JP6110080B2 - 内燃機関用のローラリフタ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジン等に使用する内燃機関のローラリフタに関する。
例えば、自動車のエンジン等の内燃機関において燃料供給ポンプに用いるポンプリフタ、あるいは動弁機構に用いるバルブリフタが存在する。
これらのリフタには、内燃機関あるいは動弁機構に配設されるカムとの直接の接触箇所において、上記カムとの摩擦抵抗を小さくし、かつ上記カムとの接触面の耐摩耗性を向上すべく、ローラを設けたリフタ(以下、これをローラリフタ9という。)が存在する。
上記ローラリフタ9の構造としては、図12に示すごとく、ローラリフタ9が配されるシリンダの内壁と摺動する摺動面924を有するリフタ本体92に、ローラ93が取り付けられる。その製造においては、まず、リフタ本体92に設けた一対の支持部921の間にローラ93を配置する。そして、支持部921に形成された支持孔922に、ローラ93の軸支ピン94を挿嵌し、次いで、軸支ピン94の両端部を油圧プレス等によって押圧し、軸支ピン94の両端部を径方向に広がるように変形させることにより、支持部921に対し軸支ピン94をかしめ固定する。
ところで、ローラリフタ9は、上記カムとの問の摩擦抵抗を小さくするため、ローラ93とカムとは、各々の回転軸が平行になるように配置されている。それゆえ、ローラ93の回転軸がずれないように、すなわち、リフタ本体92がシリンダの内壁に対して回転しないように、ローラリフタ9のリフタ本体92には、回り止め部923が形成されている(特許文献1参照)。
この回り止め部923は、例えば、切削又はプレス等による切除加工と曲げ加工とによって、リフタ本体92の軸方向一端側に形成される。具体的には、筒状金属部材の一端を上記切除加工を行うことによって、リフタ本体92の一端から軸方向に突出した所定寸法の突状片を形成した後、該突状片を径方向の外側に突出させる曲げ加工を行うことで、回り止め部923を形成していた。
ここで、上記曲げ加工においては、上記突状片を、径方向の内側から外側に向けて大きく曲げる必要がある。そのため、図12に示すごとく、リフタ本体92のリフタ径方向において、支持部921を残して、上記突状片との対向する部分を大きく切除して回り止め部923を形成する必要があった。
特開2010−1884号公報
しかしながら、上記特許文献1に示されるようなローラリフタ9では、上述のごとく、リフタ本体92の素材となる筒状金属部材を大きく切除することとなるため、ローラリフタ9の剛性が低くなるおそれがある。それゆえ、支持部921に対して軸支ピン94をかしめ固定する際に、リフタ本体92が変形して、摺動面924の真円度の精度が低下するおそれがある。
また、上述のごとく、リフタ本体92のリフタ外径を、切削又はプレス等することによって大きく切除するため、リフタ本体92における摺動面924の形成領域の前後方向(軸方向)の長さが小さくなりやすい。すなわち、摺動面924の前端部と後端部との間の距離(以下、これを摺動長さという。)が短くなりやすい。その結果、ローラリフタ9を内燃機関に取り付けた際、シリンダに対するコック(軸ぶれ)が大きく生じやすくなるおそれがある。すなわち、上記摺動長さが短いと、ローラリフタ9を内燃機関に取付けた際に、リフタ本体92の摺動軸に対する最大の傾きが大きくなってしまう。そのため、シリンダの内壁に対するリフタ本体92の面圧が高くなりやすく、摩擦抵抗が大きくなることによってローラリフタ9の円滑な摺動が得られにくくなるおそれがある。
ここで、シリンダに対するコックを抑制するために、リフタ本体92における摺動面924の摺動長さを、設計により予め長く構成することは考え得る。しかし、上記のように切除部分を軸方向の後方に形成した構成において、単に摺動面924を長くしてもリフタ本体92の前後方向(軸方向)の長さが長くなり、リフタ本体92の大型化を招く。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、リフタ本体の剛性が高く、シリンダに対するコックが生じにくく、小型化を実現できる内燃機関用のローラリフタを提供しようとするものである。
本発明は、シリンダの内壁に対して摺動する摺動面を外周面に備えた筒状のリフタ本体と、
該リフタ本体に対して軸支ピンを介して回動可能に取り付けられると共に、回動するカムに当接するローラとを有し、
上記リフタ本体は、上記軸支ピンを支持する一対の支持部を有し、
上記軸支ピンは、上記一対の支持部に設けた支持孔に両端部を嵌入すると共にかしめ固定されており、
