JP6110294B2 - 過電圧保護回路、及びそれを備えた電力変換装置 - Google Patents

過電圧保護回路、及びそれを備えた電力変換装置 Download PDF

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Description

本発明は、過電圧保護回路、及びそれを備えた電力変換装置に関する。
電源電圧の変動が起こり易い地域で使用される機器は、電圧上昇時の対策如何によっては、機器の故障を招く虞がある。それゆえ、特許文献1(特開2009−207329号公報)に開示されているような過電圧保護回路が設けられる。この過電圧保護回路は、所定電圧以上のときにリレーで電源を遮断する構成である。
しかしながら、電源電圧が過大となるのに要する時間は極めて短く、上記リレーによる遮断では反応が遅く確実に保護することは困難である。特に半導体素子のような、過電圧に耐えうる時間が短いものについては、リレーによる遮断では保護ができない。また、瞬間的な過大電圧のためだけに半導体素子などの耐圧を高くすることは高コスト化、大型化を招来する。
そこで、本発明の課題は、瞬間的な過大電圧から機器を保護する小型・低コストの過電圧保護回路、及びそれを備えた電力変換装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る過電圧保護装置は、電源とその電源から電力を供給される機器との間に接続される過電圧保護回路であって、過電圧導通回路と、第1インピーダンス回路と、第2インピーダンス回路と、電圧検出器と、バイパス回路とを備えている。過電圧導通回路は、電源と機器とを結ぶ一対の電源ライン間にその機器と並列に接続される直列回路を構成し、過電圧時に電流を流す。第1インピーダンス回路は、過電圧導通回路と直列に接続されて過電圧導通回路とともに直列回路を構成する。第2インピーダンス回路は、電源ラインのうちの電源と第1インピーダンス回路との間に接続されている。電圧検出器は、電源の電圧を検出する。バイパス回路は、第2インピーダンス回路を迂回する回路である。過電圧導通回路は、過電圧時に電流を流す素子として、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードのいずれか1つを含んでいる。また、バイパス回路は、バイパス回路を開閉する第2スイッチを有する。この第2スイッチは、通常時はバイパス回路を閉じ、電圧検出器による検出値が所定の閾値を超えたときにバイパス回路を遮断する。
この過電圧保護回路では、過電圧時に、過電圧導通回路が導通することによって、[電源―過電圧導通回路―第1インピーダンス回路―第2インピーダンス回路―電源]の閉回路が構成される。その結果、機器には、2つのインピーダンス回路のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
また、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードは、いずれも電圧の過渡変動に対して、短い応答時間で動作する素子である。それゆえ、この過電圧保護回路では、過電圧時に当該素子が導通することによって、機器には、2つのインピーダンス回路のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
例えば、第1インピーダンス回路及び第2インピーダンス回路それぞれのインピーダンスをZa及びZbとしたとき、通常時はバイパス回路を閉じているので、インピーダンスZbで電力が消費されることはなく、機器への印加電圧がインピーダンスZbでの電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
他方、過電圧時に第2スイッチがバイパス回路を遮断することにより、機器には電源電圧の2つのインピーダンスの比{Za/(Za+Zb)}に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
本発明の第2観点に係る過電圧保護回路は、電源と電源から電力を供給される機器との間に接続される過電圧保護回路であって、過電圧導通回路と、第1インピーダンス回路と、第2インピーダンス回路と、電圧検出器と、第3スイッチとを備えている。過電圧導通回路は、電源と機器とを結ぶ一対の電源ライン間に機器と並列に接続される直列回路を構成し、過電圧時に電流を流す。第1インピーダンス回路は、過電圧導通回路と直列に接続されて過電圧導通回路とともに前記直列回路を構成する。第2インピーダンス回路は、電源ラインのうちの電源と第1インピーダンス回路との間に接続される。電圧検出値は、電源の電圧を検出する。第3スイッチは、電源ラインを開閉する。また、過電圧導通回路は、過電圧時に電流を流す素子として、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードのいずれか1つを含んでいる。そして、第3スイッチは、通常時は電源ラインを導通状態にし、電圧検出器による検出値が所定の閾値を超えたとき、第2スイッチの動作後に電源ラインを遮断する。
この過電圧保護回路では、例えば、第1インピーダンス回路及び第2インピーダンス回路それぞれのインピーダンスをZa及びZbとしたとき、過電圧時にスイッチ及び第2スイッチが動作することによって、機器には電源電圧の2つのインピーダンスの比{Za/(Za+Zb)}に応じた電圧しか印加されないので機器を過電圧から保護することができ、さらに、第3スイッチが動作して電源ラインを遮断することによってインピーダンスZa及びZbでの電力消費を止める。この結果、インピーダンスZa及びZbの過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
本発明の第3観点に係る過電圧保護回路は、第1観点に係る過電圧保護回路であって、第3スイッチをさらに備えている。第3スイッチは、電源ラインを開閉する。第3スイッチは、通常時は電源ラインを導通状態にし、電圧検出器による検出値が所定の閾値を超えたとき、第2スイッチの動作後に電源ラインを遮断する。
この過電圧保護回路では、例えば、第1インピーダンス回路及び第2インピーダンス回路それぞれのインピーダンスをZa及びZbとしたとき、過電圧時にスイッチ及び第2スイッチが動作することによって、機器には電源電圧の2つのインピーダンスの比{Za/(Za+Zb)}に応じた電圧しか印加されないので機器を過電圧から保護することができ、さらに、第3スイッチが動作して電源ラインを遮断することによってインピーダンスZa及びZbでの電力消費を止める。この結果、インピーダンスZa及びZbの過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
本発明の第4観点に係る過電圧保護回路は、第1観点から第3観点のいずれか一つに係る過電圧保護回路であって、電源がAC電源である。
この過電圧保護回路では、AC電源からの供給電圧が過大電圧であっても、機器には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
本発明の第5観点に係る過電圧保護回路は、第1観点から第3観点のいずれか一つに係る過電圧保護回路であって、電源がDC電源である。
この過電圧保護回路では、交流を入り切りするスイッチは双方向性を必要とするが、DC電源の下流側に配置されるスイッチは片方向スイッチでよいので、スイッチの低コスト化を図ることができる。
