JP6109632B2 - 画像形成装置及びプログラム、並びに画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及びプログラム、並びに画像形成装置に関し、例えば、電子写真式のカラープリンタに適用し得る。
従来、電子写真式のカラープリンタ等の画像形成装置において、シアン(以下、「C」と表す)やマゼンタ(以下、「M」とも表す)、イエロー(以下、「Y」とも表す)、ブラック(以下、「K」とも表す)などの印刷画像を構成するプロセスカラーの現像剤の他に、印刷媒体の地色を遮蔽することを目的として白色(ホワイト;以下、「W」とも表す)のトナー剤(現像剤)を使用するものが存在する。
白色のトナー剤を用いることができる従来の画像形成装置としては、特許文献1の記載技術がある。特許文献1に記載された画像形成装置では、同一の領域にトナー剤による画素を形成(定着)させることが可能な総量を考慮して、領域ごとにCMYK各色256階調の信号に基づき、白色現像剤量の決定を行っている。
特開2009−55600号公報
しかしながら、従来のカラープリンタでは、CMYK多値階調(例えば、256階調)で表現された画像データ(以下、「多値階調画像」とも呼ぶ)を、CMYK各色2階調で表現した画像(以下、「2階調画像」と呼ぶ)に変換して現像するため、画素単位でみたときにCMYK多値階調画像でのトナー剤総量(トナー剤の層の数、トナー剤の層の厚さ)が少なくても、2階調画像に変換した結果、トナー剤総量が多くなる場合がある。トナー剤総量が所定以上に多い領域には、その上に白色のトナー剤を形成しても定着せずに、画像が劣化するおそれがある。
そのため、プロセスカラー及び非プロセスカラーの現像剤を用いて画像形成を行う場合でも、安定的に媒体に現像剤像を定着させることができる画像形成装置及びプログラム、並びに画像形成装置が望まれている。
第1の本発明は、プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置において、(1)プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、(2)前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、(3)前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、(4)前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、(5)前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と、(6)前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段とを備え、(7)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、(8)前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段をさらに備え、(9)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成することを特徴とする。
第2の本発明の画像処理プログラムは、(1)プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置に搭載されたコンピュータを、(2)プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、(3)前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、(4)前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、(5)前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、(6)前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と、(7)前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段として機能させ、(8)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、(9)前記コンピュータを、前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段としてさらに機能させ、(10)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成することを特徴とする。
