JP6109480B2 - 引戸のドアガード機構 - Google Patents
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Description
用心鎖は、玄関枠に繋がれた鎖と、この鎖を引戸の内面側に脱着自在に留めておくためのガイドレールとを有し、このガイドレールを介して引戸に鎖を留めておくことで引戸の不意な開放を制限する装置である。
このドアチェーンリリース100は、内部に磁石102aを有する電磁開放式のアクチュエータ102と、ドアチェーン101とで構成されている。また、このドアチェーンリリース100はドアチェーン101の支持部101aに設けられ、ナンバー錠の操作によってドアチェーンリリース100が作動すると、支持部101に設けられたアクチュエータ102が支持部101を開放し、ドアチェーン101が支持部101から脱落する構造になっている(特許文献1)。
この防犯錠200は、引戸201側に棒状部材202を設けると共にこの棒状部材202を引戸201の上枠に対して進退自在とし、さらに上枠側に引戸201の開閉方向に延びるガイド孔203を形成しておき、このガイド孔203に引戸の棒状部材202を挿入することで、ガイド孔203の長さに相当する分だけ引戸の開閉を可能にしている。
また、特許文献2に示す防犯錠は、ドアガードとしての機能を有するものの、非常時における外部からの解錠について何ら考慮されておらず改善の余地がある。
引戸を所定の開閉範囲において開閉可能に施錠する引戸のドアガード機構であって、
施解錠操作に連動して上下するロッドと、
施錠時に前記ロッドの端部が進入すると共に前記引戸の開閉動作に追従した前記ロッドのスライドを許容する長穴を備えた錠受け部材と、
前記引戸内に内蔵固定されると共に前記ロッドを前記錠受け部材の長孔から引き抜く方向に操作可能な解錠装置と、
を有することを特徴とする。
また、引戸の内部に解錠装置が設けられ、引戸の外側からドアガード機能を解錠できる。
前記リンクは、前記解錠装置による手動の解錠操作によって直接操作可能であってもよい。
前記ロッドの頭部は、ロッドの他の部位に比べて径大に形成され、
前記錠受け部材に設けられる長孔は、前記引戸の閉じた位置に対応して設けられると共にこの位置のみで前記ロッドの頭部を受け入れるロッド挿通孔と、
このロッド挿通孔から前記引戸の開く方向に延設されると共に前記ロッドの頭部を除く細径部分のみをスライド自在に受け入れるスライド孔と、
を有する構成であってもよい。
このように施解錠操作を引戸の閉じた位置のみで行えるようにすることで、各操作の共通化を図り、また、ドアガードの解錠操作において、引戸を一旦閉じる操作を加えることで操作の手違いによる不用意な解錠を防止する。
前記ロッドは、この施錠穴に対して進退自在に設けられ、
前記施錠孔は、施錠穴に対するロッドの進入に伴ってロッドを拘束する構成でもよい。
この構成では、引戸の閉じた位置に対応しているロッド挿通孔の同軸上に施錠孔を有するため、引戸を閉じてロッドを操作すれば、解錠、施錠、ドアガード機能の何れかに選択的に切り換えることができる。
(第1の実施態様)
図1は、本発明に係るドアガード機構の第1の実施態様の全体構造を示す図である。
ドア本体は、図中、矢印方向(左方)に開く引戸1であり、本実施の形態では上枠2に吊り車を介して引戸1が設けられている。また、上枠2には、本発明に係るドアガード機構10の他、引戸1を自動的に閉じるための自動閉鎖機構3が収められている。自動閉鎖機構3は、引戸1を閉じる側に引き戻すためのバネ駆動装置や、引戸の閉まる速度を調整するための制動装置等で構成されている。
なお、この自動閉鎖機構3は周知技術につき、その詳細説明は省略する。
この施解錠装置21は、引戸1に内蔵されており、キーシリンダ23、サムターン、及びリンク機構24等で構成され、キーシリンダ23に挿入された鍵やサムターンを回すと、その施解錠操作がリンク機構24に直接伝わり、リンク機構24内のカム24a(図5)が回転してロッド22の端部を押し上げたり、引き下げたりする仕組みになっている。