本発明の第6観点に係る電力変換装置は、コンバータ回路と、インバータ回路と、第2スイッチとして直流用のスイッチを用いた第1観点又は第3観点に係る過電圧保護回路とを備えている。コンバータ回路は、AC電圧を直流電圧に変換する。インバータ回路は、直流電圧を交流電圧に変換する。
この電力変換装置では、過電圧保護回路が、コンバータ回路を過渡的に印加される過大交流電圧から保護し、又はインバータ回路を過渡的に印加される過大直流電圧から保護することができる。
本発明の第7観点に係る電力変換装置は、インバータ回路と、第5観点の過電圧保護回路とを備えている。インバータ回路は、DC電源の電圧を交流電圧に変換する。
この電力変換装置では、過電圧保護回路が、コンバータ回路を過渡的に印加される過大交流電圧から保護し、又はインバータ回路を過渡的に印加される過大直流電圧から保護することができる。
本発明の第1観点に係る過電圧保護装置では、過電圧時に、過電圧導通回路が導通することによって、[電源―過電圧導通回路―第1インピーダンス回路―第2インピーダンス回路―電源]の閉回路が構成される。その結果、機器には、2つのインピーダンス回路のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
また、過電圧時に素子が導通することによって、機器には、2つのインピーダンス回路のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
例えば、第1インピーダンス回路及び第2インピーダンス回路それぞれのインピーダンスをZa及びZbとしたとき、通常時はバイパス回路を閉じているので、インピーダンスZbで電力が消費されることはなく、機器への印加電圧がインピーダンスZbでの電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
他方、過電圧時に第2スイッチがバイパス回路を遮断することにより、機器には電源電圧の2つのインピーダンスの比{Za/(Za+Zb)}に応じた電圧しか印加されないので、機器を過電圧から保護することができる。
本発明の第2観点又は第3観点に係る過電圧保護回路では、例えば、第1インピーダンス回路及び第2インピーダンス回路それぞれのインピーダンスをZa及びZbとしたとき、過電圧時にスイッチ及び第2スイッチが動作することによって、機器には電源電圧の2つのインピーダンスの比{Za/(Za+Zb)}に応じた電圧しか印加されないので機器を過電圧から保護することができ、さらに、第3スイッチが動作して電源ラインを遮断することによってインピーダンスZa及びZbでの電力消費を止める。この結果、インピーダンスZa及びZbの過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
本発明の第4観点に係る過電圧保護回路では、AC電源からの供給電圧が過大電圧であっても、機器には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
本発明の第5観点に係る過電圧保護回路では、交流を入り切りするスイッチは双方向性を必要とするが、DC電源の下流側に配置されるスイッチは片方向スイッチでよいので、スイッチの低コスト化を図ることができる。
本発明の第6観点又は第7観点に係る電力変換装置では、過電圧保護回路が、コンバータ回路を過渡的に印加される過大交流電圧から保護し、又はインバータ回路を過渡的に印加される過大直流電圧から保護することができる。
本発明の第1実施形態に係る過電圧保護回路を備えた装置の回路図。 本発明の第2実施形態に係る過電圧保護回路を備えた装置の回路図。 電圧検出器の回路図。 本発明の第3実施形態に係る過電圧保護回路を備えた装置の回路図。 本発明の第4実施形態に係る過電圧保護回路を備えた装置の回路図。 本発明の第5実施形態に係る過電圧保護回路を備えた電力変換装置の回路図。 本発明の第6実施形態に係る過電圧保護回路を備えた電力変換装置の回路図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)過電圧保護回路50の構成
図1は、本発明の第1実施形態に係る過電圧保護回路50を備えた装置の回路図である。図1において、機器30は、商用電源90から一対の電源ライン901,902を介して電力供給されている。過電圧保護回路50は、商用電源90と機器30との間に接続されている。
過電圧保護回路50は、過電圧導通回路10と、第1インピーダンス回路21と、第2インピーダンス回路22とを含んでいる。
(2)過電圧保護回路50の詳細構成
(2−1)過電圧導通回路10
過電圧導通回路10は、過電圧時に電流を流す素子で構成されている。過電圧時に電流を流す素子としては、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードのいずれかが採用される。
本実施形態では、過電圧導通回路10は、一つのサージアブソーバで構成されている。サージアブソーバは、電圧依存性を持つ素子であり、通常の状態では高い抵抗を有しているが、印加される電圧が所定電圧を越えたときに抵抗を急激に低下させることによって電圧の制限を行うことができる。サージアブソーバの具体的な素子としては、アレスタや放電管などがあげられるが、これらに限定するものではない。
過電圧導通回路10は、一対の電源ライン901,902間に機器30と並列に接続されている。なお、商用電源90が多相電源のときに各相間の過電圧保護を行う場合は各相分の電源ライン間に、過電圧導通回路10が接続される。
(2−2)第1インピーダンス回路21
第1インピーダンス回路21は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZaとなるように構成された回路である。
第1インピーダンス回路21は、一対の電源ライン901,902間に機器30と並列に、且つ過電圧導通回路10と直列に接続されている。
(2−3)第2インピーダンス回路22
第2インピーダンス回路22は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZbとなるように構成された回路である。
第2インピーダンス回路22は、電源ライン902上で、商用電源90と第1インピーダンス回路21との間に接続されている。
(3)過電圧保護回路50の動作
説明の便宜上、商用電源90の電圧をVac、機器30に印加される電圧をVa、第2インピーダンス回路22の両端にかかる電圧をVbとする。
図1において、通常時、過電圧導通回路10のサージアブソーバは導通していないので、機器30には電圧Va=Vac−Vbが印加されている。
商用電源90の電圧Vacが急激に変動して過電圧となり、電圧Vaがサージアブソーバの動作開始電圧を超えると、過電圧導通回路10のサージアブソーバが導通して、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路が構成される。このとき、機器30には電圧Vacの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vac×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、機器30が過電圧から保護される。
(4)第1実施形態の特徴
(4−1)
過電圧保護回路50では、過電圧時に過電圧導通回路10のサージアブソーバが導通することによって、機器30には第1インピーダンス回路21と第2インピーダンス回路22のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器30が過電圧から保護される。
(4−2)