第3の本発明は、プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置とを備える画像形成装置において、(1)前記画像処理装置は、(1−1)プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、(1−2)前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、(1−3)前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、(1−4)前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、(1−5)前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と、(1−6)前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段とを備え、(1−7)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、(1−8)前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段をさらに備え、(1−9)前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成することを特徴とする。
本発明によれば、プロセスカラー及び非プロセスカラーの現像剤を用いて画像形成を行う場合でも、安定的に媒体に現像剤像を定着させることができる画像形成装置を提供することができる。
第1の実施形態の画像処理部を搭載するプリンタの機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態のプリンタ(画像処理部を含む)の動作について示したフローチャートである。 第1の実施形態の白生成処理部により生成されるW256階調画像の例について示した説明図である。 第1の実施形態の2値化処理部36により生成されるCMYK2階調画像の例について示した説明図である。 第1の実施形態の誤差拡散閾値算出部が算出する各画素の閾値について示した説明図である。 第1の実施形態に係る誤差拡散処理部が生成するW2階調画像の例(各画素の画素値の例)について示した説明図である。 第2の実施形態の画像処理部を搭載するプリンタの機能的構成について示したブロック図である。 第2の実施形態のプリンタ(画像処理部を含む)の動作について示したフローチャートである。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による画像形成装置及びプログラム、並びに画像形成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第1の実施形態では本発明の画像形成装置をプリンタに適用する場合の例について示している。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、この実施形態のプリンタ10の全体構成を示すブロック図である。
プリンタ10は、画像処理装置としての画像処理部30と、画像処理部30により処理された画像を印刷用紙(媒体)に印刷(画像形成)する画像形成手段としての画像形成部20を有している。
この実施形態の画像処理装置としての画像処理部30は、例えば、プロセッサ等のプログラムの実施構成を有するコンピュータに、実施形態の画像処理プログラムをインストールすることにより構築するようにしてもよく、その場合でも、画像処理部30の機能的構成は図1のように示すことができる。
画像形成部20はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)とホワイト(W)の各トナー像を形成する5つの画像形成ユニット21C、21M、21Y、21K、21Wを有し、画像処理部30で生成された2階調画像のデータ(信号)に基づくトナー像(現像剤像)を、印刷用紙(媒体)に印刷(画像形成)する。言い換えると、画像形成部20はプロセスカラーのトナー剤(CMYKのトナー剤)と、非プロセスカラーのトナー剤(Wのトナー剤)とを用いて印刷することが可能な画像形成手段として機能する。なお、プリンタ10で用いる印刷用紙(普通紙)の色は限定されない(白色以外に、赤、黒、緑等であってもよい)。
画像処理部30は、図示しない外部装置(例えば、PC等の印刷データの供給元の装置)から入力された印刷データを画像形成部20で印刷可能な形式である画像データ(画像信号)に変換する処理を行うものである。具体的には、画像処理部30は、プロセスカラー(CMYK)の各色2階調で表された画像データと、非プロセスカラー(W)について2階調で表された画像データを生成する。
なお、この実施形態では、画像処理部30は、印刷用紙の地色を遮蔽することを目的とした非プロセスカラー(W)の色の画像を生成するものとする。したがって、画像形成部20では、非プロセスカラー(W)のトナー像の上に、プロセスカラー(CMYK)のトナー像が転写されるものとする。なお、画像形成部20において、各色のトナー像の転写順序は限定されないものである。
画像処理部30は、印刷データ受信部31、ラスタイメージ生成部32、色変換処理部33、トナー総量制限部34、白生成処理部35、2値化処理部36、誤差拡散閾値算出部37、及び誤差拡散処理部38を有している。
印刷データ受信部31は、例えばネットワークやUSBなどの外部インタフェースであり、図示しない外部装置から印刷データを受信するものである。この実施形態では、印刷データ受信部31に供給される印刷データは、ページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述されたデータであるものとして説明する。