上記シリンダの内壁に対する上記リフタ本体の摺動方向において、上記ローラが上記カムに当接する側を前側、その反対側を後側とし、
上記リフタ本体は、上記摺動面より径方向外側へ張り出した回り止め部を有し、上記摺動方向における上記回り止め部の前側と後側との双方に、上記摺動面が形成されており、
上記回り止め部は、上記シリンダの内壁に上記摺動方向に沿って形成された回り止め溝に対して摺動可能に係合するものであり、
上記回り止め部は、上記リフタ本体と一体に形成されており、
上記摺動面は、上記回り止め部よりも前方に形成された前方摺動面と、上記回り止め部よりも後方に形成された後方摺動面とに分割されており、
上記前方摺動面と上記後方摺動面との間に、上記摺動面よりも径方向内側に後退したくびれ部が形成されており、該くびれ部から上記回り止め部が張り出していることを特徴とする内燃機関用のローラリフタにある(請求項1)。
上記内燃機関用のローラリフタにおいては、上記回り止め部は、上記リフタ本体の摺動面より径方向外側に張り出してなる。これによって、上記回り止め部を形成するために上記リフタ本体を大きく切除加工する必要がなくなる。そのため、上記リフタ本体の剛性を高くでき、上記支持部に対して上記軸支ピンをかしめ固定する際における、上記摺動面の真円度の精度を維持することができる。
また、上記リフタ本体は、上記摺動面が、上記リフタ本体の上記摺動方向における上記回り止め部の前側と後側とに形成されている。これによって、上記リフタ本体における上記摺動面の前端部と後端部との間の距離(摺動長さ)を長くすることができる。その結果、シリンダの内壁に対するローラリフタのコックを抑制することができる。
また、リフタ本体の軸方向長さを特に大きくしなくても上記摺動長さを充分に確保できるため、上記リフタ本体の小型化も実現できる。
以上のごとく、本発明によれば、リフタ本体の剛性が高く、シリンダに対するコックが生じにくく、小型化を実現できる内燃機関用のローラリフタを提供することができる。
実施例1における、ローラリフタの正面図。 実施例1における、ローラリフタの側面図。 図2のA−A線矢視断面図。 図2のB−B線矢視断面図。 実施例1における、ローラリフタをポンプリフタとして用いた場合の摺動機構を示す断面説明図。 実施例1における、ローラリフタをバルブリフタとして用いた場合の摺動機構を示す断面説明図。 実施例3における、ローラリフタの正面図。 実施例3における、ローラリフタの側面図。 図8のC−C線矢視断面図。 実施例4における、ローラリフタの正面図。 実施例4における、ローラリフタの側面図。 背景技術における、ローラリフタの正面図。
上記内燃機関用のローラリフタは、例えば、自動車のエンジン等の内燃機関における燃料供給ポンプに用いるポンプリフタ、あるいは、動弁機構に用いるバルブリフタとして用いることができる。
また、本明細書において、上記リフタ本体における上記支持部が設けられる側、つまり上記カムと当接する側を摺動方向後方側、その反対側を摺動方向前方側として説明する。
また、上記摺動面は、上記回り止め部よりも前方に形成された前方摺動面と、上記回り止め部よりも後方に形成された後方摺動面とに分割されており、上記前方摺動面と上記後方摺動面との間に、上記摺動面よりも径方向内側に後退したくびれ部が形成されており、該くびれ部から上記回り止めが張り出している。
これにより、上記摺動面を高精度に形成しやすくなる。すなわち、上記回り止め部が形成された上記くびれ部の前後に上記前方摺動面と後方摺動面とが形成されているため、これらを加工する際に、上記摺動面よりも径方向外側に張り出してなる上記回り止め部が邪魔になることがない。また、上記回り止め部が形成されているために研磨加工しにくいくびれ部は、上記摺動面よりも径方向内側に形成されているため、シリンダの内壁には接触することはなく、研磨加工する必要はない。
また、上記回り止め部は、該回り止め部の輪郭の一部において、リフタ本体の一部を打ち抜いて径方向外側へ張り出させてなることが好ましい。この場合には、上記回り止め部を、鍛造によって上記リフタ本体と一体成型することができる。そのため、製造コストを低減させることができる。また、上記リフタ本体の一部を打ち抜くことで、上記回り止め部の端面を高精度に形成することができる。そのため、上記回り止め部の回り止めの機能を効果的に発揮することができる。
(実施例1)
本願発明の実施例に係る内燃機関用のローラリフタについて、図1〜図5を用いて説明する。
本例の内燃機関用のローラリフタ1は、図1、図5に示すように、シリンダ5の内壁51に対して摺動する摺動面24を外周面に備えた筒状のリフタ本体2と、リフタ本体2に対して軸支ピン4を介して回動可能に取り付けられると共に、回動するカム6に当接するローラ3とを有する。