商用電源90からの供給電圧が過大電圧であっても、機器30には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器30の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
<第2実施形態>
(1)過電圧保護回路50の構成
図2は、本発明の第2実施形態に係る過電圧保護回路50を備えた装置の回路図である。図2において、機器30は、商用電源90から一対の電源ライン901,902を介して電力供給されている。過電圧保護回路50は、商用電源90と機器30との間に接続されている。
過電圧保護回路50は、過電圧導通回路10と、第1インピーダンス回路21と、第2インピーダンス回路22と、電圧検出器33とを含んでいる。
(2)過電圧保護回路50の詳細構成
(2−1)過電圧導通回路10
過電圧導通回路10は、第1実施形態におけるサージアブソーバに替わってスイッチ11が採用されている。図2に示すように、スイッチ11は、フォトトライアックカプラで構成され、入力側(A1−A2間)に発光ダイオード11aが設けられ、出力側(B1−B2間)にフォトトライアック11bが設けられている。フォトトライアック11bの等価回路は、2つのフォトサイリスタ111,112を互いに逆方向に並列接続した構成である。
発光ダイオード11aのアノードA1は抵抗R1を介して電源Vcに接続されている。また、発光ダイオード11aのカソードA2は信号線を介して制御部40に接続されている。
フォトトライアック11bの第1アノードB1は電源ライン901に接続されている。また、フォトトライアック11bの第2アノードB2は第1インピーダンス回路21に接続されている。
発光ダイオード11aは電流が流れると発光する。フォトトライアック11bは、第1アノードB1の電位が第2アノードB2の電位より大きい状態で発光ダイオード11aからの光を受けるとフォトサイリスタ111がオン状態になる。他方、第1アノードB1の電位が第2アノードB2の電位より小さい状態で発光ダイオード11aからの光を受けるとフォトサイリスタ112がオン状態になる。
このように、フォトトライアック11bは双方向の印加電圧に対して動作する双方向素子であり、しかも高速で動作するので、双方向の高速スイッチとして利用される。
なお、双方向の高速スイッチとしては、フォトトライアックだけに限定されるものではなく、通常のトライアックや双方向に導通させるように接続したMOSFETなどを採用してもよい。別の形態の高速スイッチを用いる場合には、そのスイッチの形態に応じた駆動回路が適宜使用される。
過電圧導通回路10は、一対の電源ライン901,902間に機器30と並列に接続されている。なお、商用電源90が多相電源のときに各相間の過電圧保護を行う場合は、各相分の電源ライン間に過電圧導通回路10が接続される。
また、スイッチ11の動作制御、つまり発光ダイオード11aへの通電制御は制御部40が行う。
(2−2)第1インピーダンス回路21
第1インピーダンス回路21は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZaとなるように構成された回路である。
第1インピーダンス回路21は、一対の電源ライン901,902間に機器30と並列に、且つ過電圧導通回路10と直列に接続されている。
(2−3)第2インピーダンス回路22
第2インピーダンス回路22は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZbとなるように構成された回路である。
第2インピーダンス回路22は、電源ライン902上で、商用電源90と第1インピーダンス回路21との間に接続されている。
(2−4)電圧検出器33
電圧検出器33は、交流電圧検出回路によって構成されている。交流電圧検出回路は、多様であり、使用条件によって適宜採用される。例えば、図3は一般的な電圧検出器33の回路図である。図3において、電圧検出器33は、変圧回路331、コンバータ回路332とで構成されている。
変圧回路331は、入力側に位置し、一次側巻線331aと二次側巻線331bとからなる。
コンバータ回路332は、整流ダイオードで構成される整流部332aと、平滑コンデンサ332bとが並列接続された回路である。
電圧検出器33では、変圧回路331に交流電圧が印加されると、交流電圧は変圧回路331によって変圧される。そして、二次側巻線331bの両端電圧がコンバータ回路332に入力される。
コンバータ回路332に入力された変圧後の交流電圧は、整流部332aで直流電圧に変換され、平滑コンデンサ332bで平滑化される。この平滑化された直流電圧が制御部40に入力される。すなわち、一次側巻線331aに印加される電圧に応じた直流電圧が、制御部40に入力されることになる。
(3)過電圧保護回路50の動作
説明の便宜上、商用電源90の電圧をVac、機器30に印加される電圧をVa、第2インピーダンス回路22の両端にかかる電圧をVbとする。
図2において、通常時、過電圧導通回路10のスイッチ11はオフしているので、機器30には電圧Va=Vac−Vbが印加されている。
商用電源90の電圧Vacが急激に増加し、制御部40が電圧検出器33から出力される電圧が閾値を超えたと判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aに通電する。これによって、フォトトライアック11bがオンし、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路が構成される。このとき、機器30には電圧Vacの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vac×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、機器30が過電圧から保護される。なお、機器30を保護するため、スイッチ11には高速動作が求められる。
商用電源90の電圧Vacが下がり、電圧検出器33から出力される電圧が復帰のための閾値よりも下がったと制御部40が判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aの通電をオフする。これによって、フォトトライアック11bはオフし、通常の動作に復帰する。
(4)第2実施形態の特徴
(4−1)
過電圧保護回路50では、過電圧時に過電圧導通回路10のスイッチ11がオンすることによって、機器30には第1インピーダンス回路21と第2インピーダンス回路22のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器30が過電圧から保護される。
(4−2)
商用電源90からの供給電圧が過大電圧であっても、機器30には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器30の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
<第3実施形態>
(1)過電圧保護回路50の構成
図4は、本発明の第3実施形態に係る過電圧保護回路50を備えた装置の回路図である。図4において、機器30は、商用電源90から一対の電源ライン901,902を介して電力供給されている。過電圧保護回路50は、商用電源90と機器30との間に接続されている。
過電圧保護回路50は、過電圧導通回路10と、第1インピーダンス回路21と、第2インピーダンス回路22と、電圧検出器33、バイパス回路35とを含んでいる。