ラスタイメージ生成部32は印刷データ受信部31が受信した印刷データを読み込み、プリンタに描画を指示するためのページ記述言語コマンドを解析し、ラスタイメージを生成する。この実施形態では、ラスタイメージ生成部32が生成するラスタイメージのデータは、RGB各色256階調で表現された画像(以下、「RGB256階調画像」と呼ぶ)であるものとする。以下では、ラスタイメージ生成部32が出力する画像をRGB256階調画像G101と表すものとする。
色変換処理部33は、入力されたラスタイメージ(RGB256階調画像)をプリンタ10の色空間であるCMYK各色256階調の画像(以下、「CMYK256階調画像」と呼ぶ)に変換する。この実施形態では、色変換処理部33は、予め設定された色変換テーブルを用いた種々の補間方法で、RGB256階調画像データを、CMYK256階調画像データに変換する。なお、色変換テーブルとしては、例えば、プリンタの色再現特性を考慮して予め設定されたRGB色空間とCMYK色空間の関係を記述した3次元のルックアップテーブルを適用することができる。以下では、色変換処理部33が出力する画像(プロセスカラー画像)を、CMYK256階調画像G102と表すものとする。
総量制限画像生成手段としてのトナー総量制限部34は、色変換処理部33から入力されたCMYK256階調画像データに対して、画素ごとのトナー剤の総量(トナー剤の重なり量;以下、「トナー総量」と呼ぶ)が、所定の上限値(以下、「トナー総量上限値」と呼ぶ)を考慮した量となるように制限する処理(以下、「トナー総量制限処理」と呼ぶ)を行う。トナー総量制限部34に設定されるトナー総量制限値は、限定されないものであるが、画像形成部20による画像形成で、定着処理に支障の生じない程度の量が設定される必要がある。以下では、トナー総量制限部34が生成する画像(総量制限画像)をCMYKトナー総量制限画像G103と表すものとする。
具体的には、トナー総量制限部34は、例えば、以下の(1)〜(8)式を用いることにより、トナー総量制限処理(CMYKトナー総量制限画像G103の生成)を行うことができる。ただし、トナー総量制限部34が行うトナー総量制限処理は以下の(1)〜(8)式によるものに限定されるのではなく、種々の方式による処理に置き換えるようにしてもよい。
以下の(1)〜(8)式において、C、M、Y、Kは、それぞれCMYK256階調画像G102を構成する任意の参照画素の各成分(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の画素値である。また、以下の(1)〜(8)式において、C’、M’、Y’、K’は、それぞれ任意の参照画素の各成分についてトナー総量制限処理を行った後の画素値(CMYKトナー総量制限画像G103上の画素の画素値)である。さらに、以下の(1)〜(8)式において、Sum(C,M,Y,K)は、CMYK256階調画像データにおける任意の参照画素の各成分の画素値(C,M,Y,K)の総和である。さらにまた、以下の(1)〜(8)式において、SumMaxは、トナー総量制限部34に設定されるトナー総量上限値であるものとする。
このとき、トナー総量制限部34は、「Sum(C,M,Y,K)>SumMax」の場合、以下の(1)〜(4)式により、任意の画素について、トナー総量制限処理を行った後の画素値(C’、M’、Y’、K’)を求めることができる。また、トナー総量制限部34は、「Sum(C,M,Y,K)≦SumMax」の場合、以下の(5)〜(8)式により、任意の画素について、トナー総量制限処理を行った後の画素値(C’、M’、Y’、K’)を求めることができる。トナー総量制限部34は、CMYK256階調画像G102に基づいて、全ての画素のトナー総量制限処理後の画素値(C,M,Y,K)を求めることにより、CMYKトナー総量制限画像G103を生成する。
[Sum(C,M,Y,K)>SumMax]
C’=C−(Sum(C,M,Y,K)−SumMax)/4 …(1)
M’=M−(Sum(C,M,Y,K)−SumMax)/4 …(2)
Y’=Y−(Sum(C,M,Y,K)−SumMax)/4 …(3)
K’=K−(Sum(C,M,Y,K)−SumMax)/4 …(4)
[Sum(C,M,Y,K)≦SumMax]
C’=C …(5)
M’=M …(6)
Y’=Y …(7)
K’=K …(8)
以上のように、この実施形態のトナー総量制限部34は、CMYK256階調画像G102に基づいて、CMYKトナー総量制限画像G103を生成する。
非プロセスカラー画像生成手段としての白生成処理部35はトナー総量制限部34から入力されたCMYKトナー総量制限画像G103の各画素に対し、トナー総量上限値SumMaxを超えないように、W(白色)の画素値を決定した画像(Wの成分のみの画像)を生成する。以下では、白生成処理部35が生成する画像(非プロセスカラー画像)を、W256階調画像G104と呼ぶものとする。
なお、この実施形態の白生成処理部35は、上述の通り、印刷用紙の地色を遮蔽することを目的としたWの色の画像を生成するものとする。すなわち、白生成処理部35は、トナー総量上限値SumMaxを超えない範囲で、全画素についてより高い画素値を付与した画像をW256階調画像G104として生成する。なお、トナー総量制限部34では、W256階調画像G104に割り振る画素値を、ある程度確保するために、トナー総量上限値SumMaxを考慮して画素値を制限する処理を行っている。