リンク機構24は、このリンク機構24内に回転自在に保持されたカム24aと、このカム24aを所定角度で保持するためのバネ24bと、カム24aの端部に係合したL字型のアーム24cと、このアーム24cを案内するためのガイドピン24d等で構成されている。そして、アーム24cの先端にロッド22の下端が連結されている。
なお、主施解錠用の鍵装置とは、通常の施錠、解錠に使用される鍵装置である。
また、この状態からカム24aを右回り(図中矢印R方向)に戻すとアーム24cが下がり、ロッド22も引き下げられる(図5(b)参照)。
このためカム24aは、外部からの操作によって中立点を乗り越えると図5中、左回りに回りきった位置、又は図5中、右回りに回りきった位置との何れかに付勢されて、その角度を維持する。
また、ロッド22の全長は、上記リンク機構24のアーム24cによってその下端が持ち上げられた状態でロッド22の先端が引戸1の上縁1aから僅かに突出する程度の長さに設定されている。
なお、図4は、図1〜図3の模式図に倣い具体化した錠受けブラケット31の一例である。外側の形状等、一部、図1〜3の模式図と異なるが各孔31b、31cの位置関係は図1〜図3の模式図に示す錠受けブラケット31と共通である。
つまり、スライド孔31cにロッド22の端部が係合してスライド孔31c内をスライドすることで、引戸1はこのスライド孔31cの長さ分だけ開閉可能に施錠される。
また、ロッド22は、引戸1の外側に設けられた施解錠装置21を介して直接操作できるため、ドアチェーンを引戸側の引っ掛ける等の煩わしい操作を伴うことなく、施解錠装置21を操作するのみで簡単にドアガード機構10を引戸1の外側から解錠できる。
また、施解錠操作を引戸1の閉じた位置のみで行えるようにすることで、各操作の共通化を図っている。また、施錠操作及び解錠操作に合わせてロッド22の操作量を多段に設定することで、その操作性を更に良好なものとしている。
なお、第2の実施態様は、第1の実施態様のドアガード機構10に施錠機能を追加した態様である。このため主要部分は第1の実施態様とほぼ同じ構造であり、以下では相違する部分を中心に説明する。また、同一部分には同一符号を付して説明する。
図7は、第2の実施態様の全体構造図である。
ドア本体は、第1の実施態様と同様に図中左方(戸先側)に開く引戸1であり、引戸側に操作系部分20が組み込まれ、引戸1の上枠2内に錠受け部分30が組み込まれている。
操作系部分20の相違点としては、施解錠装置21に組み込まれたリンク機構24が一部異なる構造並びに機能を有する。
リンク機構24は、第1実施態様と同様、キーシリンダ23やサムターンの回転軸24eに連結されたカム24aと、カム24aを所定角で保持するためのバネ24b、カム24aの端部に係合したL字型のアーム24c、このアーム24cを案内するためのガイドピン24d等で構成され、アーム24cの先端11aにロッド22の下端が連結されている。
錠受け部分30の相違点としては、錠受けブラケット31の構造並びに機能が一部異なっている。
まず、図8及び図11(b)に示すように、引戸1を閉じて施解錠装置21をドアガードポジションに操作するとロッド22が一段階持ち上げられ(図8中矢印Y1)、ロッド22の頭部22aがロッド挿通孔31bを通り、錠受けブラケット31内に進入する。
また、この状態で引戸1を開くと、引戸1の移動に伴ってロッド22の細径部分22bがスライド孔31cに進入し、このスライド孔31cの始端から終端にかけてロッド22がスライド可能になる(図8中矢印X参照)。
このように第2の実施態様では、ドアガード機能に加えて施錠機能を付加する共に、施解錠装置21によって各機能を段階的に切り替え可能に構成している。
