうちで前記基準断面部よりも梁幅方向の外方に突出した部分は、平面視矩形状であり、且つ、当該部分に鉛直方向に沿った貫通孔が形成されていることを特徴とする。
上記請求項1に示す発明によれば、断面積増大部に鉛直方向に沿った貫通孔が形成されているので、基準断面部と断面積増大部との間の剛性差が縮小される。よって、基準断面部と断面積増大部との間の溶接部における隅角部の応力集中を軽減可能となる。
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の柱梁接合構造であって、
前記柱と前記断面積増大部との接合部は、少なくとも一部が溶接で形成されており、
前記接合部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさ、及び、前記基準断面部の前記端と前記断面積増大部との間の前記溶接部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする。
上記請求項2に示す発明によれば、柱と断面積増大部との接合部が全断面降伏するよりも先に、且つ、基準断面部の端と断面積増大部との間の溶接部が全断面降伏するよりも先に、断面積増大部における貫通孔が形成された部分(つまり、溶接部ではない謂わば母材の部分)が全断面降伏する。よって、柱と断面積増大部の接合部に係る溶接部、すなわち柱と鉄骨梁との接合部に係る溶接部に起因した脆性破壊や、基準断面部と断面積増大部との溶接部に起因した脆性破壊は有効に回避される。
請求項3に示す発明は、請求項1又は2に記載の柱梁接合構造であって、
前記基準断面部は、フランジが水平方向を向いたH形鋼であり、
前記断面積増大部は、フランジの幅寸が前記基準断面部よりも大きいH形鋼であり、
前記基準断面部のフランジと前記断面積増大部のフランジとは、突き合わされて溶接されているとともに、前記基準断面部のウエブと前記断面積増大部のウエブとは、突き合わされて溶接されており、
前記貫通孔は、前記断面積増大部の前記フランジに形成されていることを特徴とする。
上記請求項3に示す発明によれば、断面積増大部のフランジに貫通孔が形成されているので、基準断面部と断面積増大部との間の剛性差が縮小される。よって、基準断面部と断面積増大部との間の溶接部における隅角部の応力集中を軽減可能となる。
請求項4に示す発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記貫通孔としての円孔が、前記長手方向に並んで複数設けられており、
前記長手方向の柱側の端に近づく程、前記円孔の孔径が小さくなっていることを特徴とする。
上記請求項4に示す発明によれば、長手方向に並ぶ円孔の孔径は、鉄骨梁の長手方向の柱側の端に近づく程、小さくなっている。よって、地震時に鉄骨梁に作用する曲げモーメントの大きさが、梁における柱側の端に向かうに従って漸増していることに対応させて、端寄りに位置する円孔の形成部分ほど、応力を負担可能な断面積が大きくなるように設計することができて、これにより、これら円孔が形成されている部分同士を、概ね同時に全断面降伏させることが可能となる。つまり、塑性ヒンジの形成タイミングを、これら複数の円孔の形成部分同士の間で概ね揃えることができる。その結果、地震時の振動エネルギー吸収性能に長けた柱梁接合構造となる。
請求項5に示す発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
前記貫通孔には、何も差し込まれていないことを特徴とする。
上記請求項5に示す発明によれば、貫通孔には何も差し込まれていないので、基準断面部と断面積増大部との間の剛性差を確実に縮小可能となる。
本発明によれば、鉄骨梁と柱とを剛接合する柱梁接合構造において、鉄骨梁が、その本体をなす基準断面部と、その端部をなす断面積増大部と、を有しつつ、断面積増大部が基準断面部よりも梁幅方向の寸法が大きくなっていることで基準断面部よりも断面積が増大している場合に、断面積増大部と基準断面部との間の溶接部における隅角部に局所的に生じる応力集中を軽減可能となる。