具体的には例えば、白生成処理部35は、以下の(9)〜(11)式のいずれかより、W256階調画像G104の各画素の画素値を決定することができる。
[SumMax−Sum(C’,M’,Y’,K’)≦0の場合]
W=0 …(9)
[0<SumMax−Sum(C’,M’,Y’,K’)<255の場合]
W=SumMax−Sum(C’,M’,Y’,K’) …(10)
[SumMax−Sum(C’,M’,Y’,K’)≧255の場合]
W=255 …(11)
プロセスカラー2値化処理部としての2値化処理部36は、トナー総量制限部34で生成したCMYKトナー総量制限画像G103を、プリンタ10で印刷可能なCMYK各色2階調の画像に変換する。以下では、2値化処理部36が出力する画像(プロセスカラー2値化画像)を、CMYK2階調画像G105と表すものとする。2値化処理部36が、CMYKトナー総量制限画像G103の各成分を2値化してCMYK2階調画像G105を生成する方式については限定されないものであるが、この実施形態では、2値化処理部36は、ディザ法により256階調から2階調への変換を行うものとする。
誤差拡散閾値算出手段としての誤差拡散閾値算出部37は2値化処理部36で生成されたCMYK2階調画像G105に基づいて、画素ごとに誤差拡散処理部38の誤差拡散処理(詳細については後述する)に使用する閾値thを決定する。閾値thは画素毎に設定される0から254の値であり、CMYK量の総和(CMYK2階調画像G105におけるCMYKの画素値の総和)が大きくなるにつれて大きな値が設定されるものとする。具体的には、誤差拡散閾値算出部37では、以下の(12)〜(16)式のいずれかにより、画素ごとの閾値thを決定する。
なお、以下では、参照画素に係るCMYKの各色の画素値を、それぞれC’’,M’’,Y’’,K’’と表すものとする。なお、以下では、参照画素に係るCMYK量の総和(CMYK2階調画像G105におけるCMYKの画素値の総和)をSum(C’’,M’’,Y’’,K’’)と表している。
[Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)=0の場合] th=0 …(12)
[Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)=1の場合] th=63 …(13)
[Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)=2の場合] th=127 …(14)
[Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)=3の場合] th=191 …(15)
[Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)=4の場合] th=254 …(16)
非プロセスカラー2値化処理手段としての誤差拡散処理部38は白生成処理部35で生成されたW色256階調のW256階調画像G104を、W色2階調の画像に変換する。以下では、誤差拡散処理部38が出力する画像(非プロセスカラー2値化画像)を、W2階調画像G106と表すものとする。
なお、以下では、任意の参照画素の垂直方向(行)の座標を「i」、水平方向(列)の座標を「j」と表すものとする。そして、以下では、参照画素(i,j)について白生成処理部35で算出されたW256階調の画素値(参照画素に係るW256階調画像G104上の画素値)を「W(i,j)」と表すものとする。また、以下では、参照画素(i,j)について、誤差拡散閾値算出部37で算出された閾値thを、「th(i,j)」と表すものとする。さらに、以下では、参照画素(i,j)のW2階調画像G106上の画素値を「W’’(i,j)」と表すものとする。
そして、誤差拡散処理部38は、全ての画素に係る誤差量「e(i,j)」を以下の(17)、(18)式のいずれかにより求めることができる。また、このとき隣接画素から拡散された誤差を付加した、白色(W)の画素値W’(i,j)は、以下の(19)式により求めることができる。なお、以下の(19)式は、W(i,j)に対して、Floyd−Steinbergの誤差拡散パターンを用いて誤差に対する重み係数を与える計算式となっている。
[W’(i,j)<th(i,j)の場合]
e(i,j)=W’(i,j) …(17)
[W’(i,j)≧th(i,j)の場合]
e(i,j)=W’(i,j)−255 …(18)
Figure 0006109632
そして、誤差拡散処理部38は、W’(i,j)と閾値th(i,j)を比較し以下の(20)又は(21)式を用いて、W2階調画像G106上の画素値W’’(i,j)を求めることができる。
[W’(i,j)≦th(i,j)の場合] W’’(i,j)=0 …(20)
[W’(i,j)>th(i,j)の場合] W’’(i,j)=1 …(21)
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態のプリンタ10の動作を説明する。
図2は、プリンタ10の印刷動作について示したフローチャートである。
ここでは、まず、印刷データ受信部31が図示しない外部装置から印刷データを受信したものとする(S101)。
そして、ラスタイメージ生成部32により、その印刷データからラスタイメージとしてRGB256階調画像G101が生成される(S102)。