(2)過電圧保護回路50の詳細構成
第3実施形態は、第2実施形態にバイパス回路35が追加された形態であり、過電圧導通回路10、第1インピーダンス回路21、第2インピーダンス回路22、及び電圧検出器33については同様のものを採用している。したがって、ここではバイパス回路35についてのみを説明する。
(2−1)バイパス回路35
バイパス回路35は、第2インピーダンス回路22に並列接続されており、第2インピーダンス回路22を迂回する回路である。バイパス回路35は、第2スイッチ12を有している。第2スイッチ12は、バイパス回路35を開閉する。ここで、バイパス回路35を開閉するとは、バイパス回路35を導通又は遮断して非導通にすることである。
(2−2)第2スイッチ12
第2スイッチ12は、通常時はバイパス回路35を閉、つまり導通状態にしておく。なぜなら、通常時にバイパス回路35を開(非導通状態)にしておくと、第2インピーダンス回路22が常に接続された状態となって常に電力消費される上に、機器30への印加電圧が第2インピーダンス回路22のインピーダンスZbの電圧降下分だけ低くなるからである。
他方、過電圧時は機器30を保護するためにバイパス回路35を素早く開にして第2インピーダンス回路22を接続し、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路を構成する必要がある。そのため、第2スイッチ12には、高速動作が求められる。
第2スイッチ12としては、トライアック、双方向に導通させるように接続したMOSFETなどが採用される。本実施形態では、スイッチ11と同じくフォトトライアックカプラが採用されている。
図4に示すように、第2スイッチ12は、入力側(C1−C2間)に発光ダイオード12aが設けられ、出力側(D1−D2間)にフォトトライアック12bが設けられている。フォトトライアック12bの等価回路は、2つのフォトサイリスタ121,122を互いに逆方向に並列接続した構成である。
発光ダイオード12aのアノードC1は抵抗R2を介して電源Vcに接続されている。また、発光ダイオード12aのカソードC2は信号線を介して制御部40に接続されている。
フォトトライアック12bの第1アノードD1は、電源ライン902のうちの第2インピーダンス回路22と機器30との間に接続されている。また、フォトトライアック12bの第2アノードD2は電源ライン902にうちの第2インピーダンス回路22と商用電源90との間に接続されている。
発光ダイオード12a及びフォトトライアック12bのフォトサイリスタ121,122の動作原理は、スイッチ11における発光ダイオード11a及びフォトトライアック11bのフォトサイリスタ111,112の動作原理と同じであるので、ここでは動作説明を省略する。
(3)過電圧保護回路50の動作
図4において、通常時、過電圧導通回路10のスイッチ11はオフし、バイパス回路35は第2スイッチ12が閉じて導通状態であるので、機器30には電圧Va=Vacが印加されている。
商用電源90の電圧Vacが急激に増加し、制御部40が電圧検出器33から出力される電圧が閾値を超えたと判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aに通電して、フォトトライアック11bをオンさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ12の発光ダイオード12aへの通電を停止し、フォトトライアック12bをオフさせる。
その結果、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路が構成される。このとき、機器30には電圧Vacの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vac×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、機器30が過電圧から保護される。
商用電源90の電圧Vacが下がり、電圧検出器33から出力される電圧が復帰のための閾値よりも下がったと制御部40が判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aの通電をオフし、フォトトライアック11bをオフさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ12の発光ダイオード12aへ通電し、フォトトライアック12bをオンさせる。これにより、通常の動作に復帰する。
(4)第3実施形態の特徴
(4−1)
過電圧保護回路50では、通常時は第2スイッチ12をオンにしてバイパス回路35を閉じているので、第2インピーダンス回路22で電力が消費されることはなく、機器30への印加電圧が第2インピーダンス回路22での電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
(4−2)
また、過電圧時には、過電圧導通回路10のスイッチ11がオンし、第2スイッチ12がオフすることによって、機器30には第1インピーダンス回路21と第2インピーダンス回路22のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器30が過電圧から保護される。
(4−3)
商用電源90からの供給電圧が過大電圧であっても、機器30には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器30の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
<第4実施形態>
(1)過電圧保護回路50の構成
図5は、本発明の第4実施形態に係る過電圧保護回路50を備えた装置の回路図である。図5において、機器30は、商用電源90から一対の電源ライン901,902を介して電力供給されている。過電圧保護回路50は、商用電源90と機器30との間に接続されている。
過電圧保護回路50は、過電圧導通回路10と、第1インピーダンス回路21と、第2インピーダンス回路22と、電圧検出器33、バイパス回路35と、第3スイッチ13とを含んでいる。
(2)過電圧保護回路50の詳細構成
第4実施形態は、第3実施形態に第3スイッチ13が追加された形態であり、過電圧導通回路10、第1インピーダンス回路21、第2インピーダンス回路22、電圧検出器33、及びバイパス回路35については同様のものを採用している。したがって、ここでは第3スイッチ13についてのみを説明する。
(2−1)第3スイッチ13
第3スイッチ13は、電源ライン901を開閉する。ここで、電源ライン901を開閉するとは、電源ライン901を導通又は遮断して非導通にすることである。
第3スイッチ13は、通常時は電源ライン901を閉、つまり導通状態にしておく。他方、過電圧時には、スイッチ11がオンし、第2スイッチ12がオフして、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路が構成され、機器30の保護動作が行われた後に、第3スイッチ13がオフして電源ライン901を遮断する。
電源ライン901を遮断する目的は、第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22での電力消費を止めるためであり、第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22の過熱を抑制することができるので、電力定格を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