曲げモーメント図を併記した柱梁架構1の概略側面図である。 図2Aは従来の柱梁接合構造の斜視図であり、図2Bは同上面図である。 図3Aは、本実施形態に係る柱梁接合構造の外観斜視図であり、図3Bは、同概略上面図である。 図4Aは、円孔20hが、フランジ20feにおける水平ハンチ部25と非水平ハンチ部23との両者に跨って形成された例の概略上面図であり、図4Bは、円孔20hが、非水平ハンチ部23内に収まるように形成された例の概略上面図である。 FEM解析に用いた柱梁接合構造モデルである。 FEM解析で検討した三つのケースの説明図であって、図6Aは、第1比較例の無孔矩形ハンチケースの説明図であり、図6Bは、第2比較例の無孔台形ハンチケースの説明図であり、図6Cは、本実施形態に係る有孔矩形ハンチケースの説明図である。 無孔矩形ハンチケースの解析結果(相対比較用)である。 無孔台形ハンチケースの解析結果(相対比較用)である。 有孔矩形ハンチケースの解析結果(相対比較用)である。 無孔矩形ハンチケースの解析結果(絶対評価用)である。 無孔台形ハンチケースの解析結果(絶対評価用)である。 有孔矩形ハンチケースの解析結果(絶対評価用)である。 梁20の曲げ耐力線と、柱梁架構1に地震力や風荷重等の水平外力が作用した際に梁20に生じる曲げモーメントの分布と、を示すグラフである。 本実施形態の変形例の概略上面図である。
===本実施形態===
図3Aは、本実施形態に係る柱梁接合構造の外観斜視図であり、図3Bは、同概略上面図である。
図3Aに示すように、柱10は、例えば断面矩形形状の鋼製角パイプを本体とする。また、梁20は鉄骨梁であって、この例では、その本体をなす長尺のH形鋼20bと、スパン方向の端部20eとして設けられる短尺無垢のH形鋼20eと、を有する。そして、端部20eをなす短尺のH形鋼20eを介して梁20は柱10に剛接合されている。
ここで「剛接合」とは、モーメントを伝達可能な接合様式のことである。そして、この例では、柱10は、上下一対の通しダイアフラム12,12を有し、それぞれ対応する通しダイアフラム12,12に、短尺のH形鋼20eの上フランジ20fe及び下フランジ20feが溶接で連結されているとともに、同ウエブ20weは、柱10の外周面10sに一体に溶接されたガセットプレート31に重ね合わされてボルト締結により摩擦接合されており、これにより、柱10と梁20とは剛接合されている。
但し、剛接合の方法は何等上述に限らない。例えば、上述の通しダイアフラム12に代えて、外ダイアフラムを用いても良いし、或いはダイアフラムを用いずに柱10の外周面10sにフランジ20feを溶接で直結しても良いし、更には、溶接に代えてボルト締結により摩擦接合しても良い。また、柱10についても何等上記の角パイプに限るものではなく、梁20を剛接合可能であれば、別の断面形状の柱や別の構造の柱を適用可能である。例えば断面形状が円形形状の鋼製丸パイプを用いても良いし、あるいはCFT(コンクリート充填鋼管)を使用しても良いし、更にはRC造やSRC造の柱でも構わない。
この梁20の端部20eをなす短尺のH形鋼20eは、既述のように梁20の端部20eの断面を増大して梁端20eeの接合部JP(柱10との接合部JP)の損傷を防ぐものである。そのため、この例では、短尺のH形鋼20eのフランジ20feの幅寸は、上記の梁20の本体をなす長尺のH形鋼20bのフランジ20fbよりも大きく、つまり、その広幅のフランジ20feの一部は、長尺のH形鋼20bのフランジ20fbよりも梁幅方向の外方に突出しており、これにより、梁20の端部20eの断面の断面積を増大して、梁端20eeに最大値として作用する曲げモーメントに対抗するようにしている。
以下、この端部20eをなす短尺且つ広幅のH形鋼20eのことを「広幅H形鋼20e」と言い、上記の梁20の本体をなす長尺且つ狭幅のH形鋼20bのことを「狭幅H形鋼20b」と言う。