また、リフタ本体2は、軸支ピン4を支持する一対の支持部21を有する。
また、軸支ピン4は、一対の支持部21に設けた支持孔22に両端部40を嵌入すると共にかしめ固定されている。
また、リフタ本体2は、摺動面24より径方向外側へ張り出した回り止め部23を有する。そして、摺動方向における回り止め部23の前側と後側との双方に、摺動面24が形成されている。
また、摺動面24は、回り止め部23よりも前方に形成された前方摺動面241と、回り止め部23よりも後方に形成された後方摺動面242とに分割されている。
そして、前方摺動面241と後方摺動面242との問に、摺動面24よりも径方向内側に後退したくびれ部243が形成されている。
また、図2〜図4に示すごとく、くびれ部243から回り止め部23が張り出している。この回り止め部23は、回り止め部23の輪郭の一部において、リフタ本体2の一部を打ち抜いて径方向外側へ張り出させるように形成されている。
また、リフタ本体2は、略円筒形状をなし、摺動面24は摺動方向に直交する断面の形状が真円、又は真円の一部によって構成されている。
また、摺動面24のうち、後方摺動面242は、リフタ本体2の後端部付近に形成されており、前方摺動面241は、リフタ本体2の前端部付近から中央部付近まで形成されている。そして、前方摺動面241と後方摺動面242との間に、くびれ部243が形成されている。くびれ部243は、摺動方向の長さが前方摺動面241よりも短く、後方摺動面242よりも長い。また、くびれ部243は、摺動面24に対して例えば約100μm以上内側に窪んでいる。
また、リフタ本体2の前端部と後端部とには、それぞれ面取り部が形成されている。
また、一対の支持部21は、リフタ本体2の後端部からくびれ部243の前端部よりも前方まで形成されている。一対の支持部21は、その外側面を互いに平行な平坦面として形成してなる。また、支持部21の外側面は、少なくとも摺動面24よりも内側に配置されている。
くびれ部243には、回り止め部23が形成されている。回り止め部23は、筒状のリフタ本体2を構成する壁部の一部を打ち抜くように鍛造成形してなる。具体的には、回り止め部23は、摺動方向の後端部がくびれ部243と連続して形成され、前端部と一対の側端部とが、くびれ部243から切り離されている。回り止め部23は、後端部から前端部へ向かうほど、径方向外側へ向かうように傾斜している。また、回り止め部23の前端部は、摺動面24よりも径方向外側へ突出している。これにより、回り止め部23の前端面230及び一対の側端面231の一部が、くびれ部243から露出する。
また、リフタ本体2の摺動面24は、その外周形状が真円となるよう研磨加工される。
また、図1に示すごとく、回り止め部23は、側端面231が、側端面231の軸線方向とリフタ本体2の摺動方向の双方と直交する方向において、くびれ部243から三角形状に張り出すように打ち抜かれている。
また、リフタ本体2にローラ3を組み付けるにあたっては、図1〜図4に示すごとく、一対の支持部21の間にローラ3を嵌め込むと共に、軸支ピン4をその両端部40が一対の支持部21から外側へ突出した状態で支持孔22に挿嵌する。
次いで、両端部40から軸支ピン4を油圧プレス等によって軸方向に押圧することによって、両端部40を径方向に広がるように変形させて、支持部21に対し軸支ピン4をかしめ固定する。
本例のローラリフタ1は、例えば、図5に示すごとく、自動車のエンジン等の内燃機関における燃料供給ポンプ7Aに用いるポンプリフタ70Aとして用いることができる。
そして、本例におけるローラリフタ1は、図5に示すように、摺動面24を備えたリフタ本体2が、例えば、燃料供給ポンプ7Aにおけるシリンダ5の内壁51に対して摺動し、かつローラ3が回動するカム6に当接するように取付られる。
図5に示すごとく、燃料供給ポンプ7Aは、レシプロエンジンのカムシャフト61に設けた燃料用のカム6の回転に同調して、燃料タンク71(図示略)から供給される燃料Fを加圧して、この加圧した燃料Fをインジェクタ72(図示略)へ供給するように構成されている。
燃料供給ポンプ7Aにおいて、ポンプリフタ70Aは、カム6の回転を受けてローラ3を従動回転させながら、レシプロエンジンのシリンダヘッド73に設けたシリンダ5内を摺動するよう構成してある。