第3スイッチ13は、スイッチ11及び第2スイッチ12のような高速性は求められないので、本実施形態ではリレー回路が採用されている。
図5に示すように、第3スイッチ13は、電源ライン901を開閉するリレー接点13aと、リレー接点13aを動作させるリレーコイル13bと、リレーコイル13bへの通電と非通電とを行うトランジスタ13cとを含んでいる。リレーコイル13bの一端は、電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ13cのコレクタ側に接続されている。制御部40は、トランジスタ13cのベース電流の有無を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル13bへの通電と非通電を行う。
(3)過電圧保護回路50の動作
図5において、通常時、過電圧導通回路10のスイッチ11はオフし、バイパス回路35は第2スイッチ12が閉じて導通状態であり、且つ第3スイッチ13は電源ライン901を導通状態にしているので、機器30には電圧Va=Vacが印加されている。
商用電源90の電圧Vacが急激に増加し、制御部40が電圧検出器33から出力される電圧が閾値を超えたと判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aに通電して、フォトトライアック11bをオンさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ12の発光ダイオード12aへの通電を停止し、フォトトライアック12bをオフさせる。
その結果、商用電源90―過電圧導通回路10―第1インピーダンス回路21―第2インピーダンス回路22―商用電源90という閉回路が構成される。このとき、機器30には電圧Vacの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vac×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、機器30が過電圧から保護される。
その後、過電圧状態が続いている場合には、第3スイッチ13が電源ライン901を遮断して、第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22での電力消費を止める。
商用電源90の電圧Vacが下がり、電圧検出器33から出力される電圧が復帰のための閾値よりも下がったと制御部40が判定したとき、制御部40はスイッチ11の発光ダイオード11aの通電をオフし、フォトトライアック11bをオフさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ12の発光ダイオード12aへ通電し、フォトトライアック12bをオンさせる。さらに、第3スイッチ13をオンさせて電源ライン901を接続することで、通常の動作に復帰する。
(4)第4実施形態の特徴
(4−1)
過電圧保護回路50では、通常時は第2スイッチ12をオンにしてバイパス回路35を閉じているので、第2インピーダンス回路22で電力が消費されることはなく、機器30への印加電圧が第2インピーダンス回路22での電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
(4−2)
また、過電圧時には、過電圧導通回路10のスイッチ11がオンし、第2スイッチ12がオフすることによって、機器30には第1インピーダンス回路21と第2インピーダンス回路22のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、機器30が過電圧から保護される。
(4−3)
さらに、第3スイッチ13が電源ライン901を遮断することによって第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22での電力消費を止める。この結果、第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22の過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
(4−4)
商用電源90からの供給電圧が過大電圧であっても、機器30には2つのインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されない。それゆえ、短時間の過大電圧からの保護だけのために機器30の電圧定格を高く設計する必要がなく、合理的である。
<第5実施形態>
(1)電力変換装置200の構成
図6は、本発明の第5実施形態に係る過電圧保護回路100を備えた電力変換装置200の回路図である。図6において、電力変換装置200は、直流電源部80、インバータ95、過電圧保護回路100で構成されている。
インバータ95は、直流電源部80から一対の電源ライン801,802を介して電力供給されている。過電圧保護回路100は、直流電源部80とインバータ95との間に接続されている。
(1−1)直流電源部80
直流電源部80は、整流部81と、整流部81と並列接続される平滑コンデンサ82とで構成されている。
整流部81は、4つのダイオードD1a,D1b,D2a,D2bによってブリッジ状に構成されている。具体的には、ダイオードD1aとD1b、D2aとD2bは、それぞれ互いに直列に接続されている。ダイオードD1a,D2aの各カソード端子は、共に平滑コンデンサ82のプラス側端子に接続されており、整流部81の正側出力端子として機能する。ダイオードD1b,D2bの各ダイオードの各アノード端子は、共に平滑コンデンサ82のマイナス側端子に接続されており、整流部81の負側出力端子として機能する。
ダイオードD1a及びダイオードD1bの接続点は、商用電源90の一方の極に接続されている。ダイオードD2a及びダイオードD2bの接続点は、商用電源90の他方の極に接続されている。整流部81は、商用電源90から出力される交流電圧を整流して直流電圧を生成し、これを平滑コンデンサ82へ供給する。
平滑コンデンサ82は、整流部81によって整流された電圧を平滑する。平滑後の電圧Vdcは、平滑コンデンサ82の出力側に接続されるインバータ95へ印加される。
なお、コンデンサの種類としては、電解コンデンサやフィルムコンデンサ、タンタルコンデンサ等が挙げられるが、本実施形態においては、平滑コンデンサ82として電解コンデンサが採用される。
この直流電源部80は、交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ回路と言い換えることもできる。
(1−2)インバータ95
インバータ95は、複数のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ、以下、単にトランジスタという)及び複数の還流用ダイオードを含んでいる。インバータ95は、平滑コンデンサ82からの電圧Vdcが印加され、かつゲート駆動回路96により指示されたタイミングで各トランジスタがオン及びオフを行うことによって、モータ150を駆動する駆動電圧を生成する。モータ150は、例えばヒートポンプ式空気調和機の圧縮機モータ、ファンモータである。
なお、本実施形態のインバータ95は、電圧形インバータであるが、それに限定されるものではなく、電流形インバータでもよい。
(1−3)ゲート駆動回路96
ゲート駆動回路96は、制御部40からの指令に基づき、インバータ95の各トランジスタのオン及びオフの状態を変化させる。
(1−4)過電圧保護回路100