かかる広幅H形鋼20eは、その端面を狭幅H形鋼20bのスパン方向の端面に突き合わせた状態で溶接され梁20の一部として一体化されている。すなわち、互いの端面同士の間の溶接部WPを介して、広幅H形鋼20eと狭幅H形鋼20bとは接合されている。そして、広幅H形鋼20eは、主にフランジ幅が狭幅H形鋼20bよりも広い点で相違する。しかし、これ以外の点では、広幅H形鋼20eと狭幅H形鋼20bとは互いにほぼ同仕様である。例えば、梁せいについては、ほぼ同寸である。つまり、ウエブ20we,20wbの高さ寸法は互いに概ね同値である。また、フランジ20fe,20fbの厚みやウエブ20we,20wbの厚みについても、この例では、互いに概ね同値である。但し、これら厚みについては、互いに相違していても良い。すなわち、広幅H形鋼20eと狭幅H形鋼20bとが互いの端面において、上フランジ20fe,20fb同士を、また下フランジ20fe,20fb同士を、更にはウエブ20we,20wb同士をそれぞれ対向させて突き合わせ溶接が可能であれば、互いの厚みは相違していても良い。
なお、請求項に記載の構成との対応関係で言えば、梁20の端部20eをなす広幅H形鋼20eが、請求項に係る「断面積増大部20e」に相当し、梁20の本体をなす狭幅H形鋼20bが、「基準断面部20b」に相当する。また、広幅H形鋼20eのフランジ20feにおいて狭幅H形鋼20bのフランジ20fbよりも梁幅方向の外方に突出している部分25が、請求項に係る「断面積増大部のうちで基準断面部よりも梁幅方向の外方に突出した部分」に相当し、以下では、この突出している部分25のことを「水平ハンチ部25」とも言う。更に、広幅H形鋼20eにおけるスパン方向の中央側の端20ecの位置を起点として梁20の断面積が増大しているので、この例では、この端20ecの位置が「断面急変位置」であり、そして、この断面急変位置には、広幅H形鋼20eと狭幅H形鋼20bとを接合する溶接部WPが位置しており、この溶接部WPが、請求項に係る「溶接部」に相当する。
ここで本実施形態では、図3A及び図3Bに示すように、広幅H形鋼20eの各水平ハンチ部25,25には、それぞれ、貫通孔としての円孔20hが鉛直方向(フランジ20feの厚さ方向)に沿って貫通形成されている。そして、これにより、基準断面部20bとしての狭幅H形鋼20bと断面積増大部20eとしての広幅H形鋼20eとの剛性差の縮小を図り、その結果、断面急変位置の断面の一部たる図2A及び図2B中のA点部分、つまり断面急変位置のうちの隅角部Aに局所的に応力が集中することを防いでいる。
詳しく説明すると、先ず、図2Bの比較例のように水平ハンチ部25に円孔20hが形成されていない場合には、既述のように、断面急変位置の隅角部Aは、同断面急変位置のうちの隅角部A以外の部分よりも大きな塑性ひずみが集中して生じる傾向にある(図7AのFEM解析結果を参照)。すると、同断面急変位置のうちで特に隅角部Aに亀裂が発生・進展して、その結果、梁20の全体強度の低下を招く虞がある。すなわち、梁幅方向に一様に応力が作用する前提で設計した曲げモーメントの計画値よりも小さい曲げモーメントで梁20が破損する虞がある。
そして、かかる応力集中の原因としては、基準断面部20bと断面積増大部20eとの間で剛性差が大きいことが挙げられ、そのため、本実施形態では、断面積増大部20eの水平ハンチ部25に円孔20hを板厚方向に貫通形成することにより、基準断面部20bと断面積増大部20eとの剛性差を小さくして、隅角部Aの応力集中の軽減を図っている。
なお、この例では、円孔20hの開口形状を正円としているが、何等これに限らず、楕円や長円でも良いし、或いは、互いに曲率が異なる複数の円弧が組み合わされた円でも良い。但し、円弧の曲率が大きいと、当該円孔20hにおける曲率の大きい部分に大きな応力集中が生じる虞があるため、この応力集中回避の観点からは、円孔20hの曲率は、その全周に亘って小さい方が好ましい。
円孔20hの孔径は、水平ハンチ部25のサイズやH形鋼の断面サイズにもよるが、例えば水平ハンチ部25の幅寸(水平ハンチ部25の梁幅方向の寸法)を孔径の上限値としつつ10mm〜100mmの範囲から選択される。