以下では、画像処理部30で処理する画像は全て、16×16画素(水平方向16画素、垂直方向16画素)の画像であるものとして説明する。
そして、色変換処理部33により、RGB256階調画像G101に対する色変換が行われ、CMYK256階調画像G102が生成される(S103)。
そして、トナー総量制限部34により、CMYK256階調画像G102に対してトナー量制限処理が施され、CMYKトナー総量制限画像G103が生成される(S104)。
なお、ここでは説明を簡易にするための例として、CMYKトナー総量制限画像G103において、全ての色成分の全ての画素の画素値が128(最大値である255の約50%相当)であったものとして説明する。すなわち、CMYKトナー総量制限画像G103において、全ての画素のSum(C’,M’,Y’,K’)が、128×4=512であったものとする。また、ここでは、例として、トナー総量上限値SumMaxは638であるものとする。
そして、白生成処理部35により、CMYK256階調画像G102に基づいて、トナー総量上限値SumMaxを考慮したW256階調画像G104が生成される(S105)。
図3は、上述の例のCMYK256階調画像G102に基づいて、白生成処理部35により生成されるW256階調画像G104について示している。図3に示すW256階調画像G104では、全ての画素の画素値が、SumMax−512=638−512=126となっている。
そして、2値化処理部36により、CMYK256階調画像G102の各色成分の2値化が行われ、CMYK2階調画像G105が生成される(S106)。
図4は、上述の例のCMYK256階調画像G102に基づいて、2値化処理部36により生成されるCMYK2階調画像G105の例について示している。図4では、CMYK2階調画像G105を構成する各画素の総和Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)を示している。
そして、誤差拡散閾値算出部37により、CMYK2階調画像G105に基づいて、画素ごとの誤差拡散処理のための閾値thが算出される(S107)。
図5は、上述の図4に示すCMYK2階調画像G105に基づいて、誤差拡散閾値算出部37が算出した各画素の閾値thについて示した説明図である。
そして、誤差拡散処理部38により、W256階調画像G104について、各画素の閾値th(i,j)に基づいた誤差拡散処理が行われ、その処理結果に基づいてW2階調画像G106が生成される(S108)。
図6は、上述の図3に示すW256階調画像G104、上述の図4に示すCMYK2階調画像G105、及び上述の図5に示す各画素の閾値thに基づいて、誤差拡散処理部38が生成するW2階調画像G106の例(各画素の画素値の例)について示した説明図である。図6に示すように、誤差拡散処理部38は、Sum(C’’,M’’,Y’’,K’’)の少ない画素にWの画素が分布するように、W2階調画像G106を生成する。
そして、画像処理部30で生成されたCMYK2階調画像G105及びW2階調画像G106に基づいて、画像形成部20により印刷用紙への印刷(トナー像の転写等)が実行される(S109)。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
プリンタ10では、誤差拡散閾値算出部37により、CMYK2階調画像G105におけるドット(画素値が1の画素)の重なり度合いに応じて、W256階調画像G104を2値化するための誤差拡散閾値を設定にしている。これにより、プリンタ10では、W2階調画像G106のドットが、CMYK2階調画像G105におけるドットの重なりの少ない部分に分布し、トナー剤が定着しないといった問題を抑制することができる。
また、プリンタ10では、トナー総量制限部34により、CMYK256階調画像G102に対して、トナー総量上限値を考慮したトナー総量制限処理を行うことにより、プロセスカラー(CMYK)による画像の劣化を抑制しつつ、W256階調画像G104に付与する画素値を確保している。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による画像形成装置及びプログラム、並びに画像形成装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。第2の実施形態では本発明の画像形成装置をプリンタに適用する場合の例について示している。
(B−1)第2の実施形態の構成
図7は、第2の実施形態のプリンタ10Aの機能的構成を示すブロック図である。
プリンタ10Aでは、画像処理部30が画像処理部30Aに置き換わっている点で第1の実施形態と異なっている。
また、第2の実施形態の画像処理部30Aでは、トナー形成量算出部39が追加され、さらに、白生成処理部35が白生成処理部35Aに置き換わっている点で、第1の実施形態と異なっている。
現像剤形成量算出手段としてのトナー形成量算出部39は、トナー総量制限部34で生成されたトナー総量制限処理後のCMYKトナー総量制限画像G103にもとづいて、各画素のトナー形成量を算出する処理を行う。以下では、任意の参照画素についてドットがn個(ただし、nは0、1、2、3、4のいずれかの値)形成される確率(発生確率)をPと表すものとする。また、以下では、任意の参照画素のCMYKに係るトナーの形成量(CMYKで重なるドットの数)をSumDot(C’,M’,Y’,K’)と表すものとする。このとき、SumDot(C’,M’,Y’,K’)は、以下の(22)式により算出することができる。そして、P〜Pは、それぞれ、以下の(23)〜(27)式により求めることができる。