過電圧保護回路100は、過電圧導通回路60と、第1インピーダンス回路71と、第2インピーダンス回路72と、電圧検出器83、バイパス回路85と、第3スイッチ63とを含んでいる。
(2)過電圧保護回路100の詳細構成
第5実施形態と、既に説明した第1から第4までの実施形態と大きく異なる点は、過電圧保護回路100が直流部に設けられていることである。したがって、各構成要素も交流仕様から直流仕様に置き換えられることに鑑みて、同一名称であっても符号を換えて、再度説明する。
(2−1)過電圧導通回路60
過電圧導通回路60は、第4実施形態におけるスイッチ11に替わってスイッチ61が採用されている。
図6に示すように、スイッチ61は、フォトカプラ61aと、駆動回路61bと、トランジスタ61cとで構成されている。フォトカプラ61aは、発光ダイオード611とフォトトランジスタ612を内蔵している。
スイッチ61の入力側(E1−E2間)にはフォトカプラ61aの発光ダイオード611が接続されている。発光ダイオード611のアノードE1は抵抗R1を介して電源Vcに接続されている。発光ダイオード611のカソードE2は信号線を介して制御部40に接続されている。また、フォトトランジスタ612は駆動回路61bとGNDとの間に接続されている。
スイッチ61の出力側(F1−F2間)にトランジスタ61cが設けられている。トランジスタ61cのコレクタF1は電源ライン801に接続されている。また、トランジスタ61cのエミッタF2は第1インピーダンス回路71に接続されている。
制御部40の制御信号は、フォトカプラ61aを介して駆動回路61bに入力される。駆動回路61bには、駆動用電源(図示せず)が接続されており、制御部40が発光ダイオード611の信号ラインをオンさせると、発光ダイオード611が発光しフォトトランジスタ612が導通する。このフォトトランジスタ612が導通している間、駆動回路61bからトランジスタ61cのベースに駆動信号が出力され、トランジスタ61cのコレクタF1−エミッタF2間が導通する。
逆に、制御部40が発光ダイオード611の信号ラインをオフさせると、発光ダイオード611が発光しないので、フォトトランジスタ612は導通しない。このフォトトランジスタ612が導通していない間、トランジスタ61cのコレクタF1−エミッタF2間も導通しない。
このように、直流回路を開閉するときは片方向スイッチでよいので、交流回路を開閉する場合の双方向性は必要とせず、コストメリットがある。なお片方向スイッチの構成は本実施形態に限定するものではないが、半導体スイッチのように高速にスイッチ動作を行なうことができるのが望ましい。
過電圧導通回路60は、一対の電源ライン801,802間に機器30と並列に接続されている。
(2−2)第1インピーダンス回路71
第1インピーダンス回路71は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZaとなるように構成された回路である。一般に抵抗素子が採用される。
第1インピーダンス回路71は、一対の電源ライン801,802間にインバータ95と並列に、且つ過電圧導通回路60と直列に接続されている。
(2−3)第2インピーダンス回路72
第2インピーダンス回路72は、当該回路における電圧と電流との比であるインピーダンスがZbとなるように構成された回路である。一般に抵抗素子が採用される。
第2インピーダンス回路72は、電源ライン802上で、直流電源部80と第1インピーダンス回路71との間に接続されている。
(2−4)電圧検出器83
電圧検出器83は、平滑コンデンサ82の出力側に接続されており、平滑コンデンサ82の両端電圧、即ち平滑後の電圧Vdcの値を検出する。電圧検出器83は、例えば、互いに直列に接続された2つの抵抗が平滑コンデンサ82に並列接続され、電圧Vdcが分圧されるように構成される。それら2つの抵抗同士の接続点の電圧値は、制御部40に入力される。
(2−5)バイパス回路85
バイパス回路85は、第2インピーダンス回路72に並列接続されており、第2インピーダンス回路72を迂回する回路である。バイパス回路85は、第2スイッチ62を有している。第2スイッチ62は、バイパス回路85を開閉する。ここで、バイパス回路85を開閉するとは、バイパス回路35を導通又は遮断して非導通にすることである。
(2−6)第2スイッチ62
第2スイッチ62は、通常時はバイパス回路85を閉、つまり導通状態にしておく。なぜなら、通常時にバイパス回路85を開(非導通状態)にしておくと、第2インピーダンス回路72で常に電力消費される上に、インバータ95への印加電圧が第2インピーダンス回路72のインピーダンスZbの電圧降下分だけ低くなるからである。
他方、過電圧時はインバータ95を保護するためにバイパス回路85を素早く開にして、直流電源部80―過電圧導通回路60―第1インピーダンス回路71―第2インピーダンス回路72―直流電源部80という閉回路を構成する必要がある。そのため、第2スイッチ62には、高速動作が求められる。本実施形態では、スイッチ61と同じスイッチが採用されている。なお、スイッチは本実施形態に限定されない。
図6に示すように、第2スイッチ62は、入力側(G1−G2間)にフォトカプラ62aの発光ダイオード621が設けられ、出力側(H1−H2間)にトランジスタ62cが設けられている。発光ダイオード621のアノードG1は抵抗R2を介して電源Vcに接続されている。また、発光ダイオード621のカソードG2は信号線を介して制御部40に接続されている。
トランジスタ62cのコレクタH1は、電源ライン802のうちの第2インピーダンス回路72とインバータ95との間に接続されている。また、トランジスタ62cのエミッタH2は電源ライン802にうちの第2インピーダンス回路72と直流電源部80との間に接続されている。
第2スイッチ62の動作原理は、スイッチ61の動作原理と同じであるので、ここでは動作説明を省略する。
(2−7)第3スイッチ63
第3スイッチ63は、電源ライン801を開閉する。ここで、電源ライン801を開閉するとは、電源ライン801を導通又は遮断して非導通にすることである。
第3スイッチ63は、通常時は電源ライン801を閉、つまり導通状態にしておく。他方、過電圧時には、スイッチ61がオンし、第2スイッチ62がオフして、直流電源部80―過電圧導通回路60―第1インピーダンス回路71―第2インピーダンス回路72―直流電源部80という閉回路が構成され、インバータ95の保護動作が行われた後に、第3スイッチ63がオフして電源ライン801を遮断する。
電源ライン801を遮断する目的は、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72での電力消費を止めるためであり、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72の過熱を抑制することができるので、電力定格を小さくすることができ、低コスト化を図ることができる。
第3スイッチ63は、スイッチ61及び第2スイッチ62のような高速性は求められないので、本実施形態ではリレー回路が採用されている。
図6に示すように、第3スイッチ63は、電源ライン801を開閉するリレー接点63aと、リレー接点63aを動作させるリレーコイル63bと、リレーコイル63bへの通電と非通電とを行うトランジスタ63cとを含んでいる。リレーコイル63bの一端は、電源Vbの正極に接続され、他端はトランジスタ63cのコレクタ側に接続されている。制御部40は、トランジスタ63cのベース電流の有無を切り換えて、コレクタとエミッタ間をオンオフし、リレーコイル63bへの通電と非通電を行う。