また、図3Bに示すように、本実施形態では、円孔20hは水平ハンチ部25からはみ出さずに、つまり水平ハンチ部25内に収まるように形成されているが、何等これに限るものではない。例えば、広幅H形鋼20eのフランジ20feのうちで水平ハンチ部25以外の部分23、つまり、梁幅方向の両側に位置する一対の水平ハンチ部25,25の間に挟まれた部分23(以下、非水平ハンチ部23とも言う)に、円孔20hを貫通形成しても良い。例えば、図4Aの例では、水平ハンチ部25と非水平ハンチ部23との両者に跨って円孔20hが形成されており、他方、図4Bの例では、非水平ハンチ部23内に収まるように円孔20hが形成されている。そして、これらの場合にも、円孔20hによって基準断面部20bと断面積増大部20eとの間の剛性差が縮小されて、隅角部Aの応力集中が軽減される。
更に、望ましくは、スパン方向における円孔20hの形成位置は、図3Bに示すように、梁端20eeに設定される梁20と柱10との接合部JPよりも断面急変位置の方に近づけると良く、このようにすれば、隅角部Aへの応力集中の軽減効果をより高めることができる。
このような円孔20hによる隅角部Aの応力集中の軽減効果については、FEM(有限要素法)解析で確認しているので、以下、これについて説明する。
図5に、FEM解析に用いた柱梁接合構造モデルを示すが、この解析では、柱10と梁20との接合部JPの近傍部分を、上下方向、梁20のスパン方向、及び梁幅方向の三方向のそれぞれについて半分だけ取り出して矩形要素で分割してモデル化している。また、地震力や風荷重等の水平方向の外力の作用状態を模擬すべく、梁20のスパン方向の中央位置に上向きの荷重Pを加えて変形角R(=δ/L)を変化させ、その時の相当塑性ひずみの変化を解析した。なお、変形角Rに係るδ及びLは、それぞれ、上記中央位置の上方変位δ及び同中央位置から柱10の芯までの距離Lである。また、解析に用いた柱10、梁20、水平ハンチ部25、円孔20hの寸法等の各種諸元については、図5及び図6A乃至図6C中に併記している。
ちなみに、この解析では、地震力等の水平方向の外力の向きを、前述の図1とは逆向きにしているため、図5の梁20のスパン方向の略中央位置には上方の鉛直荷重Pが作用し、これにより、梁20に作用する曲げモーメントの方向が、前述の図1とは逆になっているが、これらは、互いに曲げモーメントの反曲点位置(スパン方向の略中央位置)に関して点対称関係にある点で相違し、実質的には同じである。但し、このような上向きの鉛直荷重Pが作用する場合には、上フランジ20fe,20fbよりも、下フランジ20fe,20fbの方に大きな負荷が作用し、これにより下フランジ20fe,20fbの方が、塑性ひずみが大きくなる。よって、以下では、下フランジ20fe,20fbの塑性ひずみに着目して説明する。
図6A乃至図6Cに検討ケースを示すが、三つのケースについて検討した。すなわち、第1比較例として図6Aのように水平ハンチ部25,25が平面視矩形状で円孔20hの無い「無孔矩形ハンチケース」と、第2比較例として図6Bのように水平ハンチ部25,25が平面視台形状で円孔20hの無い「無孔台形ハンチケース」と、上記の本実施形態を模擬したケースとして図6Cのように水平ハンチ部25,25が平面視矩形状で円孔20hを有する「有孔矩形ハンチケース」と、の三ケースについて検討した。
なお、図6Aの無孔矩形ハンチケースの水平ハンチ部25と、図6Cの有孔矩形ハンチケースの水平ハンチ部25とは、互いに外形寸法は同じである。また、図6Bの無孔台形ハンチケースの水平ハンチ部25は、図6Aの無孔矩形ハンチケースの水平ハンチ部25から、スパン方向の中央側且つ梁幅方向の端側の角部25cを、テーパー状に切り欠いたものである。
図7A乃至図7Cに、変形角R=0.02(=2%)とした場合の解析結果を示す。各図には、相当塑性ひずみの大きさ(%)が濃淡で示されている。つまり、濃い部分には、大きな相当塑性ひずみが生じており、薄い部分には、小さな相当塑性ひずみが生じている。そして、図7Aが無孔矩形ハンチケースの解析結果であり、図7Bが無孔台形ハンチケースの解析結果であり、図7Cが有孔矩形ハンチケースの解析結果である。なお、これら図7A乃至図7Cでは、三つのケース間の相対比較を容易にする目的で、各図の右部の濃淡スケール(濃淡と塑性ひずみの大きさ(%)の対応関係)を互いに揃えている。