ポンプリフタ70Aは、シリンダヘッド73に摺動可能に配置されたプランジャ75の一端部に当接して、プランジャ75を摺動させ、プランジャ75の他端部750によって、シリンダヘッド73に形成した加圧室76内の燃料Fを加圧するように構成されている。ここで、同図に示すごとく、ポンプリフタ70A(ローラリフタ1)は、断面円環形状のリフタ本体2の内周側において、板形状の当接部25を形成してなる。
また、プランジャ75の外周にはリテーナ77が固定してあり、当接部25と当接するように構成されている。さらに、リテーナ77とシリンダヘッド73の間には、ポンプリフタ70Aをカム6の方向に付勢するためのスプリング78が配置してある。
なお、同図に示すごとく、リフタ本体2の回り止め部23は、シリンダヘッド73に設けたシリンダ5の軸方向に沿って形成された回り止め溝53に、上記摺動方向に沿って摺動可能に係合する。
加圧室76は、燃料タンク71とインジェクタ72とを連通するようシリンダヘッド73に形成した燃料供給通路79の途中に形成してある。
次に、本例の作用効果について、説明する。
本例においては、回り止め部23は、リフタ本体2の摺動面24より径方向外側に張り出してなる。これによって、回り止め部23を形成するために、リフタ本体2を大きく切除加工する必要がなくなる。そのため、リフタ本体2の剛性を高くでき、支持部21に対して軸支ピン4をかしめ固定する際における、摺動面24の真円度の精度を維持することができる。
また、リフタ本体2は、摺動面24が、リフタ本体2の摺動方向における回り止め部23の前側と後側とに形成されている。これによって、リフタ本体2における摺動面24の前端部と後端部との間の距離(摺動長さ)を長くすることができる。その結果、シリンダ5の内壁51に対するローラリフタ1のコックを抑制することができる。
また、リフタ本体2の軸方向長さを特に大きくしなくても摺動長さを充分に確保できるため、リフタ本体2の小型化も実現できる。
また、摺動面24は、回り止め部23よりも前方に形成された前方摺動面241と、回り止め部23よりも後方に形成された後方摺動面242とに分割されており、前方摺動面241と後方摺動面242との間に、摺動面24よりも径方向内側に後退したくびれ部243が形成されており、くびれ部243から回り止め部23が張り出している。
これによって、摺動面24を高精度に形成しやすくなる。すなわち、回り止め部23が形成されたくびれ部243の前後に前方摺動面241と後方摺動面242とが形成されているため、これらを加工する際に、摺動面24よりも径方向外側に張り出してなる回り止め部23が邪魔になることがない。また、回り止め部23が形成されているために研磨加工しにくいくびれ部243は、摺動面24よりも径方向内側に形成されているため、シリンダ5の内壁51には接触することはなく、研磨加工する必要はない。
回り止め部23は、回り止め部23の輪郭の一部において、リフタ本体2の一部を打ち抜いて径方向外側へ張り出させてなる。これによって、回り止め部23を、鍛造によってリフタ本体2と一体成型することができる。そのため、製造コストを低減させることができる。
また、リフタ本体2の一部を打抜き、回り止め部23を成形する際、リフタ本体2を内径側からパンチで押すと共に、外径側は打抜き部分を逃す開口部を備えたダイスで受ける。これにより、回り止め部23の側端面231、前端面230を剪断面にすることができ、回り止め部23の端面を高精度に形成することができる。つまり、例えば、打ち抜くことなくリフタ本体2の一部を径方向外側に突出させるよう変形加工して回り止め部23を形成した場合、通常、回り止め部23の輪郭部分は、リフタ本体2から徐々に盛上がる形状になる。そのため、回り止め部23は、その輪郭が定まりにくく、設計通りの輪郭、すなわち回り止め溝53に合った所期の形状を得にくくなる。そのため、回り止め部23の回り止めの機能を適当に得るためには、回り止め部23は、変形加工後、さらに切削加工等の別工程を要することとなる。
これに対し、リフタ本体2の一部を打ち抜いて、回り止め部23の輪郭の一部を形成すれば、その打ち抜かれた輪郭部分(側端面231及び前端面230)はリフタ本体2から切り離され、剪断面を構成する。それゆえ、打ち抜かれた輪郭部分は、上述したような、リフタ本体2から徐々に盛上がる形状とはならない。これにより、回り止め部23の形成において、回り止め部23の輪郭が定まり易い。その結果、回り止め部23における側端面231、前端面230の部分の輪郭を、設計通りの輪郭に近い形に精度よく形状しやすい。そのため、回り止め部23の回り止めの機能を効果的に発揮することができる。しかも、打ち抜きによって、回り止め部23を一度に成形できるため、製造工数の低減も実現できる。