(3)過電圧保護回路50の動作
図6において、通常時、過電圧導通回路60のスイッチ61はオフし、バイパス回路85は第2スイッチ62が閉じて導通状態であり、且つ第3スイッチ63は電源ライン801を導通状態にしているので、インバータ95には電圧Va=Vdcが印加されている。
直流電源部80の電圧Vdcが急激に増加し、制御部40が電圧検出器83から出力される電圧が閾値を超えたと判定したとき、制御部40はスイッチ61の発光ダイオード611に通電して、トランジスタ61cをオンさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ62の発光ダイオード621への通電を停止し、トランジスタ62cをオフさせる。
その結果、直流電源部80―過電圧導通回路60―第1インピーダンス回路71―第2インピーダンス回路72―直流電源部80という閉回路が構成される。このとき、インバータ95には電圧Vdcの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vdc×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、インバータ95が過電圧から保護される。
その後、過電圧状態が続いている場合には、第3スイッチ63が電源ライン801を遮断して、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72での電力消費を止める。
商用電源90の電圧Vac及び直流電源部80の電圧Vdcが下がり、電圧検出器83から出力される電圧が復帰のための閾値よりも下がったと制御部40が判定したとき、制御部40はスイッチ61の発光ダイオード611の通電をオフし、トランジスタ61cをオフさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ62の発光ダイオード621へ通電し、トランジスタ62cをオンさせる。さらに、第3スイッチ63をオンさせて電源ライン801を接続することで、通常の動作に復帰する。
(4)第5実施形態の特徴
(4−1)
過電圧保護回路100では、通常時は第2スイッチ62をオンにしてバイパス回路85を閉じているので、第2インピーダンス回路72で電力が消費されることはなく、インバータ95への印加電圧が第2インピーダンス回路72での電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
(4−2)
また、過電圧時には、過電圧導通回路60のスイッチ61がオンし、第2スイッチ62がオフすることによって、インバータ95には第1インピーダンス回路71と第2インピーダンス回路72のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、インバータ95が過電圧から保護される。
(4−3)
また、第3スイッチ63が電源ライン801を遮断することによって第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72での電力消費を止める。この結果、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72の過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
(4−4)
さらに、直流電源部80の下流側に配置されるスイッチ61、第2スイッチ62は片方向スイッチでよいので、スイッチの低コスト化を図ることができる。
<第6実施形態>
(1)過電圧保護回路100の構成
図7は、本発明の第6実施形態に係る過電圧保護回路100を備えた電力変換装置200の回路図である。図7において、インバータ95は、直流電源部80から一対の電源ライン801,802を介して電力供給されている。過電圧保護回路100の一部は商用電源90と直流電源部80との間に接続され、他の部分は直流電源部80とインバータ95との間に接続されている。
過電圧保護回路100は、過電圧導通回路60と、第1インピーダンス回路71と、第2インピーダンス回路72と、電圧検出器33、バイパス回路85と、第3スイッチ13とを含んでいる。
第6実施形態と、既に説明した第5実施形態と異なる点は、過電圧保護回路100の構成要素である電圧検出器と第3スイッチとが商用電源90と直流電源部80との間に設けられていることである。つまり、電圧検出器及び第3スイッチの配置が、第4実施形態における電圧検出器33及び第3スイッチ13の配置と同じである。したがって、電圧検出器及び第3スイッチが直流仕様から交流仕様に置き換えられることに鑑みて、第4実施形態の電圧検出器33及び第3スイッチ13が採用されている。
したがって、各構成要素の内容は、第4実施形態の電圧検出器33及び第3スイッチ13、第5実施形態の過電圧導通回路60、第1インピーダンス回路71、第2インピーダンス回路72、及びバイパス回路85と同様であるので、ここでは説明を省略し、動作説明のみ行う。
(2)過電圧保護回路50の動作
図7において、通常時、過電圧導通回路60のスイッチ61はオフし、バイパス回路85は第2スイッチ62が閉じて導通状態であり、且つ第3スイッチ63は電源ライン901を導通状態にしているので、インバータ95には電圧Va=Vdcが印加されている。
商用電源90の電圧Vacの変動によってVacが急激に増加し、制御部40が電圧検出器33から出力される電圧が閾値を超えたと判定したとき、制御部40はスイッチ61の発光ダイオード611に通電して、トランジスタ61cをオンさせる。同時に制御部40は、第2スイッチ62の発光ダイオード621への通電を停止し、トランジスタ62cをオフさせる。
その結果、直流電源部80―過電圧導通回路60―第1インピーダンス回路71―第2インピーダンス回路72―直流電源部80という閉回路が構成される。このとき、インバータ95には電圧Vdcの2つのインピーダンスの比に応じた電圧Va=Vdc×Za/(Za+Zb)しか印加されない。その結果、インバータ95が過電圧から保護される。
その後、第3スイッチ13が電源ライン901を遮断して、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72での電力消費を止める。
(3)第6実施形態の特徴
(3−1)
過電圧保護回路100では、通常時は第2スイッチ62をオンにしてバイパス回路85を閉じているので、第2インピーダンス回路72で電力が消費されることはなく、インバータ95への印加電圧が第2インピーダンス回路72での電圧降下分だけ低くなることも回避することができる。
(3−2)
また、過電圧時には、過電圧導通回路60のスイッチ61がオンし、第2スイッチ62がオフすることによって、インバータ95には第1インピーダンス回路71と第2インピーダンス回路72のインピーダンスの比に応じた電圧しか印加されないので、インバータ95が過電圧から保護される。
(3−3)
また、第3スイッチ13が電源ライン901を遮断することによって第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72での電力消費を止める。この結果、第1インピーダンス回路71及び第2インピーダンス回路72の過熱を抑制し、電力定格を小さくすることができる。
(3−4)
さらに、直流電源部80の下流側に配置されるスイッチ61、第2スイッチ62は片方向スイッチでよいので、スイッチの低コスト化を図ることができる。
<その他実施形態>
(A)
図1で示す第1実施形態における第2インピーダンス回路22に、図4で示す第3実施形態におけるバイパス回路35を並列接続した実施形態も有効である。