一方、図8A乃至図8Cには、図7A乃至図7Cと同じ解析結果をケース毎に絶対評価できるように濃淡のスケールを個別に拡縮調整したものを示している。そして、図8Aが無孔矩形ハンチケースの解析結果であり、図8Bが無孔台形ハンチケースの解析結果であり、図8Cが有孔矩形ハンチケースの解析結果である。
図7A乃至図7Cを参照すると、図7Aの無孔矩形ハンチケース及び図7Bの無孔台形ハンチケースと比べて、図7Cの有孔矩形ハンチケースでは、断面急変位置の隅角部Aの塑性ひずみが緩和されている。例えば図7Aや図7Bでは、相当塑性ひずみの最大値が3.28%であるのに対し、図7Cでは2.99%となっており、約10%減少している。また、図8Cを見ると、有孔矩形ハンチケースでは、円孔20hの周囲の広い範囲に亘って塑性ひずみが分布しているのがわかる。
よって、梁20の端部20eをなす広幅H形鋼20eのフランジ20feに円孔20hを形成すれば、隅角部A以外の部分にも広い範囲で応力を負担させて塑性ひずみを広範囲に分散させることが可能であり、その分だけ、隅角部Aの塑性ひずみの集中が軽減されることが確認された。
ところで、既述のように、図3A及び図3Bの梁端20eeに位置する柱10と梁20との接合部JP、つまり広幅H形鋼20eと柱10との接合部JPは、大きな溶接部(通しダイアフラム12とフランジ20feとの溶接部JWP)を含んでおり、また、断面急変位置の接合部WP、つまり広幅H形鋼20eと狭幅H形鋼20bとの接合部WPも、溶接部WPである。そのため、これら接合部JP及び溶接部WPが、梁20のなかで比較的早期に全断面降伏する場合には、これら溶接部JWP,WPの脆性破壊に起因して柱梁架構1が瞬時倒壊する虞がある。よって、上記梁端20eeの接合部JP、及び断面急変位置の溶接部WPを、梁20のなかで相対的に遅いタイミングで全断面降伏するように設定しておくのが望ましく、本実施形態では、溶接部ではない謂わば母材の部分の一例として円孔20hの形成部分が全断面降伏した後に、梁端20eeの接合部JP及び断面急変位置の溶接部WPの両者が全断面降伏するように設定している。
ここで、このように設定する方法について説明する。図9は、梁20の曲げ耐力線(スパン方向の各位置の断面の曲げ耐力を、塑性断面係数等でモーメント換算したもの)と、柱梁架構1に地震力や風荷重等の水平外力が作用した際に梁20に生じる曲げモーメントの分布と、を示すグラフである。なお、縦軸には、曲げ耐力線の大きさ、及び曲げモーメントの大きさを取っており、横軸には、梁端20eeからの梁20のスパン方向の距離を取っている。なお、同図9中の下部には、横軸のスパン方向の距離に対応させて、梁20の概略上面図を図示している。
同図9に示すように、梁端20eeから広幅H形鋼20eの中央側の端20ecの位置たる断面急変位置までは、フランジ20feの幅が一定であるため、円孔20hの形成部分を除いて、曲げ耐力線の値は一定の第1所定値となっている。そして、円孔20hの形成部分は、円孔20hの分だけ断面が小さくなっているため、曲げ耐力線の値は、上記第1所定値よりも小さくなっている。また、断面急変位置よりもスパン方向の中央側では、広幅H形鋼20eに代えて狭幅H形鋼20bになっていて、つまりフランジ20fbの幅が広幅H形鋼20eのフランジ20feよりも狭い幅で一定になっていることから、曲げ耐力線の値は、上記第1所定値よりも小さい第2所定値で一定になっている。
一方、梁20に作用する曲げモーメントは、既述のように梁端20eeにおいて最大となり、スパン方向の中央側に向かうに従って梁端20eeからの距離に比例して所定の傾きで低下する(例えば、曲げモーメント(I)を参照)。そして、梁20のスパン方向の中央位置に作用する鉛直荷重Pを増加すれば、曲げモーメントも、その傾きの大きさを変えることで図9のI→II→III→IVのように増加していくが、その増加の過程で、かかる曲げモーメントの値が曲げ耐力線を超えると、その超えた位置の部分が、超えた順番で順次全断面降伏することになる。