すなわち、ロッド22を一段持ち上げた状態では、ロッド頭部22aの細径部分22bのみがロッド挿通孔31b並びにスライド孔31cに達し、続く2段目ではロッド22の太い部分がロッド挿通孔31bに填り込んで施錠される。
1a 引戸の上縁
2 引戸の上枠
3 自動閉鎖機構
10 ドアガード機構
20 操作系部分
21 施解錠装置
22 ロッド
22a ロッドの頭部
22b ロッドの細径部分
23 キーシリンダ
24 リンク機構
24a カム
24b バネ
24c アーム
24d ガイドピン
24e 回転軸
24f 凹部
30 錠受け部分
31 錠受けブラケット
31a 長孔
31b ロッド挿通孔
31c スライド孔
31d 施錠孔
32 ビス
100 ドアチェーンリリース
101 ドアチェーン
101 ドアチェーンの支持部
102 電磁開放式アクチュエータ
200 防犯錠
201 引戸
202 棒状部材
203 ガイド孔
Claims (9)
- 引戸を所定の開閉範囲において開閉可能に施錠する引戸のドアガード機構であって、
施解錠操作に連動するロッドと、
施錠時に、前記ロッドの端部が進入すると共に前記引戸の開閉動作に追従した前記ロッドのスライドを許容する長孔を備えた錠受け部材と、
前記引戸内に内蔵固定されると共に、前記ロッドを前記錠受け部材の長孔から引き抜く方向に操作可能な解錠装置と、
を有し、
前記引戸の内部に主施解錠用の鍵装置が設けられ、前記解錠装置は、その主施解錠に用いる鍵によって引戸の外側から操作可能であることを特徴とする引戸のドアガード機構。 - 前記解錠装置は、リンクを介して前記ロッドに連結され、
前記リンクは、前記解錠装置による手動の解錠操作によって直接操作可能であることを特徴とする請求項1に記載の引戸のドアガード機構。 - 前記錠受け部材の長孔に対してロッドを挿入する方向に操作可能な施錠装置を有し、
前記ロッドの頭部は、ロッドの他の部位に比べて径大に形成され、
前記錠受け部材に設けられる長孔は、前記引戸の閉じた位置に対応して設けられると共に、この位置のみで前記ロッドの頭部を受け入れるロッド挿通孔と、
このロッド挿通孔から前記引戸の開く方向に延設されると共に、前記ロッドの頭部を除く細径部分のみをスライド自在に受け入れるスライド孔と、
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の引戸のドアガード機構。 - 前記錠受け部材は、錠受け部材の長孔内におけるロッドのスライドを阻止する施錠孔を有し、
前記ロッドは、施錠孔に対して進退自在に設けられ、
前記施錠孔は、施錠孔に対するロッドの進入に伴ってロッドを拘束することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の引戸のドアガード機構。 - 前記施錠孔は、前記ロッド挿通孔に対してその同軸上に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の引戸のドアガード機構。
- 前記ロッドの操作量が、前記各孔に対応して多段に設定されていることを特徴とする請求項3〜5の何れかに記載の引戸のドアガード機構。
- 前記リンク内にはカムが設けられ、このカムは、引戸の外側に設けられたキーシリンダ、及び引戸の室内側に設けられたサムターンの双方に、回転軸を介して機械的に連結されている請求項2に記載の引戸のドアガード機構。
- 前記キーシリンダに対応した鍵により引戸の外側からロッドを操作可能である請求項7に記載の引戸のドアガード機構。
- 前記リンク内に設けられたカムを回転させると、このカムの動きに追従して、前記ロッドに固定されたアームが、ガイドピンによって案内されて前記リンクの前記錠受け部材の方向にスライドし、かつ、前記カムを所定角で保持するバネにより前記カムの角度が保持され、前記アームは、前記ロッドが前記錠受け部材の方向に移動した状態を維持する請求項7に記載の引戸のドアガード機構。
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