通常時は第2スイッチ12をオンにしてバイパス回路35を閉じるので、第2インピーダンス回路22で電力が消費されることはなく、機器30への印加電圧が第2インピーダンス回路22での電圧降下分だけ低くなることを回避することができる。
(B)
図1に示す第1実施形態及び図2示す第2実施形態における電源ライン901を、図5で示す第4実施形態における第3スイッチ13で開閉する実施形態も有効である。
第3スイッチ13が電源ライン901を遮断することによって第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22での電力消費を止めるので、第1インピーダンス回路21及び第2インピーダンス回路22の電力定格を小さくすることができる。
(C)
図1に示す第1実施形態、図2に示す第2実施形態、及び図4に示す第3実施形態に係る過電圧保護回路50は、いずれも交流電圧に対する過電圧保護回路を実施形態としているが、電源が直流電源である場合、あるいは機器内に交流電源を整流する直流電源部を持つ場合には、各構成要素を交流仕様から直流仕様へ置き換えて直流電源部の下流側に設けてもよい。
(D)
第6実施形態は、第5実施形態から、電圧検出器と第3スイッチとを、商用電源90と直流電源部80との間に設けるように変更したものであるが、電圧検出器のみを商用電源90と直流電源部80との間に設けるようにしてもよい。
(E)
第5実施形態、第6実施形態では、機器の内部に過電圧保護回路を持つ例を示したが、機器はコンバータ回路とインバータ回路を持つものに限定されない。
(F)
第3実施形態では、機器30の保護動作が行なわれた後に第3スイッチがオフされるものとしたが、保護動作が行なわれてから所定時間経過後に第3スイッチをオフしてもよい。
(G)
第3実施形態では、機器30の保護動作が行なわれた後に第3スイッチがオフされるものとしたが、機器電圧Vを検出する機器電圧検出器を更に備え、機器電圧が所定値を超えたときに第3スイッチをオフしてもよい。
(H)
第1実施形態では、過電圧時に電流を流す素子としてサージアブソーバを例にとって説明した。この場合には第1実施形態で説明したように、導通時に素子自体で電圧は保持しないため、電源電圧はインピーダンスの比によって分圧されて機器30に印加される。しかし、過電圧導通回路の素子として、バリスタやツェナダイオードなどの導通時に素子自体で所定の電圧を保持するような素子を過電圧回路に適用した場合には、電源電圧からその保持電圧分を除いた電圧がインピーダンスの比によって分圧されることなる。この場合には、素子の保持電圧とインピーダンスで分圧された電圧を加算した電圧しか機器に印加されないので、機器への引加電圧が制限されて、機器を過電圧から保護することができる。
本発明は、電源電圧の変動が起こり易い地域で使用される機器、例えば、冷凍装置に有用である。
10,60 過電圧導通回路
11,61 スイッチ
12,62 第2スイッチ
13,63 第3スイッチ
21,71 第1インピーダンス回路
22,72 第2インピーダンス回路
33,83 電圧検出器
35,85 バイパス回路
50,100 過電圧保護回路
80 直流電源部(DC電源、コンバータ回路)
90 商用電源(AC電源)
95 インバータ(インバータ回路)
特開2009−207329号公報

Claims (7)

  1. 電源と前記電源から電力を供給される機器との間に接続される過電圧保護回路であって、
    前記電源と前記機器とを結ぶ一対の電源ライン間に前記機器と並列に接続される直列回路を構成し、過電圧時に電流を流す過電圧導通回路(10,60)と、
    前記過電圧導通回路(10,60)と直列に接続されて前記過電圧導通回路(10,60)とともに前記直列回路を構成する第1インピーダンス回路(21,71)と、
    前記電源ラインのうちの前記電源と前記第1インピーダンス回路(21,71)との間に接続される第2インピーダンス回路(22,72)と、
    前記電源の電圧を検出する電圧検出器(33,83)と、
    前記第2インピーダンス回路(22,72)を迂回するバイパス回路(35,85)と、
    を備え、
    前記過電圧導通回路(10,60)は、過電圧時に電流を流す素子として、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードのいずれか1つを含み、
    前記バイパス回路(35,85)は、前記バイパス回路(35,85)を開閉する第2スイッチ(12,62)を有し、
    前記第2スイッチ(12,62)は、通常時は前記バイパス回路(35,85)を閉じ、前記電圧検出器(33,83)による検出値が所定の閾値を超えたときに前記バイパス回路(35,85)を遮断する、
    過電圧保護回路(50,100)。
  2. 電源と前記電源から電力を供給される機器との間に接続される過電圧保護回路であって、
    前記電源と前記機器とを結ぶ一対の電源ライン間に前記機器と並列に接続される直列回路を構成し、過電圧時に電流を流す過電圧導通回路(10,60)と、
    前記過電圧導通回路(10,60)と直列に接続されて前記過電圧導通回路(10,60)とともに前記直列回路を構成する第1インピーダンス回路(21,71)と、
    前記電源ラインのうちの前記電源と前記第1インピーダンス回路(21,71)との間に接続される第2インピーダンス回路(22,72)と、
    前記電源の電圧を検出する電圧検出器(33,83)と、
    前記電源ラインを開閉する第3スイッチ(13,63)と、
    を備え、
    前記過電圧導通回路(10,60)は、過電圧時に電流を流す素子として、過渡電圧サプレッサ、ツェナダイオード、サージアブソーバ、及びアバランシェダイオードのいずれか1つを含み、
    前記第3スイッチ(13,63)は、通常時は前記電源ラインを導通状態にし、前記電圧検出器(33,83)による検出値が所定の閾値を超えたとき、前記過電圧導通回路(10,60)の導通後に前記電源ラインを遮断する、
    過電圧保護回路(50,100)。
  3. 前記電源ラインを開閉する第3スイッチ(13,63)をさらに備え、
    前記第3スイッチ(13,63)は、通常時は前記電源ラインを導通状態にし、前記電圧検出器(33,83)による検出値が所定の閾値を超えたとき、前記過電圧導通回路(10,60)の導通後に前記電源ラインを遮断する、
    請求項1に記載の過電圧保護回路(50,100)。
  4. 前記電源は、AC電源である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の過電圧保護回路(50)。
  5. 前記電源は、DC電源である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の過電圧保護回路(100)。
  6. AC電源の電圧を直流電圧に変換するコンバータ回路(80)と、
    前記直流電圧を交流電圧に変換するインバータ回路(95)と、
    前記第2スイッチ(62)として直流用のスイッチを用いた請求項1又は請求項3に記載の過電圧保護回路(100)と、
    を備える、
    電力変換装置。
  7. 前記DC電源の電圧を交流電圧に変換するインバータ回路(95)と、
    請求項5に記載の過電圧保護回路(100)と、
    を備える、
    電力変換装置。
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