JP6110192B2 - トルクコンバータのロックアップ装置 - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバータ1の縦断面図である。トルクコンバータ1は、エンジンのクランクシャフトからトランスミッションの入力シャフトにトルクを伝達するための装置である。図1の左側に図示しないエンジンが配置され、図1の右側に図示しないトランスミッションが配置されている。図1に示すO−Oがトルクコンバータ1の回転軸である。
フロントカバー2は、円板状の部材であって、内周端にはセンターボス8が溶接により固定されている。センターボス8は、軸方向に延びる円筒形状の部材であり、クランクシャフト(図示せず)の中心孔内に挿入されるものである。
インペラ3は、主に、インペラシェル10と、その内側に固定された複数のインペラブレード11と、から構成されている。そして、インペラシェル10の外周側先端部が、前述のように、フロントカバー2に溶接されている。なお、インペラハブ10の内周端部には、トランスミッション側に延びる筒状部が形成されている。
タービン4は流体室内でインペラ3に対して軸方向に対向して配置されている。タービン4は、主に、タービンシェル14と、その内部に固定された複数のタービンブレード15と、タービンシェル14の内周端部に固定されたタービンハブ16と、から構成されている。タービンシェル14とタービンハブ16とは複数のリベット17によって固定されている。
ステータ5は、インペラ3の内周部とタービン4の内周部との間に配置され、タービン4からインペラ3に戻る作動油の流れを整流するための機構である。ステータ5は樹脂やアルミ合金等で鋳造により一体に形成されている。ステータ5は、主に、環状のステータシェル20と、ステータシェル20の外周面に設けられた複数のステータブレード21と、を有している。ステータシェル20は、ワンウェイクラッチ22を介して固定シャフト23に連結されている。
ロックアップ装置6は、フロントカバー2とタービン4との間に配置され、フロントカバー2からタービン4に動力を伝達するものである。このロックアップ装置6は、フロントカバー2とタービン4との間に配置されたクラッチ部24と、クラッチ部24からのトルクをタービンに伝達するダンパ機構25と、を備えている。
クラッチ部24は、油圧作動式で複数のクラッチプレートを有する多板型の装置である。クラッチ部24は、フロントカバー2からのトルクを、ダンパ機構25に伝達する。一方で、クラッチ部24は、フロントカバー2とダンパ機構25との間のトルク伝達を、遮断する。このクラッチ部24は、図2に拡大して示すように、クラッチ入力部材26と、クラッチ出力部材27と、第1クラッチプレート28及び第2クラッチプレート29と、ピストン30と、を有している。
以上のようなピストン支持機構34によって、図2及び図2の拡大部分図である図3に示すように、受圧部30aと第1フランジ36との間にはロックアップ解除用油室45が構成され、受圧部30aと第2フランジ37との間にはロックアップ用油室46が構成されている。これらの両油室45,46は内外径が等しい。
ダンパ機構25は、図4に示すように、クラッチ出力部材27が固定された動力伝達プレート61(入力回転部材)と、タービンシェル14に固定された出力プレート62(出力回転部材)と、複数のトーションスプリング63と、フロート部64と、規制プレート65と、を有している。なお、図4は、ロックアップ装置6のうちのダンパ機構25及びそれに関連する構成のみを抽出して示したものである。
図4に示すように、動力伝達プレート61の内周側には、動力伝達プレート支持部材68が設けられている。動力伝達プレート支持部材68は、環状に形成され、固定部68aと、軸方向第1規制部68bと、径方向規制部68cと、軸方向第2規制部68dと、を有している。
<ロックアップ装置のオンオフ動作>
ロックアップ装置6において、ロックアップを解除する場合には、第2油室46はドレンに接続されるとともに、図8に示すように、図示しないコントロールバルブからタービンハブ16の前端部とフロントカバー2との間に作動油が供給される。この作動油は、スラストワッシャ19に形成された溝及びタービンハブ16の先端部外周に形成された凹部16eを経由し、さらに支持用ボス35の第2油路52を経由してロックアップ解除用油室45に供給される。これにより、ピストン30はタービン4側に移動し、ピストン30の押圧部30bは第1クラッチプレート28及び第2クラッチプレート29から離れる。
トルクが、クラッチ部24から動力伝達プレート61に入力されると、このトルクは、トーションスプリング63及び出力プレート62を介して、タービン4に伝達される。そして、タービン4に伝達されたトルクは、タービンハブ16を介して、トランスミッションの入力シャフト18に、伝達される。このようにトルクが伝達されている状態では、動力伝達プレート61と出力プレート62とは、相対回転可能である。ここで、動力伝達プレート61と出力プレート62とが相対回転すると、トーションスプリング63が圧縮される。
(1)本ロックアップ装置6では、第1フロート部材164が、第1から第3の大トーションスプリング163a,163b,163c(直列弾性部)の外側において、第1大トーションスプリング163aと第2大トーションスプリング163bを、連結している。また、第2フロート部材264が、第1フロート部材164の内側において、第2大トーションスプリング163bと第3大トーションスプリング163cとを、連結している。
本発明は以上のような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修正が可能である。
2 フロントカバー
4 タービン
6 ロックアップ装置
24 クラッチ部
25 ダンパ機構
61 動力伝達プレート(入力回転部材)
62 出力プレート(出力回転部材)
63 トーションスプリング(弾性部材)
163 大トーションスプリング(第1から第3の弾性部材)
263 小トーションスプリング(第4から第6の弾性部材)
64 フロート部
164 第1フロート部材
164d 係合部(第1突出部)
264 第2フロート部材
264c 係合部(第2突出部)
Claims (5)
- トルクを伝達するとともに捩り振動を吸収・減衰するためのトルクコンバータのロックアップ装置であって、
入力回転部材と、
前記入力回転部材に対して回転可能に配置される出力回転部材と、
前記入力回転部材と前記出力回転部材との相対回転によって回転方向に直列に圧縮される第1から第3の弾性部材を、有する少なくとも1つの直列弾性部と、
前記直列弾性部の外側に配置され、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材を連結する第1フロート部材と、前記第1フロート部材の内側に配置され、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材のいずれか一方と前記第3弾性部材とを連結する第2フロート部材とを、有するフロート部と、
を備え、
前記第2フロート部材は、前記入力回転部材によって、半径方向に位置決めされる、
トルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第1フロート部材は、第1本体部と、前記第1本体部から内方に突出する第1突出部とを、有し、前記第1突出部は、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材の間に配置され、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材を連結し、
前記第2フロート部材は、第2本体部と、前記第2本体部から外方に突出する第2突出部とを、有し、前記第2突出部は、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材のいずれか一方と、前記第3弾性部材との間に配置され、前記第1弾性部材及び前記第2弾性部材のいずれか一方と、前記第3弾性部材とを、連結する、
請求項1に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第2フロート部材は、前記第1フロート部材と前記入力回転部材との間において、軸方向に位置決めされる、
請求項1又は2に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第1から第3の弾性部材それぞれの内周部に配置され、前記第1から第3の弾性部材それぞれと並列に圧縮される第4から第6の弾性部材を、有する少なくとも1つの並列弾性部、
をさらに備える請求項1から3のいずれかに記載のトルクコンバータのロックアップ装置。 - 前記第4から第6の弾性部材の自由長は、前記第1から第3の弾性部材の自由長より、短い、
請求項4に記載のトルクコンバータのロックアップ装置。
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