例えば、図9の場合には、最初に円孔20hの形成部分の位置で曲げ耐力線を超えるので(曲げモーメント(II)を参照)、最初に円孔20hの形成部分で全断面降伏し、次に断面急変位置で曲げ耐力線を超えるので(曲げモーメント(III)を参照)、次に断面急変位置の溶接部WPで全断面降伏し、最後に梁端20eeの接合部の位置で曲げ耐力線を超えるので(曲げモーメント(IV)を参照)、最後に梁端20eeの接合部JPで全断面降伏することになる。
よって、この図9に示すような関係に予め曲げ耐力線を設定しておけば、梁端20eeの接合部JP及び断面急変位置の溶接部WPの両者は、円孔20hの形成部分が全断面降伏した後に、それぞれ全断面降伏することになり、その結果、梁端20eeの接合部JPの溶接部JWP起因の脆性破壊、及び断面急変位置の溶接部WP起因の脆性破壊は、それぞれ有効に抑制される。
そして、このような曲げ耐力線の関係は、接合部の位置たる梁端20eeに作用する曲げモーメントの大きさに着目すると、次のように表現することができる。
すなわち、「梁端20eeの接合部JPが全断面降伏する時の梁端20eeでの曲げモーメントの大きさMf(IVの状態)、及び断面急変位置の溶接部WPが全断面降伏する時の梁端20eeでの曲げモーメントの大きさMp(IIIの状態)よりも、円孔20hの形成部分が全断面降伏する時の梁端20eeでの曲げモーメントの大きさMa(IIの状態)の方が小さくなるように、梁20の断面寸法や円孔20hの孔径、スパン方向の孔位置等が設計されている」と表現することができる。
図10は、本実施形態の変形例の概略上面図である。上述の実施形態では、広幅H形鋼20eにおける梁幅方向の両側の各部分25、つまり水平ハンチ部25毎に円孔20hを一つずつ貫通形成していたが、この変形例では、水平ハンチ部25毎に複数の一例として二つの円孔20ha,20hbをスパン方向に並べて形成している点で相違し、これ以外の点は概ね同じである。そのため、以下の説明では、同一の構成については同じ符号を付し、その説明については省略する。
図10に示すように、水平ハンチ25部には、大径の円孔20haと、この大径の円孔20haよりも小径の円孔20hbとが、スパン方向に並んで形成されている。そして、大径の円孔20haの方が、スパン方向の中央側に位置し、小径の円孔20hbの方が、スパン方向の端側(梁端20ee側)に位置しているが、この理由は次の通りである。
既述のように梁20に作用する曲げモーメントの大きさは、梁端20eeに向かうに従って漸増しているが、これに対応させて、梁端20ee寄りに位置する円孔20hほど孔径を小さく設定すれば、円孔20hの形成部分において応力を負担可能な断面積を、梁端20ee寄りに位置する円孔20hほど大きくすることができて、上述の曲げモーメントの漸増と相殺させることができる。そして、これにより、これら円孔20ha,20hbの形成部分同士を、概ね同タイミングで全断面降伏させることが可能となって、つまりこれら二つの部分に概ね同じタイミングで塑性ヒンジが形成されて、その結果、地震時の振動エネルギー吸収性能に長けた柱梁接合構造となるからである。
但し、円孔20ha,20hbの孔径の大小関係は、何等これに限るものではなく、大小関係を逆にしても良いし、又はスパン方向に並ぶ複数の円孔20ha,20hbの孔径を互いに同径にしても良い。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、鉄骨梁20として断面H形形状のH形鋼を用いていたが、何等これに限るものではなく、鉄骨梁20として断面C形形状の溝形鋼を用いても良いし、断面矩形形状の鋼製角パイプを用いても良い。ちなみに、溝形鋼の場合には、梁20の本体をなす溝形鋼のスパン方向の両端に、それぞれ、この溝形鋼よりも梁幅方向の寸法の大きい溝形鋼が梁20の端部20eとして突き合わされて溶接されることになり、他方、角パイプの場合には、梁20の本体をなす角パイプのスパン方向の両端に、それぞれ、この角パイプよりも梁幅方向の寸法の大きい角パイプが梁20の端部20eとして突き合わされて溶接されることになる。