また、以下の(23)〜(27)式において、ドットがn個形成されことに対する重み係数をWeightと表している。そして、Weightは、以下の(28)、(29)式を用いて求めることができる。
SumDot(C’,M’,Y’,K’)
=(0・P・Weight+1・P・Weight+2・P・Weight
+3・P・Weight+4・P・Weight)・255 …(22)
Figure 0006109632
[0<n≦SumMax/255の場合] Weight=1.0 …(28)
[SumMax/255<n≦4の場合] Weight=1.5 …(29)
そして、白生成処理部35Aは、トナー形成量算出部39で算出された画素ごとのトナー形成量SumDot(C’,M’,Y’,K’)に対して、トナー総量上限値SumMaxを超えないように、画素ごとのWの画素値(256階調の画素値)を決定し、W256階調画像G104を生成する。具体的には、白生成処理部35Aは、画素ごとのWの画素値を以下の(30)〜(32)を用いて決定することができる。
[SumMax−SumDot(C’,M’,Y’,K’)≦0の場合]
W=0 …(30)
[0<SumMax−SumDot(C’,M’,Y’,K’)<255の場合]
W= SumMax−SumDot(C’,M’,Y’,K’) …(31)
[SumMax−SumDot(C’,M’,Y’,K’)≧255の場合]
W=255 …(32)
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態のプリンタ10Aの動作を説明する。
図8は、プリンタ10Aの印刷動作について示したフローチャートである。図8では、第1の実施形態と同様の動作のステップには、上述の図2と同一のステップ番号(符号)を付している。
以下、では、プリンタ10Aの印刷動作について、第1の実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8では、ステップS104の後にステップS201が挿入され、さらに、ステップS105がステップS202に置き換えられている。
ステップS201では、トナー形成量算出部39が、CMYKトナー総量制限画像G103にもとづいて、各画素のトナー形成量SumDot(C’,M’,Y’,K’)を求め処理を行う。
そして、ステップS202では、白生成処理部35Aが、画素ごとのトナー形成量SumDot(C’,M’,Y’,K’)に基づいて、Wの画素値(256階調の画素値)を決定し、W256階調画像G104を生成する。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果を奏することができる。
プリンタ10Aでは、トナー形成量算出部39により、各画素のトナー形成量SumDotが算出されている。そして、白生成処理部35Aにより、そのトナー形成量SumDotに基づいたW256階調画像G104が算出されている。これにより、プリンタ10Aでは、印刷レベルでのトナー総量上限値を考慮したWトナー量の算出が可能になり、第1の実施形態と比較して、CMYKトナー総量の多い部分において色材が定着しないといった問題をより回避することができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の各実施形態では、非プロセスカラーの現像剤として、ホワイト(白色)のトナー剤を用いる例について説明したが、クリア色(透明色)等、他の色のトナー像を非プロセスカラーのトナー像として用いるようにしてもよい。なお、プロセスカラー(CMYK)のトナー像の表面をコーティングする目的で、クリア素材のトナー像を転写する場合には、プリンタの画像形成部は、プロセスカラー(CMYK)のトナー像の上に、クリア色のトナー像を転写する必要がある。
また、上記の各実施形態では、プリンタで用いる媒体として印刷用紙(普通紙)を用いる例について説明したが、他の媒体としてもよい。例えば、媒体として、OHPフィルム、転写紙等の他の種類の媒体も適用することができる。転写紙とは、例えば、Tシャツ等の衣類に、画像を転写するための媒体として用いられるものである。トナーが転写された転写紙の印刷面を衣類に当てて、当該転写紙の裏面(印刷面と反対の面)からアイロン等により加熱・加圧することにより、当該衣類に転写紙の画像を転写させることができる。なお、プリンタで用いる媒体が上述の転写紙である場合、プリンタの画像処理部は、プロセスカラー(CMYK)のトナー像の上に、非プロセスカラー(W)のトナー像を転写することが望ましい。これは、転写紙が衣類に転写された後に、非プロセスカラー(W)のトナー像を、衣類の地の色を遮蔽する色材として機能させるためである。
(C−2)上記の各実施形態では、本発明の画像形成装置をプリンタに適用する例について説明したが、本発明の画像形成装置を適用する装置はこれに限定されないものである。例えば、本発明の画像形成装置を、カラー複写機、ファクシミリ装置等の種々の画像形成装置に適用するようにしてもよい。