以上のごとく、本例によれば、リフタ本体の剛性が高く、シリンダに対するコックが生じにくく、小型化を実現できる内燃機関用のローラリフタを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図6に示すとおり、ローラリフタ1をレシプロエンジンの動弁機構7Bに用いるバルブリフタ70Bとして用いた例である。
ローラリフタ1自体の構成は、実施例1のローラリフタ1と同様である。
図6に示すごとく、動弁機構7Bにおいて、バルブリフタ70Bは、レシプロエンジンのカムシャフト61に設けた動弁用のカム6の回転を受けてローラ3を従動回転させながら、レシプロエンジンのシリンダヘッド73に設けたシリンダ5内を摺動するよう構成してある。
バルブリフタ70Bは、レシプロエンジンにおけるバルブ730のステム先端部732に当接して、吸排気口(吸気口又は排気口)733を開閉可能に配置したバルブ730を開閉させるようシリンダ5内に往復摺動可能に配置してある。
また、当接部25は、バルブ730のステム先端部732に当接するよう構成されている。
また、バルブ730のステム部731の外周にはリテーナ77が固定してあり、リテーナ77とシリンダヘッド73との問には、バルブリフタ70Bをカム6の方向へ付勢するためのスプリング78が配置してある。
その他は、実施例1と同様であり、同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図7〜図9に示すごとく、回り止め部23における摺動方向に直交する方向の一端がくびれ部243と連続し、他端が摺動面24よりも径方向外側に突出しているローラリフタ1の例である。
本例のローラリフタ1においては、回り止め部23が一対形成されている。そして、各回り止め部23におけるくびれ部243と連続する側の一端が互いに対向し、他端(側端面231)が互いに反対方向を向くように形成されている。
また、側端面231が、ローラリフタ1をシリンダ5へ取り付けた際に、回り止め溝53(図5参照)の内側面に対向するように形成されている。
その他は、実施例1と同様であり、同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図10、図11に示すごとく、くびれ部243が、リフタ本体2における支持部21よりも摺動方向前方側に形成されると共に、回り止め部23における摺動方向に直交する方向の一端がくびれ部243と連続し、他端が摺動面24よりも径方向外側に突出しているローラリフタ1の例である。
本例のローラリフタ1においては、前方摺動面241が後方摺動面242よりも短く形成されている。
その他は、実施例3と同様であり、同様の作用効果を有する。
1 ローラリフタ
2 リフタ本体
21 支持部
22 支持孔
23 回り止め部
24 摺動面
3 ローラ
4 軸支ピン
6 カム

Claims (2)

  1. シリンダの内壁に対して摺動する摺動面を外周面に備えた筒状のリフタ本体と、
    該リフタ本体に対して軸支ピンを介して回動可能に取り付けられると共に、回動するカムに当接するローラとを有し、
    上記リフタ本体は、上記軸支ピンを支持する一対の支持部を有し、
    上記軸支ピンは、上記一対の支持部に設けた支持孔に両端部を嵌入すると共にかしめ固定されており、
    上記シリンダの内壁に対する上記リフタ本体の摺動方向において、上記ローラが上記カムに当接する側を前側、その反対側を後側とし、
    上記リフタ本体は、上記摺動面より径方向外側へ張り出した回り止め部を有し、上記摺動方向における上記回り止め部の前側と後側との双方に、上記摺動面が形成されており、
    上記回り止め部は、上記シリンダの内壁に上記摺動方向に沿って形成された回り止め溝に対して摺動可能に係合するものであり、
    上記回り止め部は、上記リフタ本体と一体に形成されており、
    上記摺動面は、上記回り止め部よりも前方に形成された前方摺動面と、上記回り止め部よりも後方に形成された後方摺動面とに分割されており、
    上記前方摺動面と上記後方摺動面との間に、上記摺動面よりも径方向内側に後退したくびれ部が形成されており、該くびれ部から上記回り止め部が張り出していることを特徴とする内燃機関用のローラリフタ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用のローラリフタにおいて、上記回り止め部は、該回り止め部の輪郭の一部において、上記リフタ本体の一部が打ち抜かれて径方向外側へ張り出していることを特徴とする内燃機関用のローラリフタ。
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