上述の実施形態では、水平ハンチ部25として平面視矩形状の水平ハンチ部25を例示したが、その平面形状は何等これに限るものではない。例えば、図6Bで例示したような平面視台形状の水平ハンチ部25としても良いし、これ以外の平面形状でも構わない。
上述の実施形態では、幅広H形鋼20eのフランジ20feに貫通形成された円孔20h内へボルト等が差し込まれるのか否かについて述べていなかったが、この円孔20hはボルト孔等ではなく、つまり円孔20h内には挿入物は一切挿入されない。そして、これにより、挿入物による円孔20hの周囲部分の拘束は概ね無く、円孔20hの周囲部分に応力が広く分散されるようになって、その結果、基準断面部20bとしての狭幅H形鋼20bと断面積増大部20eとしての広幅H形鋼20eとの間の剛性差を確実に縮小可能となる。
1 柱梁架構、10 柱、10s 外周面、12 ダイアフラム、
20 梁(鉄骨梁)、
20b 狭幅H形鋼(基準断面部)、20fb フランジ、20wb ウエブ、
20e 広幅H形鋼(端部、断面積増大部)、20fe フランジ、20we ウエブ、
20ec 中央側の端、20ee 梁端、
20h 円孔(貫通孔)、20ha 円孔(貫通孔)、20hb 円孔(貫通孔)、
23 非ハンチ部、25 ハンチ部(梁幅方向の外方に突出した部分)、
25c 角部、
31 ガセットプレート、
A 隅角部(A点部分)、JP 接合部、JWP 溶接部、WP 接合部(溶接部)、

Claims (5)

  1. 柱と鉄骨梁とが剛接合されてなる柱梁接合構造において、
    前記鉄骨梁は、該鉄骨梁の基準の断面形状をなす基準断面部と、前記基準断面部の長手方向の端に溶接部を介して接合されて前記鉄骨梁の端部をなす断面積増大部と、を有し、
    前記断面積増大部は、前記基準断面部よりも梁幅方向の寸法が大きくなっていることで断面積が増大しているとともに、前記断面積増大部が前記柱に剛接合されることで、前記鉄骨梁は前記柱に剛接合され、
    前記断面積増大部のうちで前記基準断面部よりも梁幅方向の外方に突出した部分は、平面視矩形状であり、且つ、当該部分に鉛直方向に沿った貫通孔が形成されていることを特徴とする柱梁接合構造。
  2. 請求項1に記載の柱梁接合構造であって、
    前記柱と前記断面積増大部との接合部は、少なくとも一部が溶接で形成されており、
    前記接合部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさ、及び、前記基準断面部の前記端と前記断面積増大部との間の前記溶接部が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさよりも、前記断面積増大部のうちで前記貫通孔が形成された部分が全断面降伏する時の梁端での曲げモーメントの大きさの方が小さくなるように断面設計されていることを特徴とする柱梁接合構造。
  3. 請求項1又は2に記載の柱梁接合構造であって、
    前記基準断面部は、フランジが水平方向を向いたH形鋼であり、
    前記断面積増大部は、フランジの幅寸が前記基準断面部よりも大きいH形鋼であり、
    前記基準断面部のフランジと前記断面積増大部のフランジとは、突き合わされて溶接されているとともに、前記基準断面部のウエブと前記断面積増大部のウエブとは、突き合わされて溶接されており、
    前記貫通孔は、前記断面積増大部の前記フランジに形成されていることを特徴とする柱梁接合構造。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
    前記貫通孔としての円孔が、前記長手方向に並んで複数設けられており、
    前記長手方向の柱側の端に近づく程、前記円孔の孔径が小さくなっていることを特徴とする柱梁接合構造。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の柱梁接合構造であって、
    前記貫通孔には、何も差し込まれていないことを特徴とする柱梁接合構造。
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