(C−3)上記の各実施形態のプリンタでは、トナー総量制限部を設けて、トナー総量制限処理を行った、CMYK256階調画像G102を生成しているが、トナー総量制限処理については省略するようにしてもよい。
10…プリンタ、30…画像処理部、31…印刷データ受信部、32…ラスタイメージ生成部、33…色変換処理部、34…トナー総量制限部、35…白生成処理部、36…2値化処理部、37…誤差拡散閾値算出部、38…誤差拡散処理部、20…画像形成部、21C、21M、21Y、21K、21W…画像形成ユニット。

Claims (4)

  1. プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置において、
    プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、
    前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、
    前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と
    前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段とを備え、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、
    前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段をさらに備え、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記誤差拡散閾値算出手段は、前記プロセスカラー2値化画像において、現像剤の総量の多い画素ほど、大きな誤差拡散閾値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置に搭載されたコンピュータを、
    プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、
    前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、
    前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と
    前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段として機能させ、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、
    前記コンピュータを、前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段としてさらに機能させ、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成プログラム。
  4. プロセスカラーの現像剤と、非プロセスカラーの現像剤とを用いて、媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段に供給する画像データを生成処理する画像処理装置とを備える画像形成装置において、
    前記画像処理装置は、
    プロセスカラーの色空間のプロセスカラー画像に基づき、前記画像形成手段で1つの画素に重ねて形成することが可能な現像剤の総量である現像剤総量上限値を考慮して、前記非プロセスカラーの色空間の非プロセスカラー画像を生成する非プロセスカラー画像生成手段と、
    前記プロセスカラー画像の各色成分の画素値について2値化したプロセスカラー2値化画像を生成するプロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像に基づいて、画素ごとに前記非プロセスカラー画像を誤差拡散処理するための誤差拡散閾値を算出する誤差拡散閾値算出手段と、
    前記非プロセスカラー画像を、前記誤差拡散閾値算出手段が算出した画素ごとの誤差拡散閾値に基づいて2値化して、非プロセスカラー2値化画像を生成する非プロセスカラー2値化処理手段と、
    前記プロセスカラー2値化画像及び前記非プロセスカラー2値化画像のデータを、前記画像形成手段に供給するための画像データとして出力する出力手段と
    前記プロセスカラー画像を構成する各画素の画素値について、前記現像剤総量上限値を考慮した画素値に制限した総量制限画像を生成する総量制限画像生成手段とを備え、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記総量制限画像に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成し、
    前記総量制限画像の各画素について、当該画素に形成されるプロセスカラーのドット数の発生確率に基づいて、当該画素に形成されるプロセスカラーに係る現像剤総量を算出する現像剤形成量算出手段をさらに備え、
    前記非プロセスカラー画像生成手段は、前記現像剤形成量算出手段が算出した画素ごとのプロセスカラーに係る現像剤総量に基づいて、前記非プロセスカラー画像を生成する
    ことを特徴とする画像形成装置
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